JP2006215216A - 眼鏡レンズの製造方法及び眼鏡レンズ - Google Patents

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Abstract


【課題】環境保護を図るとともに、眼鏡レンズのコストの低減を図ることができる眼鏡レンズの製造方法及び眼鏡レンズを提供すること。
【解決手段】乱視矯正特性に応じた形状の物体側の面41と、累進面形状に応じた眼球側の面42とを有するレンズ成形体4を製造し、このレンズ成形体4を筒状部51を有する受け台5上に設置する。レンズ成形体4をガラス転移点以上に加熱すると、レンズ成形体4が重力により変形し、物体側の面41の外周部の全周が受け台5の筒状部51の開口部周縁511に接触することとなる。これにより、物体側の面41は、トーリック面から球面形状に変形し、物体側の面41の乱視矯正特性形状が、眼球側の面42に転移することとなる。
【選択図】 図6

Description

本発明は、眼鏡レンズの製造方法及び眼鏡レンズに関する。
近年、老眼等により、目の調節力が低下した場合に、遠近両用の眼鏡レンズが使用されている。この眼鏡レンズは、一枚のレンズに異なる度数を持たせたものである。例えば、レンズの上側部分が遠くを見るための遠用部、下側部分が近くを見るための近用部、遠用部から近用部にかけては屈折力が累進的に変化する累進部となっており、眼球側の面に前記遠用部、近用部、累進部を構成する累進面が付加されている。
また、使用者が乱視である場合には、眼球側の面に、前記累進面に加えて、乱視矯正特性に応じた形状が付与される。
なお、物体側の面は、球面形状となっている。
このような眼鏡レンズの製造方法としては、眼鏡レンズの眼球側の面及び物体側の面の形状に応じた一対の成形型を用意し、この成形型を組み合わせて形成される空間内に原料を注入する方法が考えられる。しかしながら、眼鏡レンズの眼球側の面の形状、すなわち、累進面に乱視矯正特性を加えた形状は、約1000万種類あり、このような数の成形型を用意することは不可能である。
そこで、この問題を解決するために、使用者の個々の処方(度数、乱視の角度等)に従って面を切削、研磨することにより形状創成することが提案されている。具体的には、度数に対応する曲面を物体側の面側に形成したセミフィニッシュレンズを製造しておく。次に、乱視の角度やプリズム角等の処方データに合わせてセミフィニッシュレンズの眼球側の面を切削、研磨し、眼鏡レンズを仕上げる(特許文献1参照)。
特開平10−175149号公報(第6〜第11頁、図1)
しかしながら、このような眼鏡レンズの製造方法では、セミフィニッシュレンズの眼球側の面を切削等することにより乱視矯正特性形状、累進面形状を形成しているため、切削等により大量の切削屑等が生じることとなる。例えば、セミフィニッシュレンズの重量が約55g/枚である場合、加工後の眼鏡レンズの重量は、約25g/枚であり、セミフィニッシュレンズの約半分が切削屑等となっていることがわかる。このような大量の切削屑等は廃棄されており、環境保護、及び眼鏡レンズの製造コスト低減の観点から、眼鏡レンズの原料の廃棄量の低減を図ることが望まれている。
近年、眼鏡レンズの原料の高屈折率化に伴い、眼鏡レンズの原料のコストが高くなっていることからも、眼鏡レンズの原料の廃棄量の低減は強く望まれているのである。
本発明の目的は、環境保護を図るとともに、眼鏡レンズのコストの低減を図ることができる眼鏡レンズの製造方法及び眼鏡レンズを提供することである。
本発明の眼鏡レンズの製造方法は、眼球側の面が、遠用部、近用部及びこれらの間で屈折力が累進的に変化する累進部を有する累進面に乱視矯正特性が付与された面であり、物体側の面が、略球面状の面である眼鏡レンズの製造方法であって、乱視矯正特性が付与された物体側の面を有するとともに、累進面である眼球側の面を有するレンズ成形体を成形するレンズ成形体製造工程と、対向する一対の端面のうち少なくとも一方の端面に開口部が形成された筒状部を有する受け台の前記開口部周縁に、前記レンズ成形体の物体側の面の外周部を載置して、レンズ成形体を設置する設置工程と、前記レンズ成形体を、このレンズ成形体のガラス転移点以上に加熱し、前記レンズ成形体の物体側の面の外周部の略全周を受け台の前記開口部周縁に当接させて、前記物体側の面を略球面に整形するとともに、乱視矯正特性に応じた形状を前記眼球側の面に転移させる整形工程とを備えることを特徴とする。
ここで、本発明の眼鏡レンズの原料としては、例えば、アリル系、メタクリレート系、チオウレタン系、チオエポキシ系の樹脂組成物があげられる。また、眼鏡レンズの原料として、ガラスを使用してもよい。
