JP2006211299A - 放送番組記録方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 予約時間帯が重複した複数の放送番組を可能な限り多く記録する。
【解決手段】 予約に基づく記録スケジュールに従って放送番組の記録を行う放送番組記録方法であって、複数の放送番組を記録する予約時間帯の重複を確認するステップと、予約時間帯が重複した複数の放送番組について優先順位をつけるステップと、優先順位の高い放送番組から優先して記録していくことができる記録スケジュールを作成するステップと、を有する。
【選択図】 図13

Description

本発明は、放送局から配信される放送番組を蓄積後に視聴するような放送方式における放送番組記録方法及び放送番組記録装置に関する。
映像放送コンテンツとデータ放送コンテンツが混在して放送される放送サービスにおいて、データ放送コンテンツに関して放送時間枠の重複しているコンテンツの予約受信を可能とすることを目的とする予約受信装置が特許文献1に開示されている。
この予約受信装置は、少なくとも予約コンテンツが映像コンテンツであるかデータコンテンツであるかを表すコンテンツ種別情報と、放送開始予定時刻と、放送終了予定時刻と、チャンネル情報を有するコンテンツデータを入力する手段と、前記コンテンツデータを記憶する記憶手段と、新規の前記コンテンツデータと前記記憶手段に記憶された既存の前記コンテンツデータとを比較し、前記新規のコンテンツデータと前記既存のコンテンツデータとの予約時間が重複しない場合と、重複して前記新規のコンテンツデータと前記既存のコンテンツデータの全てが前記データコンテンツである場合には、前記新規のコンテンツデータを前記記憶手段に記憶させ、それ以外の場合には、前記新規のコンテンツデータを前記記憶手段に記憶させない管理手段と、前記記憶手段に記憶された前記コンテンツデータで指定されたコンテンツの受信を開始する手段と、前記データコンテンツのデータの受信が終了したことを検出するデータコンテンツ終了検出手段と、前記データコンテンツの終了が検出されたときに予約時間が重複する他のコンテンツデータが前記記憶手段にあれば該データコンテンツのデータの受信を開始する手段と、を備えている。
この予約受信装置の重複したコンテンツの受信制御は、以下のように行なわれ、予めスケジューリングは行っていない。
すなわち、予約されたコンテンツの放送開始時刻になると、タイマー管理手段からコンテンツ受信制御手段に受信開始の要求が出される。コンテンツ受信処理手段は受信開始要求を受け付けるとコンテンツ受信手段によりコンテンツの受信を開始する。
このとき、受信を開始したコンテンツが映像コンテンツの場合は、放送終了予定時刻まで受信状態が継続される。一方、受信を開始したコンテンツがデータコンテンツの場合には、放送終了予定時刻に達する前に所定のデータを受信し終えるとコンテンツの受信を終了する。これは、データコンテンツ終了検出手段により検出される。具体的には、データコンテンツ内のデータを検査することにより検出される。
コンテンツの受信が終了した時点で予約データにコンテンツが残っている場合には、放送状況検査部が、予約データ中の最初のコンテンツのコンテンツデータを取得し、コンテンツの放送状態を検査する。
このとき、コンテンツが既に放送中の場合にはコンテンツ受信制御手段によりコンテンツ受信手段が制御されて直ちに受信を開始し、放送が終了している場合には予約データ管理手段により予約データ記憶部からコンテンツデータが削除される。また、未放送の場合には、タイマー管理手段によりタイマーの設定が更新される。
ここで、予約データ中のコンテンツにおいて、映像コンテンツは放送時間が重複したコンテンツが存在せず、データコンテンツはデータコンテンツ同士の放送時間が重複してい
る場合があるので、データコンテンツの予約受信が終了した時点で放送中の状態になっている予約データ中のコンテンツはデータコンテンツに限られている。
データコンテンツは、コンテンツの放送終了予定時刻に達するまで所定の内容のデータが繰り返し送出されているので放送時間の途中から受信を開始しても、コンテンツの内容を受信することが可能である。
このようにして、データコンテンツに関して放送時間枠の重複しているコンテンツの予約受信を可能にする。
特開平11−308134号公報
ところが、サーバ型放送コンテンツの蓄積予約を行う場合、予約時点では、蓄積必要時間や配信日時等の詳細情報が不明なことが予想され、予約時にコンテンツの予約時間帯の重複が判断できない場合がある。
一方、サーバ型放送においては、現在配信されている蓄積中の番組が後何回配信されるかわからないため、予約時刻が先のコンテンツを初めに全部蓄積し、その後、予約時刻が次のコンテンツを受信するようにしていた。しかし、これだと、予約時間帯が重複したコンテンツを両方とも蓄積できないことがあった。
本発明の目的は、予約時間帯が重複した複数の放送番組を可能な限り多く記録することができるようにすることにある。また、他の目的は、視聴者のニーズに合致する放送番組から先に記録できるようにすることにある。
上記目的を達成するために本発明にあっては、以下の構成を採用する。すなわち、
予約に基づく記録スケジュールに従って放送番組の記録を行う放送番組記録方法であって、
複数の放送番組を記録する予約時間帯の重複を確認するステップと、
