JP2006215860A - 自律走行装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】部屋の床条件、家具配置条件などに関係なく、また部屋の構成に関係なく、走行装置本体を安定して走行することができる自律走行装置を提供することを目的とする。
【解決手段】走行装置本体2に設置してその位置を測定する位置センサ1と、位置センサ1より走行装置本体2の位置を推定する位置推定手段3と、位置推定手段3から走行装置本体2が走行する場所のマップを記憶する推定マップ記憶手段4と、推定マップ記憶手段4の記憶するマップに基づき走行装置本体2の走行制御を行う走行制御手段5とを備えたものである。これによって、走行装置本体2が走行した位置情報のみで部屋のマップを作成し、マップに従って走行装置本体2の走行制御を行うので、部屋の床条件、家具配置条件に関係なく、また、部屋の構成に関係なく、走行装置本体2を安定して走行することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、マップを参照して自律走行する自律走行装置に関するものである。
従来、位置センサによる位置情報を用いて走行装置本体が走行する部屋のマップを作成し、このマップを参照して走行装置本体が任意の場所へ移動して、掃除などの仕事の実現を行うようにした自律走行装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平6−14857号公報
しかしながら、前記従来の構成では、走行装置本体が移動する床条件(例えば、絨毯、フローリングなど)によっては、走行装置本体が絨毯の目方向に流されたり、フローリングによって走行装置本体の車輪が滑ったりすることにより、実際の走行距離と走行装置本体が測定した走行距離が異なってくることが考えられる。そこで、マップのずれを生じさせる要因の定性量(例えば、絨毯目による流され量、位置センサが測定した距離と実際の距離の誤差)を測定し、マップを補正している。しかし、マップのずれを生じさせる要因の定性量は、走行装置本体の走行方向、走行速度、部屋の湿度、温度などの条件により異なるため、補正を行ったマップの再現性が保障できないという課題があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、部屋の床条件、家具配置条件などに関係なく、また部屋の構成に関係なく、走行装置本体を安定して走行することができる自律走行装置を提供することを目的とするものである。
前記従来の課題を解決するために、本発明の自律走行装置は、走行装置本体に設置してその位置を測定する位置センサと、前記位置センサより走行装置本体の位置を推定する位置推定手段と、前記位置推定手段から走行装置本体が走行する場所のマップを記憶する推定マップ記憶手段と、前記推定マップ記憶手段の記憶するマップに基づき走行装置本体の走行制御を行う走行制御手段とを備えたものである。
これによって、走行装置本体が走行した位置情報のみで部屋のマップを作成し、マップに従って走行装置本体の走行制御を行うので、部屋の床条件、家具配置条件に関係なく、また、部屋の構成に関係なく、走行装置本体を安定して走行することができる。
本発明の自律走行装置は、部屋の床条件、家具配置条件に関係なく、また部屋の構成に関係なく、走行装置本体を安定して走行することができる。
第1の発明は、走行装置本体に設置してその位置を測定する位置センサと、前記位置センサより走行装置本体の位置を推定する位置推定手段と、前記位置推定手段から走行装置本体が走行する場所のマップを記憶する推定マップ記憶手段と、前記推定マップ記憶手段の記憶するマップに基づき走行装置本体の走行制御を行う走行制御手段とを備えた自律走行装置とすることにより、走行装置本体が走行した位置情報のみで部屋のマップを作成し、マップに従って走行装置本体の走行制御を行うので、部屋の床条件、家具配置条件に関係なく、また部屋の構成に関係なく、走行装置本体を安定して走行することができる。
