JP2006214456A5 - - Google Patents
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Description
本発明は、例えば高速回転において軸と内輪との間のしめしろがきつくなることによる内輪変形を防止し、剛性や定格荷重を低減すること無くトルクの低減を図ることが可能な転がり軸受に関する。
従来から、高速回転における高効率化及び低トルク化を図った各種の転がり軸受が知られている。例えば特許文献1に示された転がり軸受は、各玉の直径をDb、外輪の軌道面の曲率半径をR0、内輪の軌道面の曲率半径をRiとした場合、
53<R0/Db≦0.65、0.52<Ri/Db≦0.65であり、
外輪の外径をD、内輪の内径をd、各玉のピッチ円径をDpとした場合、
0≦x=Db/{(D−d)/2}、1.0>y=Dp/{(D+d)/2}となることを満足するように構成されている。
即ち、上述したような従来の転がり軸受は、転動体(玉)のピッチ円径{(D+d)/2}を内側(軸受中心側)にずらすことを特徴としている。
53<R0/Db≦0.65、0.52<Ri/Db≦0.65であり、
外輪の外径をD、内輪の内径をd、各玉のピッチ円径をDpとした場合、
0≦x=Db/{(D−d)/2}、1.0>y=Dp/{(D+d)/2}となることを満足するように構成されている。
即ち、上述したような従来の転がり軸受は、転動体(玉)のピッチ円径{(D+d)/2}を内側(軸受中心側)にずらすことを特徴としている。
しかしながら、従来の転がり軸受では、内輪の肉厚を薄く設定した場合において、当該内輪と軸(内輪が嵌合している軸)との間のしめしろがきつくなることにより、特に高速回転(毎分8万回転(80,000rpm)以上の高速回転)において内輪が変形してしまう場合が想定される。このように内輪が変形した状態で高速回転させると、トルクの変動が大きくなり、その結果、転がり軸受を安定して回転させることが困難になってしまう。
また、転がり軸受の高速回転時の安定性を図るために、転がり軸受の剛性や定格荷重を向上させることが必要となるが、これに応える方法として、例えば玉の直径を大きくしたり、玉数を増加させることが考えられる。
しかしながら、このような方法では、トルク(特に、動トルク)が大きくなり、軽快に転がり軸受を高速回転させることが困難になってしまう場合がある。なお、内外輪間に組込可能な玉数にも制限があるため、従来の方法では剛性や定格荷重の向上にも一定の限界がある。
特開2001−90736号公報(特願平11−205245)
しかしながら、このような方法では、トルク(特に、動トルク)が大きくなり、軽快に転がり軸受を高速回転させることが困難になってしまう場合がある。なお、内外輪間に組込可能な玉数にも制限があるため、従来の方法では剛性や定格荷重の向上にも一定の限界がある。
本発明は、上述したような問題を解決するためになされており、その目的は、高速回転において軸と内輪との間のしめしろがきつくなることによる内輪変形を防止し、剛性や定格荷重を低減すること無くトルクの低減を図ることが可能な転がり軸受を提供することにある。
このような目的を達成するために、本発明は、互いに相対回転可能に対向配置された内輪及び外輪と、内外輪間に転動自在に配列された複数個の転動体と、潤滑剤の漏洩防止及び異物の浸入防止を図るための密封板とを備えており、内輪は所定のしめしろで軸に嵌合されていると共に当該内輪の内径が略6mm〜18mmに設定され、毎分8万回転以上の高速で回転可能な転がり軸受であって、外輪の外径と内輪の内径との平均径をdm、各転動体の中心相互を結んで構成される仮想円の直径をPCD、転動体の半径をr、転がり軸受の幅をW1、外輪の外径から内輪の内径を減算した値をW2とすると、0.9dm<PCD<dm且つ0.3>πr2/(W1×W2)>0.08なる関係を満足する。
