JP2006218645A - サーマルヘッド - Google Patents

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Abstract

【課題】 サーマルヘッドチップと駆動IC、回路基板等との配線が容易であり、かつ配線、配線等を保護する部材によるヘッド表面への膨出が少ないサーマルヘッドを得ること。
【解決手段】各個別電極部16aおよび共通電極部17aを基板11の縁部に臨ませて該縁部に沿って所定間隔で設け、駆動IC22を、制御電極部22a、給電電極部22bがプリント基板21の縁部に位置するように実装し、個別電極部16aと対応する制御電極部22a、共通電極部17aと対応する給電電極部22bを互いに近接させ、かつ同一平面上に位置するように配置された状態でボールボンディングによるボンディング部23によって接続した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば熱転写型プリンタに搭載されるサーマルヘッドに関する。
サーマルヘッドは、放熱性に優れた基板上に、例えばガラス等の高断熱材料からなるグレーズ層と、通電により発熱する複数の発熱抵抗体と、全発熱抵抗体に共通に接続した共通導体と、各発熱抵抗体に個別に接続した複数の個別導体とを備え、共通導体及び個別導体を介して通電して発熱させた発熱抵抗体をインクリボンまたは印刷媒体(感熱紙)に圧接することで印刷動作する。
従来のサーマルヘッドは、発熱抵抗体、共通導体、個別導体とをサーマルヘッド基板上に備えたサーマルヘッドチップと、サーマルヘッドチップの基板とは別個の基板上に駆動ICを備えた回路基板とを有し、サーマルヘッドチップの各個別導体と対応する駆動ICの各制御電極とをワイヤボンディングによって接続していた(特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4)。さらに個別導体、制御電極およびワイヤーを封止樹脂等によりモールドしていた。
従来のサーマルヘッドの断面図を図11に示した。サーマルヘッド基板111の一方の端部近傍表面に発熱抵抗体113が形成され、サーマルヘッド基板111の他方の端部近傍表面に個別導体の個別電極(ボンディングパッド)115が形成されている。一方、駆動IC123はプリント基板121上に実装されている。
これらのサーマルヘッド基板111およびプリント基板121が、個別電極115と駆動IC123とを接近させた状態で取付板131上に固定される。そうして、個別電極115と駆動IC123の出力側の電極123aとが、ワイヤーボンディングによるワイヤー125によって接続される。駆動IC123の入力側の電極123bとプリント基板121上の所定のリードとが、ワイヤーボンディングによるワイヤー127によって接続される。その後、個別電極115、ワイヤー125、駆動IC123およびワイヤー127などの導体を覆うように溶融した樹脂が乗せられ、この樹脂が固まって封止樹脂129となり、以上の部材を絶縁保護していた。
実開平02−056639号公報 特開平11−20216号公報 特開2002−264377号公報 特開平4−363262号公報
しかしながら従来のサーマルヘッドの構造では、個別電極115と駆動IC123の電極123aとを接続するワイヤー125がサーマルヘッド表面から浮き上がる方向に弧を描いて掛渡され、さらにこのワイヤー125等を絶縁、保護する封止樹脂129等がサーマルヘッドの表面からさらに盛り上がっていた。そのため、サーマルヘッドとプラテンローラとの間を通る紙40、または印刷リボン等が封止樹脂に接触するのを避けるため、紙を封止樹脂から離反する方向に反らせるなどの回避手段を必要としていた。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、サーマルヘッドチップと駆動IC、回路基板等との配線が容易であり、かつ配線、配線等を保護する部材によるヘッド表面への膨出が少ないサーマルヘッドを得ることを目的とする。
この課題を解決する本発明は、多数の発熱抵抗体と、各発熱抵抗体に通電するための電極とを備えたサーマルヘッド基板と、前記各発熱抵抗体の電極と導通する電極を備え、これらの電極を介して前記各発熱抵抗体に通電する駆動手段を備えた駆動基板とを備え、前記各電極はサーマルヘッド基板の縁部近傍または縁部に臨ませて設けられ、前記駆動基板の電極は前記駆動基板の縁部近傍または縁部に望ませて設けられ、前記サーマルヘッド基板の電極と対応する前記駆動基板の電極とが近接するように配置され、かつ各対応する電極と電極とがボールボンディングによって接続されていること、に特徴を有する。
