JP2006210960A - コンデンサの製造方法 - Google Patents

コンデンサの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006210960A
JP2006210960A JP2006131365A JP2006131365A JP2006210960A JP 2006210960 A JP2006210960 A JP 2006210960A JP 2006131365 A JP2006131365 A JP 2006131365A JP 2006131365 A JP2006131365 A JP 2006131365A JP 2006210960 A JP2006210960 A JP 2006210960A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
capacitor
sealing plate
metal case
electrode
capacitor element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006131365A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4424327B2 (ja
Inventor
Teruhisa Miura
照久 三浦
Makoto Fujiwara
誠 藤原
Masashi Okamoto
正史 岡本
Haruhiko Handa
晴彦 半田
Takumi Yamaguchi
巧 山口
Toshiyuki Hatake
稔行 畠
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2006131365A priority Critical patent/JP4424327B2/ja
Publication of JP2006210960A publication Critical patent/JP2006210960A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4424327B2 publication Critical patent/JP4424327B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】コンデンサの内部抵抗を減少させることができ、かつ小型化と部品点数を削減することができるコンデンサを提供することを目的とする。
【解決手段】平板状の一対の電極をその間にセパレータを介在させ、各々の電極の端面が互いに逆方向に突出するようにして巻回することにより両端面に一対の電極部が形成された中空状のコンデンサ素子1を駆動用電解液と共に収納する有底筒状の金属ケース6と、この金属ケース6の開口部を封止する封口板7を有したコンデンサの製造方法であって、上記金属ケース6の底面側からレーザー光の照射により上記金属ケース6底面とコンデンサ素子1の一方のスウェッジ加工された電極部2bとを接合すると共に、金属板5の表面からのレーザー光の照射により上記金属板5とコンデンサ素子1の他方のスウェッジ加工された電極部2aとを接合するようにした製造方法である。
【選択図】図1