本発明の転がり軸受は、クリーナモータの軸端に取り付けられる場合を想定しており、内輪は、当該内輪の内径の600分の1以上のしめしろで軸に嵌合されている。また、転動体は、セラミックで形成されている。ここで、転動体の個数をNとすると、0.5≦2rN/(PCD×π)≦0.7なる関係を満足する。なお、ラジアル内部すきまは、最小13μmで最大20μmに設定されている。
本発明の転がり軸受によれば、高速回転において軸と内輪との間のしめしろがきつくなることによる内輪変形を防止し、剛性や定格荷重を低減すること無くトルクの低減を図ることができる。
以下、本発明の一実施の形態に係る転がり軸受について添付図面を参照して説明する。
図1(a),(b)に示すように、本実施の形態の転がり軸受は、互いに相対回転可能に対向配置された内輪2及び外輪4と、内外輪2,4の軌道面2s,4s間に転動自在に配列された複数個の転動体6と、潤滑剤の漏洩防止及び異物の浸入防止を図るための密封板8とを備えており、各転動体6は1つずつ保持器10のポケット(図示しない)に回転自在に保持されて所定間隔で配列されている。
図1(a),(b)に示すように、本実施の形態の転がり軸受は、互いに相対回転可能に対向配置された内輪2及び外輪4と、内外輪2,4の軌道面2s,4s間に転動自在に配列された複数個の転動体6と、潤滑剤の漏洩防止及び異物の浸入防止を図るための密封板8とを備えており、各転動体6は1つずつ保持器10のポケット(図示しない)に回転自在に保持されて所定間隔で配列されている。
転がり軸受としては、例えば単列及び複列のラジアル軸受を適用することができるが、ここでは単列のラジアル軸受を想定する。また、転動体6としては、例えば玉やころを適用することができるが、ここでは玉6を想定し、図面上では7個の玉6が組込まれたラジアル軸受(呼び番号608)を例示する。
このような転がり軸受(ラジアル軸受)に封入する潤滑剤としては、例えばグリースや油を適用することができるが、ここではウレア系グリースを想定する。また、密封板8としては、基端が外輪4(又は内輪2)に固定され、先端が対向する内輪2(又は外輪4)に延出した例えばシールドやシールを適用することができる。なお、シールでは、その先端が対向する内輪2(又は外輪4)に接触する構成と、接触しないで所定の隙間が形成される構成とが適用可能である。この場合、密封板8としては、基端が外輪4に固定され、先端が対向する内輪2に延出したシールドを想定する。
本実施の形態の転がり軸受(ラジアル軸受)は、内輪2が所定のしめしろで軸(図示しない)に嵌合されるようになっており、当該内輪2の内径φinが略6mm〜18mmに設定され、毎分8万回転以上の高速で回転することができる。ここで、転がり軸受(ラジアル軸受)の適用例としては、例えば低負荷で低トルクが要求されるクリーナモータの軸端(図示しない)に取り付けことが可能であり、かかる軸端が80,000rpm(80,000min−1)で回転する場合、当該軸端の回転速度は、外輪4の外径φoutと内輪2の内径φinとの平均径dmと毎分回転数nとの積であらわされる。
この場合、外輪4の外径φoutと内輪2の内径φinとの平均径dmは、転がり軸受(外輪4)の外径φoutと、内輪2の内径φinとに基づいて、dm=(φout+φin)/2なる関係から算出される。呼び番号608の転がり軸受(ラジアル軸受)では、内輪2の内径φinが8mmで外輪4の外径φoutが22mmであるから、(φout+φin)/2=15mm(=dm)となる。これにより軸端の回転速度は、100万以上(具体的には、120万)となる。
このような軸端の高速運転に伴う転がり軸受(ラジアル軸受)の高速回転では、内輪2と軸端とが相対的に逆方向にずれるクリープが発生する場合がある。このため、内輪2と軸端との間の嵌め合い(しめしろ)をきつく設定する必要がある。
そこで、本実施の形態において、内輪2は、当該内輪2の内径φinの600分の1以上のしめしろで軸端に嵌合されている。例えば内径φinが8mmの内輪2では、8/600=略13μm以上のしめしろが設定される。
