JP2006217148A - 電話システムおよび電話転送方法 - Google Patents

電話システムおよび電話転送方法 Download PDF

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Abstract

【課題】着信者側で着信の可否を決定する。
【解決手段】発信処理部1は、呼接続要求を発信して発呼を行う。着信者スケジュール管理部4には、時間帯別に、着信者の連絡先の場所を示すスケジュールと、その連絡先となる着信端末31〜3nのいずれかの電話番号を示す連絡先電話番号と、その連絡先への着信可否を示す着信可否情報とを含むスケジュール情報が登録される。着信処理部5は、発信処理部1からの呼接続要求の着信があると、呼接続要求を着信した時点の着信者の連絡先電話番号と着信可否情報とを着信者スケジュール管理部4から取得し、着信者の連絡先電話番号と着信可否情報とに基づいて、発信処理部1からの呼を着信者の連絡先となる着信端末31〜3nのいずれかに転送するための転送動作、または発信者メッセージ録音部6を用いて発信者の音声メッセージを留守録メッセージとして録音する録音動作のどちらを実行するかを判別する。
【選択図】図1

Description

本発明は、発信者の端末から発呼された呼を着信者の端末へ転送する電話システムおよび電話転送方法に関する。
近年、ユーザが1人で複数の電話機を利用するケースが増えている。例えば、自宅では固定電話機(IP電話用の電話機含む)、勤務中は会社の自席にある電話機、外出中は携帯電話機などである。このように複数の電話機を利用するユーザに電話で連絡を取りたい場合、そのユーザに電話をかける発信者は、そのユーザが現在どこにいるのかを推定して連絡先の電話機の電話番号に電話をかけている。
しかし、ユーザが勤務中の時間帯であっても会議中、出張中、休暇中であるなどの理由で連絡が取れないことが頻繁に発生する。また、連絡を取れた場合も、電話を受けた者がそのユーザの電話機に転送するといった手間が発生する場合がある。さらに、そのユーザが不在の時に発信者に折り返し電話を行う際にも、同様のことが起こりうる。
最近では、携帯電話機を所有するユーザが増えており、携帯電話機に電話をかけることでそのユーザに連絡が取れる確率が格段に上がっている。しかし、携帯電話機との通話料は他の電話サービス(固定電話、IP電話など)に比べて高額であり、常に携帯電話機に電話をかけることとした場合、通話コストが増大する。
また、勤務先の電話番号は、異動などにより変更することがあり、変更のつど、変更後の電話番号を相手に教える必要がある。発信者が変更前の電話番号しか知らない場合は、電話連絡を行うことが困難になる場合がある。
上記のような問題を解決する方法として、例えば、特許文献1には、発信者から着信者への発呼があった場合、その着信者のスケジュール情報に応じて、発信者からの呼の転送先を変更する方法が開示されている。
しかし、特許文献1に開示された方法では、着信者が会議中等で呼の転送を望んでいない場合にも、すべての呼がスケジュールに従って着信者に転送されてしまうという問題がある。
また、特許文献2には、着信者が不在の時にその着信者に対する発信者からの発呼があった場合、その着信者のスケジュールに応じた応答メッセージを再生し、さらに、その後に正当な暗証番号が発信者により入力されると、着信者のスケジュールに応じた転送先の電話機に呼を転送する方法が開示されている。この方法によれば、曜日別、時刻ごとに、スケジュールと、そのスケジュールに応じた連絡先の電話番号を予め記録しておくことにより、暗証番号を通知しておいた発信者からの呼のみを転送することが可能となる。
しかし、特許文献2に開示された方法では、発信者が暗証番号を知らない場合は、たとえ緊急の電話であったとしても転送先に呼を転送してもらえないという問題がある。
特開2004−146999号公報 特開2001−061013号公報
以上説明したように、従来の電話システムにおいては、着信者側からは、着信者自身で着信の可否を決定したいという要求があり、また、発信者側からは、確実に通話を行うために、暗証番号を知らなくても、緊急の電話として発信したいという要求があり、これらの要求を満たすことができる技術が望まれていた。
そこで、本発明の目的は、着信者側で着信の可否を決定することができる電話システムおよび電話転送方法を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、発信者側で緊急の電話として発信することができる電話システムおよび電話転送方法を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は、
発信者の端末から発呼された呼を着信者の端末へ転送する電話システムにおいて、
呼接続要求を発信して発呼を行う発信処理部と、
時間帯別に、着信者の連絡先の場所を示すスケジュールと、該連絡先となる端末を識別する端末識別情報と、該連絡先への着信可否を示す着信可否情報とを含むスケジュール情報が登録される着信者スケジュール管理部と、
前記発信処理部からの前記呼接続要求の着信があると、該呼接続要求を着信した時点の着信者の連絡先となる端末の端末識別情報と着信可否情報とを前記着信者スケジュール管理部から取得し、前記呼接続要求を着信した時点の着信者の端末識別情報と着信可否情報とに基づいて、着信者の連絡先となる端末に前記発信処理部からの呼を転送するか否かを判別し、転送すると決定した場合に前記発信処理部からの呼を転送するための処理を行う着信処理部とを有することを特徴とするものである。
この構成によれば、着信処理部において、発信処理部からの呼接続要求の着信があると、着信時点の着信者の端末識別情報と着信可否情報とに基づいて、スケジュールにしたがった端末に転送を行うか否かを判別するため、着信者が着信可否情報により着信の可否を決定することが可能となる。
また、着信者は、着信可否情報を「着信可」にしておけば、スケジュールににしたがった端末で電話を受けることが可能となる。また、着信者は、端末識別情報としての電話番号として、その時点で利用可能な端末のうちもっとも安価な電話サービスの端末の電話番号を設定することで、通話コストを低減することが可能となる。
また、着信者は、複数の端末を利用する場合でも、着信処理部にて着信される着信用の電話番号を1つだけ相手に教えるだけで、スケジュールににしたがった端末で電話を受けることが可能となる。また、着信者は、着信用の電話番号以外を頻繁に変更しても相手の利便性を損なわせないようにすることが可能である(すなわち、番号ポータビリティが実現可能である)。
なお、前記発信処理部は、発信の優先度を示す優先度情報を前記呼接続要求に付加した上で、該呼接続要求を発信して発呼を行い、
前記着信処理部は、前記発信処理部からの前記呼接続要求の着信があると、前記呼接続要求を着信した時点の着信者の端末識別情報と着信可否情報とを前記着信者スケジュール管理部から取得し、前記呼接続要求を着信した時点の着信者の端末識別情報と着信可否情報と前記呼接続要求に付加された優先度情報とに基づいて、前記発信処理部からの呼を着信者の連絡先となる端末に転送するか否かを判別し、転送すると決定した場合に前記発信処理部からの呼を転送するための処理を行うこととしても良い。
この構成によれば、着信処理部において、発信処理部からの呼接続要求の着信があると、着信時点の着信者の端末識別情報と着信可否情報と発信者の優先度情報とに基づいて、スケジュールにしたがった端末に転送を行うか否かを判別するため、着信者が着信可否情報により着信の可否を決定することが可能となるとともに、発信者が優先度情報により緊急の電話として発信し、着信者に着信させることも可能となる。
