JP2006208372A - コルゲートフィンの検査装置 - Google Patents

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隆司 志田
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Abstract

【課題】コルゲートフィンの状態を簡単に把握しうるコルゲートフィンの検査装置を提供する。
【解決手段】検査装置は、コルゲートフィン6の幅方向の片側に配置されかつコルゲートフィン6に光を照射する照明42と、コルゲートフィン6を挟んで照明42とは反対側に配置され、かつ照明42から照射された光を2回以上反射させる反射手段43と、コルゲートフィン6を挟んで照明42とは反対側に配置されかつ画角を有するCCDカメラ44と、画像処理装置45とを備えている。CCDカメラ44は、反射手段43による反射像を撮像する。画像処理装置45は、CCDカメラ44による撮像範囲の輝度情報に基づいてコルゲートフィン6の状態を判定する。
【選択図】図5

Description

この発明は、波頂部、波底部および波頂部と波底部とを連結する連結部を有するコルゲートフィンの状態を検査するコルゲートフィンの検査装置に関する。
熱交換器として、互いに間隔をおいて平行に配置された1対のアルミニウム製ヘッダと、両ヘッダ間に並列状に配置されかつ両端がそれぞれ両ヘッダに接続された複数の中空状冷媒流通部としてのアルミニウム製偏平状熱交換管と、隣り合う熱交換管の間の通風間隙に配置されるとともに、両熱交換管にろう付されたアルミニウム製コルゲートフィンとを備えたものが広く使用されている。
偏平状熱交換管としては、たとえば互いに平行な2つの平坦壁と、両平坦壁の両側縁にまたがる両側壁と、両側壁間において両平坦壁にまたがるとともに長さ方向に伸びかつ相互に所定間隔をおいて設けられた複数の補強壁とを備えているとともに、内部に並列状の流体通路を有しており、各補強壁が、一方の平坦壁より内方隆起状に一体成形された補強壁用凸条と、他方の平坦壁より内方隆起状に一体成形された補強壁用凸条とが相互に突き合わされてろう付されることにより形成され、両補強壁用凸条どうしのろう付部が内部接合部となっているものが知られている(特許文献1参照)。
上述した偏平状熱交換管を有する熱交換器において、必要な耐圧性を得るためには、補強壁用凸条どうしが、それぞれろう付不良を起こすことなく十分なろう付強度を有するようにろう付されている必要がある。
しかしながら、補強壁用凸条どうしのろう付部、すなわち内部接合部のろう付不良の発生、および補強壁用凸条どうしのろう付部の強度は簡単に知ることができず、その結果熱交換器の耐圧性を簡単に検査することができないのが現状である。
ところが、本発明者等が種々検討した結果、上述した偏平状熱交換管において、補強壁用凸条どうしのろう付部のろう付強度が不足している場合、熱交換管内を加圧すると、内部接合部が破壊されて偏平状熱交換管が膨らむために通風間隙に配置されているコルゲートフィンが変形するので、コルゲートフィンの状態を把握することにより、偏平状熱交換管の耐圧性を知ることができることを見出した。
特開平6−281373号公報
この発明は上記実情に鑑みてなされたものであって、コルゲートフィンの状態を簡単に把握しうるコルゲートフィンの検査装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために以下の態様からなる。
1)波頂部、波底部および波頂部と波底部とを連結する連結部を有するコルゲートフィンを検査する装置であって、
コルゲートフィンの幅方向の片側に配置されかつコルゲートフィンに光を照射する光照射手段と、コルゲートフィンを挟んで光照射手段とは反対側に配置され、かつ光照射手段から照射された光を2回以上反射させる反射手段と、コルゲートフィンを挟んで光照射手段とは反対側に配置されかつ画角を有する撮像手段と、撮像手段による撮像範囲の輝度情報に基づいてコルゲートフィンの状態を判定する処理手段とを備えており、撮像手段が、反射手段による反射像を撮像するようになっているコルゲートフィンの検査装置。
2)反射手段が、平らな反射面を有する複数の反射部材からなる上記1)記載のコルゲートフィンの検査装置。
3)撮像手段が、CCDカメラからなる上記1)または2)記載のコルゲートフィンの検査装置。
4)波頂部、波底部および波頂部と波底部とを連結する連結部を有するコルゲートフィンを検査する装置であって、
コルゲートフィンの幅方向の片側に配置された投受光器と、コルゲートフィンを挟んで投受光器とは反対側に配置され、かつ投受光器の投光部からの光を反射する反射手段と、投受光器の受光部で受光した輝度情報に基づいてコルゲートフィンの状態を判定する処理手段とを備えているコルゲートフィンの検査装置。
5)反射手段が、平らな反射面を有する反射部材からなる上記4)記載のコルゲートフィンの検査装置。
6)投受光器が、コルゲートフィンに対して移動するようになっている上記4)または5)記載のコルゲートフィンの検査装置。
7)複数の投受光器を有している上記4)または5)記載のコルゲートフィンの検査装置。
8)波頂部、波底部および波頂部と波底部とを連結する連結部を有するコルゲートフィンを検査する装置であって、
コルゲートフィンの幅方向の片側に配置されかつコルゲートフィンに光を照射する光照射手段と、コルゲートフィンを挟んで光照射手段とは反対側に配置され、かつ平行光を収束させるレンズを有する撮像手段と、撮像手段による撮像範囲の輝度情報に基づいてコルゲートフィンの状態を判定する処理手段とを備えているコルゲートフィンの検査装置。
9)撮像手段が、コルゲートフィンに対して移動するようになっている上記8)記載のコルゲートフィンの検査装置。
10)撮像手段が、複数配置されている上記8)記載のコルゲートフィンの検査装置。
11)波頂部、波底部および波頂部と波底部とを連結する連結部を有するコルゲートフィンを検査する装置であって、
コルゲートフィンの幅方向の片側に配置されかつコルゲートフィンに光を照射する光照射手段と、コルゲートフィンを挟んで光照射手段とは反対側に配置され、かつ光照射手段から照射された光を反射させる反射手段と、コルゲートフィンを挟んで光照射手段とは反対側に配置されかつ画角を有するとともに、反射手段による反射像を撮像する撮像手段と、撮像手段による撮像範囲の輝度情報に基づいてコルゲートフィンの状態を判定する処理手段とを備えており、反射手段および撮像手段が、コルゲートフィンの長さ方向に同期して移動するようになっているコルゲートフィンの検査装置。
12)反射手段が、平らな反射面を有する反射部材からなる上記11)記載のコルゲートフィンの検査装置。
13)撮像手段が、CCDカメラからなる上記11)または12)記載のコルゲートフィンの検査装置。
14)波頂部、波底部および波頂部と波底部とを連結する連結部を有するコルゲートフィンを検査する装置であって、
