JP2006217461A - アドホックネットワークに接続される情報端末、及びこの情報端末から構成されるアドホックネットワーク - Google Patents
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- Y02D30/70—Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks
Abstract
【課題】アドホックネットワークにおいて、ハローパケットによるネットワークの輻輳の問題を解消し、消費電力を節約する。
【解決手段】前回の隣接ノードリストを構成するノードIDと今回の隣接ノードリストを構成するノードIDとが全て同じであり(S5でYES)、かつ、他の情報端末とのハローパケットの交換間隔Tが、最大値(MAX)に達していないときには(S6でNO)、ハローパケットの交換間隔を2倍にし、前回の隣接ノードリストを構成するノードIDと今回の隣接ノードリストを構成するノードIDとが異なるときには(S5でNO)、ハローパケットの交換間隔を初期値に戻す。
【選択図】図3
【解決手段】前回の隣接ノードリストを構成するノードIDと今回の隣接ノードリストを構成するノードIDとが全て同じであり(S5でYES)、かつ、他の情報端末とのハローパケットの交換間隔Tが、最大値(MAX)に達していないときには(S6でNO)、ハローパケットの交換間隔を2倍にし、前回の隣接ノードリストを構成するノードIDと今回の隣接ノードリストを構成するノードIDとが異なるときには(S5でNO)、ハローパケットの交換間隔を初期値に戻す。
【選択図】図3
Description
本発明は、アドホックネットワークに接続可能な、パソコン、PDA(Personal Digital Assistance)、携帯電話等の情報端末、及びこの情報端末から構成されるアドホックネットワークに関する。
近年、主にノート型パソコン、PDA(Personal Digital Assistance)、携帯電話等の持ち運び可能で、無線で接続可能な情報端末から構成され、基地局や固定局を使わず、情報端末間でデータを中継することにより、情報端末間のデータ伝送を行うアドホックネットワーク(自立分散型無線ネットワークともいう)が注目されている。アドホックネットワークでは、各情報端末(以下、ノードという)の頻繁な移動が想定される。このため、通信可能な範囲内に存在するノード(以下、隣接ノードという)を検知する目的で、時間的に非常に短い間隔で定期的にハローパケット(自ノードの存在を他ノードに知らせるためのパケット)を交換し、お互いの存在を確認する必要があった。従って、ネットワーク上のノードが増加すると、ハローパケットによってネットワークが輻輳してしまう場合がある。また、上記のようなハローパケットの頻繁な交換は、ネットワーク内の各情報端末の電力消費量の増加につながる。ここで、アドホックネットワークを構成するノート型パソコン、PDA(Personal Digital Assistance)、携帯電話等の持ち運び可能な情報端末の中には、内蔵バッテリの容量が小さなものも多いため、ハローパケットの頻繁な交換による電力消費量の増加は、好ましくない。
そこで、この種の通信システムにおいて、ハローパケットによる帯域圧迫を緩和するために、原則として自ノードの情報のみをハローパケットとして送信するようにしたものが知られている(特許文献1参照)。しかし、特許文献1に記載された発明では、ハローパケットの送信回数自体を減らすことはできないので、上記のハローパケットによるネットワークの輻輳の問題を根本的に解消することはできない。また、上記特許文献1に記載された発明では、パケット内に隣接局情報又は差分情報が含まれている場合があるので、パケットに含まれるデータ量が多くなり、パケットの衝突(パケットコリジョン)が発生し易くなる。特に、ネットワーク内の各ノードが移動している場合には、差分情報を含むハローパケットが頻繁に送られるので、パケットコリジョンが生じ易くなる。そして、パケットコリジョンの発生は、受信側のノードにおけるハローパケットの取りこぼし(ハローパケットを受信できないこと)につながり、このハローパケットの取りこぼしは、その後の該当ノード間におけるコマンド処理の失敗につながる。
また、無線通信システムの分野において、ネットワーク内の各伝送装置が制御局に送る接続確認情報の送信間隔を、各伝送装置の稼動状況に応じて変更することができるようにしたものが知られている(特許文献2参照)。けれども、この送信間隔の変更は、ネットワーク内の各伝送装置が、複数の接続確認情報の送信間隔のパターンのうち、どの送信間隔のパターンを使用するかを切り替えることを意味するものであり、あくまでも接続確認情報のパケットの競合を避けるためのものである。従って、ハローパケットの送信回数自体を減らすことはできないので、上記のハローパケットによるネットワークの輻輳の問題を根本的に解消することはできない。