より実際的には、前記サーマルヘッド基板は、列状に配置された、通電により発熱する複数の発熱抵抗体と、各隣り合う一対の発熱抵抗体を接続するコンタクト導体と、各コンタクト導体を介して一対の発熱抵抗体に通電する個別電極および共通電極とを備え、前記駆動基板は、前記サーマルヘッド基板の個別電極と接続される制御電極および前記サーマルヘッド基板の共通電極と接続される給電電極と、これらの電極を介して前記各一対の発熱抵抗体を個別選択的に通電する駆動手段とを備えた折り返し構造であって、前記各個別電極または共通電極は前記サーマルヘッド基板の縁部近傍または縁部に臨ませて該縁部に沿って所定間隔で設けられた個別電極部または共通電極部を備え、前記駆動基板の電極は前記駆動基板の縁部近傍または縁部に臨ませて該縁部に沿って所定間隔で設けられ、前記サーマルヘッド基板の各個別電極部および共通電極部と対応する前記駆動基板の各制御電極および給電電極とが近接するように配置され、かつ各対応する電極部と電極とがボールボンディングによって接続される。
別の実施形態は、前記サーマルヘッド基板は、列状に配置された、通電により発熱する複数の発熱抵抗体と、隣り合う一対の発熱抵抗体を接続する複数のコンタクト導体と、各コンタクト導体を介して一対の発熱抵抗体を通電する複数の個別電極と共通電極と、前記複数の発熱抵抗体の配列方向に延びて前記個別電極を絶縁状態で横切り、前記複数の共通電極に共通に接続し、同配列方向の両端の共通電極から給電されるコモンラインとを有する折り返し構造であって、前記駆動基板は、前記サーマルヘッド基板の前記個別電極と接続される制御電極および前記サーマルヘッド基板の両端の共通電極と接続される給電電極と、これらの電極を介して前記各一対の発熱抵抗体を個別選択的に通電する駆動手段とを備え、前記各個別電極は前記サーマルヘッド基板の縁部近傍または縁部に臨ませて該縁部に沿って所定間隔で設けられた個別電極部を、前記コモンラインの両端の共通電極は前記個別電極の両外側位置において前記サーマルヘッド基板の縁部近傍または縁部に臨ませて設けられた共通電極部を備え、前記駆動基板の各個別電極および共通電極は前記サーマルヘッド基板の各個別電極および両端の共通電極と対応する配列で、前記駆動基板の縁部近傍または縁部に臨ませて設けられ、前記サーマルヘッド基板の各個別電極部および共通電極部と対応する前記駆動基板の各制御電極および給電電極が近接するように配置され、かつ各対応する個別電極部と制御電極、共通電極部と給電電極とがボールボンディングによって接続されている。折り返し構造のサーマルヘッドにおいて、共通電極数を少なくし、ボールボンディング工程を少なくできる。
さらに別の実施形態では、前記サーマルヘッド基板は、列状に配置された、通電により発熱する複数の発熱抵抗体と、各発熱抵抗体の一方の端部と接続された個別電極と、各複数の発熱抵抗体の他方の端部と接続された各発熱抵抗体を接続し、複数の発熱抵抗体の配列方向に延びて、同配列方向の両端から給電される共通電極とを有し、
前記駆動基板は、前記サーマルヘッド基板の前記個別電極と接続される制御電極および前記サーマルヘッド基板の両端の共通電極と接続される給電電極と、これらの電極を介して前記各一対の発熱抵抗体を個別選択的に通電する駆動手段とを備え、前記各個別電極は前記サーマルヘッド基板の縁部近傍または縁部に臨ませて該縁部に沿って所定間隔で設けられた個別電極部を、前記両端の共通電極は前記個別電極の両外側位置において前記サーマルヘッド基板の縁部近傍または縁部に臨ませて設けられた共通電極部を備え、前記駆動基板の各個別電極および共通電極は前記サーマルヘッド基板の各個別電極部および両端の共通電極部と対応する配列で、前記駆動基板の縁部近傍または縁部に臨ませて設けられ、前記サーマルヘッド基板の各個別電極部および共通電極部と対応する前記駆動基板の各制御電極および給電電極が近接するように配置され、かつ各対応する個別電極部と制御電極、共通電極部と給電電極とがボールボンディングによって接続される。共通電極数を少なくし、ボールボンディング工程を少なくできる。
前記駆動基板は、駆動手段としての駆動ICと該駆動ICが実装されたプリント基板を備え、前記制御電極および給電電極は駆動ICのパッケージ表面に形成されていて、該駆動ICが、前記制御電極および給電電極がプリント基板の縁部に臨むように実装されている。駆動ICがサーマルヘッド基板に近接するので、駆動基板が小さくなり、サーマルヘッドを小型化できる。
前記駆動基板は、駆動手段としての駆動ICと該駆動ICが実装されたプリント基板を備え、前記制御電極および給電電極は前記プリント基板表面に形成されていて、該制御電極および給電電極がプリント配線によって前記駆動手段の各対応電極に接続されているので、電極の形成が容易であり、プリント基板に装着する駆動ICのレイアウトの自由度が高くなる。
前記サーマルヘッド基板は、前記個別電極および共通電極が少なくとも前記各個別電極部および共通電極部を除いて保護層が形成されていて、該保護層が形成されていない各電極部と、前記駆動基板の制御電極、給電電極を含む領域が絶縁樹脂によって封止される。従来の構造の制御電極および給電電極としても、封止樹脂の膨出を低くできる。
前記サーマルヘッド基板の各電極部の表面および前記駆動基板側の各電極の表面は略同一平面上に位置させることが好ましい。電極部、電極間の段差が無くなり、ボールボンディングが容易になる。
