JP2006214327A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 筒内充填空気量を正確に算出する。
【解決手段】 圧力センサ40により吸気圧を逐次検出すると共に吸気圧の微分値を算出する。次いで、この吸気圧微分値に基づいて各気筒のピーク圧検出範囲を設定する。次いで、各気筒のピーク圧検出範囲内に含まれる吸気圧の上向きピーク圧及び下向きピーク圧をそれぞれ検出する。次いで、これら上向きピーク圧及び下向きピーク圧からそれぞれ対応する気筒の吸気圧低下量を算出する。この吸気圧低下量に基づいて筒内充填空気量を算出する。
【選択図】 図1

Description

本発明は内燃機関の制御装置に関する。
複数の気筒を備え、各気筒の吸気行程が行われると、スロットル弁から吸気弁までの吸気管内に存在する空気の量である吸気管内空気量が変化するようになっている内燃機関において、i番気筒の吸気行程が行われたか否かをクランク角に基づいて判断し、i番気筒の吸気行程が行われたと判断されたときには吸気管内空気量の変化量を算出し、i番気筒の筒内に充填された空気の量である筒内充填空気量をこの変化量に基づいて算出するようにした内燃機関が公知である(特許文献1参照)。
特開2001−234798号公報 特開2002−70633号公報
この吸気管内空気量の変化量は例えば吸気行程開始時期における吸気管内空気量と吸気行程完了時期における吸気管内空気量との差の形で算出できる。具体的には、例えばクランク角が予め記憶されている吸気弁開弁開始時期の設定値になるとこのときの吸気管内空気量が算出され、クランク角が予め記憶されている吸気弁閉弁時期の設定値になるとこのときの吸気管内空気量が算出され、これら吸気管内空気量の差が算出される。
しかしながら、吸気弁の実際の開弁開始時期又は閉弁時期がその設定値から逸脱していると、吸気行程開始時期及び吸気行程完了時期における吸気管内空気量をもはや正確に算出することができず、従って筒内充填空気量を正確に算出することができないという問題がある。
そこで本発明は、筒内充填空気量を正確に算出することができる内燃機関の制御装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために1番目の発明によれば、複数の気筒を備えた内燃機関において、吸気行程が行われることにより生ずる吸気圧の低下量である吸気圧低下量を気筒毎に検出する吸気圧低下量検出手段と、該各気筒の吸気圧低下量に基づいて機関制御を行う制御手段とを具備し、該吸気圧低下量検出手段は、吸気圧を逐次検出すると共に該吸気圧の微分値を算出し、各気筒のピーク圧検出範囲を該吸気圧微分値に基づいて設定し、各気筒のピーク圧検出範囲内に含まれる吸気圧の上向きピーク圧及び下向きピーク圧をそれぞれ検出し、これら上向きピーク圧及び下向きピーク圧からそれぞれ対応する気筒の吸気圧低下量を算出する、制御装置が提供される。
また、2番目の発明によれば1番目の発明において、前記吸気圧低下量検出手段は、各気筒のピーク圧検出範囲を前記吸気圧微分値と吸気弁開弁時期とに基づいて設定する。
また、3番目の発明によれば1番目の発明において、スロットル弁から吸気弁までの吸気通路部分内にスロットル弁を介し空気がスロットル弁通過空気量だけ流入し、吸気行程が行われると該吸気通路部分からそれぞれの吸気弁を介し空気が筒内充填空気量だけ流出して各気筒内に充填されるようになっており、筒内充填空気量を第1空気量と第2空気量とに分割し、該第1空気量は、吸気行程が行われることにより生ずるスロットル弁通過空気量に対する筒内充填空気量の超過分であり、それぞれの吸気圧低下量に基づいて各気筒の第1空気量を算出する第1空気量算出手段と、スロットル弁通過空気量を検出するスロットル弁通過空気量検出手段と、スロットル弁通過空気量に基づいて各気筒の第2空気量を算出する第2空気量算出手段と、それぞれの第1空気量と第2空気量とを合計することにより各気筒の筒内充填空気量を算出する筒内充填空気量算出手段と、を更に具備し、前記制御手段は、各気筒の筒内充填空気量に基づいて機関制御を行う。