また、着信可否の設定内容と優先度の設定内容とに応じて、電話転送を柔軟に制御することが可能となる(例えば、着信側で業務に集中するために「着信不可」にしていても、発信側の優先度が高ければ転送を行うことなど)。
また、時間帯別に、発信者の連絡先の場所を示すスケジュールと、該連絡先となる端末を識別する端末識別情報と、該連絡先への着信可否を示す着信可否情報とを含むスケジュール情報が登録される発信者スケジュール管理部をさらに有し、
前記発信処理部は、前記呼接続要求を発信する発信時刻から一定期間における発信者のスケジュール情報を前記発信者スケジュール管理部から取得し、発信者のスケジュール情報を前記優先度情報とともに前記呼接続要求に付加した上で、該呼接続要求を発信して発呼を行い、
前記着信処理部は、発信者の端末に対して、着信者から折り返し電話連絡する旨の応答メッセージを送信する場合には、前記呼接続要求に付加された発信者のスケジュール情報を着信者の任意の端末に送信することとしても良い。
あるいは、時間帯別に、発信者の連絡先の場所を示すスケジュールと、該連絡先となる端末を識別する端末識別情報と、該連絡先への着信可否を示す着信可否情報とを含むスケジュール情報が登録される発信者スケジュール管理部をさらに有し、
前記発信処理部は、前記呼接続要求を発信する発信時刻から一定期間における発信者のスケジュール情報を前記発信者スケジュール管理部から取得し、発信者のスケジュール情報を前記優先度情報とともに前記呼接続要求に付加した上で、該呼接続要求を発信して発呼を行い、
前記着信処理部は、着信者の端末の内部に設けられている場合において、発信者の端末に対して、着信者から折り返し電話連絡する旨の応答メッセージを送信する場合には、前記呼接続要求に付加された発信者のスケジュール情報の登録を行うこととしても良い。
この構成によれば、着信処理部において、発信者に対して着信者から折り返し連絡する旨の応答メッセージを送信する一方で、着信者に対して、発信者のスケジュール情報を送信するため、発信者の都合の良い時間帯を知ることができ、その時間帯に着信者が折り返しの電話連絡をすることができる。
また、前記着信処理部は、発信者の端末に対して、着信者から折り返し電話連絡する旨の応答メッセージを送信する場合には、前記呼接続要求を着信した着信時刻から一定期間における着信者のスケジュール情報を前記着信者スケジュール管理部から取得し、着信者のスケジュール情報を発信者の端末に送信することとしても良い。
この構成によれば、着信処理部において、発信者に対して着信者から折り返し連絡する旨の応答メッセージを送信する一方で、発信者に対して、着信者のスケジュール情報を送信するため、発信者が、着信者の都合の良い時間帯を知ることができ、その時間帯に着信者からの折り返しの電話連絡を待たずに、電話連絡することもできる。
本発明によれば、着信処理部において、発信処理部からの呼接続要求の着信があると、その時点の着信者の端末識別情報と着信可否情報とに基づいて、スケジュールにしたがった端末に転送を行うか否かを判別する構成であるため、着信者自身が着信可否情報により着信の可否を決定することができるという効果が得られる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1を参照すると、本発明の第1の実施形態による電話システムは、発信者が使用し、発信処理部1を具備する発信端末2と、着信者が使用する着信端末31〜3nと、着信者スケジュール管理部4と、着信処理部5と、発信者メッセージ録音部6とを有している。なお、発信端末2および着信端末31〜3nは、IP電話専用のIP電話端末や、IP電話機能を備えたパーソナルコンピュータ等である。
発信処理部1は、呼接続要求を発信して発呼を行う。
着信者スケジュール管理部4は、図2に示すように、時間帯別に、着信者の用件および連絡先の場所を示すスケジュールと、着信端末31〜3nのうち着信者の連絡先となる着信端末を識別する端末識別情報(本実施形態では、その着信端末の電話番号を示す連絡先電話番号とする)と、着信者の連絡先への着信可否を示す着信可否情報とを含むスケジュール情報が登録される。
なお、着信者スケジュール管理部4は、着信端末31〜3nのいずれかの内部に設けられていても良く、着信者が着信端末以外の用途で使用するパーソナルコンピュータの内部に設けられていても良い。または、インターネット等のネットワーク上のサーバ(Webサーバ等)に設けられ、着信者のパーソナルコンピュータ、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)等からアクセス可能としても良い。
着信処理部5は、発信処理部1からの呼接続要求の着信があると、呼接続要求を着信した時点の着信者の連絡先電話番号と着信可否情報とを着信者スケジュール管理部4から取得し、呼接続要求を着信した時点の着信者の連絡先電話番号と着信可否情報とに基づいて、発信処理部1からの呼を着信者の連絡先となる着信端末31〜3nのいずれかに転送するための転送動作、または発信者メッセージ録音部6を用いて発信者の音声メッセージを留守録メッセージとして録音する録音動作のどちらを実行するかを判別する。
詳細には、着信処理部5は、呼接続要求を着信した時点の連絡先電話番号への着信可否情報が「着信可」であれば、発信処理部1からの呼を着信者の連絡先となる着信端末31〜3nのいずれかに転送するための転送動作を実行する。一方、呼接続要求を着信した時点の連絡先電話番号への着信可否情報が「着信不可」であれば、発信者メッセージ録音部6を用いて発信者の音声メッセージを録音する録音動作を実行する。
また、着信処理部5は、発信処理部1からの呼接続要求を着信した時点のスケジュールが着信者スケジュール管理部4に登録されていない場合や、スケジュールが登録されていても連絡先電話番号が着信者スケジュール管理部4に登録されていない場合は、図3に示すような着信者のデフォルトの連絡先電話番号と着信可否情報とを着信者スケジュール管理部4から取得し、着信者のデフォルトの連絡先電話番号と着信可否情報とに基づいて、転送動作または録音動作のどちらを実行するか判別する。
なお、着信処理部5は、着信端末31〜3nのいずれかの内部に設けられていても良い。その場合、発信処理部1からの呼接続要求を着信した時点の着信者の連絡先が自己の着信端末で着信可否情報が「着信可」であれば、転送動作を行わずに、発信処理部1からの呼を着信する着信動作を行う。
発信者メッセージ録音部6は、着信処理部5による指示を受けた場合、発信者に対して留守録メッセージとしての音声メッセージを録音するよう促す応答メッセージを再生して、発信者の音声メッセージを留守録メッセージとして録音する。
なお、発信者メッセージ録音部6は、着信端末31〜3nのそれぞれに設けても良い。または、インターネット等のネットワーク上のサーバ(Webサーバ等)とし、発信端末2や着信端末31〜3nからアクセス可能としても良い。
上述したように本実施形態においては、着信処理部5において、発信処理部1からの呼接続要求の着信があると、呼接続要求を着信した時点の着信者の連絡先電話番号と着信可否情報とに基づいて転送動作または録音動作のいずれかを実行する構成であるため、着信者自身が着信可否情報により着信の可否を決定することができる。
(第2の実施形態)