また、本発明では、受け台の開口部周縁は、全周にわたって略同一平面上に位置している必要がある。
本発明では、整形工程において、乱視矯正特性に応じた形状の物体側の面を有するとともに、累進面の形状に応じた眼球側の面とを有するレンズ成形体を、ガラス転移点以上に加熱することで、レンズ成形体が変形しやすくなる。
例えば、受け台を略水平に設置した状態でレンズ成形体をガラス転移点以上に加熱すると、レンズ成形体が柔らかくなり、重力により、レンズ成形体が変形し、レンズ成形体の物体側の面の外周部の略全周が受け台の開口部周縁に当接する。レンズ成形体の物体側の面は、乱視矯正特性に応じた形状、すなわち、トーリック面であるから、ベースカーブ上の外周部と、クロスカーブ上の外周部とは高さ位置が異なり、異なる平面上に位置しているが、加熱してレンズ成形体を変形させて、受け台の開口部周縁に当接させることで、物体側の面の外周部の高さ位置が同じとなり、物体側の面の外周部全周が略同一平面上に位置することとなる。これにより、レンズ成形体の物体側の面が略球面となるとともに、乱視矯正特性に応じた形状が眼球側の面に移行する。
また、重力によってだけではなく、レンズ成形体に対し、眼球側の面側から物体側の面側に向かう外力をかけることによっても、レンズ成形体を変形させ、物体側の面の外周部の略全周を受け台の開口部周縁に当接させて、物体側の面を略球面とし、乱視矯正特性に応じた形状を眼球側の面に移行することができる。
このような本発明によれば、乱視矯正特性に応じた形状の物体側の面を有するとともに、累進面の形状に応じた眼球側の面とを有するレンズ成形体を、ガラス転移点以上に加熱し、レンズ成形体の物体側の面の外周部の略全周を受け台の筒状部の開口部周縁に当接させて、物体側の面を略球面に整形するとともに、乱視矯正特性に応じた形状を眼球側の面に転移させているので、従来のように眼球側の面を切削等することなく、眼球側の面に、累進面と乱視矯正特性とが付与された曲面を形成することができる。
これにより、従来のように大量の切削屑等が生じることがないので、切削屑等の廃棄量の低減を図ることができ、環境保護を図ることができる。
また、本発明の眼鏡レンズの製造方法は、従来のように、セミフィニッシュレンズを切削等して、形状を整えるものではないので、大量の切削屑等が生じることがなく、廃棄する眼鏡レンズの原料を低減させることができるので、一枚の眼鏡レンズに使用する原料の量を低減させることができ、眼鏡レンズにかかるコストの低減を図ることができるのである。
なお、レンズ成形体製造工程におけるレンズ成形体の製造方法としては、成形型を対向配置し、この成形型を組み合わせて構成される空間内に眼鏡レンズの原料を注入してレンズ成形体を製造する方法が例示できる。この場合には、乱視矯正特性に応じた形状の眼球側の面に対応する成形面を有する成形型と、累進面の形状に応じた物体側の面に対応する成形面を有する成形型とが必要になるが、成形型の種類は、従来のような膨大な数とならない。
例えば、乱視矯正特性に応じた形状の眼球側の面に対応する成形面を有する成形型は、525種類(C度数25種(0〜―6Dの0.25Dピッチ)×S度数21種(+8〜―12Dの1Dピッチ)=525)、累進面の形状に応じた物体側の面に対応する成形面を有する成形型は、52650種類(S度数81種×C度数25種×加入度13種×R/L2種=52650)必要となり、合計53175種の成形型が必要となるが、従来のような膨大な数とならない。
本発明では、前記レンズ成形体は、プラスチック製であり、前記整形工程で、前記レンズ成形体をガラス転移点+5℃以上、ガラス転移点+60℃以下に加熱することが好ましい。なかでも、ガラス転移点+5℃以上、ガラス転移点+30℃以下とすることが特に好ましい。
整形工程において、レンズ成形体をガラス転移点+5℃未満に加熱した場合には、十分に整形できない可能性がある。すなわち、レンズ成形体の物体側の面を略球面とするとともに、乱視矯正特性に応じた形状を眼球側の面に転移させることができない場合がある。
また、整形工程において、レンズ成形体をガラス転移点+60℃を超えて加熱した場合には、レンズ成形体が変色等を起こし、劣化する可能性がある。
本発明では、整形工程において、レンズ成形体をガラス転移点+5℃以上、ガラス転移点+60℃以下の範囲で加熱しているため、このような問題が生じない。
さらに、本発明では、前記整形工程では、前記レンズ成形体に対し、眼球側の面側から物体側の面側に向かう外力をかけることが好ましい。
このような本発明によれば、レンズ成形体に対し、眼球側の面側から物体側の面側に向かう外力をかけることで、よりスムーズに物体側の面を略球面に整形することができるとともに、乱視矯正特性に応じた形状を眼球側の面に転移させることができる。