コルゲートフィンの幅方向の片側に配置されかつコルゲートフィンに光を照射する光照射手段と、コルゲートフィンを挟んで光照射手段とは反対側に配置され、かつ光照射手段から照射された光を反射させる反射手段と、コルゲートフィンを挟んで光照射手段とは反対側に配置されかつ画角を有するとともに、反射手段による反射像を撮像する撮像手段と、撮像手段による撮像範囲の輝度情報に基づいてコルゲートフィンの状態を判定する処理手段とを備えており、反射手段の反射面が、コルゲートフィンの幅方向と平行な軸線の周りに回転するようになっているコルゲートフィンの検査装置。
15)反射手段が、平らな反射面を有する反射部材からなる上記14)記載のコルゲートフィンの検査装置。
16)反射手段が、ポリゴンミラーからなる上記14)記載のコルゲートフィンの検査装置。
17)撮像手段が、CCDカメラからなる上記14)〜16)のうちのいずれかに記載のコルゲートフィンの検査装置。
18)複数の中空状冷媒流通部が並列状に設けられており、かつ隣接する冷媒流通部どうしの間が通風間隙となっているとともに通風間隙に、波頂部、波底部および波頂部と波底部とを連結する連結部を有するコルゲートフィンが配置されている熱交換器のコルゲートフィンを検査する方法であって、
上記1)〜17)のうちのいずれかに記載にされた検査装置を使用し、処理手段が、通風間隙を通過した光の輝度情報に基づいてコルゲートフィンの状態を判定することを特徴とするコルゲートフィンの検査方法。
19)複数の中空状冷媒流通部が並列状に設けられており、かつ隣接する冷媒流通部どうしの間が通風間隙となっているとともに通風間隙に、波頂部、波底部および波頂部と波底部とを連結する連結部を有するコルゲートフィンが配置されており、上記18)記載の方法により検査された熱交換器。
20)冷媒流通部が、内部接合部を有している請求項19記載の熱交換器。
上記1)の装置によれば、撮像手段の撮像範囲の輝度情報、すなわちコルゲートフィンの隣り合う連結部どうしの間の間隙を通過する光の光量に基づいて、コルゲートフィンの状態を判定することができる。したがって、コルゲートフィンの状態を比較的簡単に把握することができる。
また、反射手段が、光照射手段から照射された光を2回以上反射させるので、コルゲートフィンと撮像手段との距離を長くとることができ、画角を持った1つの撮像手段における撮像範囲が広くなる。したがって、使用する撮像手段の数を少なくすることができ、装置のコストが安くなる。また、コルゲートフィンと撮像手段との距離を長くとることができるので、コルゲートフィンの連結部が潰れている場合のように、コルゲートフィンに異常が発生している場合を除いては、連結部により光が遮られる範囲が小さくなり、使用する撮像手段の数を少なくしたとしても、上述した通過光量に基づいてコルゲートフィンの状態を正確に判定することができる。コルゲートフィンと撮像手段との距離が短いと、1つの撮像手段の撮像範囲が狭くなるので、コルゲートフィン全体を撮像するためには比較的多くの撮像手段を必要とする。また、コルゲートフィンと撮像手段との距離が短いと、コルゲートフィンの連結部の状態が正常であっても、連結部により光が遮られる範囲が大きくなり、コルゲートフィンの状態を正確に判定することができない。しかも、コルゲートフィンの状態を正確に判定するためには、比較的多くの撮像手段を用いる必要がある。
さらに、反射手段が、光照射手段から照射された光を2回以上反射させるので、コルゲートフィンと撮像手段との距離を長くとったとしても、装置全体の占めるスペースを比較的小さくできる。しかも、装置を設置する場所に合わせて、コルゲートフィン、光照射手段、反射手段を配置することができる。
上記2)の装置によれば、反射手段のコストが比較的安価になる。
上記3)の装置によれば、撮像手段のコストが比較的安価になる。
上記4)の装置によれば、投受光器の受光部で受光した輝度情報、すなわちコルゲートフィンの隣り合う連結部どうしの間の間隙を通過する光の光量に基づいて、コルゲートフィンの状態を判定することができる。したがって、コルゲートフィンの状態を比較的簡単に把握することができる。
上記5)の装置によれば、反射手段のコストが比較的安価になる。
上記6)の装置によれば、少数の投受光器によりコルゲートフィン全体の状態を把握することができる。
上記7)の装置によれば、上記6)の装置の場合のような投受光器を移動させる手段が不要となる。
上記8)の装置によれば、撮像手段の撮像範囲の輝度情報、すなわちコルゲートフィンの隣り合う連結部どうしの間の間隙を通過する光の光量に基づいて、コルゲートフィンの状態を判定することができる。したがって、コルゲートフィンの状態を比較的簡単に把握することができる。
また、平行光を収束させるレンズを有する撮像手段を用いているので、コルゲートフィンと撮像手段との距離を短くしたとしても、1つの撮像手段における撮像範囲が広くなる。したがって、使用する撮像手段の数を少なくすることができ、装置のコストが安くなる。また、コルゲートフィンと撮像手段との距離を短くしたとしても、コルゲートフィンの連結部が潰れている場合のように、コルゲートフィンに異常が発生している場合を除いて、連結部により光が遮られる範囲が小さくなり、使用する撮像手段の数を少なくしたとしても、上述した通過光量に基づいてコルゲートフィンの状態を正確に判定することができる。
さらに、平行光を収束させるレンズを有する撮像手段を用いているので、コルゲートフィンと撮像手段との距離を短くすることができ、装置全体の占めるスペースを比較的小さくできる。
上記9)の装置によれば、少数の撮像手段によりコルゲートフィン全体の状態を把握することができる。
上記10)の装置によれば、上記9)の装置の場合のような撮像手段を移動させる手段が不要となる。
上記11)の装置によれば、撮像手段の撮像範囲の輝度情報、すなわちコルゲートフィンの隣り合う連結部どうしの間の間隙を通過する光の光量に基づいて、コルゲートフィンの状態を判定することができる。したがって、コルゲートフィンの状態を比較的簡単に把握することができる。
また、反射手段および撮像手段が、コルゲートフィンの長さ方向に同期して移動するようになっているので、反射手段および撮像手段の数を少なくても、コルゲートフィンの状態を判定することができる。
上記12)の装置によれば、反射手段のコストが比較的安価になる。
上記13)の装置によれば、撮像手段のコストが比較的安価になる。
上記14)の装置によれば、反射手段の反射面が、コルゲートフィンの幅方向と平行な軸線の周りに回転するようになっているので、撮像手段の数を少なくした場合であっても、コルゲートフィン全体の検査を行うことができ、装置のコストが安くなる。
上記15)の装置によれば、反射手段のコストが比較的安価になる。
上記16)の装置によれば、反射面を簡単かつ正確に回転させることができる。
上記17)の装置によれば、撮像手段のコストが比較的安価になる。
以下、この発明の実施形態を、図面を参照して説明する。この実施形態は、この発明によるコルゲートフィンの検査装置を、熱交換器の耐圧性を検査する装置に適用したものである。
全図面を通じて同一部分および同一物には同一符号を付して重複する説明を省略する。
以下の説明において、「アルミニウム」という用語には、純アルミニウムの他にアルミニウム合金を含むものとする。また、以下の耐圧性検査装置に関する説明において、図5および図8〜図12の上下、左右をそれぞれ上下、左右というものとする。なお、以下の熱交換器の冷媒流通部に関する説明においては、図2および図3の上下、左右をそれぞれ上下、左右というものとする。
