JP2006213269A - 車両用サンバイザとその製造方法 - Google Patents

車両用サンバイザとその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】支軸に対し、簡単な構造によって抜止突起を補強する機能と、サンバイザ本体に装着される電気機器に対する給電機能とをもたせ、コスト低減を図る。
【解決手段】 支軸40の横軸部45の外周面の一部には、同横軸部45に対しサンバイザ本体11を抜け止めするための抜止突起46が突設される。支軸40には、サンバイザ本体11に装着の電気機器に対し電源を供給するための一対の金属製導電部材50、55が支軸40を合成樹脂材によって形成すると同時に内設される。一対の金属製導電部材50、55のうち、一方の金属製導電部材50には、抜止突起46内に突入して補強する突起補強体53が一体に形成されている。
【選択図】 図6

Description

この発明は、車室の天井部に装着される支軸と、その支軸の横軸部の軸回りに回動可能に装着されサンバイザ本体を備えた車両用サンバイザとその製造方法に関する。
従来、車両用サンバイザにおいて、支軸の横軸部に対しサンバイザ本体を抜け止めするために、支軸の横軸部の外周面の一部に抜止突起が突設された構造のものが知られている。
支軸が合成樹脂材によって形成され、その支軸の横軸部の外周面の一部に、支軸と同材質の合成樹脂材によって抜止突起が一体に突設される構造のものにおいては、サンバイザ本体に対する抜け荷重が大きい場合に、抜止突起が破損され、サンバイザ本体が抜け出て脱落する不具合が発生することがある。
このため、抜止突起に対し金属製の補強部材を内設して抜止突起の強度を高める構造のものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
すなわち、これにおいては、支軸に対応する成形型内に、抜止突起を補強するための金属製の補強部材をセットした後、成形型内に合成樹脂材料を充填することで、支軸を形成すると同時に、その支軸の横軸部の外周面の一部に突設された抜止突起内に金属製の補強部材が内設(インサート)されるようになっている。
また、サンバイザ本体には、例えば、照明ランプ付き化粧用ミラーユニットような電気機器が装着され、その電気機器(照明ランプ)に対し電源を供給するために、支軸の軸方向の全長にわたって金属製パイプが内設され、その金属製パイプの内孔を通して接続線が挿入されるように構造のものが知られている。
しかしながら、支軸に金属製パイプを内設して、その金属製パイプの内孔を通して接続線を挿入することは、多くの手間が必要となり、コスト高となる。
このため、支軸を合成樹脂材によって形成すると同時に、その支軸に接続線をインサート成形によって内設することが知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2002−301932号公報 米国特許5143678
ところで、車両用サンバイザの支軸に対し、抜止突起を補強する機能と、サンバイザ本体に装着される電気機器(例えば、照明ランプ)に対する給電機能とをもたせるために、支軸に対応する成形型内に、抜止突起を補強するための金属製の補強部材と、電気機器に対する接続線とをセットした後、成形型内に合成樹脂材料を充填することで、支軸を形成すると同時に、その支軸の抜止突起内に金属製の補強部材を内設(インサート)するとともに、支軸の全長にわたって接続線を内設(インサート)することが考えられる。
しかしながら、成形型内に、抜止突起を補強するための金属製補強部材と、電気機器に対する接続線とを位置決めしてセットすることは厄介であり、さらに、支軸の成形時において、溶融状態にある合成樹脂材料の流圧によって補強部材や接続線が不足に位置ずれする不具合が発生する場合がある。
この発明の目的は、前記従来の問題点に鑑み、支軸に対し、簡単な構造によって抜止突起を補強する機能と、サンバイザ本体に装着される電気機器に対する給電機能とをもたせることができ、コスト低減を図ることができる車両用サンバイザとその製造方法を提供することである。
前記目的を達成するため、この発明の請求項1に係る車両用サンバイザは、車室の天井部に装着される支軸と、その支軸の横軸部の軸回りに回動可能に装着され、かつ車室の天井部に沿う格納位置と、遮光位置とに配置切り換えされるサンバイザ本体と、を備え、
前記支軸の横軸部の外周面の一部には、同横軸部に対し前記サンバイザ本体を抜け止めするための抜止突起が突設された車両用サンバイザであって、
前記支軸には、前記サンバイザ本体に装着の電気機器に対し電源を供給するための一対の金属製導電部材が前記支軸を合成樹脂材によって形成すると同時に内設され、