そこで、本実施の形態において、内輪2は、当該内輪2の内径φinの600分の1以上のしめしろで軸端に嵌合されている。例えば内径φinが8mmの内輪2では、8/600=略13μm以上のしめしろが設定される。
また、本実施の形態において、転がり軸受(ラジアル軸受)は、外輪4の外径φoutと内輪2の内径φinとの平均径をdm、各転動体(玉)6の中心相互を結んで構成される仮想円Kの直径をPCD、転動体(玉)6の半径をr、転がり軸受の幅をW1、外輪4の外径φoutから内輪2の内径φinを減算した値をW2とすると、
0.9dm<PCD<dm 且つ 0.3>πr2/(W1×W2)>0.08
好ましくは、
0.9dm<PCD<dm 且つ 0.3>πr2/(W1×W2)>0.12
より好ましくは、
0.9dm<PCD<dm 且つ 0.3>πr2/(W1×W2)>2
なる関係を満足するように構成する。
0.9dm<PCD<dm 且つ 0.3>πr2/(W1×W2)>0.08
好ましくは、
0.9dm<PCD<dm 且つ 0.3>πr2/(W1×W2)>0.12
より好ましくは、
0.9dm<PCD<dm 且つ 0.3>πr2/(W1×W2)>2
なる関係を満足するように構成する。
更に、転がり軸受(ラジアル軸受)は、転動体(玉)6の個数をNとすると、
0.5≦2rN/(PCD×π)≦0.7
なる関係を満足するように構成することが好ましい。
0.5≦2rN/(PCD×π)≦0.7
なる関係を満足するように構成することが好ましい。
上述したような構成によれば、高速回転において軸(例えば、クリーナモータの軸端)と内輪2との間のしめしろがきつくなることによる内輪変形を防止し、剛性や定格荷重を低減すること無くトルクの低減を図る転がり軸受(ラジアル軸受)を実現することができる。
ここで、かかる効果について、本実施の形態の転がり軸受(ラジアル軸受)と従来品及び従来技術との三者間で比較検討する。
ここで、かかる効果について、本実施の形態の転がり軸受(ラジアル軸受)と従来品及び従来技術との三者間で比較検討する。
この場合、比較検討では、本実施の形態並びに従来品及び従来技術ともに、呼び番号608の転がり軸受(ラジアル軸受)を適用し、内輪2と軸端との間の嵌め合い(しめしろ)を14μm、玉数を7個、アキシアル荷重を980Nに設定した。また、玉径については、本実施の形態及び従来品の玉径を5/32(呼び2欄)、従来技術の玉径を1/8(呼び2欄)に設定した。なお、呼び2欄を呼び1欄に変換すると、本実施の形態及び従来品の玉径は略3.968mm=略4.0mm、従来技術の玉径は略3.175mm=略3.2mmとなる。そして、PCDについては、本実施の形態のPCDを14.5mm、従来品のPCDを15.0mm、従来技術のPCDを13.0mmに設定する。
このような設定条件のもと、3種類の転がり軸受を80,000rpm(軸端の回転速度:120万)で高速回転させて比較検討すると、図2及び図3に示すような比較結果が得られた。
なお、図2において、定格荷重Crは、ラジアル軸受における基本動定格荷重であり、定格荷重Corは、ラジアル軸受における基本静定格荷重である。
なお、図2において、定格荷重Crは、ラジアル軸受における基本動定格荷重であり、定格荷重Corは、ラジアル軸受における基本静定格荷重である。
この比較結果によれば、従来品のPCDを15.0mmに対して本実施の形態のPCDを略33%程度内側にずらすことにより、転がり軸受(ラジアル軸受)に封入されたウレア系グリースの高速回転時における攪拌抵抗を小さくすることができる。これにより、トルク(特に、動トルク値)を低減させることが可能となり、その結果、軽快に転がり軸受を高速回転させることができる。
また、本実施の形態によれば、内輪2と軸端との間のしめしろを14μmとした場合でも、高速回転時における内輪2の膨張量を抑えることができるため、内輪円周応力を低減することができる。
更に、玉径を小さくしたり、玉数を減らしたりする必要がないため、高速回転時における定格荷重を最適な状態に維持することができる。これにより、例えばクリーナモータの軸端に取り付けられたファンが高速回転した際、それに伴って推力が増大して転がり軸受に加わるアキシアル荷重が増加した場合でも、かかる荷重に対して高い剛性を発揮することができる。