図1はこの発明の装置により状態が検査されるコルゲートフィンを備えた熱交換器の1例を示し、図2はこの熱交換器に用いられる冷媒流通部としての偏平状熱交換管の1例を示し、図3は図2に示す偏平状熱交換管を製造する方法を示す。また、図4は図1の要部を拡大して示す。
図1において、熱交換器(1)はカーエアコン用コンデンサとして用いられるものであり、互いに間隔をおいて平行に配置された1対のヘッダ(2)(3)と、両ヘッダ(2)(3)間に並列状に配置されかつ両端がそれぞれ両ヘッダ(2)(3)に接続された複数のアルミニウム製偏平状熱交換管(4)(中空状冷媒流通部)と、隣り合う熱交換管(4)間の通風間隙(5)に配置されるとともに、両熱交換管(4)にろう付されたアルミニウム製コルゲートフィン(6)と、第1ヘッダ(2)の周壁上端部に接続された入口管(7)と、第2ヘッダ(3)の周壁下端部に接続された出口管(8)と、第1ヘッダ(2)の中程より上方位置の内部に設けられた第1仕切板(9)と、第2ヘッダ(3)の中程より下方位置の内部に設けられた第2仕切板(10)とを備えており、第1仕切板(9)よりも上方の熱交換管(4)の本数、第1仕切板(9)と第2仕切板(10)の間の熱交換管(4)の本数、第2仕切板(10)よりも下方の熱交換管(4)の本数がそれぞれ上から順次減少されて通路群を構成しており、入口管(7)から流入した気相の冷媒が、出口管(8)より液相となって流出するまでに、熱交換器(1)内を各通路郡単位に蛇行状に流れるようになされている。
図2に示すように、偏平状熱交換管(4)は、互いに対向する平らな上下壁(11)(12)と、上下壁(11)(12)の左右両側縁どうしにまたがる左右両側壁(13)(14)と、左右両側壁(13)(14)間において上下壁(11)(12)にまたがるとともに長さ方向に伸びかつ相互に所定間隔をおいて設けられた複数の補強壁(15)とよりなり、内部に複数の並列状流体通路(16)を有するものである。なお、図示は省略したが、全ての補強壁(15)には、隣接する流体通路(16)どうしを通じさせる複数の連通穴が、全体として平面から見て千鳥配置状となるようにあけられている。
左側壁(13)は、上壁(11)の左側縁より下方隆起状に一体成形された側壁用凸条(17)と、下壁(12)の左側縁より上方隆起状に一体成形された側壁用凸条(18)とが、相互に突き合わされてろう付されることにより形成されている。右側壁(14)は、上下壁(11)(12)と一体に形成されている。
補強壁(15)は、上壁(11)より下方隆起状に一体成形された補強壁用凸条(19)と、下壁(12)より上方隆起状に一体成形された補強壁用凸条(20)とが、相互に突き合わされてろう付されることにより形成されており、補強壁用凸条(19)(20)どうしのろう付部が内部接合部となっている。
偏平状熱交換管(4)は、図3(a)に示すような偏平状熱交換管製造用金属板(25)を用いて製造される。偏平状熱交換管製造用金属板(25)は両面にろう材層を有するアルミニウムブレージングシートからなり、平らな上壁形成部(26)(平坦壁形成部)および下壁形成部(27)(平坦壁形成部)と、上壁形成部(26)および下壁形成部(27)を連結しかつ右側壁(14)を形成する連結部(28)と、上壁形成部(26)および下壁形成部(27)における連結部(28)とは反対側の側縁より上方隆起状に一体成形されかつ左側壁(13)を形成する側壁用凸条(17)(18)と、左右方向に所定間隔をおいて上壁形成部(26)および下壁形成部(27)よりそれぞれ上方隆起状に一体成形された複数の補強壁用凸条(19)(20)とを備えており、上壁形成部(26)の補強壁用凸条(19)と下壁形成部(27)の補強壁用凸条(20)とが幅方向の中心線に対して左右対称となる位置にある。両側壁用凸条(17)(18)およびすべての補強壁用凸条(19)(20)の高さはそれぞれ等しくなっている。連結部(28)における左右両側縁部を除いた大部分に曲げ位置決め用凸条(29)が全長にわたって一体成形されている。
なお、両面にろう材がクラッドされたアルミニウムブレージングシートの片面に側壁用凸条(17)(18)および補強壁用凸条(19)(20)が一体成形されていることにより、側壁用凸条(17)(18)および補強壁用凸条(19)(20)の両側面および先端面と、上下壁形成部(26)(27)の上下両面にろう材層(図示略)が形成されるが、側壁用凸条(17)(18)および補強壁用凸条(19)(20)の先端面のろう材層は他の部分のろう材層に比べて厚みが大きくなる。また、下壁形成部(27)における側壁用凸条(18)の先端面に、その長手方向に伸びる凸起(31)が全長にわたって一体に形成されている。一方、上壁形成部(26)における側壁用凸条(17)の先端面に、その長手方向に伸びかつ凸起(31)が圧入される凹溝(32)が全長にわたって形成されている。凸起(31)の先端面および両側面、ならびに凹溝(32)の底面および両側面にもそれぞれろう材層が存在している。
そして、偏平状熱交換管製造用金属板(25)を、ロールフォーミング法により、曲げ位置決め用凸条(29)を利用して連結部(28)の左右両側縁で順次折り曲げていき(図3(b)参照)、最後にヘアピン状に折り曲げて側壁用凸条(17)(18)どうしおよび補強壁用凸条(19)(20)どうしをそれぞれ突き合わせるとともに、凸起(31)を凹溝(32)内に圧入して折り曲げ体(33)とし(図3(c)参照)、側壁用凸条(17)(18)の先端部どうしおよび補強壁用凸条(19)(20)の先端部どうしをろう付することにより、偏平状熱交換管(4)が製造される。このとき、互いにろう付された側壁用凸条(17)(18)により左側壁(13)が、連結部(28)により右側壁(14)が、上壁形成部(26)により上壁(11)が、下壁形成部(27)により下壁(12)が、互いにろう付された補強壁用凸条(19)(20)により補強壁(15)がそれぞれ形成される。
図4に示すように、コルゲートフィン(6)は、波頂部(6a)、波底部(6b)および波頂部(6a)と波底部(6b)とを連結する平坦な連結部(6c)よりなり、連結部(6c)に複数のルーバ(6d)(図7参照)が並列状に形成されている。
熱交換器(1)は次のようにして製造される。まず、偏平状熱交換管(4)を形成するための複数の折り曲げ体(33)を用意するとともに、折り曲げ体(33)と同数の折り曲げ体挿入穴を有する1対のアルミニウム製ヘッダ(2)(3)と、複数のアルミニウム製コルゲートフィン(6)とを用意する。ついで、1対のヘッダ(2)(3)を間隔をおいて配置するとともに、複数の折り曲げ体(33)とフィン(6)とを交互に配置し、折り曲げ体(33)の両端部をヘッダ(2)(3)の折り曲げ体挿入穴に挿入する。その後、これらを所定温度に加熱し、折り曲げ体(33)の側壁用凸条(17)(18)どうしおよび補強壁用凸条(19)(20)どうし、折り曲げ体(33)とヘッダ(2)(3)、ならびに折り曲げ体(33)とコルゲートフィン(6)とを、それぞれ偏平状熱交換管製造用金属板(25)のろう材層を利用して同時にろう付する。こうして、熱交換器(1)が製造される。この熱交換器(1)はコンデンサとして、圧縮機およびエバポレータとともに、フロン系冷媒を使用する冷凍サイクルを構成し、たとえばカーエアコンとして自動車に搭載される。