予約時間帯が重複した複数の放送番組について優先順位をつけるステップと、
優先順位の高い放送番組から優先して記録していくことができる記録スケジュールを作成するステップと、
を有することを特徴とする放送番組記録方法である。
予約に基づく記録スケジュールに従って放送番組の記録を行う放送番組記録装置であって、
複数の放送番組を記録する予約時間帯の重複を確認する重複確認手段と、
予約時間帯が重複した複数の放送番組について優先順位をつける優先順位付与手段と、
優先順位の高い放送番組から優先して記録していくことができる記録スケジュールを作成する記録スケジュール作成手段と、
を有することを特徴とする放送番組記録装置である。
放送として想定されるサーバ型放送においては、データ放送と同様、放送番組としてのコンテンツは一般にカルーセル伝送方式(同一のコンテンツを複数回繰り返し伝送する方式)で伝送される。このため、コンテンツデータのヘッダ情報あるいはメタ情報として、繰り返しの回数を伝送し、該繰り返し回数とその識別手段により、コンテンツの予約時間帯が重複した場合でも、コンテンツをできるだけ多く蓄積が可能になるスケジュールを作成する。また、それと共に、蓄積の予約、視聴実績、蓄積後視聴までの日数等により、視
聴者がより蓄積したいコンテンツを判断し、該コンテンツから先に蓄積できるようにスケジュールを作成する。
本発明によると、予約時間帯が重複した複数の放送番組を可能な限り多く記録することができる。また、視聴者のニーズに合致する放送番組から先に記録できる。
以下、本発明を、サーバ型放送を受信可能なTV装置1.1に適用した場合についての実施の形態について説明する。
まず、サーバ型放送を受信可能なTV装置1.1について図1を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態に係るTV装置1.1を説明するブロック図である。
TV装置1.1において、1.101はチューナ部であって、チューナ部1.101は受信したTV放送の高周波TV信号を増幅、希望局の選局を行い、映像/音声コンテンツ、各種データが混合されたTSデータを復調する。
1.102はデータ分離部であって、データ分離部1.102は前記TSデータを、映像/音声コンテンツストリームデータと、後述するコンテンツ情報データ、データ放送データ(データ放送コンテンツ、サーバ型放送コンテンツ、各種メタデータ、制御文書、その他データ放送用データ)等に分離し、映像/音声コンテンツストリームデータは、後述のデコーダ部1.103へ出力し、その他、コンテンツ情報データとデータ放送データは、内部バスs1.19を通して、メモリ部1.151へ出力するものである。
1.103は放送映像/音声データのデコーダ部であって、デコーダ部1.103は前記分離された、映像/音声コンテンツストリームデータ、内部バスs1.29よりのサーバ型放送コンテンツを含む映像データをデコードし、音声制御部1.121、表示合成制御部1.133へそれぞれ出力する。
1.121は音声制御部であって、音声制御部1.121は前述デコーダ部1.103、内部バスs1.19からのサーバ型放送コンテンツ音声データを、切り替え、あるいは合成又は音量、音質、臨場感などを制御し、後述の音声出力部1.122へ出力する。
1.122は音声出力部であって、音声出力部1.122は前記音声制御部1.121から入力された音声信号を増幅し、スピーカを用いて音声を出力する。
1.131はグラフィック制御部であって、グラフィック制御部1.131はデータ放送画面、TV装置1.1内のサーバ型コンテンツ画面、アプリケーション画面、メッセージ等のGUI画面等を後述のシステム制御部1.191の制御に基づき生成する。
1.133は表示合成制御部であって、表示合成制御部1.133はデコーダ部1.103からのコンテンツと、グラフィック制御部1.131で生成された画像データを、システム制御部1.191からの制御に基づき、切り替え、合成、拡大/縮小、その他各種変換、補正等を行い、後述の表示部1.134へ出力する。
1.134は表示部であって、表示部1.134は前記表示合成制御部1.133からの画像データを表示する。
1.151はメモリ部であって、メモリ部1.151は前記データ分離部1.102に
より分離されたデータ放送コンテンツ、サーバ型放送コンテンツ、後述コンテンツ情報データ、制御文書、その他データ放送データ等を一時的に保存する。該メモリ部1.151は、システム制御部1.191がプログラム実行のために使用するワークメモリも含まれる。
1.152はデータ蓄積部、いわゆるHDD装置であって、データ蓄積部1.152は受信したサーバ型放送コンテンツについて、受信した制御文書、視聴者あるいは後述のシステム制御部1.191の指示により、蓄積、再生、削除等を行う。また、データ蓄積部1.152には、その他、システム制御部1.191が受信、蓄積、再生といった各種制御に使用するために、受信したコンテンツ情報、メタデータ、制御文書、その他データ放送データ、課金制御データ、視聴者の視聴履歴データ等々のデータが蓄積され、必要に応じてこれらのデータの逐次保存、削除が行われる。さらに、データ蓄積部1.152には、後述する蓄積予約管理テーブル、蓄積スケジュール管理テーブル、蓄積実績テーブル、視聴実績テーブル、視聴までの平均日数等の各種テーブルも保存され、必要に応じメモリ部1.151に異動、使用される。また、データ蓄積部1.152には、上述のデータを蓄積するデータ蓄積領域とは別に、システム制御部1.191の使用するシステム領域があり、別途管理される。
