JP2006211432A - カメラモジュール - Google Patents

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JP2006211432A JP2005022281A JP2005022281A JP2006211432A JP 2006211432 A JP2006211432 A JP 2006211432A JP 2005022281 A JP2005022281 A JP 2005022281A JP 2005022281 A JP2005022281 A JP 2005022281A JP 2006211432 A JP2006211432 A JP 2006211432A
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Fumihiro Yamagami
文弘 山上
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Abstract

【課題】 封止用接着剤の侵入による不具合の発生を防止するとともに、衝撃が加わってもセンサ収容空間の気密性が損なわれることがないカメラモジュールを提供することを課題とする。
【解決手段】 レンズユニット2とその下方に設けられた撮像素子部3とから成るカメラモジュール1であって、撮像素子部3はその内部にCMOSセンサ5を密閉可能に収容するセンサ収容空間33を備えている。このセンサ収容空間33は、ベース31と、IRカットフィルタ4と、撮像素子を搭載した基板6により規定されており、該基板6に封止用の半田322により封止可能な脱気口32が形成されている。この脱気口32には、金メッキスルーホールなどの脱気口部材321が設けられており、半田との接合を確実にしている。
【選択図】 図1

Description

本発明はカメラモジュールに関し、特に携帯電話機等の電子機器に搭載される比較的小型のカメラモジュールに関する。
携帯電話機等の電子機器に搭載される比較的小型のカメラモジュールには、その撮像素子としてCMOSセンサやCCDセンサが使用されている。これら撮像素子の表面に微細な塵埃や水滴等が付着すると、撮像素子の解像力が大幅に損なわれる。そこで、製造時において撮像素子の表面に塵埃等が付着しないようなカメラモジュールの構造やその製造方法が考案されてきた。
図3は、このような従来のカメラモジュール11の断面図を示している。このカメラモジュール11は、レンズユニット12と、レンズユニット12の下側に設けられた撮像素子部13とから成る。
レンズユニット12は、レンズ123とレンズ124を内部に収容したバレル121と、このバレル121を支持するレンズホルダ122とを備えている。レンズホルダ122を回動すると、バレル121が光軸方向に移動してフォーカス調整が行えるように構成されている。
撮像素子部13は、上面に開口131aが形成されたベース131と、ベース131の上面に開口131aを覆うように設けられたIRカットフィルタ14と、ベース131の下側に設けられた基板16と、基板16の上面に実装されたCMOSセンサ(撮像素子)15とから構成されている。
ベース131の内部には、ベース131とIRカットフィルタ14と基板16とで規定されたCMOSセンサ15を収容するセンサ収容空間133が設けられている。また、ベース131の上部には、このセンサ収容空間133と連通する脱気口132が貫通して設けられている。図4は、このベース131の上部を示す斜視図であり、外部に開口した脱気口132が示されている。
このカメラモジュールの撮像素子部13の製造は、CMOSセンサ15を実装した基板16にIRカットフィルタ14を接着したベース131に熱硬化性接着剤を介して接着する。この熱硬化性接着剤としては、たとえばエポキシ樹脂などが用いられる。この際、センサ収容空間133内の空気は熱硬化性接着剤を硬化させる際の熱により膨張するが、この膨張した空気は脱気口132から排気することができる。この脱気口132は、接着剤の硬化が完了した後、シリンジにより封止材である封止用接着剤を注入して封鎖される。この封止用接着剤としては、センサ収容空間に光が入らないように、遮光性のものが用いられる。
このように脱気口132は、センサ収容空間133内の膨張空気による圧力を低減するために設けられている。脱気口132を設けないと膨張空気により、ベース131が浮き光軸ズレが発生する。またベース131と基板16の接着面境界にピンホールができCMOSセンサ15を気密できず、塵埃と水滴等で解像力が大幅に低下する。このような脱気口を設けたものとしては下記特許文献に示されているようなカメラモジュールが存在する。
特開2001−188155号公報
上記のカメラモジュール11は、ベース131が6×6mm程度の小さいものなので、脱気口132も非常に小さな穴である(例えば、直径0.4mm程度)。そのため、脱気口132に封止用接着剤を封止に適切な量だけ注入することが難しく、シリンジの操作を誤るなどして封止用接着剤を多量に注入すると、脱気口132から侵入した封止用接着剤がセンサ収容空間133内へ侵入してしまう場合があった。この場合、脱気口132がベース131の上面側に設けられているため、封止用接着剤の注入作業においては封止用接着剤の流入方向に対してCMSセンサ15の表面が対向した状態になっている。このため、封止用接着剤がセンサ収容空間133内に侵入した場合には、CMOSセンサ15の表面に付着して、不具合が生じるという問題があった。