図5は、この発明によるコルゲートフィンの検査装置を適用した熱交換器の耐圧性検査装置の第1の実施形態を示す。
図5において、検査装置は、熱交換器(1)を、コルゲートフィン(6)の連結部(6c)が上下方向を向くように水平状態で保持する保持装置(40)(保持手段)と、保持装置(40)に保持されかつ密閉された熱交換器(1)の内部に高圧エアを供給して熱交換器(1)内部を加圧する高圧エア供給装置(41)(加圧手段)と、保持装置(40)に保持された熱交換器(1)に下方から光を照射する照明(42)(光照射手段)と、保持装置(40)に保持された熱交換器(1)の上方に配置され、かつ下方からの光を側方、ここでは右方に反射する反射手段(43)と、反射手段(43)による反射像を右方から撮像するCCDカメラ(44)(撮像手段)と、画像処理装置(45)(処理手段)と、各操作を行うとともに耐圧性の検査結果を表示する操作兼表示装置(46)とを備えている。
保持装置(40)は、熱交換器(1)の両ヘッダ(2)(3)を保持する1対の保持部(40a)を有しており、熱交換器(1)を、その通風間隙(5)を塞がないように保持する。
保持装置(40)に保持された熱交換器(1)と照明(42)との間には、照明(42)から発せられた光を均等に拡散させて面照明とする光拡散板(48)が配置されている。なお、照明(42)の数は、コスト、発熱量などを考慮して少ない方が好ましい。照明(42)の数が少なくても、光拡散板(48)の働きにより、面照明とすることができる。
反射手段(43)は、平らな反射面を有する複数、ここでは2つの板状反射部材(47)からなり、照明(42)により下方から照射され、かつ熱交換器(1)の通風間隙(5)に配置されたコルゲートフィン(6)の隣り合う連結部(6c)間を通過してきた光を、2回以上、ここでは3回反射してCCDカメラ(44)に導く。
CCDカメラ(44)は、照明(42)により下方から光が照射された熱交換器(1)の反射部材(43)による反射像を、ここではモノクロ画像として撮像し、その画像信号を画像処理装置(45)に出力する。
画像処理装置(45)は、CCDカメラ(44)で撮像されたモノクロ画像の撮像範囲を複数のドット(画素)に分割し、グレー処理を施して各ドットにおける輝度情報を所定のしきい値により白部分および黒部分に2値化するとともに黒部分の数を計数する。さらに、画像処理装置(45)は、高圧エア供給装置(41)により熱交換器(1)の内部に高圧エアを供給して加圧する前の状態の黒部分の数と加圧した後の状態の黒部分の数を比較し、加圧後の黒部分の増加数に基づいて熱交換器(1)の耐圧性を判定し、その判定結果を操作兼表示装置(46)に出力する。
次に、上述した検査装置をして熱交換器(1)の耐圧性を検査する方法について説明する。
まず、熱交換器(1)の両ヘッダ(2)をそれぞれ保持装置(40)の両保持部(40a)上に載せ、操作兼表示装置(46)により耐圧性検査を開始する。
すなわち、照明(42)により下方から熱交換器(1)に光を照射し、CCDカメラ(44)によって、反射手段(43)の複数の反射部材(47)による反射像をモノクロ画像として撮像する。CCDカメラ(44)で得られた画像信号は画像処理装置(45)に出力される。画像処理装置(45)は、CCDカメラ(44)で撮像されたモノクロ画像の撮像範囲を複数のドット(画素)に分割し、グレー処理を施して各ドットにおける輝度情報を所定のしきい値により白部分および黒部分に2値化するとともに黒部分の数を計数し、黒部分の数を記憶する。内部を加圧する前の熱交換器(1)においては、隣り合う偏平状熱交換管(4)どうしの間の通風間隙(5)を多くの光が通過するため、黒部分の数が少なくなっている。
ついで、入口管(7)および出口管(8)のうちのいずれか一方を密閉するとともに、同他方から高圧エア供給装置(41)により熱交換器(1)内に高圧エアを供給して熱交換器(1)の内部を加圧し、上記と同様にして、2値化した黒部分の数を計数し、黒部分の数を記憶する。
偏平状熱交換管(4)の補強壁用凸条(19)(20)どうしのろう付部にろう付不良が発生している場合や、当該ろう付部のろう付強度が不足している場合には、熱交換器(1)の内部を加圧すると、図6および図7に示すように、補強壁用凸条(19)(20)の先端どうしの内部接合部が破壊して両凸条(19)(20)間に比較的大きな隙間が生じ、偏平状熱交換管(4)が大きく膨らむとともに通風間隙(5)に配置されているコルゲートフィン(6)が変形する。したがって、通風間隙(5)を通過する光量が低下し、画像処理装置(45)により計数される黒部分の数は、加圧前の黒部分の数に比較して著しく増加する。この場合、画像処理装置(45)は、加圧後の黒部分の数と加圧前の黒部分の数を比較し、加圧後の黒部分の増加数が所定のしきい値以上であれば耐圧性が不足した不良品であると判定し、操作兼表示装置(46)に判定結果を表示する。
これとは逆に、偏平状熱交換管(4)の補強壁用凸条(19)(20)どうしのろう付部にろう付不良が発生しておらず、かつ当該ろう付部のろう付強度が十分大きい場合には、熱交換器(1)の内部を加圧したとしても、偏平状熱交換管(4)の膨らみやコルゲートフィン(6)の変形はほとんど発生せず、通風間隙(5)を通過する光量は加圧前に比べてもほとんど低下しない。したがって、画像処理装置(45)により計数される黒部分の数は、加圧前の黒部分の数に比較してほとんど増加せず、加圧後の黒部分の増加数は所定のしきい値未満となる。この場合、画像処理装置(45)は、耐圧性に優れた良品と判定し、操作兼表示装置(46)に判定結果を表示する。
上述した第1の実施形態の装置において、反射手段(43)が、照明(42)から照射された光を2回以上反射させるので、熱交換器(1)とCCDカメラ(44)との距離を長くとることができ、画角を持った1つのCCDカメラ(44)における撮像範囲が広くなる。また、熱交換器(1)とCCDカメラ(44)との距離を長くとることができるので、コルゲートフィン(6)の連結部(6c)が潰れている場合のように、コルゲートフィン(6)に異常が発生している場合を除いては、連結部(6c)により光が遮られる範囲が小さくなる。さらに、反射手段(43)が、照明(42)から照射された光を2回以上反射させるので、熱交換器(1)とCCDカメラ(44)との距離を長くとったとしても、装置全体の占めるスペースを比較的小さくできる。反射手段(43)により反射させない場合、図5に鎖線で示すように、装置全体の占めるスペースが大きくなる。
上述した熱交換器の耐圧性検査方法をまとめると、次のようになる。
熱交換器の耐圧性検査方法は、内部接合部を有する複数の中空状冷媒流通部(偏平情熱交換管(4))が並列状に設けられており、かつ隣接する冷媒流通部どうしの間が通風間隙(5)となっているとともに通風間隙(5)にコルゲートフィン(6)が配置されている熱交換器(1)の耐圧性を検査する方法であって、熱交換器(1)の内部を加圧し、この加圧の前後において、それぞれ熱交換器(1)の片側から光を照射するとともに、この光を反射手段(43)により2回以上反射させて熱交換器(1)の反対側から撮像手段(CCDカメラ(44))で撮像し、撮像範囲を複数のドットに分割し、上記加圧の前後の各ドットにおける輝度情報に基づいて熱交換器(1)の耐圧性を判定するものである。