また、本発明では、前記整形工程において、前記レンズ成形体の眼球側の面全面に気体を吹き付けて、眼球側の面全面に略均等に外力をかけることが好ましい。
ここでは、眼球側の面の累進形状が崩れない程度に眼球側の面に気体を吹き付ける必要がある。
このような本発明によれば、レンズ成形体の眼球側の面全面に気体を吹き付けることで、より確実にレンズ成形体の物体側の面の外周部の略全周を受け台の開口部周縁に当接させて、物体側の面を略球面に整形するとともに、乱視矯正特性に応じた形状を眼球側の面に転移させることができる。
さらに、本発明では、前記受け台の筒状部の両端面には、開口部が形成されており、前記整形工程では、前記レンズ成形体の物体側の面側の外周部が載置される前記受け台の開口部とは反対側の開口部から、前記受け台の筒状部内の気体を吸引し、前記物体側の面全面に略均等に外力をかけてもよい。
このように、物体側の面側から、受け台の筒状部内の気体を吸引し、物体側の面全面に略均等に外力をかけることによっても、より確実にレンズ成形体を整形することができる。
さらに、本発明では、前記整形工程において、前記受け台の前記開口部周縁に当接していない前記レンズ成形体の物体側の面の外周部に対応する眼球側の面の外周部に、荷重をかけてもよい。
レンズ成形体の外周部の物体側の面の外周部の受け台の開口部周縁に当接していない部分に対応する眼球側の面の外周部に荷重をかけることで、レンズ成形体の物体側の面の外周部の略全周を受け台の前記開口部周縁に確実に当接させることができ、物体側の面を略球面に整形するとともに、乱視矯正特性に応じた形状を眼球側の面に転移させることができる。
なお、レンズ成形体の外周部にかける荷重は、レンズ成形体の眼球側の面の累進形状を崩さない程度の荷重としなければならない。
本発明の眼鏡レンズは、上述した眼鏡レンズの製造方法により製造されたことを特徴とする。
このような本発明によれば、本発明の眼鏡レンズは、上述した眼鏡レンズの製造方法により製造されたものであるため、環境保護を図ることができるとともに、製造コストが低減された眼鏡レンズとなる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1には、本発明の眼鏡レンズLが示されている。この眼鏡レンズLは、目の調節力が低下した場合等に使用される遠近両用の内面累進多焦点レンズである。図1(A)は、眼鏡レンズLの眼球側の面L4を示す平面図であり、図1(B)は、眼鏡レンズLの断面図である。
眼鏡レンズLの眼球側の面L4は、異なる屈折力を備えた遠用部L1及び近用部L2と、これらの間で屈折力が累進的に変化する累進部L3を備えた累進面に対し、乱視矯正特性が付与された形状となっている。
また、この眼鏡レンズLの物体側の面L5は、球面形状となっている。
このような眼鏡レンズLは、以下のようにして製造される。
(1.レンズ成形体製造工程)
まず、図2(A)及び図2(B)に示すように、型2を用意する。この型2は、一対のガラス製の成形型21,22を対向配置させ、その外周面を粘着テープ23で固定したものである。成形型21,22の対向配置された成形面211,221及び粘着テープ23で構成される空間Pに眼鏡レンズLの原料が注入される。
粘着テープ23は、テープ基材231に重合に影響を与えない粘着剤232が塗布されたものである。
一対の成形型21,22のうち、一方の成形型21は、凹面状の成形面211を有する。この凹面状の成形面211は、眼鏡レンズLの乱視矯正特性形状に応じた形状となっている。
また、一対の成形型21,22のうち、他方の成形型22は、凸面状の成形面221を有する。この凸面状の成形面221は、前記眼鏡レンズLの累進面形状に応じた形状となっている。
なお、一対の成形型の成形面211,221は、鏡面研磨されている。
成形型21,22を対向配置させる際には、眼鏡レンズLの使用者の眼鏡処方から乱視軸の角度を取得し、乱視軸が所望の角度となるようにする。また、成形型21,22を対向配置させる際には、眼鏡レンズLが所望の厚さとなるようにする。
このような型2の粘着テープ23に注入針3を貫通させ、この注入針3から、眼鏡レンズLの原料となる樹脂組成物を充填する。粘着テープ23に注入針3を貫通させる方法としては、注入針3を粘着テープ23に直接差し込んでもよく、熱風を吹き付けて粘着テープ23に注入口を形成し、この注入口に注入針3を差し込んでもよい。
本実施形態では、粘着テープ23を使用したが、これに限らず、ガスケットを用いて、一対の成形型21,22を固定してもよい。