1.161はインタフェース部であって、インタフェース部1.161はTV装置1.1に録画装置、印刷装置等の外部装置を接続し、外部装置をTV装置1.1からの制御で、サーバ型放送コンテンツを含む各種コンテンツの録画・再生、ダウンロード、印刷等を行わせる。
1.171はインターネット接続部であり、インターネット接続部1.171でTV装置1.1がインターネットと接続され、放送局サーバ、課金サーバ等と接続し、受信する放送番組の予約情報、蓄積情報、あるいは有料コンテンツの課金情報等の各種データの送受信を行わせる。
1.181はリモコン制御部であって、リモコン制御部1.181は赤外線を利用したリモコン送受信制御部であり、TV視聴者が操作するリモコン装置とTV装置1.1とのデータの送受信を行い、該データをシステム制御部1.191に転送する。
1.191はシステム制御部であって、システム制御部1.191はTV装置1.1内の各部を統括的に制御する。システム制御部1.191は、CPU(Central Processing Unit)、主記憶部、バス制御部、プログラム格納部、パラメータ保存部、ID保存部、時計部、タイマ部等から成る。
システム制御部1.191は、TV放送番組の受信では、前述した、チューナ部1.101、データ分離部1.102の制御を行い、チャネル切り替えを行い、所望の放送電波を受信し、後述TSデータを復調する。そして、復調された該TSデータから前記映像/音声コンテンツデータと、コンテンツ情報データ、データ放送データを分離し、コンテンツデータはデコーダ部1.103へ出力すると共に、コンテンツ情報データ、データ放送データはs1.19を通してメモリ部1.151、データ蓄積部1.152へ格納する制御を行う。また、システム制御部1.191は、格納したコンテンツ情報データ、データ放送データを解析し、後述する、各種の管理、蓄積、制御を行う。
一方、システム制御部1.191は、上記とは別に、リモコン装置等による視聴者の指示、前記制御文書の指示に従い、コンテンツの予約、受信、蓄積、再生、課金等の制御を行う。また、システム制御部1.191は、グラフィック制御部1.131を制御し、前記データ放送やサーバ型放送コンテンツの表示、TV装置1.1内のアプリケーションの
表示、メッセージ、操作パネル等の表示をさせる。また、表示合成制御部1.133を制御し、デコーダ部1.103からの映像データとグラフィック制御部1.131からの画像データの合成、補正等の各種情報表示処理を行い、該各種情報表示処理の結果を表示部1.134へ表示する。さらに、システム制御部1.191は、同様に、音声制御部1.121を制御し、音声の合成、出力制御を行い、音声出力部1.122への出力制御を行う。また、システム制御部1.191は、リモコン装置とのデータの送受信を制御し、該データに基づきTV装置1.1内の制御を行う。
s1.19は、TV装置1.1内の内部バスであって、データ及び制御信号転送用バスとして、前述してきたように、画像、音声データの転送、各部情報の転送に使用される。
図2は、TV装置1.1におけるシステム制御部1.191の制御部別の構造を示した図である。システム制御部1.191において、1.191aはOSを含む基本システム制御部であり、他の制御部は該基本システム制御部1.191aの管理の下に、放送制御部1.191b、予約管理部1.191c、蓄積制御部1.191d、その他の他の制御部1.191eが動作するようになっている。
放送制御部1.191bは、前述のbml文書で記述された制御文書に従い動作する、いわゆるbmlブラウザであり、前述の各種制御文書に応じて、受信したデータ放送データの表示、サーバ型放送の契約、蓄積予約、蓄積、再生、アクセス制御等の際の、各種表示、要求、制御を行う。
予約管理部1.191cは、SI情報を基にECG(電子コンテンツ表)、予約GUIの提示、予約の受け付けを行い、前述した図5の予約管理テーブルの生成を行う。予約管理部1.191cは、配信日時情報を監視しており、配信日時情報が確定すると、蓄積制御部1.191dに蓄積依頼を出す。
蓄積制御部1.191dは、配信情報が確定した予約コンテンツに対し、蓄積予約の記録スケジュールとしての蓄積スケジュールの作成を行う。蓄積スケジュールは、予約時間帯が重複したコンテンツの蓄積優先順位付けと、配信日時、繰り返し回数等の配信情報に基づき、作成される。また、蓄積制御部1.191dは、蓄積予約開始時刻になると、蓄積スケジュールに基づき、放送されるコンテンツの蓄積(放送番組の記録)を行う。さらに、蓄積制御部1.191dは、他の制御部1.191eへの選局依頼を行い、HDDの容量を確保し、データ蓄積部1.152を制御し、書き込み、読み出しの制御を行う。
他の制御部1.191eは、上記以外のTV装置1.1の全般の制御を行う。
放送制御部1.191bからの蓄積開始時、受信チャネルのチューナ部1.101への選局制御、その他、リモコン制御部1.181の制御等の制御も該他の制御部1.191eで行われる。
次に、本発明に用いられる放送データ、いわゆるTSデータの内容に関して説明する。該放送データは、各国の放送体系、規格に基づいて作成、放送、受信、動作される。本実施の形態では、日本国内のデジタル放送の標準規格(ARIB(電波産業界)標準規格)に基づいたものとなっている。