更に、玉径を小さくしたり、玉数を減らしたりする必要がないため、高速回転時における定格荷重を最適な状態に維持することができる。これにより、例えばクリーナモータの軸端に取り付けられたファンが高速回転した際、それに伴って推力が増大して転がり軸受に加わるアキシアル荷重が増加した場合でも、かかる荷重に対して高い剛性を発揮することができる。
なお、このような転がり軸受において、転動体(玉)6は、セラミックで形成することが好ましい。なお、セラミックとしては、例えばアルミナ、ジルコニア、窒化アルミ、窒化珪素、炭化珪素、サイアロンなどを適用することが可能である。これにより、転動体(玉)6自体の軽量化を図ることができるため、転がり軸受の高速回転性をより一層向上させることができる。
また、転がり軸受の高速回転性を維持向上させるために、ラジアル内部すきまは、例えばMC5(すきま記号)程度に設定することが好ましい。この場合、MC5は、ラジアル内部すきまの最小が13μmで且つ最大20μmに設定されている。更に、転がり軸受(例えば、内輪2や外輪4など)の真円度については、例えば0.5μm以下に設定することが好ましい。
更に、本実施の形態の転がり軸受においては、これら各転動体(玉)6の直径をDb=2rとし、外輪4の軌道面(外輪軌道)4sの断面形状の曲率半径をR0とし、内輪2の軌道面(内輪軌道)2sの断面形状の曲率半径をRiとした場合に、次の(1),(2)式を満たすことが好ましい。
0.53<Ro/Db≦0.65 …(1)
0.52<Ri/Db≦0.65 …(2)
0.53<Ro/Db≦0.65 …(1)
0.52<Ri/Db≦0.65 …(2)
ここで、外輪4の外径φout、内輪2の内径φin、外輪4の外径φoutと内輪2の内径φinとの平均径dm、φinが6〜18mm、内輪2のしめしろが11μmの場合、内輪2のしめしろが12μmの条件で、最大円周応力が294MPa(30kgf/mm2)となる内輪軌道の直径をDiとし、x=Db/{(φout−φin)/2}とし、y=dm/{(φout+φin)/2}とした場合に、次の(3),(4)式を満たし、更に(5)式も満たすことが好ましい。
x≧0.3 …(3)
y<1.0 …(4)
y≧{(φout−φin)/(φout+φin)}x
+2Di/(φout+φin) …(5)
x≧0.3 …(3)
y<1.0 …(4)
y≧{(φout−φin)/(φout+φin)}x
+2Di/(φout+φin) …(5)
このような設定条件によれば、充分な耐久性を確保しつつ、外輪4の外径φoutを特に小さくする事なく、充分な低トルク化を図れる。即ち(1),(2)式を満たすことにより、各転動体(玉)6の転動面と外輪軌道4s及び内輪軌道2sとの当接部に形成される接触楕円を小さくし、回転時にこの接触楕円部分で生じる転がり抵抗、スピンを小さくして、低トルク化を図ることができる。なお、Ro/Db、Ri/Dbの値が0.65を越えて大きくなると、上記接触楕円の面積が小さくなり過ぎて、上記各軌道の転がり疲れ寿命の確保が難しくなると共に、外輪軌道4sに関してはブリネル圧痕が生じ易くなる。
この為、上記各比Ro/Db、Ri/Dbの上限値を0.65にすることが好ましい。また、(4)式を満たすべく、複数の転動体(玉)6の位置を転がり軸受の内径側に配置することにより、これら各転動体(玉)6を転動させるために要するモーメントを小さくして、低トルク化を図ることができる。このように、低トルク化を図る場合でも、上記(3)式を満たすべく、各転動体(玉)6の直径Dbを確保することにより、これら各転動体(玉)6の転動面と外輪軌道4sとの当接部の接触楕円が過度に小さくなることを防止して、この外輪軌道4sにブリネル圧痕が生じることを防止することができる。