さらに別の実施例では、前記駆動ICは、前記制御電極および給電電極が形成されたパッケージ表面がプリント基板と直交する方向にかつプリント基板の端面と同一平面上に位置するようにプリント基板に実装され、かつ前記給電電極とプリント基板の端面に形成されたプリント配線とがボールボンディングによってボンディングされていて、該プリント基板が前記サーマルヘッド基板に対して直交する方向に、かつ前記制御電極および給電電極が前記サーマルヘッド基板の個別電極部および共通電極と部が同一平面上に位置するように配置され、ボールボンディングによって接続される。サーマルヘッド基板に対してプリント基板が直交方向に配置されているので、サーマルヘッドの長さを短くできる。
上記実施例において、前記駆動ICを、プリント基板の縁部が突出する位置にプリント基板に実装し、かつ前記給電電極と前記突出したプリント基板の表面のプリント配線とをボールボンディングによって接続してもよい。プリント基板におけるプリント配線の形成およびボールボンディングが容易である。
前記個別電極および共通電極は保護層に覆われ、前記サーマルヘッド基板の端面から前記個別電極部および共通電極部の端面が露出していて、該露出した個別電極部の端面および共通電極部の端面と、前記駆動基板の制御電極および給電電極がボールボンディングによって接続される。個別電極部の端面および共通電極を保護層から露出される工程が不要になる。
この場合、さらに該保護層の端部を角取り研削して前記個別電極部および共通電極部の端部も斜めに研削すれば、個別電極部および共通電極部の露出面先が増えて、ボールボンディングによる接続がより強固になる。
本発明によれば、サーマルヘッド基板の電極と駆動基板の電極とをボールボンディングだけで接続することが可能になり、作業効率の向上および接続部の盛り上がり、膨出を防止することができる。
図1は、本発明の第1実施形態であるサーマルヘッド(保護層を除く状態)の平面図であり、図2は、同サーマルヘッドの断面図である。サーマルヘッドは、図1の上下方向に所定間隔で列状に配置された複数の印刷ドット部Dを備え、各印刷ドット部Dの熱を感熱紙またはインクリボンに与えることで印刷動作する。
サーマルヘッドチップは、Siやセラミック材料、金属材料等からなる放熱性に優れた基板11上に例えばガラス等の断熱材料からなる保温層12を有し、この保温層12の上に、図1の左右方向に微小間隔をあけて一列に配置された複数の発熱抵抗体13(13a、13b)を備えている。各発熱抵抗体13a、13bは、Ta2N又はTa-SiO2等のサーメット材料を用いて保温層12の上に全面的に形成された抵抗体層13′の一部であり、発熱抵抗体13a、13bとなる表面が絶縁バリア層14により覆われている。絶縁バリア層14は、例えばSiO2、SiON、SiAlON等の絶縁材料により形成されていて、各発熱抵抗体13の平面的な大きさ(長さ寸法および幅寸法)を規定している。本実施形態では、隣接する一対の発熱抵抗体13a、13bにより1つの印刷ドット部Dが形成される。
隣接する各一対の発熱抵抗体13a、13bは、互いの抵抗長方向の一端部が平面U字形状のコンタクト導体15により接続されている。一方の発熱抵抗体13aの抵抗長方向の他端部には個別電極16が接続され、他方の発熱抵抗体13bの他端部には共通電極17が接続されている。隣り合う発熱抵抗体13b、13bの他端部に接続された共通電極17は途中で一体となり、略Y字形を成している。この個別電極16と共通電極17は、印刷ドット部D(発熱抵抗体13)の配列方向に特定の規則性を持って整列されている。
個別電極16は、各印刷ドット部D毎に設けられていて、各発熱抵抗体13aの通電方向(図1の上下方向)に長く形成されている。個別電極16は、発熱抵抗体13a側とは反対側の端部が、基板11および保温層12の縁部まで形成されている。共通電極17は、発熱抵抗体13b側とは反対側の端部が、基板11および保温層12の縁部まで形成されている。図1では省略してあるが、個別電極16、共通電極17の端部を除いて、個別電極16、共通電極17を覆う耐磨耗保護層18が形成され、耐摩耗保護層18に覆われていない個別電極16、共通電極17の端部領域がそれぞれ、ボンディングされる個別電極部16a、共通電極部17aを形成している。
個別、共通電極部16a、17aの形成方法としては、例えば次の方法がある。耐摩耗保護層18を形成する前に、個別、共通電極部16a、17aとなる領域に例えばマスキングテープを貼る。そうして、耐摩耗保護層18を形成した後にマスキングテープを剥がすと、マスキングテープを貼っていた部分には耐摩耗保護層18が形成されておらず、個別、共通電極部16a、17aが露出する。
駆動IC22は、基板11とは別体のプリント基板21上に実装されている。そして駆動IC22のパッケージ表面(電極面)の長手方向一方の縁部には、多数の制御電極部22aおよび給電電極部22bが、サーマルヘッドチップ10側の個別電極部16aおよび共通電極部17aの配置に合わせて配置されている。そうして駆動IC22は、制御、給電電極部22a、22bがプリント基板21の端部に位置するようにプリント基板21に実装されている。
