JP2006215431A - プロジェクタ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像を投射して拡大された投射画像を得るプロジェクタ装置において、色の再現性を高める投射画像表示と、輝度を高める投射画像表示を備え、会議用やホームシアタ用等の使用用途に対応して最適な画像表示のできるプロジェクタ装置を得る。
【解決手段】輝度を最適にするカラーホイール7と、色彩を最適にするカラーホイール8を備え、これらを移動自在に保持する移動台61と、この移動台61を連動して移動させるダイヤルスイッチ63を有し、ダイヤルスイッチ63により上記カラーホイールを切り替え、この切り替えに合わせて、カラーホイールの回転数や、プロジェクタの明るさ、コントラスト、色温度及び冷却ファンの回転数を変更して、使用用途に応じた最適な投射画像を得る。
【選択図】図4

Description

本発明は、テレビジョン映像をスクリーンに拡大して投射するプロジェクタ装置に係り、特にカラーホイールの切替え技術に関する。
近年、テレビジョン映像をスクリーン投射して、大画面映像を楽しむことができるプロジェクション・テレビジョン(以下、プロジェクタと略す)が、機器の小型化と輝度の向上により、家庭におけるホームシアタ用として注目され、需要が高まってきていると共に、パーソナルコンピュータ(以下、パソコンと略す)と連結して会議等で使用するプレゼンテーションツールとして広く利用されてきている。そして、このような会議室でのプレゼンテーション用のプロジェクタとしては、部屋の照明を明るくして使用するために、特に画像の輝度が高いことが望まれ、一方、一般家庭用のプロジェクタは映画等の色彩豊かな映像を投射するものとして使用されるので、色再現性のよい映像画質が要望される。また、装置の小型化のために、いわゆる単板式と呼ばれる1つの画像形成素子を用いてカラー画像を形成するタイプのプロジェクタ装置では、カラー画像を投射するために、ランプから出射される光を配色する配色装置を備えており、この配色装置として、カラーホイールを用いたものが採用されている。
従来における、この種のプロジェクタ装置を図8に示す。同図において、光源101からの照明光は、色彩発生部の赤、緑、青のカラーフィルタを持つカラーホイール102によりフィルタリングされて、フィルタリング後の赤色光及び緑色光に含まれる黄色光を減衰させるための黄色光バンド・カット・フィルタ103に入射する。この黄色光バンド・カット・フィルタ103は、モータ等の駆動装置104で駆動され、照明光路上に設置されたり、或いは光源の光路外に移動されたりして、選択して用いられる。そして、家庭用としてプロジェクタを使用する場合は、色彩性能が重視されるため、この黄色光バンド・カット・フィルタ103を駆動系により選択的に光路に設置することにより、赤色光及び緑色光に含まれている黄色光の光量を減衰調整して、色彩が最適となる画面を表示し、また、黄色光バンド・カット・フィルタ103を光路から外すことにより、輝度が最高となる画面を表示しようとする(例えば、特許文献1参照)。
しかし、上記従来例におけるプロジェクタ装置では、色彩精度を上げるために、光が3色のカラーフィルタからなるカラーホイール102を通過した後方の光路上に、黄色光バンド・カット・フィルタ103を配置するため、カラーフィルタが光路に直列に連続して二重に配設される。従って、この二重のフィルタにより光源からの投射光量が減衰されて輝度が低下すると同時に、二重のフィルタにより色ずれが生じるという問題があった。
特開2004−191987号公報