また、4番目の発明によれば1番目の発明において、前記吸気圧が、複数回にわたって検出された吸気圧の平均値であり、前記吸気圧低下量検出手段は、検出された吸気圧をクランク角毎に積算してこれら積算値を記憶し、これら積算値からクランク角毎の吸気圧平均値を算出し、クランク角毎の吸気圧平均値から前記吸気圧低下量を算出する。
また、5番目の発明によれば1番目の発明において、前記吸気圧低下量検出手段は、機関運転状態が予め設定された基準状態であるか否かを判断し、機関運転状態が基準状態であると判断されたときには吸気圧を検出し、機関運転状態が基準状態でないと判断されたときには吸気圧の検出を禁止する。
また、6番目の発明によれば1番目の発明において、前記吸気圧低下量検出手段は、検出された吸気圧を、機関運転状態が予め設定された基準状態であるときの吸気圧に換算し、該換算された吸気圧から前記吸気圧低下量を算出する。
筒内充填空気量を正確に算出することができる。
図1は本発明を4ストローク火花点火式内燃機関に適用した場合を示している。しかしながら、本発明を圧縮着火式内燃機関又は2ストローク内燃機関に適用することもできる。
図1を参照すると、1は例えば8つの気筒を備えた機関本体、2はシリンダブロック、3はシリンダヘッド、4はピストン、5は燃焼室、6は吸気弁、7は吸気ポート、8は排気弁、9は排気ポート、10は点火栓をそれぞれ示す。吸気ポート7は対応する吸気枝管11を介してサージタンク12に連結され、サージタンク12は吸気ダクト13を介してエアクリーナ14に連結される。各吸気枝管11内には燃料噴射弁15が配置され、吸気ダクト14内にはステップモータ16により駆動されるスロットル弁17が配置される。なお、本明細書では、スロットル弁17下流の吸気ダクト14、サージタンク13、吸気枝管12、及び吸気ポート7からなる吸気通路部分を吸気管IMと称している。
一方、排気ポート11は排気マニホルド18及び排気管19を介して触媒コンバータ20に連結され、この触媒コンバータ20は図示しないマフラを介して大気に連通される。なお、図1に示される内燃機関の吸気行程順序は#1−#8−#4−#3−#6−#5−#7−#2である。
各気筒の吸気弁6は吸気弁駆動装置21により開閉弁駆動される。この吸気弁駆動装置21はカムシャフトと、クランク角に対するカムシャフトの回転角を進角側と遅角側との間で選択的に切り換えるための切換機構とを具備する。カムシャフトの回転角が進角側にされると図2にADで示されるように吸気弁6の開弁開始時期VO及び閉弁時期VCが進角され、従って開弁時期が進角される。これに対し、カムシャフトの回転角が遅角側にされると図2にRTで示されるように吸気弁6の開弁開始時期VO及び閉弁時期VCが遅角され、従って開弁時期が遅角される。この場合、吸気弁6のリフト量及び作用角(開弁期間)が維持されつつ開弁時期(位相)が変更される。図1に示される内燃機関では、吸気弁6の開弁時期が機関運転状態に応じて進角側AD又は遅角側RTに切り換えられる。なお、吸気弁6の開弁時期が連続的に変更される場合や、リフト量又は作用角が変更される場合にも、本発明を適用できる。
電子制御ユニット30はデジタルコンピュータからなり、双方向性バス31によって互いに接続されたROM(リードオンリメモリ)32、RAM(ランダムアクセスメモリ)33、CPU(マイクロプロセッサ)34、入力ポート35及び出力ポート36を具備する。スロットル弁17上流の吸気ダクト13には機関吸気通路内を流通する吸入空気流量を検出するためのエアフローメータ39が取り付けられる。また、サージタンク12には吸気管IM内の圧力である吸気圧Pm(kPa)を例えば10msec間隔で逐次検出するための圧力センサ40と、吸気管IM内のガス温度である吸気温Tm(K)を検出するための温度センサ41とが取り付けられる。更に、アクセルペダル42にはアクセルペダル42の踏み込み量ACCを検出するための負荷センサ43が接続される。これらセンサ39,40,41,43の出力信号はそれぞれ対応するAD変換器37を介して入力ポート35に入力される。更に入力ポート35にはクランクシャフトが例えば30°回転する毎に出力パルスを発生するクランク角センサ44が接続される。CPU34ではクランク角センサ44の出力パルスに基づいて機関回転数NEが算出される。一方、出力ポート36は対応する駆動回路38を介して点火栓10、燃料噴射弁15、ステップモータ16、及び吸気弁駆動装置21にそれぞれ接続され、これらは電子制御ユニット30からの出力信号に基づいて制御される。
