JP2006216267A - 両面導通複合テープを用いた同軸ケーブル - Google Patents

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Abstract

【課題】種々の同軸ケーブルの軽量化、および曲げによる特性劣化の軽減を図る。
【解決手段】両面導通複合テープ1は、テープ幅方向に間欠的に並行して配置した複数の中間部材3と、この複数の中間部材3の両面と前記各中間部材3の間の間欠領域IFとに一体的に形成した導電層5と、で構成されている。また、上記の両面導通複合テープ1が同軸ケーブルを構成する外部導体の少なくとも一部に用いられることにより、電気的遮蔽効果の改善を図ることになる。
【選択図】図1

Description

この発明は、両面導通複合テープを用いた同軸ケーブルに関し、特に様々な用途に使用できる同軸ケーブルについて、軽量化、および曲げによる特性劣化の軽減を図るようにする両面導通複合テープを用いた同軸ケーブルである。
従来、高周波同軸ケーブルや、高周波通信ケーブルの外部導体あるいは外部導体の一部として、プラスチックテープ(絶縁層)と金属箔・膜・フィルム(導電層)とからなる複合テープを用いることが多く見られている。
従来の同軸ケーブルでは、減衰量を低減させるために、外部導体の編組と絶縁体の間に複合テープを縦添えする構造がある。すなわち、従来例の同軸ケーブル101としては、図6に示されているように例えば軟銅線からなる内部導体103と、ポリエチレン又は発泡ポリエチレンからなる絶縁体105と、複合テープとしての銅箔貼付プラスチックテープからなる第1外部導体107と、軟銅線編組からなる第2外部導体109と、PVCからなる外被111と、から構成されている。
図7を参照するに、従来の第1外部導体107に用いられる複合テープ113としては、プラスチックテープの絶縁層を含む複合テープの片面のみに導電層が構成されている片面複合テープがある。例えば、絶縁層としての例えば10μm厚のポリエステルテープ115の片面に、導電層としての例えば9μm厚の銅箔117が設けられている。
また、図8を参照するに、従来の第1外部導体107に用いられる複合テープ119としては、プラスチックテープの絶縁層の両面に導電層が構成されている両面複合テープがある。例えば、絶縁層としての例えば10μm厚のポリエステルテープ115の両面に、それぞれ導電層としての例えば9μm厚の銅箔117が設けられている。
もし、上記の同軸ケーブル101の第1外部導体107として単なる厚みのある金属テープが用いられる場合では、前記金属テープが細径の同軸ケーブルに縦添え或いは横巻きされると、しわが寄りやすく不適当であるので、上述したように、柔軟性を求めてプラスチックを含む複合テープが用いられているのである。
しかし、図7に示されているようにプラスチックを含む複合テープ113の片面のみに導電層としての銅箔117が構成されているだけでは、遮蔽効果、つまり電磁波がケーブル外部に洩れ出ることを抑制する効果が不十分であるので、ポリエステルテープ115の両面に銅箔117が設けられた両面複合テープ119が好ましい。
ところが、図8に示されているように、3層のサンドウィッチ構造から成る複合テープ119では表裏の銅箔117(導電層)が中間部のポリエステルテープ115(絶縁層)で分離されているので好ましくない。そこで、複合テープ119の表裏の銅箔117(導電層)の導通を取ることにより、高周波特性を改善することができる。
この点で改善を図った従来の複合テープとしては、図9(A)〜(C)に示されているように、複合テープ121,123に何らかの方法で多数の貫通孔125を形成させ、各貫通孔125の内周面に沿って導電層を形成することにより、複合テープ121,123の表裏の銅箔117(導電層)の導通を取っている。例えば、図9(B)の複合テープ121では、ポリエステルテープ115(絶縁層)の表裏に貫通する多数の貫通孔125を設けると共に前記ポリエステルテープ115の表裏面と前記多数の貫通孔125の内周面に銅箔117(導電層)として金属蒸着膜を蒸着している(例えば、特許文献1参照)。
また、図9(C)の複合テープ123では、ポリエステルテープ115(絶縁層)の片面に金属箔127を設け、このポリエステルテープ115に、表裏に貫通する多数の貫通孔125を設けると共に、前記ポリエステルテープ115の表裏面と前記多数の貫通孔125の内周面に銅箔117(導電層)として金属蒸着膜を蒸着している(例えば、特許文献2参照)。
