JP2006209095A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本体上部に画像読取装置を備えた画像形成装置において、現像装置を備えたカートリッジやベルト部材を備えたベルトホルダの着脱を容易にし、メンテナンス性を向上させる。
【解決手段】現像装置31を保持するカートリッジ30と、このカートリッジと接触するベルト部材58を保持するベルトホルダ59とを、ガイド機構116により、略水平方向に本体と着脱可能に構成する。ガイド機構に、バネ部材103によってカートリッジ或いはベルトホルダが係止される構造を設け、引き出す際には、この係止が解除されるようにする。カートリッジ或いはベルトホルダを水平方向へ引き出す構造にすることで、カートリッジ或いはベルトホルダを、画像形成装置上部の画像読取装置と干渉させないで交換できる。この構成によると、カートリッジ或いはベルトホルダの着脱操作が容易になり、メンテナンス性が向上する。
【選択図】図4

Description

本発明は、画像読取機構と、静電潜像を現像することにより形成された可視像を被記録媒体に転写する画像形成機構を備えた画像形成装置に関する。
従来、像担持体に静電潜像を形成し、この静電潜像を現像剤にて現像することにより被記録媒体に画像を形成する画像形成装置が広く知られている。
そして、このような画像形成装置においては、複数の像担持体を一体化した像担持体ユニットや、現像装置等を備えたカートリッジ等を、本体部に対して着脱可能なように構成し、装置のメンテナンスやジャム処理等が行えるようにしている。
ところで、上述したような像担持体ユニットやカートリッジを本体部より取り出す方法として、像担持体ユニットを垂直方向に持ち上げ、本体部より引き出す方法がある(例えば特許文献1等参照)。
この画像形成装置においては、像担持体ユニットを装置上部、カートリッジを装置前面から取り出せるように構成されている。
特開2004―206071号
上述した画像形成装置においては、像担持体ユニットとカートリッジとが別々に着脱できるため、個々の部品へのアクセスしやすさは良好である。しかしながら、用紙ジャム処理時には個々のカートリッジを個別に取り外す必要があるので、ジャム処理作業に手間がかかる。
また、近年、画像読取機構を備えた画像形成装置を求める要望がある。画像読取機構は、画像を読み取るための原稿を載置しやすいように、画像形成装置の上部に設けることが望ましい。
しかし、上述の画像形成装置は上部から像担持体ユニットを着脱する構成であるため、より大きな原稿からも画像を読めるように画像読取機構を大きくすると、画像読取機構が像担持体ユニットの着脱スペースの一部と干渉してしまい、着脱作業がしにくくなってメンテナンス性が悪化する恐れがある。
他方、メンテナンス性の悪化を防ぐために画像読取機構を小型化すると、像担持体ユニットの着脱スペースは確保できるものの、読み取り可能な原稿の最大サイズが制限されるため、画像読取機構の使い勝手が悪くなってしまうという問題がある。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたもので、メンテナンス性のよい画像形成装置を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために成された請求項1に記載の画像形成装置は、筐体と、静電潜像が形成される複数の感光体と、現像剤を収容する現像剤収容部を備える複数の現像器と、前記複数の感光体と前記複数の現像器を保持し、かつ前記筐体に対して着脱可能に構成されたホルダーと、前記筐体の上部に設けられ、原稿上に形成されている画像を読み取るように構成されている画像読取機構とを備えることを特徴とする。このように構成された請求項1に記載の画像形成装置においては、複数の感光体と複数の現像器をホルダーに装着したまま筐体外へ取り出せるため、ホルダーを筐体外へ取り出してから、そのホルダーに対して各感光体と現像器を着脱できる。したがって、筐体内の狭い空間で感光体や現像器を交換する場合に比べて作業性がよく、メンテナンス性を向上できる。
次に、請求項2に記載の画像形成装置は、請求項1に記載の画像形成装置においてシート状の被記録媒体を積層して保持するように構成されており、かつ前記筐体に対して着脱可能に構成された被記録媒体保持部を備え、さらに前記筐体は前面にあり、開閉可能である前方カバーと、内部に設けられ、前記前方カバーが開いているときに前記ホルダーを収納可能に構成されている第1収納部と、前記筐体内に設けられ、被記録媒体保持部を収納可能に構成されている第2収納部とを備えることを特徴とする。このように構成された請求項2に記載の画像形成装置においては、ホルダーも被記録媒体保持部も前方カバーをあけて前方から着脱することが可能である。したがって画像形成装置前方のみに作業空間を確保すれば、ホルダーも被記録媒体保持部も交換することが可能となる。そのため、画像形成装置の設置場所の周囲に必要な作業空間を削減でき、結果として画像形成装置の前方以外の方向に余裕がない狭い場所に画像形成装置を設置した場合でもメンテナンス性を悪化させることがない。
請求項3に記載の画像形成装置は、請求項2に記載の画像形成装置において、前記ホルダーが前記第1収納部に収容されている状態において前記ホルダーの下方にほぼ水平方向に伸びている第1被記録媒体搬送経路と、前記前記ホルダーが第1収納部に収容されている状態における前記ホルダーの上方へ向かって伸びて第1被記録媒体搬送経路と連通している被記録媒体排出部とを備え、前記第1被記録媒体搬送経路は前記被記録媒体を前記複数の感光体へ導くように構成されており、前記被記録媒体排出部は前記被記録媒体を第1の方向である前面方向に向かって排出するように構成されていることを特徴とする。このように構成された請求項3に記載の画像形成装置においては、印刷済みの被記録媒体を前方へ排出する。したがって画像形成装置前方のみに作業空間を確保すれば、ユーザーは前方から印刷済みの被記録媒体を取ることができるので、形成装置の前方以外の方向に余裕がない狭い場所に画像形成装置を設置した場合でも使い勝手がよい。
請求項4に記載の前記画像読取装置は、請求項3に記載の画像形成装置において、前記第1の方向に対してほぼ垂直な第2の方向へ原稿を送る原稿送り装置を備えることを特徴とする。このように構成された請求項4に記載の前記画像読取装置においては、ユーザーが画像形成装置前面から原稿を原稿送り装置へ挿入する際に、ユーザーの手の自由度が大きい方向から作業できるので、原稿挿入の作業がしやすく使い勝手がよい。なお、請求項5に記載の画像形成装置のように、前記第1の方向と前記第2の方向が成す角度が85度から95度にすることもできる。
請求項 6に記載の画像形成装置は、請求項3に記載の画像形成装置において、前記ホルダーは、前記前方カバーが開いている状態において、前記第1収納部から、前記第2の方向へ取り出される構成であり、前記第1の方向と前記第2の方向がほぼ平行であることを特徴とする。このように構成された請求項6に記載の画像系装置においては、ホルダーを前方カバーをあけて前方から着脱することが可能である。したがって画像形成装置前方のみに作業空間を確保すれば、ホルダーを交換することが可能となる。そのため、画像形成装置の設置場所の周囲に必要な作業空間を削減でき、結果として画像形成装置の前方以外の方向に余裕がない狭い場所に画像形成装置を設置した場合でもメンテナンス性を悪化させることがない。なお、請求項 7に記載の画像形成装置のように、前記第1の方向と前記第2の方向が成す角度が5度以内であるようにすることもできる。
請求項8に記載の画像形成装置は、請求項6に記載の画像形成装置において、前記被記録媒体収納部は、第2収納部から第3の方向へ取り出される構成であり、前記第3の方向は前記第1の方向とほぼ平行であることを特徴とする。このように構成された請求項6に記載の画像系装置においては、被記録媒体収納部を前方カバーをあけて前方から着脱することが可能である。したがって画像形成装置前方のみに作業空間を確保すれば、被記録媒体収納部を交換することが可能となる。そのため、画像形成装置の設置場所の周囲に必要な作業空間を削減でき、結果として画像形成装置の前方以外の方向に余裕がない狭い場所に画像形成装置を設置した場合でもメンテナンス性を悪化させることがない。なお、請求項 9に記載の画像形成装置のように、前記第1の方向と前記第3の方向が成す角度が5度以内であるようにすることもできる。