特開2003−8588号公報
特開2002−369255号公報
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、ハローパケットによるネットワークの輻輳の問題を解消し、消費電力を節約することが可能な、アドホックネットワークに接続される情報端末、及びこの情報端末から構成されるアドホックネットワークを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1の発明は、基地局や固定局を使わず、情報端末間でデータを中継することにより、情報端末間のデータ伝送を行うネットワークであるアドホックネットワークに接続され、前記アドホックネットワーク内の他の情報端末と無線でハローパケットの送受信を行うための無線通信手段と、前記他の情報端末に対して、所定の間隔で、自ノードの存在を他ノードに知らせるためのパケットであるハローパケットを、前記無線通信手段により送信するように制御するハローパケット送信制御手段と、前記他の情報端末のうち、前記無線通信手段を用いて送受信可能な範囲内に存在する情報端末(以下、隣接ノードという)から受信したハローパケットに基づいて、前記隣接ノードのノードIDから構成される隣接ノードリストを作成する隣接ノードリスト作成手段と、前記隣接ノードリスト作成手段により作成された隣接ノードリストを記憶する記憶手段とを備えた、パソコン、PDA(Personal Digital Assistance)、携帯電話等の情報端末において、前記各ハローパケットは、送信元の情報端末のノードIDから構成され、前記ハローパケット送信制御手段は、所定の間隔で3回繰り返して、前記他の情報端末へのハローパケットを前記無線通信手段により送信し、前記ハローパケット送信制御手段によりハローパケットが3回繰り返して送信される前に、前記隣接ノードリスト作成手段により作成された隣接ノードリスト(以下、前回の隣接ノードリストという)を構成するノードIDと、前記ハローパケット送信制御手段によりハローパケットが3回繰り返して送信された後に、前記隣接ノードリスト作成手段により作成された隣接ノードリスト(以下、今回の隣接ノードリストという)を構成するノードIDとを比較する比較手段をさらに備え、前記比較手段による比較の結果、前回の隣接ノードリストを構成するノードIDと今回の隣接ノードリストを構成するノードIDとが全て同じであり、かつ、前記他の情報端末とのハローパケットの交換間隔(前記他の情報端末へのハローパケットの送信間隔)が、最大値に達していないときに、前記ハローパケットの交換間隔を2倍にし、前記比較手段による比較の結果、前回の隣接ノードリストを構成するノードIDと今回の隣接ノードリストを構成するノードIDとが異なるときに、前記ハローパケットの交換間隔を初期値に戻すものである。
請求項2の発明は、基地局や固定局を使わず、情報端末間でデータを中継することにより、情報端末間のデータ伝送を行うネットワークであるアドホックネットワークに接続され、前記アドホックネットワーク内の他の情報端末と無線でハローパケットの送受信を行うための無線通信手段と、前記他の情報端末に対して、所定の間隔で、自ノードの存在を他ノードに知らせるためのパケットであるハローパケットを、前記無線通信手段により送信するように制御するハローパケット送信制御手段と、前記他の情報端末のうち、前記無線通信手段を用いて送受信可能な範囲内に存在する情報端末(以下、隣接ノードという)から受信したハローパケットに基づいて、前記隣接ノードのノードIDから構成される隣接ノードリストを作成する隣接ノードリスト作成手段と、前記隣接ノードリスト作成手段により作成された隣接ノードリストを記憶する記憶手段とを備えた、パソコン、PDA(Personal Digital