JP6540917B1 - 自走装置、自走装置の走行制御方法及び走行制御プログラム - Google Patents

自走装置、自走装置の走行制御方法及び走行制御プログラム Download PDF

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Abstract

仮想経路の左側又は右側を自律走行することができる自走装置、自走装置の走行制御方法及び走行制御プログラムを提供する。自走装置100の位置を推定する第1ステップ、スタート地点Aとゴール地点Bとを結ぶ仮想経路2と、自走装置100の位置を通り、且つ仮想経路2に直交する直線との交点Nを求める第2ステップ、仮想経路2上において、交点Nからゴール地点Bまでの間にオフセット基準点Tpを求める第3ステップ、仮想経路2上において、少なくとも、オフセット基準点Tpからゴール地点B側及びスタート地点A側のどちらか一方にオフセットしたオフセット地点Toft1,2を求める第4ステップ、オフセット基準点Tpを中心として、少なくとも、オフセット地点Toft1,2を反時計回り及び時計回りのどちらか一方に90°回転させた目標点ToftL,Rを求める第5ステップ、自走装置を目標点ToftL,Rに向けて走行させる第6ステップ、を有する。

Description

本発明は、自走装置、自走装置の走行制御方法及び走行制御プログラムに関する。
設定された目的地へ向かって自律で移動する自律移動ロボット等の自律移動機器が知られている。自立移動ロボット等の自律移動機器に設けられる自走装置には、事前にフィールド上における地図情報がインプットされ、地図上に設定されたノード間を接続して与えられた目的地までの経路が生成される。例えば、予め目的地までの経路が教示され、マーカ追従エリアにおいては、マーカを画像認識してマーカに向かって追従する制御方法が開示されている(例えば、特許文献1)。
特開2015−121928号公報
屋内での作業を目的とした自律移動機器においては、例えば移動経路に廊下が含まれている場合に、廊下を左側通行(又は右側通行)させるために予め往路と復路との2つの経路を設定又は生成することが考えられる。しかしながら、複数の経路を設定又は生成した場合、自律移動機器の向き又は位置によっては、必ずしも左側通行(又は右側通行)となる経路を選択しない可能性がある。また、目的地までの移動経路が長くなり、遠回りとなる可能性がある。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであって、2点間を結ぶ1つの仮想経路の左側又は右側を自律走行することができる自走装置、自走装置の走行制御方法及び走行制御プログラムを提供すること、を目的としている。
上記の目的を達成するため、本発明の一態様に係る自走装置の走行制御方法は、所定のスタート地点からゴール地点まで、自律走行可能な自走装置の走行制御方法であって、前記自走装置の位置を推定する第1ステップと、前記スタート地点と前記ゴール地点とを結ぶ仮想経路と、前記自走装置の位置を通り、且つ前記仮想経路に直交する直線との交点を求める第2ステップと、前記仮想経路上において、前記交点から前記ゴール地点までの間にオフセット基準点を求める第3ステップと、前記仮想経路上において、少なくとも、前記オフセット基準点から前記ゴール地点側及び前記スタート地点側のどちらか一方にオフセットしたオフセット地点を求める第4ステップと、前記オフセット基準点を中心として、少なくとも、前記オフセット地点を反時計回り及び時計回りのどちらか一方に90°回転させた目標点を求める第5ステップと、前記自走装置を前記目標点に向けて走行させる第6ステップと、を有する。
これにより、2つの地点間に、例えば往路と復路とを設けることなく、1つの仮想経路から左又は右にオフセットした進路を生成することができる。
自走装置の走行制御方法の望ましい態様として、前記第5ステップにおいて、前記オフセット基準点を中心として、前記オフセット地点を反時計回りに90°回転させた目標点を求めることが好ましい。
自走装置の走行制御方法の望ましい態様として、前記自走装置が前記仮想経路の左側を走行するように予め設定されている場合、前記第4ステップでは、少なくとも、前記仮想経路上において、前記オフセット基準点から前記ゴール地点側にオフセットした前方オフセット地点を求め、前記第5ステップでは、前記オフセット基準点を中心として、前記前方オフセット地点を反時計回りに90°回転させた左目標点を求め、前記第6ステップでは、前記自走装置を前記左目標点に向けて走行させることが好ましい。
これにより、1つの仮想経路から左にオフセットした進路を自律走行させることができる。
自走装置の走行制御方法の望ましい態様として、前記自走装置が前記仮想経路の右側を走行するように予め設定されている場合、前記第4ステップでは、少なくとも、前記仮想経路上において、前記オフセット基準点から前記スタート地点側にオフセットした後方オフセット地点を求め、前記第5ステップでは、前記オフセット基準点を中心として、前記後方オフセット地点を反時計回りに90°回転させた右目標点を求め、前記第6ステップでは、前記自走装置を前記右目標点に向けて走行させることが好ましい。
これにより、1つの仮想経路から右にオフセットした進路を自律走行させることができる。
自走装置の走行制御方法の望ましい態様として、前記仮想経路上において、前記オフセット基準点から前記前方オフセット地点までの距離は、前記交点から前記オフセット基準点までの距離以下であることが好ましい。
また、前記仮想経路上において、前記オフセット基準点から前記後方オフセット地点までの距離は、前記交点から前記オフセット基準点までの距離以下であることが好ましい。
自走装置の走行制御方法の望ましい態様として、前記第4ステップにおいて、前記仮想経路上において、前記オフセット基準点から前記ゴール地点側にオフセットしたオフセット地点を求めることが好ましい。
自走装置の走行制御方法の望ましい態様として、前記自走装置が前記仮想経路の左側を走行するように予め設定されている場合、前記第5ステップでは、前記オフセット基準点を中心として、前記オフセット地点を反時計回りに90°回転させた左目標点を求め、前記第6ステップでは、前記自走装置を前記左目標点に向けて走行させることが好ましい。
これにより、1つの仮想経路から左にオフセットした進路を自律走行させることができる。
自走装置の走行制御方法の望ましい態様として、前記自走装置が前記仮想経路の右側を走行するように予め設定されている場合、前記第5ステップでは、前記オフセット基準点を中心として、前記オフセット地点を時計回りに90°回転させた右目標点を求め、前記第6ステップでは、前記自走装置を前記右目標点に向けて走行させることが好ましい。
これにより、1つの仮想経路から右にオフセットした進路を自律走行させることができる。
自走装置の走行制御方法の望ましい態様として、前記仮想経路上において、前記オフセット基準点から前記オフセット地点までの距離は、前記交点から前記オフセット基準点までの距離以下であることが好ましい。
また、前記オフセット基準点、及び前記オフセット地点は、前記自走装置が前記ゴール地点に近づくにつれて前記ゴール地点に収束することが好ましい。
これにより、仮想経路からの距離を適切に保ちつつ、自走装置をゴール地点に到達させることができる。
本発明の一態様に係る自走装置は、所定のスタート地点からゴール地点まで、自律走行可能な自走装置であって、前記自走装置の位置を推定する位置推定部と、前記自走装置を移動させる走行部と、前記スタート地点と前記ゴール地点とを結ぶ仮想経路と、前記自走装置の位置を通り、且つ前記仮想経路に直交する直線との交点を求め、前記仮想経路上において、前記交点から前記ゴール地点までの間にオフセット基準点を求め、前記仮想経路上において、少なくとも、前記オフセット基準点から前記ゴール地点側及び前記スタート地点側のどちらか一方にオフセットしたオフセット地点を求め、前記オフセット基準点を中心として、少なくとも、前記オフセット地点を反時計回り及び時計回りのどちらか一方に90°回転させた目標点を求める制御部と、を備える。
これにより、2つの地点間に、例えば往路と復路とを設けることなく、1つの仮想経路から左又は右にオフセットした進路を生成することができる。
自走装置の望ましい態様として、前記制御部は、前記仮想経路の左側を走行するように予め設定されている場合、前記仮想経路上において、少なくとも、前記オフセット基準点から前記ゴール地点側にオフセットした前方オフセット地点を求め、前記オフセット基準点を中心として、前記前方オフセット地点を反時計回りに90°回転させた左目標点を求め、前記自走装置が前記左目標点に向けて走行するように前記走行部を制御することが好ましい。
これにより、自走装置は、1つの仮想経路から左にオフセットした進路を自律走行することができる。
自走装置の望ましい態様として、前記制御部は、前記仮想経路の右側を走行するように予め設定されている場合、前記仮想経路上において、少なくとも、前記オフセット基準点から前記スタート地点側にオフセットした後方オフセット地点を求め、前記オフセット基準点を中心として、前記後方オフセット地点を反時計回りに90°回転させた右目標点を求め、前記自走装置が前記右目標点に向けて走行するように前記走行部を制御することが好ましい。
