JP2003345273A - 表示ユニット - Google Patents

表示ユニット

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JP2003345273A
JP2003345273A JP2002147793A JP2002147793A JP2003345273A JP 2003345273 A JP2003345273 A JP 2003345273A JP 2002147793 A JP2002147793 A JP 2002147793A JP 2002147793 A JP2002147793 A JP 2002147793A JP 2003345273 A JP2003345273 A JP 2003345273A
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convex lens
light
holder
phosphorescent material
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JP2002147793A
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English (en)
Inventor
Osamu Tsutsui
修 筒井
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TO Co KK
TO Co KK
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TO Co KK
TO Co KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 再帰反射機能と蓄光材による発光機能に優れ
た表示ユニットを提供する。 【解決手段】 表示ユニットは、保持体1と凸レンズ2
と蓄光材3から構成され、保持体1には凹部4が形成さ
れ、凹部4の表面側の開口周は前記凸レンズ2の座面7
とされ、この座面7は反射機構を持たせるために白色の
平滑面とするか表面にアルミ蒸着が施され、また凹部4
内には大粒径の蓄光材粒子3が収納されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は反射機能と蓄光機能
とを兼ね備えた表示ユニットに関する。
【0002】
【従来技術】反射機能と蓄光機能を有する表示ユニット
が、特開平5−173008号公報、WO97/436
70号公報および特開2000−107681号公報に
提案されている。特開平5−173008号公報に開示
される内容は、発光物質層(蓄光材層)の上に透明固着
層を設け、この透明固着層に半面に反射膜を形成したガ
ラスビーズを保持せしめ、ガラスビーズにより再帰反射
を行い、発光物質層にて発光機能を発揮するようにして
いる。WO97/43670号公報に開示される内容
は、特開平5−173008号公報の内容に極めて似て
おり、この公報にあっては半面に反射膜を形成したガラ
スビーズを蓄光性を有する機能性を含有する樹脂層に保
持せしめている。特開2000−107681号公報に
開示される内容は、蓄光材粒子を均一に分散させた透明
クリヤ塗料層の上に半面にアルミコートを施したガラス
ビーズを保持せしめている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した先行技術はい
ずれも蓄光材を含んだ層の上に反射シートや微小球レン
ズ等の再帰反射体を重ねた構造になっているので、再帰
反射体の下層となった蓄光材が蓄光機能を発揮できず材
料の無駄になる。また、再帰反射を行う部分と蓄光作用
を行う部分が異なるので、表示ユニットの小型化が図れ
ず且つ再帰反射と蓄光とを同一デザインにすることがで
きない。
【0004】また、いずれの先行技術も蓄光材をシート
状或いは層状にするため、樹脂と混合しており、必然的
に蓄光材の割合が少なくなるとともに蓄光材の粒子も塗
料中に混練するためできるだけ小径のものを用いてい
る。しかしながら、最近の研究(資料と素材Vol 114
p965-969(1998)では、蓄光材の粒径が大きいほど残
光の初期強度が大きいことが分っており、粒径の小さな
蓄光材では初期強度が小さく残光の持続時間も十分とは
言えない。
【0005】尚、蓄光材からなる発光部を大きく見せる
ために、蓄光材の上に凸レンズを重ねる技術が特開20
00−349916号公報に提案されている。しかしな
がら、この先行技術にあっては再帰反射機能を発揮し得
ない。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め本発明に係る表示ユニットは、保持体と凸レンズと蓄
光材から構成され、前記保持体には凹部が設けられ、こ
の凹部内には蓄光材粒子が収納されるか蓄光材シートが
配置され、また凹部の開口端は反射機能を有する座面と
され、この座面に前記凸レンズを密着保持せしめるよう
にした。
【0007】前記保持体を陶磁器とし、前記凸レンズを