駆動IC22は、各制御電極部22aから各個別電極部16aへの通電/非通電を選択的に切り替える複数のスイッチング素子(駆動IC)を備え、さらに外部のプリント制御手段からの信号を入力する複数の入力電極部22c、給電端子等を有している。なお、給電電極部22bは、図示しないが、駆動IC22のパッケージ内において共通ラインに接続され、電源から給電を受ける給電端子に共通ラインを介して接続されている。
基板11とプリント基板21は、各個別電極部16a、共通電極部17aと対応する制御電極部22a、給電電極部22bが近接するように取り付け基板31上に固定される。そうして各個別電極部16aと制御電極部22a、共通電極部17aと給電電極部22bがそれぞれ、ボールボンディング装置によって圧接(押圧または溶融)されて薄く延びたボンディング部23によって接続(ボンディング)されている。ボールボンディングには通常、Auが使用される。
各電極部16a、17aと電極部22a、22bとのボールボンディングが終了すると、露出したボンディング部23、駆動IC22およびその周辺部に封止用の合成樹脂が滴下される。この合成樹脂が固化して封止樹脂24を形成し、この封止樹脂24によって露出したボンディング部23、駆動IC22およびこれらの周辺部が封止(モールド)される。
このように第1実施形態では、サーマルヘッドチップ10側の電極部16a、17aと駆動回路側の電極部22a、22bとをボールボンディングによる偏平なボンディング部23によって接続されているので、封止樹脂24の厚さ、高さを抑えることが可能になり、電極部16a、17aおよび電極部22a、22bからの突出高が低く抑えられる。しかも、発熱抵抗体13からプリント基板21までの長さ、サーマルヘッドチップ10から駆動IC22までの長さが短いので、サーマルヘッドを小型化できる。
次に、本発明の第2実施形態について、図3を参照して説明する。このサーマルヘッドチップは、基板211上に形成された保温層212の上に、図3の左右方向に微小間隔をあけて一列に配置された複数の発熱抵抗体213を備えている。発熱抵抗体213の表面は絶縁バリア層214により覆われている。各発熱抵抗体213の一方の端部には個別電極216が接続され、各発熱抵抗体213の他方の端部には共通電極217が接続されている。
個別電極216は、基板211の縁部まで延びていて、縁部近傍部分が個別電極部216aを形成している。共通電極217は、発熱抵抗体213の配列方向に延びて発熱抵抗体213の外側まで延び、その両端部から発熱抵抗体213および個別電極216に沿って基板211の縁部まで延びた部分を備えている。そうして、基板211の縁部まで延びた部分の端部が共通電極部217aを形成している。
駆動IC222は、基板211とは別体のプリント基板221上に実装されている。そして駆動IC222のパッケージ表面の一方の縁部には、制御電極部222aおよび給電電極部222bが、サーマルヘッドチップ210側の個別電極部216aおよび共通電極部217aの配置に合わせて配置されている。そうして駆動IC221は、制御電極部222aおよび給電電極部222bがプリント基板221の端部に位置するようにプリント基板221に実装されている。
駆動IC222は、各制御電極部222aから各個別電極部216aへの通電/非通電を選択的に切り替える複数のスイッチング素子(駆動IC)を備え、さらに外部のプリント制御手段からの信号を入力する複数の入力電極部222c、給電端子等を有している。給電電極部222bは、図示しないが、駆動IC222のパッケージ内において共通ラインに接続され、共通ラインを介して電源から給電を受ける給電端子に接続されている。
基板211とプリント基板221は、各個別電極部216a、共通電極部217aと対応する制御電極部222a、給電電極部222bが近接するように取り付け基板上に固定される。そうして各個別電極部216aと制御電極部222a、共通電極部217aと給電電極部222bがそれぞれ、ボールボンディング装置によって圧接(押圧または溶融)され、偏平に延びたボンディング部223によって接続されている。
この第2実施形態におけるボンディング部223およびその周辺の形状は、図2に示した実施形態と同様である。つまり、ボンディング部223は圧接(押圧または溶融)により薄くのばされていてその厚さが薄いので、ボンディング部223周辺、駆動IC222、回路基板221等を封入する封入樹脂の膨出も少ない。
次に、本発明の第3実施形態について、図4を参照して説明する。第3実施形態は、第1実施形態において、共通電極部を2個の共通電極部にまとめた構造である。
第3実施形態のサーマルヘッドチップは、基板11上の保温層12の上に、図4の左右方向に微小間隔をあけて一列に配置された複数の発熱抵抗体13(13a、13b)を備えている。各発熱抵抗体13a、13bは、保温層12の上に全面的に形成された抵抗体層13′の一部であり、発熱抵抗体13a、13bとなる表面が絶縁バリア層14により覆われている。