眼鏡レンズの原料としては、紫外線等の光により重合し硬化する光硬化性樹脂組成物、熱により重合して硬化する熱硬化性樹脂組成物等が挙げられる。
光硬化性樹脂組成物は、光硬化性モノマーと、光重合開始剤とを含有するものであり、熱硬化性樹脂組成物は、熱硬化性モノマーと、熱重合開始剤とを含有するものである。
このような原料としては、例えば、アリル系のモノマーを含有する樹脂組成物、メタクリレート系のモノマーを含有する樹脂組成物、チオウレタン系のモノマーを含有する樹脂組成物、チオエポキシ系のモノマーを含有する樹脂組成物が挙げられる。
なかでも、ガラス転移点において、2mm厚のサンプルに50gの荷重をかけた際、撓み量が14μm以上となる樹脂組成物を使用することが好ましい。特に好ましくは、撓み量が14μm以上、30μm以下となる樹脂組成物である。
本実施形態では、ガラス転移点において、2mm厚のサンプルに50gの荷重をかけた際、撓み量が14μm以上となるチオウレタン系の樹脂組成物を使用する。
また、眼鏡レンズの原料は、後段の整形工程での整形しやすさを考慮すると、ガラス転移点が120℃以下であることが好ましい。
さらに、眼鏡レンズの原料は、屈折力が1.5以上であることが好ましい。
眼鏡レンズLの原料の注入が終了したら、型2の空間P内に充填された眼鏡レンズLの原料の重合を開始し、原料を硬化させる。
その後、型2を解体して、レンズ成形体4を取り出す(図3参照)。
取り出したレンズ成形体4は、平面略円形形状であり、乱視矯正特性に応じた形状、すなわち、トーリック面である物体側の面41と、累進面形状に応じた眼球側の面42とを有する。
(2.設置工程)
次に、このようなレンズ成形体4を図3〜図6に示すように、受け台5上に設置する。
この受け台5は、上端面及び下端面に開口部510A,510Bが形成された円筒形状の筒状部51と、この筒状部51の上端面の外周部から上方に突出したリング状の壁部52とを有する。
受け台5の材料は、後段の整形工程でレンズ成形体4をガラス転移点以上に加熱した際に、変形しない材料であれば任意である。
筒状部51の内径は、図4にも示すように、前記レンズ成形体4の外径よりも一回り小さい。また、筒状部51の開口部周縁511は全周にわたって同一平面上に位置している。
壁部52の内径は、レンズ成形体4の外径と略等しい。レンズ成形体4を受け台5上に設置する際には、壁部52で囲まれた空間にレンズ成形体4をはめ込むようにして設置する。
レンズ成形体4の物体側の面41が受け台5側に向くように、レンズ成形体4を受け台5上に設置すると、レンズ成形体4の外周部の一部が受け台5の筒状部51の開口部510Aの周縁部(開口部周縁511)に接触する。なお、受け台5は略水平に配置されている。
レンズ成形体4の物体側の面41は、トーリック面であり、曲率の異なるクロスカーブと、ベースカーブとを備えている。レンズ成形体4を受け台5に設置した場合には、図5に示すように、物体側の面41における最小の曲率を示すベースカーブ上の外周部が、受け台5の筒状部51の開口部周縁511に接触するのである。なお、レンズ成形体4のベースカーブ上の外周部以外の部分の外周部、例えば、最大の曲率を示すクロスカーブ上の外周部は、図6に示すように、受け台5の筒状部51の開口部周縁511に接触していない。
(3.整形工程)
その後、レンズ成形体4を加熱する。この工程では、レンズ成形体4を、ガラス転移点以上に加熱する。好ましくは、ガラス転移点+5℃以上、ガラス転移点+60℃以下、特に好ましくは、ガラス転移点+5℃以上、ガラス転移点+30℃以下にレンズ成形体4を加熱する。
加熱されたレンズ成形体4は、重力により変形し、物体側の面41の外周部の全周が受け台5の筒状部51の開口部周縁511に接触することとなる。
物体側の面41はトーリック面であるため、ベースカーブ上の外周部と、クロスカーブ上の外周部とは高さ位置が異なり、異なる平面上に位置しているが、加熱してレンズ成形体4を変形させることで、物体側の面41の外周部の高さ位置が同じとなり、物体側の面41の外周部全周が同一平面上に位置することとなる。
これにより、物体側の面41は、トーリック面から球面形状に変形し、この変形に伴って物体側の面41の乱視矯正特性形状が、眼球側の面42に転移することとなる。
その後、レンズ成形体4を冷却し、受け台5から取り外す。
以上の工程により、累進面に対し、乱視矯正特性が付与された形状の眼球側の面L4と、球面形状の物体側の面L5とを有する眼鏡レンズLを得ることができる。