Assistance)、携帯電話等の情報端末において、前記各ハローパケットは、送信元の情報端末のノードIDを含み、前記ハローパケット送信制御手段は、所定の間隔で、所定の回数、前記他の情報端末へのハローパケットを前記無線通信手段により送信し、前記ハローパケット送信制御手段によりハローパケットが前記所定の回数送信される前に、前記隣接ノードリスト作成手段により作成された隣接ノードリスト(以下、前回の隣接ノードリストという)を構成するノードIDと、前記ハローパケット送信制御手段によりハローパケットが前記所定の回数送信された後に、前記隣接ノードリスト作成手段により作成された隣接ノードリスト(以下、今回の隣接ノードリストという)を構成するノードIDとを比較する比較手段をさらに備え、前記比較手段による比較の結果、前回の隣接ノードリストを構成するノードIDと今回の隣接ノードリストを構成するノードIDとが全て同じであり、かつ、前記他の情報端末とのハローパケットの交換間隔(前記他の情報端末へのハローパケットの送信間隔)が、最大値に達していないときに、前記ハローパケットの交換間隔を長くし、前記比較手段による比較の結果、前回の隣接ノードリストを構成するノードIDと今回の隣接ノードリストを構成するノードIDとが異なるときに、前記ハローパケットの交換間隔を短くするものである。
請求項3の発明は、請求項2に記載のアドホックネットワークに接続される情報端末において、前記比較手段による比較の結果、前回の隣接ノードリストを構成するノードIDと今回の隣接ノードリストを構成するノードIDとが異なるときに、前記ハローパケットの交換間隔を初期値に戻すものである。
請求項4の発明は、請求項2に記載の情報端末から構成されるアドホックネットワークである。
請求項1の発明によれば、アドホックネットワーク内の各情報端末の移動が余り行われず、隣接ノードを頻繁に検知する必要がない場合には、前回の隣接ノードリストを構成するノードIDと今回の隣接ノードリストを構成するノードIDとが全て同じになることが多いので、ハローパケットの交換間隔を比較的長い時間に設定することができる。これにより、ハローパケットの送信回数を減らすことができるので、ハローパケットによるネットワークの輻輳の問題を解消することができる。また、ハローパケットの交換に必要な電力消費を抑えることができる。これに対して、アドホックネットワーク内の各情報端末の移動が頻繁に発生して、隣接ノードを頻繁に検知する必要がある場合には、前回の隣接ノードリストを構成するノードIDと今回の隣接ノードリストを構成するノードIDとが異なることが多いので、ハローパケットの交換間隔を初期値に近い極めて短い時間に設定して、隣接ノードを頻繁に検知することができる。
また、上記特許文献1に記載された発明と異なり、各ハローパケットを、送信元の情報端末のノードIDより構成されたものとしたことにより、ハローパケットに含まれるデータ量を減らして、パケットの衝突(パケットコリジョン)が起こりにくいようにすることができる。さらにまた、他の情報端末へのハローパケットの送信を、所定の間隔で3回繰り返して行うようにしたことにより、受信側の情報端末におけるハローパケットの取りこぼしを防ぐことができる。
請求項2の発明によれば、アドホックネットワーク内の各情報端末の移動が余り行われず、隣接ノードを頻繁に検知する必要がない場合には、前回の隣接ノードリストを構成するノードIDと今回の隣接ノードリストを構成するノードIDとが全て同じになることが多いので、ハローパケットの交換間隔を長い時間に設定することができる。これにより、ハローパケットの送信回数を減らすことができるので、ハローパケットによるネットワークの輻輳の問題を解消することができる。また、ハローパケットの交換に必要な電力消費を抑えることができる。これに対して、アドホックネットワーク内の各情報端末の移動が頻繁に発生し、隣接ノードを頻繁に検知する必要がある場合には、前回の隣接ノードリストを構成するノードIDと今回の隣接ノードリストを構成するノードIDとが異なることが多いので、ハローパケットの交換間隔を短い時間に設定して、隣接ノードを頻繁に検知することができる。
請求項3の発明によれば、前回の隣接ノードリストを構成するノードIDと今回の隣接ノードリストを構成するノードIDとが異なるときに、ハローパケットの交換間隔を初期値に戻すようにしたことにより、上記請求項2に記載の効果を的確に得ることができる。
請求項4のアドホックネットワークによれば、上記請求項2に記載の発明の効果を的確に得ることができる。
本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。本発明は、アドホックネットワークに接続可能な、パソコン、PDA(Personal Digital Assistance)、携帯電話等の情報端末、及びこの情報端末から構成されるアドホックネットワークに関するものである。以下の実施形態では、主にPDAタイプの情報端末に本発明を適用した場合の例について説明する。なお、以下に記載した実施形態は、本発明を網羅するものではなく、本発明は、下記の形態だけに限定されない。