図4を参照すると、本発明の第2の実施形態による電話システムは、発信者が使用し、発信処理部11を具備する発信端末12と、着信者が使用する着信端末131〜13nと、着信者スケジュール管理部14と、着信処理部15と、発信者メッセージ録音部16と、発信者スケジュール管理部17とを有している。なお、発信端末12および着信端末131〜13nは、IP電話専用のIP電話端末や、IP電話機能を備えたパーソナルコンピュータ等である。
本実施形態が上述した第1の実施形態と大きく異なる点は、発信者スケジュール管理部17を設けた点にある。
発信者スケジュール管理部17は、時間帯別に、発信者の用件および連絡先の場所を示すスケジュールと、発信端末(発信端末12や、それ以外の不図示の発信端末)のうち発信者の連絡先となる発信端末を識別する端末識別情報(本実施形態では、その発信端末の電話番号を示す連絡先電話番号とする)と、発信者の連絡先への着信可否を示す着信可否情報とを含むスケジュール情報が登録される。登録内容は、例えば図2の内容と略同様である。
なお、発信者スケジュール管理部17は、発信端末12の内部に設けられていても良く、発信者が発信端末以外の用途で使用するパーソナルコンピュータの内部に設けられていても良い。または、インターネット等のネットワーク上のサーバ(Webサーバ等)に設けられ、発信者のパーソナルコンピュータ、携帯電話機、PDA等からアクセス可能としても良い。
発信処理部11は、呼接続要求を発信する発信時刻から一定期間(例えば、1日分)における発信者のスケジュール情報(少なくとも、発信者の時間帯別の着信可否情報を含む)を発信者スケジュール管理部17から取得し、発信の優先度(例えば、高、中、低の3段階)を示す優先度情報と発信者のスケジュール情報とを呼接続要求に付加し、その呼接続要求を発信して発呼を行う。なお、優先度情報は、発信時に発信者により設定されるものであるが、発信者により設定されなかった場合は、デフォルト値(例えば、中)とする。
着信者スケジュール管理部14は、時間帯別に、着信者の用件および連絡先の場所を示すスケジュールと、着信端末131〜13nのうち着信者の連絡先となる着信端末を識別する端末識別情報(本実施形態では、その着信端末の電話番号を示す連絡先電話番号とする)と、着信者の連絡先への着信可否を示す着信可否情報とを含むスケジュール情報が登録される。登録内容は、例えば図2のようになる。
なお、着信者スケジュール管理部14は、着信端末131〜13nのいずれかの内部に設けられていても良く、着信者が着信端末以外の用途で使用するパーソナルコンピュータの内部に設けられていても良い。または、インターネット等のネットワーク上のサーバ(Webサーバ等)に設けられ、着信者のパーソナルコンピュータ、携帯電話機、PDA等からアクセス可能としても良い。
着信処理部15は、発信処理部11からの呼接続要求の着信があると、呼接続要求を着信した時点の着信者の連絡先電話番号と着信可否情報とを着信者スケジュール管理部14から取得し、呼接続要求を着信した時点の着信者の連絡先電話番号と着信可否情報と上記の呼接続要求に付加されている発信者の優先度情報とに基づいて、予め設定された条件にしたがって、発信処理部11からの呼を着信者の連絡先となる着信端末131〜13nのいずれかに転送するための転送動作、または発信者メッセージ録音部16を用いて発信者の音声メッセージを留守録メッセージとして録音する録音動作のどちらを実行するかを判別する。
詳細には、着信処理部15は、例えば、図5に示すような条件にしたがって、上記の転送動作または録音動作のどちらを実行するか判別する。例えば、優先度情報が「高」である場合や優先度情報が「中」でかつ着信可否情報が「着信可」である場合は転送動作を実行し、また、優先度情報が「中」でかつ着信可否情報が「着信不可」である場合や優先度情報が「低」である場合は録音動作を実行する。
ただし、着信処理部15は、優先度情報が「中」でかつ着信可否情報が「着信不可」である場合は、発信者メッセージ録音部16を用いて、発信者の発信端末12に対して、着信者から折り返し電話連絡させる旨の応答メッセージを流してから、発信者の音声メッセージを録音する。また、その一方で、着信者の着信端末に対しては、上記の呼接続要求に付加されている発信者のスケジュール情報(少なくとも、発信者の時間帯別の着信可否情報を含む)を送信する。発信者のスケジュール情報の送信先となる着信端末は任意であり、呼接続要求を着信した時点で連絡先となっている着信端末でも良く、予め決められている着信端末でも良い。それにより、発信者の都合の良い時間帯に、着信者が折り返しの電話連絡をすることができる。また、着信処理部15は、発信者の発信端末12に対して、着信者から折り返し電話連絡させる旨の応答メッセージを流すよう発信者メッセージ録音部16に指示する際に、呼接続要求を着信した着信時刻から一定期間における着信者のスケジュール情報(少なくとも、着信者の時間帯別の着信可否情報を含む)を着信者スケジュール管理部14から取得し、呼接続要求の発信元となる発信端末12に対してあわせて送信する。それにより、着信者からの折り返しの電話連絡を待たずに、発信者が、着信者の都合の良い時間帯に、電話連絡することもできる。
また、着信処理部15は、発信処理部11からの呼接続要求の着信があった時に、呼接続要求を着信した時点のスケジュールが着信者スケジュール管理部14に登録されていない場合や、スケジュールが登録されていても連絡先電話番号が着信者スケジュール管理部14に登録されていない場合は、着信者のデフォルトの連絡先電話番号と着信可否情報とを着信者スケジュール管理部14から取得し、着信者のデフォルトの連絡先電話番号と着信可否情報とに基づいて、転送動作または録音動作のどちらを実行するか判別する。デフォルト内容は、例えば図3のようになる。
なお、着信処理部15は、着信端末131〜13nのいずれかの内部に設けられていても良い。その場合、呼接続要求を着信した時点の着信者の連絡先が自己の着信端末で着信可否情報が「着信可」であれば、転送動作を行わずに、発信処理部11からの呼を着信する着信動作を行う。また、着信端末への発信者のスケジュール情報の送信動作を行わずに、発信者のスケジュール情報を登録する動作を行う。
発信者メッセージ録音部16は、着信処理部15による指示を受けた場合、発信者に対して留守録メッセージとしての音声メッセージを録音するよう促す応答メッセージを再生して、発信者の音声メッセージを留守録メッセージとして録音する。なお、この応答メッセージにおいて、上述のように、着信者から折り返し電話連絡させる旨をあわせて通知しても良い。
なお、発信者メッセージ録音部16は、着信端末131〜13nのそれぞれに設けても良い。または、インターネット等のネットワーク上のサーバ(Webサーバ等)とし、発信端末12や着信端末131〜13nからアクセス可能としても良い。
上述したように本実施形態においては、着信処理部15において、発信処理部11からの呼接続要求の着信があると、呼接続要求を着信した時点の着信者の連絡先電話番号と着信可否情報と発信者の優先度情報とに基づいて転送動作または録音動作のいずれかを実行する構成であるため、着信者が着信可否情報により着信の可否を決定することができるとともに、発信者が優先度情報により緊急の電話として発信し、着信者に着信させることもできる。
また、発信者の音声メッセージを留守録メッセージとして録音する際に、着信処理部15において、発信者メッセージ録音部16を用いて、発信者に対して、着信者から折り返し連絡する旨の応答メッセージを送信する一方で、着信者に対して、発信者のスケジュール情報を送信する構成であるため、発信者の都合の良い時間帯に、着信者が折り返しの電話連絡をすることができる。
