JP2006207209A - 上路式吊床版橋の構築方法 - Google Patents

上路式吊床版橋の構築方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 上路式吊床版橋の架設中において、支柱が固定されたコンクリート板の転倒に対する安定性を確保し、安全にかつ低コストで構築する方法を提供する。
【解決手段】 ケーブル12に吊床版を形成するためのプレキャストコンクリート板51a、51bを順次に配列するときに、まず支柱が固定されていないコンクリート板(タイプB)51bを所定間隔をおいてほぼケーブル12の全長に配列し、その後、支柱が固定されたコンクリート板(タイプA)51aをクレーン等でつり上げて一方の橋台2に近い位置からすでに配列されたタイプBの間に順次に配列する。すでにタイプBの重量がケーブルに載荷されているのでケーブル12の鉛直方向の変位は小さく、タイプAの支柱の頂部を橋台2または隣に配置された支柱の頂部と連結し、安定した状態を維持して配列することができる。
【選択図】 図9

Description

本願発明は、橋梁の一形式である上路式吊床版橋、すなわちケーブルによって支持される薄いコンクリートの板状部材を(吊床版)をたわみが生じた状態で張架し、この吊床版上に支柱を立設して、その上に平坦な路面を形成するための上路桁を支持する橋梁の構築方法に関する。
上路式吊床版橋は、薄いコンクリートの板状部材からなる吊床版を張架し、この上に支柱を立設して上路桁を支持するものである。吊床版はケーブルによって支持されて軸線方向にプレストレスが導入されており、活荷重の載荷等によって曲げ変形が生じてもひび割れが生じない程度に十分に薄い部材となっている。
上路式吊床版橋では、吊床版上の支柱により支持された上路桁を備えているので、吊床版のたわみに関係なく路面の縦断勾配を任意に設定することができ、汎用性が高いものとなる。また、吊床版の両端部を上路桁と連結し、吊床版に作用する引張力を上路桁に伝達して上路桁に圧縮力として作用させることもできる。これにより橋台又は橋脚に作用する水平方向の反力が低減され、完成系における橋台等の安定性を向上させることができる。
上路式吊床版橋は、一般に次のような工程によって構築される。
まず、対峙する二つの橋台等の間にケーブルを張架し、このケーブルに支持させて、プレキャストのコンクリート版を橋台間に配列する。そして、このコンクリート版の上に支柱を立設する。この支柱は、特許文献1に記載されているように、予めコンクリート版の上に立設しておき、コンクリート版と支柱とを一つのユニットとしてケーブル上の所定位置に配置することによって、効率の良い施工が可能となる。支柱が設けられると、これらの頂部を連結する上路桁を形成する。この上路桁は、吊床版上に支保工を組み立て、現場打設のコンクリートで形成しても良いが、プレキャストコンクリートからなるセグメントを利用することによって工期を短縮することができ、低コストとなる。
また、特許文献1に記載の上路式吊床版橋では、コンクリート版上の支柱が斜めに立ち上げられ、側面形状がほぼ三角形となった構造ユニットを橋台間に張架したケーブル上に配列する。そして、これらの上に上路桁を形成することにより、この上路桁を上弦材、吊床版を下弦材とし、支柱を斜材とするトラス構造となり、剛性の高い構造が得られる。
特願平11−372517号公報
しかしながら、上記のような上路式吊床版橋の構築には、次のような問題点がある。
コンクリート板上にあらかじめ柱を固定した構造ユニットを橋台間に張架されたケーブル上に支持させると、ケーブルが柔軟に変形するため不安定になり易い。このため、構造ユニットは橋台に隣接する位置から順次に配列し、支柱の頂部を橋台と連結するとともに、次々に配列する構造ユニットの頂部を順次に連結して横方向への転倒を防止する。しかし、図16に示すように、最初に橋台101と隣接した位置でケーブル102に構造ユニット103aを支持させると、ケーブル102が大きく変形し、構造ユニット103aは下方へ大きく変位した位置に支持される。このような状態で支柱104の頂部を連結部材105によって橋台101又は橋台に支持された部材106に連結しなければならない。そして、図17に示すように、順次に構造ユニット103b,103c,103dを配列して行くと徐々に構造ユニットが上昇し、すべての構造ユニットを配列し終えた時に、それぞれの支柱の頂部がほぼ水平に配列される。