Description

本発明は各種電子機器に使用されるコンデンサに関するものである。
従来のこの種のコンデンサについて図面を用いて説明する。
図17は従来のコンデンサの構成を示す断面図、図18は同コンデンサに使用されるコンデンサ素子の構成を示す展開斜視図である。
図18において、37aと37bは平板状の一対の電極、38a〜38dは上記平板状の一対の電極37a,37bに接続されたリード板、39はセパレータであり、このようにリード板38a〜38dが接続された平板状の一対の電極37a,37bをその間にセパレータ39を介在させた状態で巻回することによりコンデンサ素子40が構成されている。
また、図17において、40は上記リード板38a〜38dが接続されたコンデンサ素子、42はこのコンデンサ素子40が収納された有底筒状のケース、43はこのケース42の内底面に配設されたコンデンサ素子40の位置決め部材、44は上記ケース42の開口部を封止する端子板、45はこの端子板44に装着され上記リード板38a〜38dと接続される外部接続用の端子、46は上記端子板44に装着された圧力弁、47はOリングであり、従来のコンデンサはこのように構成されたものであった。
しかしながら上記従来の構成のコンデンサでは、コンデンサの低抵抗化、小型化に関する市場要求が近年さらに高まっている状況の中で、コンデンサの内部抵抗を下げようとした場合、その手段として、リード板38a〜38dの枚数を増す方法、リード板38a〜38dの接続位置を最適化する方法等がある。ここで前者におけるリード板38a〜38dの枚数を増す方法においては、(数1)に従ってリード板38a〜38dの枚数を増加させるに従いコンデンサ素子40を構成する一対の電極37a,37bの抵抗は低減できるが、上記リード板38a〜38dを外部接続用の端子45に接続する場合は、端子45のリード板38a〜38dの接続部に複数枚のリード板38a〜38dを積層して接続しなければならないため、端子45のリード板接続部に接続できるリード板38a〜38dの接続枚数はケース42内の寸法、接続作業性、信頼性等の問題から限界があり、リード板38a〜38dの枚数はむやみに増加させられないという課題があった。
Figure 2006210960
また、後者のリード板38a〜38dの接続位置を最適化する方法においては、例えば、複数枚接続されたリード板38a〜38dの距離を同じにし、かつ電極37a,37bの端部とこの電極37a,37bの端部に最も近いリード板38a,38cとの距離を複数枚接続されたリード板38b,38dとの距離の1/2にした場合は、コンデンサ素子40を構成する一対の電極37a,37bの抵抗値は理想的なものとなるが、それらを実際に巻回した場合においては、一対の電極37a,37bのそれぞれから引き出された複数枚のリード板38a〜38dは中心から外側にいくにしたがってリード板38a〜38dの位置がずれるものであった。したがって、後者の方法においては、一対の電極37a,37bの抵抗値は理想的なものより増大するという課題を有するものであった。
また、本発明者が特願平09−322596号に記載の方法にて提案した構成のコンデンサにおいて、有底筒状のケースを使用し、陰極、陽極端子の両方を同一方向に取り出す構成の場合には、内部構造が複雑になって低背化が困難になり、かつ量産が困難であるという課題があった。
本発明はこのような従来の課題を解決し、コンデンサの内部抵抗を減少させることができ、かつ小形化と部品点数の削減が可能なコンデンサを提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために本発明は、平板状の一対の電極をその間にセパレータを介在させ、各々の電極の端面が互いに逆方向に突出するようにして巻回することにより両端面に一対の電極部が形成された中空状のコンデンサ素子と、液状または隆起状の凹凸部を設け、かつ上記凹凸部を中心から外周方向に形成した封口板と、上記コンデンサ素子を駆動用電解液と共に収納する有底筒状の金属ケースとを有したコンデンサの製造方法であって、上記金属ケースの底面には波状または隆起状の凹凸部が中心から外周方向に形成され、金属ケースの底面側からレーザー光の照射により上記金属ケース底面とコンデンサ素子の一方のスウェッジ加工された電極部とを接合すると共に、封口板の表面からのレーザー光の照射により上記封口板とコンデンサ素子の他方のスウェッジ加工された電極部とを接合して、上記封口板により上記金属ケースの開口部を封止するようにしたコンデンサの製造方法としたものである。この本発明により、一対の電極の体積抵抗を減少させることができ、しかも小型化と部品点数の削減を図ることができる。
以上のように本発明のコンデンサは、コンデンサ素子の互いに逆方向に突出した電極の端面にそれぞれ接続された二つの独立した電極部でコンデンサを構成することにより、一対の電極の体積抵抗を減少させることができ、小型化と部品点数の削減を実現することができるものである。
本発明の請求項1に記載の発明は、平板状の一対の電極をその間にセパレータを介在させ、各々の電極の端面が互いに逆方向に突出するようにして巻回することにより両端面に一対の電極部が形成された中空状のコンデンサ素子と、上記コンデンサ素子を駆動用電解液と共に収納する有底筒状の金属ケースと、封口板とを有したコンデンサの製造方法であって、上記金属ケースの底面に形成した波状または隆起状の凹凸部をコンデンサ素子の電極の端面に押し当て、上記電極の端面を部分的にスウェッジ加工し、このスウェッジ加工された電極の端面と金属ケースを金属ケースの底面側からレーザー光を照射することにより接合すると共に、上記封口板に形成した波状または隆起状の凹凸部をコンデンサ素子の他方の電極の端面に押し当て、上記電極の端面を部分的にスウェッジ加工し、このスウェッジ加工された電極の端面と封口板を封口板の表面からレーザー光を照射することにより接合して、上記封口板により上記金属ケースの開口部を封止するようにしたコンデンサの製造方法としたものであり、この方法によれば、コンデンサ素子の電極の端面に金属部材を接合しているため、この金属部材は従来のリード板と外部端子の役目を成し、かつこの金属部材はコンデンサ素子の端面に配置されているため、一対の電極の体積抵抗を減少させることができるという作用を有する。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、封口板および/または金属ケースにコンデンサ内部と連通する電解液注入用の連通孔を設け、コンデンサ素子の電極の端面を封口板および金属ケースに接合した後、上記連通孔より電解液を注入し、その後上記連通孔を閉塞するようにした方法としたもので、この方法によれば、コンデンサ生産工程の最終段階にてコンデンサ素子に対して電解液の含浸ができるために電解液注入量の管理が容易であり、かつ生産工程において電解液が外気と接して水分を含むことを防ぐことができるという作用を有する。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、封口板および/または金属ケースにコンデンサ内部と連通する連通孔を設け、この連通孔を覆うように閉塞体を設け、さらにこの閉塞体に重なるように外部と連通する孔を有するキャップを設けて上記閉塞体が常時閉塞する方向に付勢される圧力調整弁を形成するようにしたもので、この方法によれば、例えば封口板に圧力調整弁が取り付けられる際、その圧力調整弁の取り付け部分が金属の場合においても、キャップを金属としてキャップと封口板を溶接等の方法で容易に取り付けができるという作用を有する。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、封口板および/または金属ケースにコンデンサ内部と連通する連通孔を備えた弁座を設け、この弁座の連通孔を覆うように閉塞体を設け、さらにこの閉塞体に重なるように外部と連通する孔を有するキャップを設けて圧力調整弁を形成するようにしたもので、この方法によれば、圧力調整弁は別工程で作成することができ、コンデンサに対しての取り付けが容易であり、かつ取り付け部分の厚みが厚い場合、その厚み部分に埋め込み装着することができるという作用を有する。