請求項10に記載の画像形成装置は、請求項3に記載の画像形成装置において、前記前方カバーは、前記被記録媒体を、前記第1被記録媒体搬送経路へ案内する開口部を備えることを特徴とする。このように構成された請求項10に記載の画像形成装置においては、前方カバーの開口部から記録媒体を第1被記録媒体搬送経路へ手差し供給することができる。したがって被記録媒体収納部に収納された記録媒体を交換することなく、被記録媒体収納部に収納された被記録媒体とは異なる被記録媒体を第1被記録媒体搬送経路へ手差し供給することができるので、容易に被記録媒体収納部に収納された被記録媒体とは異なる被記録媒体を使用できて使い勝手がよい。
請求項11に記載の画像形成装置は、請求項3に記載の画像形成装置において、ベルト枠と、ベルト枠に設けられたベルト保持ローラと、前記ベルト保持ローラに保持されるベルトを備えるベルトユニットを備え、前記ベルトユニットは、前記ホルダーが前記第1収納部に収納されていて、かつ前記被記録媒体収容部が前記第2収納部へ収納されている状態において、前記ホルダーと前記被記録媒体収容部の中間に、前記筐体に対して着脱可能に配置されており、前記ベルトは前記被記録媒体を前記第1被記録媒体搬送経路に沿って案内することを特徴とする。このように構成された請求項11に記載の画像形成装置においては、画像形成装置前方からベルトユニットを交換することができる。したがって、画像形成装置前方のみに作業空間を確保すれば、ベルトユニットを交換することが可能となる。そのため、画像形成装置の設置場所の周囲に必要な作業空間を削減でき、結果として画像形成装置の前方以外の方向に余裕がない狭い場所に画像形成装置を設置した場合でもメンテナンス性を悪化させることがない。ここで、請求項12に記載の画像形成装置のように、前記筐体は、その内部に設けられ、前記ベルトユニットを収納する第3収納部を備えていてもよいし、請求項13に記載の画像形成装置のように、前記ベルトユニットは、前記前方カバーが開いた状態で、かつ前記ホルダーが取り出された状態において、前記第3収納部から取り出すことが可能な構成にしてもよい。
請求項14に記載の画像形成装置は、請求項3に記載の画像形成装置において、前記第1被記録媒体搬送経路の下方に延びる第2被記録媒体搬送経路を備え、前記第2被記録媒体搬送経路は、前記画像形成装置が両面印刷動作する場合において、片面の画像形成のみ終了した前記被記録媒体が前記被記録媒体排出部へ送り込まれた後に、前記被記録媒体を前記被記録媒体排出部から前記第1被記録媒体搬送経路へ案内することを特徴とする。このように構成された請求項14に記載の画像形成装置においては、片面印刷のための第1被記録媒体搬送経路と両面印刷のための第2被記録媒体搬送経路が上下に重なって実装されているため、筐体を大型化させずに両面印刷実行に必要な機構を実装することができる。ここで請求項15に記載の画像形成装置のように、前記第2被記録媒体搬送経路が前記被記録媒体収容部の下方に配置してもよいし、請求項16に記載の画像形成装置のように、前記複数の感光体が、前記第1の方向に対して、それぞれ平行に配置されるようにしてもよい。
請求項17に記載の画像形成装置は、請求項1に記載の画像形成装置において、読み取り前の原稿を積載するように構成された原稿台と、前記原稿台を覆う原稿台カバーとを備えることを特徴とする。このように構成された請求項17に記載の画像形成装置においては、原稿台を使用しないときに、原稿台カバーでほこりの付着や汚れから保護することができる。ここで、請求項18に記載の画像形成装置のように、前記原稿台カバーが原稿台と開閉可能なようにヒンジで接合してもよい。こうすると原稿台カバーを画像形成装置から取り外さずに開閉できるので、紛失する恐れがない。
請求項19に記載の画像形成装置は、請求項18に記載の画像形成装置において、前記原稿台は、その前縁がその後縁よりも前記筐体の前記ホルダーを着脱する面に近い側にあり、前記ヒンジは前記原稿台の後縁にあることを特徴とする。このように構成された請求項19に記載の画像形成装置においては、原稿台カバーを開くときに、画像形成装置の前記ホルダーを着脱する側に近い側が開くので、前記筐体の前記ホルダーを着脱する面に近い側のみに作業空間を確保すれば、ホルダーの交換と原稿台へ原稿を載置することとが両方とも可能になる。そのため、画像形成装置の前記ホルダーを着脱する側に近い側以外の方向に余裕がない狭い場所に画像形成装置を設置した場合でも使い勝手が悪くならない。
請求項20に記載の画像形成装置は、請求項19に記載の画像形成装置において、前記原稿台の後縁は、前記筐体の前記ホルダーを着脱する面とその対面とを結び、前記原稿台に平行な直線と前記筐体の前記ホルダーを着脱する面との交点と、前記原稿台に平行な直線と前記ホルダーを着脱する面の対面との交点の、中間にあることを特徴とする。このように構成された画像形成装置19においては、画像形成装置の前記ホルダーを着脱する面の対面を壁面などに近接させておいた場合にも、原稿台カバーを垂直またはそれ以上の角度まで大きくい開くことができるので、原稿を原稿台へ載置する作業がしやすい。
請求項21に記載の画像形成装置は、請求項17に記載の画像形成装置において、前記筐体上の、前記原稿台と連続する面上にコントロールパネルを備えることを特徴とする。このように形成された請求項21に記載の画像形成装置においては、原稿台とコントロールパネルを連続した面に配置したため、ユーザーが原稿台の上の原稿の確認をするときとコントロールパネルの操作の確認をするときの視点移動を小さくできるので、使い勝手がよい。ここで、請求項22に記載の画像形成装置のように、前記原稿台は、その前縁がその後縁よりも前記筐体の前記ホルダーを着脱する面に近い側にあり、前記コントロールパネルは前記原稿台の前縁と連結してもよい。また、請求項23に記載の画像形成装置のように、前記コントロールパネルは、前記原稿台の前縁から前記筐体の前記ホルダーを着脱する面に向かって傾斜面を形成するように配置してもよい。さらに、請求項24に記載の画像形成装置のように、前記コントロールパネルは、前記原稿台の前縁で、前記筐体の前記ホルダーを着脱する面の後ろ側に配置してもよい。
請求項25に記載の画像形成装置はクレーム17に記載の画像形成装置において、シート状の被記録媒体を積層して保持するように構成されており、かつ筐体に対して着脱可能な被記録媒体保持部を備え、さらに前記筐体は、その前面にあり、開閉可能である前方カバーと、前記前方カバーが開いているときに前記ホルダーを収納可能に構成されている第1収納部と、被記録媒体保持部を収納可能に構成されている第2収納部とを備えることを特徴とする。このように構成された請求項25に記載の画像形成装置においては、ホルダーも被記録媒体保持部も前方カバーをあけて前方から着脱することが可能である。したがって画像形成装置前方のみに作業空間を確保すれば、ホルダーも被記録媒体保持部も交換することが可能となる。そのため、画像形成装置の設置場所の周囲に必要な作業空間を削減でき、結果として画像形成装置の前方以外の方向に余裕がない狭い場所に画像形成装置を設置した場合でもメンテナンス性を悪化させることがない。
請求項26に記載の画像形成装置は、請求項25に記載の画像形成装置において、前記ホルダーが前記第1収納部に収容されている状態において前記ホルダーの下方にほぼ水平方向に伸びている第1被記録媒体搬送経路と、前記前記ホルダーが第1収納部に収容されている状態における前記ホルダーの上方へ向かって伸びて第1被記録媒体搬送経路と連通している被記録媒体排出部とを備え、前記第1被記録媒体搬送経路は前記被記録媒体を前記複数の感光体へ導くように構成されており、前記被記録媒体排出部は前記被記録媒体を第1の方向である前面方向に向かって排出するように構成されていることを特徴とする。このように構成された請求項26に記載の画像形成装置においては、印刷済みの被記録媒体を前方へ排出する。したがって画像形成装置前方のみに作業空間を確保すれば、ユーザーは前方から印刷済みの被記録媒体を取ることができるので、形成装置の前方以外の方向に余裕がない狭い場所に画像形成装置を設置した場合でも使い勝手がよい。