これにより、自走装置は、1つの仮想経路から右にオフセットした進路を自律走行することができる。
自走装置の望ましい態様として、前記仮想経路上において、前記オフセット基準点から前記前方オフセット地点までの距離は、前記交点から前記オフセット基準点までの距離以下であることが好ましい。
また、前記仮想経路上において、前記オフセット基準点から前記後方オフセット地点までの距離は、前記交点から前記オフセット基準点までの距離以下であることが好ましい。
自走装置の望ましい態様として、前記制御部は、前記仮想経路の左側を走行するように予め設定されている場合、前記仮想経路上において、前記オフセット基準点から前記ゴール地点側にオフセットしたオフセット地点を求め、前記オフセット基準点を中心として、前記オフセット地点を反時計回りに90°回転させた左目標点を求め、前記自走装置が前記左目標点に向けて走行するように前記走行部を制御することが好ましい。
これにより、自走装置は、1つの仮想経路から左にオフセットした進路を自律走行することができる。
自走装置の望ましい態様として、前記制御部は、前記仮想経路の右側を走行するように予め設定されている場合、前記仮想経路上において、前記オフセット基準点から前記ゴール地点側にオフセットしたオフセット地点を求め、前記オフセット基準点を中心として、前記オフセット地点を時計回りに90°回転させた右目標点を求め、前記自走装置が前記右目標点に向けて走行するように前記走行部を制御することが好ましい。
これにより、自走装置は、1つの仮想経路から右にオフセットした進路を自律走行することができる。
自走装置の望ましい態様として、前記仮想経路上において、前記オフセット基準点から前記オフセット地点までの距離は、前記交点から前記オフセット基準点までの距離以下であることが好ましい。
また、前記オフセット基準点、及び前記オフセット地点は、前記自走装置が前記ゴール地点に近づくにつれて前記ゴール地点に収束することが好ましい。
これにより、自走装置は、仮想経路からの距離を適切に保ちつつ、ゴール地点に到達することができる。
自走装置の望ましい態様として、前記仮想経路を生成する経路生成部をさらに備えることが好ましい。
これにより、所定のスタート地点及びゴール地点を設定することで、仮想経路を設定することができる。
自走装置の望ましい態様として、少なくとも前記スタート地点と前記ゴール地点とを設定するための操作部をさらに備えることが好ましい。
これにより、任意のスタート地点及びゴール地点を設定することができる。
本発明の一態様に係る自走装置の走行制御プログラムは、所定のスタート地点からゴール地点まで、自律走行可能な自走装置の走行制御プログラムであって、前記自走装置の位置を推定する第1ステップと、前記スタート地点と前記ゴール地点とを結ぶ仮想経路と、前記自走装置の位置を通り、且つ前記仮想経路に直交する直線との交点を求める第2ステップと、前記仮想経路上において、前記交点から前記ゴール地点までの間にオフセット基準点を求める第3ステップと、前記仮想経路上において、少なくとも、前記オフセット基準点から前記ゴール地点側及び前記スタート地点側のどちらか一方にオフセットしたオフセット地点を求める第4ステップと、前記オフセット基準点を中心として、少なくとも、前記オフセット地点を反時計回り及び時計回りのどちらか一方に90°回転させた目標点を求める第5ステップと、前記自走装置を前記目標点に向けて走行させる第6ステップと、をコンピュータに実行させる。
これにより、2つの地点間に、例えば往路と復路とを設けることなく、1つの仮想経路から左又は右にオフセットした進路を生成することができる。
本発明によれば、2点間を結ぶ1つの仮想経路の左側又は右側を自律走行することができる自走装置、自走装置の走行制御方法及び走行制御プログラムを提供することができる。
図1は、実施形態1に係る自走装置の一例を示す図である。 図2は、実施形態1に係る自走装置の仮想経路を含む領域の概略図である。 図3は、実施形態1に係る自走装置における走行制御方法を説明するための概念図である。 図4は、実施形態1に係る自走装置における走行制御処理の一例を示すフローチャートである。 図5は、記憶部に記憶される各種情報の一例を示す図である。 図6は、実施形態1に係る自走装置の位置Pがスタート地点Aに一致している場合の概念図である。 図7は、実施形態1に係る自走装置の位置Pが図6に示す位置より進んだ位置にある場合の概念図である。 図8は、実施形態1に係る自走装置の位置Pが図7に示す位置よりさらに進んだ位置にある場合の概念図である。 図9は、実施形態1に係る自走装置が図2に示す地点aから地点bまでの直線領域の所定区間にある場合の概念図である。 図10は、実施形態1に係る自走装置の前方オフセット地点Toft1がゴール地点Bに一致している場合の概念図である。 図11は、実施形態1に係る自走装置の位置Pが図10に示す位置より進んだ位置にある場合の概念図である。 図12は、実施形態1に係る自走装置の位置Pが図11に示す位置よりさらに進んだ位置にある場合の概念図である。 図13は、実施形態1に係る自走装置のオフセット基準点Tpがゴール地点Bに一致している場合の概念図である。 図14は、実施形態1に係る自走装置の位置Pが図13に示す位置より進んだ位置にある場合の概念図である。 図15は、実施形態1に係る自走装置の位置Pが図14に示す位置よりさらに進んだ位置にある場合の概念図である。 図16は、実施形態1に係る自走装置の位置Pがゴール地点Bに一致している場合の概念図である。 図17は、実施形態1に係る自走装置の位置Pがスタート地点Aに一致している場合の概念図である。 図18は、実施形態1に係る自走装置の位置Pが図17に示す位置より進んだ位置にある場合の概念図である。 図19は、実施形態1に係る自走装置の位置Pが図18に示す位置よりさらに進んだ位置にある場合の概念図である。 図20は、実施形態1に係る自走装置が図2に示す地点cから地点dまでの直線領域の所定区間にある場合の概念図である。 図21は、実施形態1に係る自走装置のオフセット基準点Tpがゴール地点Bに一致している場合の概念図である。 図22は、実施形態1に係る自走装置の位置Pが図21に示す位置より進んだ位置にある場合の概念図である。 図23は、実施形態1に係る自走装置の後方オフセット地点Toft2がゴール地点Bに一致している場合の概念図である。 図24は、実施形態1に係る自走装置の位置Pがゴール地点Bに一致している場合の概念図である。 図25は、実施形態2に係る自走装置の仮想経路を含む領域の概略図である。 図26は、実施形態2に係る自走装置における走行制御方法を説明するための概念図である。 図27は、実施形態2に係る自走装置における走行制御処理の一例を示すフローチャートである。 図28は、記憶部に記憶される各種情報の一例を示す図である。 図29は、実施形態2に係る自走装置の位置Pがスタート地点Aに一致している場合の概念図である。 図30は、実施形態2に係る自走装置の位置Pが図29に示す位置より進んだ位置にある場合の概念図である。 図31は、実施形態2に係る自走装置の位置Pが図30に示す位置よりさらに進んだ位置にある場合の概念図である。 図32は、実施形態2に係る自走装置が図25に示す地点aから地点bまでの直線領域の所定区間にある場合の概念図である。 図33は、実施形態2に係る自走装置のオフセット地点Toftがゴール地点Bに一致している場合の概念図である。 図34は、実施形態2に係る自走装置の位置Pが図33に示す位置より進んだ位置にある場合の概念図である。 図35は、実施形態2に係る自走装置の位置Pが図34に示す位置よりさらに進んだ位置にある場合の概念図である。 図36は、実施形態2に係る自走装置のオフセット基準点Tpがゴール地点Bに一致している場合の概念図である。 図37は、実施形態2に係る自走装置の位置Pが図36に示す位置より進んだ位置にある場合の概念図である。 図38は、実施形態2に係る自走装置の位置Pが図37に示す位置よりさらに進んだ位置にある場合の概念図である。 図39は、実施形態2に係る自走装置の位置Pがゴール地点Bに一致している場合の概念図である。 図40は、実施形態2に係る自走装置の位置Pがスタート地点Aに一致している場合の概念図である。 図41は、実施形態2に係る自走装置の位置Pが図40に示す位置より進んだ位置にある場合の概念図である。 図42は、実施形態2に係る自走装置の位置Pが図41に示す位置よりさらに進んだ位置にある場合の概念図である。 図43は、実施形態2に係る自走装置が図25に示す地点cから地点dまでの直線領域の所定区間にある場合の概念図である。 図44は、実施形態2に係る自走装置のオフセット地点Toftがゴール地点Bに一致している場合の概念図である。 図45は、実施形態2に係る自走装置の位置Pが図44に示す位置より進んだ位置にある場合の概念図である。 図46は、実施形態2に係る自走装置の位置Pが図45に示す位置よりさらに進んだ位置にある場合の概念図である。 図47は、実施形態2に係る自走装置のオフセット基準点Tpがゴール地点Bに一致している場合の概念図である。 図48は、実施形態2に係る自走装置の位置Pが図47に示す位置より進んだ位置にある場合の概念図である。 図49は、実施形態2に係る自走装置の位置Pが図48に示す位置よりさらに進んだ位置にある場合の概念図である。 図50は、実施形態2に係る自走装置の位置Pがゴール地点Bに一致している場合の概念図である。