i番気筒(i=1,2,…,8)の燃料噴射時間TAU(i)は例えば次式(1)に基づいて算出される。
TAU(i)=TAUb・kD(i)・kk (1)
ここでTAUbは基本燃料噴射時間、kD(i)はi番気筒の空気量バラツキ補正係数、kkはその他の補正係数をそれぞれ表している。
基本燃料噴射時間TAUbは空燃比を目標空燃比に一致させるために必要な燃料噴射時間である。この基本燃料噴射時間TAUbは機関運転状態例えばアクセルペダル42の踏み込み量ACC及び機関回転数NEの関数として予め求められてマップの形でROM32内に記憶されている。また、補正係数kkは空燃比補正係数、加速増量補正係数などをひとまとめにして表したものであり、補正する必要がないときには1.0とされる。
i番気筒において吸気行程完了時に筒内に充填されている空気の量を筒内充填空気量Mc(i)(グラム)と称すると、空気量バラツキ補正係数kD(i)は筒内充填空気量Mc(i)の気筒間バラツキを補償するためのものである。i番気筒の空気量バラツキ補正係数kD(i)は例えば次式(2)に基づいて算出される。
kD(i)=Mc(i)/Mcave (2)
ここで、Mcaveは筒内充填空気量Mc(i)の平均値(=ΣMc(i)/8、ここで「8」は気筒数を表している)を表している。
例えば吸気管IMの内周面や吸気弁6の外周面上に主として炭素からなるデポジットが形成されると、デポジットの付着量は気筒毎に異なるので、筒内充填空気量Mc(i)に気筒間バラツキが生じるおそれがある。筒内充填空気量Mc(i)に気筒間バラツキが生ずると、出力トルクに気筒間バラツキが生ずることになる。そこで本発明による実施例では、空気量バラツキ補正係数kD(i)を導入し、筒内充填空気量の気筒間バラツキを補償するようにしている。
或いは、i番気筒の燃料噴射時間TAU(i)を次式(3)に基づいて算出することもできる。
TAU(i)=Mc(i)・kAF・kk (3)
ここで、kAFは空燃比を目標空燃比に一致させるための補正係数である。
なお、燃料噴射が実際に行われるタイミングが燃料噴射時間TAUの算出タイミングよりも或る時間だけ先であることを考慮し、式(3)における筒内充填空気量Mc(i)を、燃料噴射時間TAUの算出タイミングよりも或る時間だけ先の予測値とすることもできる。
燃料噴射時間TAUを式(1)に基づいて算出する場合も式(3)に基づいて算出する場合も、筒内充填空気量Mc(i)を正確に求める必要がある。
本発明による実施例では、i番気筒の吸気行程が行われることにより生ずる吸気圧Pmの低下量である吸気圧低下量ΔPmd(i)に基づいて筒内充填空気量Mc(i)が算出される。次に、図3から図5を参照しながらまず吸気圧低下量ΔPmd(i)について説明する。
図3は、圧力センサ40により例えば一定時間間隔で720°クランク角にわたって検出された吸気圧Pmを示している。図3において、OP(i)(i=1,2,…,8)はi番気筒の吸気弁開弁期間又は吸気行程時期を表しており、0°クランク角は1番気筒#1の吸気上死点を表している。図3からわかるように、ある気筒の吸気行程が開始されると、上昇していた吸気圧Pmが低下し始め、斯くして吸気圧Pmに上向きのピークが生ずる。吸気圧Pmは更に低下した後に再び上昇し、斯くして吸気圧Pmに下向きのピークが生ずる。このように、各気筒の吸気行程が順次行われると、吸気圧Pmには上向きのピークと下向きのピークとが交互に生ずることになる。図3には、i番気筒の吸気行程が行われることにより吸気圧Pmに生ずる上向きのピークがUP(i)でもって、下向きのピークがDN(i)でもって、それぞれ示されている。
図4に示されるように、上向きのピークUP(i)における吸気圧Pmを上向きピーク圧PmM(i)、下向きのピークDN(i)における吸気圧Pmを下向きピーク圧Pmm(i)と称すると、i番気筒の吸気行程が行われることにより吸気圧Pmが上向きピーク圧PmM(i)から下向きピーク圧Pmm(i)まで低下する。従って、この場合の吸気圧低下量ΔPmd(i)は次式(4)で表される。
ΔPmd(i)=PmM(i)−Pmm(i) (4)