請求項27に記載の画像形成装置は、請求項26に記載の画像形成装置において、前記原稿台は透明な素材で作られ、前記原稿を支えるように構成されており、前記画像読取装置は、前記原稿台に向けて光を照射する光学装置と、前記第1の方向とほぼ直角な第2方向へ前記光学装置を移動させるように構成されているキャリッジとを備えることを特徴とする。このように構成された請求項27に記載の画像形成装置においては、原稿台上に載置した原稿を読み取ることができるので、厚みがある本などの原稿も容易に読み取ることができる。ここで、請求項28に記載の画像形成装置のように、前記第1の方向と前記第2の方向が成す角度が85度から95度にしてもよい。
請求項29に記載の画像形成装置は、請求項2に記載の画像形成装置において、ベルト枠と、ベルト枠に設けられたベルト保持ローラと、前記ベルト保持ローラに保持されるベルトを備えるベルトユニットを備え、前記ベルトユニットは、前記ホルダーが前記第1収納部に収納されていて、かつ前記被記録媒体収容部が前記第2収納部へ収納されている状態において、前記ホルダーと前記被記録媒体収容部の中間に、前記筐体に対して着脱可能に配置されていることを特徴とする。このように構成された請求項29に記載の画像形成装置においては、ホルダーと同様にベルトユニットを着脱することが可能である。したがってホルダーと同様に容易にベルトユニットを交換できるので、メンテナンス性がよい。ここで請求項30に記載の画像形成装置のように、前記ベルトは、前記現像剤を前記複数の感光体ドラムから前記被記録媒体へ転写するように構成されていてもよい。また請求項31に記載の画像形成装置のように、前記筐体が、前記ベルトユニットを収納する第3収納部を備えていてもよい。
請求項32に記載の画像形成装置は、前記ベルトユニットは、前記前方カバーが開いた状態において前記第3収納部から取り外せるように構成されていてもよい。このように構成された請求項32に記載の画像形成装置においては、ベルトユニットを前方カバーをあけて前方から着脱することが可能である。したがって画像形成装置前方のみに作業空間を確保すれば、ベルトユニットを交換することが可能となる。そのため、画像形成装置の設置場所の周囲に必要な作業空間を削減でき、結果として画像形成装置の前方以外の方向に余裕がない狭い場所に画像形成装置を設置した場合でもメンテナンス性を悪化させることがない。ここで、請求項33に記載の画像形成装置のように、前記ベルトユニットは、前記第3収納部から、前記第2の方向へ取り出せるように構成されており、前記第2の方向は前記第1の方向とほぼ平行である用に構成されていてもよい。また、請求項34に記載の画像形成装置のように、前記第1の方向と前記第2の方向が成す角度が5度以内であるように構成されていてもよい。
請求項35に記載の画像形成装置は、筐体と、感光体支持軸に支えられており、静電潜像が形成される感光体と、現像剤を収容するように構成されている現像剤収納部と、前記現像剤を保持する現像体とを、それそれ備える複数の現像器と、前記感光体上に生成された可視像を被記録媒体へ転写する転写装置と、前記筐体内の第1収納部に収納される第1ホルダーと、前記筐体内の第2収納部に収納される第2ホルダーと、前記第1ホルダーを前記第1収納部から前記第1の方向へ着脱するように構成されている第1案内部と、前記第2ホルダーを前記第2収納部から前記第1の方向と平行な第2の方向へ着脱するように構成されている第2案内部とを備え、前記第1ホルダーは、前記複数の現像器を、前記感光体支持軸とは垂直な方向である第1の方向に沿って並べて保持するように構成され、前記筐体内の第1収納部に保持されるように構成されており、前記第2ホルダーは、少なくともベルト部材と前記ベルト部材を保持するローラとを保持するように構成されていることを特徴とする。このように構成された請求項35に記載の画像形成装置においては、現像器と転写装置を共通の第1ホルダーに保持された状態で同時に筐体外へ引き出すことができ、第1ホルダーに対して現像器と転写装置を着脱できる。またベルト部材とベルト部材を保持するローラを共通の第2ホルダーに保持された状態で同時に筐体外へ引き出すことができ、第2ホルダーに対してベルト部材とベルト部材を保持するローラを着脱できる。したがって、筐体内の狭い空間で各構成部材を交換する場合に比べて作業性がよく、メンテナンス性を向上できる。
請求項36に記載の画像形成装置は、請求項35に記載の画像形成装置において、前記第1ホルダーと第2ホルダーが第1案内部と第2案内部にそれそれ独立に案内されることを特徴とする。このように構成された請求項36に記載の画像形成装置においては、第1ホルダーと第2ホルダーが別々の案内部に案内されるので、それぞれ独立して筐体外へ引き出すことができる。このため、第1ホルダーと第2ホルダーのいずれか一方のみを筐体外へ引き出して作業するkとができるので、両方同時に引き出さなければならない場合に比べてメンテナンス性がよい。ここで請求項37に記載の画像形成装置のように、前記感光体が第1ホルダーに保持されるように構成してもよい。
請求項38に記載の画像形成装置は、請求項35に記載の画像形成装置において、前記第1ホルダーが前記第1収納部に収納され、かつ前記第2ホルダーが前記第2収納部に収納されている状態において、前記感光体とベルト部材が接触し、少なくとも前記第1ホルダーが前記第1収納部から取り外されているか、または少なくとも前記第2ホルダーが前記第2収納部から取り外されている状態において、前記感光体とベルト部材が分離することを特徴とする。このように構成した請求項38に記載の画像形成装置においては、第1ホルダーまたは第2ホルダーの着脱に連動して感光体とベルトの接触や分離ができるので、別途感光体とベルトを分離したり接触させたりする操作が不要になり、メンテナンス性が向上する。
請求項39に記載の画像形成装置は、請求項35に記載の画像形成装置において、前記第1収納部を覆う第1カバーと、前記第2収納部を覆う第2カバーとを備え、前記第1カバーは可動であり、かつ第2カバーは第1カバーと連動して動くことを特徴とする。このように構成された請求項39に記載の画像形成装置においては、第1カバーを開く操作で第2カバーをも同時に開くことができるので、個別に開く必要がなくメンテナンス性が向上する。
請求項40に記載の画像形成装置は、請求項35に記載の画像形成装置において、印刷前の前記被記録媒体を収納し、かつ前記筐体に対して着脱可能な被記録媒体収納部と、前記被記録媒体収納部を前記第1の方向と平行な第3の方向へ案内するように構成されている第3案内部とを備えることを特徴とする。このように構成された請求項40に記載の画像形成装置においては、被記録媒体収納部を第3案内部に沿って容易に着脱できるので、使い勝手がよい。
請求項41に記載の画像形成装置は、請求項35に記載の画像形成装置において、筐体上部に配置され、原稿上の画像を読み取って画像データを生成するように構成された画像読取装置と、前記画像読取装置により生成された前記画像データに基づいて前記感光体上に静電潜像を形成する静電潜像形成装置とを備えることを特徴とする。このように構成された請求項41に記載の画像形成装置においては、画像読取装置により読み取った画像を基に感光体上に静電潜像を生成し、さらにこれに基づいて被記録媒体上に画像を形成できるので、原稿上の画像を容易に被記録媒体上へ複製できる。
請求項42に記載の画像形成装置は、請求項41に記載の画像形成装置において、前記画像読取装置と、前記第1収納部へ収納された状態における前記第1ホルダーとの中間に配置されている被記録媒体排出装置を備え、画像が形成された被記録媒体を前記筐体の上部へ排出するように構成されていることを特徴とする。このように構成された請求項42に記載の画像形成装置においては、画像形成済みの被記録媒体を筐体上部へ排出できるため、筐体下部へ排出する場合に比べてユーザーが記録済みの被記録媒体をとりやすいので使い勝手がよい。
以下に、本発明にかかる実施の形態を図面と共に説明する。<第1実施形態>
図1は、実施形態の画像形成装置としてのプリンタ10の概略側断面図である。なお、以下の説明において、図1における左側をプリンタ10の前方、右側を後方とする。
図1に示すように、このプリンタ10は、いわゆるタンデム方式のカラーレーザプリンタであり、筐体10a、可視像形成ユニット11と、ベルトユニット50と、定着部60と、給紙部70と、排紙トレイ80と、露光手段35とを備えている。
