JP2005116252A - 建物の構造物に取り付けられる電気機器のカバー及び電気機器の組立体 - Google Patents
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Abstract
【課題】遠方からも電気機器の位置を認識し易く、広い視野角の照明が容易な発光部を備えた建物の構造物に取り付けられる電気機器のカバー及び電気機器の組立体を提供する。
【解決手段】コンセント11は、壁12の内側にコンセント部11aが配設され、壁12に形成された孔12aを覆うカバー13を備えている。コンセント部11aはカバー13に支持されている。カバー13の表面側に有機EL素子で形成された発光部16が設けられている。カバー13にはセンサ15が配設され、センサ15は周囲の明るさ及び人が存在することの両方を検知可能に構成され、周囲が暗くかつ人を検知したときに、その検知信号に基づいて発光部16が発光される。
【選択図】 図1
【解決手段】コンセント11は、壁12の内側にコンセント部11aが配設され、壁12に形成された孔12aを覆うカバー13を備えている。コンセント部11aはカバー13に支持されている。カバー13の表面側に有機EL素子で形成された発光部16が設けられている。カバー13にはセンサ15が配設され、センサ15は周囲の明るさ及び人が存在することの両方を検知可能に構成され、周囲が暗くかつ人を検知したときに、その検知信号に基づいて発光部16が発光される。
【選択図】 図1
Description
本発明は、建物の構造物に取り付けられるコンセントやスイッチ等の電気機器のカバー及び電気機器の組立体に係り、詳しくは照明機能を備えた建物の構造物に取り付けられる電気機器のカバー及び電気機器の組立体に関する。
従来、コンセントの位置を暗い場所でも容易に知ることができるように、コンセントの本体内部に発光素子を配設するとともに、コンセントに透過照明部を配置して、所謂ナイトランプとして機能させることができるコンセントやテーブルタップが提案されている(特許文献1参照)。特許文献1に記載のテーブルタップは、図9に示すように、導通回路41、発光素子42、ケース43及び電源コード44とを備えている。導通回路41はプラグ受け端子45と一体成形され、発光素子42は一対のプラグ受け端子45間に抵抗を介して配置されている。ケース43にはプラグ受け端子45と対向する箇所に孔43aが形成され、孔43aを覆うように透光部材46が嵌合されている。透光部材46の発光素子42側には光拡散手段としての切り込み部46aが設けられ、発光素子42からの光を透光部材46の内部へ効率良く拡散させて、透光部材46から外部への透過照明をムラなく行うようにしている。発光素子42として、ネオン管、豆電球、発光ダイオード(LED)、電界発光(EL)素子が挙げられている。
登録実用新案第3080789号公報(第5−7頁、第1,2図)
ところが、特許文献1に記載のコンセントでは、発光素子42がケース43の内部に収容された構成のため、ケース43に設けられた透光部材46に光拡散手段(散乱手段)を形成する必要がある。また、光拡散手段を利用しても、90°強の視野角にはなるが、180°の視野角を得ることはできず、遠方からコンセントの位置を認識し難い。また、発光素子42の配設位置がプラグ受け端子45間のため、プラグ差込口にプラグが差し込まれた状態では、拡散手段の一部がプラグの陰になり、照度を確保し難いという問題もある。
本発明は、前記の問題に鑑みてなされたものであって、その目的は遠方からも電気機器の位置を認識し易く、広い視野角の照明が容易な発光部を備えた建物の構造物に取り付けられる電気機器のカバー及び電気機器の組立体を提供することにある。
前記の目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、建物の構造物に取り付けられる電気機器のカバーであって、前記カバーは、電気機器を使用可能とするための孔を有し、前記カバーの表面側には有機EL素子で形成された発光部が設けられている。
この発明では、発光部が面発光を行う有機EL素子で形成されているため、従来の照明機能を有するコンセントと異なり、点状光源や線状光源である発光素子の照明光を効率良く拡散させて広い範囲を照明するための光拡散手段を設けずに広い範囲を照明できるとともに、遠くから電気機器の位置を認識することが容易になる。また、有機EL素子を使用しているため、発光部を薄く(1mm未満)でき、発光部を含めたカバーの壁からの出っ張りを少なくできる。また、有機EL素子は有機EL層(発光層)の材質を変えることにより発光色を種々変更できるため、意匠的な自由度も大きく、ニーズに合わせて様々な意匠を施すことができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記発光部は、前記カバーの表面に貼付された有機EL素子で形成されている。この発明では、既存の壁面据え付け用電気機器のカバーに有機EL素子を貼付することと、直流への変換器を設けることで、既存の機器のリフォームに容易に対応できる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記有機EL素子は、フィルム状の有機EL素子で形成されている。この発明では、既存の壁面据え付け用電気機器のカバーにフィルム状の有機EL素子を貼付することと、直流への変換器を設けることで、既存の機器のリフォームに容易に対応できる。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記発光部は、前記カバーの表面に直接形成された有機EL素子で形成されている。この発明では、フィルム状の有機EL素子をカバーの表面に貼付する構成に比較して、部品点数を減らすことができる。