一方、図4に示されるように、吸気弁6が開弁すると、吸気管IMから流出して筒内CYLに吸入される空気の流量である筒内吸入空気流量mc(i)(g/sec、図5参照)が増大し始める。次いで、筒内吸入空気流量mc(i)が、スロットル弁17を通過して吸気管IM内に流入する空気の流量であるスロットル弁通過空気流量mt(g/sec、図5参照)よりも大きくなると、吸気圧Pmが低下し始める。次いで、筒内吸入空気流量mc(i)が低下してスロットル弁通過空気流量mtよりも小さくなると、吸気圧Pmが増大し始める。
即ち、吸気管IM内にスロットル弁17を介し空気がスロットル弁通過空気流量mtだけ流入し、i番気筒の吸気行程が行われると吸気管IMから各吸気弁6を介し空気が筒内吸入空気流量mc(i)だけ流出することを考えると、流出分である筒内吸入空気流量mc(i)が流入分であるスロットル弁通過空気流量mtを一時的に超過し、このため吸気管IM内の圧力である吸気圧Pmが吸気圧低下量ΔPmd(i)だけ低下する。
筒内充填空気量Mc(i)は筒内吸入空気流量mc(i)を時間積分したものである。従って、筒内充填空気量Mc(i)又は空気量バラツキ補正係数kD(i)に対する吸気弁開弁期間OP(i)(図3参照)の重複の影響を無視できるとすると、筒内充填空気量Mc(i)は次式(5)のように表すことができる。
Figure 2006214327
ここで、tM(i)は吸気圧Pmに上向きのピークUP(i)が発生する時刻である上向きピーク発生時刻を、tm(i)は吸気圧Pmに下向きのピークDN(i)が発生する時刻である下向きピーク発生時刻を、Δtd(i)は上向きピーク発生時刻tM(i)から下向きピーク発生時刻tm(i)までの時間間隔(sec)を、Δtopは吸気弁開弁時間(sec)を、それぞれ表している(図4参照)。
式(5)において、右辺第1項は図4にT1で示される部分、即ち筒内吸入空気流量mc(i)とスロットル弁通過空気流量mtとで囲まれた部分の面積を表したものであり、右辺第2項は図4にT2で示される部分、即ち筒内吸入空気流量mc(i)とスロットル弁通過空気流量mtと直線mc(i)=0とで囲まれた部分の面積を台形で近似して表したものである。
上述したように、吸気行程が行われることにより筒内吸入空気流量mc(i)がスロットル弁通過空気流量mtを一時的に超過する。従って、筒内吸入空気流量mc(i)を時間積分して得られる筒内充填空気量Mc(i)がスロットル弁通過空気流量mtの時間積分値を超過する。部分T1はこのように、吸気行程が行われることにより生ずるスロットル弁通過空気流量mtの積分値に対する筒内充填空気量Mc(i)の超過分を表している。
従って、一般化して言うと、筒内充填空気量を部分T1の面積で表される第1空気量と部分T2の面積で表される第2空気量とに分割し、第1空気量は、吸気行程が行われることにより生ずるスロットル弁通過空気量に対する筒内充填空気量の超過分であり、それぞれの第1空気量と第2空気量とを合計することにより各気筒の筒内充填空気量を算出しているということになる。
一方、吸気管IMについての質量保存則は、吸気管IM内の空気についての状態方程式を用いて次式(6)により表される。
Figure 2006214327
ここで、Vmは吸気管IMの容積(m3)を、Raは空気1モル当たりの気体定数を、それぞれ表している(図5参照)。
時刻tM(i)から時刻tm(i)までの間に吸気圧Pmが吸気圧低下量ΔPmd(i)だけ低下する。従って、Vm/(Ra・Tm)をパラメータKmでひとまとめにして表し、スロットル弁通過空気流量mtをその平均値mtaveで表すと、式(5)は式(6)を用いて次式(7)のように書き直すことができる。
Figure 2006214327
そうすると、吸気圧Pmを圧力センサ39により検出して吸気圧低下量ΔPmd(i)を算出し、吸気温Tmを温度センサ42により検出して上述したパラメータKmを算出し、スロットル弁通過空気流量mtをエアフローメータ39により検出してその平均値mtaveを算出し、時刻tM(i),tm(i)を吸気圧Pm及びスロットル弁通過空気流量平均値mtaveから検出して時間間隔Δtd(i)(=tm(i)−tM(i))を算出すれば、式(7)を用いて筒内充填空気量Mc(i)を算出できることになる。なお、吸気弁開弁時間Δtopは予めROM32内に記憶されている。