このように、発信者のスケジュール情報は、着信処理部15での判別動作には利用されないが、着信端末側で発信者のメッセージとあわせて登録しておくことで、着信者が折り返し電話をかける際に、発信者の着信可否を確認することに利用することができ、相手が着信可能な時間帯に電話をかけ直すことを可能にする。
また、発信者の音声メッセージを留守録メッセージとして録音する際に、着信処理部15において、発信者メッセージ録音部16を用いて、発信者に対して着信者から折り返し連絡する旨の応答メッセージを送信する一方で、発信者に対して、着信者のスケジュール情報を合わせて送信する構成とすれば、着信者からの折り返しの電話連絡を待たずに、発信者が、着信者の都合の良い時間帯に、電話連絡することもできる。
以下に、具体的な実施例により、本発明をより詳細に説明する。なお、以下の実施例では、シグナリングプロトコルとしてSIP(Session Initiation Protocol)を利用したIP電話の電話システムに本発明を適用した場合を例に挙げて説明するが、本発明は、この例に限定されるものではないことは言うまでもない。
(実施例1)
本発明の実施例1は、図1に示した第1の実施形態に相当する実施例であり、図6に示すような構成となっている。
図6を参照すると、本実施例においては、着信端末31として、IP電話機能を備えるパーソナルコンピュータが設けられており、GW(gateway)23を介してWAN(Wide Area Network)22と接続されている。その他の着信端末は図6からは省略されている。また、着信端末31の内部に、着信者スケジュール管理部4および着信処理部5が設けられている。着信処理部5は、IP電話による通話時に、通話データとIPパケットを相互に変換したりIPパケットを送受信したりするIP電話部21の内部に設けられている。また、発信処理部1を備える発信端末2として、IP電話専用のIP電話端末が設けられており、WAN22と接続されている。また、発信者メッセージ録音部6として、発信者メッセージ録音部6AがIP電話部21の内部に設けられるとともに、WAN22と接続されたサーバ(Webサーバ等)である発信者メッセージ録音部6Bが設けられている。
以下、本実施例の動作について図7のフローチャートを参照して説明する。ここでは、着信端末31のIP電話番号は「05011112222」であるものとする。
図7を参照すると、着信端末31内の着信処理部5は、発信処理部1から発信されたSIPの呼接続要求であるINVITEリクエスト(INVITEメソッドによるリクエスト)の着信があると(ステップ701)、INVITEリクエストを着信した時点の着信者の連絡先電話番号と着信可否情報とを着信者スケジュール管理部4に問い合わせる(ステップ702)。
これを受けて、着信者スケジュール管理部4は、着信処理部5にINVITEリクエストが着信された時点の着信者の連絡先電話番号と着信可否情報とを着信処理部5に返す(ステップ703)。なお、スケジュールが登録されていない場合や、連絡先電話番号が登録されていない場合は、着信者のデフォルトの連絡先電話番号と着信可否情報とを着信処理部5に返す。
ここで、着信処理部5は、INVITEリクエストを着信した時点の着信者の連絡先電話番号と着信可否情報とに基づいて、着信動作、転送動作、または録音動作のいずれを実行するかを判別する。
例えば、着信処理部5は、INVITEリクエストを着信した時点の連絡先電話番号への着信可否情報が「着信可」であり(ステップ704)、連絡先電話番号が自己の着信端末31の電話番号「05011112222」であれば(ステップ705)、発信処理部1からの呼を着信する着信動作を実行する(ステップ706)。それにより、以降、発信端末2と着信端末31との間で、IP電話による通話が可能となる。
また、ステップ705において、INVITEリクエストを着信した時点の連絡先電話番号が他の着信端末の電話番号(例えば「09087654321」)であれば、着信処理部5は、該当する他の着信端末に発信処理部1からの呼を転送するための転送動作を実行する(ステップ707)。
また、ステップ704において、INVITEリクエストを着信した時点の連絡先電話番号への着信可否情報が「着信不可」であれば、着信処理部5は、発信者メッセージ録音部6Aまたは発信者メッセージ録音部6Bを用いて、発信者の音声メッセージを留守録メッセージとして録音する録音動作を実行する(ステップ708)。
なお、本実施例において、着信処理部5による転送動作の一例としては、REFERメソッドを用いて転送を行う方法がある。REFERメソッドとは、REFERリクエストで転送先着信端末の電話番号を通知することにより、発信端末に対して、転送先の着信端末の電話番号に改めて発信するよう促す方法である。この方法では、自動応答により、転送先での転送の可否を発信者に確認させることも可能である。
また、本実施例において、着信処理部5による転送動作の他の例としては、SIPのステータスコード302(Moved Temporarily)のレスポンスを返す方法がある。この方法は、INVITEリクエストに対して、SIPのステータスコード302のレスポンスを発信者に返すと同時に、転送先の着信端末の電話番号も発信者に通知し、ステータスコード302を受信した発信者に転送先電話番号に改めて発信するよう促す方法である。この際、発信端末がステータスコード302を受信した後、発信端末は発信者に対して転送先電話番号を通知して、発信者が手動で転送先電話番号へ発信してもよく、また発信端末が自動的に転送先電話番号に発信してもよい。
また、本実施例において、着信処理部5による録音動作の一例として、発信者メッセージ録音部6Aを利用する方法がある。この方法では、発信者メッセージ録音部6Aは、発信者の操作によらず自動的に着信応答し、発信者に対して留守録メッセージとしての音声メッセージを録音するよう促す応答メッセージを再生して、発信者の音声メッセージを留守録メッセージとして録音する。
また、本実施例において、着信処理部5による録音動作の他の例としては、サーバ(Webサーバ等)である発信者メッセージ録音部6Bを利用する方法がある。この方法では、着信処理部5は、発信者からのINVITEリクエストを発信者メッセージ録音部6Bに転送し、発信者メッセージ録音部6Bは、発信者の操作によらず自動的に着信応答し、発信者に対して留守録メッセージとしての音声メッセージを録音するよう促す応答メッセージを再生して、発信者の音声メッセージを留守録メッセージとして録音する。
(実施例2)
本発明の実施例2は、図1に示した第1の実施形態に相当する実施例であり、図8に示すような構成となっている。
図8を参照すると、本実施例においては、着信端末31として、IP電話専用のIP電話端末が設けられており、GW26を介してWAN25と接続されている。その他の着信端末は図8からは省略されている。また、着信者が着信端末以外の用途で使用するパーソナルコンピュータ24が設けられており、GW26を介してWAN25と接続されている。着信者スケジュール管理部4はパーソナルコンピュータ24の内部に設けられ、着信処理部5はGW26の内部に設けられている。また、発信処理部1を備える発信端末2として、IP電話専用のIP電話端末が設けられており、WAN25と接続されている。また、発信者メッセージ録音部6として、WAN25と接続されたサーバ(Webサーバ等)である発信者メッセージ録音部6Bが設けられている。