また、封止用接着剤の量は極めて少量であるため、カメラモジュールに衝撃が加わると封止用接着剤が脱落し、センサ収容空間133の気密性を維持できないという問題点もあった。
本発明はこれらの問題に鑑みなされたもので、封止用接着剤の侵入による不具合の発生を防止するとともに、衝撃が加わってもセンサ収容空間の気密性が損なわれることがないカメラモジュールを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るカメラモジュールは、レンズユニットと該レンズユニットの下方に設けられた撮像素子部とから成るカメラモジュールであって、前記撮像素子部は、その内部に撮像素子を密閉可能に収容する収容空間を備え、該収容空間を規定する前記撮像素子部の下部に封止材により封止可能な脱気口を設けたことを特徴とする。
本発明によれば、収容空間を規定する撮像素子部の下部に封止材により封止可能な脱気口を設けたことにより、封止材の流入方向に対して撮像素子の表面が対向しておらず、封止材が誤って収容空間内に流入しても、該封止材が撮像素子に到達しにくい。
また、本発明に係るカメラモジュールでは、前記撮像素子部が、前記レンズユニットが搭載されるベースと、該ベースの下側に設けられた前記撮像素子を搭載した基板と、前記ベースの開口部に設けられたIRカットフィルタとから構成され、前記収容空間が前記ベースと前記基板と前記IRカットフィルタとにより規定され、前記撮像素子部の下部に前記基板が設けられ、前記脱気口は、前記基板に前記撮像素子を回避して形成されることが好ましい。このように基板に脱気口を形成することにより、上述した効果を簡単に実現できる。
また、本発明に係るカメラモジュールでは、好ましくは、前記封止材として半田が用いられる。このように脱気口を封止する封止材を半田とすることにより、カメラモジュールに衝撃が加わっても脱落しにくくなり、封止材の脱落により収容空間の気密性が損なわれることを防止できる。また、封止用接着剤では接着剤の硬化時間が必要となるため工程時間が長くなるが、半田の場合にはこのような工程時間のロスを回避することができる。さらに、遮光性の封止用接着剤を使用する場合に比べ、封止用半田を用いることにより材料コストを下げることができる。
さらに、本発明に係るカメラモジュールでは、前記脱気口は、前記半田との接合を確保するための脱気口部材を備えることが好ましい。これにより、半田による封止をより確実に行うことができる。この脱気口部材は、金属メッキスルーホールや基板裏面に形成した金属ランドから形成することができる。
上述した本発明の目的、構成および効果は、図面に基づいて行う以下の好適実施形態の説明からより明らかとなるであろう。
本発明に係るカメラモジュールは、脱気口がベース上面側ではなく基板側に設けられているため、封止作業時において半田の流入方向に対しCMOSセンサなどの撮像素子の表面が対向していない。このため、万一、封止用半田の一部がセンサ収容空間内に侵入した場合にでも撮像素子の表面に到達することが防止される。
また、封止材として半田を使用しているため、カメラモジュールに衝撃が加えられた場合でも、封止用接着剤(樹脂)のように脱落することがなく、センサ収容空間の気密性を高く維持することができる。
さらに、封止用接着剤では接着剤の硬化時間が必要となるため工程時間が長くなるが、封止用半田の場合にはこのような工程時間のロスを回避することができる。
さらに、封止用接着剤の場合には遮光性を有するものを使用しなければならないが、このような接着剤に比べ、半田の材料費は非常に安価であり、製造コストの低減を図ることができる。
以下、添付図面を参照しつつ本発明に係る実施形態のカメラモジュールについて詳細に説明する。
図1は、本実施形態のカメラモジュール1の断面図である。このカメラモジュール1は、レンズユニット2と、レンズユニット2の下方に設けられた撮像素子部3とから構成されている。
レンズユニット2は、レンズ23とレンズ24を内部に収容したバレル21と、このバレル21を回動可能に支持するレンズホルダ22を備えている。レンズホルダ22を回動すると、バレル21が光軸方向に移動してフォーカス調整が行えるように構成されている。なお、このレンズ23とレンズ24はカメラモジュールの光学系の一例にすぎず、他の光学系を備えたものであってもよい。
撮像素子部3は、上面に開口31aが形成されたベース31と、ベース31の上面に開口31aを覆うように設けられたIRカットフィルタ4と、ベース31の下側に設けられた基板6と、基板6の上面に実装されたCMOSセンサ5とから構成されている。
ベース31の内部には、ベース31とIRカットフィルタ4と基板6とで規定されたCMOSセンサ5を収容するセンサ収容空間33が形成される。
基板6には、センサ収容空間33と連通する脱気口32が基板6を貫通して設けられている。この脱気口32は、基板6のCMOSセンサ5を回避した位置(4つの角部のうちの1つの角部近傍)に設けられている。図2は、この基板6の裏面を示す斜視図であり、開口した脱気口32が示されている。
この脱気口32は、脱気口部材321と封止材である半田322を有している。脱気口部材321は、半田322との接合を確実にするためのもので、金などの金属メッキスルーホールや金属メッキビアホールまたは基板6の裏面に形成したランドなどから構成することができる。なお、この脱気口部材321の穴の直径は、0.4mm程度の大きさである。