前記一対の金属製導電部材のうち、一方の金属製導電部材には、前記抜止突起内に突入して補強する突起補強体が一体に形成されていることを特徴とする。
前記構成において、支軸を合成樹脂材によって形成すると同時に、その支軸に一対の金属製導電部材を内設するとともに、一対の金属製導電部材のうち、一方の金属製導電部材に一体に形成された突起補強体によって抜止突起を補強することができる。これによって、支軸に対し、その抜止突起を補強する機能と、サンバイザ本体に装着される電気機器に対する給電機能とをもたせることができる。
特に、一方の金属製導電部材に突起補強体が一体に形成されるため、金属製導電部材と、突起補強体とを別個に製作して、これら金属製導電部材と、突起補強体とを支軸に内設する場合と比べ、部品点数を削減することができるとともに、支軸に対応する成形型内に位置決めしてセットする工数も削減することができ、コスト低減を図ることができる。
請求項2に係る車両用サンバイザは、請求項1に記載の車両用サンバイザであって、
一対の金属製導電部材の一端部には、支軸の縦軸部の先端から所定長さだけ突出されて電源に接続される一対の接続端子が延出され、
前記一対の金属製導電部材の他端部には、前記支軸の横軸部先端部に露出し、かつサンバイザ本体に装着の電気機器に接続される一対の接点端子に対し接離可能に接触する一対の接触子が延出され、
前記サンバイザ本体が格納位置に配置されたときには、前記一対の接点端子に対し前記接触子がそれぞれ離反してスイッチOFFの状態となり、
前記サンバイザ本体が遮光位置に配置されたときには、前記一対の接点端子に対し前記接触子がそれぞれ接触してスイッチONの状態となり、前記電気機器に電源が供給可能に構成されていることを特徴とする。
前記構成において、サンバイザ本体が格納位置に配置されたときには、サンバイザ本体に装着の電気機器に接続される一対の接点端子に対し、一対の金属製導電部材の接触子がそれぞれ離反してスイッチOFFの状態となり、サンバイザ本体が遮光位置に配置されたときには、一対の接点端子に対し接触子がそれぞれ接触してスイッチONの状態となる。
すなわち、一対の金属製導電部材の接触子と、サンバイザ本体側の一対の接点端子によってON・OFFスイッチを構成することができる。このため、専用のON・OFFスイッチを電気機器の電気回路上に配設する手間を省くことができるとともに、サンバイザ本体が格納位置に配置されたときのスイッチの切り忘れを解消することができる。
請求項3に係る車両用サンバイザの製造方法は、車室の天井部に装着される支軸と、その支軸の横軸部の軸回りに回動可能に装着されて車室の天井部に沿う格納位置と、遮光位置とに配置切り換えされるサンバイザ本体と、を備え、前記支軸の横軸部の外周面の一部には、同横軸部に対し前記サンバイザ本体を抜け止めするための抜止突起が突設された車両用サンバイザを製造する方法であって、
前記サンバイザ本体に装着の電気機器に対し電源を供給するための一対の金属製導電部材のうち、一方の金属製導電部材に、前記抜止突起内に突入して補強するための突起補強体が一体に形成された一対の金属製導電部材を準備し、
その後、成形型内に前記一対の金属製導電部材を位置決めしてセットしてから、前記成形型内に合成樹脂材料を充填することで、突起補強体が突入された抜止突起を一体に有する支軸を形成すると同時に、その支軸に一対の金属製導電部材を所定間隔を保って内設することを特徴とする。
前記構成において、成形型内に一対の金属製導電部材を位置決めしてセットしてから、成形型内に合成樹脂材料を充填することで、突起補強体が突入された抜止突起を一体に有する支軸を形成すると同時に、その支軸に一対の金属製導電部材を所定間隔を保って内設することができるため、部品点数の削減や、成形型内に位置決めしてセットする工数を削減することができ、コスト低減の効果が大きい。
請求項4に係る車両用サンバイザの製造方法は、請求項3に記載の車両用サンバイザの製造方法であって、
成形型内に一対の金属製導電部材を位置決めしてセットする際、成形型内には前記一対の金属製導電部材を所定間隔に保持するための複数の間隔保持体が配置されるとともに、前記一対の金属製導電部材を前記複数の間隔保持体に向けて押し付ける複数の押えピンが配置されることを特徴とする。
前記構成において、成形型内に対し複数の間隔保持体及び複数の押えピンによって一対の金属製導電部材が位置決めされてセットされるため、一対の金属製導電部材及び突起補強体が位置ずれする不具合を防止することができる。
このため、支軸の所定位置に一対の金属製導電部材を位置ずれすることなく正確に内設することができるとともに、突起補強体を抜止突起内に正確に突入させて補強することができる。
