JP2006217457A - プロジェクションテレビ - Google Patents
プロジェクションテレビ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006217457A JP2006217457A JP2005030119A JP2005030119A JP2006217457A JP 2006217457 A JP2006217457 A JP 2006217457A JP 2005030119 A JP2005030119 A JP 2005030119A JP 2005030119 A JP2005030119 A JP 2005030119A JP 2006217457 A JP2006217457 A JP 2006217457A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- display
- video
- unit
- sub
- image
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Abstract
【課題】映像の表示を開始させる操作がされたときに、映像を直ちに表示し得るプロジェクションテレビを提供する。
【解決手段】ランプ21からの光を変調した投射光Lを投射する光学エンジン14と、投射光Lを受光して映像を表示するスクリーン15と、サブディスプレイ4と、主制御部18とを備え、主制御部18は、映像の表示停止指示に従ってランプ21への電力供給を停止したときからランプ21が発光可能になるまでの所定時間内に映像の表示指示を受けたときには、少なくともランプ21が発光可能となるまでサブディスプレイ4に映像を表示させる。
【選択図】図1
【解決手段】ランプ21からの光を変調した投射光Lを投射する光学エンジン14と、投射光Lを受光して映像を表示するスクリーン15と、サブディスプレイ4と、主制御部18とを備え、主制御部18は、映像の表示停止指示に従ってランプ21への電力供給を停止したときからランプ21が発光可能になるまでの所定時間内に映像の表示指示を受けたときには、少なくともランプ21が発光可能となるまでサブディスプレイ4に映像を表示させる。
【選択図】図1
Description
本発明は、放電を利用した光源を備えたプロジェクションテレビに関するものである。
この種のプロジェクションテレビとして、特開平11−119340号公報に開示された映像表示装置(テレビ)が知られている。この種のテレビでは、放電を利用した光源(例えば、メタルハライドランプ等の高発光ランプ)が一般的に使用されているが、この種の光源には、電力供給が停止されたときに、その後、電極間に封入されているガスが均一に分散するまでの所定時間(例えば30秒程度)だけ、次の電力供給を待たなければならないという特性がある。このため、この種のテレビでは、使用者が誤ってリモコンの電源キーを操作して光源への電力供給を一旦停止させたときには、所定時間を経過するまで映像を表示させて楽しむことができないという問題が存在する。この点について、上記公報に開示されているテレビでは、リモコンの電源キーが操作されて電源オフの指示があったときには、画面ミュートおよび音声ミュートを直ちに実行すると共に、遅延時間を経過した後に光源の点灯を停止させている。したがって、上記公報のテレビでは、リモコンの電源キーがユーザによって誤操作されたときには、画面ミュートおよび音声ミュートが行われる。この結果、ユーザは、電源キーの誤操作を直ちに認識でき、しかも遅延時間以内に再度電源キーを操作することによって直ちに映像を表示させることができるため、引き続き映像を楽しむことができる。
特開平11−119340号公報(第2,6頁)
ところが、上記公報のテレビには、以下の問題点がある。すなわち、このテレビであっても、遅延時間を一旦経過した後は、光源への電力の供給が停止されて光源が消灯する。このため、このテレビには、遅延時間を経過した後においては、たとえ使用者が電源キーを操作するなどの映像を表示させるための操作をしたとしても、映像を表示させて楽しむためには、依然として、上記の所定時間を経過するまで待たなければならないという問題点が存在する。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、映像の表示を開始させる操作がされたときに、映像を直ちに表示し得るプロジェクションテレビを提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく本発明に係るプロジェクションテレビは、光源からの光を変調した投射光を投射する光学エンジンと、前記投射光を受光して映像を表示するスクリーンと、サブディスプレイと、主制御部とを備え、前記主制御部は、前記映像の表示停止指示に従って前記光源への電力供給を停止したときから当該光源が発光可能になるまでの所定時間内に前記映像の表示指示を受けたときには、少なくとも前記光源が発光可能となるまで前記サブディスプレイに前記映像を表示させる。