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、平板状の一対の電極として、金属箔からなる集電体上に集電体の一端に集電体の露出部分が形成されるように活性炭と結着剤と導電剤の混合物からなる分極性電極層を形成するようにしたもので、この方法によれば、分極性電極層の界面で形成される電気二重層を利用した電気二重層コンデンサとして使用できるものであり、大容量でかつ低抵抗が必要とされるモータ駆動用の二次電源としての利用が可能となり、電気二重層コンデンサの内部抵抗の減少により大電流で充電もしくは放電しても、充放電における電圧の急激なダウン部分あるいはアップ部分の電圧範囲を小さくすることができるため、コンデンサのより大電流での充放電ができるという作用を有する。
請求項6に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、コンデンサ素子の各電極の端面と金属ケースおよび封口板とをレーザー光にて接合する際、各電極の端面の接合部分が非対称となる位置に溶接箇所を設けて接合するようにしたもので、この方法によれば、コンデンサ素子に振動が加えられた際においてもコンデンサ素子の共振を防ぐことができるという作用を有する。
以下、本発明の実施の形態を添付図面にもとづいて説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の第1の実施の形態によるコンデンサの構成を示す断面図、図2(a),(b)は同コンデンサに使用されるコンデンサ素子の展開斜視図と斜視図である。図1において、1はコンデンサ素子、5はこのコンデンサ素子1の一方の端面に接続された金属板、6は上記コンデンサ素子1を収納した有底円筒状の金属ケース、6aはこの金属ケース6の内底面に設けられた突起、7は上記金属ケース6の開口部を封止した封口板、8は一端に外部接続用の端子8aを備えた棒状の芯材、9は上記金属ケース6の外表面に接合された外部接続用の端子、10は上記芯材8と金属ケース6とを絶縁するための絶縁部材、11はキャップ12と組み合わされて圧力調整弁を構成するためのゴム状弾性絶縁部材からなる閉塞体、13はOリングである。
図2(a)は上記コンデンサ素子1の構成を示す展開斜視図で、図2(a)において2は一対の電極であり、この一対の電極2は集電体の露出部分2a,2bが互いに逆方向に突出するようにして、活性炭と結着剤と導電性の混合物からなる分極性電極層3a,3bを形成して構成され、このように構成された一対の電極2間にセパレータ4を介在させた状態で巻回することにより、同図(b)に示すようなコンデンサ素子1が構成されている。
このように本実施の形態によるコンデンサは、有底円筒状の金属ケース6の内底面にコンデンサ素子1の一方の電極の端面の集電体の露出部分2bを電気的に接合し、かつ上記コンデンサ素子1の他方の電極の端面の集電体の露出部分2aに金属板5を接合すると共に、外部接続用の端子8aを備えてコンデンサ素子1の中心部に配設された棒状の芯材8と上記金属板5を接合し、かつ上記外部接続用の端子8aが貫通する穴を備えた封口板7により上記金属ケース6の開口部を封止してコンデンサを構成したもので、この構成によれば、金属ケース6が集電端子の役割を果たすために大幅な低背化が可能となり、かつ部品点数をより削減することができるものである。
また、封口板7を金属および/または絶縁性の高分子からなる構成とすることにより、例えば封口板7を絶縁性の高分子で構成した場合、金属で構成した場合と比較して強度が弱いために厚い厚みで構成しなければならないためにコンデンサの低背化が困難であるという不利な点があるが、金属ケース6と外部接続用の端子8aとの絶縁は既に保たれているために工法が複雑化しないという効果がある。
また、封口板7を金属で構成した場合、絶縁性の高分子で構成した場合と比較して強い強度が得られるためにより薄い厚みで封口板としての機能を果たすためにコンデンサの低背化が可能であるが、金属ケース6と外部接続用の端子8aとの絶縁性を保つために金属ケース6と外部接続用の端子8aの間に絶縁部材の配設が必要である。
また、封口板7を金属と絶縁性の高分子の一体品からなるもので構成した場合、上記封口板7の薄肉化によるコンデンサの低背化と金属ケース6と外部接続用の端子8aとの絶縁は既に保たれているので工程は複雑化しないという効果がある。
また、コンデンサ素子1の中心部に、コンデンサ素子1の位置決めおよび/または固定を行うための棒状の芯材8を配設した構成とすることにより、例えばコンデンサ素子1の巻回時にこの芯材8を巻芯とすることによって芯材8のない場合と比較して固く巻くことができるために巻きずれの軽減ができ、かつ電極間の距離を短くすることができるためにコンデンサの内部抵抗を減少させることができ、かつコンデンサに対して外部より振動が加えられた際にコンデンサ素子1の端面と電極部との接合部分に対してのストレスが軽減できるために製品の耐震性を向上させることができる。
またこの場合、芯材8を固定するための突起6aを金属ケース6等に設けるとより効果的で、さらに、上記芯材8は、金属および/または絶縁性の高分子からなるものとし、例えば芯材8が金属と絶縁性の高分子の複合材料からなる場合、コンデンサ素子1の端面に接続した2つの電極部が芯材8を介してショートすることがなく、かつ金属部を設けているためにコンデンサ使用時に内部発熱が生じた場合においても外部への放熱性を向上させることができ、さらにこの場合、金属部分が多いほど外部への放熱性を向上させることができるものである。
また、本実施の形態によるコンデンサ素子1は、平板からなる一対の電極2,2の間にセパレータ4を介在させて巻回することにより構成され、かつこのコンデンサ素子1における逆方向に突出する電極の端面の集電体の露出部分2a,2bに金属板5および金属ケース6を金属溶射、溶接、ろう接、導電性接着剤を用いた接着の少なくとも一つを用いて接合して構成し、一対の電極2,2の体積抵抗を減少させるようにしたものであり、例えば(数1)を用いて本発明品と従来品の電極の体積抵抗を算出し比較してみると、一対の電極のサイズが各々98mm×3600mmで厚みが0.022mmのアルミニウム箔(アルミニウム抵抗率=0.0265)を使用した場合、本発明のコンデンサ素子1として逆方向に突出する電極の端面の各々に金属板5を接合した状態において、一対の電極を構成するアルミニウム箔全体の体積抵抗を計算すると約0.02mΩとなり、一方、同じサイズの一対の電極を使用して従来のように一対の電極から各々4本のリード板を等間隔で引き出した場合における一対の電極を構成するアルミニウム箔全体の体積抵抗を同様に計算すると約0.46mΩとなる。