以下、本実施例の動作について図9のフローチャートを参照して説明する。ここでは、GW26配下の着信端末31のIP電話番号は「05011112222」であるものとする。
図9を参照すると、GW26内の着信処理部5は、発信処理部1から発信されたSIPの呼接続要求であるINVITEリクエストの着信があると(ステップ901)、INVITEリクエストを着信した時点の着信者の連絡先電話番号と着信可否情報とを、パーソナルコンピュータ24内の着信者スケジュール管理部4に問い合わせる(ステップ902)。
これを受けて、着信者スケジュール管理部4は、着信処理部5にINVITEリクエストが着信された時点の着信者の連絡先電話番号と着信可否情報とを着信処理部5に返す(ステップ903)。なお、スケジュールが登録されていない場合や、連絡先電話番号が登録されていない場合は、着信者のデフォルトの連絡先電話番号と着信可否情報とを着信処理部5に返す。
ここで、着信処理部5は、INVITEリクエストを着信した時点の着信者の連絡先電話番号と着信可否情報とに基づいて、転送動作または録音動作のどちらを実行するかを判別する。
例えば、着信処理部5は、INVITEリクエストを着信した時点の連絡先電話番号への着信可否情報が「着信可」であり(ステップ904)、連絡先電話番号がGW26配下の着信端末31の電話番号「05011112222」であれば(ステップ905)、発信処理部1からの呼を着信端末31に転送するための転送動作を実行する(ステップ906)。なお、着信処理部5には、GW26配下の着信端末31の電話番号や、着信者のスケジュールの問合せ先となるパーソナルコンピュータ24のIPアドレスなどが予め登録されているものとする。
また、ステップ905において、INVITEリクエストを着信した時点の連絡先電話番号が他の着信端末の電話番号(例えば「09087654321」)であれば、着信処理部5は、該当する他の着信端末に発信処理部1からの呼を転送するための転送動作を実行する(ステップ907)。
また、ステップ904において、INVITEリクエストを着信した時点の連絡先電話番号への着信可否情報が「着信不可」であれば、着信処理部5は、発信者メッセージ録音部6Bを用いて、発信者の音声メッセージを留守録メッセージとして録音する録音動作を実行する(ステップ908)。
なお、本実施例において、着信処理部5による転送動作の一例としては、実施例1で説明したように、SIPのステータスコード302のレスポンスを返す方法がある。
また、本実施例において、着信処理部5による録音動作の一例としては、実施例1で説明したように、発信者メッセージ録音部6Bを利用する方法がある。
(実施例3)
本発明の実施例3は、図1に示した第1の実施形態に相当する実施例であり、図10に示すような構成となっている。
図10を参照すると、本実施例においては、着信端末31として、IP電話専用のIP電話端末が設けられており、GW29を介してWAN28に接続されている。その他の着信端末は図10からは省略されている。また、着信者が着信端末以外の用途で使用するパーソナルコンピュータ27が設けられており、GW29を介してWAN28と接続されている。着信者スケジュール管理部4はパーソナルコンピュータ27の内部に設けられている。また、IP電話の通信事業者が所有するSIPサーバ30およびプレゼンスサーバ31が設けられており、これらはWAN28に接続されている。着信処理部5はSIPサーバ30の内部に設けられている。また、発信処理部1を備える発信端末2として、IP電話専用のIP電話端末が設けられており、WAN28と接続されている。また、発信者メッセージ録音部6として、WAN28と接続されたサーバ(Webサーバ等)である発信者メッセージ録音部6Bが設けられている。
以下、本実施例の動作について図11のフローチャートを参照して説明する。ここでは、GW26配下の着信端末31のIP電話番号は「05011112222」であるものとする。
図11を参照すると、パーソナルコンピュータ24内の着信者スケジュール管理部4は、常時、着信者の着信端末31の電話番号「05011112222」と、現時点の着信者の連絡先電話番号と、着信可否情報とを、プレゼンス情報としてプレゼンスサーバ31に登録する(ステップ1101)。なお、スケジュールが登録されていない場合や、連絡先電話番号が登録されていない場合は、着信者のデフォルトの連絡先電話番号と着信可否情報とをプレゼンスサーバ31に登録する。
ここで、発信処理部1から着信端末31の電話番号「05011112222」へ向けたSIPの呼接続要求であるINVITEリクエストの発信があると、このINVITEリクエストは、一旦、SIPサーバ30内の着信処理部5にて着信される(ステップ1102)。すると、着信処理部5は、INVITEリクエストを着信した時点の、着信端末31を使用する着信者の連絡先電話番号と着信可否情報とをプレゼンスサーバ31に問い合わせる(ステップ1103)。
これを受けて、プレゼンスサーバ31は、着信処理部5にINVITEリクエストが着信された時点の着信者の連絡先電話番号と着信可否情報とを着信処理部5に返す(ステップ1104)。
ここで、着信処理部5は、INVITEリクエストを着信した時点の着信者の連絡先電話番号と着信可否情報とに基づいて、転送動作または録音動作のどちらを実行するかを判別する。
例えば、着信処理部5は、INVITEリクエストを着信した時点の連絡先電話番号への着信可否情報が「着信可」であり(ステップ1105)、連絡先電話番号がINVITEリクエストに記述されている発信先の電話番号すなわちGW29配下の着信端末31の電話番号「05011112222」であれば(ステップ1106)、発信処理部1からの呼を着信端末31に転送するための通常の転送動作を実行する(ステップ1107)。
また、ステップ1106において、INVITEリクエストを着信した時点の連絡先電話番号が他の着信端末の電話番号(例えば「09087654321」)であれば、着信処理部5は、該当する他の着信端末に発信処理部1からの呼を転送するための転送動作を実行する(ステップ1108)。
また、ステップ1105において、INVITEリクエストを着信した時点の連絡先電話番号への着信可否情報が「着信不可」であれば、着信処理部5は、発信者メッセージ録音部6Bを用いて、発信者の音声メッセージを留守録メッセージとして録音する録音動作を実行する(ステップ1109)。
なお、本実施例において、着信処理部5による転送動作の一例としては、実施例1で説明したように、SIPのステータスコード302のレスポンスを返す方法がある。
また、本実施例において、着信処理部5による転送動作の他の例としては、INVITEリクエストを直接転送先の着信端末に送信する方法がある。
また、本実施例において、着信処理部5による録音動作の一例としては、実施例1で説明したように、発信者メッセージ録音部6Bを利用する方法がある。
(実施例4)
本発明の実施例4は、図4に示した第2の実施形態に相当する実施例であり、図12に示すような構成となっている。