以下、発明を実施するための形態(以下、実施形態という)につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、下記の実施形態により本発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、下記実施形態で開示した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。
(実施形態1)
図1は、実施形態1に係る自走装置の一例を示す図である。自走装置100としては、例えば病院等の建造物において被案内者に館内の施設を案内する案内用ロボットや、工場の生産ライン等において部品の搬送を行う搬送用ロボット等の自立移動ロボットが例示される。
本実施形態に係る自走装置100は、目的地へ向かって自律で移動する移動体であり、図1に示すように、操作部11、表示部12、送受信部13、制御部101、位置推定部102、走行部103、経路生成部104、記憶部105、及び入出力部106を備えている。本実施形態において、操作部11、表示部12、送受信部13、制御部101、位置推定部102、経路生成部104、記憶部105、及び入出力部106は、例えば、本実施形態に係る走行制御プログラムを実行するコンピュータの構成要素によって実現する機能ブロックである。また、操作部11、表示部12、送受信部13、制御部101、位置推定部102、経路生成部104、記憶部105、及び入出力部106は、例えば、後述する走行制御処理において各機能を実現するための個別の回路であっても良い。また、記憶部105は、例えばハードディスクドライブ、フラッシュメモリ、光学ディスク等の記憶媒体であっても良い。
操作部11は、操作者が自走装置100の制御に必要な情報を入力するための構成部である。操作部11としては、例えば操作者がタッチすることによって情報を入力することが可能なタッチパネル(図示せず)が例示される。
表示部12は、操作者が操作部11を操作した結果や、自走装置100における各種情報を表示する。表示部12としては、例えば液晶パネル等の表示装置が例示される。また、表示部12は、上述したタッチパネル(図示せず)を備えた構成とし、操作部11を兼ねていても良い。
送受信部13は、外部機器(例えば、コンピュータ等の端末装置)から送信された各種情報を受信する機能を有している。また、送受信部13は、自走装置100における各種情報を、外部機器に出力する機能を有している。また、送受信部13は、操作者が操作するリモコン(図示せず)から送信された各種情報を受信する機能を有する構成であっても良い。送受信部13としては、例えば赤外線や電波で情報の送受信を行う無線通信装置、又は、外部機器とケーブルで接続され、ケーブルの両端間で情報の送受信を行う有線通信装置が例示される。
走行部103は、自走装置100を移動させるための移動機構である。走行部103は、自走装置100を移動させる車輪103aや車輪103aを駆動する駆動装置(不図示)を備えており、さらに、車輪103aの回転角を検出するセンサを備えている(不図示)。センサとしては、回転角センサが例示される。走行部103は、制御部101から与えられる車輪回転指令値にしたがって車輪103aを回転駆動し、自走装置100を移動させる。
制御部101は、自走装置100の自律移動を制御するための制御手段である。制御部101は、例えば、後述する本実施形態に係る走行制御プログラムを実行することで、後述する走行制御処理を実現するCPU(Central Processing Unit)である。
制御部101は、位置推定部102、経路生成部104、記憶部105、及び入出力部106を介して入力された情報に基づき、走行部103の車輪103aの回転角を制御する。また、制御部101は、入出力部106を介して入力された情報を記憶部105に記憶させる機能を有している。また、制御部101は、入出力部106を介して情報を出力する機能を有している。
位置推定部102は、記憶部105に記憶された情報、及び、走行部103の車輪103aに設けられた回転角センサからのセンサ情報に基づき、自走装置100が進んだ距離と方位を算出し、自走装置100の位置を推定する。位置推定部102は、例えばCPUによって実行される走行制御プログラムによって実現することができる。
経路生成部104は、入出力部106を介して自走装置100のスタート地点とゴール地点とが入力され、スタート地点からゴール地点までの仮想経路を生成し、記憶部105に記憶する機能を有している。この経路生成部104において仮想経路を生成する際に用いる経路探索アルゴリズムとしては、エースター(A、又はA−star)アルゴリズムが例示されるが、この経路探索アルゴリズムによって本実施形態が限定されるものではない。また、経路生成部104によって生成される仮想経路は、スタート地点からゴール地点までの最短経路であっても良いし、記憶部105に記憶された地図情報から得た諸条件に応じた経路であっても良い。本実施形態において、仮想経路とは、実際に自走装置100が走行する経路ではなく、後述する走行制御処理において、左目標点及び右目標点を求める際に基準とする仮想的な経路を指すものとする。経路生成部104は、例えばCPUによって実行される走行制御プログラムによって実現することができる。
記憶部105は、上述した仮想経路に加え、入出力部106を介して制御部101に入力された自走装置100の制御に必要な情報が記憶される。記憶部105に記憶される各種情報については後述する。
また、記憶部105には、本実施形態に係る走行制御プログラムが格納されている。この記憶部105は、例えば、ハードディスクドライブやフラッシュメモリ等の記憶媒体である。この記憶部105を格納する記憶媒体は、例えば、自走装置100に内蔵されていても良いし、また、例えば、光ディスクやUSB(Universal Serial Bus)メモリのような可搬型の記憶媒体であっても良い。この記憶部105の態様により本実施形態が限定されるものではない。
入出力部106は、操作部11及び送受信部13から入力された情報を制御部101及び経路生成部104に出力すると共に、制御部101から入力された情報を、表示部12及び送受信部13に出力する機能を有している。
図2は、実施形態1に係る自走装置の仮想経路を含む領域の概略図である。記憶部105には、経路生成部104によって生成された、図2に示す仮想経路2が記憶される。図2では、廊下1の両端中央部にスタート地点Aとゴール地点Bとがそれぞれ設定され、スタート地点Aとゴール地点Bとを結ぶ直線上を、自走装置100の仮想経路2として生成した例を示している。図2において、実線は自走装置100の仮想経路2を示し、破線は自走装置100における目標点の軌跡3a,3bの一例を示している。なお、図2では、以下の説明を容易とするため、スタート地点Aとゴール地点Bとを結ぶ直線上を、自走装置100の仮想経路2とした例を示したが、自走装置100の仮想経路2はこれに限るものではなく、例えば、廊下1が屈曲している場合には、自走装置100の仮想経路2も廊下1に合わせて屈曲していても良いし、廊下1がカーブしている場合には、仮想経路2も廊下1に合わせてカーブしていても良い。
図2では、実施形態1に係る自走装置100は、経路生成部104によって生成された仮想経路2に対し、左又は右にオフセット量Rだけオフセットした目標点に向けて走行する例を示している。
以下、実施形態1に係る自走装置100が図2に示した目標点の軌跡3a,3bを目標進路とする際の基本的な動作例について説明する。図3は、実施形態1に係る自走装置における走行制御方法を説明するための概念図である。図4は、実施形態1に係る自走装置における走行制御処理の一例を示すフローチャートである。図5は、記憶部に記憶される各種情報の一例を示す図である。
図3では、仮想経路2の左側に自走装置100が存在する例を示している。また、図5において、記憶部105には、上述した仮想経路2に加え、自走装置100の制御に必要な各種情報D1として、スタート地点Aの位置情報、ゴール地点Bの位置情報、進路情報、交点Nからオフセット基準点までの距離の初期値Vtp、第1初期オフセット量VoftL、及び、第2初期オフセット量VoftRが記憶される例を示している。
記憶部105に記憶されるスタート地点A及びゴール地点Bの位置情報は、例えば、操作部11から入力され、仮想経路2を含む領域内における座標情報として記憶される。
本実施形態において、記憶部105に記憶される進路情報として、図5では、仮想経路2の左側を走行する場合には「+(プラス、正極性)」、仮想経路2の右側を走行する場合には「−(マイナス、負極性)」を設定する例を示している。
