JP2006207195A - 暗所用シート及び暗所用シートユニット - Google Patents
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Abstract
【課題】 暗所での使用に特化したシート60を提供すること。
【解決手段】 シート60の長辺側の端部に、電源ケーブル2を取り付ける。電源ケーブル2の一端には、図示しない電源が接続される。電源ケーブル2を電源に対して電気的に接続すると、電源ケーブル2に取り付けられている発光ユニット1が通電して、発光素子6が発光する。電源ケーブル2は、可撓性を有する電源コード9と、電源コード9が取り付けられている平板状の複数の支持部材10とを備える。よって、シート60は、電源ケーブル2が取り付けられていても、巻く際に支障が出ないにも拘わらず、シート60の外縁が視認可能となる。
【選択図】 図1
【解決手段】 シート60の長辺側の端部に、電源ケーブル2を取り付ける。電源ケーブル2の一端には、図示しない電源が接続される。電源ケーブル2を電源に対して電気的に接続すると、電源ケーブル2に取り付けられている発光ユニット1が通電して、発光素子6が発光する。電源ケーブル2は、可撓性を有する電源コード9と、電源コード9が取り付けられている平板状の複数の支持部材10とを備える。よって、シート60は、電源ケーブル2が取り付けられていても、巻く際に支障が出ないにも拘わらず、シート60の外縁が視認可能となる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、暗所用シートに関し、例えば、工事現場等で用いられる歩行者用シートに関する。
工事現場等は、足元が悪いところがあったり、重機を作動させていたりするため、安全に配慮することが求められる。特に、夜間等の場合には、なおさら安全に配慮することが求められる。
特許文献1には、ガラス、合成樹脂などの透明球を配列した表示層、又は、蛍光物質を含む塗料層を備えることで視認性に優れた工事現場用歩行者シートが開示されている。この工事現場用歩行者シート上には、歩行の際に足を載せる目印となる凸部が形成されている。この発明によると、夜間の通行においても歩行者用通路として明確に識別することができるとされている。
しかし、上記特許文献1に記載されている工事現場用歩行者シートの表示層は、光反射機能しか有していない。したがって、上記工事現場用歩行者シートは、表示層に光が照射されない限り、表示層がその機能を発揮しない。このため、例えば、上記工事現場用歩行者シートを敷く場所が、工事終了後に全く光が当たらないような場所である場合には、従前の工事現場用歩行者シートと同じ効果しか発揮できない。そればかりか、このような場合には、シート上に形成されている凸部がむしろ躓く原因になりかねない。
そこで、本発明は、暗所での使用に特に適したシートを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明の暗所用シートは、巻き取り可能なシート本体と、前記シート本体の使用時の表面端部に直線的に配列されている発光素子と、前記発光素子を相互に電気的に接続する配線とを備えることを特徴とする。
本発明によると、シートは、単に反射機能を有するのみならず、自発的に発光するため、周囲に明かりがなくても、シートの外縁が視認できるようになる。このため、夜間などの暗所でのガイド、保安灯としても用いることができる。
前記発光素子がユニット化されていると、シート本体への発光素子の取り付けが容易になるという利点がある。
前記配線は、前記発光素子の配列方向に対して平行に延在している平板状の複数の支持部材を介して前記シート本体に取り付けられているとよい。こうすると、配線が支持されることで、配線への外力がかかりにくく、その一方で、前記シート本体を巻くときに、支持部材間が巻きを阻害しないように作用するので好ましい。
前記配線は、一部が前記シート本体の使用時裏面又は側面に設けられていることが好ましい。この場合、配線に足をとられることがないし、物が引っかかることで配線が断線することもない。特に、配線が側面に設けられていれば、シート本体を巻いた状態での配線の内周と外周との差が少なくなるので配線への負荷が更に減少する。
前記各発光素子は、前記シート本体に形成されている貫通孔に、前記表面側が発光部分となる態様で収容されている場合には、シートが軽くなる、シートが巻き取りやすくなどのメリットがある。この場合、特に、前記発光素子の端子と前記前記配線との接続部分を覆う樹脂と、前記樹脂を覆う保護部材とを含むようにすると、シートの薄型化、軽量化の点で好ましい。