このように構造ユニット103を配列する工程で、上下方向ヘ大きく変位すると、支柱の頂部を橋台と連結し、さらに順次各構造ユニットの相互間で連結してゆくときに、相互間で大きな変位を許容するように連結しなければならない。このために連結構造が難しくなるし、連結した構造全体の剛性が低下し、横方向への安定性も維持するのが難しくなる。また、ケーブルの軸線方向にも支柱の傾きが変化することになり、ケーブルル上に載置されたコンクリート板が不安定となる。
さらに、構造ユニットをケーブル上に支持させたときに、構造ユニットを指示する部分でケーブルが大きな曲率で変形し、構造ユニットのコンクリート版を安定して支持することが難しくなる。
本願発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、上路式吊床版橋の架設中において、プレキャストコンクリート板に支柱が固定された構造ユニットをケーブル上に支持したときに、この構造ユニットの転倒に対する安定性を充分に確保し、安全にかつ低コストで上路式吊床版橋を構築することである。
上記問題点を解決するために、請求項1に係る発明は、 二つの対峙する橋台又は橋脚間に張架されたケーブルに沿って形成された薄いコンクリート板である吊床版と、この吊床版上に立設された支柱と、この支柱上に支持された上路桁とを有する上路式吊床版橋の構築方法であって、 橋台又は橋脚間にケーブルを張架し、 このケーブル上に、吊床版を構成する複数のプレキャストコンクリート板を、該ケーブルに沿って配列し、 これらのプレキャストコンクリート板の内の選択された複数のプレキャストコンクリート板は、あらかじめ支柱が固定されているものとし、 前記支柱の頂部間及び支柱の頂部と前記橋台又は橋脚とを、支柱の転倒を抑止するように連結し、 前記プレキャストコンクリート板の間にコンクリートを打設して、該上路式吊床版橋の支間のほぼ全長にわたって連続する吊床版を形成するとともに、前記支柱に支持され、前記吊床版の両端部間で連続するようにコンクリートを打設して上路桁を形成するものであり、 前記プレキャストコンクリート板を配列する工程は、 支柱が固定されていないプレキャストコンクリート板の全て又は大多数を前記ケーブルの所定の位置に配列して支持し、 支柱が固定されたプレキャストコンクリート板は吊り支持して、対峙する前記橋台又は橋脚の一方に近い位置から順次に、既にケーブルに支持されたプレキャストコンクリート板の間で前記ケーブル上に載置し、 前記支柱の頂部を一方の前記橋台又は橋脚から順次に連結してゆくものである上路式吊床版橋の構築方法を提供する。
この方法では、ケーブルに沿って配置されて吊床版を構成するプレキャストコンクリート板は、支柱があらかじめ固定されているプレキャストコンクリート板(以下、「タイプA」)と、支柱が固定されていないプレキャストコンクリート板(以下、「タイプB」という)とを含むものとし、タイプBのプレキャストコンクリート板の全て又は大多数を橋台又は橋脚間に張架したケーブルの所定の位置にまず配列する。この時、タイプBは支柱が固定されていないので安定した状態でケーブルに支持させることができる。なお、このタイプBの配置は、プレキャストコンクリート板をクレーン等で吊り上げて、所定の位置に配置してもよいし、橋台間に張架したケーブルに懸垂支持させた後、ケーブルに沿って移動して所定位置に配置するなど、適切な方法を選択することができる。
上記のようにタイプBのプレキャストコンクリート板を配置した後、支柱が固定されたプレキャストコンクリート板(タイプA)をクレーン等で吊り支持し、対峙する橋台又は橋脚の一方に近い位置から順次に、既にケーブルに支持されたタイプBのプレキャストコンクリート板の間の所定位置でケーブル上に載置して支持させる。そして、横方向への転倒を防止し、安定な状態で支持するために支柱の頂部を一方の橋台又は橋脚から順次に連結する。このとき、すでにケーブルにはタイプBのプレキャストコンクリート板の重量が載荷されているので、支柱が固定されたプレキャストコンクリート板(タイプA)をケーブル上に載置しても、ケーブルの鉛直方向の変位は小さい。また、タイプAのプレキャストコンクリート板を載置した位置でのケーブルの角度変化も小さいものとなる。これにより、支柱が固定されたプレキャストコンクリート板(タイプA)をケーブル上に安定して支持することが容易となり、支柱の頂部を橋台又は橋脚に連結する構造及び隣接する支柱の頂部間を連結する構造を簡略化することができる。