この方法において、撮像手段により熱交換器(1)を撮像することによってモノクロ画像を得、このモノクロ画像にグレー処理を施し、上記加圧の前後の各ドットにおける輝度情報を所定のしきい値により白部分および黒部分に2値化するとともに黒部分の数を計数し、上記加圧前の黒部分に対する加圧後の黒部分の増加数に基づいて熱交換器(1)の耐圧性を判定することがある。
また、上述した検査装置は、次のような熱交換器(1)の耐圧性検査方法に利用することもできる。
この方法は、内部接合部を有する複数の中空状冷媒流通部(偏平情熱交換管(4))が並列状に設けられており、かつ隣接する冷媒流通部どうしの間が通風間隙(5)となっているとともに通風間隙(5)にコルゲートフィン(6)が配置されている熱交換器(1)の耐圧性を検査する方法であって、熱交換器(1)の片側から光を照射するとともに、この光を反射手段(43)により2回以上反射させて熱交換器(1)の反対側から撮像手段(CCDカメラ(44))で撮像して撮像範囲を複数のドットに分割するとともに、各ドットにおける輝度情報に基づいて撮像範囲の輝度情報を得、ついで光の照射を継続したまま熱交換器(1)の内部を加圧し、加圧開始後連続的または断続的に、光を反射手段(43)により2回以上反射させて熱交換器(1)の反対側から撮像手段で撮像し、撮像範囲を複数のドットに分割するとともに、各ドットにおける輝度情報に基づいて撮像範囲の輝度情報を得、加圧前の撮像範囲の輝度情報、および加圧後の撮像範囲の輝度情報の連続的変化または断続的変化に基づいて熱交換器(1)の耐圧性を判定するものである。
この方法において、撮像手段により熱交換器(1)を撮像することによってモノクロ画像を得、このモノクロ画像にグレー処理を施し、各ドットにおける輝度情報を所定のしきい値により白部分および黒部分に2値化するとともに黒部分の数を計数し、撮像範囲における加圧前の黒部分の数、および加圧後の黒部分の数の連続的変化または断続的変化に基づいて熱交換器の耐圧性を判定することがある。
また、上記方法において、撮像手段により熱交換器(1)を撮像することによってモノクロ画像を得、このモノクロ画像にグレー処理を施し、各ドットにおける輝度情報を所定のしきい値により白部分および黒部分に2値化して、撮像範囲における白部分および黒部分のパターンを抽出し、加圧前のパターン、および加圧後のパターンの連続的変化または断続的変化に基づいて熱交換器(1)の耐圧性を判定することがある。
図8は、この発明によるコルゲートフィンの検査装置を適用した熱交換器の耐圧性検査装置の第2の実施形態を示す。
図8に示すように、検査装置は、熱交換器(1)の下方からの光を上方に反射する反射手段(70)を備えており、CCDカメラ(44)は、反射手段(70)による反射像を上方から撮像するようになっている。
反射手段(70)は、平らな反射面を有する複数、ここでは2つの板状反射部材(71)からなり、照明(42)により下方から照射され、かつ熱交換器(1)の通風間隙(5)に配置されたコルゲートフィン(6)の隣り合う連結部(6c)間を通過してきた光を、2回以上、ここでは2回反射してCCDカメラ(44)に導く。その他の構成は、上述した第1の実施形態と同様である。
この装置を用いての熱交換器(1)の耐圧性検査方法は、第1の実施形態の場合と同様である。
図9は、この発明によるコルゲートフィンの検査装置を適用した熱交換器の耐圧性検査装置の第3の実施形態を示す。
図9に示すように、検査装置は、保持装置(40)に保持された熱交換器(1)の上方に配置される投受光器(50)と、保持装置(40)に保持された熱交換器(1)の下方に水平状態で配置され、かつ投受光器(50)の投光部(50a)から発せられた光を投受光器(50)の受光部(50b)に反射する板状反射部材(51)(反射手段)とを備えている。
投受光器(50)の投光部(50a)および受光部(50b)は下方を向いており、水平面内で移動自在である。図示は省略したが、投受光器(50)に画像処理装置が接続され、画像処理装置に操作兼表示装置が接続されている。画像処理装置は、投受光器(50)の受光部(50b)で受光した輝度情報、すなわち熱交換器(1)の通風間隙(5)に配置されたコルゲートフィン(6)の隣り合う連結部(6c)どうしの間の間隙を通過する光の光量に基づいて、コルゲートフィン(6)の状態を判定する。反射部材(51)は、平面から見て熱交換器(1)と同程度の大きさの上向きの平らな反射面を有している。その他の構成は、上述した第1の実施形態と同様である。
この装置を用いての熱交換器(1)の耐圧性検査方法は次の通りである。
まず、熱交換器(1)の両ヘッダ(2)(3)をそれぞれ保持装置(40)の両保持部(40a)上に載せ、操作兼表示装置により耐圧性検査を開始する。
すなわち、投受光器(50)の投光部(50a)より上方から熱交換器(1)に光を照射し、反射部材(51)によって反射された光を、投受光器(50)の受光部(50b)で受光する。このような操作を、投受光器(50)を水平面内で移動させながら熱交換器(1)の全ての通風間隙(5)について行う。投受光器(50)の受光部(50b)で受光された光量は画像処理装置に出力される。画像処理装置は、光量を記憶する。内部を加圧する前の熱交換器(1)においては、隣り合う偏平状熱交換管(4)どうしの間の通風間隙(5)を多くの光が通過するため、光量は多くなっている。
ついで、入口管(7)および出口管(8)のうちのいずれか一方を密閉するとともに、同他方から高圧エア供給装置(図示略)により熱交換器(1)内に高圧エアを供給して熱交換器(1)の内部を加圧し、上記と同様にして、画像処理装置は光量を記憶する。
偏平状熱交換管(4)の補強壁用凸条(19)(20)どうしのろう付部にろう付不良が発生している場合や、当該ろう付部のろう付強度が不足している場合には、熱交換器(1)の内部を加圧すると、第1の実施形態の場合と同様にして、補強壁用凸条(19)(20)の先端どうしの内部接合部が破壊して両凸条(19)(20)間に比較的大きな隙間が生じ、偏平状熱交換管(4)が大きく膨らむとともに通風間隙(5)に配置されているコルゲートフィン(6)が変形する。したがって、通風間隙(5)を通過する光量が低下し、投受光器(50)の受光部(50b)で受光される光量は著しく低減する。この場合、画像処理装置は、加圧後の光量と加圧前の光量とを比較し、加圧後の光量の増加分が所定のしきい値以上であれば耐圧性が不足した不良品であると判定し、操作兼表示装置に判定結果を表示する。
これとは逆に、偏平状熱交換管(4)の補強壁用凸条(19)(20)どうしのろう付部にろう付不良が発生しておらず、かつ当該ろう付部のろう付強度が十分大きい場合には、熱交換器(1)の内部を加圧したとしても、偏平状熱交換管(4)の膨らみやコルゲートフィン(6)の変形はほとんど発生せず、通風間隙(5)を通過する光量は加圧前に比べてもほとんど低下しない。したがって、光量の増加分は所定のしきい値未満となり、画像処理装置は、耐圧性に優れた良品と判定し、操作兼表示装置の判定結果を表示する。
