JP2006209361A - コンセント装着式火災感知器とその取付け方法 - Google Patents

コンセント装着式火災感知器とその取付け方法 Download PDF

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Abstract

【課題】家庭用その他の火災感知器に関し、火災感知器自体を通常の壁面コンセントに直接取付け可能とすることによって、天井以外の壁面に容易に設置でき、しかも通常の市販の普及タイプの火災感知器と同等以下にコストダウン可能とする。
【解決手段】電源回路と火災感知手段と警報手段とを有する火災感知器本体の側面に、商用電源のコンセントに挿入する入力端子を設けてなる火災感知器を構成し、この火災感知器の前記入力端子を、建物に予め装備してあるコンセントに嵌入することを特徴とする火災感知器の取付け方法であり、極めて容易に火災感知器を取付け装備でき、特別な取付け工事や配線作業、配線手段を必要としない。
【選択図】 図1

Description

本発明は、家庭用その他の火災感知器に関し、通常のコンセントに直接装着し取付け可能とすることを目的とする。
通常は火災感知器自体は建物の内壁などにネジ止めなどの手法で固定し、火災感知器から延長しているコードをコンセントに接続するケースが多い。ところが、コードを壁面に張り巡らすと美観を損なうので、電池式の火災感知器も使用されているが、コトス高や電池切れ時の電池交換忘れ等の問題がネックになっている。これに対し、コード配線の問題を解消できる手法として、特開平8-94678号公報に記載のように、火災感知器本体の上部に引っ掛けローゼットを装着し、下部には照明器具の電源を取るための出力端子を有する引っ掛けローゼットを装着してなる火災感知器が提案されている。この発明は、住宅などの天井に予め設置されている引っ掛けローゼットに、火災感知器本体の上部に設けた引っ掛けローゼットを嵌入させるだけで、住宅用照明器具用の既設の100Vラインをそのまま利用することにより、住宅などに火災感知器を設置するための特別な屋内配線工事を必要としないし、長いコードを壁面に張りめぐらす必要もない。
特開平8-94678号
しかしながら、前記のように天井に予め設置されている引っ掛けローゼットを利用して火災感知器を取付けるため、室内の最も高い位置に火災感知器を取付けることになり、取付け作業が面倒である。また、前記のように、火災感知器の下部には、照明器具の電源を取るための出力端子を有する引っ掛けローゼットを装着しなければならず、火災感知器自体が複雑となり、照明器具を引っ掛け保持できるだけの強度も要するため、高価な火災感知器となり、実現性に欠ける。
本発明の技術的課題は、このような問題に着目し、火災感知器自体を通常の壁面コンセントに直接取付け可能とすることによって、天井以外の壁面に容易に設置でき、しかも通常の市販の普及タイプの火災感知器と同等以下にコストダウン可能とすることにある。
本発明の技術的課題は次のような手段によって解決される。請求項1は、少なくとも電源回路と火災感知手段と警報手段とを有する火災感知器本体の側面に、商用電源のコンセントに挿入する入力端子を設けてなることを特徴とする火災感知器である。このように、火災感知器本体の側面に、商用電源のコンセントに挿入する入力端子を設けてなる火災感知器を用意しておけば、火災感知器自体の入力端子を、建物に予め装備してある既設のコンセントに嵌入するだけで、容易に取付けることができる。しかも、通常の火災感知器に入力端子を直接装備しておくだけであって、従来のような延長コードも不要なため、小型化・簡素化され、電池式のような電池切れ時の電池交換忘れ等の問題がなく、かつ従来品の半額以下の低価額となる。
請求項2は、少なくとも電源回路と火災感知手段と警報手段とを有する火災感知器本体の側面に、商用電源のコンセントに挿入する入力端子を設けてなる火災感知器を構成し、この火災感知器の前記入力端子を、建物に予め装備してあるコンセントに嵌入することを特徴とする火災感知器の取付け方法である。このように、請求項1のように火災感知器の入力端子を、建物に予め装備してあるコンセントに嵌入するだけで、火災感知器を取付け可能なため、極めて簡単に火災感知器を取付け装備でき、特別な取付け工事や配線作業、配線手段を必要としない。
請求項3は、前記コンセントの端子孔が、建物又は設備の鉛直方向の壁面に水平向きとなるように固定されていることを特徴とする請求項2に記載の火災感知器の取付け方法である。このように、前記コンセントの端子孔が、建物又は設備の鉛直方向の壁面に水平向きとなるように固定されていると、天井に取付けるような複雑な引っ掛けローゼット構造にしなくても、通常の普及タイプのコンセントの端子孔に嵌入するだけで、火災感知器自体の荷重を保持可能となる。また、従来のように天井に火災感知器を引っ掛ける火災感知器と違って、照明用の引っ掛けローゼットを設ける必要はなく、複数の端子孔を有するマルチタイプのコンセントを用いるだけで、照明器具その他の電源も容易に取ることが可能である。
請求項1のように、火災感知器本体の側面に、商用電源のコンセントに挿入する入力端子を設けてなる火災感知器を用意しておけば、火災感知器自体の入力端子を、建物に予め装備してある既設のコンセントに嵌入するだけで、容易に取付けることができる。しかも、通常の火災感知器に入力端子を直接装備しておくだけであって、従来のような延長コードも不要なため、小型化・簡素化され、電池式のような電池切れ時の電池交換忘れ等の問題がなく、かつ従来の半額以下の低価額となる。