図12を参照すると、本実施例においては、着信端末131として、IP電話機能を備えるパーソナルコンピュータが設けられており、GW35を介してWAN34と接続されている。その他の着信端末は図12からは省略されている。また、着信端末131の内部に、着信者スケジュール管理部14および着信処理部15が設けられている。着信処理部15は、IP電話による通話時に、通話データとIPパケットを相互に変換したりIPパケットを送受信したりするIP電話部32の内部に設けられている。また、発信端末12として、IP電話機能を備えるパーソナルコンピュータが設けられており、GW36を介してWAN34と接続されている。また、発信端末12の内部に、発信者スケジュール管理部17および発信処理部11が設けられている。発信処理部11は、IP電話による通話時に、通話データとIPパケットを相互に変換したりIPパケットを送受信したりするIP電話部33の内部に設けられている。また、発信者メッセージ録音部16として、発信者メッセージ録音部16AがIP電話部31の内部に設けられるとともに、WAN34と接続されたサーバ(Webサーバ等)である発信者メッセージ録音部16Bが設けられている。
以下、本実施例の動作について図13のフローチャートを参照して説明する。ここでは、着信端末131のIP電話番号が「05011112222」であり、発信端末12のIP電話番号が「05012345678」であるものとする。
図13を参照すると、発信端末12内の発信処理部11は、着信端末131への発信に際して、呼接続要求を発信する発信時刻から一定期間(例えば、1日分)における時間帯別の発信者のスケジュールと連絡先電話番号と着信可否情報とを含むスケジュール情報を発信者スケジュール管理部17に問い合わせる(ステップ1301)。
これを受けて、発信者スケジュール管理部17は、発信時刻から一定期間における発信者のスケジュール情報を発信処理部11に返す(ステップ1302)。
次に、発信処理部11は、SIPの呼接続要求であるINVITEリクエストに優先度情報とスケジュール情報とを付加し(ステップ1303)、そのINVITEリクエストを着信端末131へ向けて発信する(ステップ1304)。なお、優先度情報としては、発信時に発信者により設定された優先度(例えば、高、中、低の3段階)を使用するが、発信者により設定されなかった場合は、デフォルト値(例えば、中)を使用する。
このとき、発信処理部11は、優先度情報については、INVITEリクエストのヘッダとしてSIPのRFC3261で定義されているPriorityヘッダに、図14に示すような内容で記述を行う。また、発信処理部11は、スケジュール情報については、XML形式でINVITEリクエストに記述する。なお、発信処理部11は、スケジュール情報として、図15に示すように、時間帯別の発信者のスケジュールと連絡先電話番号と着信可否情報とを全て付加しても良く、または、図16に示すように、時間帯別の発信者の着信可否情報のみを付加しても良い。例えば、優先度情報「高」、スケジュール情報が着信可否情報のみである場合のINVITEリクエストは図17のようになる。図17では、INVITEリクエストのメッセージボディの記述に、電子メール等で複数のコンテンツを記述する際に用いるMIME(Multipurpose Internet Mail Extension)を用いている。
着信端末131内の着信処理部15は、発信処理部11からのINVITEリクエストの着信があると(ステップ1305)、INVITEリクエストを着信した時点の着信者の連絡先電話番号と着信可否情報とを着信者スケジュール管理部14に問い合わせる(ステップ1306)。
これを受けて、着信者スケジュール管理部14は、着信処理部15にINVITEリクエストが着信された時点の着信者の連絡先電話番号と着信可否情報とを着信処理部15に返す(ステップ1307)。なお、スケジュールが登録されていない場合や、連絡先電話番号が登録されていない場合は、着信者のデフォルトの連絡先電話番号と着信可否情報とを着信処理部15に返す。
ここで、着信処理部15は、INVITEリクエストを着信した時点の着信者の連絡先電話番号と着信可否情報と発信者の優先度情報とに基づいて、予め設定された条件にしたがって、着信動作、転送動作、または録音動作のいずれを実行するかを判別する。例えば、着信処理部15は、図5に示すような条件にしたがう場合、次のような動作を実行する。
例えば、着信処理部15は、優先度情報が「高」である場合や優先度情報が「中」でかつINVITEリクエストを着信した時点の着信可否情報が「着信可」である場合で(ステップ1308)、連絡先電話番号が自己の着信端末131の電話番号「05011112222」であれば(ステップ1309)、発信処理部11からの呼を着信する着信動作を実行する(ステップ1310)。それにより、以降、発信端末12と着信端末131との間で、IP電話による通話が可能となる。
また、ステップ1309において、INVITEリクエストを着信した時点の連絡先電話番号が他の着信端末の電話番号(例えば「09087654321」)であれば、着信処理部15は、該当する他の着信端末に発信処理部11からの呼を転送するための転送動作を実行する(ステップ1311)。
また、ステップ1308において、優先度情報が「高」でもなく、優先度情報が「中」でかつINVITEリクエストを着信した時点の着信可否情報が「着信可」でもない場合、優先度情報が「低」でなければ(ステップ1313)、着信処理部15は、発信者メッセージ録音部16Aまたは発信者メッセージ録音部16Bを利用し、最初に、発信者の発信端末12に対して、着信者から折り返し電話連絡させる旨の応答メッセージを流し(ステップ1314)、その後に、発信者の音声メッセージを留守録メッセージとして録音する録音動作を実行する(ステップ1315)。その一方で、着信処理部15は、着信端末131の内部に発信者のスケジュール情報(少なくとも、発信者の時間帯別の着信可否を示す着信可否情報を含む)をあわせて登録し、また、呼接続要求を着信した着信時刻から一定期間(例えば、1日)における着信者のスケジュール情報(少なくとも、着信者の時間帯別の着信可否を示す着信可否情報を含む)を着信者スケジュール管理部17から取得し、発信者の発信端末12に対して送信する。
また、ステップ1313において、優先度情報が「低」であれば、ステップ1315に進み、発信者メッセージ録音部16Aまたは発信者メッセージ録音部16Bを利用し、発信者の音声メッセージを留守録メッセージとして録音する録音動作を実行する。
なお、本実施例において、着信処理部15による転送動作の例としては、実施例1で説明したように、REFERメソッドを用いる方法や、SIPのステータスコード302のレスポンスを返す方法がある。
また、本実施例において、着信処理部15による録音動作の例としては、実施例1で説明したように、発信者メッセージ録音部16Aや発信者メッセージ録音部16Bを利用する方法がある。なお、着信者から折り返し連絡する旨の応答メッセージを流す場合は、その応答メッセージを留守録による音声録音を促す応答メッセージとして利用することも可能である。
本発明の第1の実施形態の電話システムの構成を示す図である。 本発明の第1および第2の実施形態に係るスケジュール情報の一例を示す図である。 本発明の第1および第2の実施形態に係るスケジュール情報のデフォルト値の一例を示す図である。 本発明の第2の実施形態の電話システムの構成を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る着信処理部の判別動作に用いられる条件の一例を示す図である。 本発明の実施例1の電話システムの構成を示す図である。 本発明の実施例1の電話システムの動作を説明するフローチャートである。 本発明の実施例2の電話システムの構成を示す図である。 本発明の実施例2の電話システムの動作を説明するフローチャートである。 本発明の実施例3の電話システムの構成を示す図である。 本発明の実施例3の電話システムの動作を説明するフローチャートである。 本発明の実施例4の電話システムの構成を示す図である。 本発明の実施例4の電話システムの動作を説明するフローチャートである。 本発明の実施例4に係るINVITEリクエストに付加する優先度情報の一例を示す図である。 本発明の実施例4に係るINVITEリクエストに付加するスケジュール情報の一例を示す図である。 本発明の実施例4に係るINVITEリクエストに付加するスケジュール情報の他の例を示す図である。 本発明の実施例4に係るINVITEリクエストの一例を示す図である。