第2の発明は、特に、第1の発明において、位置推定手段が記憶する走行装置本体の推定位置と、推定マップ記憶手段が記憶するマップとを入力として走行装置本体のマップ上の位置を補正する推定マップ補正手段を備えたことにより、実際の部屋構成とマップが描く部屋構成を一致させることができ、より安定した走行装置本体の走行制御を行うことができる。
第3の発明は、特に、第1または第2の発明において、走行装置本体の走行目的を記憶する走行目的記憶手段を備え、この走行目的記憶手段からの入力に基づき走行制御手段は、走行目的を達成するよう走行制御を行う構成としたことにより、例えば、部屋の端だけを掃除する目的を達成する場合は、そのために必要なマップの補正を行うだけで良く、無駄な場所の補正を行う必要がないので、より効率の良いマップの作成を行うことができる。
第4の発明は、特に、第2または第3の発明において、走行装置本体のマップ上の所定位置を記憶する所定位置記憶手段を備え、推定マップ補正手段は、位置推定手段による走行装置本体の位置が所定位置記憶手段の記憶する所定位置にある場合のみ、走行装置本体のマップ上の位置を補正する構成としたことにより、補正の効果が大きい所定位置記憶手段が記憶する所定位置のみで補正を行うだけで、マップの補正を行うことができるので、より効率のよりマップの作成を行うことができる。
第5の発明は、特に、第2〜第4のいずれか1つの発明において、走行装置本体が走行する部屋を周回する回数を記憶する周回回数記憶手段を備え、推定マップ補正手段は、周回回数記憶手段が記憶する周回回数以上に周回したとき、走行装置本体のマップ上の位置を補正する構成としたことにより、部屋を周回走行し部屋の形状が分かった状態でマップの補正を行うので、より正確なマップの補正を行うことができる。
第6の発明は、特に、第2〜第5のいずれか1つの発明において、走行装置本体のマップ上の位置を補正する補正時間を記憶する補正時間記憶手段を備え、推定マップ補正手段は、補正時間記憶手段が記憶する補正時間以上、走行装置本体が走行したとき、走行装置本体のマップ上の位置を補正する構成としたことにより、一定以上の時間を経過した後は補正を必ず行うので、常に安定したマップの補正を行うことができる。
第7の発明は、特に、第2〜第6のいずれか1つの発明において、走行装置本体のマップ上の位置を補正する補正設定条件を記憶する補正設定条件記憶手段を備え、推定マップ補正手段は、補正設定条件記憶手段が記憶する補正設定条件を満たしたとき、走行装置本体のマップ上の位置を補正する構成としたことにより、補正を行う場所、時間、周回数またはこれらの組合せなどの補正設定条件でマップの補正を行うものである。そして、この補正は走行装置本体の速度、部屋の家具配置などの補正に関わる条件を知った上で行うことができるため、マップの補正はより正確に行うことができる。
第8の発明は、特に、第2〜第7のいずれか1つの発明において、走行装置本体のマップ上の位置を補正する2つ以上の設定補正距離を記憶する設定補正距離記憶手段を備え、推定マップ補正手段は、設定補正距離記憶手段が記憶する2つ以上の設定補正距離が設定補正距離以下になったとき、走行装置本体のマップ上の位置を補正する構成としたことにより、走行装置本体で使用される距離センサの精度が保障される2つ以上の設定補正距離以下である場合、つまり、走行装置本体の部屋の中における位置を正確に測定することができる場合に補正を行うので、より正確なマップの補正を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1〜図6は、本発明の実施の形態1における自律走行装置を示すものである。
図1に示すように、本実施の形態における自律走行装置は、走行装置本体2に設置してその位置を測定する位置センサ1と、位置センサ1より走行装置本体2の位置を推定する位置推定手段3と、位置推定手段3から走行装置本体2が走行する場所のマップを記憶する推定マップ記憶手段4と、推定マップ記憶手段4の記憶するマップに基づき走行装置本体2の走行制御を行う走行制御手段5とを備えている。