請求項2のように、請求項1のような火災感知器の入力端子を、建物に予め装備してあるコンセントに嵌入するだけで、火災感知器を取付け可能なため、極めて簡単に火災感知器を取付け装備でき、特別な取付け工事や配線作業、配線手段を必要としない。
請求項3のように、前記コンセントの端子孔が、建物又は設備の鉛直方向の壁面に水平向きとなるように固定されていると、天井に取付けるような複雑な引っ掛けローゼット構造にしなくても、通常の普及タイプのコンセントの端子孔に嵌入するだけで、火災感知器自体の荷重を保持可能となる。また、従来のように天井に火災感知器を引っ掛ける火災感知器と違って、照明用の引っ掛けローゼットを設ける必要はなく、複数の端子孔を有するマルチタイプのコンセントを用いるだけで、照明器具その他の電源も容易に取ることが可能である。
次に本発明によるコンセント装着式感知器とその取付け方法が実際上どのように具体化されるか実施形態を説明する。図1は本発明による火災感知器の装着状態を示す側面図である。住宅などの建物の壁面1の内部にコンセントCを取付け固定し、鉛直な壁面1の外側から化粧カバー2で覆ってある。化粧カバー2には、機器の端子を挿入する端子孔3が開いており、コンセント本体の内部には、挿入された端子と圧接する金属接触子4が内蔵固定されている。この接触子4は、電源導線を接続する端子5と一体的に接続されている。
6は火災感知器であり、その電源端子7は、化粧カバー2の端子孔3を通過して、コンセント内部の端子孔3cに挿入され、金属接触子4と圧接して電気的に接続されている。火災感知器6の電源端子7は、コンセント中の金属接触子4で弾力的に挟持され、機械的に保持されているので、火災感知器6全体も機械的に保持され、脱落することはない。
このように、火災感知器6自体に直接に水平方向の電源端子7を有しており、従来のようにコードは介在していない。したがって、火災感知器6の電源端子7をコンセントの水平方向の端子孔3cに挿入するだけで、電気的に接続されると同時、火災感知器6の荷重もコンセントの金属接触子4の弾力で保持される。したがって、火災感知器を壁面などに取付け固定する工事は不要である。また、火災感知器自体に直接に電源端子7が固設されているので、従来のような配線用のコードは不要であり、コードのために見苦しくなるなどの問題も発生しない。電池式のように、電池切れ時の電池交換を忘れるといった致命的な問題も発生しない。
天井に設ける引っ掛けローゼットと違って、コンセントCは、住宅などの壁面に装備されているのが通常である。したがって、このような壁面のコンセントに装着できるように、火災感知器6の電源端子7は、火災感知器6自体の側面から突出する構造になっている。また、コンセントCに複数の端子孔を有し、複数の器具を接続できるようになっている場合が多いが、他の器具の電源接続の邪魔にならないように、電源端子7は火災感知器6の上端寄りの位置から、横向きに突出している。したがって、火災感知器9を装着して状態でも、上側の空いた端子孔3から他の器具の電源コードを挿入できる。
図2は、本発明による火災感知器6の回路構成を示すブロック図であり、火災感知器6の側面から電源端子7が突出している。そして、内部には、電源端子7に接続された電源回路Eと火災感知回路Bと警報回路Aを有している。Sは、火災感知用のセンサー部である。これらの各手段は、回路技術や素子の小型化の技術によって小型軽量化されるため、火災感知器6全体の重量も軽量化されつつある。したがって、2本の電源端子7をコンセント内の金属接触子4の弾力だけで弾圧保持することも容易であり、技術的な問題はない。
以上のように、本発明によると、火災感知器本体の側面に、商用電源のコンセントに挿入する電源入力端子を設けてあり、この火災感知器の入力端子を、建物に予め装備してあるコンセントに嵌入するだけで、火災感知器を取付け可能なため、極めて容易にかつ安価に火災感知器を取付け装備でき、電池式と同様に、特別な取付け工事や配線作業、配線手段を必要としない。その結果、火災感知器の普及と火災防止に寄与できる。
本発明による火災感知器の装着状態を示す側面図である。 本発明による火災感知器の回路構成を示すブロック図である。
符号の説明
C コンセント
1 壁面
2 化粧カバー
3 化粧カバーの端子孔
3c コンセントの端子孔
4 金属接触子
5 端子
6 火災感知器
7 電源入力端子
A 警報回路
B 火災感知回路
E 電源回路
S センサー部

Claims (3)

  1. 少なくとも電源回路と火災感知手段と警報手段とを有する火災感知器本体の側面に、商用電源のコンセントに挿入する電源入力端子を設けてなることを特徴とする火災感知器。
  2. 少なくとも電源回路と火災感知手段と警報手段とを有する火災感知器本体の側面に、商用電源のコンセントに挿入する電源入力端子を設けてなる火災感知器を構成し、この火災感知器の前記電源入力端子を、建物に予め装備してあるコンセントに嵌入することを特徴とする火災感知器の取付け方法。
  3. 前記コンセントの端子孔が、建物又は設備の鉛直方向の壁面に水平向きとなるように固定されていることを特徴とする請求項2に記載の火災感知器の取付け方法。
JP2005018887A 2005-01-26 2005-01-26 コンセント装着式火災感知器とその取付け方法 Pending JP2006209361A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112166537A (zh) * 2018-05-16 2021-01-01 增城市碧桂园物业发展有限公司 一种装饰墙系统的施工方法

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