また、記憶部105には、自走装置100の位置を通り仮想経路2に直交する直線と仮想経路2との交点Nからゴール地点Bまでの間に設けられるオフセット基準点Tpまでの距離の初期値Vtpが記憶される。この初期値Vtpとしては、例えば、2m程度を想定している。本実施形態において、初期値Vtpは、例えば、予め送受信部13及び入出力部106を介して入力され、制御部101によって、例えば、数値データや、デジタルデータ等の離散値で記憶部105に記憶される。又は、例えば、制御部101が、自走装置100の速度に応じて初期値Vtpを変化させる態様であっても良い。この場合には、記憶部105に記憶される各種情報D1として、自走装置100の速度情報を含んでいても良い。この初期値Vtpの設定手法により本実施形態が限定されるものではない。
また、記憶部105には、仮想経路2の左側を走行する際の左目標点の軌跡3aまでのオフセット量Rの初期値である第1初期オフセット量VoftLと、仮想経路2の右側を走行する際の右目標点の軌跡3bまでのオフセット量Rの初期値である第2初期オフセット量VoftRと、が記憶される。
本実施形態において、第1初期オフセット量VoftL及び第2初期オフセット量VoftRは、例えば、予め送受信部13及び入出力部106を介して入力され、制御部101によって、例えば、数値データや、デジタルデータ等の離散値で記憶部105に記憶される。又は、例えば、経路生成部104が、記憶部105に記憶された地図情報から、第1初期オフセット量VoftL、及び第2初期オフセット量VoftRを設定する構成であっても良い。この場合には、例えば、廊下1の幅等の各種条件に応じて設定すれば良い。あるいは、複数の自走装置100が廊下1ですれ違う際のクリアランスを考慮して設定しても良い。より具体的には、第1初期オフセット量VoftL、及び第2初期オフセット量VoftRは、例えば、廊下1の幅Wとしたとき、最大でW/2の値を取り得るが、廊下1の幅Wが壁面によって制限されている場合には、W/2よりも小さい値、例えばW/4であることが好ましい。さらには、仮想経路2の左側又は右側に複数の自走装置100が併走する場合には、例えばW/8や3W/8であっても良い。この第1初期オフセット量VoftL、及び第2初期オフセット量VoftRの設定手法により本実施形態が限定されるものではない。
本実施形態では、仮想経路2上における交点Nからオフセット基準点Tpまでの初期値Vtpと、第1初期オフセット量VoftLと、オフセット量Rとは、以下の(1)式の条件式を満たすものとする。
Vtp≧VoftL≧R・・・(1)
また、本実施形態では、仮想経路2上における交点Nからオフセット基準点Tpまでの初期値Vtpと、第2初期オフセット量VoftRと、オフセット量Rとは、以下の(2)式の条件式を満たすものとする。
Vtp≧VoftR≧R・・・(2)
また、本実施形態では、オフセット量Rの第1初期オフセット量VoftLと、第2初期オフセット量VoftRとは、以下の(3)式の条件式を満たすものとする。
VoftL=VoftR・・・(3)
本実施形態では、記憶部105に格納された走行制御プログラムが実行されることによって、実施形態1に係る自走装置100における走行制御処理が実施される。
まず、位置推定部102は、自走装置100の位置Pを推定する(ステップS101)。
制御部101は、自走装置100の位置Pを通り仮想経路2に直交する直線と仮想経路2との交点Nを求める(ステップS102)。
続いて、制御部101は、仮想経路2上において、交点Nからゴール地点B側に初期値Vtp離れたオフセット基準点Tpを求める(ステップS103)。
続いて、制御部101は、仮想経路2上において、オフセット基準点Tpからゴール地点B側にオフセット量R(ここでは、第1初期オフセット量VoftL)だけオフセットした前方オフセット地点Toft1を求めると共に、仮想経路2上において、オフセット基準点Tpからスタート地点A側にオフセット量R(ここでは、第2初期オフセット量VoftR)だけオフセットした後方オフセット地点Toft2を求める(ステップS104)。
続いて、制御部101は、オフセット基準点Tpを中心として前方オフセット地点Toft1を反時計回りに90°回転させた左目標点ToftLを求めると共に、オフセット基準点Tpを中心として後方オフセット地点Toft2を反時計回りに90°回転させた右目標点ToftRを求める(ステップS105)。
そして、制御部101は、進路情報が「+(プラス、正極性)」であるか否か、すなわち、仮想経路2の左側を走行するように設定されているか否かを判定する(ステップS106)。
進路情報が「+(プラス、正極性)」である場合(ステップS106;Yes)、制御部101は、左目標点ToftLに向けて走行するように走行部103の車輪103aの回転角を制御し(ステップS107)、ステップS102に戻る。
進路情報が「−(マイナス、負極性)」である場合(ステップS106;No)、制御部101は、右目標点ToftRに向けて走行するように走行部103の車輪103aの回転角を制御し(ステップS108)、ステップS102に戻る。
以下、自走装置100が仮想経路2の左側を自走する、すなわち、図2に示した目標点の軌跡3aを目標進路として自走する例について、図6から図16を参照して説明する。
図6は、実施形態1に係る自走装置の位置Pがスタート地点Aに一致している場合の概念図である。図7は、実施形態1に係る自走装置の位置Pが図6に示す位置より進んだ位置にある場合の概念図である。図8は、実施形態1に係る自走装置の位置Pが図7に示す位置よりさらに進んだ位置にある場合の概念図である。図9は、実施形態1に係る自走装置が図2に示す地点aから地点bまでの直線領域の所定区間にある場合の概念図である。
図6に示すように、自走装置100の位置Pがスタート地点Aに一致しているとき、左目標点ToftLが地点aに一致している。すなわち、地点aを通り仮想経路2に直交する直線と仮想経路2との交点のスタート地点Aからの仮想経路2上の距離は、初期値Vtpに一致する(図2参照)。図7及び図8に示すように、自走装置100の位置Pがスタート地点Aから離れるに従い、左目標点ToftLが地点aと地点bとを結ぶ直線上を移動し、これに伴い、自走装置100の位置Pが目標点の軌跡3aに収束し、図9に示すように、地点aから地点bまでの直線領域において、自走装置100の位置Pが目標点の軌跡3aに一致する。
図10は、実施形態1に係る自走装置の前方オフセット地点Toft1がゴール地点Bに一致している場合の概念図である。図11は、実施形態1に係る自走装置の位置Pが図10に示す位置より進んだ位置にある場合の概念図である。図12は、実施形態1に係る自走装置の位置Pが図11に示す位置よりさらに進んだ位置にある場合の概念図である。図13は、実施形態1に係る自走装置のオフセット基準点Tpがゴール地点Bに一致している場合の概念図である。図14は、実施形態1に係る自走装置の位置Pが図13に示す位置より進んだ位置にある場合の概念図である。図15は、実施形態1に係る自走装置の位置Pが図14に示す位置よりさらに進んだ位置にある場合の概念図である。図16は、実施形態1に係る自走装置の位置Pがゴール地点Bに一致している場合の概念図である。
図10に示すように、自走装置100の前方オフセット地点Toft1がゴール地点Bに一致しているとき、左目標点ToftLが地点bに一致している。すなわち、地点bを通り仮想経路2に直交する直線と仮想経路2との交点のゴール地点Bからの仮想経路2上の距離は、第1初期オフセット量VoftLに一致する(図2参照)。
前方オフセット地点Toft1、オフセット基準点Tp、及び後方オフセット地点Toft2は、ゴール地点Bに収束する。すなわち、図11及び図12に示すように、上記(1)式によって、オフセット基準点Tpとゴール地点Bとの距離が第1初期オフセット量VoftLよりも小さくなると(R<VoftL)、左目標点ToftLの軌跡3aは、地点bとゴール地点Bとを結ぶ直線上を移動し、図13に示すように、オフセット基準点Tpがゴール地点Bに一致したとき、左目標点ToftLもまたゴール地点Bに一致する。以降、図14及び図15に示すように、ゴール地点Bに一致した左目標点ToftLに自走装置100の位置Pが近づき、図16に示すように、自走装置100の位置Pがゴール地点Bに一致して、自走装置100が停止する。
これにより、実施形態1に係る自走装置100は、スタート地点Aからゴール地点Bまでの仮想経路2の左側を常に走行してゴール地点Bに到達することができる。
なお、上述した例では、後方オフセット地点Toft2及び右目標点ToftRを導出する例を示したが、予め自走装置100が仮想経路2の左側を走行するように設定されている場合には、後方オフセット地点Toft2及び右目標点ToftRを導出しない態様であっても良い。すなわち、仮想経路2の左側を走行するように設定されている場合には、図6から図16に示した右目標点ToftRの軌跡3bは、必ずしも必要ではない。
続いて、自走装置100が仮想経路2の右側を自走する、すなわち、図2に示した目標点の軌跡3bを目標進路として自走する例について、図17から図24を参照して説明する。