符号の説明
1,11 発信処理部
2,12 発信端末
1〜3n,131〜13n 着信端末
4,14 着信者スケジュール管理部
5,15 着信処理部
6,6A,6B,16,16A,16B 発信者メッセージ録音部
17 発信者スケジュール管理部

Claims (32)

  1. 発信者の端末から発呼された呼を着信者の端末へ転送する電話システムにおいて、
    呼接続要求を発信して発呼を行う発信処理部と、
    時間帯別に、着信者の連絡先の場所を示すスケジュールと、該連絡先となる端末を識別する端末識別情報と、該連絡先への着信可否を示す着信可否情報とを含むスケジュール情報が登録される着信者スケジュール管理部と、
    前記発信処理部からの前記呼接続要求の着信があると、該呼接続要求を着信した時点の着信者の連絡先となる端末の端末識別情報と着信可否情報とを前記着信者スケジュール管理部から取得し、前記呼接続要求を着信した時点の着信者の端末識別情報と着信可否情報とに基づいて、着信者の連絡先となる端末に前記発信処理部からの呼を転送するか否かを判別し、転送すると決定した場合に前記発信処理部からの呼を転送するための処理を行う着信処理部とを有する、電話システム。
  2. 発信者の音声メッセージを録音する発信者メッセージ録音部をさらに有し、
    前記着信処理部は、前記発信処理部からの呼を着信者の連絡先となる端末に転送しないと決定した場合、前記発信者メッセージ録音部を用いて発信者の音声メッセージを録音する処理を行う、請求項1に記載の電話システム。
  3. 前記着信処理部は、前記呼接続要求を着信した時点の着信者のスケジュールまたは端末識別情報のいずれかが前記着信者スケジュール管理部に登録されていない場合、着信者のデフォルトの端末識別情報と着信可否情報とを前記着信者スケジュール管理部から取得する、請求項1または2に記載の電話システム。
  4. 前記着信処理部は、着信者の端末の内部に設けられている場合において、前記発信処理部からの呼を着信者の連絡先となる端末に転送すると決定し、該端末が自端末であった場合には、前記発信処理部からの呼を着信する処理を行う、請求項1から3のいずれか1項に記載の電話システム。
  5. 前記発信処理部は、発信の優先度を示す優先度情報を前記呼接続要求に付加した上で、該呼接続要求を発信して発呼を行い、
    前記着信処理部は、前記発信処理部からの前記呼接続要求の着信があると、前記呼接続要求を着信した時点の着信者の端末識別情報と着信可否情報とを前記着信者スケジュール管理部から取得し、前記呼接続要求を着信した時点の着信者の端末識別情報と着信可否情報と前記呼接続要求に付加された優先度情報とに基づいて、前記発信処理部からの呼を着信者の連絡先となる端末に転送するか否かを判別し、転送すると決定した場合に前記発信処理部からの呼を転送するための処理を行う、請求項1に記載の電話システム。
  6. 前記発信処理部が前記呼接続要求に付加する前記優先度情報は、発呼時に発信者に設定された優先度情報である、請求項5に記載の電話システム。
  7. 前記発信処理部が前記呼接続要求に付加する前記優先度情報は、デフォルトの優先度情報である、請求項5に記載の電話システム。
  8. 発信者の音声メッセージを録音する発信者メッセージ録音部をさらに有し、
    前記着信処理部は、前記発信処理部からの呼を着信者の連絡先となる端末に転送しないと決定した場合、前記発信者メッセージ録音部を用いて発信者の音声メッセージを録音する処理を行う、請求項5から7のいずれか1項に記載の電話システム。
  9. 発信者の音声メッセージを録音する発信者メッセージ録音部をさらに有し、
    前記着信処理部は、前記発信処理部からの呼を着信者の連絡先となる端末に転送しないと決定した場合、前記発信者メッセージ録音部を用いて、発信者の端末に対して、着信者から折り返し電話連絡する旨の応答メッセージを送信してから、発信者の音声メッセージを録音する処理を行う、請求項5から7のいずれか1項に記載の電話システム。
  10. 時間帯別に、発信者の連絡先の場所を示すスケジュールと、該連絡先となる端末を識別する端末識別情報と、該連絡先への着信可否を示す着信可否情報とを含むスケジュール情報が登録される発信者スケジュール管理部をさらに有し、
    前記発信処理部は、前記呼接続要求を発信する発信時刻から一定期間における発信者のスケジュール情報を前記発信者スケジュール管理部から取得し、発信者のスケジュール情報を前記優先度情報とともに前記呼接続要求に付加した上で、該呼接続要求を発信して発呼を行い、
    前記着信処理部は、発信者の端末に対して、着信者から折り返し電話連絡する旨の応答メッセージを送信する場合には、前記呼接続要求に付加された発信者のスケジュール情報を着信者の任意の端末に送信する、請求項9に記載の電話システム。
  11. 時間帯別に、発信者の連絡先の場所を示すスケジュールと、該連絡先となる端末を識別する端末識別情報と、該連絡先への着信可否を示す着信可否情報とを含むスケジュール情報が登録される発信者スケジュール管理部をさらに有し、
    前記発信処理部は、前記呼接続要求を発信する発信時刻から一定期間における発信者のスケジュール情報を前記発信者スケジュール管理部から取得し、発信者のスケジュール情報を前記優先度情報とともに前記呼接続要求に付加した上で、該呼接続要求を発信して発呼を行い、
    前記着信処理部は、着信者の端末の内部に設けられている場合において、発信者の端末に対して、着信者から折り返し電話連絡する旨の応答メッセージを送信する場合には、前記呼接続要求に付加された発信者のスケジュール情報の登録を行う、請求項9に記載の電話システム。
  12. 前記発信処理部が前記発信者スケジュール管理部から取得するスケジュール情報には、少なくとも着信可否情報が含まれている、請求項10または11に記載の電話システム。
  13. 前記着信処理部は、発信者の端末に対して、着信者から折り返し電話連絡する旨の応答メッセージを送信する場合には、前記呼接続要求を着信した着信時刻から一定期間における着信者のスケジュール情報を前記着信者スケジュール管理部から取得し、着信者のスケジュール情報を発信者の端末に送信する、請求項9から12のいずれか1項に記載の電話システム。
  14. 前記着信処理部が前記着信者スケジュール管理部から取得するスケジュール情報には、少なくとも着信可否情報が含まれている、請求項13に記載の電話システム。
  15. 前記着信処理部は、呼接続要求を着信した時点の着信者のスケジュールまたは端末識別情報のいずれかが前記着信者スケジュール管理部に登録されていない場合、着信者のデフォルトの端末識別情報と着信可否情報とを前記着信者スケジュール管理部から取得する、請求項5から14のいずれか1項に記載の電話システム。
  16. 前記着信処理部は、着信者の端末の内部に設けられている場合において、前記発信処理部からの呼を着信者の連絡先となる端末に転送すると決定し、該端末が自端末であった場合には、前記発信処理部からの呼を着信する処理を行う、請求項5から15のいずれか1項に記載の電話システム。