以下、これらの各構成要素について詳しく説明する。
まず、可視像形成ユニット11は、マゼンタ(M),シアン(C),イエロー(Y)およびブラック(Bk)のそれぞれの現像剤としてのトナーによる可視像工程ごとに、現像器31M,31C,31Y,31Bkと、感光体としての感光体ドラム32M,32C,32Y,32Bkと、クリーニングローラ33M,33C,33Y,33Bkと、帯電器34M,34C,34Y,34Bkとを備えている。
現像器31M,31C,31Y,31Bkには、現像ローラ36M,36C,36Y,36Bkが備えられている。現像ローラ36M,36C,36Y,36Bkは、導電性シリコーンゴムを基材として円柱状に構成され、さらに、表面にフッ素を含有した樹脂またはゴム材のコート層が形成されている。なお、現像ローラ36M,36C,36Y,36Bkは、必ずしも基材を導電性シリコーンゴムで構成しなくてもよく、例えば導電性ウレタンゴムで構成してもよい。また、表面の十点平均粗さ(Rz)は、3〜5μmに設定しており、トナーの平均粒径である9μmよりも小さくなるように構成している。
また、各現像器31M,31C,31Y,31Bkには、供給ローラ37M,37C,37Y,37Bkが備えられている。供給ローラ37M,37C,37Y,37Bkは、導電性のスポンジローラであり、現像ローラ36M,36C,36Y,36Bkに対してスポンジの弾性力によって押圧接触するように配置されている。なお、供給ローラ37M,37C,37Y,37Bkとしては、導電性シリコーンゴム、EPDM、ウレタンゴム等の適宜の部材の発泡体を使用することができる。
さらに、各現像器31M,31C,31Y,31Bkには、層厚規制ブレード38M,38C,38Y,38Bkが備えられている。層厚規制ブレード38M,38C,38Y,38Bkは、基端がステンレス鋼等で板状に形成されており、現像剤収容部としての現像器ケース39M,39C,39Y,39Bkに固定され、先端は絶縁性のシリコーンゴムや絶縁性のフッ素含有ゴムまたは樹脂で形成されている。層厚規制ブレード38M,38C,38Y,38Bkの先端は、現像ローラ36M,36C,36Y,36Bkの上方から該現像ローラ36M,36C,36Y,36Bkに対して圧接される。
感光体ドラム(OPC:Organic Photo Conductor)32M,32C,32Y,32Bkは、一例として、アルミニウム製の基材上に、正帯電性の感光層が形成されたものを用いる。感光層の厚さは、20μm以上に形成されており、また、上記アルミニウム製の基材は、アース層として用いられている。また、感光体ドラム32M,32C,32Y,32Bkは、後述する用紙Pを排出する方向と平行に配列されている。
クリーニングローラ33M,33C,33Y,33Bkは、導電性スポンジ等の弾性体からなるローラであり、感光体ドラム32M,32C,32Y,32Bkの斜め下方にて、感光体ドラム32M,32C,32Y,32Bkに摺擦するように構成されている。
帯電器34M,34C,34Y,34Bkは、スコロトロン型の帯電器であり、上記クリーニングローラ33M,33C,33Y,33Bkよりも、上記感光体ドラム32M,32C,32Y,32Bkの回転方向下流側において、上記感光体ドラム32M,32C,32Y,32Bkの表面に非接触で対向配置されている。
次に、露光手段35は、周知のレーザスキャナユニットから構成されており、可視像形成ユニット11の上方に配置されている。そして、露光手段35は、帯電器34M,34C,34Y,34Bkにより一様に帯電した感光体ドラム32M,32C,32Y,32Bkの表面を、画像データに応じてレーザ光で露光することにより、感光体ドラム32M,32C,32Y,32Bkの表面上に、各色の静電潜像を形成する。
また、上記トナーは正に帯電されており、供給ローラ37M,37C,37Y,37Bkから現像ローラ36M,36C,36Y,36Bkへ供給され、層厚規制ブレード38M,38C,38Y,38Bkによって均一な薄層とされる。そして、現像ローラ36M,36C,36Y,36Bkと感光体ドラム32M,32C,32Y,32Bkとの接触部において、感光体ドラム32M,32C,32Y,32Bk上に上記露光手段35により形成されたプラス極性(正帯電)の静電潜像に対して、正に帯電したトナーを反転現像方式で良好に現像することができ、極めて高画質な画像を形成できる。
次に、ベルトユニット50は、搬送ベルト58と、この搬送ベルト58を架け渡すための駆動ローラ51と従動ローラ52とを備えており、図示しないモータにより駆動ローラ51が回転駆動され、従動ローラ52がそれに従動して回転することにより、搬送ベルト58が回転するように構成されている。なお、搬送ベルト58はエンドレスベルトからなり、カーボンなどの導電性粒子を分散した導電性のポリカーボネートやポリイミドなどの樹脂によって形成されている。また、搬送ベルト58において、感光体ドラム32M,32C,32Y,32Bkとの対向位置近傍には、転写手段としての転写ローラ53が設けられている。
そして、給紙部70からピックアップローラ72を介して供給された用紙Pは、ベルトユニット50が備える搬送ベルト58によって、搬送ベルト58と感光体ドラム32M,32C,32Y,32Bkとの間を順次通過するように搬送される。その搬送中に、感光体ドラム32M,32C,32Y,32Bkに担持されている各トナー像が順次用紙Pに転写されることにより、用紙Pにカラー画像が形成される。
また、搬送ベルト58の感光体ドラム32M,32C,32Y,32Bkとの対向側と反対側には、クリーニング器55が設けられている。クリーニング器55は、掻き取り部材56と、ケース57とから構成されており、搬送ベルト58上に付着したトナーやゴミ等を掻き取り部材56によって掻き取り、ケース57に収容する。
次に、定着部(定着器)60は、互いに接触した状態で回転する加熱ローラ61および加圧ローラ62と、加熱ローラ61の内側に設けられ、通電されることにより発熱して加熱ローラ61の温度を上昇させるヒータ(例えばハロゲンランプ)63と、加熱ローラ61の表面に接触した状態で加熱ローラ61の表面温度を検出する温度センサ(例えばサーミスタ)64とを備えている。そして、定着部60では、トナー像が転写された用紙Pを、印刷動作中の制御温度である熱定着温度(例えば180℃)に温度制御されている加熱ローラ61およびこの加熱ローラ61に圧接する加圧ローラ62の間で狭持搬送しながら加熱および加圧することにより、上記トナー像を用紙Pに熱定着させる。
次に、給紙部70は、装置の最下部に設けられており、用紙Pを収容するカセット部としての収容トレイ71と、用紙Pを送り出すピックアップローラ72とから構成されている。給紙部70は、露光手段35、現像器31M,31C,31Y,31Bk、感光体ドラム32M,32C,32Y,32Bkによる画像形成工程と所定のタイミングをとって用紙Pを供給するように構成されている。給紙部70から供給された用紙Pは、搬送ベルト58と一次搬送ローラ54との圧接部に搬送される。
次に、排紙トレイ80は、上記定着部60の排紙側に設けられている。上記定着部60から排出され、搬送ローラ対91,92,93によって搬送される用紙Pは、プリンタ10を水平な作業面に設置したときに、ほぼ水平方向へ排出される。
次に、本プリンタ10の動作について説明する。
まず、感光体ドラム32M,32C,32Y,32Bkが回転駆動されている状態で、その表面の感光層が帯電器34M,34C,34Y,34Bkにより一様に帯電され、これらの感光層は、露光手段35によりマゼンタ色、シアン色、イエロー色およびブラック色の各画像に対応して露光される。
そして、マゼンタ現像器31M、シアン現像器31C、イエロー現像器31Y、ブラック現像器31Bkによって、感光体ドラム32M,32C,32Y,32Bkの感光層上に形成された静電潜像に、それぞれマゼンタトナー、シアントナー、イエロートナーおよびブラックトナーを付着させ、マゼンタ色、シアン色、イエロー色およびブラック色の現像を行う。このようにして感光体ドラム32M,32C,32Y,32Bkの感光層上に形成されたマゼンタ色、シアン色、イエロー色およびブラック色の現像剤像としてのトナー像は、搬送ベルト58によって搬送される用紙P上に転写される。