図17は、実施形態1に係る自走装置の位置Pがスタート地点Aに一致している場合の概念図である。図18は、実施形態1に係る自走装置の位置Pが図17に示す位置より進んだ位置にある場合の概念図である。図19は、実施形態1に係る自走装置の位置Pが図18に示す位置よりさらに進んだ位置にある場合の概念図である。図20は、実施形態1に係る自走装置が図2に示す地点cから地点dまでの直線領域の所定区間にある場合の概念図である。
図17に示すように、自走装置100の位置Pがスタート地点Aに一致しているとき、右目標点ToftRが地点cに一致している。すなわち、地点cを通り仮想経路2に直交する直線と仮想経路2との交点のスタート地点Aからの仮想経路2上の距離は、初期値Vtpに一致する(図2参照)。図18及び図19に示すように、自走装置100の位置Pがスタート地点Aから離れるに従い、右目標点ToftRが地点cと地点dとを結ぶ直線上を移動し、これに伴い、自走装置100の位置Pが目標点の軌跡3bに収束し、図20に示すように、地点cから地点dまでの直線領域において、自走装置100の位置Pが目標点の軌跡3bに一致する。
図21は、実施形態1に係る自走装置のオフセット基準点Tpがゴール地点Bに一致している場合の概念図である。図22は、実施形態1に係る自走装置の位置Pが図21に示す位置より進んだ位置にある場合の概念図である。図23は、実施形態1に係る自走装置の後方オフセット地点Toft2がゴール地点Bに一致している場合の概念図である。図24は、実施形態1に係る自走装置の位置Pがゴール地点Bに一致している場合の概念図である。
図21に示すように、自走装置100のオフセット基準点Tpがゴール地点Bに一致しているとき、右目標点ToftRが地点dに一致している。すなわち、地点dを通り仮想経路2に直交する直線と仮想経路2との交点は、ゴール地点Bに一致する(図2参照)。
前方オフセット地点Toft1、オフセット基準点Tp、及び後方オフセット地点Toft2は、ゴール地点Bに収束する。すなわち、図22に示すように、オフセット基準点Tpがゴール地点Bに収束すると、右目標点ToftRが地点dに一致する。その後、図23に示すように、後方オフセット地点Toft2が仮想経路2上の交点Nに一致し、上記(2)式によって、後方オフセット地点Toft2とゴール地点Bとの距離が第2初期オフセット量VoftRよりも小さくなると(R=Vtp<VoftR)、右目標点ToftRの軌跡3bは、地点dとゴール地点Bとを結ぶ直線上を移動する。以降、仮想経路2上の交点N(後方オフセット地点Toft2)がゴール地点Bに一致すると、図24に示すように、自走装置100の位置Pがゴール地点Bに一致して、自走装置100が停止する。
これにより、実施形態1に係る自走装置100は、スタート地点Aからゴール地点Bまでの仮想経路2の右側を常に走行してゴール地点Bに到達することができる。
なお、上述した例では、前方オフセット地点Toft1及び左目標点ToftLを導出する例を示したが、予め自走装置100が仮想経路2の右側を走行するように設定されている場合には、前方オフセット地点Toft1及び左目標点ToftLを導出しない態様であっても良い。すなわち、仮想経路2の右側を走行するように設定されている場合には、図16から図24に示した左目標点ToftLの軌跡3aは、必ずしも必要ではない。
また、図2に示すように、地点a及び地点cは、初期値Vtpに依存して決まる。従って、初期値Vtpが大き過ぎると、自走装置100の進路を有効に左側通行(又は右側通行)に設定することができない場合がある。また、地点bは、第1初期オフセット量VoftLに依存して決まる。また、本実施形態では、初期値Vtpが第2初期オフセット量VoftRよりも小さいと、スタート地点A付近において右目標点を適切に設定できない場合がある。このため、初期値Vtpは、第1初期オフセット量VoftL及び第2初期オフセット量VoftRと等値であることが好ましい。
以上説明したように、実施形態1に係る自走装置100の走行制御方法は、自走装置100の位置を推定する第1ステップと、スタート地点Aとゴール地点Bとを結ぶ仮想経路2と、自走装置100の位置を通り、且つ仮想経路2に直交する直線との交点Nを求める第2ステップと、仮想経路2上において、交点Nからゴール地点Bまでの間にオフセット基準点Tpを求める第3ステップと、仮想経路2上において、少なくとも、オフセット基準点Tpからゴール地点B側及びスタート地点A側のどちらか一方にオフセットしたオフセット地点(前方オフセット地点Toft1、後方オフセット地点Toft2)を求める第4ステップと、オフセット基準点Tpを中心として、オフセット地点(前方オフセット地点Toft1、後方オフセット地点Toft2)を反時計回りに90°回転させた目標点(左目標点ToftL、右目標点ToftR)を求める第5ステップと、自走装置を目標点(左目標点ToftL、右目標点ToftR)に向けて走行させる第6ステップと、を有する。
また、実施形態1に係る自走装置100は、自走装置100の位置を推定する位置推定部102と、自走装置100を移動させる走行部103と、スタート地点Aとゴール地点Bとを結ぶ仮想経路2と、自走装置100の位置を通り、且つ仮想経路2に直交する直線との交点Nを求め、仮想経路2上において、交点Nからゴール地点Bまでの間にオフセット基準点Tpを求め、仮想経路2上において、少なくとも、オフセット基準点Tpからゴール地点B側及びスタート地点A側のどちらか一方にオフセットしたオフセット地点(前方オフセット地点Toft1、後方オフセット地点Toft2)を求め、オフセット基準点Tpを中心として、オフセット地点(前方オフセット地点Toft1、後方オフセット地点Toft2)を反時計回りに90°回転させた目標点(左目標点ToftL、右目標点ToftR)を求め、自走装置100が目標点(左目標点ToftL、右目標点ToftR)に向けて走行するように走行部103を制御する制御部101と、を備える。
また、実施形態1に係る自走装置100の走行制御プログラムは、自走装置100の位置を推定する第1ステップと、スタート地点Aとゴール地点Bとを結ぶ仮想経路2と、自走装置100の位置を通り、且つ仮想経路2に直交する直線との交点Nを求める第2ステップと、仮想経路2上において、交点Nからゴール地点Bまでの間にオフセット基準点Tpを求める第3ステップと、仮想経路2上において、少なくとも、オフセット基準点Tpからゴール地点B側及びスタート地点A側のどちらか一方にオフセットしたオフセット地点(前方オフセット地点Toft1、後方オフセット地点Toft2)を求める第4ステップと、オフセット基準点Tpを中心として、オフセット地点(前方オフセット地点Toft1、後方オフセット地点Toft2)を反時計回りに90°回転させた目標点(左目標点ToftL、右目標点ToftR)を求める第5ステップと、自走装置を目標点(左目標点ToftL、右目標点ToftR)に向けて走行させる第6ステップと、をコンピュータに実行させる。
また、自走装置100の位置を推定する第1ステップと、スタート地点Aとゴール地点Bとを結ぶ仮想経路2と、自走装置100の位置を通り、且つ仮想経路2に直交する直線との交点Nを求める第2ステップと、仮想経路2上において、交点Nからゴール地点Bまでの間にオフセット基準点Tpを求める第3ステップと、仮想経路2上において、少なくとも、オフセット基準点Tpからゴール地点B側及びスタート地点A側のどちらか一方にオフセットしたオフセット地点(前方オフセット地点Toft1、後方オフセット地点Toft2)を求める第4ステップと、オフセット基準点Tpを中心として、オフセット地点(前方オフセット地点Toft1、後方オフセット地点Toft2)を反時計回りに90°回転させた目標点(左目標点ToftL、右目標点ToftR)を求める第5ステップと、自走装置を目標点(左目標点ToftL、右目標点ToftR)に向けて走行させる第6ステップと、をコンピュータに実行させる走行制御プログラムが記憶媒体に記憶されている。
これにより、自走装置100は、2つの地点間に、例えば往路と復路とを設けることなく、1つの仮想経路2から左又は右にオフセットした進路の一方を自律走行することができる。
また、複数の経路を生成する必要がないので、経路生成のための負荷を低減することができる。
(実施形態2)
図25は、実施形態2に係る自走装置の仮想経路を含む領域の概略図である。なお、上述した実施形態1で説明した構成と同じ構成部には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
記憶部105には、経路生成部104によって生成された、図25に示す仮想経路2が記憶される。図25では、廊下1の両端中央部にスタート地点Aとゴール地点Bとがそれぞれ設定され、スタート地点Aとゴール地点Bとを結ぶ直線上を、自走装置100の仮想経路2として生成した例を示している。図25において、実線は自走装置100の仮想経路2を示し、破線は自走装置100における目標点の軌跡3a,3bの一例を示している。なお、図25では、以下の説明を容易とするため、スタート地点Aとゴール地点Bとを結ぶ直線上を、自走装置100の仮想経路2とした例を示したが、自走装置100の仮想経路2はこれに限るものではなく、例えば、廊下1が屈曲している場合には、自走装置100の仮想経路2も廊下1に合わせて屈曲していても良いし、廊下1がカーブしている場合には、仮想経路2も廊下1に合わせてカーブしていても良い。