この結果から明らかなように、本発明においては一対の電極の体積抵抗を低減できるもので、コンデンサの内部抵抗を減少させることができ、これを上記図2(a)の例で示したように、平板状の一対の電極として、金属箔もしくは導電性高分子からなる集電体上に、集電体の一端に集電体の露出部分2a,2bが形成されるように活性炭と結着剤と導電剤の混合物からなる分極性電極層3a,3bを形成してなる電極2を用いた構成とすることにより、分極性電極層3a,3bの界面で形成される電気二重層を利用した電気二重層コンデンサとして使用できるものであり、このように電気二重層コンデンサに応用した場合、電気二重層コンデンサの内部抵抗の減少により大電流で充電もしくは放電しても充放電における電圧の急激なダウン部分あるいはアップ部分の電圧範囲を小さくすることができるためにコンデンサのより大電流での充放電ができるものである。
さらに平板状の一対の電極として、表面に金属酸化皮膜を有する金属箔からなる電極箔を用いて、この金属箔の材料をアルミニウムとした構成の場合にはアルミ電解コンデンサとして使用できるものであり、主に高リプル電流化が必要なインバータ回路用のアルミ電解コンデンサとしての利用が可能となり、アルミ電解コンデンサの内部抵抗の減少により大電流を印加する場合の製品発熱を低減することができるため、従来のアルミ電解コンデンサより高リプル電流化が可能になるものである。
さらにまた、平板状の一対の電極の間に介在させるセパレータとこのセパレータに含浸する電解液に代え、機能性高分子もしくはセパレータと機能性高分子からなる複合部材を用いた構成とすることにより、機能性高分子コンデンサとして使用できるものであり、従来の巻回タイプの機能性高分子コンデンサより低インピーダンスのコンデンサを提供することができ、かつアルミ電解コンデンサのように電解液を使用しないためにドライアップが要因の寿命劣化モードがなくなり、コンデンサの長寿命化を図ることができるものである。
なお、図1において、金属板5と集電体の露出部分2a、金属ケース6の内底面と集電体の露出部分2bを各々接合する手段としては金属溶射、溶接、ろう接、導電性接着剤を用いた接着などがあるが、特にレーザー溶接により金属板5と集電体の露出部分2aを接合する場合には、金属板5の側から集電体の露出部分2aの方向にレーザー光を照射して接合し、また金属ケース6の内底面と集電体の露出部分2bを接合する場合には、金属ケース6の底面の外側から集電体の露出部分2bの方向にレーザー光を照射して接合を行うものであるが、この際、レーザー光の吸収を高めるために金属板5の封口板7側の表面及び金属ケース6の底面の外表面を例えば化学エッジングにて表面処理することによってレーザー光の吸収を高めることができ、このような処理をした場合、処理をしない場合と比較してレーザー光の吸収がよいために低エネルギーでの溶接が可能となり、レーザー光の照射間隔を短くすることができるために生産性を向上させることができるものである。
また、図3において21は金属板であり、21aはこの金属板21に設けたスリット状もしくは穴状等の欠落部分で、この構成によれば、例えば金属溶射の方法でコンデンサ素子1に対して金属板21を接合する場合、その方法としてコンデンサ素子1に金属板21を押し当て、金属板21側から所定の部分に溶融された金属粉体状のものを噴射するもので、金属板21の欠落部分21aの端面とその端面に接しているコンデンサ素子1における電極の突出部分が溶射金属を媒体とし接合するもので、金属溶射の方法でコンデンサ素子1に対して金属板21を接合する場合は、金属板21の平面部分の欠落部分21aが必要不可欠である。また、その他の接合方法の場合においては、次の工程であるコンデンサ素子1への電解液の含浸の際、金属板21の欠落部分21aが電解液がコンデンサ素子1へ浸入する一つの浸入経路となるものである。
(実施の形態2)
図4は本発明の第2の実施の形態によるコンデンサの構成を示した断面図であり、図4において1はコンデンサ素子、14はこのコンデンサ素子1を収納した有底筒状の金属ケース、14aはこの金属ケース14の内底面に設けられたコンデンサ素子1の位置決め固定用の突起、15はコンデンサ素子1の端面に接合された封口板、15aはこの封口板15に設けられたコンデンサ素子1の位置決め固定用の突起、16は絶縁部材、17は外部接続用の端子、18は上記コンデンサ素子1の中心に配設された棒状の芯材、19は上記封口板15に設けた電解液注入用の連通孔である。
このように本実施の形態によるコンデンサは、金属ケース14の内底面にコンデンサ素子1の一方の電極の端面の集電体の露出部分2bを電気的に接合し、かつ上記コンデンサ素子1の他方の電極の端面の集電体の露出部分2aに封口板15を電気的に接合すると共に、この封口板15で上記金属ケース14の開口部を封止してコンデンサを構成したもので、上記第1の実施の形態の図1に示すものに加え、さらに封口板15が金属板5の役割を果たすためにより大幅な低背化が可能となり、かつ部品点数をより削減することができる。
また、例えば封口板15を金属で構成した場合、封口板としての機能と集電板としての機能の双方の機能を有するが、金属ケース14と外部接続用の端子17との絶縁性を保つためには、図5に示すようにカーリング加工部分の金属ケース14と封口板15の間に絶縁部材16を配設することが必要であり、さらに封止性を向上させるためにこのカーリング加工部分に封止材16aを配設することが好ましい。
また、本実施の形態においては、封口板15の外周部と金属ケース14の開放端を同時にカーリング加工することにより金属ケース14の開口部を封止してコンデンサを構成したものであり、この構成によれば、コンデンサ素子1が接合された封口板15の封止が容易で、かつコンデンサを低背化することができ、また上記カーリング加工は金属ケース14の内側もしくは外側のいずれで行ってもその効果を有する。
さらに金属ケース14の内底面および封口板15に突起14a,15aを設け、この突起14a,15aによりコンデンサ素子1の位置決めおよび/または固定を行うようにすることにより、コンデンサに対して外部より振動が加えられた際に、コンデンサ素子1の端面と封口板15の接合部分に対してのストレスが軽減できるために製品の耐震性を向上させることができ、かつコンデンサ使用時に内部発熱が生じた場合においても外部への放熱性を向上させることができる。
また、封口板15にコンデンサの内部と連通する電解液注入用の連通孔19を設けることにより、コンデンサ生産工程の最終段階にてコンデンサ素子1に対して電解液の含浸ができるようになるもので、電解液注入量の管理が容易となり、かつ生産工程において電解液が外気と接して水分を含むことを防ぐことができるものである。
なお、図4に示すように、コンデンサの封口は、封口板15の外周部と金属ケース14の開放端を同時に内側にカーリング加工して行っているが、外側にカーリング加工を施しても同様の効果が得られるものであり、外側にカーリング加工した例を図14に示す。また、図14に示すように、カーリング加工部分の最大外周部が金属ケース14bの外周径より大きくならないようにするため、カーリング加工前に金属ケース14bの開口部の開口径を小さくするようなネッキング加工を施すとよい。
