JP2010028619A - 録画済番組表表示装置。 - Google Patents
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Abstract
【課題】
電子番組表の時間軸に負の方向を設定して過去の番組情報も併せて表示し、録画済番組については、ユーザーが識別できるように表示する方法が提案されている。しかし、録画済番組が少ない場合には、録画済番組にたどり着くまで番組表をさかのぼる手間がかかるという問題があった。
【解決手段】
過去の番組表を表示する際に、録画済番組が存在しない時間帯の番組表表示を省略したり、表示単位を段階的に大きくまとめたりすることにより、録画済番組にたどり着くまでのユーザーの手間を減らすことが可能な録画済番組表表示装置を提供する。
【選択図】図4C
電子番組表の時間軸に負の方向を設定して過去の番組情報も併せて表示し、録画済番組については、ユーザーが識別できるように表示する方法が提案されている。しかし、録画済番組が少ない場合には、録画済番組にたどり着くまで番組表をさかのぼる手間がかかるという問題があった。
【解決手段】
過去の番組表を表示する際に、録画済番組が存在しない時間帯の番組表表示を省略したり、表示単位を段階的に大きくまとめたりすることにより、録画済番組にたどり着くまでのユーザーの手間を減らすことが可能な録画済番組表表示装置を提供する。
【選択図】図4C
Description
本件発明は、録画済番組が識別表示された番組表において、録画済番組の検索に要する手間を省いた録画済番組表表示装置に関する。
近年、テレビの放送波やインターネットを介して配信される電子番組表(EPG:Electoronic Program Guide)が普及しており、電子番組表を用いて録画予約等を行うことが可能となっている。従来、録画済番組を再生視聴する場合には録画リストを閲覧して番組を選んでいた。しかし、録画容量が増大したことにより多数の番組を録画できるようになった一方で、録画された番組がいつどの放送チャンネルで放送されたものであるか容易に判断できず、番組内容の把握が困難になるという事態が生じることとなった。
そこで、このような問題を解決するために、特許文献1のように電子番組表を現在時刻以降のみ表示するのでなく過去についても併せて表示し、過去の番組については録画済みか否かをユーザーが識別できるように表示する方法が提案されている。
特開2006−33708
しかしながら、録画された番組が少ない場合には、ブランクの表示が多くなり、録画番組にたどり着くまでに番組表をさかのぼらなくてはならず、かえって、手間が掛かってしまうという問題があった。
そこで、本発明では次に示す録画済番組表表示装置および録画済番組表表示装置の動作方法を提供する。すなわち第一の発明としては、録画済番組を番組表に識別表示する録画済番組表表示装置であって、録画済番組を蓄積する録画済番組蓄積部と、番組表情報を取得する番組表情報取得部と、前記録画済番組の少なくとも放送時間情報を含む録画情報を取得する録画情報取得部と、録画情報と番組表情報とに基づき番組表時間軸の表示情報を取得する表示情報取得部と、取得された表示情報に基づいて録画済番組表を生成する録画済番組表生成部とを有する録画済番組表表示装置を提供する。
第二の発明としては、表示情報取得部は、録画情報に基づいて録画済番組の不存在時間帯を省略した番組表時間軸の表示情報を取得する省略手段を有する第一の発明に記載の録画済番組表表示装置を提供する。
第三の発明としては、表示情報取得部は、番組表時間軸の過去への遡及に応じて表示単位を大きくした番組表時間軸の表示情報を取得する遡及決定手段を有する第一の発明または第二の発明に記載の録画済番組表表示装置を提供する。
第四の発明としては、録画済番組蓄積部は、ネットワークを介して備えられた録画済番組を蓄積するネットワーク蓄積手段を有する第一の発明から第三の発明のいずれか一に記載の録画済番組表表示装置を提供する。
第五の発明としては、録画済番組蓄積部に蓄積された録画済番組を消去する消去部を有する第一の発明から第四の発明のいずれか一に記載の録画済番組表表示装置を提供する。