図25では、実施形態2に係る自走装置100は、経路生成部104によって生成された仮想経路2に対し、左又は右にオフセット量Rだけオフセットした目標点に向けて走行する例を示している。
以下、実施形態2に係る自走装置100が図25に示した目標点の軌跡3a,3bを目標進路とする際の基本的な動作例について説明する。図26は、実施形態2に係る自走装置における走行制御方法を説明するための概念図である。図27は、実施形態2に係る自走装置における走行制御処理の一例を示すフローチャートである。図28は、記憶部に記憶される各種情報の一例を示す図である。
図26では、仮想経路2の左側に自走装置100が存在する例を示している。また、図28において、記憶部105には、上述した仮想経路2に加え、自走装置100の制御に必要な各種情報D1として、スタート地点Aの位置情報、ゴール地点Bの位置情報、進路情報、交点Nからオフセット基準点までの距離の初期値Vtp、初期オフセット量Voftが記憶される例を示している。
記憶部105に記憶されるスタート地点A及びゴール地点Bの位置情報は、例えば、操作部11から入力され、仮想経路2を含む領域内における座標情報として記憶される。
本実施形態において、記憶部105に記憶される進路情報として、図28では、仮想経路2の左側を走行する場合には「+(プラス、正極性)」、仮想経路2の右側を走行する場合には「−(マイナス、負極性)」を設定する例を示している。
また、記憶部105には、自走装置100の位置を通り仮想経路2に直交する直線と仮想経路2との交点Nからゴール地点Bまでの間に設けられるオフセット基準点Tpまでの距離の初期値Vtpが記憶される。この初期値Vtpとしては、例えば、2m程度を想定している。本実施形態において、初期値Vtpは、例えば、予め送受信部13及び入出力部106を介して入力され、制御部101によって、例えば、数値データや、デジタルデータ等の離散値で記憶部105に記憶される。又は、例えば、制御部101が、自走装置100の速度に応じて初期値Vtpを変化させる態様であっても良い。この場合には、記憶部105に記憶される各種情報D1として、自走装置100の速度情報を含んでいても良い。この初期値Vtpの設定手法により本実施形態が限定されるものではない。
また、記憶部105には、仮想経路2の左側及び右側を走行する際の目標点の軌跡3a,3bまでのオフセット量Rの初期値である初期オフセット量Voftが記憶される。
本実施形態において、初期オフセット量Voftは、例えば、予め送受信部13及び入出力部106を介して入力され、制御部101によって、例えば、数値データや、デジタルデータ等の離散値で記憶部105に記憶される。又は、例えば、経路生成部104が、記憶部105に記憶された地図情報から、初期オフセット量Voftを設定する構成であっても良い。この場合には、例えば、廊下1の幅等の各種条件に応じて設定すれば良い。あるいは、複数の自走装置100が廊下1ですれ違う際のクリアランスを考慮して設定しても良い。より具体的には、初期オフセット量Voftは、例えば、廊下1の幅Wとしたとき、最大でW/2の値を取り得るが、廊下1の幅Wが壁面によって制限されている場合には、W/2よりも小さい値、例えばW/4であることが好ましい。さらには、仮想経路2の左側又は右側に複数の自走装置100が併走する場合には、例えばW/8や3W/8であっても良い。この初期オフセット量Voftの設定手法により本実施形態が限定されるものではない。
本実施形態では、仮想経路2上における交点Nからオフセット基準点Tpまでの初期値Vtpと、初期オフセット量Voftと、オフセット量Rとは、以下の(4)式の条件式を満たすものとする。
Vtp≧Voft≧R・・・(4)
本実施形態では、記憶部105に格納された走行制御プログラムが実行されることによって、実施形態2に係る自走装置100における走行制御処理が実施される。
まず、位置推定部102は、自走装置100の位置Pを推定する(ステップS201)。
制御部101は、自走装置100の位置Pを通り仮想経路2に直交する直線と仮想経路2との交点Nを求める(ステップS202)。
続いて、制御部101は、仮想経路2上において、交点Nからゴール地点B側に初期値Vtp離れたオフセット基準点Tpを求める(ステップS203)。
続いて、制御部101は、仮想経路2上において、オフセット基準点Tpからゴール地点B側にオフセット量R(ここでは、初期オフセット量Voft)だけオフセットしたオフセット地点Toftを求める(ステップS204)。
続いて、制御部101は、オフセット基準点Tpを中心としてオフセット地点Toftを反時計回りに90°回転させた左目標点ToftLを求めると共に、オフセット基準点Tpを中心としてオフセット地点Toftを時計回りに90°回転させた右目標点ToftRを求める(ステップS205)。
そして、制御部101は、進路情報が「+(プラス、正極性)」であるか否か、すなわち、仮想経路2の左側を走行するように設定されているか否かを判定する(ステップS206)。
進路情報が「+(プラス、正極性)」である場合(ステップS206;Yes)、制御部101は、左目標点ToftLに向けて走行するように走行部103の車輪103aの回転角を制御し(ステップS207)、ステップS202に戻る。
進路情報が「−(マイナス、負極性)」である場合(ステップS206;No)、制御部101は、右目標点ToftRに向けて走行するように走行部103の車輪103aの回転角を制御し(ステップS208)、ステップS202に戻る。
以下、自走装置100が仮想経路2の左側を自走する、すなわち、図25に示した目標点の軌跡3aを目標進路として自走する例について、図29から図39を参照して説明する。
図29は、実施形態2に係る自走装置の位置Pがスタート地点Aに一致している場合の概念図である。図30は、実施形態2に係る自走装置の位置Pが図29に示す位置より進んだ位置にある場合の概念図である。図31は、実施形態2に係る自走装置の位置Pが図30に示す位置よりさらに進んだ位置にある場合の概念図である。図32は、実施形態2に係る自走装置が図25に示す地点aから地点bまでの直線領域の所定区間にある場合の概念図である。
図29に示すように、自走装置100の位置Pがスタート地点Aに一致しているとき、左目標点ToftLが地点aに一致している。すなわち、地点aを通り仮想経路2に直交する直線と仮想経路2との交点のスタート地点Aからの仮想経路2上の距離は、初期値Vtpに一致する(図25参照)。図30及び図31に示すように、自走装置100の位置Pがスタート地点Aから離れるに従い、左目標点ToftLが地点aと地点bとを結ぶ直線上を移動し、これに伴い、自走装置100の位置Pが目標点の軌跡3aに収束し、図32に示すように、地点aから地点bまでの直線領域において、自走装置100の位置Pが目標点の軌跡3aに一致する。
図33は、実施形態2に係る自走装置のオフセット地点Toftがゴール地点Bに一致している場合の概念図である。図34は、実施形態2に係る自走装置の位置Pが図33に示す位置より進んだ位置にある場合の概念図である。図35は、実施形態2に係る自走装置の位置Pが図34に示す位置よりさらに進んだ位置にある場合の概念図である。図36は、実施形態2に係る自走装置のオフセット基準点Tpがゴール地点Bに一致している場合の概念図である。図37は、実施形態2に係る自走装置の位置Pが図36に示す位置より進んだ位置にある場合の概念図である。図38は、実施形態2に係る自走装置の位置Pが図37に示す位置よりさらに進んだ位置にある場合の概念図である。図39は、実施形態2に係る自走装置の位置Pがゴール地点Bに一致している場合の概念図である。
図33に示すように、自走装置100のオフセット地点Toftがゴール地点Bに一致しているとき、左目標点ToftLが地点bに一致している。すなわち、地点bを通り仮想経路2に直交する直線と仮想経路2との交点のゴール地点Bからの仮想経路2上の距離は、初期オフセット量Voftに一致する(図25参照)。
オフセット地点Toft、及びオフセット基準点Tpは、ゴール地点Bに収束する。すなわち、図34及び図35に示すように、上記(4)式によって、オフセット基準点Tpとゴール地点Bとの距離が初期オフセット量Voftよりも小さくなると(R<Voft)、左目標点ToftLの軌跡3aは、地点bとゴール地点Bとを結ぶ直線上を移動し、図36に示すように、オフセット基準点Tpがゴール地点Bに一致したとき、左目標点ToftLもまたゴール地点Bに一致する。以降、図37及び図38に示すように、ゴール地点Bに一致した左目標点ToftLに自走装置100の位置Pが近付き、図39に示すように、自走装置100の位置Pがゴール地点Bに一致して、自走装置100が停止する。
これにより、実施形態2に係る自走装置100は、スタート地点Aからゴール地点Bまでの仮想経路2の左側を常に走行してゴール地点Bに到達することができる。
なお、上述した例では、右目標点ToftRを導出する例を示したが、予め自走装置100が仮想経路2の左側を走行するように設定されている場合には、右目標点ToftRを導出しない態様であっても良い。すなわち、仮想経路2の左側を走行するように設定されている場合には、図29から図39に示した右目標点ToftRの軌跡3bは、必ずしも必要ではない。