各色のトナー像は、搬送ベルト58によって搬送される用紙Pの移動速度および感光体ドラム32M,32C,32Y,32Bkの位置に合わせて、若干の時間差を持って形成されるように構成されており、それぞれの色のトナー像が用紙P上に重ね合わされるように転写される。なお、転写後の感光体ドラム32M,32C,32Y,32Bk上に残ったトナーは、クリーニングローラ33M,33C,33Y,33Bkによって一時的に保持される。
以上のようにして、搬送ベルト58により搬送される用紙Pに転写された4色のトナー像は、定着部60において、用紙P上に熱定着される。そして、用紙Pは排紙トレイ80上に排出される。このように、カラー画像が用紙Pに形成されることになる。
ところで、上述したように、可視像形成ユニット11は、各トナーによる可視像工程毎に、現像器31M,31C,31Y,31Bkと、感光体ドラム32M,32C,32Y,32Bkと、クリーニングローラ33M,33C,33Y,33Bkと、帯電器34M,34C,34Y,34Bkとを備えているが、これらを個々に筐体10aに対して着脱するようにしていたのでは、着脱に手間がかかるため、メンテナンス性が悪いという問題がある。
そこで、本発明を適用した本実施例においては、可視像形成ユニット11を第1ホルダ部材としてのカートリッジ30に保持し、また、ベルトユニット50を第2ホルダ部材としてのベルトホルダ59に保持し、さらにカートリッジ30およびベルトホルダ59を筐体10aに着脱自在に構成することで、可視像形成ユニット11およびベルトユニット50を筐体10aに対して容易に着脱できるようにしている。
また、給紙部70が備える収容トレイ71を、カートリッジ30およびベルトホルダ59と同一方向に着脱可能に構成することで、操作性をより向上させるようにしている。 以下、図2を用いて具体的に説明する。
カートリッジ30には、現像器ケース39M,39C,39Y,39Bkを保持するための係合部(図示せず)が設けられている。そして、カートリッジ30は、この係合部と現像器ケース39M,39C,39Y,39Bkに設けられた被係合部(図示せず)とを係合させることで、現像器ケース39M,39C,39Y,39Bkを着脱可能なように構成されている。
また、カートリッジ30には、図における左右両端に一対の突起部材100が設けられると共に、感光体ドラム32M,32C,32Y,32Bkの支持軸を回転可能に支持する4つの支持部材100aが突設されている。
また、ベルトホルダ59には、駆動ローラ51および従動ローラ52の支持軸を回転可能に支持する一対の支持部材104が突設されている。 また、収容トレイ71には、一対の突起部材108が設けられている。
一方、筐体10a部内には、第1案内手段としてのガイド機構115、第2案内手段としてのガイド機構116、第3案内手段としてのガイド機構117が設けられている。そして、ガイド機構115には、カートリッジ30に突設された突起部材100および支持部材100aを、それぞれこのガイド機構115の前端(図面における左端)から略水平方向に、プリンタ10内部に導くためのガイド溝101が設けられている。
同様に、ガイド機構116には、ベルトホルダ59に突設された支持部材104を、それぞれこのガイド機構116の前端(図面における左端)から略水平方向に、プリンタ10内部に導くためのガイド溝105が設けられており、ガイド機構117には、収容トレイ71に設けられた突起部材108を、それぞれこのガイド機構117の前端(図面における左端)から略水平方向に、プリンタ10内部に導くためのガイド溝109が設けられている。
そして、各ガイド溝101、105、109の奥には、突起部材100、108、支持部材100a、104を弾性的に係止して位置決めするための係止部材103が備えられている。
この構成により、カートリッジ30、ベルトホルダ59、収容トレイ71は、筐体10aに装着される際には、各ガイド溝101、105、109に沿ってガイド機構115、116、117に挿通され、突起部材100、108、および支持部材100a、104が係止部材103にて固定される収容位置に位置決めされる。また、筐体10aからカートリッジ30、ベルトホルダ59、収容トレイ71を引き出す(取り外す)際には、カートリッジ30、ベルトホルダ59、収容トレイ71は、係止部材103の弾性力に抗する力が加えられて、突起部材100、104、108、および支持部材100aが収容位置から引き離され、その後、各ガイド溝101、105、109に沿って引き出されることとなる。ここで各ガイド溝101、105、109は、前記プリンタ10が、ほぼ水平な作業面上に設置された場合の水平方向に沿って、かつ排紙トレイ80に対してほぼ平行な向きに配置されている。たとえば、カートリッジ30、ベルトホルダ59、そして収容トレイ71を着脱する方向は、排紙方向に対して5度以内の向きである。
なお、以下で、「ほぼ平行」という言葉は、「2本の直線がなす角度、2面の平面がなす角度、または2つの方向がなす角度が、5度以内である状態」を示すものとする。
そして、カートリッジ30、ベルトホルダ59を各ガイド溝101、105に沿ってそのままスライドさせることにより、筐体10aから完全に取り外すこともできる。(カートリッジ30が引き抜かれる直前の位置が、本発明でいう第1引出位置に相当し、ベルトホルダ59が引き抜かれる直前の位置が第2引出位置に相当する。) なお、カートリッジ30、ベルトホルダ59を着脱する際に、感光体ドラム32M,32C,32Y,32Bkと搬送ベルト58とが接触して感光体ドラム32M,32C,32Y,32Bkが傷つかないように、各ガイド溝101、105は、収容位置付近にて傾斜した形状にされている。つまり、感光体ドラム32M,32C,32Y,32Bkは、突起部材100および支持部材100a、104が収容位置に到達すると、初めて搬送ベルト58と接触するよう設定されている。
また、逆に、突起部材100および支持部材100a、104が収容位置から引き出されると、感光体ドラム32M,32C,32Y,32Bkは、搬送ベルト58から離間されるよう設定されている。
なお、ガイド機構115、116、117は、カートリッジ30、ベルトホルダ59、収容トレイ71を個別に筐体10aに対して着脱可能なように、個々に筐体10a内に設けられている。
また、カートリッジ30およびベルトホルダ59を筐体10aに対して着脱可能にするために、プリンタ10前方には、第2カバー部材としての前方下カバー82が、支持軸84を介して筐体10aに開閉自在に設けられており、さらに、第1カバー部材としての前方カバー81が、支持軸83を介して前方下カバー82に開閉自在に設けられている。
したがって、図3に示すように、前方カバー81を開くことで、カートリッジ30を筐体10aより引き出すことができ、さらに、図4に示すように、前方下カバー82を開くことで、ベルトホルダ59を筐体10aより引き出すことができる。ここで前方カバー81と前方下カバー82は一体化して1つの前方カバーに置き換えてもよい。
また、把持部85を筐体10a前方にひくと、収容トレイ71を筐体10aより引き出すことができる。 以上のように、本実施例のプリンタ10においては、可視像形成ユニット11の全構成要素をカートリッジ30内に一体的に保持し、このカートリッジ30を、プリンタ10内に設けられたガイド機構115に沿ってスライドさせることにより、カートリッジ30が着脱自在となるように構成されている。また、同様に、ベルトホルダ59、収容トレイ71も、ガイド機構116、117に沿ってスライドさせることにより、着脱自在に構成されている。したがって、カートリッジ30、ベルトホルダ59、収容トレイ71を筐体10aに対して容易に着脱できるので、メンテナンス性の向上を図ることができる。
また、カートリッジ30、ベルトホルダ59、収容トレイ71の引き出し方向は略水平方向であることから、より軽い力で操作できる。また、ガイド機構115、116によって、カートリッジ30およびベルトホルダ59が所定の位置に位置決めされることから、画像を転写する際の位置ずれ(転写ずれ)を防止することができる。
また、同様に、収容トレイ71がガイド機構117によって所定の位置に位置決めされることから、用紙Pが確実に供給されるようにすることができる。 さらに、上記実施形態においては、カートリッジ30、ベルトホルダ59、収容トレイ71が同一方向に引き出せるように構成されていることから、操作がしやすくメンテナンス性がよい。また、プリンタ10の同一方向側のみ、カートリッジ30、ベルトホルダ59、収容トレイ71の着脱のためのスペースを確保すればよいので、設置スペースの制限を少なくすることができる。