このプロジェクションテレビでは、主制御部が、映像の表示停止指示に従って光源への電力供給を停止したときから光源が発光可能になるまでの所定時間内に映像の表示指示を受けたときには、少なくとも光源が発光可能となるまでサブディスプレイに映像を表示させることにより、封入されているガスが不均一なことに起因して投射光を投射できないためにスクリーンに映像を表示できないときであったとしても、サブディスプレイに所望の映像を直ちに表示させて、その映像を楽しむことができる。
また、本発明に係るプロジェクションテレビは、上記のプロジェクションテレビにおいて、前記主制御部は、前記所定時間の経過後に前記スクリーンへの前記映像の表示を開始させたときには、前記サブディスプレイでの前記映像の表示を停止させる。
このプロジェクションテレビでは、主制御部が、所定時間の経過後にスクリーンへの映像の表示を開始させたときには、サブディスプレイでの映像の表示を停止させることにより、例えばサブディスプレイで消費電力が大きいときに、その電力の供給を自動的に停止させることができ、その結果、通常使用時におけるテレビ全体の消費電力を低減させることができる。
また、本発明に係るプロジェクションテレビは、上記のプロジェクションテレビにおいて、前記主制御部は、前記所定時間の経過後に前記スクリーンへの前記映像の表示を開始させたときには、当該スクリーンの前記映像とは異なる映像を前記サブディスプレイに表示させる。
このプロジェクションテレビでは、主制御部が、所定時間の経過後にスクリーンへの映像の表示を開始させたときには、スクリーンの映像とは異なる映像をサブディスプレイに表示させることにより、スクリーンに所望の映像を表示させて楽しみつつ、サブディスプレイに表示させている他の映像も併せて楽しむことができる。
また、本発明に係るプロジェクションテレビは、上記のプロジェクションテレビにおいて、前記サブディスプレイは記憶部を備え、前記主制御部は、前記記憶部に記憶されている所定の映像を当該サブディスプレイに表示させる。
このプロジェクションテレビでは、主制御部が、記憶部に記憶されている所定の映像をサブディスプレイに表示させることにより、その画像をサブディスプレイに表示させ続けることができる。したがって、このプロジェクションテレビによれば、所定の画像として、例えば、カレンダー画像、写真画像およびメモ画像などを予め記憶部に記憶させておくことにより、サブディスプレイをあたかもカレンダー、写真スタンドおよび伝言板などのように利用することができ、この結果、このプロジェクションテレビの利便性を十分に向上させることができると共に部屋のインテリアの一部としても利用することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明に係るプロジェクションテレビの最良の形態について説明する。最初に、プロジェクションテレビ(以下、「テレビ」ともいう)1の構成について、図面を参照して説明する。図1に示すテレビ1は、本体部(メインディスプレイ)2、リモコン3およびサブディスプレイ4を備えている。本体部2は、映像/音声入力部11、映像処理部12、素子駆動部13、光学エンジン14、スクリーン15、キー入力処理部16、通信部17、主制御部18、電源部19、音声処理部20および音声出力部21を備えている。
映像/音声入力部11は、図3に示すように、放送受信部11a、各種映像入力端子11b〜11e、切替器11f、ビデオデコーダ11g、カードスロット11h、メモリカードコントローラ11i、HDD( Hard Disk Drive)11j、JPEG(Joint Photographic Experts Group)デコーダ11k、および音声切替部11mを備え、種々の映像信号を映像処理部12に、種々の音声信号を音声出力部20に出力可能に構成されている。この場合、放送受信部11aは、テレビ放送を受信すると共に主制御部18によって指定されたチャンネルの映像信号Sb1を出力する。