請求項5に記載の発明は、建物の構造物に取り付けられる電気機器のカバーであって、
前記カバーは、電気機器を配設するための孔を有し、前記カバーの裏面には有機EL素子で形成された発光部が設けられているとともに、前記カバーの少なくとも前記有機EL素子と対向する部分は、透明な樹脂で形成されている。この発明では、請求項1に記載の発明と同様の効果を奏する。
前記カバーは、電気機器を配設するための孔を有し、前記カバーの裏面には有機EL素子で形成された発光部が設けられているとともに、前記カバーの少なくとも前記有機EL素子と対向する部分は、透明な樹脂で形成されている。この発明では、請求項1に記載の発明と同様の効果を奏する。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、前記発光部は、前記カバーの裏面に貼付された有機EL素子で形成されている。この発明では、請求項5に記載の発明と同様の効果を奏する。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の発明において、前記有機EL素子は、フィルム状の有機EL素子で形成されている。この発明では、請求項5に記載の発明と同様の効果を奏する。
請求項8に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、前記発光部は、前記カバーの裏面に直接形成された有機EL素子で形成されている。この発明では、フィルム状の有機EL素子をカバーの裏面に貼付する構成に比較して、部品点数を減らすことができる。
請求項9に記載の発明は、請求項1〜請求項8のいずれか一項に記載の発明において、前記カバーには周囲の明るさを検知可能なセンサ及び人が存在することを検知可能なセンサのうち少なくとも一つが設けられ、前記発光部は前記センサの信号に基づいて少なくとも周囲が暗いか人が存在する際に駆動される。ここで、「周囲が暗い」とは、一般的な視力の人が、電気機器の位置や、歩行の妨げとなるような障害物の位置を目視で認識するのに照明を必要とする明るさであることを意味する。この発明では、照明が必要なときに発光部が駆動されて照明が行われるので、無駄な照明を抑制できる。
請求項10に記載の発明は、請求項1〜請求項8のいずれか一項に記載の発明において、前記カバーには周囲の明るさ及び人が存在することの両方を検知可能なセンサが設けられ、周囲が暗く、かつ人が存在する際に前記発光部が駆動される。この発明では、照明が不要なほど周囲が明るい場合や、周囲が暗くても人がいない場合には発光部が発光せず、無駄な電力消費を防止することができる。
請求項11に記載の発明は、請求項1〜請求項10のいずれか一項に記載の発明において、前記発光部は、電源として通常電源及び蓄電池の両方を使用可能とされ、停電時に駆動が必要な場合は蓄電池から電源が供給される。この発明では、停電時にも蓄電池から電源が供給されて、発光部が発光することにより、非常灯として利用することができる。また、有機EL素子は低電圧の直流駆動なので、蓄電池として小型の蓄電池を使用でき、設置スペースの確保が容易となる。また、蛍光灯のように交流電源が必要な発光部に比較して、非常用電源装置の構造が簡単になる。
請求項12に記載の発明は、請求項1〜請求項11のいずれか一項に記載の発明において、前記電気機器のカバーは、壁面据え付け用電気機器のカバーである。この発明では、壁面据え付け用電気機器のカバーにおいて請求項1〜請求項8のいずれか一項に記載の発明に対応する作用効果を奏する。
請求項13に記載の発明は、請求項1〜請求項12のいずれか一項に記載の発明において、前記電気機器は、コンセントである。この発明では、コンセントにおいて請求項1〜請求項9のいずれか一項に記載の発明に対応する作用効果を奏する。
請求項14に記載の発明は、電気機器と、前記電気機器を建物の構造物に固定するためのブラケットと、前記電気機器を使用可能とするための孔を有し、前記ブラケットを覆うカバーとを備えた建物の構造物に取り付けられる電気機器の組立体である。そして、前記ブラケットには有機EL素子で形成された発光部が、前記カバーの裏面に当接又は近傍に配設されるように設けられており、前記カバーは、少なくとも前記有機EL素子と対向する部分が、透明な樹脂で形成されている。この発明では、電気機器がブラケットを介して建物の構造物に固定される。また、発光部はブラケットに設けられ、カバーの透明な樹脂部分から光が照射される。