請求項2に係る発明は、 請求項1に記載の上路式吊床版橋の構築方法において、 前記支柱が固定されたプレキャストコンクリート板の一つ又は複数を前記ケーブル上に載置する毎に、一端が橋台又は橋脚の側方に設けられたアンカーブロックに定着されるとともに他端は前記支柱の頂部付近に連結されたサイドワイヤを前記ケーブルの両側に張架し、前記支柱の頂部の横方向への変位を拘束する工程を含むものとする。
この方法では、橋台の両側方に設けられたアンカーブロックに一端が定着されたサイドワイヤをケーブル上に配置された支柱の頂部付近に連結し、このサイドワイヤに張力を導入する。これにより、架設する橋梁の軸線に対して横方向へ生じる支柱頂部の変位がサイドワイヤの張力により拘束され、架設中の風等により生じる横揺れ及び支柱の横方向への転倒を防止することができる。
請求項3に係る発明は、 請求項1又は請求項2に記載の上路式吊床版橋の構築方法において、 前記支柱の頂部を連結する部材が水平方向の変位を拘束するトラスを構成するものとする。
この方法では、それぞれの支柱の頂部を橋台又は橋脚と連結する部材がトラスを構成し、水平方向に大きな剛性を有するものとなる。そして、橋台又は橋脚から片持ち状に張り出して水平方向の力を橋台又は橋脚に伝達する。したがって、軽量の部材で横方向の変位を小さく抑えることが可能となり、支柱の横方向の安定性を向上させることができる。
請求項4に係る発明は、請求項1又は請求項2に記載の上路式吊床版橋の構築方法において、 前記支柱の頂部を連結する部材は、前記支柱の頂部付近と、前記吊床版の軸線と直角で水平方向の軸線回りに回動が可能に連結され、該支柱の上下方向の変位を許容するものとする。
この方法では、支柱の頂部を連結する部材が吊床版の軸線と直角で水平方向の軸線回りに回動が可能に接合されるので、支柱に生じる鉛直方向の変位を許容し、連結する部材及び支柱の頂部に大きな応力が生じるのを防止することができる。つまり、支柱が固定されたプレキャストコンクリート板(タイプA)をケーブル上に載置すると、その荷重によりケーブルが下方に変位してプレキャストコンクリート板とともに支柱の頂部が橋台又は橋脚に対して変位する。しかし、支柱の頂部と橋台等とを連結する部材が上下方向の相対的な変位を許容するとともに、横方向への変位を拘束することができる。また、すでにケーブル上に載置されたプレキャストコンクリート板(タイプA)の支柱頂部と新たにケーブル上に載置されるプレキャストコンクリート板(タイプA)の支柱頂部との間も上下方向の相対的変位を許容するように連結することが容易となる。
請求項5に係る発明は、 請求項1又は請求項2に記載の上路式吊床版橋の構築方法において、 前記プレキャストコンクリート板の下側には溝を設けておき、 該溝内に前記ケーブルを収容し、該プレキャストコンクリート板を該ケーブル上に支持させ、所定位置で仮固定して配置するものとする。
この方法では、プレキャストコンクリート板(タイプA・B)を吊り上げて張架されているケーブル上に吊り降ろし、プレキャストコンクリート板(タイプA・B)の下側に設けられている溝にケーブルをはめ入れることによって容易にプレキャストコンクリート板(タイプA・B)をケーブル上に支持させることができる。また、吊り上げたプレキャストコンクリート板(タイプA・B)はケーブルに沿ったいずれの位置でもケーブルに支持させることが可能となり、橋梁を架設しようとする現場の状況に対応して施工計画を立てることができる。
以上説明したように、本願に係る発明の上路式吊床版橋の構築方法では、対峙した橋台又は橋脚間に張架したケーブルに、吊床版を形成するためのプレキャストコンクリート板を順次に配置するときに、ケーブルの撓みの変動、並びに既に配置されたプレキャストコンクリート板及びこれに固着された支柱が上下方向に大きく変位するのを抑制することができる。したがって、配列した支柱の頂部を橋台又は橋脚と連結するとともに、隣り合う支柱間で連結して安定して支持することが容易となる。