図3は、本発明とは異なる従来用いられた放送データであり、(1)ヘッダ部、(2)コンテンツストリーム部、(3)データ放送データ部の3つから構成される。
(1)ヘッダ部は、いわゆるSI情報と言われるコンテンツ関連情報、タイトル、ジャ
ンル、出演者情報、内容、放送チャネル、放送日時等の情報が記述されており、該SI情報は必要に応じて更新される。
(2)コンテンツストリーム部は、いわゆる映像/音声ストリームとして伝送されるコンテンツデータのことであり、視聴者が視聴するコンテンツである。
(3)データ放送データ部は、データ放送コンテンツ、前記コンテンツデータのメタデータ文書、各種制御文書等より構成される。
なお、データ放送コンテンツには、ヘッダ情報として、該コンテンツを蓄積するために必要な、モジュール名、蓄積先ディレクトリ、データサイズ等の情報、また、SI情報の一部が記述されている。メタデータ文書は、SI情報に記述された情報、コンテンツに関わる詳細な情報、シーンごとの情報、が記述された文書であり、受信されるコンテンツとは別時刻に配信されることもある。制御文書は、通常データ放送の表示、制御文書の他、サーバ型放送に関わる契約、蓄積予約、蓄積制御、再生制御、アクセス制御、課金制御等の各種制御文書があり、コンテンツ記述言語bmlで記述されたbml文書として記述される。(3)データ放送データ部のこれらのデータは、(2)コンテンツストリーム部のコンテンツデータがコンテンツの放送時間に沿って1回のみ伝送されるのに対し、(3)データ放送データ部のデータは、同一データを何度か繰り返して伝送する、いわゆるデータカルーセル方式で伝送され、これらがパケット化され、(1)ヘッダ部が加えられて放送用TSデータとなっている。
これに対して、サーバ型放送では、コンテンツを分割し、図4に示すように、分割コンテンツデータを(3)データ放送データ部のデータとして扱い、同じコンテンツを繰り返し伝送する、いわゆるカルーセル伝送方式で伝送され、これをTV装置1.1で蓄積後、視聴する放送形態である。
したがって、本発明に用いられる放送データは、図4に示すように、(2)コンテンツストリーム部のない構成で伝送することも可能である。
また、(1)ヘッダ部のSI情報として、サーバ型放送として配信されるコンテンツの形式、タイトル、ジャンル、出演者情報、内容、コンテンツが含まれるデータのモジュール名、配信開始日時、蓄積先ディレクトリ、蓄積容量等のコンテンツ等の配信情報、また、再生時の有効期限、課金法等のアクセス制御情報が記述されている。さらに、上記繰り返して放送される場合の回数、伝送速度が記述されている。
このサーバ型放送の特徴の一つとして、コンテンツを蓄積完了後、視聴するため、分割コンテンツを連続して蓄積する必要がなく、分割コンテンツを部分ごとに異なる時間に蓄積することが可能である。
図5は、蓄積予約管理テーブルであり、蓄積予約されたコンテンツのチャネル、コンテンツID、配信開始/終了日時、蓄積容量、繰り返し伝送回数、伝送速度と言った、蓄積予約されたコンテンツを蓄積するのに必要な情報、また、コンテンツのタイトル、ジャンル、出演者といった内容情報を、前述SI情報より取得しテーブル化し、データ蓄積部1.152のシステム領域に保存される。また、蓄積予約管理テーブルには、予約時間帯が重複したことを示すマークとその際どの順で蓄積を完了させるかの優先順位、視聴者の予約情報として、視聴予定日時を指定した場合は、その値が記述される。
図6は、蓄積実績テーブルであり、過去一定期間内(例えば、過去3ヶ月等)に実際に蓄積されたコンテンツの回数がチャネルごと、コンテンツジャンルごとに記述されている
図7は、視聴実績テーブルであり、図6の上記蓄積実績テーブル中、視聴されたコンテンの回数がチャネルごと、コンテンツジャンルごとに記述されている。
図8は、蓄積後視聴までの平均日数を示す視聴までの平均日数テーブルであって、各コンテンツの蓄積完了から視聴完了までの日数がチャネルごと、ジャンルごとに記述されている。
図9は、蓄積可能性組み合わせリストであって、後述の手順により、予約時間帯が重複した複数コンテンツ中、配信時間内に蓄積できる可能性のあるコンテンツの組み合わせを登録するリストである。
図10は、蓄積スケジュール候補リストであって、後述の手順で可能となった、予約重複コンテンツの組み合わせと蓄積スケジュールのリストであり、蓄積可能となったコンテンツ名と、蓄積開始、終了時刻、何回目の蓄積かに関する情報が記載されている。この候補リストの中から、蓄積スケジュールが決定される。
図11は、蓄積スケジュール管理テーブルであって、蓄積制御部1.191dにより、スケジューリングされた、一つの蓄積スケジュールの一覧表であり、データ蓄積部1.152のシステム領域に保存される。
図12は、蓄積データ管理テーブルであって、蓄積スケジュールに従い蓄積されている最中のコンテンツの蓄積状況が一覧できるテーブルで、蓄積制御部1.191dは、該テーブルにより、コンテンツの蓄積状況を管理する。このテーブルも前述と同様、データ蓄積部1.152のシステム領域に保存される。
では次に、図13から図20を使用し、本実施の形態の動作を説明する。
TV装置1.1は、予約管理部1.191cによる各チャネルのSI情報を収集し、サーバ型放送コンテンツの配信一覧と予約GUIを表示する。