従って、本実施形態によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)乱視矯正特性に応じた形状の物体側の面41を有するとともに、累進面の形状に応じた眼球側の面42を有するレンズ成形体4を、ガラス転移点以上に加熱し、レンズ成形体4の物体側の面41の外周部の略全周を受け台5の筒状部51の開口部周縁511に当接させて、物体側の面41を略球面に整形するとともに、乱視矯正特性に応じた形状を眼球側の面42に転移させている。これにより、従来のように眼球側の面を切削等することなく、眼球側の面L4に、累進面と乱視矯正特性とが付与された眼鏡レンズLを得ることができる。
そのため、従来のように大量の切削屑等が生じることがないので、切削屑等の廃棄量の低減を図ることができ、環境保護を図ることができる。
(2)また、本実施形態の眼鏡レンズLの製造方法は、従来のように、セミフィニッシュレンズを切削等して、形状を整えるものではないので、大量の切削屑等が生じることがなく、廃棄する眼鏡レンズLの原料を低減させることができるので、一枚の眼鏡レンズLに使用する原料の量を低減させることができ、眼鏡レンズLにかかるコストの低減を図ることができる。
(3)レンズ成形体製造工程では、成形型21,22を対向配置し、この成形型21,22を組み合わせて構成される空間P内に眼鏡レンズLの原料を注入してレンズ成形体4を成形している。この場合には、乱視矯正特性に応じた凹面状の成形面211を有する成形型21と、累進面の形状に応じた凸面状の成形面221とする成形型22とが必要になるが、成形型21,22の種類は、限られた数であり、従来のような膨大な数とならない。
(4)整形工程において、レンズ成形体4をガラス転移点+5℃未満に加熱した場合には、十分に整形できない可能性がある。すなわち、整形工程において、レンズ成形体4の物体側の面41を略球面とするとともに、乱視矯正特性に応じた形状を眼球側の面42に転移させることができない場合がある。
また、整形工程において、レンズ成形体4をガラス転移点+60℃を超えて加熱した場合には、レンズ成形体4が変色等を起こし、劣化する可能性がある。
これに対し、本実施形態では、レンズ成形体4をガラス転移点+5℃以上、ガラス転移点+60℃以下に加熱しているため、このような問題が生じない。
(5)本実施形態では、眼鏡レンズLの原料として、ガラス転移点において、2mm厚のサンプルに50gの荷重をかけた際、撓み量が14μm以上となるチオウレタン系の樹脂組成物を使用しており、ガラス転移点において変形しやすい原料を使用しているので、整形工程において、レンズ成形体4を重力により変形させ、物体側の面41をトーリック面から球面形状に変形させることができる。このように、レンズ成形体4を重力で変形させることができるので、レンズ成形体4の変形に手間を要さず、眼鏡レンズLの製造を簡便に行なうことができる。
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、前記実施形態では、整形工程において、レンズ成形体4を重力により変形させ、物体側の面41の外周部の全周を受け台5の筒状部51の開口部周縁511に接触させて、物体側の面41をトーリック面から球面形状に変形させていたが、これに限られるものではない。
眼球側の面42側から物体側の面41側に向かう外力をかけて、レンズ成形体4を変形させ、物体側の面41の外周部の全周を受け台5の筒状部51の開口部周縁511に接触させて、物体側の面41をトーリック面から球面形状に変形させてもよい。
例えば、図7に示すように、レンズ成形体4の眼球側の面42の全面に矢印Y1方向に気体を吹き付けて、眼球側の面42全面に略均等に外力をかけて、変形させてもよい。なお、眼球側の面42の累進面形状が崩れない程度に気体を眼球側の面42に吹き付ける必要がある。
さらには、図8に示すように、物体側の面41側の開口部510Bから筒状部51内の空気を吸引して(矢印Y2方向に沿って吸引)、物体側の面41の全面に略均等に外力をかけて、変形させてもよい。
また、物体側の面41側から吸引するとともに、眼球側の面42側に気体を吹き付けてもよい。
さらに、整形工程において、図9に示すように、レンズ成形体4の物体側の面41の外周部のうち、受け台5の開口部周縁511に当接していない部分に対応する眼球側の面42の外周部に重りGを載せて、荷重をかけることで、物体側の面41の外周部の全周を受け台5の筒状部51の開口部周縁511に接触させて、物体側の面41をトーリック面から球面形状に変形させてもよい。なお、レンズ成形体4の外周部にかける荷重は、レンズ成形体4の眼球側の面42の累進形状を崩さない程度の荷重としなければならない。
また、整形工程において、眼球側の面42側から物体側の面41側に向かって遠心力がかかるようにしてもよい。