また、架設しようとする橋梁の両側に張架したサイドワイヤによって、ケーブル上に支持されたプレキャストコンクリート板上の支柱頂部が横方向に変位するのを拘束し、安定した状態で支持することができる。
以下、本願発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
図1は、本願に係る発明の一実施形態である方法によって構築された上路式吊床版橋の概略側面図である。また、図2は断面図、図3は端部の拡大図である。
この上路式吊床版橋は、二つの橋台1,2間に架設されたものであり、沓5、6を介して橋台1、2上に支持されたコンクリートの端部ブロック3,4と、これらの端部ブロック3、4間に張架された吊床版7と、この吊床版7上に立設された複数の支柱52と、上記端部ブロック3、4間で連続するように形成され、支柱によって吊床版上に支持される上路桁9と、で主要部が構成されている。
上記橋台1,2は、橋を架設する位置の強固な地盤29上に鉄筋コンクリートによって構築され、架設時にはアースアンカー10、11によって地盤29又は岩盤に強固に固定される。吊床版7および上路桁9が完成した後は、上記アースアンカー10、11は不要となり、撤去することもできるが、そのまま残してもよい。
上記沓5、6は、ゴム沓、鋳造された沓等を用いることができる。これらの沓5、6は、橋の軸線と直角方向の水平な軸線回りに回転が可能に桁を支持するものであり、桁の両端部を支持する沓5、6のうち、一方は橋の軸線方向の水平移動を拘束し、他方は移動を許容するものとなっている。橋の軸線と直角の方向への水平移動は、双方の沓5、6とも拘束するものである。
上記端部ブロック3,4は、現場打ちコンクリートで形成してもよいし、工場等であらかじめ製作されたプレキャストコンクリートとしてもよい。これらの端部ブロック3,4の鉛直面の上部には、図3に示すように、双方の端部ブロック3,4間で連続する上路桁9が接合されており、下部には吊床版7が接合されている。そして、吊床版7を支持するケーブル12の両端部は、これらの端部ブロック3,4にそれぞれ定着されている。
上記吊床版7は、コンクリートの薄い板状部材であり、二つの端部ブロック3、4間で連続しており、たわみが生じた状態でケーブル12の引張力によって支持されている。この吊床版7は、工場又は現場近くの製作ヤードで作成された複数のプレキャストコンクリート板と、これらの間及びこれらのプレキャストコンクリート板と端部ブロック3、4との間を連結するように打設された現場打ちコンクリートとで形成されている。
上記ケーブル12は、複数の第1の鋼より線12aと複数の第2の鋼より線12bとを含むものであり、第1の鋼より線12aは、図2に示すように、吊床版7の下面に形成された溝7a内に収容され、下側から吊床版7を支持するものとなっている。この第1の鋼より線12aは、合成樹脂で被覆されたものが用いられており、端部には、鋼からなる管状の定着体が圧着されている。この定着体の外周面には、ねじ山が形成され、ナット17を螺号してコンクリートの端部ブロック3、4に定着することができるものである。
第2の鋼より線12bは、吊床版7のコンクリート中に埋め込まれたシース内に挿通され、両端はやはり端部ブロック3、4に定着されている。
上記支柱52は、図1に示すように、吊床版7の上面から斜め上方に立ち上げられ、上路桁9を支持するように構成されている。そして、橋軸方向の互いに反対側へ傾斜する支柱52a、52bが吊床版7のほぼ同じ位置から立ち上げられ、これらの支柱52は吊床版7と上路桁9とともにワレントラスを形成している。
上記上路桁9は、支柱52の頂部に支持されたプレキャストコンクリートからなるセグメント20と、これと一体となるように打設され、複数のセグメント間及びセグメントと端部ブロック間を連続させる場所打ちコンクリートと、これらの上に場所打ちコンクリートで形成された床版21とで構成されている。そして、自重や活荷重による曲げモーメント及びせん断力に充分に耐えられるように鉄筋による補強がなされている。この上路桁の上には舗装71が施され、両側部には高欄72が設けられている。