加えて、例えば、プリンタ10を構成する各種ローラ(例えば、感光体ドラム32M,32C,32Y,32Bk等)をこれらのローラの軸方向に引き出すよう構成すると、これらのローラの軸を保持するためのフレームに大きな穴を形成する必要があるため、プリンタ10の剛性が弱くなってしまうが、上記実施形態のプリンタ10によれば、ローラの軸方向と直行する略水平方向(引出方向)に引出可能に構成されているので、フレームに大きな穴を形成しなくてもよく、プリンタ10の剛性を高めやすい。
また、各種ローラをローラの軸方向に引き出すよう構成すると、これらローラを受けるための軸受けを待避させる必要が生じ、軸受けの位置精度が出しづらかったり、構成が複雑になったりという不都合が生じるが、上記実施形態のプリンタ10によれば、そのようなことを防止できる。
次に、本体部上方に、画像読取装置としてのスキャナを備えた第2実施形態の複合機13について、図5Aおよび図5Bを用いて説明する。
図5に示すように、本実施形態の複合機13においては、第1実施形態と同様に構成されたプリンタ装置の筐体10aの上方に、スキャナ装置120が、プリンタ装置の筐体10aの底部と平行になるように設けられている。また、スキャナ装置120は、このスキャナ装置120、及びプリンタ装置を操作するための、操作部124等から構成される操作パネル122を備えている。
このスキャナ装置120は、たとえばガラスのような透明な素材で作られ、スキャンするための原稿を載せる原稿台121、原稿台の下側に設置され、スキャン動作時には原稿台に向けて光を照射する光学読取器126、原稿読み取りのために前記光学読取器を排紙トレイ80へ用紙Pを排紙する排紙方向とはほぼ直角な方向に移動させるキャリッジ127、原稿台121を覆う原稿台カバー123、原稿台カバー123を開閉自在に保持するヒンジ125を備えている。なお、操作パネル122は原稿台121と連続する面に設けられていてもよい。たとえば、キャリッジ127が光学読取器126を動かす方向と排紙トレイ80へ用紙Pを排出する排紙方向とがなす角度は85から95度の範囲にしてもよい。
そして、スキャナ装置120本体と、プリンタ装置本体との間には、プリンタ装置より排紙された用紙Pを収容するための排紙トレイ80(図1における排紙部80)が備えられている。
なお、本実施形態の複合機13におけるプリンタ装置のその他の構成は、第1実施形態におけるプリンタ10と同様であるので、ここでは説明を省略する。
以上のように構成された複合機13においては、装置上方にスキャナ装置120を有していることから、画像を読み込んで印刷することが容易にでき、使い勝手のいいプリンタ装置を提供できる。
<第2実施形態>
図6は前記原稿台カバーの一部として原稿送り装置を備える複合機13を示している。原稿送り装置は、読み取り前原稿トレイ130、ピックアップローラ123、送りローラ134a及び134b、排出ローラ134c、そして読取済原稿トレイ135を備えている。スキャナ装置120は、下記のように原稿読み取り動作を行う。
まず、読み取り前原稿トレイ130に置かれた原稿は、ピックアップローラ132によりスキャン経路131へ引き込まれる。ピックアップローラ132は原稿を最初の送りローラ134aまで搬送する。送りローラ134aは、原稿を光学読取器126に読み取らせつつ、送りローラ134bへ送る。2番目の送りローラ134bは、原稿を排出ローラ134cへ送る。排出ローラ134cは原稿を読取済原稿トレイ135へ向けて排出する。
排出ローラ134cが原稿を排出する方向は、排紙トレイ80へ用紙Pを排出する方向とほぼ直角である。たとえば、排出ローラ134cが原稿を排出する方向と排紙トレイ80へ用紙Pを排出する排紙方向とがなす角度は85から95度の範囲にしてもよい。
また、スキャナ装置120がプリンタ装置の筐体10aの底部と平行、つまり略水平に設けられていることから、カートリッジ30を本体より引き出す際には、スキャナ装置120と干渉することがなくスムーズに引き出すことができる。
また、プリンタ装置の本体部とスキャナ装置120との間に、排紙トレイ80を備えているので、装置から排紙トレイ80が突出することがなく、この装置が占有するスペースを狭くすることができる。
また、スキャナ装置120の近傍に使用者が操作可能な操作部124を有する操作パネル122を備えている。ここで、コントロールパネル122を原稿台122の前縁から筐体10aの、カートリッジ30を着脱する側の側面に向けて傾斜して配置することもできる。ここでコントロールパネル122は、筐体10aのカートリッジ30を着脱する側の側面に届かなくてもよい。むしろコントロールパネル122は、筐体10aのカートリッジ30を着脱する側の側面よりも引っ込んだ位置にあってもよい。
このような複合機13によれば、プリンタ10の筐体10aのカートリッジ30を着脱する側の側面に操作パネル122が配置されている場合と比べて、たとえばユーザーが読み取りやすい角度を持って設置することができるので、操作性を向上させることができる。
図5Bは、スキャナ装置120の別の実施例を示す。本実施例では、原稿台121の後縁が、先の実施例と異なり、原稿台121に平行な直線が筐体10aのカートリッジ30を着脱する側の側面と交わる点と、その直線が筐体10aのカートリッジ30を着脱する側の側面の対面と交わる点の間にある。このような構成によれば、図5Bに示すように、複合機13の筐体10aの最背面が壁面のような平らな面に近接しておかれた場合においても、原稿台カバー123を90度以上の角度まで開くことができる。
<第3実施形態>
図7は複合機13の図5Aに示す実施例の変形例である。図7では、前方カバー140に手差し給紙トレイ142が設けられている、この手差し給紙トレイ142を開くと、前方カバー140を閉じたままの状態で、搬送ベルト58へ用紙Pを手差しで給紙することができる。用紙Pが手差し給紙トレイ142に置かれた状態で、ユーザーが印刷を指示すると、ピックアップローラ144が用紙Pを引き込んで搬送ベルト58へ送り込み、その後の印刷動作が行われる。
<第4実施形態>
図8は複合機13の図5Aに示す実施例の別の変形例である。図8に示す複合機13は、両面印刷機能を備えている。ユーザーが両面印字を指示すると、1回目に定着器60から送りローラ91,92,93へ送られる用紙Pは排紙トレイ80へは排出されない。両面印字の場合は、送りローラ93の近くなどに設置されたセンサ150が用紙Pの前端を検出する。センサ150が用紙P前端を検出してから所定の時間(たとえば用紙Pが定着器60と送りローラ91を完全に通り過ぎるのに必要な時間)が経過すると、送りローラ92と93が逆転し、2つの位置を取ることが可能な案内部材152(図8参照)は、用紙Pを両面印刷経路154へ案内する位置へ切り替わる。
両面印刷経路154は収容トレイ71の下側に設けられている。両面印刷経路154に設置された送りローラ156a、156b、156cは、用紙Pのまだ印刷されていない面に印刷するために、用紙Pを搬送ベルト58へ送り込む。用紙Pは、2回目に定着器60を通過した後は、送りローラ送りローラ91,92,93を通って排紙トレイ80へ排出される。
<第5実施形態>
図9は複合機13の図5Aに示す実施例のまた別の変形例である。給紙部70は図5A,5Bとは逆向きになっている。ピックアップローラ72は、図5A,5Bとは逆に前方カバーから遠い側にある。ピックアップローラ72は用紙Pをピックアップし、中間転写ベルト160と搬送ローラ162が接する部分へ送り込む。感光体ドラム32M,32C,32Y,32Bkは中間転写ベルト160に接触して、中間転写ベルト160上に現像剤でカラー画像を生成するように構成されている。
現像剤の画像は感光体ドラム32M,32C,32Y,32Bkから中間転写ベルト160上へ転写された後、中間転写ベルト160と転写ローラ162の働きにより、用紙Pが中間転写ベルト160と転写ローラ162の間を通過するときに用紙Pへ転写される。その後、定着器60により現像剤の画像は用紙P上に定着される。そして用紙Pは、送りローラ93により排紙トレイ80へ排紙される。ここで、中間転写ベルト160は、前述した搬送ベルト58と同様な構成により筐体10aから取り外せるようにしてもよい。