請求項15に記載の発明は、請求項14に記載の発明において、前記発光部は、前記ブラケットの表面に貼付された有機EL素子で形成されている。この発明では、請求項14に記載の発明と同様の効果を奏する。
請求項16に記載の発明は、請求項15に記載の発明において、前記有機EL素子は、フィルム状の有機EL素子で形成されている。この発明では、請求項15に記載の発明と同様の効果を奏する。
請求項17に記載の発明は、請求項14に記載の発明において、前記発光部は、前記ブラケットの表面に直接形成された有機EL素子で形成されている。この発明では、有機EL素子をブラケットの表面に貼付する構成に比較して、部品点数を減らすことができる。
請求項18に記載の発明は、電気機器と、有機EL素子と、前記電気機器及び前記有機EL素子を建物の構造物に固定するためのブラケットと、前記電気機器を使用可能とするための孔と、前記有機EL素子を利用可能とするための孔とを有し、前記ブラケットを覆うカバーとを備えている。この発明では、電気機器と、有機EL素子とがブラケットを介して建物の構造物に固定される。そして、ブラケットはカバーで覆われている。
請求項19に記載の発明は、請求項18に記載の発明において、前記有機EL素子の発光面が、前記カバーの前記孔から前記カバーの表面より突出するように配置されている。従って、この発明では、有機EL素子がカバーの裏側に配置される場合に比較して、有機EL素子が発光した状態において有機EL素子を遠くから視認し易い。
本発明によれば、発光部を備えた建物の構造物に取り付けられる電気機器及び電気機器の組立体の位置を遠方からも認識し易くなるとともに、広い視野角の照明が容易になる。
(第1の実施形態)
以下、本発明を建物の構造物に取り付けられる電気機器としてのコンセントに具体化した第1の実施形態を図1〜図3に従って説明する。図1(a)はコンセントの正面図、(b)は模式断面図である。図2は有機EL(エレクトロルミネッセンス)素子フィルムの模式断面、図3はコンセントの回路図である。
以下、本発明を建物の構造物に取り付けられる電気機器としてのコンセントに具体化した第1の実施形態を図1〜図3に従って説明する。図1(a)はコンセントの正面図、(b)は模式断面図である。図2は有機EL(エレクトロルミネッセンス)素子フィルムの模式断面、図3はコンセントの回路図である。
図1(a),(b)に示すように、コンセント11は、壁12に形成された孔12a内に電気部品としてのコンセント部11aが収容され、孔12aを覆うカバー13が壁12に固定されている。カバー13はコンセント部11a等を支持する支持部材の役割も果たしている。カバー13にはコンセント部11aを使用可能とするための孔13aが形成され、プラグ差込口14を備えたコンセント部11aは孔13aに嵌合された状態でカバー13に支持されている。
コンセント部11aは上下に2個並んで配設され、その中央部にセンサ15が配設されている。センサ15は周囲の明るさ及び人が存在することの両方を検知可能に構成されている。センサ15は、例えば赤外線センサ及び照度センサ(光センサ)を備え、赤外線センサにより人が存在することを検知し、照度センサにより周囲が暗いか否かを検知する。
カバー13の表面側には発光部16が設けられている。発光部16はカバー13の表面に貼付されたフィルム状の有機EL素子17で形成されている。図2に示すように、有機EL素子17は、基板としての樹脂フィルム18上に、防湿層19、第1電極20、有機EL層21、第2電極22が順に積層され、かつ第2電極22より外側に有機EL層21を酸素及び水分から保護する保護膜23が形成されている。この実施の形態では第1電極20が陽極を構成し、第2電極22が陰極を構成する。第1電極20、有機EL層21及び第2電極22はともに、カバー13とほぼ同じ大きさに形成された四角形状の平面に、孔13a及びセンサ15と対応する孔が形成された形状として形成されている。樹脂フィルム18は可視光透過性の基板を構成し、防湿層19及び第1電極20も可視光透過性(透明)である。有機EL素子17は有機EL層21の発光が樹脂フィルム18側から取り出される(出射される)所謂ボトムエミッションタイプの有機EL素子を構成する。そして、有機EL素子17は樹脂フィルム18が表面に露出するように、保護膜23側がカバー13と対向する状態でカバー13に貼付される。
保護膜23は第1電極20、有機EL層21及び第2電極22の互いに隣接する面以外の部分を覆うように形成されている。保護膜23は、少なくとも水分(水蒸気)及び酸素の透過を抑制する機能を有し、かつ、塗布により保護膜23を形成可能な材料で形成されている。保護膜23の材料としては、例えば、酸化ケイ素、窒化ケイ素、ポリシラザン等が使用されている。
第1電極20は透明導電材、この実施形態ではITO(インジウム錫酸化物)で形成されている。有機EL層21には公知の構成のものが使用され、例えば、第1電極20側から順に、正孔注入層、発光層及び電子注入層の3層あるいは正孔注入層、正孔輸送層、発光層及び電子輸送層の4層で構成されている。有機EL層21は白色発光を行うように構成されている。第2電極22は材料として光に対する反射性を有する金属が使用され、金属として、例えばアルミニウム(アルミニウム合金を含む)が使用されている。