第六の発明としては、録画番組を番組表に識別表示する録画済番組表表示装置の動作方法であって、録画済番組を蓄積する録画済番組蓄積ステップと、番組表情報を取得する番組表情報を取得ステップと、前記録画済番組の少なくとも放送時間情報を含む録画情報を取得する録画情報取得ステップと、録画情報と番組表情報とに基づき番組表時間軸の表示情報を取得する表示情報取得ステップと、取得された表示情報に基づいて録画済番組表を生成する録画済番組情報生成ステップとを有する録画済番組表表示装置の動作方法を提供する。
第七の発明としては、表示情報取得ステップは、録画情報に基づいて録画済番組の不存在時間帯を省略した番組表時間軸の表示情報を取得する省略サブステップを有する第六の発明に記載の録画済番組表表示装置の動作方法を提供する。
第八の発明としては、表示情報取得ステップは、番組表時間軸の過去への遡及に応じて表示単位を大きくした番組表時間軸の表示情報を取得する遡及決定サブステップを有する第六の発明または第七の発明に記載の録画済番組表表示装置の動作方法を提供する。
第九の発明としては、録画済番組蓄積ステップは、ネットワークを介して備えられた録画済番組を蓄積するネットワーク蓄積サブステップを有する第六の発明から第八の発明のいずれか一に記載の録画済番組表表示装置の動作方法を提供する。
第十の発明としては、蓄積された録画済番組を消去する消去ステップを有する第六の発明から第九の発明のいずれか一に記載の録画済番組表表示装置の動作方法を提供する。
本件発明により、ユーザーが過去の電子番組表から録画済番組の検索を行う際に、録画済番組にたどり着くまでに過去の電子番組表をさかのぼる手間を減らすことが可能となる。
以下、本件発明の実施の形態について、添付図面を用いて説明する。なお、本件発明は、これらの実施形態に何ら限定されるべきものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得る。
実施形態1は、主に請求項1、6について説明する。
実施形態2は、主に請求項2、7について説明する。
実施形態3は、主に請求項3、8について説明する。
実施形態4は、主に請求項4、9について説明する。
実施形態5は、主に請求項5、10について説明する。
<実施形態1>
<実施形態1 概要>
<実施形態1>
<実施形態1 概要>
本実施形態は、番組表情報と、蓄積された録画済番組の少なくとも放送時間情報を含む録画情報とに基づき番組表時間軸の表示情報を取得し、この表示情報に基づき、録画済番組を識別可能とした録画済番組表を表示することを特徴とする録画済番組表表示装置である。
<実施形態1 構成>
<実施形態1 構成>
本実施形態に係る録画済番組表表示装置の機能ブロック図を図1に例示する。録画済番組表表示装置(0100)は、「録画済番組蓄積部」(0101)と、「番組表情報取得部」(0102)と、「録画情報取得部」(0103)と、「表示情報取得部」(0104)と、「録画済番組表生成部」(0105)とを有する。
なお、本件発明の構成要素である各部は、ハードウェア、ソフトウェア、ハードウェアとソフトウェアの両方のいずれかによって構成される。例えば、これらを実現する一例として、コンピュータを利用する場合には、CPU、バス、メモリ、インターフェース、周辺装置などで構成されるハードウェアと、それらハードウェア上で実行可能なソフトウェアがある。ソフトウェアとしては、メモリ上に展開されたプログラムを順次実行することで、メモリ上のデータや、インターフェースを介して入力されるデータの加工、保存、出力などにより格部の機能が実現される。さらに具体的には、図2は一般的なコンピュータの構成を例示する図であり、コンピュータが主にCPU(0201)、入力インターフェース(I/O)(0202)、ハードディスク(HDD)(0203)、RAM(0204)、ROM(0205)等から構成されることを示しているが、本件発明に係る録画済番組表表示装置は図2と同様の構成にて実現される(明細書の全体を通じて同様である)。