吸気圧低下量ΔPmd(i)を正確に算出するには、上向きピーク圧PmM(i)及び下向きピーク圧Pmm(i)を正確に検出する必要があり、即ち吸気圧Pmの上向きピークUP(i)及び下向きピークDN(i)を正確に特定する必要がある。次に、本発明による実施例のこれら上向きピークUP(i)及び下向きピークDN(i)の特定方法について説明する。
図3を参照しつつ上述したように、i番気筒の吸気行程が行われると吸気圧Pmに一つの上向きピークUP(i)と一つの下向きピークDN(i)とが生ずる。そこで本発明による実施例では、気筒毎にピーク圧検出範囲RPK(i)を設定し、このピーク圧検出範囲RPK(i)内に含まれる上向きピーク及び下向きピークをi番気筒の上向きピークUP(i)及び下向きピークDN(i)としている。
この場合、i番気筒の上向きピークUP(i)及び下向きピークDN(i)のみが含まれるようにi番気筒のピーク圧検出範囲RPK(i)を設定する必要がある。吸気行程が行われることによりこれらピークUP(i),DN(i)が生ずることを考えると、i番気筒のピーク圧検出範囲RPK(i)は例えばi番気筒の吸気行程時期OP(i)(図3参照)に基づいて設定することができる。
しかしながら、吸気弁6の実際の開弁開始時期VO又は閉弁時期VC(図2参照)がその設定値から逸脱しているおそれがある。このため、例えば先の気筒の下向きピークが発生してから次の気筒の上向きピークが発生するまでの時間間隔や、先の気筒の下向きピークが発生してから次の気筒の上向きピークが発生するまでの時間間隔が短くなる。その結果、i番気筒のピーク圧検出範囲RPK(i)内に別の気筒の上向きピーク又は下向きピークが含まれるおそれがあり、又はi番気筒のピーク圧検出範囲RPK(i)内にi番気筒の上向きピークUP(i)又は下向きピークDN(i)が含まれないおそれがある。
一方、吸気圧PmにピークUP(i),DN(i)が発生したか否かは吸気圧Pmの勾配ないし微分値DPmをみればわかる。
そこで本発明による実施例では、吸気圧微分値DPmに基づいて各気筒のピーク圧検出範囲RPK(i)を設定するようにしている。
具体的には、図6に示されるように、逐次検出される吸気圧Pmから吸気圧微分値DPmが算出される。次いで、吸気圧微分値DPmに生ずる上向きピークDUP(j)が特定される(j=1,2,…,8)。言い換えると、吸気圧微分値DPmに上向きピークDUP(j)が生ずるクランク角である微分値上向きピーク時期θDM(j)(°クランク角)が検出される。ここで、jは吸気行程順序を表している。
次いで、微分値上向きピーク時期θDM(j)から次の微分値上向きピーク時期θDM(j+1)までがj番気筒のピーク圧検出範囲RPK(j)に設定される。このようにすると、ピーク圧検出範囲RPK(j)内に一つの上向きピークUP(j)及び一つの下向きピークDN(j)が含まれることになる。
また、本発明による実施例では、図7に示されるように微分値ピーク検出範囲RDPK(j)が予め設定されており、この微分値ピーク検出範囲RDPK(j)内に含まれる吸気圧微分値DPmの上向きピークが上述したDUP(j)として特定される。
吸気圧微分値DPmのただ一つの上向きピークを含むものである限り、この微分値ピーク検出範囲RDPK(j)をどのように設定してもよい。しかしながら、本発明による実施例では、j番気筒の吸気弁開弁時期、即ち吸気弁開弁開始時期VO又は吸気弁閉弁時期VC(図2参照)に基づいて微分値ピーク検出範囲RDPK(j)を設定するようにしている。
従って、本発明による実施例では、各気筒のピーク圧検出範囲RPK(j)を吸気圧微分値DPm、又は吸気圧微分値DPmと吸気弁開弁時期とに基づいて設定しているということになる。
このようにすると、吸気弁6の実際の開弁開始時期又は閉弁時期が設定値から逸脱しているときにも、ピーク圧検出範囲RPK(i)適切に設定することができ、従って吸気圧低下量ΔPmd(i)を正確に算出することができる。その結果、筒内充填空気量Mc(i)を正確に検出できることになる。