前記位置センサ1は、部屋の壁と走行装置本体2の距離、障害物との距離、走行装置本体2の走行距離などを測定し、位置センサ情報として出力するものである。位置推定手段3は、位置センサ1による位置センサ情報による走行装置本体2の走行距離、走行方向、部屋の壁、障害物までの位置から走行装置本体2の位置を推定する。推定マップ記憶手段4は、位置推定手段3からの推定位置から走行する部屋のマップを推定して、マップとして出力する。走行制御手段5は、走行手段の一部を構成するモータ7を駆動制御するものであり、推定マップ記憶手段4が記憶するマップを参照にしながら、モータ7へ走行制御信号を出力するものである。
さらに、本実施の形態における自律走行装置は、走行装置本体2の走行目的を記憶する走行目的記憶手段6と、走行装置本体2のマップ上の位置を補正する補正時間(走行開始を基準時間としてそれからの所定時間)を記憶する補正時間記憶手段8と、補正時間記憶手段8が記憶する補正時間と、走行時間測定手段10の走行開始後の経過時間である走行時間を比較して、マップの補正を行うかどうかの判定を行い第一の補正信号として出力する補正時間判定手段9と、走行装置本体2のマップ上の所定位置を記憶する所定位置記憶手段11と、所定位置記憶手段11が記憶するマップの補正を行う所定位置と推定マップ記憶手段4が記憶する走行装置本体2の位置を比較して、マップの補正を行うかどうかを判定して、第二の補正信号として出力する所定位置判定手段12と、補正時間判定手段9による第一の補正信号と所定位置判定手段12による第二の補正信号を入力として、補正を行う必要があるときは、位置推定手段3による推定位置と推定マップ記憶手段4が記憶するマップとを入力として、位置補正信号を推定マップ記憶手段4に出力する推定マップ補正手段13とを備えている。
上記構成により、本実施の形態における自律走行装置は、走行目的記憶手段6からの入力に基づき走行制御手段5は、走行目的を達成するよう走行制御を行う。推定マップ補正手段13は、位置推定手段3による走行装置本体2の位置が所定位置記憶手段11の記憶する所定位置にある場合のみ、走行装置本体2のマップ上の位置を補正し、また、補正時間記憶手段8が記憶する補正時間以上、走行装置本体2が走行したとき、走行装置本体2のマップ上の位置を補正するものである。
次に、図2に基づき本実施の形態における自律走行装置の動作について説明する。
図2(a)に示すように、絨毯が敷かれている部屋で走行装置本体2を走行すると、絨毯の目の方向(矢印で示す左から右方向)に流されるため点線で示すように走行する。しかし、走行装置本体2は絨毯目で流されているのがわからず、真っ直ぐに走行していると考えているために、走行装置本体2が描く部屋構成は、図2(b)となることがわかる。この図2(b)に示すように、走行装置本体2が走行することで認識した地図を推定マップとして定義する。
マップは走行装置本体2が次に走行する場合でも使用できるマップであり、そのマップを参照することにより自分が現在どこの位置いるのか、終了する場所はどこなのかなど走行装置本体2が走行する上で必要な情報を知ることができる。ここで、走行装置本体2を用いて実際の部屋のマップを正確に描こうとすると、絨毯目で流される量、床ですべる量など様々なことをセンサで測定し、補正量を計算する必要があり、そのために必要なコスト、時間は莫大である。
しかし、例えば、右隅に行く、定地点に行くなどの簡単な移動、作業は、図2(b)のマップで十分であり、実際の部屋のマップを作成する必要がない。つまり、簡単な作業を行う走行装置本体2は図2(b)のようなマップを作成することにより、時間、コストの大幅な削減を実現することができる。また、床条件、部屋の構成に関係なく、走行装置本体2が走行した状態をそのままマップ化しているので、走行装置本体2にとって信頼性が高いマップを提供することができる。このように、推定マップ記憶手段4は、位置推定手段3による走行装置本体2の推定位置から上記の推定マップを作成するものである。