  17. 発信者の端末から発呼された呼を着信者の端末へ転送する電話転送方法であって、
    着信者スケジュール管理部が、時間帯別に、着信者の連絡先の場所を示すスケジュールと、該連絡先となる端末を識別する端末識別情報と、該連絡先への着信可否を示す着信可否情報とを含むスケジュール情報を登録するステップと、
    発信処理部が、呼接続要求を発信して発呼を行う発信ステップと、
    着信処理部が、前記発信処理部からの前記呼接続要求の着信があると、前記呼接続要求を着信した時点の着信者の端末識別情報と着信可否情報とを前記着信者スケジュール管理部から取得し、前記呼接続要求を着信した時点の着信者の端末識別情報と着信可否情報とに基づいて、前記発信処理部からの呼を着信者の連絡先となる端末に転送するか否かを判別する判別ステップと、
    前記着信処理部が、前記第3のステップで着信者の連絡先となる端末に転送すると決定した場合に、前記発信処理部からの呼を転送するための処理を行う転送ステップとを有する、電話転送方法。
  18. 前記着信処理部が、前記判別ステップで前記発信処理部からの呼を着信者の連絡先となる端末に転送しないと決定した場合、発信者メッセージ録音部を用いて発信者の音声メッセージを録音する処理を行う録音ステップをさらに有する、請求項17に記載の電話転送方法。
  19. 前記判別ステップでは、着信時点の着信者のスケジュールまたは端末識別情報のいずれかが前記着信者スケジュール管理部に登録されていない場合、前記着信処理部が、着信者のデフォルトの端末識別情報と着信可否情報とを前記着信者スケジュール管理部から取得する、請求項17または18に記載の電話転送方法。
  20. 前記着信処理部が、着信者の端末の内部に設けられている場合において、前記判別ステップで前記発信処理部からの呼を着信者の連絡先となる端末に転送すると決定し、該端末が自端末であった場合には、前記着信処理部が、前記発信処理部からの呼を着信する処理を行う着信ステップをさらに有する、請求項17から19のいずれか1項に記載の電話転送方法。
  21. 前記発信ステップでは、前記発信処理部が、発信の優先度を示す優先度情報を前記呼接続要求に付加した上で、該呼接続要求を発信して発呼を行い、
    前記判別ステップでは、前記着信処理部が、前記発信処理部からの呼接続要求の着信があると、前記呼接続要求を着信した時点の着信者の端末識別情報と着信可否情報とを前記着信者スケジュール管理部から取得し、前記呼接続要求を着信した時点の着信者の端末識別情報と着信可否情報と前記呼接続要求に付加された優先度情報とに基づいて、前記発信処理部からの呼を着信者の連絡先となる端末に転送するか否かを決定し、
    前記転送ステップでは、前記着信処理部が、前記判別ステップで着信者の連絡先となる端末に転送すると決定した場合に、前記発信処理部からの呼を転送するための処理を行う、請求項17に記載の電話転送方法。
  22. 前記発信ステップでは、前記発信処理部が前記呼接続要求に付加する前記優先度情報が、発呼時に発信者に設定された優先度情報である、請求項21に記載の電話転送方法。
  23. 前記発信ステップでは、前記発信処理部が前記呼接続要求に付加する前記優先度情報が、デフォルトの優先度情報である、請求項21に記載の電話転送方法。
  24. 前記着信処理部が、前記判別ステップで前記発信処理部からの呼を着信者の連絡先となる端末に転送しないと決定した場合、前記発信者メッセージ録音部を用いて発信者の音声メッセージを録音する処理を行う録音ステップをさらに有する、請求項21から23のいずれか1項に記載の電話転送方法。
  25. 前記着信処理部が、前記判別ステップで前記発信処理部からの呼を着信者の連絡先となる端末に転送しないと決定した場合、前記発信者メッセージ録音部を用いて、発信者の端末に対して、着信者から折り返し電話連絡する旨の応答メッセージを送信してから、発信者の音声メッセージを録音する処理を行う録音ステップをさらに有する、請求項21から23のいずれか1項に記載の電話転送方法。
  26. 発信者スケジュール管理部が、時間帯別に、発信者の連絡先の場所を示すスケジュールと、該連絡先となる端末を識別する端末識別情報と、該連絡先への着信可否を示す着信可否情報とを含むスケジュール情報を登録するステップをさらに有し、
    前記発信ステップでは、前記発信処理部が、前記呼接続要求を発信する発信時刻から一定期間における発信者のスケジュール情報を前記発信者スケジュール管理部から取得し、発信者のスケジュール情報を前記優先度情報とともに前記呼接続要求に付加した上で、該呼接続要求を発信して発呼を行い、
    前記録音ステップでは、前記着信処理部が、発信者の端末に対して、着信者から折り返し電話連絡する旨の応答メッセージを送信する場合に、前記呼接続要求に付加された発信者のスケジュール情報を着信者の任意の端末に送信する、請求項25に記載の電話転送方法。
  27. 発信者スケジュール管理部が、時間帯別に、発信者の連絡先の場所を示すスケジュールと、該連絡先となる端末を識別する端末識別情報と、該連絡先への着信可否を示す着信可否情報とを含むスケジュール情報を登録するステップをさらに有し、
    前記発信ステップでは、前記発信処理部が、前記呼接続要求を発信する発信時刻から一定期間における発信者のスケジュール情報を前記発信者スケジュール管理部から取得し、発信者のスケジュール情報を前記優先度情報とともに前記呼接続要求に付加した上で、該呼接続要求を発信して発呼を行い、
    前記録音ステップでは、前記着信処理部が、着信者の端末の内部に設けられている場合において、発信者の端末に対して、着信者から折り返し電話連絡する旨の応答メッセージを送信する場合に、前記呼接続要求に付加された発信者のスケジュール情報を登録する、請求項25に記載の電話転送方法。
  28. 前記発信ステップでは、前記発信処理部が前記発信者スケジュール管理部から取得するスケジュール情報には、少なくとも着信可否情報が含まれている、請求項26または27に記載の電話転送方法。
  29. 前記録音ステップでは、前記着信処理部が、発信者の端末に対して、着信者から折り返し電話連絡する旨の応答メッセージを送信する場合に、前記呼接続要求を着信した着信時刻から一定期間における着信者のスケジュール情報を前記着信者スケジュール管理部から取得し、着信者のスケジュール情報を発信者の端末に送信する、請求項25から28のいずれか1項に記載の電話転送方法。
  30. 前記録音ステップでは、前記着信処理部が前記着信者スケジュール管理部から取得するスケジュール情報には、少なくとも着信可否情報が含まれている、請求項29に記載の電話転送方法。
  31. 前記判別ステップでは、着信時点の着信者のスケジュールまたは端末識別情報のいずれかが前記着信者スケジュール管理部に登録されていない場合、前記着信処理部が、着信者のデフォルトの端末識別情報と着信可否情報とを前記着信者スケジュール管理部から取得する、請求項21から30のいずれか1項に記載の電話転送方法。
  32. 前記着信処理部が、着信者の端末の内部に設けられている場合において、前記判別ステップで前記発信処理部からの呼を着信者の連絡先となる端末に転送すると決定し、該端末が自端末であった場合に、前記発信処理部からの呼を着信する処理を行う着信ステップをさらに有する、請求項21から31のいずれか1項に記載の電話転送方法。
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