また、本発明の暗所用シートユニットは、上記いずれかの暗所用シートと、前記配線に接続される電源とを備えることを特徴とする。
商用電源等を用いることなく、暗所用シートユニット単独で、発光素子を発光させることが可能になる。
前記発光素子と前記電源との間に配置されるスイッチ素子とを備えると、発光素子を点滅されることが可能になるので、よりシート外縁を視認しやすくなり好ましい。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。なお、図面は、本発明の実施形態の説明の都合上、一部を誇張して描いてある。したがって、実際の製品は、部材の数、寸法及び比率については図示されているものに限定されるわけではないことに留意されたい。
図1は、本発明の実施形態の工事現場用歩行者シート60の模式的な外観図である。図1には、工事現場用歩行者シート60の長辺側の端部に、電源ケーブル2を取り付けた状態を示している。電源ケーブル2の一端には、図示しない電源が接続されている。この電源には、工事現場用歩行者シート60の搬送を容易にするために、乾電池、携帯型バッテリー、12Vの車載用バッテリー、商用電源等の小型電源を用いるとよい。
工事現場用歩行者シート60は、ゴム或いはビニールなどから成り、巻いた状態で、収容、搬送等が行えるようにされている。工事現場用歩行者シート60は、長さが2〜4m程度、幅が1m程度、厚みが4〜6mm程度、重さが10〜15kg程度としている。このうち、電源ケーブル2の重さは、500g程度であり、工事現場用歩行者シート60の総重量には、さほど影響を与えない。
電源ケーブル2は、可撓性を有する電源コード9と、電源コード9が取り付けられている平板状の複数の支持部材10とを備える。電源コード9は、例えば2〜3本の電線を塩化ビニールなどで互いに絶縁した状態で被覆している。ここでは、2芯ケーブルを用いている。電源コード9には、所要の間隔(例えば、5〜50cm)で、発光ユニット1が取り付けられている。
発光ユニット1は、長さ5〜10cm×幅1〜2cm×0.5〜1cm程度の大きさである。発光ユニット1は、発光ダイオード(例えば、高輝度赤色LED)などの発光素子6を備える。電源ケーブル2を電源に接続すると、電源ケーブル2に取り付けられている発光ユニット1が通電して、発光素子6が発光する。
電源コード9は、図面手前側に位置する発光素子6の右端側で、工事現場用歩行者シート60の裏面を通り、図面奥側に位置する発光素子6の右端側で、工事現場用歩行者シート60の表面に戻る。すなわち、全ての発光素子6は、一本の電源コード9を介して直列接続されている。
電源コード9の一部を、工事現場用歩行者シート60の裏面に通すことで、電源コード9の上記部分に歩行者が足等を引っかけることを防止できる。なお、電源コード9の当該部分は、地面等との接触による断線防止のために、ゴムパイプ、プラスチックカバー、あるいは補強用テープなどで覆われている。
電源コード9の上記部分は、工事現場用歩行者シート60の裏面に這わせずに、表面に這わせることも可能である。この場合には、例えば、工事現場用歩行者シート60の電源コード9を這わせる部分に溝を形成したり、電源コード9上をエッジが小さい部材で覆ったりして、工事現場用歩行者シート60と電源コード9との段差を少なくするとよい。
なお、これに代えて、図面手前側に位置する発光素子6と、図面奥側に位置する発光素子6とを並列接続してもよい。或いは、図面手前側に位置する発光素子6と、図面奥側に位置する発光素子6とを、各々を独立させて、異なる電源(図示せず)に接続してもよい。
本実施形態では、電源ケーブル2を複数の支持部材10から構成していて、かつ、電源コード9が可撓性を有するので、支持部材10間で電源コード9を自由に曲げられる。このため、工事現場用歩行者シート60は、電源ケーブル2を取り付けても、従来通り巻くことが可能であり、この状態での収容、搬送が可能になる。
図2(A)は、図1に示す電源ケーブル2の発光ユニット1近傍の模式的な側面図である。図2(B)は、図2(A)の模式的な平面図である。図2には、複数(図2では5つ)のLED素子6を備えている発光ユニット1を示している。発光ユニット1の内部構造等の説明については後述する。
各支持部材10は、幅2〜3cm×高さ5mm程度である。各支持部材10の長さは、工事現場用歩行者シート60が巻きやすい長さとすればよく、支持部材10の材料(硬度)、発光ユニット1間のピッチ、LED素子6の輝度等に依存する。支持部材10は、例えばゴムから成り、10〜20cm程度としている。