特開2003−68153号公報 特開平9−27695号公報
ところで、従来の特許文献1及び特許文献2の複合テープ121,123においては、導通孔125の内周面の金属蒸着膜のみでは、厚みが不十分であり複合テープ121,123の表裏の銅箔117(導電層)間の導通としては不十分である。
また、従来の同軸ケーブル101においては、図6に示されているように銅箔貼付プラスチックテープなどの複合テープ113,119からなる第1外部導体107が縦添えされている構造では、減衰量の初期特性は良好であるが、同軸ケーブル101に繰り返しの曲げが加えられると、複合テープ119の銅箔117にしわが入り、減衰量が増加してしまうという問題がある。しかし、もし、上記の第1外部導体107の複合テープ113,119をなくしてしまうと、導体損の増大により減衰量が大きくなってしまうという問題がある。
一方、上記の第1外部導体107としての複合テープ113,119を重ね巻きして銅箔117にしわが入らないようにしたとしても、縦添えとは異なり、重ね巻きであるために電流がケーブル長手方向に流れずに、減衰量が大きくなってしまうという問題点があった。
また、特許文献1及び特許文献2のように表裏に貫通する多数の貫通孔125を設けて両面導通せしめた複合テープ121,123を第1外部導体107として用いて重ね巻きした構造であっても、やはり上述した理由で貫通孔125による両面導通では不十分であるので減衰量が大きくなってしまうという問題点があった。
この発明は上述の課題を解決するためになされたものである。
この発明の両面導通複合テープを用いた同軸ケーブルは、内部導体の外周に絶縁体を設け、この絶縁体の外周に外部導体を設け、この外部導体の外周に外被を設けてなる同軸ケーブルにおいて、
前記外部導体の少なくとも一部が、テープ幅方向に間欠的に並行して配置した複数の中間部材と、この複数の中間部材の両面と前記各中間部材の間の間欠領域とに一体的に形成した導電層と、からなる両面導通複合テープで構成されていることを特徴とするものである。
この発明の両面導通複合テープを用いた同軸ケーブルは、内部導体の外周に絶縁体を設け、この絶縁体の外周に外部導体を設け、この外部導体の外周に遮蔽層を設け、この遮蔽層の外周に外被を設けてなる同軸ケーブルにおいて、
前記外部導体の少なくとも一部、あるいは前記遮蔽層が、テープ幅方向に間欠的に並行して配置した複数の中間部材と、この複数の中間部材の両面と前記各中間部材の間の間欠領域とに一体的に形成した導電層と、からなる両面導通複合テープで構成されていることを特徴とするものである。
この発明の両面導通複合テープを用いた同軸ケーブルは、内部導体の外周に絶縁体を設け、この絶縁体の外周に外部導体を設けてなる同軸ケーブルにおいて、
前記外部導体の少なくとも一部が、テープ幅方向に間欠的に並行して配置した複数の中間部材と、この複数の中間部材の両面と前記各中間部材の間の間欠領域とに一体的に形成した導電層と、からなる両面導通複合テープで構成されていることを特徴とするものである。
この発明の両面導通複合テープを用いた同軸ケーブルは、内部導体の外周に絶縁体を設け、この絶縁体の外周に外部導体を設け、この外部導体の外周に遮蔽層を設けてなる同軸ケーブルにおいて、
前記外部導体の少なくとも一部、あるいは前記遮蔽層が、テープ幅方向に間欠的に並行して配置した複数の中間部材と、この複数の中間部材の両面と前記各中間部材の間の間欠領域とに一体的に形成した導電層と、からなる両面導通複合テープで構成されていることを特徴とするものである。
以上のごとき課題を解決するための手段から理解されるように、 この発明の両面導通複合テープを用いた同軸ケーブルによれば、外部導体として上記の両面導通複合テープを用いているので、重ね巻きしても縦添えと同等の減衰量特性が得られるため、曲げによる減衰量特性変化を低減させることができるため、減衰量周波数特性において初期特性と耐久性とに優れる同軸ケーブルを提供するができる。これは、絶縁体の外周に外部導体を設けた両面導通複合テープを用いた同軸ケーブルであっても、あるいは絶縁体の外周に外部導体を設けると共に前記外部導体の外周に遮断層を設けた両面導通複合テープを用いた同軸ケーブルであっても、前記外部導体の少なくとも一部、あるいは遮断層として上記の両面導通複合テープを用いた場合に同様の効果がある。