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、色彩を最適にする専用のカラーホイールと、輝度を最適にする専用のカラーホイールを備えて、用途に応じてカラーホイールを選択できると共に、選択されたカラーホイールに合わせて、個々にカラーホイールの回転数や、プロジェクタ装置の明るさ、コントラスト、及び色温度と、冷却ファンの回転数を変更でき、会議用又は家庭用等、使用用途毎に最適な画質の画像を得ることができるプロジェクタ装置を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために請求項1の発明は、光源と、前記光源からの光を配色するためのカラーフィルタが円周方向に沿って配列されたカラーホイールを有するカラーホイール部と、前記カラーホイールにより配色された光を用いて画像を形成する画像形成素子と、前記光源を冷却するための冷却ファンと、プロジェクタ装置全体を制御するマイクロコンピュータ(以下、マイコンと略す)とを備え、前記画像形成素子で形成された画像を投射して拡大画像を得るプロジェクタ装置において、前記カラーホイール部は、第1のカラーホイールと第2のカラーホイールとから構成され、前記第1のカラーホイールは、赤フィルタ、緑フィルタ、青フィルタ及び白色(透明)フィルタを配列した4セグメントのカラーホイールであり、前記第2のカラーホイールは、赤フィルタ、緑フィルタ及び青フィルタの3色のフィルタを交互に2組配列した6セグメントのカラーホイールであり、前記第1のカラーホイール及び第2のカラーホイールを移動自在に保持する移動台と、前記移動台をダイヤルの回転により移動させて前記第1のカラーホイールと第2のカラーホイールとを切り替えるダイヤルスイッチとから構成され、前記第1のカラーホイールと第2のカラーホイールとを切り替えるカラーホイール切替手段をさらに備え、前記ダイヤルスイッチは、前記第1のカラーホイールと第2のカラーホイールとの切り替え時に切り替え信号を発生し、前記マイコンは、前記切り替え信号を検知したときに、カラーホイール制御信号を発生させ、前記ダイヤルスイッチを回転させることにより、前記第1のカラーホイール又は前記第2のカラーホイールを、前記光源からの光が通過する光路上に移動させると共に、前記マイコンからのカラーホイール制御信号に基づき、前記第1のカラーホイールと前記第2のカラーホイールとの切り替えに対応して、これらのカラーホイールの回転数と、前記プロジェクタ装置の明るさ、コントラスト及び色温度と、冷却ファンの回転数とを変更するものである。
請求項2の発明は、光源と、前記光源からの光を配色するためのカラーフィルタが円周方向に沿って配列されたカラーホイールを有するカラーホイール部と、前記カラーホイールにより配色された光を用いて画像を形成する画像形成素子とを備え、前記画像形成素子で形成された画像を投射して拡大画像を得るプロジェクタ装置において、前記カラーホイール部は、複数のカラーホイールから構成され、前記複数のカラーホイールの切替え用のダイヤルスイッチまたは外部スイッチを有し、これらのカラーホイールを交互に切り替えるカラーホイール切替手段をさらに備え、前記複数のカラーホイールは、それぞれ異なる輝度、色彩を再現可能なカラーフィルタの色配列を有し、前記ダイヤルスイッチ又は外部スイッチにより、手動又は自動によって前記複数のカラーホイールを切り替えるものである。
請求項3の発明は、請求項2に記載のプロジェクタ装置において、前記光源を冷却するための冷却ファンと、前記プロジェクタ装置全体を制御するマイクロコンピュータ(以下、マイコンと略す)とをさらに備え、前記カラーホイールの数は、2つであり、前記カラーホイール切替え用のダイヤルスイッチ又は外部スイッチは、前記2つのカラーホイールの切り替え時に切り替え信号を発生し、前記マイコンは、前記切り替え信号を検知したときに、カラーホイール制御信号を発生させ、前記マイコンからのカラーホイール制御信号に基づき、前記2つのカラーホイールの切り替えに対応して、これらのカラーホイールの回転数と、前記プロジェクタ装置の明るさ、コントラスト及び色温度と、冷却ファンの回転数とを変更するものである。