「録画済番組蓄積部」(0101)は、録画済番組を蓄積する機能を有する。録画済番組蓄積部は、記録メディアとそのドライブを有している。例えば、ハードディスク(HD)、HD−DVDディスク、DVD±RWディスク、DVD−RAMディスク、ブルーレイディスク(登録商標)等の各記録メディアとそのドライブユニットなどが挙げられる。その他、大容量化したNANDフラッシュメモリ等も該当する。記録メディアが取り外し可能なディスクにて構成される場合には、当該ディスクは常に録画装置に挿入された状態でなくてもよい。録画済番組蓄積部は、放送された、あるいは、ネットワークを介して配信された番組を録画するとともに記録媒体を介して録画情報を有するコンテンツを蓄積してもよい。録画された番組等に付帯する情報、すなわち、放送された年月日、曜日、時間帯、チャンネルや、番組タイトル、番組の概要、出演者等の各種付帯情報もあわせて蓄積する。
「番組表情報取得部」(0102)は、番組表情報を取得する機能を有する。「番組表情報」とは、放送やインターネットを介して送信される電子番組表を構成するための情報である。電子番組表とは、いずれの番組がどのチャンネルで何月何日何時から何時まで放送されるのかを示した情報の蓄積であり、一般的には、新聞のテレビ欄のように時間軸と放送チャンネル軸とからなる一覧表形式で表されるものである。番組表情報とは、具体的には、例えば、デジタル放送波のMPEG2のTS(Transport Stream)にて多重化されているSI(Service Information)やアナログ放送波のVBI(Vertical Blanking Interval)データに含まれる電子番組表データ等が該当する。番組表情報取得部は、取得し得るすべての放送ないし配信された過去の番組表情報をあらかじめ累積的に記録しておいてもよい。なお、「取得」とは、対象となる情報等を、内部取得または内部生成、あるいは、外部取得を行うことの何れか一以上を意味するものである。これは、本明細書中の全体を通じて同様である。また、番組表情報取得部は、このような処理をCPUに実行させるためのプログラムを含んでいてもよい。
「録画済情報取得部」(0103)は、録画済番組蓄積部(0101)に蓄積された録画済番組の少なくとも放送時間情報を含む録画情報を取得する機能を有する。「録画情報」とは、前記録画済番組蓄積部に蓄積された録画済番組に付帯する情報であって、例えば、放送された年月日、曜日、時間帯、チャンネルや、番組タイトル、番組の概要、出演者等の各種情報を指す。録画済番組蓄積部に蓄積された各録画済番組の録画情報は、録画情報取得部により取得され、所定の記憶領域に格納される。図3Aは、録画情報取得部が録画情報DBというデータベースにより実現されている場合を示したものである。「録画番号」は、録画情報を一意に識別するための識別情報であり、例えば録画情報が録画済情報取得部にて取得される際に自動的に付与されるようになっていてもよい。「放送年月日」は、録画された番組が放送された年月日を示す識別情報である。「放送時間」は、録画された番組が放送された時間帯を示す。「チャンネル」は、録画された番組が放送されたチャンネルを示す。「タイトル」は、録画された番組の番組名を示す。「情報I」ないし「情報Z」は、例えば、番組の概要や出演者等の各種付帯情報を示す。録画情報DBが、XMLデータベースである場合には、各録画情報は図3Bのようになっている。録画情報取得部は、このようなデータベースのデータがRAMやHDD等の所定の記憶領域に格納されることにより実現される。また、録画済情報取得部は、このような処理をCPUに実行させるためのプログラムを含んでいてもよい。
「表示情報取得部」(0104)は、録画情報と番組表情報に基づき番組表時間軸の表示情報を取得する機能を有する。「番組表時間軸の表示情報」とは、録画済番組表を構成する時間軸の表示情報である。表示情報取得部は、番組表情報として蓄積された各番組が録画済番組であるかを、録画情報に基づき判断し、番組表時間軸の表示情報を取得する。例えば、録画済番組が存在する時間帯と録画済番組が存在しない時間帯とを識別表示するための表示情報等である。また、表示情報取得部は、このような処理をCPUに実行させるためのプログラムを含んでいてもよい。