次に、図3に基づき走行制御手段5の動作について説明する。
図3は、走行目的としては部屋の隅の掃除とA地点へ移動の場合における走行装置本体2の移動軌跡を示したものである。この図から理解できるように、掃除では部屋の周囲の座標、A地点への移動ではA地点と現在地の座標の関係が分かればよい。そこで、走行目的が掃除の場合では、部屋の隅の座標を中心にマップを作成し、その他の座標は厳密に求める必要がない。また、走行目的がA地点への移動の場合では、A地点の座標と現在地の座標を中心にマップを作成すればよい。このように、走行目的記憶手段6が記憶する走行目的に即したマップを作成することで、よりマップの単純化、作成時間の短縮化を図ることができる。
次に、図4に基づきマップの補正について説明する。
図2にて説明したように、走行装置本体2が走行することで認識したデータをもとにしてマップを作成する。しかし、マップを使用して走行装置本体2が走行するためには、走行装置本体2が測定する走行距離と実際の長さを一致させる必要がある。
図4に示すように、まず、B地点で前方方向の基準壁までの距離X1cmを測定する。次に、前方方向に走行装置本体2が認識する走行距離ΔYcm前進し、C地点で前方方向の基準壁までの距離X2cmを測定する。
もし、走行装置本体2が正確に距離を測定することができるならば、走行距離ΔYと実際の移動距離ΔX=X1−X2は下記の方程式を満たす。
ΔY=ΔX(=X1−X2)
上記等式が成り立たない場合は、一例にて示すように下記方程式に従って走行装置本体2の走行距離ΔYを補正する。
ΔY←α・ΔY(ただし、補正関数α=ΔX/ΔY)
上記数式に基づいて走行装置本体2の走行距離を補正することにより、距離が正確なマップを作成することができるので、再現性がより向上した正確で精密なマップを作成することができる。
推定マップ補正手段13は、走行装置本体2に設置された位置センサ1を用いることにより、一例にて上記で示したように走行距離の補正関数αを計算し、推定マップ記憶手段4へ補正関数αを出力する。推定マップ記憶手段4は、推定マップ補正手段13の補正関数αが入力されると、図5に示すように座標方向への拡大、縮小を行うことでマップの補正を行う。なお、上記で示したマップの補正方法は一例であり、その他の方法は存在する。要はマップが補正できれば良いのであって、その方法は問わない。
次に、図6に基づき所定位置判定手段12の動作について説明する。
補正関数αは図4で示した方法により求めることができるが、より正確な距離X1、X2を測定するためには、走行装置本体2が基準壁に対して垂直に、かつ、真っ直ぐに走行した方が良い。
そこで、図6に示すように、前方方向の基準壁に垂直な右壁沿いに一定距離Zcmで走行するようにする。この方法によると、基準となる前方方向の基準壁に対して垂直に、かつ、真っ直ぐに走行することができるため、より正確な補正関数αを計算することができる。所定位置判定手段12は、一例として図5に示す部屋の角などの所定位置記憶手段11が記憶する所定位置に走行装置本体2が到達したかどうかを判定する。走行装置本体2が所定位置に到達したと判断すると、第二の補正信号を出力して、マップの補正を行う。
また、補正時間判定手段9は、長時間走行による走行距離のずれを防止するために、走行時間測定手段10で測定する走行時間が、補正時間記憶手段8が記憶する時間になるごとに、上記工程を行うことにより、マップの補正を行うものである。