切替器11fは、主制御部18の制御に従い、コンポジット映像端子11b、セパレート映像端子(S端子)11c、コンポーネント映像端子11dおよびD映像端子11e等の各種映像入力端子を介して入力した映像信号のうちの1つと、それぞれの映像信号に対応した音声入力端子(図示せず)を介して入力した音声信号のうちの1つとを選択して出力する。ビデオデコーダ11gは、切替器11fから出力される映像信号をデコードして映像信号Sb2として出力する。メモリカードコントローラ11iは、カードスロット11hに装着されているメモリカード(図示せず)に記憶されているカレンダ画像や写真画像などの静止画像データ(JPEGデータ)を読み出すと共に、読み出した静止画像データのHDD11jへの記憶およびJPEGデコーダ11kへの出力を実行する。JPEGデコーダ11kは、カードスロット11hに装着されているメモリカードやHDD11jに記憶されている静止画像データを読み出してデコードすることにより映像信号Sb3を生成する。音声切替部11mは、放送受信部11aまたは切替器11fから入力された音声信号を選択して音声信号Voを生成する。また、映像/音声入力部11は、各映像信号Sb1,Sb2,Sb3を生成しているときには、生成しているすべての映像信号を映像処理部12に出力可能に構成されている。映像処理部12は、主制御部18の制御に従い、映像/音声入力部11から出力されている各映像信号Sb1,Sb2,Sb3のうちの1つに基づいて、光学エンジン14内に配設されている後述の光変調素子を駆動するための駆動データD1を生成して素子駆動部13に出力する。また、映像処理部12は、主制御部18の制御に従い、映像/音声入力部11から出力されている各映像信号Sb1,Sb2,Sb3のうちの1つを副映像信号Sb4としてサブディスプレイ4に出力する。素子駆動部13は、駆動データD1に基づいて光変調素子用の駆動信号Sdを生成して光学エンジン14に出力する。音声信号については、映像/音声入力部11から出力されている音声信号Voを音声処理部20にて、主制御部18の指示によって音量制御処理や高音/低音強調処理などを行い、アンプとスピーカーなどで構成された音声出力部21に出力する。
光学エンジン14は、図1に示すように、ランプ21、ランプ駆動部22および光変調素子23を備えている。この場合、ランプ21(本発明における光源)は、放電を利用したランプ、例えばメタルハライドランプ等の高発光ランプで構成されている。また、ランプ21は、電力の供給が停止された後には、電力の供給停止時点から、電極間に封入されているガスが均一に分散する時点までの所定時間T1の経過後に電力の再供給を行うことを条件として正常に点灯するという特性を有している。ランプ駆動部22は、主制御部18の制御に従い、ランプ21の発光に必要な電力を供給することによってランプ21を駆動する(発光させる)。光変調素子23は、一例として、デジタルマイクロミラーデバイスや液晶ライトバルブで構成されて、ランプ21からの光を駆動信号Sdに基づいて変調する。この場合、光変調素子23によって変調された投射光Lは、投射レンズ(図示せず)によって拡大され、かつミラー(図示せず)によって反射されてスクリーン15に投射される。スクリーン15は、本体部2の前面側に配設されて、投射光Lを受光して映像Pt1を表示する(図2参照)。
キー入力処理部16は、受光部を備えて構成されて、リモコン3から出力された赤外線信号Siを受光して光電変換することにより、リモコン3による操作内容を示す操作信号Soを主制御部18に出力する。通信部17は、主制御部18の制御に従い、サブディスプレイ4に対してサブディスプレイ4の動作内容を示す作動信号S1を送信する。この場合、通信部17による検出信号S1の送信方法としては、無線および有線など各種の送信方法を採用することができる。主制御部18は、キー入力処理部16から出力された操作信号Soに従い、表示開始処理、表示停止処理および映像選択処理などを実行する。電源部19は、主制御部18の制御に従い、例えば、交流電源(商用電源)を基にして、テレビ1の内部に配設されている各構成要素を作動させるための電力を生成する。また、電源部19は、生成した電力をサブディスプレイ4にも供給する。
リモコン3は、図2に示すように、本体部2とは別体に形成されている。また、リモコン3は、電源スイッチ81a、切替スイッチ81bおよび選局スイッチ81cなどの各種の操作スイッチが配設されて構成され、これらの操作スイッチが操作されたときに、各操作スイッチに対応する赤外線信号Siを出力する。