「録画済番組表生成部」(0105)は、表示情報取得部(0104)により取得された番組表時間軸の表示情報に基づいて録画済番組表を生成する機能を有する。「録画済番組表」は、録画済番組を番組表において識別表示するものであり、ユーザーは、番組表を見ることにより既に録画された番組を識別することができる。例えば、図3Aで示した各録画情報(録画番号:001〜003)が、それぞれ図3BのようにXML形式で存在する場合には、これらと、図4Aで例示する番組表情報とに基づいて、図4Bに例示する番組表時間軸の表示情報が取得される。そして、この表示情報に基づいて録画済番組表が生成される。生成された録画済番組表は、図4Cのように録画済番組が存在する時間帯と録画済番組が存在しない時間帯との時間軸の表示態様に変化を加えるとともに、録画済番組の表示と録画されていない番組の表示との明暗の調子や濃淡の調子に差をつけて録画済番組が視覚的に目立つような番組表となる。また、録画済番組表生成部は、このような処理をCPUに実行させるためのプログラムを含んでいてもよい。
録画済番組表生成部は、本録画済番組表表示装置の使用場所や使用条件の変化に伴いいずれかの放送チャンネル等において受信等ができなくなった場合には、すでに蓄積された当該放送チャンネル等における録画済番組表の情報を、当該時における番組表上にあわせて表示してもよい。例えば、放送チャンネル軸に「EXTRA」の表示欄を設けて、このような録画済番組表の情報を表示してもよい。この場合の録画済番組表を図4Dに例示する。
<実施形態1 処理の流れ>
<実施形態1 処理の流れ>
図5に本実施形態の録画済番組表表示装置の処理の流れを説明するフローチャートを例示する。ステップS0501において、録画済番組を蓄積する。ステップS0502において、番組表情報を取得する。そして、ステップS0503において、録画情報を取得する。つづいて、ステップS0504において、番組表情報と録画情報とに基づき番組表時間軸の表示情報を取得する。さらに、ステップS0505において、番組表時間軸の表示情報に基づいて録画済番組表を生成する。以上のステップにより、録画済番組表表示装置において録画済番組表が表示される。
<実施形態1 効果>
<実施形態1 効果>
本実施形態の録画済番組表表示装置により、番組表において録画済番組が識別表示され、番組表を用いて録画済番組を閲覧することが容易になる。
<実施形態2>
<実施形態2 概要>
<実施形態2>
<実施形態2 概要>
本実施形態は、表示情報取得部が、録画情報に基づいて録画済番組の不存在時間帯を省略した番組表時間軸の表示情報を取得する省略手段を、さらに有することを特徴とする録画済番組表表示装置である。
<実施形態2 構成>
<実施形態2 構成>
本実施形態の録画済番組表表示装置は、実施形態1における表示情報取得部が、さらに、録画情報に基づいて録画済番組の不存在時間帯を省略した番組表時間軸の表示情報を取得する省略手段を有するものである。
本実施形態に係る録画済番組表表示装置の機能ブロック図を図6に例示する。録画済番組表表示装置(0600)は、「録画済番組蓄積部」(0601)と、「番組表情報取得部」(0602)と、「録画情報取得部」(0603)と、「表示情報取得部」(0604)と、「録画済番組表生成部」(0605)とからなり、表示情報取得部(0604)は「省略手段」(0606)を有していることを特徴とする。省略手段(0606)以外の構成は既に説明済みであるため説明を省略する。ただし、本実施形態で用いる例において実施形態1と異なる点については説明する。
「省略手段」(0606)は、表示情報取得部(0604)の一機能であり、録画情報に基づいて録画済番組の不存在時間帯を省略した番組表時間軸の表示情報を取得する機能を有する。例えば、録画情報取得部(0603)に、図3に示した録画済番組が蓄積されている場合、録画済番組が存在する時間帯は、録画番号「001」が存在する12:00〜13:00、録画番号「002」が存在する14:00〜15:00、録画番号「003」が存在する17:00〜18:00、の各時間帯となる。したがって、これらの各時間帯以外の時間帯が、録画済番組の不存在時間帯となる。省略手段は、この録画済番組の不存在時間帯を省略した番組表時間軸の表示情報を取得する。なお、省略された時間帯の時間軸表示および当該時間帯における番組情報等は、所定の場合に再表示されるようにしてもよい。また、録画済番組表生成部は、このような処理をCPUに実行させるためのプログラムを含んでいてもよい。