図3(A)は、図2(A)のa−a’間の断面図である。図3(B)は、図3(A)のb−b’間の断面図である。図3(C)は、図3(A)のc−c’間の断面図である。図3(A)には、各LED素子6が、LED保持基板8の上面で保持されている状態を示している。LED素子6は、互いに電気的に直列接続された状態で保持されている。
LED保持基板8の両端底面には、アノード給電刃7aおよびカソード給電刃7bが各々形成されている。アノード給電刃7aおよびカソード給電刃7bは、5つのLED素子6のうち両端に位置するものと、それぞれ電気的に接続されている。LED素子6の図面下側には、支持部材10を介して、アルミニウムなどから成るプレート12が設けられている。プレート12の四隅には、螺子穴16が形成されている。発光ユニット1の筐体には、LED保持基板8の四隅に、螺子穴16に対応する螺子穴17が形成されている。
図3(B)に示すように、電源コード9のアノード側およびカソード側に、それぞれ、アノード給電刃7aおよびカソード給電刃7bが接続されている。この接続は、アノード給電刃7aおよびカソード給電刃7bの形状に起因して、アノード給電刃7aおよびカソード給電刃7bを、電源コード9の上部に位置合わせした状態で、発光ユニット1側を押下するだけで行うことができる。その後、螺子穴16、17に、螺子を取り付けることにより、発光ユニット1を電源ケーブル2に取り付けることができる。なお、発光ユニット1は、筐体内に水や外気が進入しないように、樹脂などで覆うことで、密閉してある。
ところで、支持部材10は、断面で見た場合に上側角部がカットされた略台形状としてある。各支持部材10は、断面が長方形状であってもよいが、特に、断面が略台形状となると、電源ケーブル2の側部に歩行者の足等が引っかかりにくくなるので好ましい。
ここで、略台形状とは、図3(B)に示すような形状のほか、更に上側角部のカット領域を増やして垂直側面をなくした台形状や、カット角を鋭角にした三角形状、アーチ形状を含む。
図3(C)には、支持部材10の上部に凹部が形成され、ここに、電源コード9が、断面の長手方向が支持部材10の平面方向に対して垂直となる態様で取り付けられている。電源コード9は、発光ユニット1を取り付けやすくするため、及び、電源ケーブル2を薄型化するために、支持部材10の凹部には例えば半分強だけ埋まるようにしてある。電源コード9と支持部材10とは、接着剤等により接続されている。
別の実施形態として、電源コード9は、断面全体が円形のものを用いてもよい。具体的には、このような電源コード9は、LED素子6を点滅させる場合に採用される。すなわち、発光ユニット1内にLED発光用ICを設け、電源コード9として、上記カソード、アノードの電線のほかに、LED発光用ICにLED素子6を点滅させるための、オン/オフ制御信号を伝送する制御信号線も備えるに場合には、これら3本の線を一体として被覆することで、電源コード9が、断面円形状のものとなる。
なお、LED素子6を容易に点滅させられるように、LED素子6と図示しない電源との間に、これらの電気的接続を選択的に行うリレー回路などのスイッチング素子を設けてもよい。
図4は、図1に示す工事現場用歩行者シート60に取り付ける前の電源ケーブル2の支持部材10間の平面図である。図5は、図4の電源ケーブル2を支持部材10間で曲げた状態を示す平面図である。図4,図5には、支持部材10から電源コード9が外れることを防止する押さえ部材19が取り付けられている支持部材10と、発光ユニット1が取り付けられている支持部材10とを示している。支持部材10間の電源コード9は、ゴムパイプなどで覆うなどして、断線しにくくするとよい。
図6は、工事現場用歩行者シート60への発光ユニット1の取り付け方の別の実施形態を示す。この実施形態の場合には、工事現場用歩行者シート60の軽量化等のために、支持部材10を、図示するように全く用いない、或いは、電源コード9の支持等のために発光ユニット1の直下程度にしか用いないようにしている。支持部材10を、発光ユニット1の直下程度にしか用いない場合には、プレート12を支持部材10の底面に設けるのではなく、工事現場用歩行者シート60の底面に設けてもよい。
発光ユニット1の両端近傍には、電源コード9を通す貫通孔が形成されていて、かつ、工事現場用歩行者シート60の側面から当該貫通孔に通じており電源コード9を貫通孔に通すための切り欠きが設けられている。貫通孔は、図示するように工事現場用歩行者シート60の厚さ方向に対して斜め(例えば30〜60度)に形成されている。こうすると、電源コード9が緩やかに曲がるので、曲がる部分に過度の抵抗がかからない。このため、電源コード9の断線を防止することができる。
また、電源コード9として、直径数mm程度のリード線を用いた場合には、切り欠きを設けることなく、貫通孔に直接通すことも可能である。