隣接する各一対の発熱抵抗体13a、13bは、互いの抵抗長方向の一端部が平面U字形状のコンタクト導体15により接続されている。一方の発熱抵抗体13aの抵抗長方向の他端部には個別電極16が接続され、他方の発熱抵抗体13bの他端部には共通電極17が接続されている。個別電極16は、発熱抵抗体13a側とは反対側の端部が、基板11および保温層12の縁部まで形成されている。
隣り合う発熱抵抗体13b、13bの他端部に接続された共通電極17は途中で一体となり、略Y字形を成している。この共通電極17は、発熱抵抗体13と基板11および保温層12の縁部との間において、個別電極16を絶縁状態で横切って両端の個別電極16の外方まで延びるコモンライン317に接続されている。コモンライン317は、両端の個別電極16の外方に延びた部分が基板11の縁部方向に縁部まで延びていて、この両縁部近傍部が、共通電極部317aとされている。個別電極16とコモンライン317とは、その交差部において、間に少なくとも絶縁層である例えばSiO2層などを介して積層されている。
一方、プリント基板321に実装された駆動IC322のパッケージ表面には、長手方向一方の縁部に、多数の制御電極部322aおよび2個の給電電極部322bが、サーマルヘッドチップ側の各個別電極部16aおよび2個の共通電極部317aの配置に合わせて配置されている。駆動IC322の他の基本構成は、駆動IC22と同様である。
基板311とプリント基板321は、各個別電極部16a、2個の共通電極部317aと、対応する制御電極部322a、給電電極部322bが近接するように取り付け基板上に固定される。そうして各個別電極部16aと制御電極部322a、共通電極部317aと給電電極部322bがそれぞれ、ボールボンディング装置によって溶着されたボンディング部23によって接続されている。
さらに、各電極部16a、317aと電極部322a、322bとのボールボンディングが終了すると、露出したボンディング部23、駆動IC22およびこれらの周辺部に封止用の合成樹脂が滴下される。この合成樹脂が固化して封止樹脂24を形成し、この封止樹脂24によって露出したボンディング部23、駆動IC22およびこれらの周辺部が封止(モールド)される。
この第3実施形態は、第1実施形態に比して、共通電極部317、給電電極部322bの数が少ないので、ボールボンディング回数が少なく、製造効率が向上する。
なお、図4に示したサーマルヘッドチップ、プリント基板321および駆動IC322は1ユニットであって、通常は複数ユニットが、発熱抵抗体13a、13bの配列方向と平行に、発熱抵抗体13a、13bが等間隔を維持するように直列配置される。
次に、駆動回路20側の実施例について、図5〜図8に示した断面図を参照して説明する。これらの実施例において、サーマルヘッドチップは図1に示した第1実施形態と同様の構成とし、図2と同様の位置で縦断して示したものとする。
図5に示した駆動回路の第1実施例では、プリント基板421の縁部にプリント配線により、電極部16a、17aに対応する電極部421a(1個のみ示した)を形成し、これらの電極部16a、17aと電極部421aとを近接配置してボールボンディングし、ボンディング部423によって接続している。電極部421aは、プリント配線が駆動IC422の対応する端子まで延びていて、このプリント配線を介して、プリント基板421の表面に実装された駆動IC422の端子と接続される。さらにこの駆動IC422は、封止樹脂424によってモールドされている。
この第1実施例によれば、プリント基板421の電極部16a、17aと駆動回路の電極部421aとの接続部分を封止する封止樹脂424が膨出しないだけでなく、駆動IC422をサーマルヘッドチップ10から離反させることができるので、駆動IC422の封止樹脂424の膨出の影響が少ない。
図6に示した第2実施例は、図5に示した第1実施例において、駆動IC522をプリント基板521の背面に実装したことに特徴を有する。この駆動IC522は、取り付け基板31に形成された収納凹部32内に収納される。なおこの実施例において、プリント基板521の縁部に、電極部16a、17aに対応する電極部521a(1個のみ示した)が形成され、これらの電極部16a、17aと電極部521aとが近接配置されてボールボンディングによりボンディング部523によって接続されている構成、電極部521aと駆動IC522の対応する端子とがプリント配線によって接続されている構成は、図5に示した実施例と同様である。
この第2実施例によれば、封止樹脂524の膨出を低く抑えることができるだけでなく、駆動IC522がプリント基板521の表面に露出していないので、サーマルヘッド表面の突起が無く、紙やインクリボン等に干渉するおそれがない。