上記第3の実施形態において、上記第1の実施形態の場合と同様に、加圧開始後連続的または断続的に通風間隙(5)を通過する光量を測定し、この光量の連続的変化または断続的変化に基づいて、熱交換器(1)の耐圧性を検査することが可能である。
上記第3の実施形態においては1つの反射部材が用いられているが、1つの比較的小さな反射部材を使用し、反射部材を投受光器(50)と同期して移動させるようにしてもよい。また、上記第3の実施形態において、熱交換器(1)の全通風間隙(5)をカバーするように複数の投受光器(50)を用いてもよい。この場合、投受光器(50)を移動させる必要がなくなる。
さらに、第3の実施形態において、投受光器(50)および反射部材(51)を用いる代わりに、投光器および受光器を使用し、いずれか一方を保持装置に保持される熱交換器の上方に配置するとともに同他方を保持装置に保持される熱交換器の下方に配置して、両者を同期して水平面内で移動させてもよい。この場合、受光器に画像処理装置が接続される。また、投光器および受光器を同期して移動させる代わりに、投光器および受光器からなる対を、熱交換器(1)の全通風間隙(5)をカバーするように複数配置しておいてもよい。
図10は、この発明によるコルゲートフィンの検査装置を適用した熱交換器の耐圧性検査装置の第4の実施形態を示す。
図10に示すように、検査装置は、保持装置(40)に保持された熱交換器(1)の上方に配置され、かつ平行光を収束させるレンズを有するカメラ(55)(撮像手段)を備えている。このようなレンズとしては、たとえばテレセントリックレンズが用いられる。カメラ(55)は、水平面内で移動自在となっている。なお、反射手段(43)は用いられていない。図示は省略したが、カメラ(55)に画像処理装置が接続され、画像処理装置に操作兼表示装置が接続されている。その他の構成は、上述した第1の実施形態と同様である。
この装置を用いての熱交換器(1)の耐圧性検査方法は次の通りである。
まず、熱交換器(1)の両ヘッダ(2)(3)をそれぞれ保持装置(40)の両保持部(40a)上に載せ、操作兼表示装置により耐圧性検査を開始する。
すなわち、照明(42)により下方から熱交換器(1)に光を照射し、カメラ(55)によって、熱交換器(1)の一部分をモノクロ画像として撮像する。カメラ(55)で得られた画像信号は画像処理装置に出力される。画像処理装置は、カメラ(55)で撮像されたモノクロ画像の撮像範囲を複数のドット(画素)に分割し、グレー処理を施して各ドットにおける輝度情報を所定のしきい値により白部分および黒部分に2値化するとともに黒部分の数を計数し、黒部分の数を記憶する。このような操作を、カメラ(55)を移動させることにより熱交換器(1)の全範囲について行う。内部を加圧する前の熱交換器(1)においては、隣り合う偏平状熱交換管(4)どうしの間の通風間隙(5)を多くの光が通過するため、黒部分の数が少なくなっている。
ついで、入口管(7)および出口管(8)のうちのいずれか一方を密閉するとともに、同他方から高圧エア供給装置(41)により熱交換器(1)内に高圧エアを供給して熱交換器(1)の内部を加圧し、上記と同様にして、2値化した黒部分の数を計数し、黒部分の数を記憶する。
偏平状熱交換管(4)の補強壁用凸条(19)(20)どうしのろう付部にろう付不良が発生している場合や、当該ろう付部のろう付強度が不足している場合には、熱交換器(1)の内部を加圧すると、第1の実施形態の場合と同様に、補強壁用凸条(19)(20)の先端どうしの内部接合部が破壊して両凸条(19)(20)間に比較的大きな隙間が生じ、偏平状熱交換管(4)が大きく膨らむとともに通風間隙(5)に配置されているコルゲートフィン(6)が変形する。したがって、通風間隙(5)を通過する光量が低下し、画像処理装置により計数される黒部分の数は、加圧前の黒部分の数に比較して著しく増加する。この場合、画像処理装置は、加圧後の黒部分の数と加圧前の黒部分の数を比較し、加圧後の黒部分の増加数が所定のしきい値以上であれば耐圧性が不足した不良品であると判定し、操作兼表示装置に判定結果を表示する。
これとは逆に、偏平状熱交換管(4)の補強壁用凸条(19)(20)どうしのろう付部にろう付不良が発生しておらず、かつ当該ろう付部のろう付強度が十分大きい場合には、熱交換器(1)の内部を加圧したとしても、偏平状熱交換管(4)の膨らみやコルゲートフィン(6)の変形はほとんど発生せず、通風間隙(5)を通過する光量は加圧前に比べてもほとんど低下しない。したがって、画像処理装置により計数される黒部分の数は、加圧前の黒部分の数に比較してほとんど増加せず、加圧後の黒部分の増加数は所定のしきい値未満となる。この場合、画像処理装置は、耐圧性に優れた良品と判定し、操作兼表示装置の判定結果を表示する。
上記第4の実施形態において、上記第1の実施形態の場合と同様に、撮像範囲における加圧前の黒部分の数、および加圧後の黒部分の数の連続的変化または断続的変化に基づいて熱交換器の耐圧性を判定することがある。
上記第4の実施形態において、熱交換器(1)全体をカバーできるように、複数のカメラ(55)を配置しておいてもよい。この場合、カメラ(55)を移動させる必要がなくなる。
図11は、この発明によるコルゲートフィンの検査装置を適用した熱交換器の耐圧性検査装置の第5の実施形態を示す。
図11に示すように、検査装置における保持装置(40)の上方には、平らな反射面を有する1つの板状反射部材(60)(反射手段)が配置されており、CCDカメラ(44)はこの反射部材(60)による反射像を撮像する。反射部材(60)およびCCDカメラ(44)は、左右方向に同期して移動するようになっている。図示は省略したが、CCDカメラ(44)に画像処理装置が接続され、画像処理装置に操作兼表示装置が接続されている。その他の構成は、上述した第1の実施形態と同様である。
この装置を用いての熱交換器(1)の耐圧性検査方法は次の通りである。
まず、熱交換器(1)の両ヘッダ(2)(3)をそれぞれ保持装置(40)の両保持部(40a)上に載せ、操作兼表示装置により耐圧性検査を開始する。
すなわち、照明(42)により下方から熱交換器(1)に光を照射し、CCDカメラ(44)によって、反射部材(60)による反射像をモノクロ画像として撮像する。CCDカメラ(44)で得られた画像信号は画像処理装置に出力される。画像処理装置は、CCDカメラ(44)で撮像されたモノクロ画像の撮像範囲を複数のドット(画素)に分割し、グレー処理を施して各ドットにおける輝度情報を所定のしきい値により白部分および黒部分に2値化するとともに黒部分の数を計数し、黒部分の数を記憶する。このような操作を、反射部材(60)およびCCDカメラ(44)を移動させることにより熱交換器(1)の全範囲について行う。内部を加圧する前の熱交換器(1)においては、隣り合う偏平状熱交換管(4)どうしの間の通風間隙(5)を多くの光が通過するため、黒部分の数が少なくなっている。
ついで、入口管(7)および出口管(8)のうちのいずれか一方を密閉するとともに、同他方から高圧エア供給装置(41)により熱交換器(1)内に高圧エアを供給して熱交換器(1)の内部を加圧し、上記と同様にして、2値化した黒部分の数を計数し、黒部分の数を記憶する。