請求項4の発明は、請求項3に記載のプロジェクタ装置において、前記カラーホイール部は、第1のカラーホイールと第2のカラーホイールとから構成され、前記第1のカラーホイールは、赤フィルタ、緑フィルタ、青フィルタ及び白色(透明)フィルタを配列した4セグメントのカラーホイールであり、前記第2のカラーホイールは、赤フィルタ、緑フィルタ及び青フィルタの3色のフィルタを交互に2組配列した6セグメントのカラーホイールであり、前記カラーホイール切替手段は、前記第1のカラーホイール及び第2のカラーホイールを移動自在に保持して前記ダイヤルスイッチの回転に応じて移動する移動台をさらに有し、前記ダイヤルスイッチを回転させることにより、前記第1のカラーホイール又は前記第2のカラーホイールを、前記光源からの光が通過する光路上に移動させると共に、前記プロジェクタ装置を会議用で使用する場合は、前記第1のカラーホイールを用い、家庭用で使用する場合は、前記第2のカラーホイールを用いるものである。
請求項1の発明によれば、輝度を最適にする第1のカラーホイールと、色彩を最適にする第2のカラーホイールを備え、用途に応じてダイヤルスイッチで簡単にカラーホイールを選択できると共に、選択されたカラーホイールに合わせて、個々にカラーホイールの回転数や、プロジェクタ装置の明るさ、コントラスト、色温度、及び冷却ファンの回転数を最適に変更できるので、使用状態に応じた最適な画質の画像を得ることができる。これにより、1台のプロジェクタ装置を、輝度重視の会議用及び色彩重視のホームシアタ用の両方で最適に利用することができる。
請求項2の発明によれば、異なった輝度及び色彩を再現できる複数個のカラーホイールをダイヤルスイッチ又は外部スイッチで簡単に切り替えられるので、必要なカラーホイールを選択することにより、プロジェクタ装置の投射画像の画質を使用用途に応じて最適にすることができる。
請求項3の発明によれば、二つのカラーホイールの切替時に、切替わったカラーホイールに対応して、そのカラーホイールの回転数や、プロジェクタ装置の明るさ、コントラスト、色温度、さらに冷却ファンの回転数を変更できるので、選択されたカラーホイールにに最適な画質の画像を設定でき、使用用途に適した投射画像を得ることができる。
請求項4の発明によれば、第1のカラーホイールを高輝度な画像に対応したものとし、第2のカラーホイールを最適な色再現性に対応したものとすることができ、さらに、切り替えにより選択されたカラーホイールに応じて、カラーホイールの回転数や、プロジェクタ装置の明るさ、コントラスト、色温度、さらに冷却ファンの回転数をそれぞれ最適に設定できる。従って、1台のプロジェクタ装置において、高輝度の会議用及び色彩の鮮やかな家庭用の両方に適用できるプロジェクタが実現でき、それぞれの用途に合った最適な画像が得られる。
以下、本発明の一実施形態に係るプロジェクタについて図面を参照して説明する。図1は、本実施形態のプロジェクタ装置の外観を示す。プロジェクタ装置1(以下、プロジェクタと略す)は、テレビジョン受像機、ビデオテープレコーダ、DVDプレーヤ及びパソコン等から入力される画像データを基に画像を生成し、その画像をスクリーンに拡大して投射表示する装置である。プロジェクタ1は、装置本体2の外装ケース3の前面に、画像を投射するための投射部4を備えている。
次に、上記プロジェクタ1の内部構成について図2を参照して説明する。同図において、プロジェクタ装置1は、映像入力信号を信号処理する映像信号処理回路11と、本装置1全体を制御するマイクロコンピュータ(以下、マイコンと略す)14と、マイコン14からの画像制御信号により制御され、映像信号処理回路11から出された映像信号を増幅して出力する映像信号出力回路12と、音声入力信号を信号処理し、外部スピーカ(図示せず)に出力する音声信号処理回路13と、映像信号出力回路12から出された映像信号に基く画像を投射してスクリーンに拡大画像を映す投射部4と、投射部4に光束を送る光源部5と、光源部5と投射部4の間に配設され、光束の光路54を横切って回転するカラーホイール7及びカラーホイール8を有するカラーホイール部6と、カラーホイール切替用の外部スイッチ9と、本装置1の各種制御用データを記憶するメモリ15とを備えている。また、カラーホイール部6は、カラーホイール7及びカラーホイール8を移動自在に保持する移動台61(カラーホイール切替手段)と、移動台61と連動するダイヤルスイッチ63(カラーホイール切替手段)とを有している。