図7には、プリント基板621をサーマルヘッドチップ10に対して直交する方向に配置した駆動基板の第3実施例を示した。(A)の実施例では、駆動IC622の電極面には、一方の縁部に沿って、図1に示した駆動IC22の電極部22a、22bに対応する複数の電極部(電極部622aのみ図示)と、他方の縁部に、入力電極部22cに対応する複数の電極部(電極部622bのみ図示)が設けられている。この駆動IC622は、電極面がプリント基板621と直交し、かつプリント基板621の端面と同一平面に位置するようにプリント基板621に装着されている。プリント基板621の端面には、電極部622bと対応するプリント配線621aを露出させ、電極部622b、621aをボンディング部623aにより接続してある。
この駆動IC622は、電極部622が対応するサーマルヘッドチップ10の電極部16a(17a)と近接配置されて、ボンディング部623によって接続されている。この状態において、サーマルヘッドチップ10の表面、駆動IC622の表面およびプリント基板621の端面は略同一平面上に位置している。そうして、これらのボンディング部523、523aが封止樹脂624によって封止されている。
この第3実施例によれば、封止樹脂624の膨出を低く抑えることができるだけでなく、プリント基板621がサーマルヘッドチップ10に対して直交する方向に配置されているので、サーマルヘッドの長さを短くできる。
図7の(B)に示した第4実施例は、(A)に示した第3実施例とは、駆動IC622をプリント基板621の端部よりやや内方に配置し、プリント基板621の表面に露出したプリント配線621bと電極部622bとをボンディング部623cにより接続した点が相違する。この構成は、プリント配線621bの形成およびプリント配線621bと電極部622bとのボンディングが容易である。
図8に示した第5実施例は、駆動IC722をプリント基板721の端面に装着したことに特徴を有する。駆動IC722の端子面には、一方の縁部に沿って、図1に示した駆動IC22の制御、給電電極部22a、22bに対応する複数の電極部(電極部721aのみ図示)と、他方の縁部に、入力電極部22c等に対応する複数の電極部(電極部722bのみ図示)が設けられている。プリント基板721には、表面の縁部に、駆動IC722の電極部722bに対応するプリント配線(プリント配線721aのみ図示)が設けられている。この駆動IC722とプリント基板721とを、駆動IC722の端子面とプリント基板721の表面とが同一平面上に位置するように、かつ対応する電極部722bとプリント配線721aとを合致させて固定し、さらに電極部722bとプリント配線721aとをボンディング部723aによって接続する。
このようにプリント基板721に装着された駆動IC722を、表面および端子面がサーマルヘッドチップ10の個別電極部16a、共通電極部17aの表面と同一平面上に位置するように配置され、かつ電極部722aをサーマルヘッドチップ10の対応する電極部16a(17a)と近接配置された状態で、ボンディング部723によって接続されている。さらにこれらのボンディング部723、723aが、封止樹脂724によって封止されている。
この第5実施例によれば、封止樹脂724の膨出を低く抑えることができる。
以上の第1乃至第3実施形態および駆動基板の第1乃至第5実施例は、サーマルヘッドチップ10の個別導体16、共通電極17上に耐磨耗保護層18を形成せずに表面を露出させた個別電極部16a、共通電極部17aの表面と略同一の平面上に配置した、駆動回路20側の制御電極部22aおよび給電電極部22b等の電極とをボンディング部で接続した実施例である。次に、個別電極部16a、共通電極部17aの表面を露出させずにそれらの端部と、駆動回路20側の電極とをボンディング部で接続する、サーマルヘッドチップの他の実施例を図9および図10に示した。図9、図10は、図1と同様の位置において縦断した、図2同様の断面図である。
図9に示した実施例では、サーマルヘッドチップ10の端面に駆動IC22を近接させ、個別電極16の端部で形成される端面個別電極部16bが露出する高さに配置する。そうして、サーマルヘッドチップ10の端面と制御電極部22aとで形成される角部にボンディングボールを押しつけて端面個別電極部16bと制御電極部22aとをボンディング部823により接続する。この構成によれば、マスキングテープ領域を省略し、基板をより小さくできる。また、封止樹脂24の高さをより低くすることができる。
図10に示した実施例は、サーマルヘッドチップ10の端面角部を個別電極16の端部が斜面となるまで面取りして傾斜個別電極部16cを形成し、ボンディング部923との接触面積を拡大してある。この構成によれば、端面個別電極部16bよりも接触面積が広いので、傾斜個別電極部16cとボンディング部923との接続が確実になり、抵抗変動も小さくなる。