図6に示すように、発光ユニット1の両端で、電源コード9は、工事現場用歩行者シート60の表面から裏面に通される。こうすると、工事現場用歩行者シート60の表面の凹凸を少なくすることができるので、工事現場用歩行者シート60上で躓くこと等が防止できる。電源コード9は、工事現場用歩行者シート60の裏面で、地面等との摩擦で断線しないように、ゴムパイプ等で覆われている。この状態で、電源コード9は、工事現場用歩行者シート60の裏面に接着剤等で接続されている。
図7は、図6の模式的な配線図である。ここでは、図面上側に取り付けている発光ユニット1と、図面下側に取り付けている発光ユニット1とを、工事現場用歩行者シート60の長手方向のほぼ中心に位置する電源コード9で、電気的に並列に接続している。
ここで、工事現場用歩行者シート60における、電源コード9の取り出し位置は、工事現場用歩行者シート60の短辺周辺であっても、長辺の中程であってもよい。前者の場合、例えば商用電源を用いるときに、商用電源と工事現場用歩行者シート60側との接続コードが短くて済むというメリットがある。後者の場合、工事現場用歩行者シート60の巻き取り時に電源コード9の引き出し部分の取り扱いが容易であり、当該引き出し部の存在により工事現場用歩行者シート60を細く巻き取れることができないという事態を防止できるというメリットがある。
図8は、工事現場用歩行者シート60へのLED素子6の取り付け方の更なる別の実施形態を示す。この実施形態の場合には、工事現場用歩行者シート60の軽量化等のために、発光ユニット1も用いないようにしている。図8に示すように、工事現場用歩行者シート60には、LED素子6を通す貫通孔が形成されている。そして、工事現場用歩行者シート60の裏面から表面に向けて、LED素子6の発光部分側から押し込み、当該発光部分が工事現場用歩行者シート60の表面上に突き出るようにしている。
貫通孔は、直径が例えば4.8mmである。LED素子6の直径は例えば5.0mmである。工事現場用歩行者シート60の厚みが約4.0mmの場合には、LED素子6は丈が例えば約7.0mmのものを用いる。こうすると、工事現場用歩行者シート60の表面から突出しているLED素子6の発光部分は約3.0mmとなる。LED素子6は、発光光の照射角が例えば15度〜180度のものを用いている。
LED素子6と工事現場用歩行者シート60との間に、すなわち、開口部の側壁に、接着剤を塗布することで、これらの接続を強固にしてもよい。LED素子6の端子は、電源コード9に接続されている。電源コード9は、既述のように、ゴムパイプ等で覆われているとよい。LED素子6の端子と電源コード9との接続部分は、樹脂62で覆われている。これにより、電源コード9の電線部分及びLED素子6の端子を、風雨等の外気及び水分に触れないようにしている。さらに、樹脂62の上部は、例えばプラスチック製、或いは金属製の保護部材64であるところのケースで覆い、当該接続部分を保護している。これにより、地面等との摩擦による電源コード9の断線等が防止される。
なお、保護部材64には、補強テープを用いてもよい。この場合、LED素子6の端子は、地面等との接触によるストレスを低減するために、工事現場用歩行者シート60の底面に沿って曲げるとよい。更には、非吸水タイプのスポンジをLED素子6の端子と補強テープとの間に設けて、ストレスをより低減するようにしてもよい。
LED素子6の丈が、工事現場用歩行者シート60の厚さよりも小さい場合には、発光光が放射状に拡がるように、LED素子6周辺であって工事現場用歩行者シート60表面を、LED素子6を中心として、擂り鉢状にカットするとよい。こうすると、工事現場用歩行者シート60から離れた場所にいても、この光を視認しやすくなる。
或いは、LED素子6を、図示しているタイプから、薄型のチップLEDに代えるとともに、工事現場用歩行者シート60に、チップLEDの端子の位置に合わせて小穴を形成し、ここを通じてチップLEDと電源コード9とを接続してもよい。
また、電源コード9は、工事現場用歩行者シート60の長手方向の側面に接着剤等で取り付けてもよい。こうすると、工事現場用歩行者シート60が巻かれているときに、電源コード9の外周と内周との差が生じにくいので、この差に起因して電源コード9及びこれに塗布されている接着剤にかかる力を減らすことができるし、電源コード9が工事現場用歩行者シート60の使用時に地面等と接触することが少なくなるし、工事現場用歩行者シート60が巻かれているときに電源コード9が周辺にあるものと接触することが少なくなるので、電源コード9が痛みにくいというメリットがある。