サブディスプレイ4は、図1に示すように、映像処理部41、表示部42、通信部43、電源部44、キャプチャ部45、記憶部46および制御部47を備え、一例として、本体部2とは別体に構成されている。また、サブディスプレイ4は、図2に示すように、本体部2の上面に設置されている。この場合、映像処理部41は、制御部47の制御に従い、本体部2から出力された副映像信号Sb4およびキャプチャ部45から出力された映像信号S2の一方に基づいて表示用信号S3を生成する。表示部42は、表示用信号S3に基づいて映像Pt2を表示する(図2参照)。また、表示部42は、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイおよびプラズマディスプレイなどのように、映像Pt2の表示停止状態から表示状態への移行に要する時間(表示開始までに要する時間)が本体部2よりも短く、例えばスクリーン15よりも小形のディスプレイ装置を用いて構成されている。通信部43は、本体部2側の通信部17を介して主制御部18から送信される作動信号S1を受信して、制御部47に出力する。電源部44は、制御部47の制御に従い、電源部19から供給される電力に基づいて、サブディスプレイ4の内部に配設されている各構成要素を作動させるための電力を生成する。キャプチャ部45は、制御部47の制御に従い、副映像信号Sb4をキャプチャすることにより、表示部42に表示されている映像を静止画(または動画)として記憶部46に記憶させる。また、キャプチャ部45は、制御部47の制御に従い、キャプチャした静止画(または動画)を記憶部46から読み出して映像処理部41に映像信号S2として出力する。制御部47は、受信した作動信号S1に従い、映像処理部41、電源部44およびキャプチャ部45の動作を制御する。なお、本体部2におけるスクリーン15以外の部位にサブディスプレイ4を組み込むことにより、本体部2とサブディスプレイ4とを一体化する構成を採用することもできる。
次に、テレビ1の全体的な動作について、図4および図5を参照して説明する。
このテレビ1では、スクリーン15に映像Pt1が表示されている状態において、リモコン3の電源スイッチ81aが操作された際には、主制御部18が、キー入力処理部16からの操作信号So(本発明における映像の表示停止指示)に従い、図3に示す表示停止処理50を実行する。この表示停止処理50では、主制御部18は、まず、ランプ駆動部22を制御してランプ21の発光を停止させると共に、ランプ21の発光を停止させた時点からの経過時間Tの計測を開始する(ステップ51)。次いで、主制御部18は、映像処理部12に対して、光変調素子23をイニシャライズするための(正常にオフさせるための)駆動データD1を生成させて素子駆動部13に出力させる。これに応じて、素子駆動部13は、この駆動データD1に基づいて駆動信号Sdを生成して光変調素子23を駆動することにより、光変調素子23をイニシャライズする(ステップ52)。これにより、本体部2での映像Pt1の表示が停止される。次いで、主制御部18は、電源部19を制御することにより、キー入力処理部16、通信部17、主制御部18およびサブディスプレイ4を除く他の構成要素(光学エンジン14など)に対する電力の供給を停止させる(ステップ53)。
続いて、主制御部18は、通信部17を介してサブディスプレイ4に表示を停止させる旨の作動信号S1を送信することにより、サブディスプレイ4での映像の表示を停止させる(ステップ54)。この場合、サブディスプレイ4では、制御部47が、通信部43を介して受信した作動信号S1に従い、映像処理部41を制御することにより、表示部42での映像の表示を停止させる。このとき、音声処理部20および音声出力部21への電力の供給が停止されるため音声も停止する。また、制御部47は、電源部44を制御することにより、通信部43および電源部44を除くサブディスプレイ4内の他の構成要素に対する電力の供給を停止させる。以上により、表示停止処理50が完了する。