光源部5は、光を出射するランプ51と、ランプを冷却する冷却ファン52と、出射された光を集光して光束を形成するレンズ53を備え、冷却ファン52の回転数はマイコン14により制御される。
投射部4は、カラーホイール7又は8を通過したランプ51からの入射光を基に、映像信号より画像を形成する画像形成部42と、画像形成部42からの画像を拡大投射する投射レンズ43からなる。画像形成部42は、ランプ51からの光を集光するレンズ46、このレンズ46からの入射光を反射する反射ミラー44、及び反射ミラー44等により導かれた光に基いて、画像を生成するDMD(デジタル・マイクロミラー・デバイス)45よりなる。DMD45は、多数のマイクロミラーがマトリックス状に配列されて画像形成面が構成されており、各マイクロミラーの角度が映像信号出力回路12からの信号により制御されて、照射される光を反射して画像を形成する。そして、DMD45の画像形成面からの反射光、すなわちDMD45で形成された画像が、投射レンズ43により、例えばスクリーン(図示なし)に投射される。
カラーホイール部6は、光源部5のランプ51からの光を配色するためのカラーフィルタが、円周方向に沿って配列されたカラーホイール7(第1のカラーホイール)とカラーホイール8(第2のカラーホイール)を持つ。このカラーホイール7及びカラーホイール8のカラーフィルタの配色構成を図3(a)及び図3(b)に示す。
図3(a)は、カラーホイール7のカラーフィルタの構成を示す。カラーホイール7は、円周方向に沿って赤フィルタ71、緑フィルタ72、青フィルタ73及び白色(透明)フィルタ74が配列された4セグメントのカラーホイールとなっている。図3(b)は、カラーホイール8の構成を示す。カラーホイール8は、円周方向に沿って赤フィルタ81、緑フィルタ82、青フィルタ83、赤フィルタ84、緑フィルタ85、及び青フィルタ86よりなる3色のフィルタを交互に2組配列された6セグメントのカラーホイールとなっている。カラーホイール7は、3色のカラ―フィルタに加え白色(透明)フィルタが配列されているので、光の透過量が多く、高い輝度を得ることができる。また、カラーホイール8は、3色のカラーフィルタを2組有しているので、色が細かく識別されることにより、色彩の再現性が向上する。すなわち、カラーホイール7には、プレゼンテーションなどの高輝度が要求される会議用プロジェクタに適したフィルタ配色構成が形成され、カラーホイール8には、映画などの高画質の映像画像が望まれるホームシアタ用プロジェクタに適したフィルタ配色構成が形成されている。
上記カラーホイール部のカラーホイール切替えの構成について、図4を参照して説明する。同図において、カラーホイール部6は、カラーホイール7及びカラーホイール8に加え、これらのカラーホイールを移動自在に保持する移動台61(カラーホイール切替手段)と、この移動台61をギアでかみ合わせて移動させるダイヤルスイッチ63(カラーホイール切替手段)とを備えている。移動台61は、略直方体のブロック(図示なし)で形成され、そのブロック上面は移動方向の直線上にギアを並べたラック62を形成している。ダイヤルスイッチ63は、回転可能な円盤状に形成され、その円盤の同心円状に、この円盤と一体化された歯車64が設けられ、その回転軸は、移動しないように装置本体2の一部に固定されている。ダイヤルスイッチ63の歯車64は、ラック62とかみ合うように配設され、ダイヤルスイッチ63を回転させることにより、歯車64が回転し、歯車64とかみ合っているラック62が水平方向に移動するように形成されている。したがって、ラック62の移動により、移動台61全体をラック62と同じ方向に移動させることができる。