また、図5に示す金属ケース14と封口板15の間に配設する絶縁部材16は、例えば封口板15の外周部と金属ケース14の開放端に予め絶縁部材をコーティングすることによって代用してもよく、さらにコーティング部分の前処理として、脱脂処理または粗面化処理または酸化皮膜形成処理の少なくとも一つを行うことにより、カーリング加工の際においても、封口板と金属ケースの絶縁部材のコーティング部分の剥がれが軽減できるため、封口板と金属ケースの間の絶縁性がより確保できるものである。
また、図4において、封口板15と集電体の露出部分2a、金属ケース14の内底面と集電体の露出部分2bを各々接合する手段としては金属溶射、溶接、ろう接、導電性接着剤を用いた接着などあるが、特にレーザー溶接により封口板15と集電体の露出部分2aを接合する場合には、封口板15側から集電体の露出部分2aの方向にレーザー光を照射して接合し、また金属ケース14の内底面と集電体の露出部分2bを接合する場合には、金属ケース14の底面の外側から集電体の露出部分2bの方向にレーザー光を照射して接合を行うものであるが、この際レーザー光の吸収を高めるために封口板15の外表面及び金属ケース14の底面の外表面を例えば化学エッジングにて表面処理することによってレーザー光の吸収を高めることができ、このような処理をした場合、処理をしない場合と比較してレーザー光の吸収がよいために低エネルギーでの溶接が可能となり、レーザー光の照射間隔を短くすることができるために生産性を向上させることができるものである。
また、図6および図7は封口板の具体例を示したものであり、図6において、20は封口板であり、20aはこの封口板20のコンデンサ素子1と接する側に設けた波状もしくは隆起状の凹凸部分であり、この構成によれば、コンデンサ素子1に対して封口板20を接合した後の次の工程であるコンデンサ素子1への電解液の含浸の際、封口板20の波状もしくは隆起状の凹凸部分20aが電解液がコンデンサ素子1へ浸入する一つの浸入経路となるものである。
また、図7(a)〜(c)は封口板の他の例を示したもので、図7において、20Aは封口板であり、同図のA−A断面を同図(b)に、B−B断面を同図(c)に示す。このように波状もしくは隆起状の凹凸部分20bをコンデンサ素子1の電極の端面に押し当てて配設することにより電極の端面がスウェッジ加工され、このスウェッジ加工された箇所に封口板20A側からコンデンサ素子1の電極2の端面方向にレーザー光を照射して封口板20Aとコンデンサ素子1の端面を接合することにより、確実な接合が可能となる。
また、この場合、電極2の端面に波状もしくは隆起状の凹凸部分20bを押し当てる際、完全に押し当てずに封口板20Aの凹凸部分のない平面部分がコンデンサ素子1の端面に接触しないよう、封口板20Aにコンデンサ素子の芯材と接触する突起20cを設け、封口板20Aの凹凸部分のない平面部分とコンデンサ素子1の端面との間に隙間を設けることにより、電解液がコンデンサ素子1へ浸入する際の一つの浸入経路となるものである。
また、この波状もしくは隆起状の凹凸部分20bおよび突起20cは、金属ケースの底面もしくは金属板に設けても同様の効果を発揮するものである。
(実施の形態3)
図8は本発明の第3の実施の形態におけるコンデンサ素子の断面図で、コンデンサ素子1aの集電体の露出部分2a,2bの付近に導電性材料31を付着させた後に硬化させ、この部分が平面になるように加工し、かつ電極2の端面2c,2dが露出するように構成したもので、この構成によれば、電極2の集電体の露出部分2a,2bの付近が折れ曲がることなく、しかもコンデンサ素子1aにおいて電極の端面2c,2dが両端に突出しているため、金属板および金属ケースもしくは封口板および金属ケースと電極との端面をより確実に接合することができるものである。
(実施の形態4)
図9、図10、図11、図12は本発明の第4の実施の形態によるコンデンサの圧力調整弁の構成を示した断面図であり、これらの圧力調整弁はコンデンサの内部圧力が所定以上の圧力になると圧力を外部に逃がすための自己復帰型のものである。
まず、図9に示す圧力調整弁について説明すると、図9において、22は封口板、23はこの封口板22の連通孔22aのコンデンサ内部側に設けられたシート状部材、24はゴム状弾性部材からなる閉塞体、25はキャップであり、このように構成された圧力調整弁は、封口板22にコンデンサ内部と連通する連通孔22aを設け、この連通孔22aを覆うようにゴム状弾性部材からなる閉塞体24を配設し、さらにこの閉塞体24に重なるように外部と連通する穴を有するキャップ25を配設し、かつ上記ゴム状弾性部材からなる閉塞体24は常時閉塞する方向に付勢される構成とし、例えば封口板22およびキャップ25が金属の場合、溶接等の方法で容易に取り付けができる。
また、図13に示すように、閉塞体24に覆うように取り付けられるキャップ25が外部接続用の端子17と一体となるように構成してもよく、この場合、封口板に対しての圧力調整弁のキャップ25の接合と同時に端子17の接合が可能であり、生産性を向上させることができる。
また、電解液の透過を防ぎ、かつコンデンサ内部で発生したガスを外部へ透過する材料を用いて構成したシート状部材23を密着配設してもよく、これにより圧力調整弁の内部に対しての電解液の浸入を防ぐことができるため、電解液の溶質が閉塞体24に付着して圧力調整弁の機能を損なうことがなく、かつ圧力調整弁を介してコンデンサ内部から外部への電解液の漏れを防ぐことができる。
なお、シート状部材23を閉塞体24とコンデンサ内部とを連通する連通孔22aの間に形成するようにしてもよい。
次に、図10に示す圧力調整弁について説明すると、図10において、26は封口板、27はこの封口板26の連通孔に取り付けられた弁座、28は閉塞部材、29はバネ、30はキャップであり、このように封口板26に設けたコンデンサ内部と連通する連通孔に対して、コンデンサ内部と連通する連通孔を備えた弁座27を配設し、この弁座27の連通孔を覆うように連通孔を塞ぐ閉塞部材28と金属製のバネ29からなる閉塞体を配設し、この閉塞体を弁座27とで挟む形でキャップ30を配設することにより構成されたものである。
次に、図11に示す圧力調整弁について説明すると、図11(a)において、封口板22Aの中心部分にコンデンサ素子固定用の突起22bを有する場合、この突起22bの内部を空洞とし、かつコンデンサ内部とを連通する連通孔22cを設け、かつ上記空洞の内部に閉塞体24を配設し、さらに外部と連通する連通孔を備えた平板25aで上記閉塞体24を保持するように覆うことにより、閉塞体24を常時閉塞する方向に付勢する構成としたもので、この構成によれば、圧力調整弁は製品外部へ突出した形状でないために製品の外形寸法を大きくすることがなく、かつ閉塞体24を収める突起部分は圧力調整弁とコンデンサ素子1の固定という二つの機能を有することができる。
また、図11(b)のように、コンデンサ素子1の中心に棒状の芯材18を配設する場合に用いる封口板22Bにおいて、この棒状の芯材18の端の部分に閉塞体24を収納するための空洞を設け、この空洞にコンデンサ内部と連通する連通孔および/または部材欠損部分18aを設けて閉塞体24を収納し、これを外部と連通する連通孔を備えた封口板22Bで覆うことにより、閉塞体24を常時閉塞する方向に付勢する構成としたものである。