上記の表示停止処理の後、リモコン3の電源スイッチ81aが操作された際には、主制御部18は、キー入力処理部16からの操作信号So(本発明における映像の表示指示)に従い、表示開始処理60を実行する。この表示開始処理60では、主制御部18は、まず、電源部19を制御することにより、電力の供給が停止されている本体部2内の各構成要素(光学エンジン14、音声処理部20、音声出力部21など)に対する電力の供給を開始する(ステップ61)。次いで、主制御部18は、映像/音声入力部11を制御して、直前の電源切断時(映像停止時)と同じ映像信号(映像信号Sb1〜Sb3)を映像処理部12に出力させ、また同様に、直前の電源切断時と同じ音声信号Voを音声処理部20、音声出力部21に出力させる(ステップ62)。続いて、主制御部18は、ランプ21に対する電力停止時点からの経過時間Tが所定時間T1に達しているか否かを判別する(ステップ63)。この判別の結果、経過時間Tが所定時間T1に達しているときには、主制御部18は、ランプ駆動部22を制御して、発光に必要な電力のランプ21への供給を開始する。したがって、ランプ21の発光が開始される(ステップ64)。この場合、ランプ21の電極間に封入されているガスが均一に分散しているため、ランプ21は、短時間で点灯状態に移行する。次いで、主制御部18は、映像処理部12等を制御して、直前の電源切断時(映像停止時)と同じ映像を本体部2のスクリーン15に表示させる(ステップ65)。具体的には、主制御部18は、映像処理部12を制御して、直前の電源切断時(映像停止時)と同じ映像信号(映像信号Sb1〜Sb3のうちの1つ)に基づく駆動データD1を素子駆動部13に出力させる。これに応じて、素子駆動部13は、駆動データD1に基づいて駆動信号Sdを生成して光変調素子23を駆動する。この結果、光変調素子23がランプ21からの光を駆動信号Sdに基づいて変調し、この変調された投射光Lがスクリーン15に投射されるため、スクリーン15に映像が表示される。これにより、本体部2での映像の表示が開始される。続いて、主制御部18は、サブディスプレイ4での映像の表示が開始されているときには、映像の表示を停止させる(ステップ66)。この際には、サブディスプレイ4は、映像の表示を停止している状態のため、映像の表示停止を省略する。以上により、表示開始処理60が完了する。
一方、主制御部18は、ステップ63においてランプ21に対する電力停止からの経過時間Tが所定時間T1に達していないと判別したときには、サブディスプレイ4での映像を表示しているか否かを判別する(ステップ67)。この判別の結果、サブディスプレイ4によって映像が表示されていないときには、主制御部18は、直前の電源切断時(映像停止時)にスクリーン15に表示されていた映像と同じ映像をサブディスプレイ4に表示させる(ステップ68)。具体的には、まず、主制御部18は、映像処理部12を制御して、直前の電源切断時(映像停止時)と同じ映像信号(映像信号Sb1〜Sb3のうちの1つ)を副映像信号Sb4としてサブディスプレイ4に出力させる。次いで、主制御部18は、通信部17を介してサブディスプレイ4に表示を開始させる旨の作動信号S1を送信する。サブディスプレイ4では、制御部47が、通信部43を介して受信した作動信号S1に従い、電源部44を制御することにより、電力の供給が停止されていたサブディスプレイ4内の各構成要素に対して電力を供給させる。また、制御部47は、映像処理部41を制御することにより、本体部2から出力されている副映像信号Sb4に基づいて表示用信号S3を生成させる。これに応じて、表示部42は、表示用信号S3に基づく映像の表示を開始する。したがって、本体部2のランプ21を点灯させることができない状態であったとしても、本体部2で表示させようとする映像をサブディスプレイ4の表示部42に短時間で表示させて楽しむことができる。
その後、主制御部18は、ステップ63,67を繰り返して、ランプ21に対する電力停止時点からの経過時間Tが所定時間T1に達したと判別したときには、上記したステップ64,65,66を順次実行することにより、本体部2での映像の表示を開始する。この際には、サブディスプレイ4は映像の表示を開始しているため、主制御部18は、ステップ66において、通信部17を介してサブディスプレイ4に表示を停止させる旨の作動信号S1を送信することにより、上記したステップ54と同様にして、サブディスプレイ4での映像の表示を停止させて、表示開始処理60を完了させる。
また、このテレビ1では、スクリーン15または表示部42に映像が表示されている状態において、リモコン3の切替スイッチ81bまたは選局スイッチ81cが操作された際には、主制御部18が、キー入力処理部16からの操作信号So(映像の切替指示)に従い、映像選択処理を実行する。この映像選択処理では、主制御部18は、切替スイッチ81bが操作された際には、操作信号Soに従い、映像/音声入力部11の切替器および映像処理部12を制御することにより、放送受信部からの映像信号Sb1、コンポジット映像端子等の各種映像入力端子を介して入力した複数の映像信号(映像信号Sb2)、およびメモリカード等からの映像信号Sb3のうちの1つに基づく映像をスクリーン15または表示部42に表示させる。また、放送受信部からの映像信号Sb1に基づく映像をスクリーン15または表示部42に表示させている状態において、選局スイッチ81cが操作された際には、操作信号Soに従い、映像/音声入力部11の放送受信部を制御することにより、選局スイッチ81cで指定されたチャンネルの映像信号Sb1を放送受信部から出力させる。これにより、リモコン3の切替スイッチ81bまたは選局スイッチ81cを操作することにより、所望の映像をスクリーン15または表示部42に表示させて楽しむことができる。