これにより移動台61の移動と一緒に、移動台61に取り付けられているカラーホイール7及びカラーホイール8が一体となって移動し、選択されたカラーホイールのフィルタにおける光の通過する光通過位置65(ここでは、カラーホイール7が選択された場合)が光の光路54(図2参照)上に合ったときに、移動を止め、カラーホイールの切替設定を完了する。そして、再度、カラーホイールを切り替えるときは、上記と反対の方向に移動させ、同様に、選択されたカラーホイールのフィルタにおける光の通過する光通過位置66(ここでは、カラーホイール8が選択された場合)が、光の光路54(図2参照)の位置に合ったときに、移動を止め位置設定を完了する。なお、この切替動作は、ダイヤルスイッチ63をモータ(図示なし)で回転させて、外部スイッチ9により自動的に移動台61を動かして行うことも可能である。
図5(a)、(b)は、カラーホイールが、それぞれカラーホイール7及びカラーホイール8に切替えられた場合のランプ51からの光束の光路54と、カラーホイールの位置関係を斜視したものである。図5(a)では、カラーホイール7上の光の通過する光通過位置65が光路54の位置に合うようにカラーホイールが設定されている。図5(b)では、カラーホイール8が選択された場合に、カラーホイール部6(図2参照)の移動台61(図2参照)が移動して、カラーホイール8上の光の通過する光通過位置66が光路54の位置に合うように設定されている。
次に、カラーホイールの切替時に、ダイヤルスイッチ63(図4参照)からの切り替え信号に基づき、マイコン14で発生させるカラーホイール制御信号により行われるカラーホイール切替処理の流れを、図6に示すフローチャートを参照して説明する。先ず、カラーホイール切替え処理がスタートすると(S1)、マイコン14は、カラーホイール切替えのダイヤルスイッチの切り替え信号に基づき、会議モードかそうでないかを判別し(S2)、もし、会議モードであれば(S2でYES)、カラーホイール制御信号を生成して、カラーホイールを(第1の)カラーホイール7に変更すると共に(S3)、カラーホイール7の回転数をカラーホイール7の特性に応じた回転数に設定する(S5)。次に、マイコン14は、プロジェクタ1の明るさ、コントラスト及び色温度を最適に変更し(S6)、さらに冷却ファン52の回転数を、予め決められた回転数に変更して(S7)、当処理を終了する(S11)。一方、もしS2において、プロジェクタ1が会議モードでない場合は(S2でNO)、カラーホイールを、(第2の)カラーホイール8に設定し(S4)、上記と同様にマイコン14の制御により、カラーホイール8の回転数をカラーホイール8の特性に応じた回転数に設定し(S8)、これに対応するプロジェクタ1の明るさ、コントラスト及び色温度を最適に変更し(S9)、さらに冷却ファン52の回転数を、予め決められた回転数に変更して(S10)、当処理を終了する(S11)。
図7に、上記カラーホイール7(第1のカラーホイール)及びカラーホイール8(第2のカラーホイール)の仕様の一部を示す。カラーホイール7及びカラーホイール8の赤(R)、緑(G)、青(B)の各カラーフィルタの配色の分割角度、及び各カラーホイールの回転数、選択された各カラーホイールに対応する冷却ファンの回転数の各仕様を示す。一般に、カラーホイールの回転数は使用するモータにより異なるが、60Hzを基準とした場合、第2のカラーホイールでは、色再現性を高めるための3色2組のカラーフィルタに対応して、その回転数を基準の2倍の120Hzと速くしている。第1のカラーホイールでは、輝度を高めるためカラーホイールの回転数を基準の1.5倍の90Hzと第2のカラーホイールの場合に比べ少し遅くしている。この回転数は、モータのスペックによって基準の回転数から変更され、また、温度によっても変更される。冷却ファンの回転数は、カラーホイール切替時の色温度の変更に伴い、輝度を上げる場合には冷却効果を上げる必要があることから、第1のカラーホイールでは回転数を500Hzと増加している。