また、本発明による実施例では、複数サイクル(1サイクル=720°クランク角)にわたって検出された吸気圧Pmの平均値が算出され、この吸気圧平均値から上述した吸気圧低下量ΔPmd(i)が算出される。即ち、まずクランク角がθのときの吸気圧Pm(θ)が検出される。次いで、クランク角θ毎に吸気圧Pm(θ)が積算され(ΣPm(θ)=ΣPm(θ)+Pm(θ))、これら吸気圧積算値ΣPm(θ)がRAM33内に記憶される。次いで、吸気圧Pm(θ)の積算回数が予め定められた設定回数C1になると、吸気圧の平均値Pm(θ)aveがクランク角θ毎に算出される(Pm(θ)ave=ΣPm(θ)/C1)。次いで、これら吸気圧平均値Pm(θ)aveから吸気圧低下量ΔPmd(i)が算出される。
このように、吸気圧Pm(θ)が検出される毎に吸気圧積算値ΣPm(θ)を算出し、検出された吸気圧Pm(θ)ではなく吸気圧積算値ΣPm(θ)を記憶するようにしているので、RAM33の容量を大きくする必要がない。また、複数回にわたって検出された吸気圧Pm(θ)に基づいて吸気圧低下量ΔPmd(i)が算出されるので、算出精度が高められる。なお、設定回数C1は例えば数百のオーダーに設定することができる。
本発明による実施例では更に、機関運転状態が予め設定された基準状態であるか否かが判断され、機関運転状態が基準状態であると判断されたときに、吸気圧Pm(θ)が検出されて吸気圧積算値ΣPm(θ)が更新される。これに対し、機関運転状態が基準状態でないと判断されたときには、吸気圧Pm(θ)の検出が禁止され、吸気圧積算値ΣPm(θ)の更新が禁止される。即ち、本発明による実施例では、機関運転状態が基準状態であるときの吸気圧Pm(θ)のみに基づいて吸気圧低下量ΔPmd(i)が算出される。
この場合の基準状態はどのように設定してもよい。本発明による実施例では、吸気弁開弁時期が図2の進角側ADに設定されており、かつ機関回転数NEがアイドル目標回転数NEidにほぼ一致しており、かつ機関暖機運転が完了しているときに、機関運転状態が基準状態にあると判断される。更に、機関排気通路と機関吸気通路とを互いに接続する排気再循環通路を介して排気再循環ガスを吸気通路内に供給するようにした内燃機関や、蒸発燃料を一時的に蓄えるキャニスタから蓄えられた蒸発燃料を吸気通路に供給するようにした内燃機関では、排気再循環ガス又は蒸発燃料の供給が停止されているときに機関運転状態が基準状態にあると判断することもできる。
図8及び図9は本発明による実施例のi番気筒の空気量バラツキ補正係数kD(i)の算出ルーチンを示している。
図8及び図9を参照すると、ステップ100では吸気弁6の開弁時期が進角側AD(図2参照)に設定されているか否かが判別される。吸気弁6の開弁時期が進角側ADに設定されているときには次いでステップ101に進み、機関回転数NEがアイドル目標回転数NEidにほぼ一致しているか否かが判別される。NE≒NEidのときには次いでステップ102に進み、機関暖機運転が完了しているか否かが判別される。機関暖機運転が完了しているときには次いでステップ103に進む。これに対し、ステップ100において吸気弁6の開弁時期が遅角側ADに設定されているとき、ステップ101においてNE≠NEidのとき、ステップ102において機関暖機運転が完了していないときには、処理サイクルを終了する。
ステップ103では吸気圧Pm(θ)が検出される。続くステップ104では、吸気圧積算値ΣPm(θ)がクランク角θ毎に算出される。続くステップ105では、吸気圧Pm(θ)の検出回数ないし積算回数を表すカウンタCが1だけインクリメントされる。続くステップ106では、カウンタCが設定回数C1になったか否かが判別される。C<C1のときには処理サイクルを終了する。C=C1のときにはステップ107に進み、吸気圧平均値Pm(θ)aveが算出される(Pm(θ)ave=ΣPm(θ)/C1)。続くステップ108では、カウンタCがクリアされる。続くステップ109では、吸気圧平均値Pm(θ)aveから、吸気圧微分値DPmが算出される。続くステップ110では、i番気筒の微分値上向きピーク時期θDM(i)が検出される。続くステップ111では、i番気筒のピーク圧検出範囲RPK(i)が設定される。続くステップ112では、i番気筒の上向きピーク圧PmM(i)及び下向きピーク圧Pmm(i)が検出される。続くステップ113では、式(4)を用いてi番気筒の吸気圧低下量ΔPmd(i)が算出される。続くステップ114では、式(7)を用いてi番気筒の筒内充填空気量Mciが算出される。続くステップ115では、式(2)を用いてi番気筒の空気量バラツキ補正係数kD(i)が算出される。