ガラス球とすることで、保持体と凸レンズを熱融着する
ことができる。また保持体を陶磁器とすることで耐久性
が向上し、凸レンズを比較的大径のガラス球とすること
で再帰反射性能が向上する。
【0008】また蓄光材としては例えば、SrAl
24:Eu2+,Dy3+などのアルカリ土類−アルミン酸
塩蓄光型蛍光体が挙げられ、また蓄光材として平均粒子
径100μm以上のものを用いることで、初期の残光輝
度を高めることができ且つ持続時間も長くなる。尚、本
願において平均粒径100μm以上とは、D50≧100
μmを指す。ここで、D50とは蓄光材の粒度分布におい
て小さい粒子から50重量%まで累計したときの最大粒
子径をいう。また、蓄光材粒子の平均粒子径としては3
00μm更には500μm以上の方がより好ましい。
【0009】本発明に係る表示ユニットは縁石などの道
路標識に用いると極めて効果的である。この場合、上面
に突部を設けて凸レンズを保護することが好ましい。
尚、本発明に係る表示ユニットは道路標識に限らない。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明に実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。図1は本発明に係る表示ユニ
ットの斜視図、図2は同表示ユニットの長さ方向に沿っ
た断面図、図3は同表示ユニットの幅方向に沿った拡大
断面図であり、この表示ユニットは道路の縁石として用
いるものを示している。
【0011】表示ユニットは、保持体1と凸レンズ2と
蓄光材3から構成されている。前記保持体1は陶磁器製
で略直方体形状をなし、長さ方向に等間隔で凹部4が形
成され、この凹部4は保持体1の厚み方向に形成した貫
通穴の下面開口をベースシート5で塞ぐことで形成され
る。尚、ベースシート5は保持体1の裏面に形成したベ
ースシート5と略等しい厚みの浅い凹部6に収め、裏面
を面一とし取扱い性を高めている。
【0012】また、凹部4の表面側の開口周は前記凸レ
ンズ2の座面7とされている。この座面7は凸レンズ2
の表面形状に倣った形状をなすとともに反射機構を持た
せるために白色の平滑面とするか表面にアルミ蒸着を施
す。尚、凸レンズ2としては直径5〜20mmのガラス
球や硬質プラスチック球などを用いる。直径5〜20m
mのガラス球や硬質プラスチック球などを用いること
で、大粒径の蓄光材の挿入が容易になるとともに、雨天
の際に垂直面に対し80°以上の大きな角度で入射する
光線に対しても、良好な再帰反射性能を維持できるため
遠い距離からのドライバーの視認性が良好となる。
【0013】また、保持体1の表面側の両側には突部8
を設け、凸レンズ2の保護を図っている。突部8の高さ
はあまり高くすると凸レンズ2への光線の入射と再帰反
射を妨げることになるので、凸レンズ2の突出高さと同
じか、凸レンズ2の突出高さよりも若干低くする。
【0014】更に、凹部4内には大粒径の蓄光材粒子3
が収納されている。蓄光材粒子3はそのままで収納して
もよいが、透明樹脂などで凹部4内に固着してもよい。
また大粒径の蓄光材粒子の間の隙間を小粒径の蓄光材粒
子で埋めるようにしてもよい。
【0015】以上において、自動車のヘッドライトから
の光線は垂直面に対して大きな角度で入射するが、図3
に示すように、このような大きな入射角の光線は凸レン
ズ2と座面7(反射面)の作用によって光源であるヘッ
ドライトに向けて反射(再帰反射)する。
【0016】一方、歩行者は標識の真上あるいはそれに
近い角度で標識を見るため、視認角度は垂直面に対して
小さな角度となる。そして凹部4内に収納されている蓄
光材粒子8からの発光は、図3に示すように、凸レンズ
2を垂直を含む広い角度に放射されるため歩行者は容易
に視認することができる。
【0017】図4は別実施例を示す平面図であり、突部
8を設ける箇所は保持体1の表面両側或いは全周に限ら
ず、凸レンズ2を囲むように且つ島状に突部8を配置し
てもよい。図4の配置にすれば、凸レンズ2への光線の
入射と再帰反射が妨げられることが殆んどなくなる。
【0018】図5に示す実施例は、ガラス球からなる凸
レンズ2で閉塞する複数個の凹部4のうち所定の凹部4
内には蓄光材ではなく反射材10を挿入し、垂直面に対
し小さな角度で入射する光線に対しても十分に再帰反射
機能を発揮するようにしている。
【0019】次に、表示ユニットの作製方法のうち保持
体を陶磁器にした例を図6に基いて説明する。先ず
(a)に示すように、保持体1を成形する。次いで、
(b)に示すように保持体1の表面に白色釉薬をコート
して焼成する。次いで、座面7表面に低融点ガラスフリ
ットを塗布し、この後(c)に示すように凸レンズ2
(ガラス球)を座面7にセットし、加熱してガラス球を
釉薬とフリットを介して座面7に融着せしめる。その結
果、凸レンズ2(ガラス球)の半分以上が外部に露出し
た状態で固着される。加熱温度は特に限定されないが4
00〜600℃程度とする。
【0020】この後、(d)に示すように、保持体1の
上下を反転し、(e)に示すように保持体1の裏面に蓄