本発明を適用したサーマルヘッド(保護層除く)の第1実施形態を示す平面図ある。 図1の切断線II-IIに沿う断面図である。 本発明を適用したサーマルヘッド(保護層除く)の第2実施形態を示す平面図ある。 本発明を適用したサーマルヘッド(保護層除く)の第3実施形態を示す平面図ある。 本発明を適用したサーマルヘッドの駆動基板の構造に関する第1実施例を示す断面図である。 本発明を適用したサーマルヘッドの駆動基板の構造に関する第2実施例を示す断面図である。 本発明を適用したサーマルヘッドの駆動基板の構造に関する第3実施例を示す断面図である。 本発明を適用したサーマルヘッドの駆動基板の構造に関する第4実施例を示す断面図である。 本発明を適用したサーマルヘッドの駆動基板の構造に関する第5実施例を示す断面図である。 本発明を適用したサーマルヘッドの駆動基板の構造に関する第6実施例を示す断面図である。 従来のサーマルヘッドを示す断面図である。
符号の説明
11 基板
12 保温層
13 13a 13b 発熱抵抗体
13′ 抵抗体層
15 コンタクト導体
16 個別電極
16a 個別電極部
16c 傾斜端面
17 共通電極
17a 共通電極部
18 耐磨耗保護層
21 221 321 421 521 621 プリント基板
22 222 322 422 522 622 722 駆動IC
22a 222a 322a 制御電極部
22b 222b 322b 給電電極部
22c 222c 322c 入力電極部

Claims (12)

  1. 多数の発熱抵抗体と、各発熱抵抗体に通電するための電極とを備えたサーマルヘッド基板と、
    前記各発熱抵抗体の電極と導通する電極を備え、これらの電極を介して前記各発熱抵抗体に通電する駆動手段を備えた駆動基板とを備え、
    前記各電極はサーマルヘッド基板の縁部近傍または縁部に臨ませて設けられ、
    前記駆動基板の電極は前記駆動基板の縁部近傍または縁部に望ませて設けられ、
    前記サーマルヘッド基板の電極と対応する前記駆動基板の電極とが近接するように配置され、かつ各対応する電極と電極とがボールボンディングによって接続されていること、を特徴とするサーマルヘッド。
  2. 請求項1記載のサーマルヘッドにおいて、前記サーマルヘッド基板は、列状に配置された、通電により発熱する複数の発熱抵抗体と、各隣り合う一対の発熱抵抗体を接続するコンタクト導体と、各コンタクト導体を介して一対の発熱抵抗体に通電する個別電極および共通電極とを備えた折り返し構造であって、
    前記駆動基板は、前記サーマルヘッド基板の個別電極と接続される制御電極および前記サーマルヘッド基板の共通電極と接続される給電電極と、これらの電極を介して前記各一対の発熱抵抗体を個別選択的に通電する駆動手段とを備え、
    前記各個別電極または共通電極は前記サーマルヘッド基板の縁部近傍または縁部に臨ませて該縁部に沿って所定間隔で設けられた個別電極部または共通電極部を備え、
    前記駆動基板の電極は前記駆動基板の縁部近傍または縁部に臨ませて該縁部に沿って所定間隔で設けられ、
    前記サーマルヘッド基板の各個別電極部および共通電極部と対応する前記駆動基板の各制御電極および給電電極が近接するように配置され、かつ各対応する個別電極部と制御電極、共通電極部と給電電極とがボールボンディングによって接続されているサーマルヘッド。
  3. 請求項1記載のサーマルヘッドにおいて、前記サーマルヘッド基板は、列状に配置された、通電により発熱する複数の発熱抵抗体と、隣り合う一対の発熱抵抗体を接続する複数のコンタクト導体と、各コンタクト導体を介して一対の発熱抵抗体を通電する複数の個別電極と共通電極と、前記複数の発熱抵抗体の配列方向に延びて前記個別電極を絶縁状態で横切り、前記複数の共通電極に共通に接続した共通電極から給電されるコモンラインとを有する折り返し構造であって、
    前記駆動基板は、前記サーマルヘッド基板の前記個別電極と接続される制御電極および前記サーマルヘッド基板の共通電極と接続される給電電極と、これらの電極を介して前記各一対の発熱抵抗体を個別選択的に通電する駆動手段とを備え、
    前記各個別電極は前記サーマルヘッド基板の縁部近傍または縁部に臨ませて該縁部に沿って所定間隔で設けられた個別電極部を、前記コモンラインの両端の共通電極は前記個別電極の両外側位置において前記サーマルヘッド基板の縁部近傍または縁部に臨ませて設けられた共通電極部を備え、
    前記駆動基板の各個別電極および共通電極は前記サーマルヘッド基板の各個別電極および両端の共通電極と対応する配列で、前記駆動基板の縁部近傍または縁部に臨ませて設けられ、
    前記サーマルヘッド基板の各個別電極部および共通電極部と対応する前記駆動基板の各制御電極および給電電極が近接するように配置され、かつ各対応する個別電極部と制御電極、共通電極部と給電電極とがボールボンディングによって接続されているサーマルヘッド。
  4. 請求項1記載のサーマルヘッドにおいて、前記サーマルヘッド基板は、列状に配置された、通電により発熱する複数の発熱抵抗体と、各発熱抵抗体の一方の端部と接続された個別電極と、各複数の発熱抵抗体の他方の端部と接続された各発熱抵抗体を接続し、複数の発熱抵抗体の配列方向に延びて、同配列方向の両端から給電される共通電極とを有し、
    前記駆動基板は、前記サーマルヘッド基板の前記個別電極と接続される制御電極および前記サーマルヘッド基板の両端の共通電極と接続される給電電極と、これらの電極を介して前記各一対の発熱抵抗体を個別選択的に通電する駆動手段とを備え、