なお、本発明の実施の形態は、上記の実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。
例えば、上記各実施形態では、感光体ドラム32M,32C,32Y,32Bkから直接、用紙Pに画像を転写するダイレクト転写方式のプリンタについて説明したが、一旦中間転写ベルトに転写し、その後、用紙に転写する中間転写方式のプリンタに適用しても同様の効果が得られる。
また、上記各実施形態では、搬送ベルト58は駆動ローラ51および従動ローラ52に張架され、その張架方向が1方向であるように構成されているが、例えば3つ以上のローラにて張架し、その張架方向が2方向以上となるような構成においても本発明を適用することができ、同様の効果を得ることができる。
また、上記各実施形態では、カートリッジ30の下方にベルトホルダ59が配置されるような構成となっているが、カートリッジ30の上方にベルトホルダ59が配置されるような構成としてもよい。このように構成すると、現像器ケース39の開口部を上方に向けることができるので、トナーが漏れ落ちることを防止することができる。
また、上記各実施形態では、カートリッジ30或いはベルトホルダ59は、所定の位置まで引き出されると、そのまま筐体10aより取り外されるように構成されているが、所定の位置まで引き出された際に、その位置で一旦引き出しを停止させる停止部材を設けて、所定の位置にて引き出しが止められるような構成としてもよい。
第1実施形態のプリンタ10を表す概略側断面図である。 プリンタ10において、カートリッジ30、ベルトホルダ59、収容トレイ71の着脱動作を説明する説明図である。 プリンタ10において、カートリッジ30の着脱動作を説明する説明図である。 プリンタ10において、ベルトホルダ59の着脱動作を説明する説明図である。 第2実施形態の複合機13を表す概略側断面図である。 第2実施形態の複合機13を表す概略側断面図である。 第2実施形態の複合機13の外観を表す斜視図である。 第3実施形態の複合機13を表す概略側断面図である。 第4実施形態の複合機13を表す概略側断面図である。 第5実施形態の複合機13を表す概略側断面図である。
符号の説明
10...プリンタ、10a...筐体、11...可視像形成ユニット、13...複合機、30...カートリッジ、31(M,C,Y,Bk)...現像器、32(M,C,Y,Bk)...感光体ドラム、33(M,C,Y,Bk)...クリーニングローラ、34(M,C,Y,Bk)...帯電器、36(M,C,Y,Bk)...現像ローラ、37(M,C,Y,Bk)...供給ローラ、38(M,C,Y,Bk)...層厚規制ブレード、39(M,C,Y,Bk)...現像器ケース、50...ベルトユニット、51...駆動ローラ、52...従動ローラ、53...転写ローラ、54...一次搬送ローラ、55...クリーニング器、56...掻き取り部材、57...ケース、58...搬送ベルト、59...ベルトホルダ、60...定着部、61...加熱ローラ、62...加圧ローラ、63...ヒータ、64...温度センサ、70...給紙部、71...収容トレイ、72...ピックアップローラ、80...排紙トレイ(排紙部)、81...前方カバー、82...前方下カバー、83、84...支持軸、85...把持部、91,92,93...搬送ローラ対、100...突起部材、100a支持部材、101...ガイド溝、103...係止部材、104...支持部材、105...ガイド溝、108...突起部材、109...ガイド溝、115,116,117...ガイド機構、120...スキャナ装置、122...操作パネル、124...操作部、P...用紙

Claims (42)

  1. 筐体と、静電潜像が形成される複数の感光体と、現像剤を収容する現像剤収容部を備える複数の現像器と、前記複数の感光体と前記複数の現像器を保持し、かつ前記筐体に対して着脱可能に構成されたホルダーと、前記筐体の上部に設けられ、原稿上に形成されている画像を読み取るように構成されている画像読取機構とを備えることを特徴とする画像形成装置
  2. シート状の被記録媒体を積層して保持するように構成されており、かつ前記筐体に対して着脱可能に構成された被記録媒体保持部を備え、さらに前記筐体は前面にあり、開閉可能である前方カバーと、内部に設けられ、前記前方カバーが開いているときに前記ホルダーを収納可能に構成されている第1収納部と、前記筐体内に設けられ、被記録媒体保持部を収納可能に構成されている第2収納部とを備えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記ホルダーが前記第1収納部に収容されている状態において前記ホルダーの下方にほぼ水平方向に伸びている第1被記録媒体搬送経路と、前記ホルダーが前記第1収納部に収容されている状態における前記ホルダーの上方へ向かって伸びて前記第1被記録媒体搬送経路と連通している被記録媒体排出部とを備え、前記第1被記録媒体搬送経路は前記被記録媒体を前記複数の感光体へ導くように構成されており、前記被記録媒体排出部は前記被記録媒体を第1の方向である前面方向に向かって排出するように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記画像読取装置は前記第1の方向に対してほぼ垂直な第2の方向へ原稿を送る原稿送り装置を備えることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記第1の方向と前記第2の方向が成す角度が85度から95度であることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記ホルダーは、前記前方カバーが開いている状態において、前記第1収納部から、前記第2の方向へ取り出される構成であり、前記第1の方向と前記第2の方向がほぼ平行であることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  7. 前記第1の方向と前記第2の方向が成す角度が5度以内であることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記被記録媒体収納部は、前記第2収納部から第3の方向へ取り出される構成であり、前記第3の方向は前記第1の方向とほぼ平行であることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  9. 前記第1の方向と前記第3の方向が成す角度が5度以内であることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記前方カバーは、前記被記録媒体を、前記第1被記録媒体搬送経路へ案内する開口部を備えることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  11. ベルト枠と、前記ベルト枠に設けられたベルト保持ローラと、前記ベルト保持ローラに保持されるベルトを備えるベルトユニットを備え、前記ベルトユニットは、前記ホルダーが前記第1収納部に収納されていて、かつ前記被記録媒体収容部が前記第2収納部へ収納されている状態において、前記ホルダーと前記被記録媒体収容部の中間に、前記筐体に対して着脱可能に配置されており、前記ベルトは前記被記録媒体を前記第1被記録媒体搬送経路に沿って案内することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  12. 前記筐体は、その内部に設けられ、前記ベルトユニットを収納する第3収納部を備えることを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
  13. 前記ベルトユニットは、前記前方カバーが開いた状態で、かつ前記ホルダーが取り出された状態において、前記第3収納部から取り出すことが可能な構成であることを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置。