さらに、このテレビ1では、表示部42に映像が表示されている状態において、リモコン3のキャプチャスイッチ81dが操作された際には、主制御部18が、通信部17を介してサブディスプレイ4にキャプチャ動作を実行させる旨の作動信号S1を送信する。この場合、サブディスプレイ4では、制御部47が、通信部43を介して受信した作動信号S1に従い、キャプチャ部45を制御することにより、副映像信号Sb4をキャプチャして記憶部46に記憶させるキャプチャ動作を実行する。これにより、キャプチャ動作実行時において、表示部42に表示されている所定の映像が静止画として(または動画として)記憶部46に記憶される。その後、リモコン3のキャプチャ画像表示スイッチ81eが操作された際には、主制御部18は、光学エンジン14などへの電力の供給開始から所定時間T1を経過するまでの間を除き、本体部2側での映像の表示が行われているか停止しているかに拘わらず、通信部17を介してサブディスプレイ4にキャプチャ画像表示動作を実行させる旨の作動信号S1を送信する。この場合、サブディスプレイ4では、制御部47が、通信部43を介して受信した作動信号S1に従い、キャプチャ部45を制御することにより、記憶部46から所定の画像(静止画または動画)を読み出すと共に映像信号S2に変換して映像処理部41に出力させる。映像処理部41は、キャプチャ部45から出力される映像信号S2に基づいて表示用信号S3を生成して、表示部42に出力する。これにより、キャプチャ動作実行時に記憶部46に記憶された所定の映像が表示部42に表示される。また、キャプチャによる所定の画像に代えて、予め記憶部46に記憶させた所定の画像(静止画または動画)を表示部42に表示させることもできる。
このように、このテレビ1によれば、主制御部18が、キー入力処理部16からの操作信号So(映像の表示停止指示)に従ってランプ21への電力供給を停止した時点からランプ21が発光可能になる時点までの所定時間T1内に操作信号So(映像の表示指示)を受けたときには、少なくともランプ21が発光可能となる時点(所定時間T1を経過する時点)までサブディスプレイ4の表示部42に映像(本体部2に表示させる映像と同一の映像)を表示させることにより、封入されているガスが不均一なことに起因してランプ21を点灯できないために本体部2のスクリーン15に映像を表示できないときであったとしても、サブディスプレイ4に所望の映像を直ちに表示させて、その映像を楽しむことができる。
また、所定時間T1の経過後にスクリーン15への映像の表示を開始させたときに、主制御部18がサブディスプレイ4での映像の表示を停止させることにより、表示部42のように消費電力の大きな構成要素に対する電力の供給を自動的に停止させることができ、その結果、通常使用時におけるテレビ1全体の消費電力を低減させることができる。
また、主制御部18が、記憶部46に記憶されている所定の画像(静止画または動画)をサブディスプレイ4に表示させることにより、本体部2側の電源がオフされた状態、つまりランプ21への電力供給が停止して本体部2での映像の表示が停止し、これによって本体部2から副映像信号Sb4が出力されていない状態のときであっても、少なくとも本体部2側から電力が供給されてサブディスプレイ4が作動できる状態である限り、主制御部18が、映像の表示停止指示を受けてランプ21への電力供給を停止しているときに、制御部47に対して、映像処理部41によってメモリに記憶された所定の映像をサブディスプレイ4に表示させることにより、その所定の画像を表示部42に表示させ続けることができる。したがって、表示部42に表示させる所定の画像として、例えば、カレンダー画像、写真画像およびメモ画像などを予めキャプチャしておくことにより、サブディスプレイ4をあたかもカレンダー、写真スタンドおよび伝言板などのように利用することができ、この結果、テレビ1の利便性を十分に向上させることができると共に部屋のインテリアの一部としても利用することができる。