続いて、自走装置100が仮想経路2の右側を自走する、すなわち、図25に示した目標点の軌跡3bを目標進路として自走する例について、図40から図47を参照して説明する。
図40は、実施形態2に係る自走装置の位置Pがスタート地点Aに一致している場合の概念図である。図41は、実施形態2に係る自走装置の位置Pが図40に示す位置より進んだ位置にある場合の概念図である。図42は、実施形態2に係る自走装置の位置Pが図41に示す位置よりさらに進んだ位置にある場合の概念図である。図43は、実施形態2に係る自走装置が図25に示す地点cから地点dまでの直線領域の所定区間にある場合の概念図である。
図40に示すように、自走装置100の位置Pがスタート地点Aに一致しているとき、右目標点ToftRが地点cに一致している。すなわち、地点cを通り仮想経路2に直交する直線と仮想経路2との交点のスタート地点Aからの仮想経路2上の距離は、初期値Vtpに一致する(図25参照)。図41及び図42に示すように、自走装置100の位置Pがスタート地点Aから離れるに従い、右目標点ToftRが地点cと地点dとを結ぶ直線上を移動し、これに伴い、自走装置100の位置Pが目標点の軌跡3bに収束し、図43に示すように、地点cから地点dまでの直線領域において、自走装置100の位置Pが目標点の軌跡3bに一致する。
図44は、実施形態2に係る自走装置のオフセット地点Toftがゴール地点Bに一致している場合の概念図である。図45は、実施形態2に係る自走装置の位置Pが図44に示す位置より進んだ位置にある場合の概念図である。図46は、実施形態2に係る自走装置の位置Pが図45に示す位置よりさらに進んだ位置にある場合の概念図である。図47は、実施形態2に係る自走装置のオフセット基準点Tpがゴール地点Bに一致している場合の概念図である。図48は、実施形態2に係る自走装置の位置Pが図47に示す位置より進んだ位置にある場合の概念図である。図49は、実施形態2に係る自走装置の位置Pが図48に示す位置よりさらに進んだ位置にある場合の概念図である。図50は、実施形態2に係る自走装置の位置Pがゴール地点Bに一致している場合の概念図である。
図44に示すように、自走装置100のオフセット地点Toftがゴール地点Bに一致しているとき、右目標点ToftRが地点dに一致している。すなわち、地点dを通り仮想経路2に直交する直線と仮想経路2との交点のゴール地点Bからの仮想経路2上の距離は、初期オフセット量Voftに一致する(図25参照)。
オフセット地点Toft、及びオフセット基準点Tpは、ゴール地点Bに収束する。すなわち、図45及び図46に示すように、上記(4)式によって、オフセット基準点Tpとゴール地点Bとの距離が初期オフセット量Voftよりも小さくなると(R<Voft)、右目標点ToftRの軌跡3bは、地点dとゴール地点Bとを結ぶ直線上を移動し、図47に示すように、オフセット基準点Tpがゴール地点Bに一致したとき、右目標点ToftRもまたゴール地点Bに一致する。以降、図48及び図49に示すように、ゴール地点Bに一致した右目標点ToftRに自走装置100の位置Pが近付き、図50に示すように、自走装置100の位置Pがゴール地点Bに一致して、自走装置100が停止する。
これにより、実施形態2に係る自走装置100は、スタート地点Aからゴール地点Bまでの仮想経路2の右側を常に走行してゴール地点Bに到達することができる。
なお、上述した例では、左目標点ToftLを導出する例を示したが、予め自走装置100が仮想経路2の右側を走行するように設定されている場合には、左目標点ToftLを導出しない態様であっても良い。すなわち、仮想経路2の右側を走行するように設定されている場合には、図40から図50に示した左目標点ToftLの軌跡3aは、必ずしも必要ではない。
また、図25に示すように、地点a及び地点cは、初期値Vtpに依存して決まる。従って、初期値Vtpが大き過ぎると、自走装置100の進路を有効に左側通行(又は右側通行)に設定することができない場合がある。また、地点b及び地点dは、初期オフセット量Voftに依存して決まる。このため、初期値Vtpは、初期オフセット量Voftと等値であることが好ましい。
以上説明したように、実施形態2に係る自走装置100の走行制御方法は、自走装置100の位置を推定する第1ステップと、スタート地点Aとゴール地点Bとを結ぶ仮想経路2と、自走装置100の位置を通り、且つ仮想経路2に直交する直線との交点Nを求める第2ステップと、仮想経路2上において、交点Nからゴール地点Bまでの間にオフセット基準点Tpを求める第3ステップと、仮想経路2上において、オフセット基準点Tpからゴール地点B側にオフセットしたオフセット地点Toftを求める第4ステップと、オフセット基準点Tpを中心として、少なくとも、オフセット地点Toftを反時計回り及び時計回りのどちらか一方に90°回転させた目標点(左目標点ToftL、右目標点ToftR)を求める第5ステップと、自走装置を目標点(左目標点ToftL、右目標点ToftR)に向けて走行させる第6ステップと、を有する。
また、実施形態2に係る自走装置100は、自走装置100の位置を推定する位置推定部102と、自走装置100を移動させる走行部103と、スタート地点Aとゴール地点Bとを結ぶ仮想経路2と、自走装置100の位置を通り、且つ仮想経路2に直交する直線との交点Nを求め、仮想経路2上において、交点Nからゴール地点Bまでの間にオフセット基準点Tpを求め、仮想経路2上において、オフセット基準点Tpからゴール地点B側にオフセットしたオフセット地点Toftを求め、オフセット基準点Tpを中心として、少なくとも、オフセット地点Toftを反時計回り及び時計回りのどちらか一方に90°回転させた目標点(左目標点ToftL、右目標点ToftR)を求め、自走装置100が目標点(左目標点ToftL、右目標点ToftR)に向けて走行するように走行部103を制御する制御部101と、を備える。
また、実施形態2に係る自走装置100の走行制御プログラムは、自走装置100の位置を推定する第1ステップと、スタート地点Aとゴール地点Bとを結ぶ仮想経路2と、自走装置100の位置を通り、且つ仮想経路2に直交する直線との交点Nを求める第2ステップと、仮想経路2上において、交点Nからゴール地点Bまでの間にオフセット基準点Tpを求める第3ステップと、仮想経路2上において、オフセット基準点Tpからゴール地点B側にオフセットしたオフセット地点Toftを求める第4ステップと、オフセット基準点Tpを中心として、少なくとも、オフセット地点Toftを反時計回り及び時計回りのどちらか一方に90°回転させた目標点(左目標点ToftL、右目標点ToftR)を求める第5ステップと、自走装置を目標点(左目標点ToftL、右目標点ToftR)に向けて走行させる第6ステップと、をコンピュータに実行させる。
また、自走装置100の位置を推定する第1ステップと、スタート地点Aとゴール地点Bとを結ぶ仮想経路2と、自走装置100の位置を通り、且つ仮想経路2に直交する直線との交点Nを求める第2ステップと、仮想経路2上において、交点Nからゴール地点Bまでの間にオフセット基準点Tpを求める第3ステップと、仮想経路2上において、オフセット基準点Tpからゴール地点B側にオフセットしたオフセット地点Toftを求める第4ステップと、オフセット基準点Tpを中心として、少なくとも、オフセット地点Toftを反時計回り及び時計回りのどちらか一方に90°回転させた目標点(左目標点ToftL、右目標点ToftR)を求める第5ステップと、自走装置を目標点(左目標点ToftL、右目標点ToftR)に向けて走行させる第6ステップと、をコンピュータに実行させる走行制御プログラムが記憶媒体に記憶されている。
これにより、自走装置100は、2つの地点間に、例えば往路と復路とを設けることなく、1つの仮想経路2から左又は右にオフセットした進路の一方を自律走行することができる。
また、複数の経路を生成する必要がないので、経路生成のための負荷を低減することができる。
このように、上述した実施形態によれば、2点間を結ぶ1つの仮想経路の左側又は右側を自律走行することができる自走装置、自走装置の走行制御方法及び走行制御プログラムが得られる。
1 廊下
2 仮想経路
3a,3b 目標点の軌跡
11 操作部
12 表示部
13 送受信部
100 自走装置
101 制御部
102 位置推定部
103 走行部
103a 車輪
104 経路生成部
105 記憶部
106 入出力部
R オフセット量
Toft オフセット地点
Toft1 前方オフセット地点
Toft2 後方オフセット地点
ToftL 左目標点
ToftR 右目標点
Tp オフセット基準点
Voft 初期オフセット量
VoftL 第1初期オフセット量
VoftR 第2初期オフセット量
Vtp 初期値

Claims (24)

  1. 所定のスタート地点からゴール地点まで、自律走行可能な自走装置の走行制御方法であって、
    前記自走装置の位置を推定する第1ステップと、
    前記スタート地点と前記ゴール地点とを結ぶ仮想経路と、前記自走装置の位置を通り、且つ前記仮想経路に直交する直線との交点を求める第2ステップと、