録画済番組表生成部(0605)は、省略された番組表時間軸の表示情報に基づき、例えば、図7に示すような録画済番組表を生成する。録画済番組が存在しない領域については、表示を薄くして視覚的に目立たないようにしたり、あるいは、表示をしなくてもよい。また、所定の領域を選択することにより、他のコンテンツ、例えば、VOD(Video On Demand)の視聴等ができるようにしてもよい。また、省略手段は、このような処理をCPUに実行させるためのプログラムを含んでいてもよい。
<実施形態2 処理の流れ>
<実施形態2 処理の流れ>
図8に本実施形態の録画済番組表表示装置の処理の流れを説明するフローチャートを例示する。ステップS0801において、録画済番組を蓄積する。ステップS0802において、番組表情報を取得する。そして、ステップS0803において、録画情報を取得する。つづいて、ステップS0804において、録画済番組が存在する時間帯と存在しない時間帯とを判別する。録画済番組が存在しない時間帯は、ステップS0805において省略される。そして、ステップS0806において、録画済番組の不存在時間帯を省略した番組表時間軸の表示情報を取得する。さらに、ステップS0807において、番組表時間軸の表示情報に基づいて録画済番組表を生成する。以上のステップにより、録画済番組表表示装置において録画済番組表が表示される。
<実施形態2 効果>
<実施形態2 効果>
本実施形態の録画済番組表表示装置により、ユーザーが録画済番組にたどり着くまでに番組表をさかのぼる手間を減らすことが可能となる。
<実施形態3>
<実施形態3 概要>
<実施形態3>
<実施形態3 概要>
本実施形態は、表示情報取得部が、番組表時間軸の過去への遡及に応じて表示単位を大きくした番組表時間軸の表示情報を取得する遡及決定手段を、さらに有することを特徴とする録画済番組表表示装置である。
<実施形態3 構成>
<実施形態3 構成>
本実施形態の録画済番組表表示装置は、実施形態1または2における表示情報取得部が、さらに番組表時間軸の過去への遡及に応じて表示単位を大きくした番組表時間軸の表示情報を取得する遡及決定手段を有するものである。
本実施形態に係る録画済番組表表示装置の機能ブロック図を図9に例示する。録画済番組表表示装置(0900)は、「録画済番組蓄積部」(0901)と、「番組表情報取得部」(0902)と、「録画情報取得部」(0903)と、「表示情報取得部」(0904)と、「録画済番組表生成部」(0905)とからなり、表示情報取得部(0904)は「省略手段」(0906)に加えて「遡及決定手段」(0907)を有していることを特徴とする。図9においては、実施形態2に係る録画済番組表表示装置の構成に前記遡及決定手段(0907)を加えた構成を例示している。遡及決定手段(0907)以外の構成は既に説明済みであるため説明を省略する。ただし、本実施形態で用いる例において実施形態1または2と異なる点については説明する。
「遡及決定手段」(0907)は、表示情報取得部(0904)の一機能であり、番組表時間軸の過去への遡及に応じて表示単位を大きくした番組表時間軸の表示情報を取得する機能を有する。「過去への遡及」とは、番組表において、現在時刻を基準として番組表を過去へさかのぼることをいう。「表示単位」とは、番組表を構成する時間軸の表示単位であり。通常の番組表では1時間単位で表示されることが多い。遡及決定手段は、この時間軸の表示単位を「時間」→「日」→「週」→「月」のように段階的に大きくする。