なお、本発明は、上記の構成に限定されない。例えば、スクリーン15への映像の表示を開始させたときにサブディスプレイ4での映像の表示を停止させる例について上記したが、スクリーン15への映像の表示を開始させた後においても、サブディスプレイ4に映像を表示させることもできる。この場合、サブディスプレイ4には、スクリーン15に表示されている映像と同一の映像を表示させることもできる。この構成によれば、2つの表示部(スクリーン15と表示部42)で同一の画像を表示させて楽しむことができる。
一方、スクリーン15の映像とは異なる映像を表示させることもできる。この場合、スクリーン15での映像と異なる映像をサブディスプレイ4に表示させるときには、主制御部18は、映像処理部12を制御することにより、駆動データD1の基となる映像信号とは異なる映像信号を副映像信号Sb4としてサブディスプレイ4に出力する。具体的には、主制御部18は、スクリーン15に映像信号Sb1に基づくテレビ放送の映像を表示させているときには、副映像信号Sb4として映像信号Sb2をサブディスプレイ4に出力することにより、コンポジット映像端子等の各種映像入力端子のいずれかに接続されている映像機器(DVD再生装置など)において再生されている映像をサブディスプレイ4に表示させることができる。また、主制御部18は、副映像信号Sb4として映像信号Sb3をサブディスプレイ4に出力することにより、HDDに記憶されているカレンダ画像や写真画像などの画像をサブディスプレイ4に表示させることができる。このように異なる映像をサブディスプレイ4に表示させることにより、スクリーン15に所望の映像を表示させて楽しみつつ、サブディスプレイ4に表示させている他の映像も併せて楽しむことができる。
また、映像/音声入力部11にMPEG(Moving Picture Experts Group)デコーダを設けて、HDDに記憶させておいた動画像データに基づく映像をサブディスプレイ4やスクリーン15に表示させる構成を採用することもできる。また、映像/音声入力部11に放送受信部を複数配設して、スクリーン15およびサブディスプレイ4にそれぞれ異なるテレビ放送の映像を同時に表示させる構成を採用することもできる。また、LAN等のネットワークに接続するためのインターフェースを映像/音声入力部11に配設することにより、電子メールを着信した旨を示す映像や、同じネットワークに接続されている他の機器の状態を示す映像をサブディスプレイ4に表示させる構成を採用することもできる。この構成によれば、スクリーン15に所望の映像を表示させて楽しみつつ、サブディスプレイ4に表示させている映像に基づいて種々の情報を確認することができる。
1 テレビ、4 サブディスプレイ、14 光学エンジン、15 スクリーン、18 主制御部、21 ランプ、42 表示部、L 投射光
Claims (4)
- 光源からの光を変調した投射光を投射する光学エンジンと、前記投射光を受光して映像を表示するスクリーンと、サブディスプレイと、主制御部とを備え、
前記主制御部は、前記映像の表示停止指示に従って前記光源への電力供給を停止したときから当該光源が発光可能になるまでの所定時間内に前記映像の表示指示を受けたときには、少なくとも前記光源が発光可能となるまで前記サブディスプレイに前記映像を表示させるプロジェクションテレビ。 - 前記主制御部は、前記所定時間の経過後に前記スクリーンへの前記映像の表示を開始させたときには、前記サブディスプレイでの前記映像の表示を停止させる請求項1記載のプロジェクションテレビ。
- 前記主制御部は、前記所定時間の経過後に前記スクリーンへの前記映像の表示を開始させたときには、当該スクリーンの前記映像とは異なる映像を前記サブディスプレイに表示させる請求項1記載のプロジェクションテレビ。
- 前記サブディスプレイは記憶部を備え、
前記主制御部は、前記記憶部に記憶されている所定の映像を当該サブディスプレイに表示させる請求項1記載のプロジェクションテレビ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005030119A JP2006217457A (ja) | 2005-02-07 | 2005-02-07 | プロジェクションテレビ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005030119A JP2006217457A (ja) | 2005-02-07 | 2005-02-07 | プロジェクションテレビ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006217457A true JP2006217457A (ja) | 2006-08-17 |