視聴者は、該予約一覧表より、視聴したいコンテンツの蓄積予約操作を行い、予約管理部1.191cは予約を図5の蓄積予約管理テーブルに追加する。この際、予約時間帯の重複の有無を検出し、この時点で重複がある場合は、視聴者に重複があることを提示し、優先順位を決定させるか、TV装置1.1の判断に任せるかを選択させる。
配信日時が未定で、配信日時によって、重複が生じる可能性がある場合は、その時点で視聴者に重複の提示を行うか、TV装置1.1の判断に任せるかどうかの選択を行う。その後、配信日時が確定すると、予約管理部1.191cは、蓄積制御部1.191dに蓄積スケジュール生成依頼を行う。
これを受けて、蓄積制御部1.191dは、蓄積スケジュールの生成を行う。
蓄積スケジュール生成の概要を図13で説明する。
最初に、前処理として、予約管理テーブルで予約時間帯の重複があることを確認する(st1301)。
次に、蓄積制御部1.191dは、優先順位が視聴者によって決定されているか自動で
行うかの判断を行い(st1302)、優先順位が決定されていない場合は、優先順位決定プロセス(st1303)、蓄積可能性組み合わせ生成プロセス(st1304)、蓄積スケジュール候補生成プロセス(st1305)、蓄積スケジュール決定プロセス(st1306)、を経て、蓄積スケジュールが決定され、st1307を経て蓄積スケジュールが蓄積管理テーブルに登録される(st1308)。
なお、st1302で優先順位が決定されている場合は、優先順位の決定プロセスは割愛し、蓄積可能性組み合わせ生成プロセス(st1304)へ移行する。また、蓄積スケジュール決定プロセス(st1306)の後に蓄積スケジュールが決定されたか判断を行い(st1307)、蓄積スケジュールが決定されていない場合は、蓄積可能性組み合わせ生成プロセス(st1304)へ再度移行する。
次に優先順位決定プロセスについて図14を用いて説明する。優先順位の決定がTV装置1.1に委ねられた場合、蓄積予約時間帯が重複したコンテンツの『優先順位』を決定するために、前述図6の蓄積実績テーブル、図7の視聴実績テーブル、図8の視聴までの平均日数テーブルより、予約時間帯の重複したコンテンツのうちどれを優先して蓄積を行うかを判断する。
優先順位決定プロセスでは、まず、シリーズ判断を行う(st1401)。該判断は、予約重複したコンテンツの中に、シリーズものが存在し、それ以前の回が蓄積されていることが蓄積コンテンツリストより確認できれば、最優先の判断をする(st1421)。
尚、蓄積コンテンツリストとは、蓄積予約管理テーブルより実際に蓄積されたコンテンツのうち、過去一定期間分をリスト化して保存したものであり、この中に、蓄積されたコンテンツがシリーズものであるかどうかの情報も記述されている。
次に、シリーズものが複数あるか判断し(st1422)、シリーズものが複数の場合、また、シリーズものであっても、前回以前の蓄積実績がない場合は、次にジャンル判断を行う(st1423)。
ジャンル判断では、まず、蓄積実績の合計に重み係数(視聴実績合計数/蓄積実績合計数)をかけた重み付き蓄積実績合計を算出する。該重み付き蓄積実績合計と視聴実績合計を優先指数として一括して、ジャンルごとに比較し、大きいジャンルから優先順位をつける。これにより、蓄積予約と視聴実績の両方を考慮した判断を行う。尚、各ジャンルとも、重付き蓄積実績合計か、視聴実績合計の大きい方をそのジャンルの優先指数として採用する。図6の蓄積実績テーブル、図7視聴実績テーブルの例では、映画(10)>バラエティ(7.5)>ドラマ(4.5)>スポーツ(3)>ドキュメント(1.5)というような優先順位(括弧内は優先指数)となる。
次に、ジャンル判断でジャンルの優先指数が同一のコンテンツか判断し(st1424)、ジャンルの優先指数が同一のコンテンツに対しては、当該ジャンルのチャネルごとの視聴回数比率(視聴実績数/蓄積実績数)を求め、その大きい方を優先する。ジャンルの優先指数が同一の場合は、視聴実績数の多い方を優先する視聴回数比率判断を行う(st1425)。
次に、視聴回数比率判断で視聴回数比率が同一のコンテンツか判断し(st1426)、該チャネルごとの視聴比率、視聴実績数とも同一の場合、該チャネル、該ジャンルのコンテンツが視聴されるまでの平均日数を視聴平均日数テーブルより調査し、平均日数の少ないコンテンツを優先とする、視聴までの平均視聴日数判断を行う(st1427)。
次に、平均視聴日数判断で平均視聴日数が同一のコンテンツか判断し(st1428)、平均視聴日数が同一の場合、配信日時のものを優先する処理を行う(st1429)。
次に、配信日時が同一のコンテンツか判断し(st1430)、これでもまだ同一の場合は、先に予約されたコンテンツを優先する(st1431)。
一方、st1401でシリーズものがない場合またはシリーズものの処理が終了した場合は、その後、他のコンテンツについて上述と同様のジャンル判断から順の判断により優先順位付けが行われる(st1403〜st1411)。
このようにして、蓄積の優先順位を決定し、図5の予約管理テーブルに記述し、予約時間帯の重複があるコンテンツはマーキングされる。
次に、図15、図16により蓄積可能性組み合わせリスト生成プロセスについて説明する。
予約時間帯の重複があるコンテンツに関しては、配信開始日時、配信終了日時と繰り返し回数より、図15のような蓄積タイムチャートを生成し、可能性を検討する。
今、予約された複数のコンテンツの期間内で、n本のコンテンツが重複しているとして、まず、予約管理テーブルより、時間帯の重複しているn本のコンテンツの各々の繰り返し数を調査し、各コンテンツの時間、開始時刻を算出する(st1601〜st1603)。