  14. 前記第1被記録媒体搬送経路の下方に延びる第2被記録媒体搬送経路を備え、前記第2被記録媒体搬送経路は、前記画像形成装置が両面印刷動作する場合において、片面の画像形成のみ終了した前記被記録媒体が前記被記録媒体排出部へ送り込まれた後に、前記被記録媒体を前記被記録媒体排出部から前記第1被記録媒体搬送経路へ案内することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  15. 前記第2被記録媒体搬送経路が前記被記録媒体収容部の下方に配置されていることを特徴とする請求項14に記載の画像形成装置。
  16. 前記複数の感光体が、前記第1の方向に対して、それぞれ平行に配置されていることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  17. 読み取り前の原稿を積載するように構成された原稿台と、前記原稿台を覆う原稿台カバーとを備えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  18. 前記原稿台カバーが前記原稿台と開閉可能なようにヒンジで接合されている、ことを特徴とする請求項17に記載の画像形成装置。
  19. 前記原稿台は、その前縁がその後縁よりも前記筐体の前記ホルダーを着脱する面に近い側にあり、前記ヒンジは前記原稿台の後縁にあることを特徴とする請求項18に記載の画像形成装置。
  20. 前記原稿台の後縁は、前記筐体の前記ホルダーを着脱する面とその対面とを結び、前記原稿台に平行な直線と前記筐体の前記ホルダーを着脱する面との交点と、前記原稿台に平行な直線と前記ホルダーを着脱する面の対面との交点の、中間にあることを特徴とする請求項19に記載の画像形成装置。
  21. 前記筐体上の、前記原稿台と連続する面上にコントロールパネルを備えることを特徴とする請求項17に記載の画像形成装置。
  22. 前記原稿台は、その前縁がその後縁よりも前記筐体の前記ホルダーを着脱する面に近い側にあり、前記コントロールパネルは前記原稿台の前縁と連続する面上にあることを特徴とする請求項21に記載の画像形成装置。
  23. 前記コントロールパネルは、前記原稿台の前縁から前記筐体の前記ホルダーを着脱する面に向かって傾斜面を形成するように配置されていることを特徴とする請求項22に記載の画像形成装置。
  24. 前記コントロールパネルは、前記原稿台の前縁で、前記筐体の前記ホルダーを着脱する面の後ろ側に配置されていることを特徴とする請求項22に記載の画像形成装置。
  25. シート状の被記録媒体を積層して保持するように構成されており、かつ筐体に対して着脱可能な被記録媒体保持部を備え、さらに前記筐体は、その前面にあり、開閉可能である前方カバーと、前記前方カバーが開いているときに前記ホルダーを収納可能に構成されている第1収納部と、被記録媒体保持部を収納可能に構成されている第2収納部とを備えることを特徴とするクレーム17に記載の画像形成装置
  26. 前記ホルダーが前記第1収納部に収容されている状態において前記ホルダーの下方にほぼ水平方向に伸びている第1被記録媒体搬送経路と、前記前記ホルダーが第1収納部に収容されている状態における前記ホルダーの上方へ向かって伸びて第1被記録媒体搬送経路と連通している被記録媒体排出部とを備え、、前記第1被記録媒体搬送経路は前記被記録媒体を前記複数の感光体へ導くように構成されており、前記被記録媒体排出部は前記被記録媒体を第1の方向である前面方向に向かって排出するように構成されていることを特徴とする請求項25に記載の画像形成装置。
  27. 前記原稿台は透明な素材で作られ、前記原稿を支えるように構成されており、前記画像読取装置は、前記原稿台に向けて光を照射する光学装置と、前記第1の方向とほぼ直角な第2方向へ前記光学装置を移動させるように構成されているキャリッジとを備えることを特徴とする請求項26に記載の画像形成装置。
  28. 前記第1の方向と前記第2の方向が成す角度が85度から95度であることを特徴とする請求項27に記載の画像形成装置。
  29. ベルト枠と、ベルト枠に設けられたベルト保持ローラと、前記ベルト保持ローラに保持されるベルトを備えるベルトユニットを備え、前記ベルトユニットは、前記ホルダーが前記第1収納部に収納されていて、かつ前記被記録媒体収容部が前記第2収納部へ収納されている状態において、前記ホルダーと前記被記録媒体収容部の中間に、前記筐体に対して着脱可能に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  30. 前記ベルトは、前記現像剤を前記複数の感光体ドラムから前記被記録媒体へ転写するように構成されていることを特徴とする請求項29に記載の画像形成装置。
  31. 前記筐体が、前記ベルトユニットを収納する第3収納部を備えることを特徴とする請求項30に記載の画像形成装置。
  32. 前記ベルトユニットは、前記前方カバーが開いた状態において前記第3収納部から取り外せるように構成されていることを特徴とする請求項31に記載の画像形成装置。
  33. 前記ベルトユニットは、前記第3収納部から、前記第2の方向へ取り出せるように構成されており、前記第2の方向は前記第1の方向とほぼ平行であることを特徴とする請求項32に記載の画像形成装置。
  34. 前記第1の方向と前記第2の方向が成す角度が5度以内であることを特徴とする請求項33に記載の画像形成装置。
  35. 筐体と、感光体支持軸に支えられており、静電潜像が形成される感光体と、現像剤を収容するように構成されている現像剤収納部と、前記現像剤を保持する現像体とを、それそれ備える複数の現像器と、前記感光体上に生成された可視像を被記録媒体へ転写する転写装置と、前記筐体内の第1収納部に収納される第1ホルダーと、前記筐体内の第2収納部に収納される第2ホルダーと、前記第1ホルダーを前記第1収納部から前記第1の方向へ着脱するように構成されている第1案内部と、前記第2ホルダーを前記第2収納部から前記第1の方向と平行な第2の方向へ着脱するように構成されている第2案内部とを備え、前記第1ホルダーは、前記複数の現像器を、前記感光体支持軸とは垂直な方向である第1の方向に沿って並べて保持するように構成され、前記筐体内の第1収納部に保持されるように構成されており、前記第2ホルダーは、少なくともベルト部材と前記ベルト部材を保持するローラとを保持するように構成されていることを特徴とする画像形成装置
  36. 前記第1ホルダーと第2ホルダーが第1案内部と第2案内部にそれそれ独立に案内されることを特徴とする請求項35に記載の画像形成装置。
  37. 前記感光体が第1ホルダーに保持されることを特徴とする請求項35に記載の画像形成装置。
  38. 前記第1ホルダーが前記第1収納部に収納され、かつ前記第2ホルダーが前記第2収納部に収納されている状態において、前記感光体と前記ベルト部材が接触し、少なくとも前記第1ホルダーが前記第1収納部から取り外されているか、または少なくとも前記第2ホルダーが前記第2収納部から取り外されている状態において、前記感光体と前記ベルト部材が分離することを特徴とする請求項35に記載の画像形成装置。
  39. 前記第1収納部を覆う第1カバーと、前記第2収納部を覆う第2カバーとを備え、前記第1カバーは可動であり、かつ前記第2カバーは前記第1カバーと連動して動くことを特徴とする請求項35に記載の画像形成装置。
  40. 印刷前の前記被記録媒体を収納し、かつ前記筐体に対して着脱可能な被記録媒体収納部と、前記被記録媒体収納部を前記第1の方向と平行な第3の方向へ案内するように構成されている第3案内部とを備えることを特徴とする請求項35に記載の画像形成装置。
  41. 筐体上部に配置され、原稿上の画像を読み取って画像データを生成するように構成された画像読取装置と、前記画像読取装置により生成された前記画像データに基づいて前記感光体上に静電潜像を形成する静電潜像形成装置とを備えることを特徴とする請求項35に記載の画像形成装置。
  42. 前記画像読取装置と、前記第1収納部へ収納された状態における前記第1ホルダーとの中間に配置されている被記録媒体排出装置を備え、画像が形成された被記録媒体を前記筐体の上部へ排出するように構成されていることを特徴とする請求項41に記載の画像形成装置。



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