Family
ID=36980264
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005030119A Withdrawn JP2006217457A (ja) | 2005-02-07 | 2005-02-07 | プロジェクションテレビ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006217457A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013004330A (ja) * | 2011-06-17 | 2013-01-07 | Mitsubishi Electric Corp | 加熱調理器 |
-
2005
- 2005-02-07 JP JP2005030119A patent/JP2006217457A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013004330A (ja) * | 2011-06-17 | 2013-01-07 | Mitsubishi Electric Corp | 加熱調理器 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101164067B1 (ko) | 프로젝터 및, 프로젝터의 제어 방법 | |
US9307210B2 (en) | Image output apparatus, method, and medium | |
US8780095B2 (en) | Projector and control method | |
WO2006014277A2 (en) | Media projector system | |
JP2006217457A (ja) | プロジェクションテレビ | |
JP2008139771A (ja) | 画像表示装置、制御方法、制御プログラム、および記録媒体 | |
JP2011050018A (ja) | 投写型映像表示装置及び映像表示システム | |
JP2008058574A (ja) | 画像表示システムおよび画像表示装置 | |
JP2007134963A (ja) | 再生システム及びサーバ | |
JP2006119399A (ja) | 画像表示装置 | |
JP5891709B2 (ja) | 表示装置および表示装置の制御方法 | |
JP4817001B2 (ja) | 表示装置および方法、記録媒体、並びにプログラム | |
JP2009229924A (ja) | 投影装置、投影方法及びプログラム | |
US11657777B2 (en) | Control method for display device and display device | |
CN113099195B (zh) | 显示装置和显示装置的控制方法 | |
JP2012182612A (ja) | 画像表示装置、及び画像表示装置の制御方法 | |
JP2009213015A (ja) | プロジェクタ | |
JP2006293118A (ja) | プロジェクタ、プロジェクタにおける光源装置の消灯方法及びプロジェクタにおける光源装置の消灯プログラム | |
JPWO2009144788A1 (ja) | 音声出力機能を備えた映像表示装置、該映像表示装置で行う音量制御方法 | |
JP2023047474A (ja) | プロジェクターの制御方法、及び、プロジェクションシステム | |
JP2007309986A (ja) | 画像表示装置、画像表示装置の動作情報告知方法、動作情報告知プログラム、および、記録媒体 | |
JP2006133405A (ja) | 光源装置、およびプロジェクタ | |
JP2007150404A (ja) | テレビ | |
JP2010178254A (ja) | プロジェクター | |
JP2019121942A (ja) | 表示装置、及び、表示装置の制御方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20070404 |
|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20080513 |