図10は本発明による実施例のi番気筒の燃料噴射時間TAU(i)の算出ルーチンを示している。このルーチンは予め定められた設定クランク角毎の割り込みによって実行される。
図10を参照すると、ステップ120では基本燃料噴射時間TAUbが算出される。続くステップ121では図8及び9のルーチンで算出されたi番気筒の空気量バラツキ補正係数kD(i)が読み込まれる。続くステップ122では補正係数kkが算出される。続くステップ123では式(1)を用いて燃料噴射時間TAU(i)が算出される。i番気筒の燃料噴射弁15では燃料噴射時間TAU(i)だけ燃料が噴射される。
次に、本発明による別の実施例を説明する。
上述した本発明による実施例では、機関運転状態が基準状態でないと判断されたときには吸気圧Pm(θ)の検出が禁止される。このことは、吸気圧低下量ΔPmd(i)ないし空気量バラツキ補正係数kD(i)を算出するのに時間を要することを意味している。
そこで本発明による別の実施例では、機関運転状態であるか否かにかかわらず吸気圧Pm(θ)を検出し、検出された吸気圧Pm(θ)を変換係数kCでもって、機関運転状態が基準状態であるときの吸気圧Pm(θ)cnvに変換し、これら吸気圧変換値Pm(θ)cnvから吸気圧低下量ΔPmd(i)を算出するようにしている。
即ち、本発明による別の実施例では次式(8)から吸気圧変換値Pm(θ)cnvが算出される。
Pm(θ)cnv=Pm(θ)・kC (8)
この変換係数kCは例えば、充填効率を表す機関負荷率の平均値KLaveと、吸気圧Pmの1サイクルにわたる平均値Pmaveと、機関回転数NEとの関数として図11に示されるマップの形で予め求められており、ROM32内に記憶されている。
図12及び図13は本発明による別の実施例のi番気筒の空気量バラツキ補正係数kD(i)の算出ルーチンを示している。このルーチンは図8及び図9に示されるルーチンのステップ101,102,103,104がステップ103,103a,103b,104aに置換されている点を除いて、図8及び図9に示されるルーチンと同じであるので、以下ではこれらの相違点についてのみ説明する。
ステップ100において吸気弁6の開弁時期が進角側ADに設定されているときには次いでステップ103に進み、吸気圧Pm(θ)が検出される。続くステップ103aでは、図11のマップから変換係数kCが算出される。続くステップ103bでは、式(8)を用いて吸気圧変換値Pm(θ)cnvが算出される。続くステップ104aでは、吸気圧変換値Pm(θ)cnvを積算することにより、吸気圧積算値ΣPm(θ)がクランク角θ毎に算出される。次いでステップ105に進む。
これまで述べてきた本発明による各実施例では、図4に示される部分T2を、上辺及び下辺がそれぞれΔtd(i)及びΔtopである台形に近似している。しかしながら、部分T2を一辺が例えばΔtd(i)の長方形に近似することもできる。この場合、上述した式(7)は次式(9)のようになる。
Figure 2006214327
また、これまで述べてきた本発明による各実施例では、図6を参照して上述したように、微分値上向きピーク時期θDM(j)に基づいてj番気筒のピーク圧検出範囲RPK(j)が設定される。しかしながら、図13に示されるように、微分値上向きピーク時期θDM(j)に加えて、吸気圧微分値DPmに下向きピークDDN(j)が生ずるクランク角である微分値下向きピーク時期θDm(j)(°クランク角)を検出し、微分値上向きピーク時期θDM(j)から微分値下向きピーク時期θDm(j)までをj番気筒の上向きピーク圧検出範囲RUP(j)に設定し、微分値下向きピーク時期θDm(j)から微分値上向きピーク時期θDM(j+1)までをj番気筒の下向きピーク圧検出範囲RDN(j)に設定し、上向きピーク圧検出範囲RUP(j)に含まれる吸気圧Pmの上向きピークをj番気筒の上向きピークUP(j)とし、下向きピーク圧検出範囲RDN(j)に含まれる吸気圧Pmの下向きピークをj番気筒の下向きピークDN(j)とすることもできる。