偏平状熱交換管(4)の補強壁用凸条(19)(20)どうしのろう付部にろう付不良が発生している場合や、当該ろう付部のろう付強度が不足している場合には、熱交換器(1)の内部を加圧すると、第1の実施形態の場合と同様に、補強壁用凸条(19)(20)の先端どうしの内部接合部が破壊して両凸条(19)(20)間に比較的大きな隙間が生じ、偏平状熱交換管(4)が大きく膨らむとともに通風間隙(5)に配置されているコルゲートフィン(6)が変形する。したがって、通風間隙(5)を通過する光量が低下し、画像処理装置により計数される黒部分の数は、加圧前の黒部分の数に比較して著しく増加する。この場合、画像処理装置は、加圧後の黒部分の数と加圧前の黒部分の数を比較し、加圧後の黒部分の増加数が所定のしきい値以上であれば耐圧性が不足した不良品であると判定し、操作兼表示装置に判定結果を表示する。
これとは逆に、偏平状熱交換管(4)の補強壁用凸条(19)(20)どうしのろう付部にろう付不良が発生しておらず、かつ当該ろう付部のろう付強度が十分大きい場合には、熱交換器(1)の内部を加圧したとしても、偏平状熱交換管(4)の膨らみやコルゲートフィン(6)の変形はほとんど発生せず、通風間隙(5)を通過する光量は加圧前に比べてもほとんど低下しない。したがって、画像処理装置により計数される黒部分の数は、加圧前の黒部分の数に比較してほとんど増加せず、加圧後の黒部分の増加数は所定のしきい値未満となる。この場合、画像処理装置は、耐圧性に優れた良品と判定し、操作兼表示装置の判定結果を表示する。
上記第5の実施形態において、上記第1の実施形態の場合と同様に、撮像範囲における加圧前の黒部分の数、および加圧後の黒部分の数の連続的変化または断続的変化に基づいて熱交換器の耐圧性を判定することがある。
図12は、この発明によるコルゲートフィンの検査装置を適用した熱交換器の耐圧性検査装置の第6の実施形態を示す。
図12に示すように、検査装置における保持装置(40)の上方には、平らな反射面を有する1つの板状反射部材(65)(反射手段)が配置されており、CCDカメラ(44)はこの平面反射部材による反射像を撮像する。反射部材(65)は、コルゲートフィン(6)の幅方向(図12の紙面表裏方向)と平行な軸線の周りに回転自在となっている。図示は省略したが、CCDカメラ(44)に画像処理装置が接続され、画像処理装置に操作兼表示装置が接続されている。その他の構成は、上述した第1の実施形態と同様である。
この装置を用いての熱交換器(1)の耐圧性検査方法は次の通りである。
まず、熱交換器(1)の両ヘッダ(2)(3)をそれぞれ保持装置(40)の両保持部(40a)上に載せ、操作兼表示装置により耐圧性検査を開始する。
すなわち、照明(42)により下方から熱交換器(1)に光を照射し、CCDカメラ(44)によって、反射部材(65)による反射像をモノクロ画像として撮像する。
CCDカメラ(44)による反射部材(65)の反射像の撮像を、反射部材(65)を回転させて、複数位置、たとえば図12に実線で示す位置、鎖線Xで示す位置および鎖線Yで位置において行う。図12に実線で示す位置においては、熱交換器(1)全体の反射像を撮像することはできないが、鎖線Xで示す位置および鎖線Yで位置において反射像を撮像することにより、熱交換器(1)全体の反射像を撮像することが可能になる。したがって、CCDカメラ(44)の数が少ない場合であっても、熱交換器(1)全体の反射像を撮像することが可能になり、熱交換器(1)の耐圧性検査を行うことができる。ここで、CCDカメラ(44)が反射部材(65)の反射像を撮像するので、熱交換器(1)とCCDカメラ(44)との距離を比較的大きくすることができ、画角を持ったCCDカメラ(44)の場合であっても、コルゲートフィン(6)の隣り合う連結部(6c)どうしの間を通過する光は平行光に近くなり、CCDカメラ(44)の数が少ない場合であっても、熱交換器(1)全体を撮像することが可能になる。
カメラ(44)で得られた画像信号は画像処理装置に出力される。画像処理装置は、カメラ(44)で撮像されたモノクロ画像の撮像範囲を複数のドット(画素)に分割し、グレー処理を施して各ドットにおける輝度情報を所定のしきい値により白部分および黒部分に2値化するとともに黒部分の数を計数し、黒部分の数を記憶する。
ついで、入口管(7)および出口管(8)のうちのいずれか一方を密閉するとともに、同他方から高圧エア供給装置により熱交換器(1)内に高圧エアを供給して熱交換器(1)の内部を加圧し、上記と同様にして、2値化した黒部分の数を計数し、黒部分の数を記憶する。
偏平状熱交換管(4)の補強壁用凸条(19)(20)どうしのろう付部にろう付不良が発生している場合や、当該ろう付部のろう付強度が不足している場合には、熱交換器(1)の内部を加圧すると、第1の実施形態の場合と同様に、補強壁用凸条(19)(20)の先端どうしの内部接合部が破壊して両凸条(19)(20)間に比較的大きな隙間が生じ、偏平状熱交換管(4)が大きく膨らむとともに通風間隙(5)に配置されているコルゲートフィン(6)が変形する。したがって、通風間隙(5)を通過する光量が低下し、画像処理装置により計数される黒部分の数は、加圧前の黒部分の数に比較して著しく増加する。この場合、画像処理装置は、加圧後の黒部分の数と加圧前の黒部分の数を比較し、加圧後の黒部分の増加数が所定のしきい値以上であれば耐圧性が不足した不良品であると判定し、操作兼表示装置に判定結果を表示する。
これとは逆に、偏平状熱交換管(4)の補強壁用凸条(19)(20)どうしのろう付部にろう付不良が発生しておらず、かつ当該ろう付部のろう付強度が十分大きい場合には、熱交換器(1)の内部を加圧したとしても、偏平状熱交換管(4)の膨らみやコルゲートフィン(6)の変形はほとんど発生せず、通風間隙(5)を通過する光量は加圧前に比べてもほとんど低下しない。したがって、画像処理装置により計数される黒部分の数は、加圧前の黒部分の数に比較してほとんど増加せず、加圧後の黒部分の増加数は所定のしきい値未満となる。この場合、画像処理装置は、耐圧性に優れた良品と判定し、操作兼表示装置の判定結果を表示する。
上記第6の実施形態において、上記第1の実施形態の場合と同様に、撮像範囲における加圧前の黒部分の数、および加圧後の黒部分の数の連続的変化または断続的変化に基づいて熱交換器の耐圧性を判定することがある。
上述したすべての実施形態においては、この発明によるコルゲートフィンの検査装置が、熱交換器の耐圧性を検査する装置に適用されているが、これに限定されるものではない。
たとえば、上述したすべての実施形態において説明した加圧前の計数した黒部分の数(第1、第2および第4〜第6の実施形態)または光量(第3の実施形態)に基づいて、熱交換器に組み込まれたコルゲートフィンの状態を判定することができる。すなわち、加圧前の黒部分の数または光量が、しきい値以上であれば、コルゲートフィンの状態が異常であり、しきい値未満であれば、コルゲートフィンの状態は正常であるということになる。
さらに、これと同様にして、熱交換器に組み込む前のコルゲートフィンの状態を判定することも可能である。