このように、本実施の形態においては、走行装置本体に設置してその位置を測定する位置センサと、前記位置センサより走行装置本体の位置を推定する位置推定手段と、前記位置推定手段から走行装置本体が走行する場所のマップを記憶する推定マップ記憶手段と、前記推定マップ記憶手段の記憶するマップに基づき走行装置本体の走行制御を行う走行制御手段とを備えた自律走行装置とすることにより、走行装置本体が走行した位置情報のみで部屋のマップを作成し、マップに従って走行装置本体の走行制御を行うので、部屋の床条件、家具配置条件に関係なく、また部屋の構成に関係なく、走行装置本体を安定して走行することができる。すなわち、走行装置本体が走行して作成したマップと実際の部屋の構成、家具配置を示す実マップは異なるものとして容認し、補正を行わず走行装置本体が作成したマップに基づいて走行装置本体の制御を行うものである。このように、マップの補正を行わないので、マップの再現性が保障でき、補正の計算時間が不要で素速い対応が可能である。同時にセンサの数が削減できコストダウンもはかれるものである。
また、位置推定手段が記憶する走行装置本体の推定位置と、推定マップ記憶手段が記憶するマップとを入力として走行装置本体のマップ上の位置を補正する推定マップ補正手段を備えたことにより、実際の部屋構成とマップが描く部屋構成を一致させることができ、より安定した走行装置本体の走行制御を行うことができる。
また、走行装置本体の走行目的を記憶する走行目的記憶手段を備え、この走行目的記憶手段からの入力に基づき走行制御手段は、走行目的を達成するよう走行制御を行う構成としたことにより、例えば、部屋の端だけを掃除する目的を達成する場合は、そのために必要なマップの補正を行うだけで良く、無駄な場所の補正を行う必要がないので、より効率の良いマップの作成を行うことができる。
また、走行装置本体のマップ上の所定位置を記憶する所定位置記憶手段を備え、推定マップ補正手段は、位置推定手段による走行装置本体の位置が所定位置記憶手段の記憶する所定位置にある場合のみ、走行装置本体のマップ上の位置を補正する構成としたことにより、補正の効果が大きい所定位置記憶手段が記憶する所定位置のみで補正を行うだけで、マップの補正を行うことができるので、より効率のよりマップの作成を行うことができる。
また、走行装置本体のマップ上の位置を補正する補正時間を記憶する補正時間記憶手段を備え、推定マップ補正手段は、補正時間記憶手段が記憶する補正時間以上、走行装置本体が走行したとき、走行装置本体のマップ上の位置を補正する構成としたことにより、一定以上の時間を経過した後は補正を必ず行うので、常に安定したマップの補正を行うことができる。
(実施の形態2)
図7は、本発明の実施の形態2における自律走行装置を示すものである。実施の形態1と同一要素については同一符号を付してその説明を省略する。
本実施の形態における自律走行装置と実施の形態1との相違点は、実施の形態1の構成に加え、走行装置本体2が走行する部屋を周回する回数を記憶する周回回数記憶手段14と、走行装置本体2のマップ上の位置を補正する補正設定条件を記憶する補正設定条件記憶手段15と、走行装置本体2のマップ上の位置を補正する2つ以上の設定補正距離を記憶する設定補正距離記憶手段16とを備えていることである。
そして、推定マップ補正手段13は、周回回数記憶手段14が記憶する周回回数以上に周回したとき、走行装置本体2のマップ上の位置を補正することにより、部屋を周回走行し部屋の形状が分かった状態でマップの補正を行うので、より正確なマップの補正を行うことができる。また、推定マップ補正手段13は、補正設定条件記憶手段15が記憶する補正設定条件を満たしたとき、走行装置本体2のマップ上の位置を補正することにより、補正を行う場所、時間、周回数またはこれらの組合せなどの補正設定条件でマップの補正を行うものである。この補正は走行装置本体2の速度、部屋の家具配置などの補正に関わる条件を知った上で行うことができるため、マップの補正はより正確に行うことができる。さらに、推定マップ補正手段13は、設定補正距離記憶手段16が記憶する2つ以上の設定補正距離が設定補正距離以下になったとき、走行装置本体2のマップ上の位置を補正することにより、走行装置本体2で使用される距離センサの精度が保障される2つ以上の設定補正距離以下である場合、つまり、走行装置本体2の部屋の中における位置を正確に測定することができる場合に補正を行うので、より正確なマップの補正を行うことができるものである。