具体例としては、各表示単位を適用する時期的範囲を定めておくことにより、過去への遡及が当該時期的範囲を超えた場合には、次の段階の表示単位を適用する。例えば、「時間」の単位を適用する時期的範囲を、現在時刻を基準とした前日以内とし、「日」の単位を適用する時期的範囲を過去一週間以内とし、「週」の単位を適用する時期的範囲を過去一月以内とする。「月」の単位も同様である。さらに、所定の時期以前の過去については「以前」としてひとまとめにする。すなわち、過去にさかのぼる程に表示単位を大きくまとめるのである。各表示単位を適用する時期的範囲は、録画済番組表表示装置にあらかじめ設定してもよいし、ユーザーが任意に設定できるようにしてもよい。また、遡及決定手段は、このような処理をCPUに実行させるためのプログラムを含んでいてもよい。
録画済番組表生成部(0905)は、前記遡及決定手段(0907)によって過去への遡及に応じて表示単位を大きくした番組表時間軸の表示情報に基づいて録画済番組表を生成する。生成された録画済番組表の具体的表示態様を図10および図11に例示する。一日単位でまとめられた時間軸表示領域においては、その日に存在する録画済番組がチャンネル毎に録画された順で表示される。さらに、表示単位が、「週」、「月」、と大きくなった場合も同様である。録画済番組が存在しない領域については、実施形態2と同様であるので説明を省略する。
<実施形態3 処理の流れ>
<実施形態3 処理の流れ>
図12に本実施形態の録画済番組表表示装置の処理の流れを説明するフローチャートを例示する。ステップS1201において、録画済番組を蓄積する。ステップS1202において、番組表情報を取得する。そして、ステップS1203において、録画情報を取得する。つづいて、ステップS1204において、録画済番組が存在する時間帯と存在しない時間帯とを判別する。録画済番組が存在しない時間帯は、ステップS1205において省略される。さらに、ステップS1206において、過去への遡及が表示単位の時期的範囲内にあるかを判別する。時期的範囲内にない場合には、ステップS1207において適正な表示単位に変更する。そして、ステップS1208において、番組表情報と録画情報とに基づき番組表時間軸の表示情報を取得する。そして、ステップS1209において、番組表時間軸の表示情報に基づいて録画済番組表を生成する。以上のステップにより、録画済番組表表示装置において録画済番組表が表示される。
<実施形態3 効果>
<実施形態3 効果>
本実施形態の録画済番組表表示装置により、ユーザーが録画済番組にたどり着くまでに番組表をさかのぼる手間を減らすことが可能となる。
<実施形態4>
<実施形態4 概要>
<実施形態4>
<実施形態4 概要>
本実施形態は、録画済番組蓄積部が、ネットワークを介して備えられた録画済番組を蓄積するネットワーク蓄積手段を、さらに有することを特徴とする録画済番組表表示装置である。
<実施形態4 構成>
<実施形態4 構成>
本実施形態の録画済番組表表示装置は、実施形態1から3のいずれかにおける録画済番組蓄積部が、さらにネットワークを介して備えられた録画済番組を蓄積するネットワーク蓄積手段を有するものである。
本実施形態に係る録画済番組表表示装置の機能ブロック図を図13に例示する。録画済番組表表示装置(1300)は、「録画済番組蓄積部」(1301)と、「番組表情報取得部」(1302)と、「録画情報取得部」(1303)と、「表示情報取得部」(1304)と、「録画済番組表生成部」(1305)とからなり、録画済番組蓄積部(1301)は「ネットワーク蓄積手段」(1308)とを有していることを特徴とする。図13においては、実施形態2に係る録画済番組表表示装置の構成に前記ネットワーク蓄積手段(1308)を加えた構成を例示している。ネットワーク蓄積手段(1308)以外の構成は既に説明済みであるため説明を省略する。ただし、本実施形態で用いる例において実施形態1から3のいずれかと異なる点については説明する。