次に、本願に係る発明の一実施形態であって、上記の上路式吊床版橋を構築する方法について説明する。
まず、図4に示すように、橋を架設する位置の両側にそれぞれ橋台1、2を構築する。この橋台1、2は、大きな水平方向の力に抵抗できるように、アースアンカー10、11によって地盤29又は岩盤に強固に固着する。そして、これらの橋台1、2上に沓5、6を介して端部ブロック3、4を形成し、これらを橋台1、2に仮固定する。端部ブロック3、4の仮固定は、図5に示すように、沓5、6の前方および側方に仮固定ブロック30、31、32、33を介挿し、鉛直方向の仮固定鋼材35、36で締め付ける。
二つの橋台1、2間には、図4に示すように、作業を容易にするための吊足場8を架け渡す。この吊足場8は、吊床版7の施工に用いられるものであり、吊床版7を設ける位置の下側に張架される。そして、この吊足場8の架設は、橋台1、2間にワイヤを張架し、橋台1、2間でたわみが生じた状態のワイヤ上に足場板を支持させるものである。また、双方の橋台1、2付近には反力台46、47をそれぞれ設け、これらの反力台46、47間に資材搬送用の天井ケーブル19を張設する。
その後、端部ブロック3、4間にケーブル12を張架する。ここで張架するケーブル12は、第1の鋼より線12aのみであり、図6に示すように、端部ブロック3、4に埋め込まれたシース内に挿通され、両端部は鋼より線に圧着された定着体15にカプラー34で延長ケーブル37を継ぎ足し、ナット18によってこれを橋台1に定着する。これにより架設中にケーブル12から作用する反力を橋台1に負担させ、端部ブロック3には反力が作用しないようにしている。上記定着体15にはナット17が螺号されており、完成系において端部ブロック3、4に反力を負担させてケーブル12を定着する。
なお、橋台1の後部は、上記延長ケーブル37からの反力が作用したときに、橋台1の後部断面に過度の引張応力が生じないように、鉛直方向のPC鋼材38によって補強している。
次に、図4に示すように、一方の端部ブロック4から所定の長さで片持ち状に張り出した上路桁の一部9aを形成する。上路桁のこの部分は、支保工上で鉄筋を組み立て、コンクリートを打設することによって形成する。
その後、吊床版を形成するプレキャストコンクリート板をケーブル上に配列する。プレキャストコンクリート板は、支柱が固定されているもの(タイプA)と支柱が固定されていないもの(タイプB)との2種類を用いるものとし、ケーブル12の軸線方向にタイプBのプレキャストコンクリート板を2枚配列する毎にタイプAのプレキャストコンクリート板を一つ配列して、所定の間隔で支柱が立設されるものとしている。
支柱が固定されたプレキャストコンクリート板(タイプA)は、工場又は架設現場の近くに設けられた製作ヤードで形成されたものであり、図7に示すように、吊床版7となるプレキャストコンクリート板51a上に、鋼管からなる4本の支柱52が斜め上方に立ち上げられている。これらの支柱は、橋梁の軸線方向及び幅方向に先端の間隔が下端より開くように設けられており、それぞれの上端部は、互いに仮固定部材53によって連結され、相対的に位置が変動しないように拘束されている。また、支柱52の下部はプレキャストコンクリート板51aに埋め込まれたアンカー(図示せず)によって強固に固着され、コンクリート版51aと支柱52との相互間で確実に力が伝達されるようになっている。さらに、各支柱の頂部付近には連結部材を結合するための回動連結軸59が側方へ水平に張り出すように取り付けられている。
なお、図7中の符号54は、支柱を連結するためにプレキャストコンクリート板51a上に設けられた凸状部、符号55はプレキャストコンクリート板の支柱との接合部を補強するための横桁である。
また、上記支柱52の上部には、橋梁の軸線方向に張り出すように2本の鋼型材56、57が平行に取り付けられている。これらの鋼型材は、プレキャストコンクリート板51を全て配列した後に互いに連結し、上路桁9を形成するプレキャストコンクリートセグメントを搬送するためのレール及び支持部材として用いるものである。