次に、カメラモジュール1の製造方法について説明する。撮像素子部3の製造は、CMOSセンサ5を実装した基板6にIRカットフィルタ4をエポキシ樹脂などの熱硬化性接着剤により接着したベース31を同様にエポキシ樹脂などの熱硬化性接着剤により接着する。この際、センサ収容空間33内の空気は熱硬化性接着剤を硬化させる際の熱により膨張するが、この膨張空気は脱気口32から排気することができる。
センサ収容空間33内の空気が冷却した後、脱気口部材321の穴を封止用の半田322により半田付けする。この際、使用する半田の量と半田付け温度を管理することにより、脱気口部材321の穴内への半田322の侵入範囲を規制することができる。また、半田322の量が予め定めた量よりも多い場合であっても、脱気口部材321がスルーホールとして形成されている場合には、半田は脱気口部材321のセンサ収容空間33側の部分においてその表面張力によって留まり、冷却し凝固するため、CMOSセンサ5に到達することができない。このため、封止用の半田がCMOSセンサ5の表面に付着することが防止される。
さらに、この半田付け作業は基板6の裏面に対して行われるため、撮像素子部3全体を裏返した状態で行われる。この状態ではCMOSセンサ5の表面は下方を向いた状態になっている。このため、半田の流入方向に対してCMOSセンサ5の表面が対向しておらず、万一、半田の一部がセンサ収容空間33内に侵入した場合にでもCMOSセンサ5の表面に到達することが防止される。
レンズユニット2の製造は、バレル21内へレンズ23とレンズ24を組み付け、このバレル21をレンズホルダ22に装着する。
最後に撮像素子部3のベース31の上面にレンズユニット2を接着してカメラモジュール1が完成する。
次に、カメラモジュール1の基板6の下面に接続用の異方性導電フィルム(ACF)を備えたプリント基板(図示せず)を加熱及び圧着によるACF接合する場合について説明する。最初に、CMOSセンサ5を実装した基板6にIRカットフィルタ4を熱硬化性接着剤により接着したベース31を熱硬化性接着剤により接着する。そして、センサ収容空間33内の空気が冷却した後、脱気口部材321の穴を封止用の半田322により半田付けする。この撮像素子部3の基板6の下面にACFを備えたプリント基板を配置し加熱及び圧着によるACF接合を行う。この熱によってもセンサ収容空間33内の空気が熱膨張するが、熱硬化性接着剤の硬化の際にセンサ収容空間33内の空気を脱気してあるので、ベース31とIRカットフィルタやベース31と基板6との接着部分の強度は、そのような熱膨張に耐えられるものとなっている。最後に、撮像素子部3のベース31の上面にレンズユニット2を接着してカメラモジュール1が完成する。なお、レンズユニット2を撮像素子部3に接着した後、プリント基板を基板6にAFC接合しても良い。
本発明の他の実施形態として、従来のカメラモジュールと同様に封止用接着剤を用いて基板6の脱気口32を封止することも可能である。この実施形態でも、封止用接着剤の流入方向に対してCMOSセンサの表面が対向しておらず、当該接着剤がCMOSセンサ5の表面に到達しにくいという効果がある。なお、この実施形態においては、脱気口部材321は不要になる。
本発明に係る実施形態のカメラモジュール1の断面図である。 図1に示すカメラモジュール1のベース31と基板6の裏面を示す斜視図である。 従来のカメラモジュール11の断面図である。 図3に示すカメラモジュール11のベース131の上部を示す斜視図である。
符号の説明
1、11 カメラモジュール
2、12 レンズユニット
3、13 撮像素子部
4、14 IRカットフィルタ
5、15 CMOSセンサ
6、16 基板
21、121 バレル
22、122 レンズホルダ
23、123 レンズ
24、124 レンズ
31、131 ベース
31a、131a 開口
32、132 脱気口
321 脱気口部材
322 半田
33、133 センサ収容空間

Claims (4)

  1. レンズユニットと該レンズユニットの下方に設けられた撮像素子部とから成るカメラモジュールであって、前記撮像素子部は、その内部に撮像素子を密閉可能に収容する収容空間を有し、該収容空間を規定する前記撮像素子部の下部に封止材により封止可能な脱気口を設けたことを特徴とするカメラモジュール。
  2. 前記撮像素子部は、前記レンズユニットを支持するベースと、該ベースの下側に設けられた前記撮像素子を搭載した基板と、前記ベースの開口部に設けられたIRカットフィルタとを有し、前記収容空間は、前記ベースと前記基板と前記IRカットフィルタとにより規定されており、前記撮像素子部の下部に前記基板が設けられ、前記脱気口は、前記基板に前記撮像素子を回避して形成されている請求項1に記載のカメラモジュール。
  3. 前記封止材は半田である請求項1または2に記載のカメラモジュール。
  4. 前記脱気口は、前記半田との接合を確保するための脱気口部材を備える請求項2または3に記載のカメラモジュール。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105093461A (zh) * 2015-07-13 2015-11-25 南昌欧菲光电技术有限公司 摄像头模组

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