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1(A)〜(C)を参照するに、この実施の形態に係る両面導通複合テープ1は、複数の中間部材としての例えばテープ状のポリエステルテープ3がテープ長手方向(図1において上下方向)にのびて、テープ幅方向(図1において左右方向)に間欠的に並行して配列されており、この実施の形態では前記各ポリエステルテープ3は約10μm厚である。さらに、前記複数の各ポリエステルテープ3の表裏の両面(図1(B)、(C)において上下面)と、前記各ポリエステルテープ3の間の間欠領域IFと、に導電層としての例えば銅箔5が一体的に形成されている。なお、前記各ポリエステルテープ3は絶縁体として機能する。
この実施の形態では、図1(B)では前記導電層としての例えば約5μm厚の銅箔5が複数のポリエステルテープ3の表裏の両面側から全体に亘って貼着されており、上記の両側の銅箔5が前記各間欠領域IFで導通するように一体的に貼着されている。また、図1(C)では前記導電層は、例えば約10μm厚の複数のテープ状の銅箔5Aが長手方向にのびて、前記各間欠領域IFに埋設されるように並行して配列されており、さらに例えば約5μm厚の銅箔5Bが複数のポリエステルテープ3の表裏の両面と前記間欠領域IFに埋設された銅箔5Aの両面とに全体に亘って一体的に貼着されている。
なお、この発明の実施の形態に係る両面導通複合テープ1の断面構造としては、上記の図1(B),(C)の構造に限定されず、その他の構造であっても構わない。また、中間部材や導電層の材質や厚さなども上記の例に限定されず、その他の形態であっても構わない。
また、上記の両面導通複合テープ1の全表面積Soは、テープ幅方向の寸法Wとテープ長手方向の寸法Lとの積(So=W×L)となり、これは中間部材としてのポリエステルテープ3に位置する導電層(誘電体部)の合計の表面積Scと、各中間部材としてのポリエステルテープ3の間の間欠領域IFに位置する導電層(導体部)の合計の表面積Sdと、の和(So=Sc+Sd)となる。
そこで、この実施の形態では、上記の中間部材としてのポリエステルテープ3の合計の表面積Scが両面導通複合テープ1の全表面積Soの1%以上で且つ99%以下であれば、各中間部材としてのポリエステルテープ3の表裏の導電層(誘電体部)は中間部材としてのポリエステルテープ3の間の間欠領域IFに位置する導電層(導体部)により十分に導通が取られるので、良好な減衰量特性を満足するものである。
以上のように、この実施の形態の両面導通複合テープ1は、複合テープの表裏の導電層の導通が各中間部材としてのポリエステルテープ3の間欠領域IFで確実に行われるように接触面積を大きく取っているので、複合テープの機械的柔軟性を向上でき、つまり細径同軸ケーブルの減衰量特性を損なうことなく縦添えでもあるいは横巻きでも取り付けることができ、さらに電気的遮蔽効果の改善を図ることができる。したがって、この両面導通複合テープ1が同軸ケーブルに用いられることにより、同軸ケーブルの減衰量が増加するという事態を防止できる。つまり同軸ケーブルの減衰量特性の向上を図ることができる。
次に、この発明の実施の形態の両面導通複合テープ1を用いた同軸ケーブルについて図面を参照して説明する。
図2及び図3を参照するに、この実施の形態に係る同軸ケーブル7は、例えばφ1.4mmの軟銅線からなる内部導体9と、この内部導体9の外周に設けた例えば外径4.8mmのポリエチレン(PE)からなる絶縁体11と、この絶縁体11の外周に設けた両面導通複合テープ1からなる第1外部導体13と、この第1外部導体13の外周に設けた素線径が例えば0.14mmφで且つ7持×24打の軟銅線編組からなる第2外部導体15と、この第2外部導体15の外周に設けた例えば外径7.6mmのPVCからなる外被17と、から構成されている。
なお、上記の第1外部導体13は、前述した実施の形態の両面導通複合テープ1が用いられている。すなわち、図1(B)において複数の中間部材が例えば約10μm厚のポリエステルテープ3で、導電層が例えば約5μm厚の銅箔5で構成されており、詳しくは前述した通りである。そして、前記両面導通複合テープ1が絶縁体11の外周に例えば1/4オーバラップでらせん巻き(重ね巻き)されている。