「ネットワーク蓄積手段」(1308)は、録画済番組蓄積部(1301)の一機能であり、ネットワークを介して備えられた録画済番組を蓄積する機能を有する。ネットワークを介して備えられた録画済番組とは、本録画済番組表表示装置と、ネットワークを介して接続されている他の装置に蓄積された録画済番組である。他の装置とは、放送された、あるいは、ネットワークを介して配信された番組を録画する機能を有する装置であって、記録メディアとそのドライブ等を有するものである。また、ネットワーク蓄積手段は、このような処理をCPUに実行させるためのプログラムを含んでいてもよい。
録画情報取得部(1303)は、録画済番組の録画情報として、既に説明した放送時間帯等の情報に加えて、蓄積された録画済番組がいずれの装置に備えられものであるかの情報も取得する。本実施形態における録画情報取得部が、録画情報DBというデータベースにより実現されている場合を図14に示す。
<実施形態4 処理の流れ>
<実施形態4 処理の流れ>
図15に本実施形態の録画済番組表表示装置の処理の流れを説明するフローチャートを例示する。ステップS1501において、録画済番組を蓄積する。この録画済番組蓄積ステップにおいては、ネットワークを介して備えられた録画済番組を蓄積するステップS1502が含まれる。ステップS1503において、番組表情報を取得する。そして、ステップS1504において、録画情報を取得する。つづいて、ステップS1505において、録画済番組が存在する時間帯と存在しない時間帯とを判別する。録画済番組が存在しない時間帯は、ステップS1506において省略される。さらに、ステップS1507において、過去への遡及が表示単位の時期的範囲内にあるかを判別する。時期的範囲内にない場合には、ステップS1508において適正な表示単位に変更する。そして、ステップS1509において、番組表情報と録画情報とに基づき番組表時間軸の表示情報を取得する。そして、ステップS1209において、番組表時間軸の表示情報に基づいて録画済番組表を生成する。以上のステップにより、録画済番組表表示装置において録画済番組表が表示される。
<実施形態4 効果>
<実施形態4 効果>
本実施形態の録画済番組表表示装置により、ネットワークを介して備えられた録画済番組の録画情報が加えられた録画済番組表が表示される。
<実施形態5>
<実施形態5 概要>
<実施形態5>
<実施形態5 概要>
本実施形態は、録画済番組蓄積部に蓄積された録画済番組を消去する消去部を、さらに有することを特徴とする録画済番組表表示装置である。
<実施形態5 構成>
<実施形態5 構成>
本実施形態の録画済番組表表示装置は、実施形態1から4のいずれかにおいて、録画済番組蓄積部に蓄積された録画済番組を消去する消去部を、さらに有するものである。
本実施形態に係る録画済番組表表示装置の機能ブロック図を図16に例示する。録画済番組表表示装置(1600)は、「録画済番組蓄積部」(1601)と、「番組表情報取得部」(1602)と、「録画情報取得部」(1603)と、「表示情報取得部」(1604)と、「録画済番組表生成部」(1605)と、さらに、「消去部」(1609)とからなることを特徴とする。また、録画済番組蓄積部(1601)は「ネットワーク蓄積手段」(1608)を有し、表示情報取得部は「省略手段」(1606)と「遡及決定手段」(1607)とを有している。消去部(1609)以外の構成は既に説明済みであるため説明を省略する。
「消去部」(1609)は、録画済番組蓄積部に蓄積された録画済番組を消去する機能を有する。具体的には、消去部は、ユーザーが消去の対象となる録画済番組を選択するための入力インターフェースにより実現される。例えば、電子番組表に表示された録画済番組を、リモコンの方向キー等を用いて選択し、消去ボタン等を押下することにより録画済番組の消去を行う。録画済番組の消去は、録画済番組表の再生成のトリガとなる。また、消去部は、このような処理をCPUに実行させるためのプログラムを含んでいてもよい。
<実施形態5 処理の流れ>
<実施形態5 処理の流れ>