なお、図2では模式的に各層の厚さをほぼ同じに示しているが、実際は樹脂フィルム18が厚さ0.1〜0.5mmであるのに対して、防湿層19、第1電極20、有機EL層21、第2電極22及び保護膜23の各層の合計の厚さは、樹脂フィルム18の厚さの1/50未満であり、フィルム状の有機EL素子17は実質的に平坦である。
防湿層19としては、例えば、特開2003−53881号公報に開示された水蒸気バリア性プラスチックフィルムを製造する際に使用されるものと同様に、有機層と無機層とが交互に少なくとも一層以上積層され、さらに真空槽内で前記有機層を架橋させることにより得られる層で構成されている。有機層はアクリロイル基又はメタクリロイル基を有するモノマーを架橋させて得られ、架橋反応による体積収縮立が10%より小さい高分子を主成分とする。無機層はケイ素酸化物、ケイ素窒化物又はケイ素窒化酸化物を主成分とする。モノマーの成膜は電子線蒸着、イオンプレーティング、プラズマCVD、抵抗加熱蒸着法等の真空成膜法により行われる。モノマーの架橋法としては電子線架橋反応やUV架橋反応が用いられる。
そして、有機層の具体例としては、ジペンタエリスリトールペンタヘキサアクリレートにラジカル開始剤を1wt%添加した未硬化樹脂、3官能イソシアヌル酸EO変性トリアクリレートにラジカル開始剤を1wt%添加した未硬化樹脂等が使用される。樹脂フィルム18としては、例えば、ポリエーテルサルホンフィルム(ポリエーテルスルホンフィルム)、ポリカーボネートフィルムが使用される。
次にコンセント11の電気的構成を説明する。図3に示すように、屋内配線24に対して、プラグ端子25が並列に接続されている。また、屋内配線24に対して抵抗RとダイオードDを介して有機EL素子17が直列に接続されている。有機EL素子17とダイオードDとの間にはセンサ15の接点15sが直列に接続されている。抵抗Rには交流電源の電圧(通常100V)を有機EL素子17の駆動電圧(例えば、数V程度)に降圧するのに必要な抵抗値のものが使用されている。また、接点15sと有機EL素子17との直列回路26に対して蓄電池27が並列に接続されている。接点15sは実際は、赤外線センサに対応するものと、光センサに対応するものとの2個あるが、便宜上1個で示している。また、接点15sを有接点として図示しているが、実際はトランジスタ等の無接点スイッチが使用される。なお、図1(b)では、抵抗R、ダイオードD、接点15s及び蓄電池27をまとめて駆動制御部28としてブロックで示している。
次に前記のように構成されたコンセント11の作用を説明する。
コンセント11はセンサ15が見える点を除き、外観は従来のコンセントと変わらない。接点15s及び有機EL素子17の直列回路26と、蓄電池27とに対して、100Vの電圧が抵抗Rで降圧された所定電圧がダイオードDを介して印加されている。従って、蓄電池27は、交流がダイオードDで整流された直流電力によって充電される。
コンセント11はセンサ15が見える点を除き、外観は従来のコンセントと変わらない。接点15s及び有機EL素子17の直列回路26と、蓄電池27とに対して、100Vの電圧が抵抗Rで降圧された所定電圧がダイオードDを介して印加されている。従って、蓄電池27は、交流がダイオードDで整流された直流電力によって充電される。
コンセント11の周囲が明るい状態又は人がコンセント11の近くにいない状態では、センサ15の接点15sはオフ状態に保持され、有機EL素子17には電力が供給されず、発光しない。コンセント11の周囲が暗くなると、光センサがそのことを検知し、光センサに関してはその接点(スイッチ)がオン状態となる。しかし、人がコンセント11の近くにいない状態では、赤外線センサの接点(スイッチ)がオフ状態のため、センサ15の接点15sはオフ状態に保持される。この状態で、コンセント11に人が近づくと、赤外線センサが人を検知してその接点(スイッチ)がオン状態となり、センサ15の接点15sがオン状態になり、有機EL素子17に屋内配線24から抵抗R及びダイオードDを介して電力が供給されて、有機EL素子17が白色発光する。従って、コンセント11の周囲が暗くても、人がいない状態、即ち人がコンセントを使用する必要がない状態では、有機EL素子17は発光されない。
有機EL素子17は面発光で、しかも、カバー13の表面を覆うように設けられているため、その視野角が180°となり、従来装置と異なり、光拡散手段を設けずに広い範囲を照明でき、遠くから認識することが可能になる。また、有機EL素子17は非常に薄い(1mm未満)ため、発光部16を含めたカバー13の壁12からの出っ張りを少なくできる。
停電時には屋内配線24からの有機EL素子17への電力供給が停止される。しかし、蓄電池27が接点15s及び有機EL素子17の直列回路26に並列に接続されているため、直列回路26に対して屋内配線24からの電力供給がない状態では、蓄電池27から直列回路26に電力が供給可能となる。そして、接点15sがオンの状態、即ちコンセント11の周囲の照明が必要な時には、有機EL素子17が駆動されて有機EL層21が発光する。
この実施の形態では以下の効果を有する。