更に、上記(5)式を満たすべく、各転動体(玉)6の直径Dbとの関係で外輪4の外径φoutと内輪2の内径φinとの平均径dmを確保することにより、内輪2を例えばクリーナモータの軸端に締り嵌めで外嵌した場合でも、内輪2に発生する円周応力が過度に大きくなることを防止して、内輪2に亀裂等の損傷が発生することを防止することができる。
なお、(5)式中のDiは、JISに規定する嵌め合いの基準のjs5と、内輪2に必要とする強度とに基づいて決定される。即ち、js5によれば、内輪2のしめしろの上限値は、内径が6〜10mmの内輪の場合で11μm、同じく10〜18mmの場合で12μmである。また、軸受鋼の最大応力は一般的には137.2MPa(14kgf/mm2)以下にすべく、内輪2の溝底の厚さに影響する内輪軌道2sの直径Diを規定するが、内輪2の材料、熱処理の変更などにより、最大294MPa(30kgf/mm2)までは上記溝底の厚さを薄くすることが可能である。
なお、(5)式中のDiは、JISに規定する嵌め合いの基準のjs5と、内輪2に必要とする強度とに基づいて決定される。即ち、js5によれば、内輪2のしめしろの上限値は、内径が6〜10mmの内輪の場合で11μm、同じく10〜18mmの場合で12μmである。また、軸受鋼の最大応力は一般的には137.2MPa(14kgf/mm2)以下にすべく、内輪2の溝底の厚さに影響する内輪軌道2sの直径Diを規定するが、内輪2の材料、熱処理の変更などにより、最大294MPa(30kgf/mm2)までは上記溝底の厚さを薄くすることが可能である。
そこで、しめしろにより上記内輪を軸端に外嵌固定した場合において、内輪軌道2sの直径Diを最大円周応力が294MPa(30kgf/mm2)となる値とすることが好ましい。なお、各転動体(玉)6の直径Dbと内輪軌道2sの断面形状の曲率半径Riとの比、Ri/Dbに関しては、空気調和装置の送風機等のファンモータのように、10,000rpm以下で使用する場合には0.52<Ri/Db≦0.65とするが、電気掃除機の吸引機などのファンモータのように、20,000rpm以上で使用する場合には0.53<Ri/Db≦0.65とすることが好ましい。
2 内輪
4 外輪
6 転動体
8 密封板
10 保持器
4 外輪
6 転動体
8 密封板
10 保持器
Claims (6)
- 互いに相対回転可能に対向配置された内輪及び外輪と、内外輪間に転動自在に配列された複数個の転動体と、潤滑剤の漏洩防止及び異物の浸入防止を図るための密封板とを備えており、内輪は所定のしめしろで軸に嵌合されていると共に当該内輪の内径が略6mm〜18mmに設定され、毎分8万回転以上の高速で回転可能な転がり軸受であって、
外輪の外径と内輪の内径との平均径をdm、各転動体の中心相互を結んで構成される仮想円の直径をPCD、転動体の半径をr、転がり軸受の幅をW1、外輪の外径から内輪の内径を減算した値をW2とすると、
0.9dm<PCD<dm 且つ 0.3>πr2/(W1×W2)>0.08
なる関係を満足することを特徴とする転がり軸受。 - 転がり軸受は、クリーナモータの軸端に取り付けられることを特徴とする請求項1に記載の転がり軸受。
- 内輪は、当該内輪の内径の600分の1以上のしめしろで軸に嵌合されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の転がり軸受。
- 転動体は、セラミックで形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の転がり軸受。
- 転動体の個数をNとすると、
0.5≦2rN/(PCD×π)≦0.7
なる関係を満足することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の転がり軸受。 - ラジアル内部すきまは、最小13μmで最大20μmに設定されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の転がり軸受。
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