このように、眼球側の面42側から物体側の面41に向かう外力をかけて、レンズ成形体4を変形させることで、重力のみで変形させる場合に比べ、レンズ成形体4の整形にかかる時間を短縮することができる。
また、眼球側の面42側から物体側の面41に向かう外力をかけて、レンズ成形体4を変形させることで、レンズ成形体4がガラス転移点以上の温度で変形しにくいような原料から構成されている場合であっても、レンズ成形体4を変形させることが可能となり、レンズ成形体4の物体側の面41をトーリック面から球面形状に確実に変形させることができる。
前記実施形態では、眼鏡レンズLをプラスチック製としたが、これに限らず、眼鏡レンズはガラス製であってもよい。
さらに、前記実施形態では、レンズ成形体製造工程において、ガラス製の成形型21,22を対向配置させて形成される空間に眼鏡レンズLの原料を注入する方法で、レンズ成形体4を成形したが、レンズ成形体4の成形方法はこれに限られるものではない。
また、前記実施形態では、整形工程において、レンズ成形体4をガラス転移点+5℃以上、ガラス転移点+60℃以下に加熱したが、レンズ成形体4をガラス転移点以上に加熱すればよく、ガラス転移点+60℃を超える温度にレンズ成形体4を加熱してもよい。例えば、ガラス転移点+60℃を超える温度でレンズ成形体4を加熱しても、劣化しにくい原料でレンズ成形体が構成されている場合には、ガラス転移点+60℃を超える温度にレンズ成形体4を加熱することが可能である。
さらには、レンズ成形体4をガラス転移点+5℃未満に加熱してもよい。例えば、レンズ成形体4が非常に変形しやすいような原料で構成されている場合には、レンズ成形体4をガラス転移点+5℃未満に加熱して変形させることが可能である。
さらに、前記実施形態では、受け台5は、筒状部51と、この筒状部51から上方に突出したリング状の壁部52とを有し、レンズ成形体4を壁部52にはめ込むように設置するとしたが、これに限らず、例えば、壁部のない受け台を使用し、筒状部上にレンズ成形体を設置するものとしてもよい。
ただし、壁部52がない場合には、レンズ成形体4を筒状部上に設置する際に、レンズ成形体4の設置位置が決めにくくなる可能性がある。これに対し、前記実施形態のように壁部52を形成することで、レンズ成形体4の設置位置を容易に把握することができる。
さらに、前記実施形態では、受け台5の筒状部51は、対向する上端面及び下端面に開口部510A,510Bが形成されているとしたが、これに限らず、下端面に開口部510Bが形成されていなくてもよい。
次に、本発明の実施例について説明する。
(実施例1)
前記実施形態と同様の方法で眼鏡レンズを製造した。
(レンズ成形体製造工程)
乱視矯正特性形状に対応した凹面状の成形面を有するガラス製の成形型と、累進面に対応した凸面状の成形面を有するガラス製の成形型を用意した。
凹面状の成形面を有する成形型の前記成形面は、0°−180°方向の面屈力が4.00D、かつ、90°−270°方向の面屈力が3.00Dである。
凸面状の成形面を有する成形型の前記成形面は、90°方向に遠用部があり、270°方向に近用部が配置され、遠用部の面屈力4.00D、加入度2.50Dである。
この一対の成形型の成形面の0°方向を合わせて、対向配置させ、外周部を粘着テープで固定した。
この成形型の成形面及び粘着テープで形成された空間に、ガラス転移点96℃のチオウレタン系のモノマーを含有する樹脂組成物を注入し、加熱して重合を行なった。
その後、一対の成形型を分離し、レンズ成形体を取り出した。レンズ成形体の物体側の面は、乱視矯正特性形状、すなわち、トーリック面となっており、0°−180°方向の面屈力が4.01D、90°−270°方向の面屈力が3.02D、乱視量0.99Dであった。
また、レンズ成形体の眼球側の面は、累進形状となっていた。
(設置工程、整形工程)
このレンズ成形体の物体側の面を下にして、前記実施形態と同様の受け台上に設置した。そして、レンズ成形体を120℃で4時間加熱し、熱成形した。このとき、レンズ成形体は、重力により、物体側の面が下がり、物体側の面の外周部の全周が受け台の筒状部の開口部周縁に当接した。
その後、レンズ成形体を冷却し、これを眼鏡レンズとした。
(結果)
このようにして得られた眼鏡レンズの物体側の面は、0°−180°方向の面屈力が3.62D、90°−270°方向の面屈力が3.56D、乱視量が0.06Dであり、略球面形状となっていることが確認された(表1参照)。
また、眼鏡レンズの度数は、S=0.03D、C=−0.98D、乱視軸180°、加入度2.48Dであった。
これにより、眼鏡レンズの眼球側の面が累進面に乱視矯正特性形状が付与された形状となっていることが確認できた。