(1) コンセント11は壁12に形成された孔12aを覆うカバー13の表面側に有機EL素子17で形成された発光部16が設けられている。従って、発光部16が面発光を行うため、従来の照明機能を有するコンセントと異なり、光拡散手段を設けずに広い範囲を照明でき、コンセント11を遠くから認識することが可能になる。また、発光部16として有機EL素子17を使用しているため、発光部16を薄く(1mm未満)でき、発光部16を含めたカバー13の壁12からの出っ張りを少なくできる。
(1) コンセント11は壁12に形成された孔12aを覆うカバー13の表面側に有機EL素子17で形成された発光部16が設けられている。従って、発光部16が面発光を行うため、従来の照明機能を有するコンセントと異なり、光拡散手段を設けずに広い範囲を照明でき、コンセント11を遠くから認識することが可能になる。また、発光部16として有機EL素子17を使用しているため、発光部16を薄く(1mm未満)でき、発光部16を含めたカバー13の壁12からの出っ張りを少なくできる。
(2) 有機EL素子17が白色発光のため、非常灯として使用される場合、周囲の色を識別でき、他の色に比較して好ましい。また、着色透明フィルムを貼付することで、有機EL層(発光層)の材質を変えることなく、色を変更できる。
(3) 発光部16は、カバー13の表面に貼付されたフィルム状の有機EL素子17で形成されている。従って、既存のコンセントのカバーにフィルム状の有機EL素子17を貼付することと、直流への変換器を設けることで、既存の機器のリフォームに容易に対応できる。
(4) カバー13には周囲の明るさ及び人が存在することの両方を検知可能なセンサ15が設けられ、発光部16はセンサ15の信号に基づいて、周囲が暗く、かつ人が存在する際に駆動される。従って、照明が不要なほど周囲が明るい場合や、周囲が暗くても人がいない場合には発光部16が発光されず、無駄な電力消費を防止することができる。
(5) 発光部16は、電源として通常電源(屋内配線24)及び蓄電池27の両方を使用可能とされ、停電時に駆動が必要な場合は蓄電池27から電源(電力)が供給される。従って、停電時にも蓄電池27から電源が供給されて、発光部16が発光することにより、非常灯として利用することができる。また、有機EL素子17は低電圧(例えば、数V程度)の直流駆動なので、蓄電池27として小型の蓄電池を使用でき、設置スペースの確保が容易となる。また、蛍光灯のように交流電源が必要な発光部に比較して、非常用電源装置の構造が簡単になる。
(6) フィルム状の有機EL素子17は基板としての樹脂フィルム18側が表面となるようにカバー13に貼付されている。従って、樹脂フィルム18側をカバー13と対向するように貼付する場合に比較して、端子部を他の配線と接続するための構成が容易になる。
(7) 第2電極22が反射性を有する金属で形成されているため、有機EL層21から第2電極22側へ出射した光が反射されて、樹脂フィルム18から出射される。従って、第2電極22が反射性を有さない場合に比較して、樹脂フィルム18から出射される光量を多くできる。
(第2の実施形態)
次に第2の実施形態を図4に従って説明する。この実施形態では、電気機器がブラケットを介して建物の構造物に固定されるようになっている点が前記第1の実施形態と大きく異なっている。第1の実施形態と同様な部分は同一符号を付して詳しい説明を省略する。なお、図4は電気機器の組立体の模式分解斜視図である。
次に第2の実施形態を図4に従って説明する。この実施形態では、電気機器がブラケットを介して建物の構造物に固定されるようになっている点が前記第1の実施形態と大きく異なっている。第1の実施形態と同様な部分は同一符号を付して詳しい説明を省略する。なお、図4は電気機器の組立体の模式分解斜視図である。
電気機器の組立体30は、電気機器としてのコンセント31と、コンセント31を建物の構造物に固定するためのブラケット32と、コンセント31を使用可能とするための孔33aを有し、ブラケット32を覆うカバー33とを備えている。ブラケット32にはコンセント31を支持可能とする孔32aが形成されている。コンセント31は孔32aに嵌合された状態でブラケット32に支持される。
ブラケット32には有機EL素子で形成された発光部16が、カバー33の裏面に当接又は近傍に配設されるように設けられており、カバー33は、少なくとも有機EL素子と対向する部分が、透明な樹脂で形成されている。「近傍に配設」とは、有機EL素子の特徴である180°の視野角を狭めない範囲で配設されていることを意味し、より具体的には、カバー33と発光部16との間隔が、1mm以下であることが好ましい。発光部16は、ブラケット32の表面に貼付されたフィルム状の有機EL素子で形成されている。なお、図示の都合上、発光部16の厚さとブラケット32の厚さを同じに表しているが、実際は発光部16の厚さがブラケット32の厚さよりずっと薄く、ブラケット32の厚さの1/10未満である。
この実施形態の組立体30はブラケット32を介して壁等の建物の構造物に固定されて使用される。なお、ブラケット32の裏側には駆動制御部28(図示せず)が設けられ、周囲の明るさを検知可能なセンサ(図示せず)及び人が存在することを検知可能なセンサ(図示せず)からの信号に基づいて発光部16が駆動されるようになっている。