図17に本実施形態の録画済番組表表示装置の処理の流れを説明するフローチャートを例示する。ステップS1701において、録画済番組を蓄積する。この録画済番組蓄積ステップにおいては、ネットワークを介して備えられた録画済番組を蓄積するステップS1702が含まれる。ステップS1703において、番組表情報を取得する。そして、ステップS1704において、録画情報を取得する。つづいて、ステップS1705において、録画済番組が存在する時間帯と存在しない時間帯とを判別する。録画済番組が存在しない時間帯は、ステップS1706において省略される。さらに、ステップS1707において、過去への遡及が表示単位の時期的範囲内にあるかを判別する。時期的範囲内にない場合には、ステップS1708において適正な表示単位に変更する。そして、ステップS1709において、番組表情報と録画情報とに基づき番組表時間軸の表示情報を取得する。そして、ステップS1709において、番組表時間軸の表示情報に基づいて録画済番組表を生成する。そして、ステップS1710において、録画済番組が消去された場合には、再度ステップS1701に移行する。以上のステップにより、録画済番組表表示装置において録画済番組表が表示される。
<実施形態5 効果>
<実施形態5 効果>
本実施形態の録画済番組表表示装置により、録画済番組が消去された場合に、それに応じた録画済番組表が再表示される。
0100 録画済番組表表示装置
0101 録画済番組蓄積部
0102 番組表情報取得部
0103 録画情報取得部
0104 表示情報取得部
0105 録画済番組表生成部
0101 録画済番組蓄積部
0102 番組表情報取得部
0103 録画情報取得部
0104 表示情報取得部
0105 録画済番組表生成部
Claims (10)
- 録画済番組を番組表に識別表示する録画済番組表表示装置であって、
録画済番組を蓄積する録画済番組蓄積部と、
番組表情報を取得する番組表情報取得部と、
前記録画済番組の少なくとも放送時間情報を含む録画情報を取得する録画情報取得部と、
録画情報と番組表情報とに基づき番組表時間軸の表示情報を取得する表示情報取得部と、
取得された表示情報に基づいて録画済番組表を生成する録画済番組表生成部と、
を有する録画済番組表表示装置。 - 表示情報取得部は、
録画情報に基づいて録画済番組の不存在時間帯を省略した番組表時間軸の表示情報を取得する省略手段を有する請求項1に記載の録画済番組表表示装置。 - 表示情報取得部は、
番組表時間軸の過去への遡及に応じて表示単位を大きくした番組表時間軸の表示情報を取得する遡及決定手段を有する請求項1または2に記載の録画済番組表表示装置。 - 録画済番組蓄積部は、
ネットワークを介して備えられた録画済番組を蓄積するネットワーク蓄積手段を有する請求項1から3のいずれか一に記載の録画済番組表表示装置。 - 録画済番組蓄積部に蓄積された録画済番組を消去する消去部を有する請求項1から4のいずれか一に記載の録画済番組表表示装置。
- 録画番組を番組表に識別表示する録画済番組表表示装置の動作方法であって、
録画済番組を蓄積する録画済番組蓄積ステップと、
番組表情報を取得する番組表情報取得ステップと、
前記録画済番組の少なくとも放送時間情報を含む録画情報を取得する録画情報取得ステップと、
録画情報と番組表情報とに基づき番組表時間軸の表示情報を取得する表示情報取得ステップと、
取得された表示情報に基づいて録画済番組表を生成する録画済番組情報生成ステップと、
を有する録画済番組表表示装置の動作方法。 - 表示情報取得ステップは、
録画情報に基づいて録画済番組の不存在時間帯を省略した番組表時間軸の表示情報を取得する省略サブステップを有する請求項6に記載の録画済番組表表示装置の動作方法。 - 表示情報取得ステップは、
番組表時間軸の過去への遡及に応じて表示単位を大きくした番組表時間軸の表示情報を取得する遡及決定サブステップを有する請求項6または7に記載の録画済番組表表示装置の動作方法。 - 録画済番組蓄積ステップは、
ネットワークを介して備えられた録画済番組を蓄積するネットワーク蓄積サブステップを有する請求項6から8のいずれか一に記載の録画済番組表表示装置の動作方法。 - 蓄積された録画済番組を消去する消去ステップを有する請求項6から9のいずれか一に記載の録画済番組表表示装置の動作方法。
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