この構成によれば、キャップに代えて封口板22Bが閉塞体24を常時閉塞する方向に付勢する役割を果たしているためにキャップは必要でなく、部品点数の削減が可能であり、かつ圧力調整弁は製品外部へ突出した形状でないために製品の外形寸法を大きくすることがなく、かつ棒状の芯材18は大きな形状変更の必要がないままに圧力調整弁とコンデンサ素子の芯材という二つの機能を持たせることができるものである。
次に、図12に示す圧力調整弁について説明すると、図12(a)において、封口板22Dは隆起部分22eとコンデンサ内部と連通する連通孔22fを設け、この連通孔22fに重なるように閉塞体24を配設し、外部と連通する連通孔25cを有するキャップ25bで閉塞体24を覆い、閉塞体24を閉塞する前段階の状態を示したもので、これを図12(b)に示すように、閉塞体24をキャップ25bと封口板22Dで閉塞するために、上記隆起部分22eをポンチなどによりカシメることにより変形させてキャップ25bを保持することができ、この構成によると、キャップ25bを封口板22D等に取り付ける際、短時間で取り付けができるために生産性を向上させることができる。
このように、コンデンサの内部圧力が所定の圧力以上になると圧力を外部に逃がすための自己復帰型の圧力調整弁を封口板および/または金属ケースに設けることにより、コンデンサ内部で発生したガスを外部へ放出してコンデンサ内部の圧力の上昇を防ぐことができ、また作動後に圧力調整弁は作動前の状態に復帰してコンデンサ内部の気密性を保持することができるため、コンデンサ内部のガス発生による圧力の上昇においてもコンデンサの外観に異常をきたすことはなく、その特性を維持することができるものである。
(実施の形態5)
図14は本発明の第5の実施の形態によるコンデンサの構成を示した断面図であり、図14において、1はコンデンサ素子、14bはこのコンデンサ素子1を収納した有底筒状の端子一体型の金属ケース、14cはこの端子一体型の金属ケース14bの内底面に設けられたコンデンサ素子1の位置決め固定用の多角形の外周形状を有する突起、15bはコンデンサ素子1の端面に接合された端子一体型の封口板、15cはこの端子一体型の封口板15bに設けられたコンデンサ素子1の位置決め固定用の多角形の外周形状を有する突起、16bはアルマイト処理部分、17aは外部接続用のスリット入りの平板状の端子、17bは外部接続用の穴を有する平板状の端子、18bは上記コンデンサ素子1の中心に配設された中空部分を有する棒状の芯材、19は上記端子一体型の封口板15bに設けた電解液注入用の連通孔、32は圧力調整弁である。
以上のように構成された本実施の形態のコンデンサは、多角形の外周形状を有する突起14c,15cを、これに対応する多角形の中空部分を有する芯材18bの中空部分に挿入してコンデンサ素子1を固定することにより、外部より振動が加えられた際においてもコンデンサ素子1の端面と端子一体型の封口板15bおよび端子一体型の金属ケース14bとの接合部分に対してのストレスが軽減できるものである。
また、端子形状をスリット入りの平板状の端子17aとすることにより、例えば2点のスポット溶接で平板部どうしを溶接接合する場合において、溶接点の間にスリットがない時には1点目の溶接に続いて2点目の溶接を行う際、既に溶接されている部分に電流が流れるために接合が困難となるが、溶接点の間にスリットを入れた場合は溶接を容易に行うことができるものである。また、ネジによる接続においては、平板状の端子を穴を有する平板状の端子17bとすることにより接続が容易となる。また、端子一体型の封口板15bと端子一体型の金属ケース14bのカーリング加工の部分をアルマイト処理部分16bとすることにより、カーリング加工後も端子一体型の封口板15bと端子一体型の金属ケース14bの絶縁を可能とすることができるものである。
また、上記電解液注入用の連通孔19は、図4に閉塞前の状態を、図14に閉塞後の状態を示しており、この電解液注入用の連通孔19の閉塞の方法として、例えば図4の電解液注入用の連通孔19に示すように、封口板15に電解液注入用の連通孔19が突出した筒状のものである場合、図14の電解液注入用の連通孔19に示すように、この電解液注入用の連通孔19の筒状部分を挟んで変形させた後、連通孔の一部が閉孔するようにして、その閉孔部分に対してレーザー光を照射することにより溶接して閉塞できる。これにより連通孔の閉塞に別の部材を使用する必要がないので部品点数は増加せず、かつスムーズな電解液の注入および注入用の連通孔の閉塞ができるものである。
また、電解液注入用の連通孔の形状として筒状部分を形成させない場合、別途準備された連通孔閉塞用の平板部材にて連通孔を覆った後、この平板部材の周囲と上記連通孔の周囲を例えばレーザー光を照射することによる溶接で接合して閉塞できる。この際、レーザー溶接を施す部分は連通孔より適度に離れているために溶接部に電解液が付着することによる接合不良の恐れがなくなるものである。
(実施の形態6)
図15は本発明の第6の実施の形態によるコンデンサを示した正面図であり、図15において、33はコンデンサ、17aと17bは外部接続用の平板状の端子であり、この平板状の端子17aと17bは金属ケースの中心軸を基準に相反する方向にずれるように配設されている。
このような構成にすることにより、同図に示すように、複数のコンデンサ33を接続する際に上記金属ケースの中心軸を境にして両端子が密着すると共に、基板34等の上面に載置した状態でコンデンサ33が浮いたりすることもなくなり、精度の良い接続を行うことができるものである。
(実施の形態7)
図16(a),(b)は本発明の第7の実施の形態による金属ケースを示した断面図であり、同図に示すように、外部接続用の平板状の端子35aまたは36aを一体に設けた金属ケース35または36の上記平板状の端子35aまたは36aの根元部の長手方向の一方に補強用の凸部35bまたはR36bを設けたもので、この構成により、平板状の端子35aまたは36aの強度を向上し、より耐震性に優れたコンデンサを得ることができるものである。
以上のように本発明のコンデンサは、コンデンサ素子の互いに逆方向に突出した電極の端面にそれぞれ接続された二つの独立した電極部でコンデンサを構成することにより、一対の電極の体積抵抗を減少させることができ、小型化と部品点数の削減を実現することができるので、各種電子機器に使用することができる。
本発明の第1の実施の形態によるコンデンサの構成を示す断面図 (a)同コンデンサ素子の構成を示す展開斜視図、(b)同斜視図 同金属板の斜視図 本発明の第2の実施の形態によるコンデンサの構成を示す断面図 同カーリング部分の要部断面図 同封口板の斜視図 (a)同封口板の他の例を示す斜視図、(b)同A−A断面を示す断面図、(c)同B−B断面を示す断面図 本発明の第3の実施の形態によるコンデンサ素子の断面図 本発明の第4の実施の形態による圧力調整弁の構成を示す断面図 同圧力調整弁の他の例を示す断面図 同圧力調整弁の他の例を示す断面図 同圧力調整弁の他の例を示す断面図 同圧力調整弁の他の例を示す斜視図 本発明の第5の実施の形態によるコンデンサの構成を示す断面図 本発明の第6の実施の形態によるコンデンサを示す正面図 本発明の第7の実施の形態による金属ケースを示す断面図 従来のコンデンサの構成を示す断面図 従来のコンデンサ素子を示す展開斜視図
符号の説明
1 コンデンサ素子
2a,2b 集電体の露出部分
5 金属板
6 金属ケース
6a 突起
7 封口板
8 芯材
8a,9 外部接続用の端子
10 絶縁部材
11 閉塞体
12 キャップ
13 Oリング