この第2の実施形態によれば、第1の実施形態の(2),(5),(7)と同様な効果を有する他に次の効果を有する。
(8)ブラケット32には有機EL素子で形成された発光部16が、カバー33の裏面に当接又は近傍に配設されるように設けられ、カバー33は、少なくとも有機EL素子と対向する部分が、透明な樹脂で形成されている。従って、発光部16が面発光を行うため、従来の照明機能を有するコンセントと異なり、光拡散手段を設けずに広い範囲を照明でき、コンセント11を遠くから認識することが可能になる。また、発光部16として有機EL素子を使用しているため、発光部16を薄く(1mm未満)でき、発光部16及びカバー33の壁12からの出っ張りを少なくできる。
(8)ブラケット32には有機EL素子で形成された発光部16が、カバー33の裏面に当接又は近傍に配設されるように設けられ、カバー33は、少なくとも有機EL素子と対向する部分が、透明な樹脂で形成されている。従って、発光部16が面発光を行うため、従来の照明機能を有するコンセントと異なり、光拡散手段を設けずに広い範囲を照明でき、コンセント11を遠くから認識することが可能になる。また、発光部16として有機EL素子を使用しているため、発光部16を薄く(1mm未満)でき、発光部16及びカバー33の壁12からの出っ張りを少なくできる。
(9) 周囲の明るさを検知可能なセンサ及び人が存在することを検知可能なセンサが設けられ、発光部16はセンサの信号に基づいて、周囲が暗く、かつ人が存在する際に駆動される。従って、照明が不要なほど周囲が明るい場合や、周囲が暗くても人がいない場合には発光部16が発光されず、無駄な電力消費を防止することができる。
(第3の実施形態)
次に第3の実施形態を図5に従って説明する。この実施形態では、電気機器の他に有機EL素子がブラケットを介して建物の構造物に固定されるようになっている点が前記第2の実施形態と異なっている。第2の実施形態と同様な部分は同一符号を付して詳しい説明を省略する。なお、図5は電気機器の組立体の模式分解斜視図である。
次に第3の実施形態を図5に従って説明する。この実施形態では、電気機器の他に有機EL素子がブラケットを介して建物の構造物に固定されるようになっている点が前記第2の実施形態と異なっている。第2の実施形態と同様な部分は同一符号を付して詳しい説明を省略する。なお、図5は電気機器の組立体の模式分解斜視図である。
電気機器の組立体30は、電気機器としてのコンセント31と、有機EL素子34と、コンセント31及び有機EL素子34を建物の構造物に固定するためのブラケット32と、ブラケット32を覆うカバー33とを備えている。カバー33はコンセント31を使用可能とするための孔33aと、有機EL素子34を使用可能とするための孔33bとを有している。有機EL素子34は、ブラケット32の表面に貼付されたフィルム状の有機EL素子で形成されている。有機EL素子34は、その発光面34aが、カバー33の孔33bからカバー33の表面より突出するように配置される。
この実施形態では、(8)の効果を除いて、第2の実施形態と同様な効果を有する。また、ブラケット32に固定された有機EL素子34が、カバー33に形成された孔33bからカバー33の表面より突出するように配置されるため、有機EL素子がカバー33の裏側に配置される第2の実施形態に比較して、有機EL素子34が発光した状態において有機EL素子34を遠くから視認し易い。
実施の形態は前記に限定されるものではなく、例えば、次のように具体化してもよい。 ○ 交流を直流に変換する回路として、ダイオードDを1個設ける構成に代えて、例えば、図6に示すように、4個のダイオードDを使用したブリッジ回路29を設けてもよい。ダイオードDを1個設けた場合は半波整流であるが、ブリッジ回路29を設けた場合には全波整流が行われる。
○ 交流電源の電圧を降圧する手段として抵抗Rだけを設ける構成に代えて、図7に示すようにトランスTを使用して降圧する構成としてもよい。この場合、抵抗Rのみで降圧する構成に比較し安定した電圧を供給できる。
○ 整流回路の直流出力側に平滑用のコンデンサを接続してもよい。この場合、有機EL素子17や蓄電池27に供給される直流の脈動が低減される。
○ フィルム状の有機EL素子17に代えて、基板としてガラス板を使用したボトムエミッションタイプの有機EL素子17を使用して、該有機EL素子17を基板が外側となるようにカバー13やブラケット32に貼付してもよい。この場合、油性インクを使用したフェルトペン等による書き込みを行うことができる。
○ フィルム状の有機EL素子17に代えて、基板としてガラス板を使用したボトムエミッションタイプの有機EL素子17を使用して、該有機EL素子17を基板が外側となるようにカバー13やブラケット32に貼付してもよい。この場合、油性インクを使用したフェルトペン等による書き込みを行うことができる。