図9は、図8の模式的な配線図である。ここでは、図6,図7の場合と実質的に同一の配線の引き回しとしている。図示するように、LED素子6は、例えば5つを一組として相互に直列接続している、そして、これらの各組を電気的に並列接続している。
ここで、LED素子6は、相互に並列接続すると、故障に対して強いというメリットがある。すなわち、例えば、LED素子6の一つが故障しても、他のLED素子6が発光しなくなるという事態を防止できる。
一方、LED素子6は、相互に直列接続する方が、配線が容易になるという点で好ましい。すなわち、並列接続の場合には、配線がトータルで長くなるし、配線の分岐点が増えるし、分岐接続させる作業が必要になるところ、直列接続の場合にはこのような不都合が生じない。そこで、本実施形態では、故障に対する強さと配線の容易との双方を担保するために、上記のような接続形態としている。
以上、本実施形態では、工事現場で用いられる工事現場用歩行者シート60の例を示したが、シート60の用途はこれに限定されるものではない。例えば、シート60は、建設中のエレベータ設置用の開口部の周辺を囲ったり、穴の周辺を囲ったりすることも可能である。このような場合には、シート60の端部全体、或いは、シート60の一辺だけに発光素子6を配列するとよい。
さらには、工事現場に限らず、花火会場や映画館などの暗所における道標用などに用いることも可能である。更には、屋外のみならず、家庭内、飲食店を含む店舗内、工場内などの屋内でも用いることができる。
また、シート60は、ヘリコプターの着陸帯指示用とすることも可能である。したがって、例えば、地震等が発生し、被災地に電気の供給がストップしても、シート60は、乾電池等を電源として使用することが可能であるので、被災地への援助物資の空輸が夜間でも行いやすくなる。また、地震により道路の一部が陥没等した場合には、その周辺をシート60で囲むことで、保安を担保することができる。
本発明は、配線業、建築業、建築業、土木業、災害復旧などの各種産業において利用することが可能である。
1 発光ユニット
2 電源ケーブル
6 LED素子
7 給電刃
8 LED保持基板
9 電源コード
10 支持部材
12 プレート
13 接続プラグ
16,17 螺子穴
19 押さえ部材
60 シート
2 電源ケーブル
6 LED素子
7 給電刃
8 LED保持基板
9 電源コード
10 支持部材
12 プレート
13 接続プラグ
16,17 螺子穴
19 押さえ部材
60 シート
Claims (8)
- 巻き取り可能なシート本体と、
前記シート本体の使用時の表面端部に直線的に配列されている発光素子と、
前記発光素子を相互に電気的に接続する配線とを備えることを特徴とする暗所用シート。 - 前記発光素子はユニット化されていることを特徴とする請求項1記載の暗所用シート。
- 前記配線は、前記発光素子の配列方向に対して平行に延在している平板状の複数の支持部材を介して前記シート本体に取り付けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の暗所用シート。
- 前記配線は、一部が前記シート本体の使用時の裏面又は側面に設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の暗所用シート。
- 前記各発光素子は、前記シート本体に形成されている貫通孔に、前記表面側が発光部分となる態様で収容されていることを特徴とする請求項1又は2記載の暗所用シート
- 前記発光素子の端子と前記前記配線との接続部分を覆う樹脂と、
前記樹脂を覆う保護部材とを含むことを特徴とする請求項5記載の暗所用シート。 - 請求項1から6のいずれか記載の暗所用シートと、前記配線に接続される電源とを備えることを特徴とする暗所用シートユニット。
- さらに、前記発光素子と前記電源との間に配置されるスイッチング素子を備えることを特徴とする請求項7記載の暗所用シートユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005018634A JP2006207195A (ja) | 2005-01-26 | 2005-01-26 | 暗所用シート及び暗所用シートユニット |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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2005
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Legal Events
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