光材シート9を貼着し、更にベーシート5を重ねるか、
(f)に示すように、凹部4内に蓄光材粒子3を充填
し、この後、(g)に示すようにベーシート5を固着す
る。
【0021】
【発明の効果】以上に説明したように本発明によれば、
再帰反射機能と蓄光機能の双方に極めて優れているの
で、例えば縁石などの道路標識として用いると有効であ
る。そして本発明は、再帰反射と蓄光材による発光を行
う部分を同一箇所としても、それぞれが再帰反射機能と
発光機能を発揮するため、材料の無駄がなく小型化が図
れる。特に、本発明にあっては凸レンズ2(ガラス球)
の半分以上が露出しているため再帰反射機能に優れる。
更に、レンズを通して蓄光剤からの光を放出するため、
蓄光材の量を少なくすることができる。
【0022】また、再帰反射と蓄光材による発光を行う
部分とが同一箇所であるので、再帰反射部と蓄光による
発光部とが同一形状になるので、デザインの制約におい
ても有利となる。また、粒径の大きな蓄光材を用いるこ
とが可能なため、初期強度が大きく残光の持続時間も十
分な表示ユニットを得ることができる。
【0023】特に本発明に係る表示部材を道路標識とし
て用いると以下の利点を発揮する。即ち、雨天の際に水
滴が微小球表面に付着すると再帰反射機能が大幅に低下
するが、本発明のように大径の凸レンズを用いているた
め、再帰反射機能の低下を抑制できる。また、直射日
光、雨、道路の油、滑り止めの砂、塩化カルシウム、排
気ガス、車両から加えられる物理的な力(衝撃やせん断
力)或いはこれらの複合作用に対して、無機素材特に陶
磁器を用いることで有効に対処することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る表示ユニットの斜視図
【図2】同表示ユニットの長さ方向に沿った断面図
【図3】同表示ユニットの幅方向に沿った拡大断面図
【図4】別実施例に係る表示ユニットの平面図
【図5】別実施例に係る表示ユニットの断面図
【図6】同表示ユニットの製造方法を説明した図
【符号の説明】
1…保持体、2…凸レンズ、3…蓄光材、4…凹部、5
…ベースシート、6…浅い凹部、7…座面、8…突部、
9…蓄光材シート、10…反射材。
フロントページの続き Fターム(参考) 2D064 AA02 AA04 AA22 BA01 CA07 CA09 EB22 EB26 EB31 EB34 HA12 2H042 EA07 EA10 EA14 EA17 EA19 5C096 AA02 AA15 AA22 AA29 BA03 BA04 BB21 CA02 CA03 CA12 CA29 CA32 CB07 CC37 CE03 CE17 CG02 DA03 EA03 FA03 FA07

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 保持体に凹部が形成され、この凹部の開
    口端は反射面として機能する座面とされ、この座面に凹
    部を閉塞する凸レンズが固着され、更に凹部内には蓄光
    材粒子が充填されるか蓄光材シートが配置されているこ
    とを特徴とする表示ユニット。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の表示ユニットにおい
    て、前記保持体は陶磁器からなり、前記凸レンズはガラ
    ス球からなり、前記蓄光材粒子は平均粒子径100μm
    以上の大粒径蓄光材であることを特徴とする表示ユニッ
    ト。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の表示ユニットに
    おいて、この表示ユニットは道路に埋設される標識であ
    り、上面には前記凸レンズを保護するための突部が形成
    されていることを特徴とする表示ユニット。
JP2002147793A 2002-05-22 2002-05-22 表示ユニット Pending JP2003345273A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006207195A (ja) * 2005-01-26 2006-08-10 Endless:Kk 暗所用シート及び暗所用シートユニット
JP2010037761A (ja) * 2008-08-01 2010-02-18 Nakashima Kensetsu Kk 単位送水管を中継する中継散水ブロック
JP2015064552A (ja) * 2013-08-30 2015-04-09 大日本印刷株式会社 蓄光部材
JP2016098500A (ja) * 2014-11-19 2016-05-30 株式会社小松プロセス 不燃性再帰反射材、壁面工事方法、及び再帰反射材の製造方法

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JP2015064552A (ja) * 2013-08-30 2015-04-09 大日本印刷株式会社 蓄光部材
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