Figure 2006215216
以上より、従来のような切削等を行なわずに、眼球側の面が累進面に乱視矯正特性形状が付与された形状であり、物体側の面が略球面となった眼鏡レンズを得ることができることが確認された。
(実施例2)
実施例1と同様の成形型を用意し、成形型を組み合わせる際に、凹面状の成形面を有する一方の成形型の成形面の0°方向と、凸面状の成形面を有する他方の成形型の成形面の45°方向とを合わせて固定した。
他の点は、実施例1と同じである。
(結果)
このようにして得られた眼鏡レンズの物体側の面は、0°−180°方向の面屈力が3.62D、90°−270°方向の面屈力が3.56D、乱視量が0.06Dであり、略球面形状となっていることが確認された(表2参照)。
また、眼鏡レンズの度数は、S=0.03D、C=−0.98D、乱視軸45°、加入度2.48Dであった。
これにより、眼鏡レンズの眼球側の面が累進面に乱視矯正特性形状が付与された形状となっていることが確認できた。
Figure 2006215216
以上より、従来のような切削等を行なわずに、眼球側の面が累進面に乱視矯正特性形状が付与された形状であり、物体側の面が略球面となった眼鏡レンズを得ることができることが確認された。
(実施例3)
整形工程において、レンズ成形体の眼球側の面に均等にエアを吹き付け、120℃、2時間で熱成形を行なった。他の条件は、実施例1と同じである。
(結果)
眼鏡レンズの物体側の面は、0°−180°方向の面屈力が3.61D、90°−270°方向の面屈力が3.55D、乱視量が0.06Dであり、略球面形状となっていることが確認された(表3参照)。
また、眼鏡レンズの度数は、S=0.02D、C=−0.99D、乱視軸180°、加入度2.48Dであった。
これにより、眼鏡レンズの眼球側の面が累進面に乱視矯正特性形状が付与された形状となっていることが確認できた。
Figure 2006215216
以上より、従来のような切削等を行なわずに、眼球側の面が累進面に乱視矯正特性形状が付与された形状であり、物体側の面が略球面となった眼鏡レンズを得ることができることが確認された。
(実施例4)
整形工程において、101℃、10時間で熱成形を行なった。他の条件は、実施例1と同じである。
(結果)
眼鏡レンズの物体側の面は、0°−180°方向の面屈力が3.63D、90°−270°方向の面屈力が3.54D、乱視量が0.09Dであり、略球面形状となっていることが確認された(表4参照)。
また、眼鏡レンズの度数は、S=0.02D、C=−0.99D、乱視軸180°、加入度2.48Dであった。
これにより、眼鏡レンズの眼球側の面が、累進面に乱視矯正特性形状が付与された形状となっていることが確認できた。
Figure 2006215216
以上より、従来のような切削等を行なわずに、眼球側の面が累進面に乱視矯正特性形状が付与された形状であり、物体側の面が略球面となった眼鏡レンズを得ることができることが確認された。
(実施例5)
整形工程において、156℃、2時間で熱成形を行なった。他の条件は、実施例1と同じである。
(結果)
眼鏡レンズの物体側の面は、0°−180°方向の面屈力が3.61D、90°−270°方向の面屈力が3.55D、乱視量が0.06Dであり、略球面形状となっていることが確認された(表5参照)。
また、眼鏡レンズの度数は、S=0.02D、C=−0.99D、乱視軸180°、加入度2.48Dであった。
これにより、眼鏡レンズの眼球側の面が、累進面に乱視矯正特性形状が付与された形状となっていることが確認できた。
Figure 2006215216
以上より、従来のような切削等を行なわずに、眼球側の面が累進面に乱視矯正特性形状が付与された形状であり、物体側の面が略球面となった眼鏡レンズを得ることができることが確認された。
(実施例6)
整形工程において、166℃、2時間で熱成形を行なった。他の条件は、実施例1と同じである。
(結果)
眼鏡レンズの物体側の面は、0°−180°方向の面屈力が3.61D、90°−270°方向の面屈力が3.55D、乱視量が0.06Dであり、略球面形状となっていることが確認された(表6参照)。
また、眼鏡レンズの度数は、S=0.02D、C=−0.99D、乱視軸180°、加入度2.48Dであった。
これにより、眼鏡レンズの眼球側の面が累進面に乱視矯正特性形状が付与された形状となっていることが確認できた。
Figure 2006215216
以上より、従来のような切削等を行なわずに、眼球側の面が累進面に乱視矯正特性形状が付与された形状であり、物体側の面が略球面となった眼鏡レンズを得ることができることが確認された。なお、眼鏡レンズは、やや黄色みを帯びていた。