次に、配信時間が重複しないコンテンツとその部分を検出し、配信時間の重複しない部分を除いた、n本のコンテンツの総和時間を算出し(st1604)、次に重複が生じている重複総和時間を算出し(st1605)、重複しているn本のコンテンツ総和時間が、重複総和時間より小さい値であるか判断し(st16111)、重複しているn本のコンテンツ総和時間が、重複総和時間より小さい値である場合、『すべてのコンテンツの蓄積できる可能性がある組み合わせ』と認定し、蓄積可能性組み合わせリストに登録する(st1612))。
図15に示す例では、コンテンツA〜コンテンツDが、配信時間が重複しているが、このうち、ta、tb、tcの時間帯が重複しない時間帯であり、各コンテンツにおける斜線部分が重複しないコンテンツの部分であり、tallからta、tb、tcを除いたt1+t2が重複している時間の総和である。
このt1+t2が重複総和時間より大きい場合、n本のコンテンツを順番に蓄積したとしても、配信時間が不足するため、n本のコンテンツの少なくとも1本は蓄積ができないので、まずコンテンツをひとつづつ除いたn−1本のコンテンツの重複時間と重複しない部分を除いたコンテンツ総和時間を算出し、上記と同様に判断を行う(st1621)。st1604〜st1611を繰り返し、蓄積が出来る可能性がある最大n‘個の『可能性がある組み合わせ』を得て、組み合わせを登録する(st1612)。
可能性がある組み合わせが少なくとも1個は存在したか判断し(st1613)、もし組み合わせが1個もないようなら、今度は2本、3本と除くコンテンツを増やし、上記と同様の判断を行い、これを少なくとも1つの組み合わせができるまで行う(st1631)。
次に、こうしてできた蓄積可能性組み合わせのそれぞれに対し、蓄積スケジュールを検
討する蓄積スケジュール候補生成プロセスを行う。図17、図18、図19を参考にしながら、蓄積スケジュールプロセスについて説明する。
図17の例1〜例3を使用し、まず、2本のコンテンツA,B、t1〜t4で放送されるコンテンツAとt2〜t3で放送されるコンテンツBの予約が時刻t2〜t3で重複した場合を説明する。図中、「A」、「B」は、コンテンツA、コンテンツBの一回分の全蓄積時間、「A’」、「B’」はコンテンツA、コンテンツBの一部蓄積時間を示している。
例1から例3とも、重複総和時間が、重複しない部分のコンテンツを除いたコンテンツの総和時間より小さいので、例1から例3のすべての場合で2本のコンテンツとも蓄積可能な例である。
図17において、「従来の手法」として示される、従来行っていたような先に開始されるコンテンツを全部蓄積してからもう一方を蓄積する単純配信開始時刻優先スケジューリングという手法によると、後から蓄積しようとするコンテンツが蓄積できない(×は2本のコンテンツが蓄積できない場合を示している)。
では、本発明における蓄積スケジュール候補生成プロセスの手順を説明する。
まず、前述、蓄積可能性組み合わせテーブルより可能性の最大のものを選択する(st1901)。前述したように、例1から例3とも、重複総和時間が、重複しない部分のコンテンツを除いたコンテンツの総和時間より小さいので、すべて2本のコンテンツとも蓄積可能である。
次に、前記調査した、配信時間が重複しない時間内のコンテンツ部分(図17、例1〜例3のコンテンツAのt1〜t2とt3〜t4)をその時間に蓄積することにする“非重複部の予約確定”を行う(例1〜3の(1)部)(st1902)。こうすると、該コンテンツAのこの部分は他で蓄積しなくて済むので、コンテンツAの他の同内容部分(t7〜t8)は重複する他のコンテンツの蓄積時間として使用できる(図17、例1〜例3のコンテンツAのt7〜t8のハッチングの部分)。
次に、前記非重複部の予約確定に伴う新規の非重複部の発生を調査し、非重複部があれば、該新たに生じた非重複部の確定を行う(st1903)。
次に、重複部で蓄積が必要な部分に関して、配信開始時刻優先でスケジューリングを適用する“条件付配信開始時刻優先スケジューリング”(図17、例1〜3のスケジュール1の(2)、(3)の決定)を行う。該スケジューリングでは、配信開始時刻の早いコンテンツから重複部の蓄積を開始するが、両コンテンツとも、重複しない時間に蓄積できる部分は、蓄積対象からはずすようにスケジューリングする。すなわち、該コンテンツが重複した時間で蓄積すべき部分の蓄積を完了するまで蓄積し、その後、もう一方のコンテンツの蓄積を行うようにする(図17、例1〜3のスケジュール1の(2)、(3))。
例1で詳しく説明すると、開始時刻の早いコンテンツAをt2から蓄積を始めるが、t7になると、t7からt8までは、コンテンツAを他のコンテンツBと重複していない時間に蓄積するように決定されているので、t7でコンテンツAの蓄積は終了し、コンテンツBの蓄積を開始し、コンテンツBは、他で蓄積する部分はないの最後まで蓄積する(st1904)。
こうして、両方のコンテンツが蓄積可能であれば、該スケジュールを蓄積スケジュール
候補リストに登録する(st1905)。
上記スケジュール1で、重複したコンテンツが両方蓄積できたか判断し(st1906)、上記スケジュール1で、重複したコンテンツが両方蓄積できない場合は、上記とは逆に、重複部の蓄積に関し、配信時刻の遅いコンテンツの蓄積を行い、完了後、他方のコンテンツの蓄積を行うべき部分の蓄積を行うようスケジュールする(図17、例1〜例3のスケジュール2の(2)、(3))(st1907)。