この発明によれば、一方の金属製導電部材に突起補強体が一体に形成されるため、金属製導電部材と、突起補強体とを別個に製作して、これら金属製導電部材と、突起補強体とを支軸に内設する場合と比べ、部品点数の削減や、成形型内に位置決めしてセットする工数を削減することができ、コスト低減に効果が大きい。
次に、この発明を実施するための最良の形態を実施例にしたがって説明する。
図1は車両用サンバイザを一部破断して示す正面図である。図2は図1のII−II線に基づく軸受け体と支軸の横軸部との関係を示す横断面図である。図3は図1のIII−III線に基づく軸受け体のクリップと支軸の横軸部との関係を示す横断面図である。図4は図1のIV−IV線に基づく軸受け体と支軸の横軸部の抜止突起との関係を示す横断面図である。図5は図1のV−V線に基づく支軸の金属製導電部材の接触子と軸受け体の接点端子との関係を示す横断面図である。図6は支軸を示す斜視図である。図7は支軸に内設される前の一対の金属製導電部材を示す斜視図である。図8は一対の金属製導電部材を成形型内に位置決めしてセットした状態を示す側断面図ある。図9は支軸の横軸部の抜止突起と突起補強体の関係を示す縦断面図である。
図1に示すように、車両用サンバイザは、サンバイザ本体11と支軸40とを備えている。サンバイザ本体11の片側面には、電気機器としての照明ランプ27を有する化粧用ミラーユニット25が装着される。
また、サンバイザ本体11の一角部近傍には軸受け体12が内設されている。
図1〜図4に示すように、軸受け体12には、後述する支軸40の横軸部45が回動可能に嵌挿される横方向の軸受け孔が形成されると共に、リップ20が組み付けられる切欠部15と、横軸部45の抜止突起46に係合する抜止用切欠部16とがそれぞれ形成されている。
また、図1と図5に示すように、軸受け体12には、サンバイザ本体11に装着された電気機器としての化粧用ミラーユニット25の照明ランプ27に接続される一対の接点端子28が配設されている。
図1と図3に示すように、クリップ20は、バネ板材が略U字状に折り曲げられて形成され、かつ弾性拡開可能な筒状の弾性接触部21と、その弾性接触部21の開口部両端から下向きに延出された両脚部22とを備えている。そして、クリップ20は、その両脚部22が軸受け体12の切欠部15の下部に形成された係止溝に差し込まれることで装着されるようになっている。
また、弾性接触部21は、後述する支軸40の横軸部45が回動可能に嵌挿されかつ横軸部45の外周面に弾性的圧接して所望とする操作トルクを得るとともに、その弾性接触部21の所定位置には、後に詳述する支軸40の横軸部45に面取り状に形成された係合面45aと弾性的に係合してサンバイザ本体11を車室の天井部に沿う格納位置に保持するための係合部23が形成されている。
図1に示すように、サンバイザ本体11を回動操作可能に支持するための支軸40は、合成樹脂材によって形成され、かつ縦軸部41と横軸部45とを備えて略L字状をなしている。そして、支軸40は、その縦軸部41の上部に形成されたテーパ軸部42において、車室天井部に装着されるブラケット50のボス部に回動可能に嵌挿される。
また、支軸40は、その横軸部45がサンバイザ本体11の軸受け体12及びクリップ20の筒状の弾性接触部21に嵌挿される。そして、サンバイザ本体11は、横軸部45の軸回りに回動操作されることで車室天井部に沿う格納位置と日除けとして機能する遮光位置とに配置切換されるようになっている。
図1と図4に示すように、支軸40の横軸部45の外周面の一部には、サンバイザ本体11側の一部(この実施例では、軸受け体12の抜止用切欠部16)と係合することで、横軸部45に対しサンバイザ本体11を抜け止めするための抜止突起46が突設されている。
また、支軸40には、サンバイザ本体11に装着の電気機器としての化粧用ミラーユニット25の照明ランプ27に対し電源を供給するための一対の金属製導電部材50、55が支軸40を合成樹脂材によって形成すると同時に内設されている。
図6と図7に示すように、一対の金属製導電部材50、55のうち、一方の金属製導電部材50には、抜止突起46内に突入して補強する突起補強体53が折り曲げ状に一体に形成されている。
また、この実施例において、一対の金属製導電部材50、55の一端部には、支軸40の縦軸部41の先端から所定長さだけ突出された状態で一対の接続端子51、56が延出されている。これら一対の接続端子51、56には、図1に示すように、接続線の端末コネクタCが差し込まれれることで、電源(車載バッテリ)に接続される。なお、接続線はプラス側が電源(車載バッテリ)に接続され、マイナス側が車体にアースされる。