以上述べたように、本実施形態によるプロジェクタ1によれば、輝度を最適にする第1のカラーホイール7と、色再現性を最適にする第2のカラーホイール8を備え、それらをダイヤルスイッチ63で切り替えられるようにすることができる。従って、用途に応じて簡単にカラーホイールを選択できると共に、選択されたカラーホイールに合わせて、カラーホイールの回転数や、プロジェクタ1の明るさ、コントラスト、色温度及びファンの回転数を詳細に変更できるので、プロジェクタ1の使用状態に応じた最適な画像画質を得ることができる。これにより、1台のプロジェクタを、輝度重視の会議用及び色彩重視の家庭用の両方において最適に利用することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、様々な変形が可能である。上記実施形態では、二つのカラーホイールが光路を水平に横切るようにカラーホイール部を構成したが、光路に垂直に上下に通過させて移動させることもできる。
また、移動台上の二つのカラーホイールを、光路方向に対してカラーフィルタの前後、左右の間隔を、二つのカラーホイールの移動時に、両者が光路を同時に横切らず、かつ一方のカラーホイールが動作時に、他方のカラーホイールの位置を、そのカラーホイールの円弧が、光路を横切らず、光路のビームの最大径に接しない程度に接近させることにより、二つのカラーホイールの切替に伴う移動距離を最短にすることができる。
さらに、上記実施形態では、切替スイッチにダイヤルスイッチを用いたが、電子スイッチとモータを用いて自動的にカラーホイールの切替えを行うこともできる。
本発明の第1の実施形態に係るプロジェクタ装置の外観を示す斜視図。 上記プロジェクタ装置の電気的ブロック構成図。 (a)と(b)とは、それぞれ上記プロジェクタ装置における第1のカラーホイールと第2のカラーホイールの配色構成を示す図。 上記プロジェクタ装置におけるカラーホイール部のカラーホイール切替えを説明する図。 (a)と(b)とは、それぞれ上記プロジェクタ装置における第1のカラーホイールと第2のカラーホイール切替え時の各カラーホイールと光源からの光との位置関係を示す図。 上記プロジェクタ装置におけるカラーホイール切替え処理のフローチャートを示す。 上記プロジェクタ装置における第1のカラーホイールと第2のカラーホイールの仕様の一部を示す図。 従来のプロジェクタにおけるカラーフィルタの切替えを示す図。
符号の説明
1 プロジェクタ装置
5 光源部(光源)
6 カラーホイール部
7 カラーホイール(第1のカラーホイール)
8 カラーホイール(第2のカラーホイール)
45 DMD(画像形成素子)
51 ランプ(光源)
52 冷却ファン
61 移動台(カラーホイール切替え手段)
63 ダイヤルスイッチ(カラーホイール切替え手段)
71 赤色フィルタ
72 緑色フィルタ
73 青色フィルタ
74 白色(透明)フィルタ
81 赤色フィルタ
82 緑色フィルタ
83 青色フィルタ
84 赤色フィルタ
85 緑色フィルタ
86 青色フィルタ

Claims (4)

  1. 光源と、前記光源からの光を配色するためのカラーフィルタが円周方向に沿って配列されたカラーホイールを有するカラーホイール部と、前記カラーホイールにより配色された光を用いて画像を形成する画像形成素子と、前記光源を冷却するための冷却ファンと、プロジェクタ装置全体を制御するマイクロコンピュータ(以下、マイコンと略す)とを備え、前記画像形成素子で形成された画像を投射して拡大画像を得るプロジェクタ装置において、
    前記カラーホイール部は、第1のカラーホイールと第2のカラーホイールとから構成され、
    前記第1のカラーホイールは、赤フィルタ、緑フィルタ、青フィルタ及び白色(透明)フィルタを配列した4セグメントのカラーホイールであり、
    前記第2のカラーホイールは、赤フィルタ、緑フィルタ及び青フィルタの3色のフィルタを交互に2組配列した6セグメントのカラーホイールであり、