このスケジュール2の場合も、両方のコンテンツが蓄積可能であれば、該スケジュールを蓄積スケジュール候補リストに登録する(st1908)。
重複数が2本の場合、上記手順により蓄積可能性組み合わせリストに登録された組み合わせ(重複部のコンテンツの総和時間が重複時間より小さい場合)であれば、該スケジュール1かスケジュール2の手順で必ず両方のコンテンツを蓄積できる。
次に重複数が3本以上の場合を説明する。図18の例4として、コンテンツ4本の予約が重複しており、重複総和時間と重複していないコンテンツ部分を除く4本のコンテンツの総和時間が小さく、4本すべてのコンテンツの蓄積できる可能性がある場合である。蓄積可能性テーブルには、コンテンツAからコンテンツDまでの組み合わせひとつが登録されており、それを元に重複した4本のコンテンツの蓄積スケジュールを行うものとする。
3本以上の場合も、2本の重複と同様、蓄積可能性組み合わせリストより、組み合わせ数が最大のものを選択し(st1901)、まず、配信時間が重複しない時間内のコンテンツ部分はその時間に蓄積する、“非重複部の予約確定”を行う(図18の(1))(st1902)。
次に、“非重複部の予約確定”により、新たに重複しない箇所となる可能性があり、それを判断し(st1903)、そうなった場合、新たに重複しなくなったコンテンツの一部はその時間で蓄積するようにスケジューリングする、“非重複箇所順次予約”を行う(図18の(2))(st1921)。該連鎖がある場合は、同様のスケジューリングを行う。
連鎖がなくなった時点で、前述と同様、配信開始時刻が早いコンテンツを蓄積する“条件付配信時刻優先スケジューリング”を行う(st1904)。
これを最後のコンテンツまで行った時点で、蓄積可能となったコンテンツの組み合わせとスケジュールを前述図10の蓄積スケジュール候補リストに登録する(図18の開始時刻優先(3)〜(6))(st1905)。
重複したすべてのコンテンツが蓄積できたか判断し(st1906)、重複したすべてのコンテンツが蓄積できなかった場合には、開始時刻の奇数番目と偶数番目の開始順序を入れ替え、前述と同様のスケジューリングを試みる“配信開始時刻入れ替えスケジューリング”を試み(st1907)、結果を蓄積スケジュール候補リストに登録する(図18の開始時刻奇偶入れ替え(3)〜(6))(st1908)。
次に、重複したすべてのコンテンツが蓄積できたか判断し(st1909)、重複したすべてのコンテンツが蓄積できなかった場合には、配信終了時刻の早い順にコンテンツを蓄積する“条件付終了時刻優先スケジューリング”を行い(st1910)、結果を蓄積スケジュール候補リストに登録する(図18の終了時刻優先(3)〜(6))(st1911)。
次に、重複したすべてのコンテンツが蓄積できたか判断し(st1912)、重複したすべてのコンテンツが蓄積できなかった場合には、コンテンツの蓄積時間が短いコンテンツ順に蓄積するスケジューリングする、“短時間コンテンツ優先スケジューリング”を行い(st1913)、結果を蓄積スケジュール候補リストに登録する(図18の短時間コンテンツ優先(3)〜(6))(st1914)。
次に、蓄積可能性組み合わせリストの組み合わせが終了したか判断し(st1915)、終了してなければ蓄積可能性組み合わせリストから次に多い可能性組み合わせを選択し(st1931)、この組み合わせについて同様な処理を行い、蓄積可能性組み合わせについて、蓄積スケジュール候補リストを生成する。
このようにして、蓄積が可能となった蓄積スケジュールの候補であるが、図18の例4では、“条件付配信時刻優先スケジューリング”と“配信開始時刻奇偶入れ替えスケジューリング”が3本まで蓄積可能なのに対し、“条件付終了時刻優先スケジューリング”と“短時間コンテンツ優先スケジューリング”が4本すべて蓄積可能であるようにスケジューリングされる。この場合、分割数が少ない方が優先され、同一の場合は、最初にスケジューリングされた方が優先される。このようにして、蓄積可能なコンテンツの組み合わせとスケジュールを決定する。
次に、これらにより、生成した蓄積スケジュール候補リストより、コンテンツの優先順位を考慮し、蓄積スケジュールを決定する蓄積スケジュール決定プロセスが行われる。図20を用いて蓄積スケジュール決定プロセスについて説明する。
まず、前述により生成された蓄積スケジュール候補リストの中に、蓄積最優先コンテンツが蓄積可能であるスケジュール候補があるかどうかを調査し(st2001)、そのような候補がある場合は、優先順位付きスケジュール候補バッファに一時保存し(st2011)、該バッファ内の候補の中に、次に蓄積優先順位の高いコンテンツが含まれるスケジュール候補を選び出し、前期候補バッファに再保存する。この際、該コンテンツが含まれないスケジュール候補は削除される。これを繰り返し、蓄積優先順位の高いコンテンツから蓄積が可能であるスケジュール候補の組み合わせを絞り込んでゆく。
ここで、st2001で、次の優先コンテンツが蓄積できるスケジュール候補が存在しない場合は、優先順位付き候補バッファ内のスケジュール候補を、優先順位付きスケジュール候補リストへ登録し(st2002)、次の優先順位のコンテンツが優先順位最下位のコンテンツでないかどうかをチェックし(st2003)、優先順位が最下位の場合、該優先順位の最下位のコンテンツを蓄積スケジューリングの対象から除外し、前述蓄積可能性リスト生成プロセスの最初に戻り再度スケジューリングを行う(st2021)。