この発明の方法および装置により耐圧性が検査される熱交換器の1例を示す斜視図である。 図1の熱交換器の偏平状熱交換管を示す拡大横断面図である。 図2の偏平状熱交換管を製造する方法を示す図である。 図1に示す熱交換器の部分拡大正面図である。 この発明によるコルゲートフィンの検査装置を適用した熱交換器の耐圧性検査装置の第1の実施形態の概略的構成を示す図である。 熱交換器内部の加圧により偏平状熱交換管の内部接合部が破壊した状態を示す図1の一部分に相当する正面図である。 図6のVII−VII線拡大断面図である。 この発明によるコルゲートフィンの検査装置を適用した熱交換器の耐圧性検査装置の第2の実施形態の概略的構成を示す図である。 この発明によるコルゲートフィンの検査装置を適用した熱交換器の耐圧性検査装置の第3の実施形態の概略的構成を示す図である。 この発明によるコルゲートフィンの検査装置を適用した熱交換器の耐圧性検査装置の第4の実施形態の概略的構成を示す図である。 この発明によるコルゲートフィンの検査装置を適用した熱交換器の耐圧性検査装置の第5の実施形態の概略的構成を示す図である。 この発明によるコルゲートフィンの検査装置を適用した熱交換器の耐圧性検査装置の第6の実施形態の概略的構成を示す図である。
符号の説明
(1):熱交換器
(4):偏平状熱交換管(冷媒流通部)
(5):通風間隙
(6):コルゲートフィン
(6a);波頂部
(6b):波底部
(6c):連結部
(42):照明(光照射手段)
(43)(70):反射手段
(44):CCDカメラ(撮像手段)
(45):画像処理装置(処理手段)
(47)(71):反射部材
(50):投受光器
(50a):投光部
(50b):受光部
(55):カメラ(撮像手段)
(51)(60)(65):反射部材(反射手段)

Claims (20)

  1. 波頂部、波底部および波頂部と波底部とを連結する連結部を有するコルゲートフィンを検査する装置であって、
    コルゲートフィンの幅方向の片側に配置されかつコルゲートフィンに光を照射する光照射手段と、コルゲートフィンを挟んで光照射手段とは反対側に配置され、かつ光照射手段から照射された光を2回以上反射させる反射手段と、コルゲートフィンを挟んで光照射手段とは反対側に配置されかつ画角を有する撮像手段と、撮像手段による撮像範囲の輝度情報に基づいてコルゲートフィンの状態を判定する処理手段とを備えており、撮像手段が、反射手段による反射像を撮像するようになっているコルゲートフィンの検査装置。
  2. 反射手段が、平らな反射面を有する複数の反射部材からなる請求項1記載のコルゲートフィンの検査装置。
  3. 撮像手段が、CCDカメラからなる請求項1または2記載のコルゲートフィンの検査装置。
  4. 波頂部、波底部および波頂部と波底部とを連結する連結部を有するコルゲートフィンを検査する装置であって、
    コルゲートフィンの幅方向の片側に配置された投受光器と、コルゲートフィンを挟んで投受光器とは反対側に配置され、かつ投受光器の投光部からの光を反射する反射手段と、投受光器の受光部で受光した輝度情報に基づいてコルゲートフィンの状態を判定する処理手段とを備えているコルゲートフィンの検査装置。
  5. 反射手段が、平らな反射面を有する反射部材からなる請求項4記載のコルゲートフィンの検査装置。
  6. 投受光器が、コルゲートフィンに対して移動するようになっている請求項4または5記載のコルゲートフィンの検査装置。
  7. 複数の投受光器を有している請求項4または5記載のコルゲートフィンの検査装置。
  8. 波頂部、波底部および波頂部と波底部とを連結する連結部を有するコルゲートフィンを検査する装置であって、
    コルゲートフィンの幅方向の片側に配置されかつコルゲートフィンに光を照射する光照射手段と、コルゲートフィンを挟んで光照射手段とは反対側に配置され、かつ平行光を収束させるレンズを有する撮像手段と、撮像手段による撮像範囲の輝度情報に基づいてコルゲートフィンの状態を判定する処理手段とを備えているコルゲートフィンの検査装置。
  9. 撮像手段が、コルゲートフィンに対して移動するようになっている請求項8記載のコルゲートフィンの検査装置。
  10. 撮像手段が、複数配置されている請求項8記載のコルゲートフィンの検査装置。
  11. 波頂部、波底部および波頂部と波底部とを連結する連結部を有するコルゲートフィンを検査する装置であって、
    コルゲートフィンの幅方向の片側に配置されかつコルゲートフィンに光を照射する光照射手段と、コルゲートフィンを挟んで光照射手段とは反対側に配置され、かつ光照射手段から照射された光を反射させる反射手段と、コルゲートフィンを挟んで光照射手段とは反対側に配置されかつ画角を有するとともに、反射手段による反射像を撮像する撮像手段と、撮像手段による撮像範囲の輝度情報に基づいてコルゲートフィンの状態を判定する処理手段とを備えており、反射手段および撮像手段が、コルゲートフィンの長さ方向に同期して移動するようになっているコルゲートフィンの検査装置。
  12. 反射手段が、平らな反射面を有する反射部材からなる請求項11記載のコルゲートフィンの検査装置。
  13. 撮像手段が、CCDカメラからなる請求項11または12記載のコルゲートフィンの検査装置。
  14. 波頂部、波底部および波頂部と波底部とを連結する連結部を有するコルゲートフィンを検査する装置であって、
    コルゲートフィンの幅方向の片側に配置されかつコルゲートフィンに光を照射する光照射手段と、コルゲートフィンを挟んで光照射手段とは反対側に配置され、かつ光照射手段から照射された光を反射させる反射手段と、コルゲートフィンを挟んで光照射手段とは反対側に配置されかつ画角を有するとともに、反射手段による反射像を撮像する撮像手段と、撮像手段による撮像範囲の輝度情報に基づいてコルゲートフィンの状態を判定する処理手段とを備えており、反射手段の反射面が、コルゲートフィンの幅方向と平行な軸線の周りに回転するようになっているコルゲートフィンの検査装置。
  15. 反射手段が、平らな反射面を有する反射部材からなる請求項14記載のコルゲートフィンの検査装置。
  16. 反射手段が、ポリゴンミラーからなる請求項14記載のコルゲートフィンの検査装置。
  17. 撮像手段が、CCDカメラからなる請求項14〜16のうちのいずれかに記載のコルゲートフィンの検査装置。
  18. 複数の中空状冷媒流通部が並列状に設けられており、かつ隣接する冷媒流通部どうしの間が通風間隙となっているとともに通風間隙に、波頂部、波底部および波頂部と波底部とを連結する連結部を有するコルゲートフィンが配置されている熱交換器のコルゲートフィンを検査する方法であって、
    請求項1〜17のうちのいずれかに記載にされた検査装置を使用し、処理手段が、通風間隙を透過した光の輝度情報に基づいてコルゲートフィンの状態を判定することを特徴とするコルゲートフィンの検査方法。
  19. 複数の中空状冷媒流通部が並列状に設けられており、かつ隣接する冷媒流通部どうしの間が通風間隙となっているとともに通風間隙に、波頂部、波底部および波頂部と波底部とを連結する連結部を有するコルゲートフィンが配置されており、請求項18記載の方法により検査された熱交換器。
  20. 冷媒流通部が、内部接合部を有している請求項19記載の熱交換器。
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