上記プレキャストコンクリート板のケーブル12上への配列は、図8に示すように、まず支柱が固定されていないプレキャストコンクリート板51b(タイプB)の全てを所定の位置に配列する。タイプBのプレキャストコンクリート板51bは、天井ケーブル19等によって吊り支持し、順次、所定の位置に搬送した後、ケーブル12上に配置して仮固定する。なお、タイプBのプレキャストコンクリート板51bは、対峙する橋台間で張架されたケーブル12に懸垂支持し、ケーブルに沿って移動させて所定位置に載置することもできる。このようにして配置されるタイプBのプレキャストコンクリート板は、平板状となっているので、ケーブル上でも安定して支持される。
その後、複数の支柱52が固定されたプレキャストコンクリート板51a(タイプA)を天井ケーブル19に支持させ、図9に示すように吊り支持したまま移動して対峙する橋台の一方に近い位置から順次ケーブル12上の所定位置に載置して配列する。このタイプAのプレキャストコンクリート板51aを載置する位置は、既にケーブル12上に配列されたタイプBのプレキャストコンクリート板51bの間であって、タイプAのプレキャストコンクリート板51aが配置できるように所定の間隔が確保されている。そして、一番目に配置されたタイプAのプレキャストコンクリート板51aの支柱は上記上路桁の端部ブロック4から張り出した部分9aと連結部材60により仮固定する。
上記のように、タイプAのプレキャストコンクリート板51aをケーブル12上に支持させたとき、ケーブル12には既にタイプBのプレキャストコンクリート板51bがケーブル12のほぼ全長にわたって支持されており、載置するプレキャストコンクリート板51a(タイプA)の重量によって生じるケーブル12の撓みは小さく抑えられる。したがって、連結部材60が対応すべき相対変位量は小さく、簡単な構造で連結することができる。
その後、タイプAのプレキャストコンクリート板51aを順次に配列し、支柱52の頂部を先に配置した支柱52の頂部付近と連結部材60により連結し仮固定する。このように順次にタイプAのプレキャストコンクリート板51aをケーブル上に載置することによって、先に載置したプレキャストコンクリート板は上下方向に変位するが、ケーブル全体に既に荷重が載荷されていることにより変位量は大きくならず、安定した状態が維持される。
連結部材60による支柱相互間の連結及び支柱頂部と上路桁の張り出し部との連結は、連結部材に設けられた貫通孔(図示しない)に支柱から張り出した回動連結軸59を挿通することによって行う。また、連結部材60は、図10に示すように4本が立ち上げられた支柱群の両側部に設けるものとし、これらを斜材61で連結して水平方向のトラス構造とする。そして、タイプAのプレキャストコンクリート板51aの配列が進行する毎に、橋台の側方に設けられたアンカーブロック41,42,43,44からサイドワイヤ40を張架し、支柱頂部の横方向への変位を拘束する。
順次にタイプAのプレキャストコンクリート板51aを配列し、最後のプレキャストコンクリート板は支柱の頂部を先に配置した支柱の頂部と連結するとともに、図11に示すように反対側で上路桁の端部ブロック3から張り出した部分9bに連結し、二つの端部ブロック3,4間で全ての支柱を連結して支持する。そして、図12に示すように、連結部材60が水平方向のトラスを構成するとともに、サイドワイヤ40が支柱の頂部の横方向への変位を拘束し、プレキャストコンクリート板51及び支柱52が安定した状態で支持される。
このようにして、全てのプレキャストコンクリート板51と支柱52がケーブル12上に配列されると、第2の鋼より線12bをプレキャストコンクリート板51(タイプA・B)に埋め込まれたシース内に挿通し、その両端を端部ブロック3、4に定着する。この第2の鋼より線12bの両端には前記第1の鋼より線12aと同じように定着体が固着されており、この定着体に形成されたねじ山にナットを螺合してコンクリートに定着する。