また、上記の第2外部導体15は遮断層として機能するものであり、上述した実施の形態では軟銅線編組が用いられているが、この実施の形態の両面導通複合テープ1を用いても構わない。
次に、表1に示されているように、この実施の形態の両面導通複合テープ1を用いて重ね巻きした同軸ケーブル7(図2の本願例)と、図8の従来例の両面複合テープ119を用いて縦添えした同軸ケーブル19(図6の従来例の同軸ケーブル101と同じ)と、図8の従来例の両面複合テープ119を用いて重ね巻きした同軸ケーブル21(比較例)とを製作し、各同軸ケーブル7、19、21における減衰量周波数特性と、曲げ回数による減衰量の変化とを試験した。
Figure 2006216267
表1に示されているように、各同軸ケーブル7、19、21は、第1外部導体のみが異なるもので、他は同様である。したがって、本願例の同軸ケーブル7の第1外部導体13による作用、効果を明確にすることができる。
ちなみに、本願例の同軸ケーブル7で用いる第1外部導体13は、図1(B)に示されているように複数の中間部材が例えば10μm厚のポリエステルテープ3で、導電層が例えば約5μm厚の銅箔5で構成される両面導通複合テープ1であり、絶縁体11の外周に例えば1/4オーバラップでらせん巻き(重ね巻き)されている。
また、従来例の同軸ケーブル19で用いる第1外部導体107は、図8に示されている構成であり、例えば25μm厚のポリエステルテープ115の両面に例えば9μm厚の銅箔を設けた表裏導通なしの両面銅箔貼付ポリエステルテープの複合テープ119であり、絶縁体105の外周に縦添えされている。
また、比較例の同軸ケーブル21で用いる第1外部導体は、図8に示されている構成であり、例えば25μm厚のポリエステルテープの両面に例えば9μm厚の銅箔を設けているが表裏面導通なしの両面銅箔貼付ポリエステルテープの複合テープ119であり、絶縁体の外周に例えば1/4オーバラップでらせん巻き(重ね巻き)されている。
図4を参照するに、上記の各同軸ケーブル7、19、21における減衰量の周波数特性を試験したところ、本願例の同軸ケーブル7では、第1外部導体13がらせん巻き構造であっても、従来例の同軸ケーブル19の縦添え構造とほとんど同等の減衰量周波数特性を有していることが確認される。しかし、比較例の同軸ケーブル21では、第1外部導体が導通なしの両面銅箔テープ119であるために導通がないので減衰量に大きな周期性が生じてしまっている。
次に、上記の本願例の同軸ケーブル7と従来例の同軸ケーブル19における曲げ試験を行ったところ、図5に示されているような結果を得た。
このときの曲げ試験方法は、試料長が約4mの同軸ケーブルにて曲げ半径Rが40mmのマンドレルに1周半(540°)を巻き付け、次にその反対方向に1周半(−540°)を巻き付け、これを1回としたときの曲げ回数と減衰量の変化(減衰量初期値を100としたときの相対値)が示されている。
従来例の縦添え構造の同軸ケーブル19が40回以降に減衰量の増加を生じているのに対して、本願例の構造の同軸ケーブル7では曲げ100回でも減衰量の増加が12%以下に抑えられていることが確認される。
以上のことから、この発明の実施の形態の同軸ケーブル7は、金属箔貼付プラスチックテープを縦添えした従来例の同軸ケーブル19と同等の減衰量周波数特性を有しながら、従来例の同軸ケーブル19よりも、曲げによる減衰量特性変化を低減させることができる。換言すれば、減衰量周波数特性において初期特性と耐久性とに優れる同軸ケーブル7を提供できると共に、この発明の実施の形態の両面導通複合テープ1が上記の優れた特性を有する同軸ケーブル7を提供し得るものであることが分かる。
なお、この発明は前述した実施の形態に限定されることなく、適宜な変更を行うことによりその他の態様で実施し得るものである。
例えば、この発明の実施の形態の同軸ケーブル7は、他の全ての同軸ケーブルにも適用可能であり、外部導体の構造が少なくとも1つから多重構造でも適用は可能である。また、様々な用途に適用可能である。
また、この発明の実施の形態の両面導通複合テープ1である金属箔貼付プラスチックテープは、アルミ、銅に限らず、あらゆる金属箔でも同様な効果がある。また、金属箔に銀や錫めっきを施した構造にも適用できる。
また、従来例の同軸ケーブル19の縦添え構造では、銅箔貼付プラスチックテープの外周に設けた第2外部導体15の軟銅線編組は銅箔貼付プラスチックテープを固定させる機能も有しているが、本願例の同軸ケーブル7の構造では銅箔貼付プラスチックテープを重ね巻きしているので第2外部導体15がなくても独自に固定される。