本発明は、物体側の面が球面であり、眼球側の面が累進面に乱視矯正特性形状が付与された面となった眼鏡レンズの製造方法に利用することができる。
本発明の実施形態にかかる眼鏡レンズを示す平面図及び断面図。 型内に眼鏡レンズの原料を注入する状態を示す正面図及び断面図。 レンズ成形体製造工程後のレンズ成形体を受け台上に設置する状態を示す斜視図。 前記レンズ成形体を受け台上に設置した状態を示す平面図。 図4のV−V方向の断面図。 図4のVI-VI方向の断面図。 本発明の変形例を示す断面図。 本発明の他の変形例を示す断面図。 本発明の他の変形例を示す断面図。
符号の説明
4…レンズ成形体、5…受け台、41…物体側の面、42…眼球側の面、51…筒状部、52…壁部、211…成形面、221…成形面、510A…開口部、510B…開口部、511…開口部周縁、L…眼鏡レンズ、L1…遠用部、L2…近用部、L3…累進部、L4…眼球側の面、L5…物体側の面

Claims (7)

  1. 眼球側の面が、遠用部、近用部及びこれらの間で屈折力が累進的に変化する累進部を有する累進面に乱視矯正特性が付与された面であり、物体側の面が、略球面状の面である眼鏡レンズの製造方法であって、
    乱視矯正特性が付与された物体側の面を有するとともに、累進面である眼球側の面を有するレンズ成形体を成形するレンズ成形体製造工程と、
    対向する一対の端面のうち少なくとも一方の端面に開口部が形成された筒状部を有する受け台の前記開口部周縁に、前記レンズ成形体の物体側の面の外周部を載置して、レンズ成形体を設置する設置工程と、
    前記レンズ成形体を、このレンズ成形体のガラス転移点以上に加熱し、前記レンズ成形体の物体側の面の外周部の略全周を受け台の前記開口部周縁に当接させて、前記物体側の面を略球面に整形するとともに、乱視矯正特性に応じた形状を前記眼球側の面に転移させる整形工程とを備えることを特徴とする眼鏡レンズの製造方法。
  2. 請求項1に記載の眼鏡レンズの製造方法において、
    前記レンズ成形体は、プラスチック製であり、
    前記整形工程で、前記レンズ成形体をガラス転移点+5℃以上、ガラス転移点+60℃以下に加熱することを特徴とする眼鏡レンズの製造方法。
  3. 請求項1又は2に記載の眼鏡レンズの製造方法において、
    前記整形工程では、前記レンズ成形体に対し、眼球側の面側から物体側の面側に向かう外力をかけることを特徴とする眼鏡レンズの製造方法。
  4. 請求項3に記載の眼鏡レンズの製造方法において、
    前記整形工程では、前記レンズ成形体の眼球側の面全面に気体を吹き付けて、前記眼球側の面全面に略均等に外力をかけることを特徴とする眼鏡レンズの製造方法。
  5. 請求項3又は4に記載の眼鏡レンズの製造方法において、
    前記受け台の筒状部の両端面には、開口部が形成されており、
    前記整形工程では、前記レンズ成形体の物体側の面側の外周部が載置される前記受け台の開口部とは反対側の開口部から、前記受け台の筒状部内の気体を吸引し、前記物体側の面全面に略均等に外力をかけることを特徴とする眼鏡レンズの製造方法。
  6. 請求項3に記載の眼鏡レンズの製造方法において、
    前記整形工程では、前記受け台の前記開口部周縁に当接していない前記レンズ成形体の物体側の面の外周部に対応する眼球側の面の外周部に、荷重をかけることを特徴とする眼鏡レンズの製造方法。
  7. 請求項1から6の何れかに記載の眼鏡レンズの製造方法により製造されたことを特徴とする眼鏡レンズ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017007219A (ja) * 2015-06-23 2017-01-12 株式会社ホプニック研究所 プラスチックレンズの製造方法およびプラスチックレンズの再生方法
JP2019091092A (ja) * 2019-03-11 2019-06-13 株式会社ホプニック研究所 プラスチックレンズの再生方法

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JP2017007219A (ja) * 2015-06-23 2017-01-12 株式会社ホプニック研究所 プラスチックレンズの製造方法およびプラスチックレンズの再生方法
JP2019091092A (ja) * 2019-03-11 2019-06-13 株式会社ホプニック研究所 プラスチックレンズの再生方法

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