    前記各個別電極は前記サーマルヘッド基板の縁部近傍または縁部に臨ませて該縁部に沿って所定間隔で設けられた個別電極部を、前記両端の共通電極は前記個別電極の両外側位置において前記サーマルヘッド基板の縁部近傍または縁部に臨ませて設けられた共通電極部を備え、
    前記駆動基板の各個別電極および共通電極は前記サーマルヘッド基板の各個別電極部および両端の共通電極部と対応する配列で、前記駆動基板の縁部近傍または縁部に臨ませて設けられ、
    前記サーマルヘッド基板の各個別電極部および共通電極部と対応する前記駆動基板の各制御電極および給電電極が近接するように配置され、かつ各対応する個別電極部と制御電極、共通電極部と給電電極とがボールボンディングによって接続されているサーマルヘッド。
  5. 請求項1から4のいずれか一項記載のサーマルヘッドにおいて、前記駆動基板は、駆動手段としての駆動ICと該駆動ICが実装されたプリント基板を備え、前記制御電極および給電電極は駆動ICのパッケージ表面に形成されていて、該駆動ICが、前記制御電極および給電電極がプリント基板の縁部に臨むように実装されているサーマルヘッド。
  6. 請求項1から4のいずれか一項記載のサーマルヘッドにおいて、前記駆動基板は、駆動手段としての駆動ICと該駆動ICが実装されたプリント基板を備え、前記制御電極および給電電極は前記プリント基板表面に形成されていて、該制御電極および給電電極がプリント配線によって前記駆動手段の各対応電極に接続されているサーマルヘッド。
  7. 請求項1から6のいずれか一項記載のサーマルヘッドにおいて、前記サーマルヘッド基板は、前記個別電極および共通電極は、少なくとも前記各個別電極部および共通電極部を除いて保護層が形成されていて、該保護層が形成されていない各電極部と、前記駆動基板の制御電極、給電電極を含む領域が絶縁樹脂によって封止されているサーマルヘッド。
  8. 請求項1から7のいずれか一項記載のサーマルヘッドにおいて、前記サーマルヘッドの各電極の表面および前記駆動基板側の各電極の表面は略同一平面上に位置しているサーマルヘッド。
  9. 請求項5記載のサーマルヘッドにおいて、前記駆動ICは、前記制御電極および給電電極が形成されたパッケージ表面がプリント基板と直交する方向にかつプリント基板の端面と同一平面上に位置するようにプリント基板に実装され、かつ前記給電電極とプリント基板の端面に形成されたプリント配線とがボールボンディングによって接続されていて、該プリント基板が前記サーマルヘッド基板に対して直交する方向に、かつ前記制御電極および給電電極が前記サーマルヘッド基板の個別電極部および共通電極部とが同一平面上に位置するように配置され、ボールボンディングによって接続されているサーマルヘッド。
  10. 請求項5記載のサーマルヘッドにおいて、前記駆動ICは、前記制御電極および給電電極が形成されたパッケージ表面がプリント基板と直交する方向にかつプリント基板の縁部が突出する位置にプリント基板に実装され、かつ前記給電電極と前記突出したプリント基板の表面のプリント配線とがボールボンディングによって接続されていて、該プリント基板が前記サーマルヘッド基板に対して直交する方向に、かつ前記制御電極および給電電極が前記サーマルヘッド基板の個別電極部および共通電極部とが同一平面上に位置するように配置され、ボールボンディングによって接続されているサーマルヘッド。
  11. 請求項1から6のいずれか一項記載のサーマルヘッドにおいて、前記個別電極および共通電極は保護層に覆われ、前記サーマルヘッド基板の端面から前記各個別電極部および共通電極部の端面が露出していて、前記駆動基板の各電極は、対応する前記個別電極および共通電極が露出する高さに配置され、該露出した個別電極部の端面および共通電極部の端面と、前記駆動基板の制御電極および給電電極がボールボンディングによって接続されているサーマルヘッド。
  12. 請求項1から6のいずれか一項記載のサーマルヘッドにおいて、前記個別電極および共通電極は保護層に覆われ、前記サーマルヘッド基板の端面から前記各個別電極部および共通電極部の端面が露出していて、該保護層の端面が角取り研削されて前記個別電極部および共通電極部の端部が斜めに研削されていて、前記駆動基板の各電極は、対応する前記斜めに研削された個別電極部および共通電極部が露出する高さに配置され、該露出した個別電極部および共通電極部と、前記駆動基板の制御電極および給電電極がボールボンディングによって接続されているサーマルヘッド。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012206269A (ja) * 2011-03-29 2012-10-25 Seiko Epson Corp サーマルヘッドおよびサーマルプリンター

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