図1は、本実施形態による情報端末を含むアドホックネットワークを示す。このアドホックネットワーク10は、本実施形態による情報端末であるPDA1と、ノート型パソコン2と、PDA3と、ノート型パソコン4とより構成されている。これらの情報端末間の通信は、無線で行われる。図中の1a、2a、3a、4aは、それぞれPDA1、ノート型パソコン2、PDA3、ノート型パソコン4からの電波が届く範囲(PDA1、ノート型パソコン2、PDA3、ノート型パソコン4から送受信可能な範囲)を示す。従って、隣接ノードを送受信可能な範囲内に存在する情報端末と定義すると、PDA1から見た隣接ノードは、ノート型パソコン2だけであり、ノート型パソコン2から見た隣接ノードは、PDA1とPDA3であり、PDA3から見た隣接ノードは、ノート型パソコン2とノート型パソコン4であり、ノート型パソコン4から見た隣接ノードは、PDA3だけである。ただし、上記の各情報端末から見た隣接ノードは、各情報端末の移動に伴って変化する。
図2は、上記のPDA1の電気的ブロック構成を示す。PDA1は、装置の各部を制御するためのCPU11(ハローパケット送信制御手段、隣接ノードリスト作成手段、比較手段)を備えている。また、PDA1は、アンテナ12を介してアドホックネットワーク10内の他の情報端末(ノート型パソコン2、PDA3、及びノート型パソコン4)と無線でハローパケットの送受信を行うための無線通信部13(無線通信手段)と、後述するハローパケットの交換処理用のプログラムを含む各種制御用のプログラムを格納したROM(Read Only Memory)14と、その時点における隣接ノードのノードIDから構成された隣接ノードリスト18等のデータを記憶するRAM(Random Access Memory)15(記憶手段)と、各種の指示を入力するための操作部16と、各種のメッセージ等を表示するための表示部17とを有している。さらにまた、PDA1は、装置各部へ電源を供給するための内蔵バッテリ18を有している。
上記図1中のPDA3も、PDA1と同じ構成を有している。また、ノート型パソコン2、4は、HDD(Hard Disc Drive)を有している点を除き、PDA1とほぼ同様な構成を有している。
次に、図3のフローチャートを参照して、上記PDA1で行われるハローパケットの交換処理について説明する。PDA1のCPU11は、起動時には、定期交換間隔Tとハローパケット(HP)送信回数Cを初期化する(S1)。そして、所定の定期交換間隔Tが経過する度に、自ノードの存在を他ノードに知らせるためのパケットであるハローパケットを、3回繰り返して送信する(S2及びS4)。ただし、PDA1のCPU11は、ハローパケットを3回送信し終わるまでに(S4でNO)、前回作成した隣接ノードリスト18に存在しない隣接ノードからのハローパケットを受信したときには(S3でYES)、再度、定期交換間隔Tとハローパケット(HP)送信回数Cを初期化して、ハローパケットを3回繰り返して送信する。上記のように、前回作成した隣接ノードリスト18に存在しない隣接ノードからのハローパケットを受信するケースは、主に自ノード(PDA1)又は他のノードの移動によって、PDA1からの電波が届く範囲(図1中の1a)内に新しいノードが入って来た場合に起こる。PDA1のCPU11は、上記のハローパケットの送信を行いながら、隣接ノードから受信したハローパケットに基づいて、図2に示される隣接ノードリスト18を作成する。
上記のハローパケットの送信が終了すると、PDA1のCPU11は、前回作成した隣接ノードリスト18を構成するノードIDと、今回作成した隣接ノードリスト18を構成するノードIDとを比較する(S5)。この比較の結果、前回作成した隣接ノードリスト18を構成するノードIDと今回作成した隣接ノードリスト18を構成するノードIDとが全て同じであり(S5でYES)、かつ、上記の定期交換間隔Tが、最大値(MAX)に達していないときには(S6でNO)、PDA1のCPU11は、ハローパケットの定期交換間隔Tを2倍にして(S7)、ハローパケット送信回数Cを初期化した後に(S8)、S2の処理に戻る。
これに対して、上記S5における比較の結果、前回作成した隣接ノードリスト18を構成するノードIDと今回作成した隣接ノードリスト18を構成するノードIDとが異なるときには(S5でNO)、PDA1のCPU11は、S1に戻り、ハローパケットの定期交換間隔Tを初期値に戻す。なお、上記のように、前回作成した隣接ノードリスト18と今回作成した隣接ノードリスト18とが異なるケースは、主に自ノード(PDA1)又は隣接ノードが移動して、元の隣接ノードがPDA1からの電波が届く範囲(図1中の1a)外に移動した場合に起こる。