また、支柱の頂部に支持された鋼型材56,57を軸線方向に連結し、支柱上部に1対のレール(図示しない)を形成する。このレールを使用して、図13に示すような上路桁9を形成するためのプレキャストコンクリートセグメント20を橋台上から送り出し、所定の位置に配置する。このとき、送り出しが容易となるように、レールの上にローラなどの転動体を有する送り装置(図示せず)を載置し、搬送用鋼架台22を介してプレキャストコンクリートセグメント20をこの送り装置に支持させてレール上を搬送する。
上記プレキャストコンクリートセグメント20は、図13に示すように、橋軸方向の剛性を大きくするための主桁部23と、橋軸に沿って左右に設けられた二つの主桁部23を連結する横桁部24とを有している。主桁部23は、支柱上端が接合される位置の底部に開口23aを有し、橋軸方向に長い箱形部材となっており、両端は隣接して配置されるセグメントと接合するための鉄筋(図示しない)が突き出している。
図14に示すように、全てのプレキャストコンクリートセグメント20が所定の位置に配置されると、セグメント間9c及びプレキャストコンクリートセグメント20と既に形成されている上路桁9a,9bとの間9dにコンクリートを打設して相互間を連結する。さらに、主桁部23で支持されるように床版部分のコンクリートを打設し、二つの端部ブロック3、4間で連続した上路桁9を形成する。また、上路桁のコンクリートの打設とともに、ケーブル12に沿って配列されたプレキャストコンクリート板51間及び橋台に最も近い位置に配置されたプレキャストコンクリート板と端部ブロック3,4との間にコンクリートを打設し、二つの端部ブロック3,4間で連続した吊床版7を形成する。
上記のようにして上路桁9及び吊床版7が端部ブロック3,4間で連続すると、先にプレキャストコンクリート板51(タイプA・B)中のシース内に挿通した第2の鋼より線12bを緊張して吊床版7に軸線方向のプレストレスを導入する。なお、この第2の鋼より線12bは端部ブロック3,4に定着する。
次に、第1の鋼より線12aに接続された延長ケーブル37を橋台1,2に係止していたナット18を緩め、第1の鋼より線12aの端部の定着体15に螺号されたナット17によって第1の鋼より線12aの引張力を端部ブロック3,4に負担させる。そして、端部ブロック3,4の仮固定を解放すると、第1の鋼より線12aの反力は橋台1,2から端部ブロック3,4に移行し、端部ブロック3,4から上路桁9に軸力として伝達される。これにより、図15に示すような両端部が単純支持された構造となる。つまり、吊床版7に作用する引張力と上路桁9に作用する圧縮力とが相殺され、橋台1、2には水平力が作用しない、いわゆる自碇化された構造系となる。
その後、上路桁7の上に舗装71を施し、高欄72を取り付けて上路式吊床版橋が完成する。
本願発明の一実施形態である方法によって構築される上路式吊床版橋の一例を示す概略側面図である。 図1に示す上路式吊床版橋の断面図である。 図1に示す上路式吊床版橋の端部の拡大図である。 図1に示す上路式吊床版橋を構築する工程を示す概略図である。 図1に示す上路式吊床版橋を構築する工程において、吊床版及び上路桁が連結される端部ブロックを橋台に仮固定した状態を示す概略断面図である。 架設中におけるケーブルの定着状態を示す断面図である。 図1に示す上路式吊床版橋を構築するための支柱が固定されたプレキャストコンクリート板(タイプA)を示す概略斜視図である。 図1に示す上路式吊床版橋を構築する工程を示す概略図である。 図1に示す上路式吊床版橋を構築する工程を示す概略図である。 支柱が固定されたプレキャストコンクリート板(タイプA)の配列中の状態であって、支柱の横揺れを防止するサイドワイヤの張架状態を示す概略平面図である。 支柱の全てを連結した状態を示す概略側面図である。 支柱の全てを連結した状態を示す概略平面図である。 上路桁を形成するために用いるプレキャストコンクリートセグメントの概略斜視図である。 図1に示す上路式吊床版橋を構築する工程を示す概略図である。 図1に示す上路式吊床版橋を構築する工程を示す概略図である。 上路式吊床版橋を構築する従来方法における問題点を説明する概略図である。 上路式吊床版橋を構築する従来方法における問題点を説明する概略図である。
符号の説明
1、2: 橋台、 3、4: 端部ブロック、 5、6: 沓、 7: 吊床版、 7a: 吊床版の溝、 8: 吊足場、 9: 上路桁、 10、11: アースアンカー、 12: ケーブル、 12a: 第1の鋼より線、 12b: 第2の鋼より線、 15: 定着体、 17、18: ナット、 19: 天井ケーブル、