なお、各実施の形態1、2における各記憶手段6、8、11、14〜16は全てを備えていても良いが、そのいずれかの組合せ、あるいはいずれかの手段の単独使用であっても良く、必要に応じて適宜実施することができるものである。
以上のように、本発明にかかる自律走行装置は、マップを参照に走行することにより走行目的を達成するものであり、掃除ロボット、カメラ搭載ロボット、芝刈りロボットなどの家庭ロボットの用途にも適応できる。
本発明の実施の形態1における自律走行装置を示すブロック図 同自律走行装置における推定マップ記憶手段の動作を示す図 同自律走行装置における走行目的記憶手段の動作を示す図 同自律走行装置における推定マップ補正手段の動作一例を示す図 同自律走行装置における推定マップ補正手段の動作他例を示す図 同自律走行装置における所定位置判定手段の動作を示す図 本発明の実施の形態2における自律走行装置の要部を示すブロック図
符号の説明
1 位置センサ
2 走行装置本体
3 位置推定手段
4 推定マップ記憶手段
5 走行制御手段
6 走行目的記憶手段
7 モータ
8 補正時間記憶手段
9 補正時間判定手段
10 走行時間測定手段
11 所定位置記憶手段
12 所定位置判定手段
13 推定マップ補正手段
14 周回回数記憶手段
15 補正設定条件記憶手段
16 設定補正距離記憶手段

Claims (8)

  1. 走行装置本体に設置してその位置を測定する位置センサと、前記位置センサより走行装置本体の位置を推定する位置推定手段と、前記位置推定手段から走行装置本体が走行する場所のマップを記憶する推定マップ記憶手段と、前記推定マップ記憶手段の記憶するマップに基づき走行装置本体の走行制御を行う走行制御手段とを備えた自律走行装置。
  2. 位置推定手段が記憶する走行装置本体の推定位置と、推定マップ記憶手段が記憶するマップとを入力として走行装置本体のマップ上の位置を補正する推定マップ補正手段を備えた請求項1に記載の自律走行装置。
  3. 走行装置本体の走行目的を記憶する走行目的記憶手段を備え、この走行目的記憶手段からの入力に基づき走行制御手段は、走行目的を達成するよう走行制御を行う構成とした請求項1または2に記載の自律走行装置。
  4. 走行装置本体のマップ上の所定位置を記憶する所定位置記憶手段を備え、推定マップ補正手段は、位置推定手段による走行装置本体の位置が所定位置記憶手段の記憶する所定位置にある場合のみ、走行装置本体のマップ上の位置を補正する構成とした請求項2または3に記載の自律走行装置。
  5. 走行装置本体が走行する部屋を周回する回数を記憶する周回回数記憶手段を備え、推定マップ補正手段は、周回回数記憶手段が記憶する周回回数以上に周回したとき、走行装置本体のマップ上の位置を補正する構成とした請求項2〜4のいずれか1項に記載の自律走行装置。
  6. 走行装置本体のマップ上の位置を補正する補正時間を記憶する補正時間記憶手段を備え、推定マップ補正手段は、補正時間記憶手段が記憶する補正時間以上、走行装置本体が走行したとき、走行装置本体のマップ上の位置を補正する構成とした請求項2〜5のいずれか1項に記載の自律走行装置。
  7. 走行装置本体のマップ上の位置を補正する補正設定条件を記憶する補正設定条件記憶手段を備え、推定マップ補正手段は、補正設定条件記憶手段が記憶する補正設定条件を満たしたとき、走行装置本体のマップ上の位置を補正する構成とした請求項2〜6のいずれか1項に記載の自律走行装置。
  8. 走行装置本体のマップ上の位置を補正する2つ以上の設定補正距離を記憶する設定補正距離記憶手段を備え、推定マップ補正手段は、設定補正距離記憶手段が記憶する2つ以上の設定補正距離が設定補正距離以下になったとき、走行装置本体のマップ上の位置を補正する構成とした請求項2〜7のいずれか1項に記載の自律走行装置。
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