また、上記S6における比較の結果、定期交換間隔Tが、最大値(MAX)に達していたときには(S6でYES)、PDA1のCPU11は、ハローパケットの定期交換間隔Tを変更せずに、ハローパケット送信回数Cを初期化した後に(S8)、S2の処理に戻る。
上記S6における比較に用いられる最大値(MAX)は、例えば、定期交換間隔Tの初期値が、0.2秒又は0.4秒の場合は、204.8秒とする。従って、定期交換間隔Tの初期値が、0.2秒の場合には、上記S7に示される定期交換間隔Tを2倍にする処理を10回まで行えることになる。なお、上記の最大値(MAX)についての数値は、あくまでも例であり、実際には、該当のアドホックネットワーク10の特性に合わせて、204.8秒より長く設定してもよいし、短く設定してもよい。
上記のように、本実施形態のPDA1によれば、アドホックネットワーク10内の各情報端末の移動が余り行われず、隣接ノードを頻繁に検知する必要がない場合には、前回の隣接ノードリスト18を構成するノードIDと今回の隣接ノードリスト18を構成するノードIDとが全て同じになることが多いので、ハローパケットの交換間隔を比較的長い時間に設定することができる。これにより、ハローパケットの送信回数を減らすことができるので、ハローパケットによるネットワークの輻輳の問題を解消することができる。また、ハローパケットの交換に必要な電力消費を抑えることができる。
これに対して、アドホックネットワーク10内の各情報端末の移動が頻繁に発生して、隣接ノードを頻繁に検知する必要がある場合には、前回の隣接ノードリスト18を構成するノードIDと今回の隣接ノードリスト18を構成するノードIDとが異なることが多いので、ハローパケットの交換間隔を初期値に近い極めて短い時間に設定して、隣接ノードを頻繁に検知することができる。
また、上記特許文献1に記載された発明と異なり、各ハローパケットを、送信元の情報端末(PDA1)のノードIDより構成されたものとしたことにより、ハローパケットに含まれるデータ量を減らして、パケットの衝突(パケットコリジョン)が起こりにくいようにすることができる。さらにまた、他の情報端末へのハローパケットの送信を、所定の間隔で3回繰り返して行うようにしたことにより、受信側の情報端末におけるハローパケットの取りこぼしを防ぐことができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、様々な変形が可能である。例えば、上記の実施形態では、本発明をPDAタイプの情報端末に適用した場合の例について示したが、本発明の適用対象となる情報端末は、これに限られず、例えば、ノート型パソコンや携帯電話であってもよい。また、上記の実施形態では、前回の隣接ノードリスト18と今回の隣接ノードリスト18とが同じ場合に、原則としてハローパケットの定期交換間隔Tを2倍にしたが、これに限られず、例えば、前回の隣接ノードリスト18と今回の隣接ノードリスト18とが同じ場合に、ハローパケットの定期交換間隔Tを4倍にしてもよい。さらにまた、上記の実施形態では、前回の隣接ノードリスト18と今回の隣接ノードリスト18とが異なる場合に、ハローパケットの定期交換間隔Tを初期値に戻したが、これに限られず、例えば、前回の隣接ノードリスト18と今回の隣接ノードリスト18とが異なる場合に、ハローパケットの定期交換間隔Tがその時点で初期値の2倍以上になっているときは、ハローパケットの定期交換間隔Tを2分の1にしてもよい。
1 PDA(アドホックネットワークに接続される情報端末)
10 アドホックネットワーク
11 CPU(ハローパケット送信制御手段、隣接ノードリスト作成手段、比較手段)
13 無線通信部(無線通信手段)
15 RAM(記憶手段)
18 隣接ノードリスト
10 アドホックネットワーク
11 CPU(ハローパケット送信制御手段、隣接ノードリスト作成手段、比較手段)
13 無線通信部(無線通信手段)
15 RAM(記憶手段)
18 隣接ノードリスト
Claims (4)
- 基地局や固定局を使わず、情報端末間でデータを中継することにより、情報端末間のデータ伝送を行うネットワークであるアドホックネットワークに接続され、
前記アドホックネットワーク内の他の情報端末と無線でハローパケットの送受信を行うための無線通信手段と、
前記他の情報端末に対して、所定の間隔で、自ノードの存在を他ノードに知らせるためのパケットであるハローパケットを、前記無線通信手段により送信するように制御するハローパケット送信制御手段と、