    前記仮想経路上において、前記交点から前記ゴール地点までの間にオフセット基準点を求める第3ステップと、
    前記仮想経路上において、少なくとも、前記オフセット基準点から前記ゴール地点側及び前記スタート地点側のどちらか一方にオフセットしたオフセット地点を求める第4ステップと、
    前記オフセット基準点を中心として、少なくとも、前記オフセット地点を反時計回り及び時計回りのどちらか一方に90°回転させた目標点を求める第5ステップと、
    前記自走装置を前記目標点に向けて走行させる第6ステップと、
    を有する
    自走装置の走行制御方法。
  2. 前記第5ステップにおいて、
    前記オフセット基準点を中心として、前記オフセット地点を反時計回りに90°回転させた目標点を求める
    請求項1に記載の自走装置の走行制御方法。
  3. 前記自走装置が前記仮想経路の左側を走行するように予め設定されている場合、
    前記第4ステップでは、少なくとも、前記仮想経路上において、前記オフセット基準点から前記ゴール地点側にオフセットした前方オフセット地点を求め、
    前記第5ステップでは、前記オフセット基準点を中心として、前記前方オフセット地点を反時計回りに90°回転させた左目標点を求め、
    前記第6ステップでは、前記自走装置を前記左目標点に向けて走行させる
    請求項2に記載の自走装置の走行制御方法。
  4. 前記自走装置が前記仮想経路の右側を走行するように予め設定されている場合、
    前記第4ステップでは、少なくとも、前記仮想経路上において、前記オフセット基準点から前記スタート地点側にオフセットした後方オフセット地点を求め、
    前記第5ステップでは、前記オフセット基準点を中心として、前記後方オフセット地点を反時計回りに90°回転させた右目標点を求め、
    前記第6ステップでは、前記自走装置を前記右目標点に向けて走行させる
    請求項2に記載の自走装置の走行制御方法。
  5. 前記仮想経路上において、前記オフセット基準点から前記前方オフセット地点までの距離は、前記交点から前記オフセット基準点までの距離以下である
    請求項3に記載の自走装置の走行制御方法。
  6. 前記仮想経路上において、前記オフセット基準点から前記後方オフセット地点までの距離は、前記交点から前記オフセット基準点までの距離以下である
    請求項4に記載の自走装置の走行制御方法。
  7. 前記第4ステップにおいて、
    前記仮想経路上において、前記オフセット基準点から前記ゴール地点側にオフセットしたオフセット地点を求める
    請求項1に記載の自走装置の走行制御方法。
  8. 前記自走装置が前記仮想経路の左側を走行するように予め設定されている場合、
    前記第5ステップでは、前記オフセット基準点を中心として、前記オフセット地点を反時計回りに90°回転させた左目標点を求め、
    前記第6ステップでは、前記自走装置を前記左目標点に向けて走行させる
    請求項7に記載の自走装置の走行制御方法。
  9. 前記自走装置が前記仮想経路の右側を走行するように予め設定されている場合、
    前記第5ステップでは、前記オフセット基準点を中心として、前記オフセット地点を時計回りに90°回転させた右目標点を求め、
    前記第6ステップでは、前記自走装置を前記右目標点に向けて走行させる
    請求項7に記載の自走装置の走行制御方法。
  10. 前記仮想経路上において、前記オフセット基準点から前記オフセット地点までの距離は、前記交点から前記オフセット基準点までの距離以下である
    請求項7から9の何れか一項に記載の自走装置の走行制御方法。
  11. 前記オフセット基準点、及び前記オフセット地点は、前記自走装置が前記ゴール地点に近づくにつれて前記ゴール地点に収束する
    請求項1に記載の自走装置の走行制御方法。
  12. 所定のスタート地点からゴール地点まで、自律走行可能な自走装置であって、
    前記自走装置の位置を推定する位置推定部と、
    前記自走装置を移動させる走行部と、
    前記スタート地点と前記ゴール地点とを結ぶ仮想経路と、前記自走装置の位置を通り、且つ前記仮想経路に直交する直線との交点を求め、前記仮想経路上において、前記交点から前記ゴール地点までの間にオフセット基準点を求め、前記仮想経路上において、少なくとも、前記オフセット基準点から前記ゴール地点側及び前記スタート地点側のどちらか一方にオフセットしたオフセット地点を求め、前記オフセット基準点を中心として、少なくとも、前記オフセット地点を反時計回り及び時計回りのどちらか一方に90°回転させた目標点を求め、前記自走装置が前記目標点に向けて走行するように前記走行部を制御する制御部と、
    を備える
    自走装置。
  13. 前記制御部は、
    前記仮想経路の左側を走行するように予め設定されている場合、前記仮想経路上において、少なくとも、前記オフセット基準点から前記ゴール地点側にオフセットした前方オフセット地点を求め、前記オフセット基準点を中心として、前記前方オフセット地点を反時計回りに90°回転させた左目標点を求め、前記自走装置が前記左目標点に向けて走行するように前記走行部を制御する
    請求項12に記載の自走装置。
  14. 前記制御部は、
    前記仮想経路の右側を走行するように予め設定されている場合、前記仮想経路上において、少なくとも、前記オフセット基準点から前記スタート地点側にオフセットした後方オフセット地点を求め、前記オフセット基準点を中心として、前記後方オフセット地点を反時計回りに90°回転させた右目標点を求め、前記自走装置が前記右目標点に向けて走行するように前記走行部を制御する
    請求項12に記載の自走装置。
  15. 前記仮想経路上において、前記オフセット基準点から前記前方オフセット地点までの距離は、前記交点から前記オフセット基準点までの距離以下である
    請求項13に記載の自走装置。
  16. 前記仮想経路上において、前記オフセット基準点から前記後方オフセット地点までの距離は、前記交点から前記オフセット基準点までの距離以下である
    請求項14に記載の自走装置。
  17. 前記制御部は、
    前記仮想経路の左側を走行するように予め設定されている場合、前記仮想経路上において、前記オフセット基準点から前記ゴール地点側にオフセットしたオフセット地点を求め、前記オフセット基準点を中心として、前記オフセット地点を反時計回りに90°回転させた左目標点を求め、前記自走装置が前記左目標点に向けて走行するように前記走行部を制御する
    請求項12に記載の自走装置。
  18. 前記制御部は、
    前記仮想経路の右側を走行するように予め設定されている場合、前記仮想経路上において、前記オフセット基準点から前記ゴール地点側にオフセットしたオフセット地点を求め、前記オフセット基準点を中心として、前記オフセット地点を時計回りに90°回転させた右目標点を求め、前記自走装置が前記右目標点に向けて走行するように前記走行部を制御する
    請求項12に記載の自走装置。
  19. 前記仮想経路上において、前記オフセット基準点から前記オフセット地点までの距離は、前記交点から前記オフセット基準点までの距離以下である
    請求項17又は18に記載の自走装置。
  20. 前記オフセット基準点、及び前記オフセット地点は、前記自走装置が前記ゴール地点に近づくにつれて前記ゴール地点に収束する
    請求項12に記載の自走装置。
  21. 前記仮想経路を生成する経路生成部をさらに備える
    請求項12から20の何れか一項に記載の自走装置。
  22. 少なくとも前記スタート地点と前記ゴール地点とを設定するための操作部をさらに備える
    請求項12から21の何れか一項に記載の自走装置。
  23. 少なくとも前記スタート地点、前記ゴール地点、及び前記仮想経路を表示する表示部をさらに備える
    請求項12から22の何れか一項に記載の自走装置。
  24. 所定のスタート地点からゴール地点まで、自律走行可能な自走装置の走行制御プログラムであって、
    前記自走装置の位置を推定する第1ステップと、
    前記スタート地点と前記ゴール地点とを結ぶ仮想経路と、前記自走装置の位置を通り、且つ前記仮想経路に直交する直線との交点を求める第2ステップと、
    前記仮想経路上において、前記交点から前記ゴール地点までの間にオフセット基準点を求める第3ステップと、
    前記仮想経路上において、少なくとも、前記オフセット基準点から前記ゴール地点側及び前記スタート地点側のどちらか一方にオフセットしたオフセット地点を求める第4ステップと、
    前記オフセット基準点を中心として、少なくとも、前記オフセット地点を反時計回り及び時計回りのどちらか一方に90°回転させた目標点を求める第5ステップと、
    前記自走装置を前記目標点に向けて走行させる第6ステップと、
    をコンピュータに実行させるための
    自走装置の走行制御プログラム。
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