○ カバー13に有機EL素子で形成された発光部16を設ける場合、カバー13の少なくとも一部が透明な樹脂で形成されるとともに、カバー13の裏面に有機EL素子で形成された発光部が設けられている構成としてもよい。有機EL素子はカバー13の裏面に直接形成された構成、フィルム状の有機EL素子が貼付された構成、基板としてガラス基板を使用した有機EL素子が貼付された構成のいずれであってもよい。
○ 発光部16が、カバー13の表面に直接形成された有機EL素子で形成された構成としてもよい。この構成ではカバー13が基板となり、有機EL素子17からの光の取り出し方向が基板と反対側となる所謂トップエミッションタイプの有機EL素子17となる。従って、少なくとも有機EL層21を挟んでカバー13と反対側に位置する電極は可視光透過性の材質で形成される。この場合、フィルム状の有機EL素子17をカバー13の表面に貼付する構成に比較して、部品点数を減らすことができる。
○ ブラケット32の表面に発光部16や有機EL素子34を設ける第2の及び第3の実施形態においても、フィルム状の有機EL素子を貼付する代わりに、有機EL素子をブラケット32の表面に直接形成してもよい。この場合も、有機EL素子は有機EL素子からの光の取り出し方向が基板と反対側となる所謂トップエミッションタイプとなる。
○ センサ15として周囲の明るさ及び人が存在することの両方を検知可能なセンサに限らず、少なくとも一方を検知可能なセンサが設けられた構成としてもよい。例えば、周囲の明るさが、一般的な視力の人がカバーを目視で認識するのに照明を必要とする明るさ未満でオン状態となり、前記明るさ以上ではオフ状態となるセンサを使用すれば、暗くなると有機EL素子17が発光し、明るい時は発光しない。また、人を検知した時にオン状態となるセンサを使用すれば、人がいるときにのみ有機EL素子17が発光される。これらの構成では、照明が必要なとき有機EL素子17が駆動されて照明が行われるので、常時発光される場合に比較して無駄な電力使用を抑制できる。
○ センサ15として周囲の明るさ及び人が存在することの両方を検知可能なセンサに限らず、周囲の明るさを検知するセンサと、人の存在を検知するセンサとが別々に設けられていてもよい。
○ カバー13にセンサ15が設けられる構成に限らず、建物の構造物にセンサが設けられた構成にしてもよい。
○ 人の存在を検知するセンサは赤外線センサ以外のセンサ、例えば、超音波センサであってもよい。
○ 人の存在を検知するセンサは赤外線センサ以外のセンサ、例えば、超音波センサであってもよい。
○ センサ15を設けずに、有機EL素子17が常に発光する構成としてもよい。
○ 有機EL層21は白色発光に限らず、赤、青、緑等の他の色の発光を行うものでもよい。ユーザーのニーズに合わせて適宜の色としてよい。有機EL素子17は有機EL層21(発光層)の材質を変えることにより発光色を種々変更できるため、意匠的な自由度も大きく、ニーズに合わせて様々な意匠を施すことができる。
○ 有機EL層21は白色発光に限らず、赤、青、緑等の他の色の発光を行うものでもよい。ユーザーのニーズに合わせて適宜の色としてよい。有機EL素子17は有機EL層21(発光層)の材質を変えることにより発光色を種々変更できるため、意匠的な自由度も大きく、ニーズに合わせて様々な意匠を施すことができる。
〇 基板(樹脂フィルム18)側に配設される第1電極20を陰極とし、第2電極22を陽極としてもよい。この場合、有機EL層21の構成もそれに対応して変更する。例えば、第1電極20側から電子注入層、発光層及び正孔注入層の3層あるいは電子注入層、電子輸送層、発光層、正孔輸送層及び正孔注入層の5層とする。
○ 有機EL層21は、発光層のみの単層、または正孔注入層、正孔輸送層、正孔注入輸送層、正孔阻止層、電子注入層、電子輸送層、電子阻止層の一層以上と発光層が積層された多層のいずれであってもよい。
○ コンセント11に限らず、壁12に設けられるスイッチ等、他の壁面据え付け用電気機器のカバーに適用してもよい。この場合も、コンセント11に適用した場と同様な効果が得られる。
○ 壁面備え付け用電気機器に限らず、例えば、図8に示すように、建物の構造物としての柱35に設けられるコンセント31や他の電気機器等、建物の構造物に取り付けられる電気機器ならばなんでもよい。図8に示すように、箱状のコンセント31が柱35から突出する状態で固定される場合、カバー36はプラグ差込口14側の面だけを覆うものに限らず、コンセント31の柱35と対向する面を除く複数の面を覆う構成とし、各面に発光部を設けてもよい。
○ 第2電極22は可視光に対する反射性を有していなくてもよい。しかし、反射性を有する方が有機EL層21から第2電極22側に向かった光が第2電極22で反射されて基板(樹脂フィルム18)側から出射されるため、第2電極22の反射光を利用しない形態に比較して、基板から出射する光量を多くすることができる。従って、有機EL層21の発光量を少なくしても必要な光量を得ることができ、消費電力量を低減することができる。
○ 透明電極の材質はITOに限らず、例えば、酸化亜鉛を使用してもよい。
○ 第1電極20を導電性を有する透明な材質ではなく、極薄い金属層で透明に構成してもよい。極薄いとは50nm以下を意味し、0.5〜20nmの範囲が好ましい。