内燃機関の全体図である。 吸気弁開弁時期を示す図である。 吸気弁Pmの検出結果を示す図である。 吸気圧低下量ΔPmd(i)を説明するためのタイムチャートである。 筒内充填空気量Mc(i)の算出方法を説明するための図である。 ピーク圧検出範囲の設定方法を説明するためのタイムチャートである。 ピーク圧検出範囲の設定方法を説明するためのタイムチャートである。 空気量バラツキ補正係数kD(i)の算出ルーチンを示すフローチャートである。 空気量バラツキ補正係数kD(i)の算出ルーチンを示すフローチャートである。 燃料噴射時間TAU(i)の算出ルーチンを示すフローチャートである。 変換係数kCを示す図である。 本発明による別の実施例の空気量バラツキ補正係数kD(i)の算出ルーチンを示すフローチャートである。 本発明による別の実施例の空気量バラツキ補正係数kD(i)の算出ルーチンを示すフローチャートである。 ピーク圧検出範囲の別の設定方法を説明するためのタイムチャートである。
符号の説明
1 機関本体
6 吸気弁
17 スロットル弁
40 圧力センサ
IM 吸気管

Claims (6)

  1. 複数の気筒を備えた内燃機関において、吸気行程が行われることにより生ずる吸気圧の低下量である吸気圧低下量を気筒毎に検出する吸気圧低下量検出手段と、該各気筒の吸気圧低下量に基づいて機関制御を行う制御手段とを具備し、該吸気圧低下量検出手段は、吸気圧を逐次検出すると共に該吸気圧の微分値を算出し、各気筒のピーク圧検出範囲を該吸気圧微分値に基づいて設定し、各気筒のピーク圧検出範囲内に含まれる吸気圧の上向きピーク圧及び下向きピーク圧をそれぞれ検出し、これら上向きピーク圧及び下向きピーク圧からそれぞれ対応する気筒の吸気圧低下量を算出する、制御装置。
  2. 前記吸気圧低下量検出手段は、各気筒のピーク圧検出範囲を前記吸気圧微分値と吸気弁開弁時期とに基づいて設定する、請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
  3. スロットル弁から吸気弁までの吸気通路部分内にスロットル弁を介し空気がスロットル弁通過空気量だけ流入し、吸気行程が行われると該吸気通路部分からそれぞれの吸気弁を介し空気が筒内充填空気量だけ流出して各気筒内に充填されるようになっており、筒内充填空気量を第1空気量と第2空気量とに分割し、該第1空気量は、吸気行程が行われることにより生ずるスロットル弁通過空気量に対する筒内充填空気量の超過分であり、それぞれの吸気圧低下量に基づいて各気筒の第1空気量を算出する第1空気量算出手段と、スロットル弁通過空気量を検出するスロットル弁通過空気量検出手段と、スロットル弁通過空気量に基づいて各気筒の第2空気量を算出する第2空気量算出手段と、それぞれの第1空気量と第2空気量とを合計することにより各気筒の筒内充填空気量を算出する筒内充填空気量算出手段と、を更に具備し、前記制御手段は、各気筒の筒内充填空気量に基づいて機関制御を行う、請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
  4. 前記吸気圧が、複数回にわたって検出された吸気圧の平均値であり、前記吸気圧低下量検出手段は、検出された吸気圧をクランク角毎に積算してこれら積算値を記憶し、これら積算値からクランク角毎の吸気圧平均値を算出し、クランク角毎の吸気圧平均値から前記吸気圧低下量を算出する、請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
  5. 前記吸気圧低下量検出手段は、機関運転状態が予め設定された基準状態であるか否かを判断し、機関運転状態が基準状態であると判断されたときには吸気圧を検出し、機関運転状態が基準状態でないと判断されたときには吸気圧の検出を禁止する、請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
  6. 前記吸気圧低下量検出手段は、検出された吸気圧を、機関運転状態が予め設定された基準状態であるときの吸気圧に換算し、該換算された吸気圧から前記吸気圧低下量を算出する、請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
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