Claims (6)

  1. 平板状の一対の電極をその間にセパレータを介在させ、各々の電極の端面が互いに逆方向に突出するようにして巻回することにより両端面に一対の電極部が形成された中空状のコンデンサ素子と、上記コンデンサ素子を駆動用電解液と共に収納する有底筒状の金属ケースと、封口板とを有したコンデンサの製造方法であって、上記金属ケースの底面に形成した波状または隆起状の凹凸部をコンデンサ素子の電極の端面に押し当て、上記電極の端面をスウェッジ加工し、このスウェッジ加工された電極の端面と金属ケースを金属ケースの底面側からレーザー光を照射することにより接合すると共に、上記封口板に形成した波状または隆起状の凹凸部をコンデンサ素子の他方の電極の端面に押し当て、上記電極の端面を部分的にスウェッジ加工し、このスウェッジ加工された電極の端面と封口板の表面からレーザー光を照射することにより接合して、上記封口板により上記金属ケースの開口部を封止するようにしたコンデンサの製造方法。
  2. 封口板および/または金属ケースにコンデンサ内部と連通する電解液注入用の連通孔を設け、コンデンサ素子の電極の端面を金属ケースおよび封口板に接合した後、上記連通孔より電解液を注入し、その後、上記連通孔を閉塞するようにした請求項1に記載のコンデンサの製造方法。
  3. 封口板および/または金属ケースにコンデンサ内部と連通する連通孔を設け、この連通孔を覆うように閉塞体を設け、さらにこの閉塞体に重なるように外部と連通する孔を有するキャップを設けて上記閉塞体が常時閉塞する方向に付勢される圧力調整弁を形成するようにした請求項1に記載のコンデンサの製造方法。
  4. 封口板および/または金属ケースにコンデンサ内部と連通する連通孔を備えた弁座を設け、この弁座の連通孔を覆うように閉塞体を設け、さらにこの閉塞体に重なるように外部と連通する孔を有するキャップを設けて圧力調整弁を形成するようにした請求項1に記載のコンデンサの製造方法。
  5. 平板状の一対の電極として、金属箔からなる集電体上に集電体の一端に集電体の露出部分を形成するように活性炭と結着剤と導電剤の混合物からなる分極性電極層を形成するようにした請求項1に記載のコンデンサの製造方法。
  6. コンデンサ素子の各電極の端面と金属ケースおよび封口板とをレーザーにて接合する際、各電極の端面の接合部分が非対称となる位置に溶接箇所を設けて接合するようにした請求項1に記載のコンデンサの製造方法。
JP2006131365A 1999-03-02 2006-05-10 コンデンサの製造方法 Expired - Fee Related JP4424327B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006131365A JP4424327B2 (ja) 1999-03-02 2006-05-10 コンデンサの製造方法