図6と図7に示すように、一対の金属製導電部材50、55の他端部には、支軸40の横軸部45の先端部45bに露出し、かつ一対の接点端子28に対し接離可能に接触する一対の接触子52、57が延出されている。
そして、サンバイザ本体11が格納位置に配置されたときには、一対の接点端子28に対し接触子52、57がそれぞれ離反してスイッチOFFの状態となり、サンバイザ本体11が遮光位置に配置されたときには、一対の接点端子28に対し接触子52、57がそれぞれ接触してスイッチONの状態となり、電気機器としての化粧用ミラーユニット25の照明ランプ27に電源が供給され、照明ランプ27が点灯するように構成されている。
この実施例に係る車両用サンバイザは上述したように構成される。
したがって、支軸40を合成樹脂材によって形成すると同時に、その支軸40に一対の金属製導電部材50、55を内設するとともに、一対の金属製導電部材50、55のうち、一方の金属製導電部材50に折り曲げ状に一体に形成された突起補強体53によって抜止突起46を補強することができる。
これによって、支軸40に対し、その抜止突起46を補強する機能と、サンバイザ本体11に装着される電気機器に対する給電機能とをもたせることができる。
特に、一方の金属製導電部材50に突起補強体53が折り曲げ状に一体に形成されるため、金属製導電部材と、突起補強体53とを別個に製作して、これら金属製導電部材と、突起補強体53とを支軸40に内設する場合と比べ、部品点数を削減することができるとともに、支軸40に対応する成形型内に位置決めしてセットする工数も削減することができ、コスト低減を図ることができる。
また、この実施例において、一対の金属製導電部材50、55の接触子52、57と、サンバイザ本体11側の一対の接点端子28によってON・OFFスイッチを構成することができる。このため、専用のON・OFFスイッチを化粧用ミラーユニット25の照明ランプ27の電気回路上に配設する手間を省くことができるとともに、サンバイザ本体11が格納位置に配置されたときのスイッチの切り忘れを解消することができる。
この実施例1の車両用サンバイザの支軸40は、次に述べる工程を順に経て製造される。
まず、図7に示すように、一対の金属製導電部材50、55のうち、一方の金属製導電部材50に、抜止突起46内に突入して補強するための突起補強体53が折り曲げ状に一体に形成された一対の金属製導電部材50、55を準備する。
その後、型開き状態にある一対の成形型60、65のうち、一方の成形型60に対し一対の金属製導電部材50、55を位置決めしてセットしてから、図8に示すように、一対の成形型60、65を型閉じ(型締め)する。
また、一方の成形型60には、一対の金属製導電部材50、55を所定間隔に保持するための複数の間隔保持体61が進退可能に配置され、一対の金属製導電部材50、55の型面(成形面)には、一対の金属製導電部材50、55を複数の間隔保持体61に向けて押し付ける複数の押えピン62がそれぞれ配置される。
これによって、一対の成形型60、65が型閉じされた状態では、これら一対の成形型60、65内に、一対の金属製導電部材50、55が位置決め状態に保持される。
その後、一対の成形型60、65内に合成樹脂材料が充填されることで、突起補強体53が突入された抜止突起46を一体に有する支軸40が形成されると同時に、その支軸40の全長にわたって一対の金属製導電部材50、55が所定間隔を保って内設される。
その後、複数の間隔保持体61が支軸40から抜け出る位置まで後退されるとともに、一対の成形型60、65が型開され、支軸40が脱型されることで支軸40の製造が完了する。
前記したように、この実施例の製造方法によると、一対の成形型60、65内に一対の金属製導電部材50、55を位置決めしてセットしてから、成形型60、65内に合成樹脂材料を充填することで、突起補強体53が突入された抜止突起46を一体に有する支軸40を形成すると同時に、その支軸40に一対の金属製導電部材50、55を所定間隔を保って内設することができるため、部品点数の削減や、成形型60、65内に位置決めしてセットする工数を削減することができ、コスト低減の効果が大きい。
また、一対の成形型60、65内に対し複数の間隔保持体61及び複数の押えピン62によって一対の金属製導電部材50、55が位置決めされてセットされるとともにその状態に保持される。このため、一対の金属製導電部材50、55及び突起補強体53が位置ずれする不具合を防止することができる。
この結果、支軸40の所定位置に一対の金属製導電部材50、55を位置ずれすることなく正確に内設することができるとともに、突起補強体53を抜止突起46内に正確に突入させて補強することができる。
なお、この発明は前記実施例に限定するものではない。