20: プレキャストコンクリートセグメント、 21: 床版、 22: 搬送用鋼架台、 23: 主桁部、 23a: 主桁部の開口、 24: 横桁部、
28: 門型クレーン、 29: 地盤、
30、31、32、33: 仮固定ブロック、 34: カプラー、
35、36: 仮固定鋼材、 37: 延長ケーブル、 38: PC鋼材、
40: サイドワイヤ、 41、42、43、44: アンカーブロック、 46、47: 反力台、
51: 吊床版を形成するプレキャストコンクリート板、
51a: 支柱が固定されたプレキャストコンクリート板(タイプA)、
51b: 支柱が固定されていないプレキャストコンクリート板(タイプB)、
52: 支柱、 53: 仮固定部材、 54: 凸状部、 55: 横桁、 56、57: 鋼型材、 58: 斜め連結材、 59: 回動連結軸、
60: 連結部材、 61: 斜材、
71: 舗装、 72: 高欄

Claims (5)

  1. 二つの対峙する橋台又は橋脚間に張架されたケーブルに沿って形成された薄いコンクリート板である吊床版と、この吊床版上に立設された支柱と、この支柱上に支持された上路桁とを有する上路式吊床版橋の構築方法であって、
    橋台又は橋脚間にケーブルを張架し、
    このケーブル上に、吊床版を構成する複数のプレキャストコンクリート板を、該ケーブルに沿って配列し、
    これらのプレキャストコンクリート板の内の選択された複数のプレキャストコンクリート板は、あらかじめ支柱が固定されているものとし、
    前記支柱の頂部間及び支柱の頂部と前記橋台又は橋脚とを、支柱の転倒を抑止するように連結し、
    前記プレキャストコンクリート板の間にコンクリートを打設して、該上路式吊床版橋の支間のほぼ全長にわたって連続する吊床版を形成するとともに、前記支柱に支持され、前記吊床版の両端部間で連続するようにコンクリートを打設して上路桁を形成するものであり、
    前記プレキャストコンクリート板を配列する工程は、
    支柱が固定されていないプレキャストコンクリート板の全て又は大多数を前記ケーブルの所定の位置に配列して支持し、
    支柱が固定されたプレキャストコンクリート板は吊り支持して、対峙する前記橋台又は橋脚の一方に近い位置から順次に、既にケーブルに支持されたプレキャストコンクリート板の間で前記ケーブル上に載置し、
    前記支柱の頂部を一方の前記橋台又は橋脚から順次に連結してゆくものであることを特徴とする上路式吊床版橋の構築方法。
  2. 前記支柱が固定されたプレキャストコンクリート板の一つ又は複数を前記ケーブル上に載置する毎に、一端が橋台又は橋脚の側方に設けられたアンカーブロックに定着されるとともに他端は前記支柱の頂部付近に連結されたサイドワイヤを前記ケーブルの両側に張架し、前記支柱の頂部の横方向への変位を拘束する工程を含むことを特徴とする請求項1に記載の上路式吊床版橋の構築方法。
  3. 前記支柱の頂部を連結する部材が水平方向の変位を拘束するトラスを構成するものであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の上路式吊床版橋の構築方法。
  4. 前記支柱の頂部を連結する部材は、前記支柱の頂部付近と、前記吊床版の軸線と直角で水平方向の軸線回りに回動が可能に連結され、該支柱の上下方向の変位を許容するものであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の上路式吊床版橋の構築方法。
  5. 前記プレキャストコンクリート板の下側には溝を設けておき、
    該溝内に前記ケーブルを収容し、該プレキャストコンクリート板を該ケーブル上に支持させ、所定位置で仮固定して配置することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の上路式吊床版橋の構築方法。


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