    前記第1のカラーホイール及び第2のカラーホイールを移動自在に保持する移動台と、前記移動台をダイヤルの回転により移動させて前記第1のカラーホイールと第2のカラーホイールとを切り替えるダイヤルスイッチとから構成され、前記第1のカラーホイールと第2のカラーホイールとを切り替えるカラーホイール切替手段をさらに備え、
    前記ダイヤルスイッチは、前記第1のカラーホイールと第2のカラーホイールとの切り替え時に切り替え信号を発生し、
    前記マイコンは、前記切り替え信号を検知したときに、カラーホイール制御信号を発生させ、
    前記ダイヤルスイッチを回転させることにより、前記第1のカラーホイール又は前記第2のカラーホイールを、前記光源からの光が通過する光路上に移動させると共に、前記マイコンからのカラーホイール制御信号に基づき、前記第1のカラーホイールと前記第2のカラーホイールとの切り替えに対応して、これらのカラーホイールの回転数と、前記プロジェクタ装置の明るさ、コントラスト及び色温度と、冷却ファンの回転数とを変更することを特徴とするプロジェクタ装置。
  2. 光源と、前記光源からの光を配色するためのカラーフィルタが円周方向に沿って配列されたカラーホイールを有するカラーホイール部と、前記カラーホイールにより配色された光を用いて画像を形成する画像形成素子とを備え、前記画像形成素子で形成された画像を投射して拡大画像を得るプロジェクタ装置において、
    前記カラーホイール部は、複数のカラーホイールから構成され、
    前記複数のカラーホイールの切替え用のダイヤルスイッチまたは外部スイッチを有し、これらのカラーホイールを交互に切り替えるカラーホイール切替手段をさらに備え、
    前記複数のカラーホイールは、それぞれ異なる輝度、色彩を再現可能なカラーフィルタの色配列を有し、
    前記ダイヤルスイッチ又は外部スイッチにより、手動又は自動によって前記複数のカラーホイールを切り替えることを特徴するプロジェクタ装置。
  3. 前記光源を冷却するための冷却ファンと、
    前記プロジェクタ装置全体を制御するマイクロコンピュータ(以下、マイコンと略す)とをさらに備え、
    前記カラーホイールの数は、2つであり、
    前記カラーホイール切替え用のダイヤルスイッチ又は外部スイッチは、前記2つのカラーホイールの切り替え時に切り替え信号を発生し、
    前記マイコンは、前記切り替え信号を検知したときに、カラーホイール制御信号を発生させ、
    前記マイコンからのカラーホイール制御信号に基づき、前記2つのカラーホイールの切り替えに対応して、これらのカラーホイールの回転数と、前記プロジェクタ装置の明るさ、コントラスト及び色温度と、冷却ファンの回転数とを変更することを特徴とする請求項2に記載のプロジェクタ装置。
  4. 前記カラーホイール部は、第1のカラーホイールと第2のカラーホイールとから構成され、
    前記第1のカラーホイールは、赤フィルタ、緑フィルタ、青フィルタ及び白色(透明)フィルタを配列した4セグメントのカラーホイールであり、
    前記第2のカラーホイールは、赤フィルタ、緑フィルタ及び青フィルタの3色のフィルタを交互に2組配列した6セグメントのカラーホイールであり、
    前記カラーホイール切替手段は、前記第1のカラーホイール及び第2のカラーホイールを移動自在に保持して前記ダイヤルスイッチの回転に応じて移動する移動台をさらに有し、
    前記ダイヤルスイッチを回転させることにより、前記第1のカラーホイール又は前記第2のカラーホイールを、前記光源からの光が通過する光路上に移動させると共に、前記プロジェクタ装置を会議用で使用する場合は、前記第1のカラーホイールを用い、家庭用で使用する場合は、前記第2のカラーホイールを用いることを特徴とする請求項3に記載のプロジェクタ装置。
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