st2003で候補が最下位である場合、優先順位付きスケジュール候補リストより、蓄積数が最大のスケジュール候補を蓄積スケジュールとして決定し、蓄積スケジュール管理テーブルに登録する(st2005)。
このようにして、蓄積優先順位の高いコンテンツからできるだけ蓄積を可能とするようなスケジュールを蓄積スケジュールに決定することが可能となる。この蓄積スケジュールで蓄積スケジュール管理テーブルが登録された後、蓄積予約時刻になると、蓄積制御部1.191dは、蓄積スケジュール管理テーブルに従い、かつ、他の制御部1.191eは予約チャネルへの選局依頼を発行し、選局が完了すると、サーバ型放送の受信、蓄積を開始する。
受信したデータを調査し、データブロックのヘッダ部のダウンロードID、現在配信回数、ブロック数を確認し、所望のコンテンツデータであることが確認できた場合、HDD内の指定されたURIにデータを蓄積し、図12の蓄積データ管理テーブルの対応コンテンツのブロックにダウンロード済みフラグを立てる。受信データが情報ブロックである場合、SIより得た情報と間違いないかどうか確認する。その他のデータ放送データである場合、メモリ部1.151に一時蓄積し、制御文であることがわかった場合、放送制御部1.191bを起動し、制御文の内容が実行される。尚、サーバ型放送のデータの受信、蓄積は、該動作と並行して進められる。
このようにして、予約時間帯の重複した複数の蓄積コンテンツの中から、蓄積優先順位の高いコンテンツをできるだけ多く、また、蓄積優先順位の高いコンテンツから先に蓄積を完了することが可能となる。
実施の形態に係るTV装置のブロック図 実施の形態に係るシステム制御部の構造図 従来放送のTSデータの構成図 実施の形態に係るサーバ型放送のTSデータの構成図 実施の形態に係る蓄積予約管理テーブルの図 実施の形態に係る蓄積実績テーブルの図 実施の形態に係る視聴実績テーブルの図 実施の形態に係る視聴までの平均日数テーブルの図 実施の形態に係る蓄積可能性組み合わせリストの図 実施の形態に係る蓄積スケジュール候補リストの図 実施の形態に係る蓄積スケジュール管理テーブルの図 実施の形態に係る蓄積データ管理テーブルの図 実施の形態に係る蓄積スケジュール生成の全体のフロー 実施の形態に係る優先順位決定プロセスのフロー 実施の形態に係る蓄積タイムチャートの図 実施の形態に係る蓄積可能性組み合わせ生成プロセスのフロー 例1〜例3で示す蓄積スケジュールの図 例4で示す蓄積スケジュールの図 実施の形態に係る蓄積スケジュール候補生成プロセスのフロー 実施の形態に係る蓄積スケジュール決定プロセスのフロー
符号の説明
1.1 TV装置
1.101 チューナ部
1.102 データ分離部
1.103 デコーダ部
1.121 音声制御部
1.122 音声出力部
1.131 グラフィック制御部
1.133 表示合成制御部
1.134 表示部
1.151 メモリ部
1.152 データ蓄積部
1.161 インタフェース部
1.171 インターネット接続部
1.181 リモコン制御部
1.191 システム制御部

Claims (6)

  1. 予約に基づく記録スケジュールに従って放送番組の記録を行う放送番組記録方法であって、
    複数の放送番組を記録する予約時間帯の重複を確認するステップと、
    予約時間帯が重複した複数の放送番組について優先順位をつけるステップと、
    優先順位の高い放送番組から優先して記録していくことができる記録スケジュールを作成するステップと、
    を有することを特徴とする放送番組記録方法。
  2. 優先順位をつけるステップは、蓄積実績と視聴実績とに基づいて優先順位の重み付けを行うことを特徴とする請求項1に記載の放送番組記録方法。
  3. 記録スケジュールを作成するステップでは、優先順位をつけるステップでの優先順位の基準となる情報を変更して複数の記録スケジュールを作成し、
    前記複数の記録スケジュールの中から、最適な記録スケジュールを選択するステップをさらに有することを特徴とする請求項1に記載の放送番組記録方法。
  4. 予約に基づく記録スケジュールに従って放送番組の記録を行う放送番組記録装置であって、
    複数の放送番組を記録する予約時間帯の重複を確認する重複確認手段と、
    予約時間帯が重複した複数の放送番組について優先順位をつける優先順位付与手段と、
    優先順位の高い放送番組から優先して記録していくことができる記録スケジュールを作成する記録スケジュール作成手段と、
    を有することを特徴とする放送番組記録装置。
  5. 優先順位付与手段は、蓄積実績と視聴実績とに基づいて優先順位の重み付けを行うことを特徴とする請求項4に記載の放送番組記録装置。
  6. 記録スケジュール作成手段では、優先順位付与手段での優先順位の基準となる情報を変更して複数の記録スケジュールを作成し、
    前記複数の記録スケジュールの中から、最適な記録スケジュールを選択する記録スケジュール選択手段をさらに有することを特徴とする請求項4に記載の放送番組記録装置。
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