例えば、前記実施例においては、図9に示すように、一対の金属製導電部材50、55のうち、一方の金属製導電部材50に折り曲げ状に一体に形成される突起補強体53が、略この字状に折り曲げられて形成される場合を例示したが、図10に示すように、蛇行状、ジグザク等に突起補強体153を折り曲げ形成して抜止突起46の補強強度をより一層高めることもできる。
この発明の実施例1に係る車両用サンバイザを一部破断して示す正面図である。 同じく図1のII−II線に基づく軸受け体と支軸の横軸部との関係を示す横断面図である。 同じく図1のIII−III線に基づく軸受け体のクリップと支軸の横軸部との関係を示す横断面図である。 同じく図1のIV−IV線に基づく軸受け体と支軸の横軸部の抜止突起との関係を示す横断面図である。 同じく図1のV−V線に基づく支軸の金属製導電部材の接触子と軸受け体の接点端子との関係を示す横断面図である。 同じく支軸を示す斜視図である。 同じく支軸に内設される前の一対の金属製導電部材を示す斜視図である。 同じく一対の金属製導電部材を成形型内に位置決めしてセットした状態を示す側断面図ある。 同じく支軸の横軸部の抜止突起と突起補強体の関係を示す縦断面図である。 突起補強体の変更例を示す説明図ある。
符号の説明
11 サンバイザ本体
12 軸受け体
20 クリップ
40 支軸
41 縦軸部
45 横軸部
46 抜止突起
50、55 金属製導電部材
51、56 接続端子
52、57 接触子
53 突起補強体
60 成形型
61 間隔保持体
62 押えピン
65 成形型

Claims (4)

  1. 車室の天井部に装着される支軸と、その支軸の横軸部の軸回りに回動可能に装着され、かつ車室の天井部に沿う格納位置と、遮光位置とに配置切り換えされるサンバイザ本体と、を備え、
    前記支軸の横軸部の外周面の一部には、同横軸部に対し前記サンバイザ本体を抜け止めするための抜止突起が突設された車両用サンバイザであって、
    前記支軸には、前記サンバイザ本体に装着の電気機器に対し電源を供給するための一対の金属製導電部材が前記支軸を合成樹脂材によって形成すると同時に内設され、
    前記一対の金属製導電部材のうち、一方の金属製導電部材には、前記抜止突起内に突入して補強する突起補強体が一体に形成されていることを特徴とする車両用サンバイザ。
  2. 請求項1に記載の車両用サンバイザであって、
    一対の金属製導電部材の一端部には、支軸の縦軸部の先端から所定長さだけ突出されて電源に接続される一対の接続端子が延出され、
    前記一対の金属製導電部材の他端部には、前記支軸の横軸部先端部に露出し、かつサンバイザ本体に装着の電気機器に接続される一対の接点端子に対し接離可能に接触する一対の接触子が延出され、
    前記サンバイザ本体が格納位置に配置されたときには、前記一対の接点端子に対し前記接触子がそれぞれ離反してスイッチOFFの状態となり、
    前記サンバイザ本体が遮光位置に配置されたときには、前記一対の接点端子に対し前記接触子がそれぞれ接触してスイッチONの状態となり、前記電気機器に電源が供給可能に構成されていることを特徴とする車両用サンバイザ。
  3. 車室の天井部に装着される支軸と、その支軸の横軸部の軸回りに回動可能に装着されて車室の天井部に沿う格納位置と、遮光位置とに配置切り換えされるサンバイザ本体と、を備え、前記支軸の横軸部の外周面の一部には、同横軸部に対し前記サンバイザ本体を抜け止めするための抜止突起が突設された車両用サンバイザを製造する方法であって、
    前記サンバイザ本体に装着の電気機器に対し電源を供給するための一対の金属製導電部材のうち、一方の金属製導電部材に、前記抜止突起内に突入して補強するための突起補強体が一体に形成された一対の金属製導電部材を準備し、
    その後、成形型内に前記一対の金属製導電部材を位置決めしてセットしてから、前記成形型内に合成樹脂材料を充填することで、突起補強体が突入された抜止突起を一体に有する支軸を形成すると同時に、その支軸に一対の金属製導電部材を所定間隔を保って内設することを特徴とする車両用サンバイザの製造方法。
  4. 請求項3に記載の車両用サンバイザの製造方法であって、
    成形型内に一対の金属製導電部材を位置決めしてセットする際、成形型内には前記一対の金属製導電部材を所定間隔に保持するための複数の間隔保持体が配置されるとともに、前記一対の金属製導電部材を前記複数の間隔保持体に向けて押し付ける複数の押えピンが配置されることを特徴とする車両用サンバイザの製造方法。
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