○ 第1電極20を導電性を有する透明な材質ではなく、極薄い金属層で透明に構成してもよい。極薄いとは50nm以下を意味し、0.5〜20nmの範囲が好ましい。
○ 保護膜23を酸化ケイ素や窒化ケイ素で構成する代わりに、防湿層19で形成してもよい。
以下の技術的思想(発明)は前記実施の形態から把握できる。
以下の技術的思想(発明)は前記実施の形態から把握できる。
(1) 請求項1〜請求項19のいずれか一項に記載の発明において、前記有機EL素子は白色発光を行うように構成されている。
(2) 請求項11に記載の発明において、停電時には非停電時より高い電圧が有機EL素子に印加される構成となっている。
(2) 請求項11に記載の発明において、停電時には非停電時より高い電圧が有機EL素子に印加される構成となっている。
11,31…建物の構造物に取り付けられる電気機器としてのコンセント、12a,13a,32a,33a,33b…孔、13,33,36…カバー、15…センサ、16…発光部、17,34…有機EL素子、27…蓄電池、30…組立体、32…ブラケット、34a…発光面。
Claims (19)
- 建物の構造物に取り付けられる電気機器のカバーであって、
前記カバーは、電気機器を使用可能とするための孔を有し、前記カバーの表面側には有機EL素子で形成された発光部が設けられている電気機器のカバー。 - 前記発光部は、前記カバーの表面に貼付された有機EL素子で形成されている請求項1に記載の電気機器のカバー。
- 前記有機EL素子は、フィルム状の有機EL素子で形成されている請求項2に記載の電気機器のカバー。
- 前記発光部は、前記カバーの表面に直接形成された有機EL素子で形成されている請求項1に記載の電気機器のカバー。
- 建物の構造物に取り付けられる電気機器のカバーであって、
前記カバーは、電気機器を配設するための孔を有し、
前記カバーの裏面には有機EL素子で形成された発光部が設けられているとともに、
前記カバーの少なくとも前記有機EL素子と対向する部分は、透明な樹脂で形成されている電気機器のカバー。 - 前記発光部は、前記カバーの裏面に貼付された有機EL素子で形成されている請求項5に記載の電気機器のカバー。
- 前記有機EL素子は、フィルム状の有機EL素子で形成されている請求項6に記載の電気機器のカバー。
- 前記発光部は、前記カバーの裏面に直接形成された有機EL素子で形成されている請求項5に記載の電気機器のカバー。
- 前記カバーには周囲の明るさを検知可能なセンサ及び人が存在することを検知可能なセンサのうち少なくとも一つが設けられ、前記発光部は前記センサの信号に基づいて少なくとも周囲が暗いか人が存在する際に駆動される請求項1〜請求項8のいずれか一項に記載の電気機器のカバー。
- 前記カバーには周囲の明るさ及び人が存在することの両方を検知可能なセンサが設けられ、周囲が暗く、かつ人が存在する際に前記発光部が駆動される請求項1〜請求項8に記載の電気機器のカバー。
- 前記発光部は、電源として通常電源及び蓄電池の両方を使用可能とされ、停電時に駆動が必要な場合は蓄電池から電源が供給される請求項1〜請求項10のいずれか一項に記載の電気機器のカバー。
- 前記電気機器のカバーは、壁面据え付け用電気機器のカバーである請求項1〜請求項11のいずれか一項に記載の電気機器のカバー。
- 前記電気機器は、コンセントである請求項1〜請求項12のいずれか一項に記載の電気機器のカバー。
- 電気機器と、
前記電気機器を建物の構造物に固定するためのブラケットと、
前記電気機器を使用可能とするための孔を有し、前記ブラケットを覆うカバーと
を備えた建物の構造物に取り付けられる電気機器の組立体であって、
前記ブラケットには有機EL素子で形成された発光部が、前記カバーの裏面に当接又は近傍に配設されるように設けられており、前記カバーは、少なくとも前記有機EL素子と対向する部分が、透明な樹脂で形成されている電気機器の組立体。 - 前記発光部は、前記ブラケットの表面に貼付された有機EL素子で形成されている請求項14に記載の電気機器の組立体。
- 前記有機EL素子は、フィルム状の有機EL素子で形成されている請求項15に記載の電気機器の組立体。
- 前記発光部は、前記ブラケットの表面に直接形成された有機EL素子で形成されている請求項14に記載の電気機器の組立体。
- 電気機器と、
有機EL素子と、
前記電気機器及び前記有機EL素子を建物の構造物に固定するためのブラケットと、
前記電気機器を使用可能とするための孔と、前記有機EL素子を利用可能とするための孔とを有し、前記ブラケットを覆うカバーと
を備えた建物の構造物に取り付けられる電気機器の組立体。 - 前記有機EL素子の発光面が、前記カバーの前記孔から前記カバーの表面より突出するように配置されている請求項18に記載の電気機器の組立体。
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2003
- 2003-10-06 JP JP2003346932A patent/JP2005116252A/ja active Pending
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