さらに、本願例の同軸ケーブル7の構造では銅箔貼付プラスチックテープ(第1外部導体)の外周の軟銅線編組(第2外部導体)がなくても減衰量特性が同等であるので、軟銅線編組をなくすことによりケーブル外径の細径化が可能である。例えば、図2の同軸ケーブル7で例えばは約1mmの細径化が可能である。
また、内部導体9には、前述した実施の形態の軟銅線の他に、錫めっきや銀めっきを施したものでも、あるいは銅合金を用いたものでも構わない。また、絶縁体11には、前述した実施の形態のポリエチレンの他に、充実及び発泡架橋ポリエチレン、発泡ポリエチレン、充実及び発泡ポリプロピレン、PTFEやPFAやFEPなどのフッ素樹脂(発泡も含む)でも構わない。また、外被17もPVCだけでなく多種の樹脂でも構わない。また、外皮の存在しない構造でもよい。
また、第2外部導体15については、両面を導通させた金属箔貼付テープ(両面導通複合テープ1)を第2外部導体15の一部として使用していれば多重構造でも構わない。
(A)はこの発明の実施の形態の両面導通複合テープの平面図で、(B)は(A)のテープ幅方向の縦断面図で、(C)は(B)とは異なる他の実施の形態で(A)のテープ幅方向の縦断面図である。 この発明の実施の形態の同軸ケーブルの断面図である。 図2の縦断面図である。 各種の同軸ケーブルの初期の減衰量周波数特性を示すグラフ図である。 各種の同軸ケーブルの2200MHzにおける曲げ回数による減衰量の変化を示すグラフ図である。 従来の同軸ケーブルの断面図である。 従来の複合テープの断面図である。 従来の他の複合テープの断面図である。 (A)は従来の別の複合テープの平面図で、(B)は(A)のテープ幅方向の縦断面図で、(C)は(B)とは異なる他の例で(A)のテープ幅方向の縦断面図である。
符号の説明
1 両面導通複合テープ
3 ポリエステルテープ(中間部材)
5,5A,5B 銅箔(導電層)
7 同軸ケーブル(この実施の形態の)
9 内部導体
11 絶縁体
13 第1外部導体
15 第2外部導体(遮断層)
17 外被
19 同軸ケーブル(従来例の同軸ケーブル101と同じ)
21 同軸ケーブル(比較例)
IF 間欠領域

Claims (4)

  1. 内部導体の外周に絶縁体を設け、この絶縁体の外周に外部導体を設け、この外部導体の外周に外被を設けてなる同軸ケーブルにおいて、
    前記外部導体の少なくとも一部が、テープ幅方向に間欠的に並行して配置した複数の中間部材と、この複数の中間部材の両面と前記各中間部材の間の間欠領域とに一体的に形成した導電層と、からなる両面導通複合テープで構成されていることを特徴とする両面導通複合テープを用いた同軸ケーブル。
  2. 内部導体の外周に絶縁体を設け、この絶縁体の外周に外部導体を設け、この外部導体の外周に遮蔽層を設け、この遮蔽層の外周に外被を設けてなる同軸ケーブルにおいて、
    前記外部導体の少なくとも一部、あるいは前記遮蔽層が、テープ幅方向に間欠的に並行して配置した複数の中間部材と、この複数の中間部材の両面と前記各中間部材の間の間欠領域とに一体的に形成した導電層と、からなる両面導通複合テープで構成されていることを特徴とする両面導通複合テープを用いた同軸ケーブル。
  3. 内部導体の外周に絶縁体を設け、この絶縁体の外周に外部導体を設けてなる同軸ケーブルにおいて、
    前記外部導体の少なくとも一部が、テープ幅方向に間欠的に並行して配置した複数の中間部材と、この複数の中間部材の両面と前記各中間部材の間の間欠領域とに一体的に形成した導電層と、からなる両面導通複合テープで構成されていることを特徴とする両面導通複合テープを用いた同軸ケーブル。
  4. 内部導体の外周に絶縁体を設け、この絶縁体の外周に外部導体を設け、この外部導体の外周に遮蔽層を設けてなる同軸ケーブルにおいて、
    前記外部導体の少なくとも一部、あるいは前記遮蔽層が、テープ幅方向に間欠的に並行して配置した複数の中間部材と、この複数の中間部材の両面と前記各中間部材の間の間欠領域とに一体的に形成した導電層と、からなる両面導通複合テープで構成されていることを特徴とする両面導通複合テープを用いた同軸ケーブル。
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