前記他の情報端末のうち、前記無線通信手段を用いて送受信可能な範囲内に存在する情報端末(以下、隣接ノードという)から受信したハローパケットに基づいて、前記隣接ノードのノードIDから構成される隣接ノードリストを作成する隣接ノードリスト作成手段と、
前記隣接ノードリスト作成手段により作成された隣接ノードリストを記憶する記憶手段とを備えた、パソコン、PDA(Personal Digital Assistance)、携帯電話等の情報端末において、
前記各ハローパケットは、送信元の情報端末のノードIDから構成され、
前記ハローパケット送信制御手段は、所定の間隔で3回繰り返して、前記他の情報端末へのハローパケットを前記無線通信手段により送信し、
前記ハローパケット送信制御手段によりハローパケットが3回繰り返して送信される前に、前記隣接ノードリスト作成手段により作成された隣接ノードリスト(以下、前回の隣接ノードリストという)を構成するノードIDと、前記ハローパケット送信制御手段によりハローパケットが3回繰り返して送信された後に、前記隣接ノードリスト作成手段により作成された隣接ノードリスト(以下、今回の隣接ノードリストという)を構成するノードIDとを比較する比較手段をさらに備え、
前記比較手段による比較の結果、前回の隣接ノードリストを構成するノードIDと今回の隣接ノードリストを構成するノードIDとが全て同じであり、かつ、前記他の情報端末とのハローパケットの交換間隔(前記他の情報端末へのハローパケットの送信間隔)が、最大値に達していないときに、前記ハローパケットの交換間隔を2倍にし、
前記比較手段による比較の結果、前回の隣接ノードリストを構成するノードIDと今回の隣接ノードリストを構成するノードIDとが異なるときに、前記ハローパケットの交換間隔を初期値に戻すことを特徴とするアドホックネットワークに接続される情報端末。 - 基地局や固定局を使わず、情報端末間でデータを中継することにより、情報端末間のデータ伝送を行うネットワークであるアドホックネットワークに接続され、
前記アドホックネットワーク内の他の情報端末と無線でハローパケットの送受信を行うための無線通信手段と、
前記他の情報端末に対して、所定の間隔で、自ノードの存在を他ノードに知らせるためのパケットであるハローパケットを、前記無線通信手段により送信するように制御するハローパケット送信制御手段と、
前記他の情報端末のうち、前記無線通信手段を用いて送受信可能な範囲内に存在する情報端末(以下、隣接ノードという)から受信したハローパケットに基づいて、前記隣接ノードのノードIDから構成される隣接ノードリストを作成する隣接ノードリスト作成手段と、
前記隣接ノードリスト作成手段により作成された隣接ノードリストを記憶する記憶手段とを備えた、パソコン、PDA(Personal Digital Assistance)、携帯電話等の情報端末において、
前記各ハローパケットは、送信元の情報端末のノードIDを含み、
前記ハローパケット送信制御手段は、所定の間隔で、所定の回数、前記他の情報端末へのハローパケットを前記無線通信手段により送信し、
前記ハローパケット送信制御手段によりハローパケットが前記所定の回数送信される前に、前記隣接ノードリスト作成手段により作成された隣接ノードリスト(以下、前回の隣接ノードリストという)を構成するノードIDと、前記ハローパケット送信制御手段によりハローパケットが前記所定の回数送信された後に、前記隣接ノードリスト作成手段により作成された隣接ノードリスト(以下、今回の隣接ノードリストという)を構成するノードIDとを比較する比較手段をさらに備え、
前記比較手段による比較の結果、前回の隣接ノードリストを構成するノードIDと今回の隣接ノードリストを構成するノードIDとが全て同じであり、かつ、前記他の情報端末とのハローパケットの交換間隔(前記他の情報端末へのハローパケットの送信間隔)が、最大値に達していないときに、前記ハローパケットの交換間隔を長くし、
前記比較手段による比較の結果、前回の隣接ノードリストを構成するノードIDと今回の隣接ノードリストを構成するノードIDとが異なるときに、前記ハローパケットの交換間隔を短くすることを特徴とするアドホックネットワークに接続される情報端末。 - 前記比較手段による比較の結果、前回の隣接ノードリストを構成するノードIDと今回の隣接ノードリストを構成するノードIDとが異なるときに、前記ハローパケットの交換間隔を初期値に戻すことを特徴とする請求項2に記載のアドホックネットワークに接続される情報端末。
- 請求項2に記載の情報端末から構成されることを特徴とするアドホックネットワーク。
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