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5409099 1999-03-02
JP2006131365A JP4424327B2 (ja) 1999-03-02 2006-05-10 コンデンサの製造方法

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11139753A Division JP2000315632A (ja) 1999-03-02 1999-05-20 コンデンサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006210960A true JP2006210960A (ja) 2006-08-10
JP4424327B2 JP4424327B2 (ja) 2010-03-03

Family

ID=36967362

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006131365A Expired - Fee Related JP4424327B2 (ja) 1999-03-02 2006-05-10 コンデンサの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4424327B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100845801B1 (ko) * 2006-10-02 2008-07-16 주식회사 디지털텍 알루미늄 고분자 콘덴서의 소자 고정 방법
WO2008099614A1 (ja) * 2007-02-16 2008-08-21 Panasonic Corporation キャパシタユニットおよびその製造方法
JP2008204984A (ja) * 2007-02-16 2008-09-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd キャパシタユニット、およびその製造方法
JP2009059868A (ja) * 2007-08-31 2009-03-19 Panasonic Corp キャパシタの検査方法

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5753925A (ja) * 1980-09-17 1982-03-31 Nichicon Capacitor Ltd Denkaikondensa
JPH01222428A (ja) * 1988-03-01 1989-09-05 Hitachi Condenser Co Ltd 電気二重層コンデンサ
JPH04152616A (ja) * 1990-10-17 1992-05-26 Elna Co Ltd 電気二重層コンデンサ
JPH0645251U (ja) * 1992-11-30 1994-06-14 三洋電機株式会社 電池の安全弁装置
JPH0963630A (ja) * 1995-08-28 1997-03-07 Ngk Insulators Ltd 電気蓄積素子、電気蓄積装置および電気蓄積素子の製造方法
JPH09306465A (ja) * 1996-05-14 1997-11-28 Toyota Autom Loom Works Ltd 円筒型二次電池
JPH09312161A (ja) * 1996-05-23 1997-12-02 Ngk Insulators Ltd 電気化学素子の集電体および電気化学素子
JPH10106536A (ja) * 1996-09-26 1998-04-24 Japan Storage Battery Co Ltd 非水電解質二次電池
JPH10275751A (ja) * 1997-03-31 1998-10-13 Elna Co Ltd 電気二重層コンデンサおよびその製造方法
JPH10334884A (ja) * 1997-05-28 1998-12-18 Toshiba Battery Co Ltd 非水電解液の注入方法および非水電解液注入装置

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5753925A (ja) * 1980-09-17 1982-03-31 Nichicon Capacitor Ltd Denkaikondensa
JPH01222428A (ja) * 1988-03-01 1989-09-05 Hitachi Condenser Co Ltd 電気二重層コンデンサ
JPH04152616A (ja) * 1990-10-17 1992-05-26 Elna Co Ltd 電気二重層コンデンサ
JPH0645251U (ja) * 1992-11-30 1994-06-14 三洋電機株式会社 電池の安全弁装置
JPH0963630A (ja) * 1995-08-28 1997-03-07 Ngk Insulators Ltd 電気蓄積素子、電気蓄積装置および電気蓄積素子の製造方法
JPH09306465A (ja) * 1996-05-14 1997-11-28 Toyota Autom Loom Works Ltd 円筒型二次電池
JPH09312161A (ja) * 1996-05-23 1997-12-02 Ngk Insulators Ltd 電気化学素子の集電体および電気化学素子
JPH10106536A (ja) * 1996-09-26 1998-04-24 Japan Storage Battery Co Ltd 非水電解質二次電池
JPH10275751A (ja) * 1997-03-31 1998-10-13 Elna Co Ltd 電気二重層コンデンサおよびその製造方法
JPH10334884A (ja) * 1997-05-28 1998-12-18 Toshiba Battery Co Ltd 非水電解液の注入方法および非水電解液注入装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100845801B1 (ko) * 2006-10-02 2008-07-16 주식회사 디지털텍 알루미늄 고분자 콘덴서의 소자 고정 방법
WO2008099614A1 (ja) * 2007-02-16 2008-08-21 Panasonic Corporation キャパシタユニットおよびその製造方法
JP2008204984A (ja) * 2007-02-16 2008-09-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd キャパシタユニット、およびその製造方法
US8194393B2 (en) 2007-02-16 2012-06-05 Panasonic Corporation Capacitor unit and its manufacturing method
JP2009059868A (ja) * 2007-08-31 2009-03-19 Panasonic Corp キャパシタの検査方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4424327B2 (ja) 2010-03-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11217844B2 (en) Button cell having winding electrode and method for the production thereof
JP2000315632A (ja) コンデンサ
JP3805275B2 (ja) 電池および電池モジュール
US10998538B2 (en) Energy storage device, energy storage apparatus and method of manufacturing energy storage device
JP2005520344A (ja) コップ形ケーシング及びケーシングを有するコンデンサ
WO2001024206A1 (en) Capacitor element
JP4894543B2 (ja) キャパシタ
JP5229440B2 (ja) 電気化学デバイス
JP4424327B2 (ja) コンデンサの製造方法
JP4451654B2 (ja) リチウム二次電池
JP2001155711A (ja) 電気エネルギー蓄積デバイス
JP6870316B2 (ja) 角形二次電池及びその製造方法
JP4432580B2 (ja) コンデンサ
CN108232310B (zh) 方形二次电池及其制造方法
JP2001102031A (ja) 電気エネルギー蓄積デバイス及びその製造方法
JP7098901B2 (ja) 二次電池及びその製造方法
JP4003604B2 (ja) コンデンサおよびその製造方法
JP2003059783A (ja) 電気二重層コンデンサ
JP2004022339A (ja) 電池
JP2000260664A (ja) コンデンサ
JP2002141028A (ja) 密閉電池とその製造方法
JP2008177322A (ja) キャパシタ
JP2000323120A (ja) 電気エネルギー蓄積デバイス及びその製造方法
JP2009188253A (ja) 蓄電デバイス及びその製造方法
JP2019050086A (ja) 電池の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060510

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081121

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081209

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090206

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090901

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091023

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091117

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091130

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121218

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121218

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131218

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees