JP2006207112A - 液体柔軟剤組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】各種の合成繊維に対して優れた柔軟性を付与するとともに、凍結復元時の分散安定性に優れた液体柔軟剤組成物を提供する。
【解決手段】(A)5〜30質量%の分子内に3つの長鎖アルキルまたはアルケニル基を有する第4級アンモニウム塩、35〜70質量%の分子内に2つの長鎖アルキルまたはアルケニル基を有する第4級アンモニウム塩、及び10〜45質量%の分子内に1つの長鎖アルキルまたはアルケニル基を有する第4級アンモニウム塩からなる、第4級アンモニウム塩の混合物、及び、(B)C8〜20一級アルコールに、アルキレンオキシドを平均で10〜100モル付加した、非イオン活性剤を含有する、液体柔軟剤組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、液体柔軟剤組成物に関する。特に、本発明は、各種の合成繊維に対して優れた柔軟性を付与し得る、液体柔軟剤組成物に関する。
従来、家庭用の液体柔軟剤組成物として市販されている商品には、少量で良好な柔軟効果が得られることから、1分子中に1〜2個の長鎖アルキルまたはアルケニル基を有する第4級アンモニウム塩を主成分とした組成物が用いられていた。このような第4級アンモニウム塩を用いた液体柔軟剤組成物は、木綿類に対しては十分な柔軟効果を付与するものであった。しかしながら、このような液体柔軟剤組成物は、アクリル系、ポリエステル系、ポリアミド系などの合成繊維に対しては効果が充分であるとは言いがたく、さらに高濃度で処理すると衣料の風合いが損なわれてしまう場合があるという問題を有していた。一方、液体柔軟剤組成物がその柔軟仕上げ効果を有効に発揮するためには、基剤である第4級アンモニウム塩を水媒体中に安定に分散させておく必要がある。また、柔軟仕上げ剤は、搬送や保存の際に低温にさらされることにより凍結する場合があるが、一旦凍結後に室温に戻って解凍された際になお、分散安定性を有するものである必要がある。近年、合成繊維に対する柔軟性能を向上させることを目的とした柔軟仕上げ剤用の基剤として、1分子中に3つのアルキル基を有する第4級アンモニウム塩が注目されている(例えば、特開平10−77575号公報)。しかしながら、このような第4級アンモニウム塩は結晶性が強いため、水媒体中に安定に分散させておく事が非常に困難であり、問題がある。また、特開平3−287866号公報、特開平3−287867号公報には、モノ、ジ、トリエステル第4級アンモニウム塩とイミダゾリン化合物を特定比率で混合して得られる柔軟仕上げ剤により、各種繊維に対する柔軟性能の向上を図る技術が開示されている。しかしながら、これらの柔軟剤組成物は、柔軟性能は向上するものの、上記のような凍結復元時の分散安定性に問題があった。
さらに、環境への影響についての配慮から、近年、液体柔軟剤組成物用の基剤についても、環境への影響の少ない生分解性等に優れたものを使用することが望まれている。例えば、特開平6−228877号公報、特開平7−3649号公報には、エステル基を含む第4級アンモニウム塩を含有する柔軟剤組成物が記載されている。このような第4級アンモニウム塩は、良好な生分解性を得ることを目的として、炭素鎖中にエステル結合を持たせたものが多く、加水分解が進行しやすいことから、これを防止するために、組成物のpHを酸性側に維持する必要がある。その一方で、柔軟剤としての商品価値を高めるために、液体柔軟剤組成物の成分として色素を配合することにより、液体柔軟剤組成物に着色することが一般におこなわれているが、液体柔軟剤組成物のpHが酸性である場合には、処理中に繊維に色素が染着したり、保存中に退色を生じる等の問題が生ずる。このため、pHが酸性下であっても安定な色素を配合することにより、生分解性が良好でかつ着色され、しかも色調安定性の高い液体柔軟剤組成物を得ることが試みられている。例えば、特開平7−18574号公報には、特定の青色色素と特定のキレート剤を組み合わせて使用することが開示されており、また、特開平7−18573号公報には、ジ長鎖第4級アンモニウム塩と特定の赤色色素を組み合わせて使用することが開示されている。しかしながら、これらの方法は、いずれも使用可能な色素が上記特定の色素に制限されてしまうことから、色素配合の選択の自由度が低く、この点で十分とは言えない。
したがって、本発明は、各種の合成繊維に対して優れた柔軟性を付与するとともに、分散性、中でも凍結復元時の分散安定性に優れた液体柔軟剤組成物を提供することを、第1の目的とする。
本発明はまた、基剤の生分解性が高く、かつ様々な色素を使用することによって所望の着色を行なうことが可能であるとともに、色調安定性の高い、液体柔軟剤組成物を提供することを、第2の目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意研究した結果、特定のトリ長鎖アルキル(またはアルケニル)第4級アンモニウム塩、ジ長鎖アルキル(またはアルケニル)第4級アンモニウム塩及びモノ長鎖アルキル(またはアルケニル)第4級アンモニウム塩の混合物を、特定の構造を有する非イオン活性剤と併用することにより、上記第1の課題を解決し得ることを見いだした。
本発明者らはまた、上記第4級アンモニウム塩の混合物を、特定の構造を有する色素及び金属キレート剤及び/または酸化防止剤と併用することにより、上記第2の課題を解決し得ることを見いだした。
すなわち、本発明は、その第1の態様として、(A)下記の(a−1)、(a−2)及び(a−3)成分からなる第4級アンモニウム塩の混合物であって、該混合物全体の質量を基準として、5〜30質量%の(a−1)成分、35〜70質量%の(a−2)成分、及び10〜45質量%の(a−3)成分からなる、第4級アンモニウム塩の混合物、及び、(B)炭素数が8〜20の分岐アルキル基または分岐アルケニル基を有する一級アルコールに、アルキレンオキシドを平均で10〜100モル付加した、非イオン活性剤、を含有する、液体柔軟剤組成物を提供する。
(a−1)成分: 分子内に3つの長鎖アルキルまたはアルケニル基を有し、次の一般式(I):
Figure 2006207112
で表わされる第4級アンモニウム塩。
(a−2)成分: 分子内に2つの長鎖アルキルまたはアルケニル基を有し、次の一般式(II):
Figure 2006207112
で表わされる第4級アンモニウム塩。
(a−3)成分: 分子内に1つの長鎖アルキルまたはアルケニル基を有し、次の一般式(III):
Figure 2006207112
で表わされる第4級アンモニウム塩。
(式(I)〜(III)中、R1〜R3及びR5〜R7は、それぞれ炭素数10〜24の直鎖または分岐の飽和または不飽和炭化水素基を表し、それらは互いに同一であっても異なっていてもよく、R4は炭素数1〜4のアルキル基またはヒドロキシアルキル基を表わし、nは2〜4の整数、mは0〜3の整数、pは2〜4の整数であり、各n、m及びpは、それぞれ互いに同一であっても異なっていてもよい。X-は柔軟剤適合アニオンである。)
本発明はまた、その第2の態様として、上記(A)成分、(C)スルホン酸基またはその塩を有する赤色色素、青色色素、黄色色素、紫色色素から選ばれる1種または2種類上の色素、及び、(D)金属キレート剤及び/または酸化防止剤、を含有する、液体柔軟剤組成物を提供する。
まず、本発明の第1の態様及び第2の態様に共通する(A)成分について説明する。
本発明で用いる(A)成分は、液体柔軟剤組成物の基剤であって、上記一般式(I)で表されるトリ長鎖アルキル(またはアルケニル)第4級アンモニウム塩((a−1)成分)、一般式(II)で表されるジ長鎖アルキル(またはアルケニル)第4級アンモニウム塩((a−2)成分)及び一般式(III)で表されるモノ長鎖アルキル(またはアルケニル)第4級アンモニウム塩((a−3)成分)の、特定比率の混合物である。上記一般式(I)〜(III)中、R1〜R3及びR5〜R7は、それぞれ炭素数10〜24、好ましくは14〜20のアルキル又はアルケニル基である。R1〜R3及びR5〜R7は、(a−1)〜(a−3)の各成分の分子内における炭素数17以上の脂肪酸残基の質量比率が50%以上となるように選ばれるのが望ましく、好ましくは70%以上、特に好ましくは80%以上である。また、R1〜R3及びR5〜R7は、(a−1)〜(a−3)の各成分の分子内に飽和高級脂肪酸残基または不飽和高級脂肪酸残基のみが存在するようなものであってもよく、あるいは両者が併存するようなものであってもよい。各成分の分子内における飽和/不飽和脂肪酸残基の比率は、質量比で10/0〜1/9の範囲内であるのが望ましく、好ましくは10/0〜3/7、特に好ましくは10/0〜5/5である。R1〜R3及びR5〜R7として不飽和の基が存在する場合、その立体異性体構造がシス体またはトランス体のいずれか一方のみであってもよく、あるいは両者が併存していてもよい。不飽和基におけるシス体/トランス体の比率は、質量比で25/75〜100/0の範囲内であるのが望ましい。R1〜R3及びR5〜R7は、具体的には、例えばオレイン酸、エライジン酸、リノール酸、リノレイン酸などの不飽和高級脂肪酸に由来する残基、あるいはステアリン酸、パルミチン酸、ミリスチン酸、ラウリン酸等の飽和高級脂肪酸に由来する残基であってよい。これらの残基は、牛脂、豚脂、パーム油、大豆油、サフラワー油、ヒマワリ油、オリーブ油などの天然油脂を分解、精製して得られる脂肪酸、脂肪酸エステルに由来する残基であり得るが、分解後に水添しても構わない。
上記一般式(I)〜(III)中、R4は、炭素数1〜4のアルキル基またはヒドロキシアルキル基である。R4の例として、具体的にはメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ヒドロキシエチル基が挙げられるが、特にメチル基、エチル基が好ましく用いられる。また、上記一般式(I)〜(III)中、pは2〜4の整数であり、好ましくは2または3であって、pが3の場合、Cp2pで表される基は、イソプロピル基であるのが望ましい。また、nは2〜4の整数であり、好ましくは2である。さらに、mは0〜3の整数であり、好ましくは0または1である。各n、m及びpは、それぞれ互いに同一であってもよく、あるいは相互に異なっていてもよい。さらに、X-は柔軟剤適合アニオン、すなわち、一般式(I)〜(III)第4級アンモニウム塩が液体柔軟剤組成物用の基剤として機能し得るような任意のアニオンである。X-で表される柔軟剤適合アニオンとして、具体的には塩素、臭素、ヨウ素などのハロゲン原子アニオンやメチル硫酸、エチル硫酸、メチル炭酸などのアニオンが挙げられる。X-は、好ましくは塩素、臭素、メチル硫酸のアニオンであり、特にメチル硫酸アニオンが好ましい。
本発明の(a−1)〜(a−3)成分として使用可能な第4級アンモニウム塩の具体例を、以下に示す。
(a−1)成分:
Figure 2006207112
(a−2)成分:












Figure 2006207112
(a−3)成分:
Figure 2006207112
本発明で用いる(A)成分は、上記(a−1)成分、(a−2)成分及び(a−3)成分を特定比率で組み合わせることによって得られる、第4級アンモニウム塩の混合物である。液体柔軟剤組成物の各種合成繊維に対する柔軟性付与性能の観点から、(A)成分全体の質量を基準として、(a−1)成分の割合は5質量%以上、(a−2)成分の割合は70質量%以下、(a−3)成分の割合は45質量%以下、好ましくは35質量%以下である。また、本発明の液体柔軟剤組成物の効果を得る観点から、(A)成分全体の質量を基準として、(a−1)成分の割合は30質量%以下、好ましくは25質量%以下、(a−2)成分の割合は35質量%以上、好ましくは45質量%以上、(a−3)成分の割合は10質量%以上、好ましくは15質量%以上である。(a−1)〜(a−3)の各成分は、第4級アンモニウム塩の製造方法として当業者に知られている任意の通常の方法により、製造することができる。例えば、該当する短鎖3級アミンと脂肪酸または脂肪酸メチルエステルとの縮合反応によって得られた長鎖エステルアミンを、ジメチル硫酸などの4級化剤で4級化することによって、得ることが可能である。この場合、未反応物質である短鎖3級アミン、脂肪酸、脂肪酸メチルエステル、短鎖3級アミンの4級化物、モノ、ジ、トリ長鎖エステルアミンが、(a−1)〜(a−3)成分に対して0.05〜20質量%含まれていても、特に問題はない。(A)成分の配合量は、少量の液体柔軟剤組成物により十分な柔軟性付与性能を得るという観点、及び液体柔軟剤組成物の製品粘度及びハンドリング性を好適なものとするとの観点から、本発明の液体柔軟剤組成物中、液体柔軟剤組成物全体の質量を基準として、3質量%〜50質量%とするのが望ましく、好ましくは3質量%〜40質量%、さらに好ましくは3質量%〜30質量%配合する。
次に、本発明の第1の態様における他の成分について説明する。
本発明で用いる(B)成分は、特定の構造を有する一級アルコールにアルキレンオキシドを付加することにより得られる非イオン活性剤である。具体的には、(B)成分は、炭素数が8〜20の分岐アルキル基または分岐アルケニル基を有する一級アルコールに、アルキレンオキシドを平均で10〜100モル付加した非イオン活性剤である。上記一級の分岐アルコールの炭素数は、好ましくは10〜16であり、特に好ましくは13である。本発明に用いる(B)成分の原料アルコールとして一級の分岐アルコールを採用することとしているのは、直鎖型のアルコール、または分岐であっても二級のアルコールを用いる場合に比べて、液体柔軟剤組成物の凍結復元後の分散安定性を確保するという観点において優れているためである。また、上記一級の分岐アルコールに付加するアルキレンオキシドとしては、エチレンオキシドを単独で使用するのが好ましいが、エチレンオキシドとともにプロピレンオキシドを付加してもよい。上記一級の分岐アルコールにエチレンオキシド及びプロピレンオキシドをともに付加させる場合、これらを付加する順序としては、いずれが先であってもよい。アルキレンオキシドの平均付加モル数は、好ましくは20〜80モルであり、特に好ましくは30〜60モルである。また、プロピレンオキシドをエチレンオキシドとともに付加する場合、プロピレンオキシドの平均付加モル数は、1〜5モルとすることができ、好ましくは1〜3モルである。
本発明に使用し得る(B)成分の具体例としては、一級イソデシルアルコールにエチレンオキシド(EO)を平均20モル付加した物、一級イソトリデシルアルコールにEOを平均40モル付加した物、一級イソトリデシルアルコールにEOを平均60モル付加した物、及び一級イソへキサデシルアルコールにEOを平均60モル付加した物が挙げられる。
本発明で使用する(B)成分は、例えば、プロピレンあるいはブチレンを原料とし、そのn量体(プロピレンの場合は3〜6量体、ブチレンの場合は2〜4量体など)を調製した後、オキソ反応によりアルデヒドとし、水添して得た一級アルコールに、当業者に知られた通常の方法で酸化アルキレンを付加することにより、調製することができる。
(B)成分の配合量は、凍結復元後の分散安定性が良好な液体柔軟剤組成物を得るという観点、及び液体柔軟剤組成物の粘度を好適なものとするとの観点から、本発明の液体柔軟剤組成物中、液体柔軟剤組成物全体の質量を基準として、0.1質量%〜10質量%とするのが望ましく、好ましくは0.1質量%〜5質量%、さらに好ましくは0.3質量%〜2質量%配合する。
本発明の液体柔軟剤組成物のpHは、(a−1)〜(a−3)成分に含まれるエステル結合が切断され、加水分解が進行するのを抑制するため、2〜5の範囲内とするのが望ましく、好ましくは2〜4.5の範囲内とする。本発明の液体柔軟剤組成物のpHを調整するために配合する酸としては、塩酸、硫酸、硝酸、リン酸等の無機塩や、酢酸、乳酸、グリコール酸、クエン酸、マレイン酸などの炭素数6以下の有機酸等を使用することができ、中でも塩酸、硫酸が好ましい。また、液体柔軟剤組成物のpHの調整を目的として、必要に応じて水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどのアルカリ化合物を用いても良い。
本発明の液体柔軟剤組成物には、柔軟処理した合成繊維に適当なハリを付与し、さらにはアイロンのすべり性を改善することなどを目的として、ジメチルポリシロキサンおよび/または部分的にアミノ基、カルボキシル基またはポリオキシエチレン基で変性されたジメチルポリシロキサン等のシリコーン化合物を配合することができる。これらのシリコーン化合物を配合する場合、その配合量は、液体柔軟剤組成物全体の質量を基準として、0.1〜10質量%とすることができ、好ましくは0.3〜5質量%、特に好ましくは0.5〜3質量%である。
さらに、本発明の液体柔軟剤組成物には、その他の任意成分として、通常柔軟剤組成物に配合される公知の成分を、本発明の効果を妨げない範囲で配合することができる。このような任意成分として、例えば、液体柔軟剤組成物全体の質量を基準として、ジ長鎖アルキルジメチル第4級アンモニウム塩、モノ長鎖アルキルトリメチル第4級アンモニウム塩を0.1〜2質量%、ステアリン酸、オレイン酸、パルミチン酸などの高級脂肪酸を0.01〜0.5質量%、ステアリルアルコール、パルミチルアルコール、オレイルアルコール、一級のイソトリデシルアルコールなどの高級アルコールを0.01〜3質量%、ステアリン酸メチルエステル、オレイン酸メチルエステル、パルミチン酸メチルエステルなどの脂肪酸メチルエステルを0.01〜2質量%、脂肪酸グリセリンエステルなどの非イオン活性剤を0.01〜1質量%、塩化カルシウム、塩化ナトリウム、塩化カリウム、硫酸ナトリウム、塩化アンモニウム、塩化マグネシウムなどの水溶性塩を0.01〜2質量%、安息香酸デナトリウム、8−アセチル化蔗糖、ブルシンなどの変性剤を微量含んだエタノール、プロピレングリコールやエチレングリコール、ブタンジオール、ヘキシレングリコール、2,2,4−トリメチル−1,3ペンタンジオール、ベンジルアルコールなどの溶剤を1〜20質量%、ケーソンCG等の抗菌剤を0.001〜0.1質量%、2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノールなどの酸化防止剤を0.001〜0.1質量%、パラフィン、流動パラフィンなどの炭化水素を0.01〜2.0質量%配合することができ、さらに、尿素、顔料、染料、セルロース誘導体、紫外線吸収剤、蛍光増白剤、香料などを配合することができる。
香料としては、脂肪族エーテル、芳香族エーテル等のエーテル類、脂肪族オキサイド、テルペン類のオキサイド等のオキサイド類、アセタール類、ケタール類、フェノール類、フエノールエーテル類、脂肪酸、テルペン系カルボン酸、水素化芳香族カルボン酸、芳香族カルボン酸等の酸類、酸アマイド類、ニトロムスク類、ニトリル、アミン、ピリジン類、キノリン類、ピロール、インドール等の含窒素化合物等々の合成香料及び動物、植物からの天然香料、天然香料及び/又は合成香料を含む調合香料の1種又は、2種以上を混合し使用することができる。例えば、1996年化学工業日報社刊印藤元一著「合成香料 化学と商品知識」、1969年MONTCLAIR,N.J.刊STEFFEN ARCTANDER著“Perfume and Flavor Chemicals”等に記載の香料が使用できる。以下に主な香料名を示す。オイゲノール、ゲラニオール、バクダノール、ジプロピレングリコール、リナロール、フェニルエチルアルコール、9−デセン−1−オール、シトロネロール、イソオイゲノール、セドロール、シス−3−ヘキセノール、ネロール、ターピネオール、ボルネオール、シス−3−ヘキセニルサリシレート、ジブチルヒドロキシトルエン、メチルアトラレート、メントール、テトラヒドロリナロール、ジメチルベンジルカルビノール、ゲラニルアセテート、シトロネリルアセテート、フェニルエチルアセテート、メチルジヒドロジャスモネート、ベンジルアセテート、リナリルアセテート、ターピニルアセテート、アセチルセドレン、p−tert−ブチルシクロヘキシルアセテート、2−tert−ブチルシクロヘキシルアセテート、メチルアンスラニレート、ヂメチルベンジルカービニルアセテート、ノナナール、デカナール、ウンデカナール、2−メチルウンデカナール、アニスアルデヒド、ヘリオトロピン、ヘキシルシンナミックアルデヒド、リリアール、リラール、バニリン、エチルバニリン、ムスコン、シクロヘキサデセノン、ムスクケトン、トナリド、ヨノン、メチルヨノン、イソ イー スーパー、β−メチルナフチルケトン、カシメラン、ダマスコン、リモネン、ピネン、ミルセン、カリオフィレン、シクロペンタデカノリド、γ−デカラクトン、γ−ウンデカラクトン、クマリン、ガラクソリド、アンブロキサン、セドリルメチルエーテル、ファレナール、インドール、ベンジルアルコール、ベンジルサリシレート、パラターシャリーブチルシクロヘキサノール、オルトターシャリーブチルシクロヘキサノール、シンナミックアルコール、フェノキシエタノール、ジヒドロリナロール、ミルセノール、ヘキサノール、ヘプタノール、オクタノール、ノナノール、デカノール、ウンデカノール、3−オクタノール、1−オクテン−3−オール、9−デセノール、トランスー2−シス−6−ノナジエノール、ファルネソール、ネロリドール、ビサボロール、パチュリアルコール、ベチベロール、p−ターシャリーブチルシクロヘキサノール、アンブリノール、1−(2−t−ブチルシクロヘキシルオキシ)−2−ブタノール、ジヒドロミルセノール、ジメトール、ジミルセトール、フェンチールアルコール、ヘキシルサリシレート、ヒドロトロピックアルコール、マイヨール、メチルサリシレート、ムゴール、ノピルアルコ−ル、ネロ−ル、オキシフェニロン、ラバンジュロール、サンダロア、サンデラ、サンタレックス、ブラマノール、ポリサントール、エバノール、ジメチルベンジルカルビノール、テトラヒドロムゴール、テトラヒドロゲラニオール、チモール、カルバクロール、アリルアミルグリコレート、アリルシクロヘキサンプロピオネート、アミルバレリアネート、アミルサリシレート、イソアミルアセテート、イソアミルサリシレート、アセチルユゲノール、ベンジルサリシレート、ベルガミールアセテート、ボルニルアセテート、ブチルブチレート、ベンジルフォーメート、セドリルアセテート、シトロネリルフォーメート、シクラセット、シクラプロップ、シンナミルアセテート、フルテート、フェニルエチルフェニルアセテート、ゲラニルフォーメート、シス−3−ヘキセニールアセテート、ヘキシルサリシレート、イソボルニルアセテート、イソノニルアセテート、ジャスマール、メンチルアセテート、メチルサリシレート、ノピルアセテ−ト、ネリルアセテ−ト、メチルフェニルアセテ−ト、ネオベルガメート、エチル−2−メチルペンタノエート、スチラリールアセテート、スチラリールプロピオネート、テトラヒドロリナリールアセテート、テトラヒドロゲラニールアセテート、ベルドックス、シス−3−ヘキセナール、トランスー2−ヘキセナール、ヘヘプタナール、オクタナール、アドキサール、アミルシンナミックアルデヒド、ベンツアルデヒド、シンナミックアルデヒド、シトラール、シトラサール、シトロネラール、シクラメンアルデヒド、p−エチル−2,2−ジメチルヒドロシンナムアルデヒド、3−(p−t−ブチルフェニル)−プロピルアルデヒド、クミンアルデヒド、デュピカール、ヘリオナール、ヒヤシンスアルデヒド、ヒドロキシシトロネラール、イソシクロシトラール、リグストラール、ミューゲアルデヒド、ミラックアルデヒド、トリプラール、4−トリシクロデシリデンブタナール、トリメチルシクロヘキセンメチルブタナール、サフラナール、ペリラアルデヒド、α−メチレンシトロネラール、ウンデシレンアルデヒド、ジメチルオクタナール、トリメチルウンデセナール、トランス−2−ノネナール、アセトフェノン、カルボン、セレストリッド、シスジャスモン、キャロン、ジヒドロジャスモン、ジフェニルオキサイド、コアボン、メチルラベンダーケトン、シベトン、シクロペンタデカノン、オキサヘキサデセン−2−オン、オリボン、オキシフェニロン、トラセオライド、アセチルセドレン、メチルラベンダーケトン、イソシクレモン、イロン、α−ダイナスコン、イソダマスコン、ダマセノン、ネロン、3,3−ジメチルシクロヘキシルメチルケトン、p−ターシャリル−ブチルシクロヘキサノン、シクロテン、トリメチルシクロペンタノン、ヘキシルシクロペンタノン、マルトール、エチルマルトール、ソトロン、2,5−ジメチルー4−ヒドロキシー3(2H)−フラノン、テルピネン、フェランドレン、p−サイメン、ファルネセン、3−カレン、テルピノーレン、カンフェン、サビネン、ビサボレン、セドレン、グアイエン、ジフェニル、ジフェニルメタン、アンブレットリッド、n−ブチルフタリド、プロピリデンフタリド、ブチリデンフタリド、δ−ヘキサラクトン、δ−オクタラクトン、δ−ノナラクトン、δ−2−デセノラクトン、δ−ウンデカラクトン、δ−ドデカラクトン、δ−テトラデカラクトン、ラクトスカトン、γ−ヘキサラクトン、γ−オクタラクトン、γ−ノナラクトン、ウイスキーラクトン、アンゲリカラクトン、γ−ドデカラクトン、γ−ジャスモラクトン、ジャスミンラクトン、シスジャスモンラクトン、シクロヘキシルラクトン、ε−デカラクトン、ε−ドデカラクトン、エチレンドデカンジオエート、シクロヘキサデカノリド、10−オキサヘキサデカノリド、11−キサヘキサデカノリド、12−オキサヘキサデカノリド、エチレンブラシレ−ト、14−メチル−ヘキサデセノリド、14−メチル−ヘキサデカノリド、オシメンエポキシド、パラクレジールメチルエーテル、ローズオキサイド、シンナミルニトリル、クミニルニトリル、キノリン、イソキノリン、p−メチルキノリン、6−イソプロピルキノリン、イソブチルキノリン、ヤラヤラ、酢酸、ヘプタン酸、オクタン酸、デカン酸、ゲラン酸、ウンデシレン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、安息香酸、フェニル酢酸、桂皮酸、ヒドロケイ皮酸、バニリン酸、アニス油、ベイ油、ボアドローズ油、カナンガ油、カルダモン油、カシア油、シダーウッド油、オレンジ油、マンダリン油、タンジェリン油、バジル油、ナツメグ油、シトロネラ油、クローブ油、コリアンダー油、エレミ油、ユーカリ油、フェンネル油、ガルバナム油、ゼラニウム油、ヒバ油、桧油、ジャスミン油、ラバンジン油、ラベンダー油、レモン油、レモングラス油、ライム油、ネロリ油、オークモス油、オコチア油、パチュリ油、ペパーミント油、ペリラ油、プチグレン油、パイン油、ローズ油、ローズマリー油、しょう脳油、芳油、クラリーセージ油、サンダルウッド油、スペアミント油、スパイクラベンダー油、スターアニス油、タイム油、トンカ豆チンキ、テレピン油、ワニラ豆チンキ、ベチバー油、イランイラン油、グレープフルーツ油、ゆず油、ベンゾイン、ペルーバルサム、トルーバルサム、チュベローズ油、ムスクチンキ、カストリウムチンキ、シベットチンキ、アンバーグリスチンキ。又、香料の溶剤又は、保留剤としてジエチルフタレート、ベンジルベンゾエート、イソプロピールミリステート、ハーコリン、イソペンタン、オレンジテルペン、等を使用する事が出来る。なお、香料は実施例の香料に限定されない。
さらに、本発明の第2の態様における他の成分について説明する。
本発明で用いる(C)成分は、スルホン酸基またはその塩を有する赤色色素、青色色素、黄色色素、紫色色素から選ばれる1種または2種類上の色素である。スルホン酸基が塩を形成している場合、塩は例えばナトリウム塩(−SO3Na)であってよい。色素としては、直接染料、酸性染料、反応染料などを使用することができるが、これらに限られない。
本発明に使用可能な色素の具体例として、以下のものが挙げられる。
赤色色素:
C.I.Acid Red 18 C.I.Acid Red 27 C.I.Acid Red 52C.I.Acid Red 82 C.I.Acid Red 114 C.I.Acid Red 138C.I.Acid Red 186C.I.Direct Red 2 C.I.Direct Red 23 C.I.Direct Red 31C.I.Direct Red 79 C.I.Direct Red 81C.I.Reactive Red 6 C.I.Reactive Red 17
青色色素:
C.I.Acid Blue 9 C.I.Acid Blue 40 C.I.Acid Blue 45C.I.Acid Blue 62 C.I.Acid Blue 74 C.I.Acid Blue 113C.I.Acid Blue 127C.I.Direct Blue 1 C.I.Direct Blue 15 C.I.Direct Blue 71C.I.Direct Blue 78 C.I.Direct Blue 86 C.I.Direct Blue 106C.I.Direct Blue 168C.I.Reactive Blue 4 C.I.Reactive Blue 19 C.I.Reactive Blue 83C.I.Reactive Blue 231
黄色色素
C.I.Acid Yellow 1 C.I.Acid Yellow 7 C.I.Acid Yellow 23C.I.Acid Yellow 141C.I.Direct Yellow 12 C.I.Direct Yellow 44C.I.Direct Yellow 50C.I.Reactive Yellow 3 C.I.Reactive Yellow 17
紫色色素
C.I.Acid Violet 7 C.I.Acid Violet 9 C.I.Acid Violet 43C.I.Acid Violet 49 C.I.Acid Violet 97 C.I.Acid Violet 106C.I.Direct Violet 48C.I.Reactive Violet 2 C.I.Reactive Violet 4
(C)成分の配合量は、所望の液体柔軟剤組成物の色調に応じて、適宜決定することができる。液体柔軟剤組成物の色調を、外観上好ましい範囲内のものとするとの観点から、本発明の液体柔軟剤組成物中、液体柔軟剤組成物全体の質量を基準として、0.1〜100ppmとするのが望ましく、好ましくは1〜50ppm、さらに好ましくは2〜40ppm配合する。
本発明で用いる(D)成分は、金属キレート剤及び/または酸化防止剤である。本発明に使用しうる金属キレート剤の例としては、エチレンジアミン四酢酸塩、ジエチレントリアミン五酢酸塩などに代表されるアミノカルボン酸類、トリポリリン酸塩、ピロリン酸塩に代表される無機リン化合物、1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸塩や下記一般式 (IV)〜(VII)で示される化合物に代表されるポリホスホン酸類、フィチン酸に代表される有機リン酸類が挙げられる。これらのうち、1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸塩が特に好ましい。また、金属キレート剤を液体柔軟剤組成物に配合する場合、遊離の酸として配合してもよく、塩として配合してもよい。
Figure 2006207112
また、酸化防止剤の例としては、2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール、ブチル化ヒドロキシアニソール、2,6−ジーtert−ブチル4−エチルフェノール等の酸化防止剤が挙げられ、中でも2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノールが好ましい。金属キレート剤と酸化防止剤とを併用する場合、その比率は質量比で1/99〜50/50であるのが望ましく、好ましくは5/95〜35/65、特に好ましくは5/95〜20/80である。(D)成分の配合量は、液体柔軟剤組成物が増粘などを生ずることなく、経時的に安定なものとするとの観点、及び十分な色素の退色抑制効果を得るという観点から、本発明の液体柔軟剤組成物中、液体柔軟剤組成物全体の質量を基準として、1〜500ppmとするのが望ましく、好ましくは10〜500ppm、さらに好ましくは50〜400ppm配合する。
本発明の液体柔軟剤組成物のpHは、(a−1)〜(a−3)成分に含まれるエステル結合が切断され、加水分解が進行するのを抑制するため、2〜5の範囲内とするのが望ましく、好ましくは2〜4.5の範囲内とする。本発明の液体柔軟剤組成物のpHを調整するために配合する酸としては、塩酸、硫酸、硝酸、リン酸等の無機塩や、酢酸、乳酸、グリコール酸、クエン酸、マレイン酸などの炭素数6以下の有機酸等を使用することができ、中でも塩酸、硫酸が好ましい。また、液体柔軟剤組成物のpHの調整を目的として、必要に応じて水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどのアルカリ化合物を用いても良い。
本発明の液体柔軟剤組成物には、柔軟処理した合成繊維に適当なハリを付与し、さらにはアイロンのすべり性を改善することなどを目的として、ジメチルポリシロキサンおよび/または部分的にアミノ基、カルボキシル基またはポリオキシエチレン基で変性されたジメチルポリシロキサン等のシリコーン化合物を配合することができる。これらのシリコーン化合物を配合する場合、その配合量は、液体柔軟剤組成物全体の質量を基準として、0.1〜10質量%とすることができ、好ましくは0.3〜5質量%、特に好ましくは0.5〜3質量%である。
さらに、本発明の液体柔軟剤組成物には、その他の任意成分として、通常柔軟剤組成物に配合される公知の成分を、本発明の効果を妨げない範囲で配合することができる。このような任意成分として、例えば、液体柔軟剤組成物全体の質量を基準として、ジ長鎖アルキルジメチル第4級アンモニウム塩、モノ長鎖アルキルトリメチル第4級アンモニウム塩を0.1〜2質量%、N,N,Nトリアシロイルオキシエチルアミンを0.05〜4.5質量%、N,NジアシロイルオキシエチルーN−ヒドロキシエチルアミンを0.03〜2質量%、N−アシロイルオキシエチルーN,N−ジヒドロキシエチルアミンを0.03〜1質量%、トリエタノールアミン、メチルジエタノールアミンなどの3級アミン、その中和物及びその4級化物を0.05〜10質量%、ステアリン酸、オレイン酸、パルミチン酸などの高級脂肪酸を0.01〜0.5質量%、ステアリルアルコール、パルミチルアルコール、オレイルアルコールなどの高級アルコールを0.01〜3質量%、ステアリン酸メチルエステル、オレイン酸メチルエステル、パルミチン酸メチルエステルなどの脂肪酸メチルエステルを0.01〜2質量%、脂肪酸グリセリンエステル、ポリオキシエチレン(5〜100モル)直鎖アルキル又はアルケニル(C12〜C24:直鎖)エーテルなどの非イオン活性剤を0.01〜10質量%、塩化カルシウム、塩化ナトリウム、塩化カリウム、硫酸ナトリウム、塩化アンモニウム、塩化マグネシウムなどの水溶性塩を0.01〜2質量%、安息香酸デナトリウム、8−アセチル化蔗糖、ブルシンなどの変性剤を微量含んだエタノール、プロピレングリコールやエチレングリコール、ブタンジオール、ヘキシレングリコール、2,2,4−トリメチル−1,3ペンタンジオール、ベンジルアルコールなどの溶剤を1〜20質量%、ケーソンCGなどの抗菌剤を0.001〜0.1質量%、パラフィン、流動パラフィンなどの炭化水素0.01〜2質量%配合することができ、さらに、尿素、セルロース誘導体、紫外線吸収剤、蛍光増白剤、香料などを配合することができる。
香料としては、脂肪族エーテル、芳香族エーテル等のエーテル類、脂肪族オキサイド、テルペン類のオキサイド等のオキサイド類、アセタール類、ケタール類、フェノール類、フエノールエーテル類、脂肪酸、テルペン系カルボン酸、水素化芳香族カルボン酸、芳香族カルボン酸等の酸類、酸アマイド類、ニトロムスク類、ニトリル、アミン、ピリジン類、キノリン類、ピロール、インドール等の含窒素化合物等々の合成香料及び動物、植物からの天然香料、天然香料及び/又は合成香料を含む調合香料の1種又は、2種以上を混合し使用することができる。例えば、1996年化学工業日報社刊印藤元一著「合成香料 化学と商品知識」、1969年MONTCLAIR,N.J.刊STEFFEN ARCTANDER著“Perfume and Flavor Chemicals”等に記載の香料が使用できる。以下に主な香料名を示す。オイゲノール、ゲラニオール、バクダノール、ジプロピレングリコール、リナロール、フェニルエチルアルコール、9−デセン−1−オール、シトロネロール、イソオイゲノール、セドロール、シス−3−ヘキセノール、ネロール、ターピネオール、ボルネオール、シス−3−ヘキセニルサリシレート、ジブチルヒドロキシトルエン、メチルアトラレート、メントール、テトラヒドロリナロール、ジメチルベンジルカルビノール、ゲラニルアセテート、シトロネリルアセテート、フェニルエチルアセテート、メチルジヒドロジャスモネート、ベンジルアセテート、リナリルアセテート、ターピニルアセテート、アセチルセドレン、p−tert−ブチルシクロヘキシルアセテート、2−tert−ブチルシクロヘキシルアセテート、メチルアンスラニレート、ヂメチルベンジルカービニルアセテート、ノナナール、デカナール、ウンデカナール、2−メチルウンデカナール、アニスアルデヒド、ヘリオトロピン、ヘキシルシンナミックアルデヒド、リリアール、リラール、バニリン、エチルバニリン、ムスコン、シクロヘキサデセノン、ムスクケトン、トナリド、ヨノン、メチルヨノン、イソ イー スーパー、β−メチルナフチルケトン、カシメラン、ダマスコン、リモネン、ピネン、ミルセン、カリオフィレン、シクロペンタデカノリド、γ−デカラクトン、γ−ウンデカラクトン、クマリン、ガラクソリド、アンブロキサン、セドリルメチルエーテル、ファレナール、インドール、ベンジルアルコール、ベンジルサリシレート、パラターシャリーブチルシクロヘキサノール、オルトターシャリーブチルシクロヘキサノール、シンナミックアルコール、フェノキシエタノール、ジヒドロリナロール、ミルセノール、ヘキサノール、ヘプタノール、オクタノール、ノナノール、デカノール、ウンデカノール、3−オクタノール、1−オクテンー3−オール、9−デセノール、トランスー2−シスー6−ノナジエノール、ファルネソール、ネロリドール、ビサボロール、パチュリアルコール、ベチベロール、p−ターシャリーブチルシクロヘキサノール、アンブリノール、1−(2−t−ブチルシクロヘキシルオキシ)−2−ブタノール、ジヒドロミルセノール、ジメトール、ジミルセトール、フェンチールアルコール、ヘキシルサリシレート、ヒドロトロピックアルコール、マイヨール、メチルサリシレート、ムゴール、ノピルアルコ−ル、ネロ−ル、オキシフェニロン、ラバンジュロール、サンダロア、サンデラ、サンタレックス、ブラマノール、ポリサントール、エバノール、ジメチルベンジルカルビノール、テトラヒドロムゴール、テトラヒドロゲラニオール、チモール、カルバクロール、アリルアミルグリコレート、アリルシクロヘキサンプロピオネート、アミルバレリアネート、アミルサリシレート、イソアミルアセテート、イソアミルサリシレート、アセチルユゲノール、ベンジルサリシレート、ベルガミールアセテート、ボルニルアセテート、ブチルブチレート、ベンジルフォーメート、セドリルアセテート、シトロネリルフォーメート、シクラセット、シクラプロップ、シンナミルアセテート、フルテート、フェニルエチルフェニルアセテート、ゲラニルフォーメート、シス−3−ヘキセニールアセテート、ヘキシルサリシレート、イソボルニルアセテート、イソノニルアセテート、ジャスマール、メンチルアセテート、メチルサリシレート、ノピルアセテ−ト、ネリルアセテ−ト、メチルフェニルアセテ−ト、ネオベルガメート、エチルー2−メチルペンタノエート、スチラリールアセテート、スチラリールプロピオネート、テトラヒドロリナリールアセテート、テトラヒドロゲラニールアセテート、ベルドックス、シスー3−ヘキセナール、トランスー2−ヘキセナール、ヘヘプタナール、オクタナール、アドキサール、アミルシンナミックアルデヒド、ベンツアルデヒド、シンナミックアルデヒド、シトラール、シトラサール、シトロネラール、シクラメンアルデヒド、p−エチルー2,2−ジメチルヒドロシンナムアルデヒド、3−(p−t−ブチルフェニル)−プロピルアルデヒド、クミンアルデヒド、デュピカール、ヘリオナール、ヒヤシンスアルデヒド、ヒドロキシシトロネラール、イソシクロシトラール、リグストラール、ミューゲアルデヒド、ミラックアルデヒド、トリプラール、4−トリシクロデシリデンブタナール、トリメチルシクロヘキセンメチルブタナール、サフラナール、ペリラアルデヒド、α−メチレンシトロネラール、ウンデシレンアルデヒド、ジメチルオクタナール、トリメチルウンデセナール、トランスー2−ノネナール、アセトフェノン、カルボン、セレストリッド、シスジャスモン、キャロン、ジヒドロジャスモン、ジフェニルオキサイド、コアボン、メチルラベンダーケトン、シベトン、シクロペンタデカノン、オキサヘキサデセン−2−オン、オリボン、オキシフェニロン、トラセオライド、アセチルセドレン、メチルラベンダーケトン、イソシクレモン、イロン、α−ダイナスコン、イソダマスコン、ダマセノン、ネロン、3,3−ジメチルシクロヘキシルメチルケトン、p−ターシャリルーブチルシクロヘキサノン、シクロテン、トリメチルシクロペンタノン、ヘキシルシクロペンタノン、マルトール、エチルマルトール、ソトロン、2,5−ジメチルー4−ヒドロキシー3(2H)−フラノン、テルピネン、フェランドレン、p−サイメン、ファルネセン、3−カレン、テルピノーレン、カンフェン、サビネン、ビサボレン、セドレン、グアイエン、ジフェニル、ジフェニルメタン、アンブレットリッド、n−ブチルフタリド、プロピリデンフタリド、ブチリデンフタリド、δ−ヘキサラクトン、δ−オクタラクトン、δ−ノナラクトン、δ−2−デセノラクトン、δ−ウンデカラクトン、δ−ドデカラクトン、δ−テトラデカラクトン、ラクトスカトン、γ−ヘキサラクトン、γ−オクタラクトン、γ−ノナラクトン、ウイスキ−ラクトン、アンゲリカラクトン、γ−ドデカラクトン、γ−ジャスモラクトン、ジャスミンラクトン、シスジャスモンラクトン、シクロヘキシルラクトン、ε−デカラクトン、ε−ドデカラクトン、エチレンドデカンジオエート、シクロヘキサデカノリド、10−オキサヘキサデカノリド、11−キサヘキサデカノリド、12−オキサヘキサデカノリド、エチレンブラシレ−ト、14−メチル−ヘキサデセノリド、14−メチル−ヘキサデカノリド、オシメンエポキシド、パラクレジールメチルエーテル、ローズオキサイド、シンナミルニトリル、クミニルニトリル、キノリン、イソキノリン、p−メチルキノリン、6−イソプロピルキノリン、イソブチルキノリン、ヤラヤラ、酢酸、ヘプタン酸、オクタン酸、デカン酸、ゲラン酸、ウンデシレン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、安息香酸、フェニル酢酸、桂皮酸、ヒドロケイ皮酸、バニリン酸、アニス油、ベイ油、ボアドローズ油、カナンガ油、カルダモン油、カシア油、シダーウッド油、オレンジ油、マンダリン油、タンジェリン油、バジル油、ナツメグ油、シトロネラ油、クローブ油、コリアンダー油、エレミ油、ユーカリ油、フェンネル油、ガルバナム油、ゼラニウム油、ヒバ油、桧油、ジャスミン油、ラバンジン油、ラベンダー油、レモン油、レモングラス油、ライム油、ネロリ油、オークモス油、オコチア油、パチュリ油、ペパーミント油、ペリラ油、プチグレン油、パイン油、ローズ油、ローズマリー油、しょう脳油、芳油、クラリーセージ油、サンダルウッド油、スペアミント油、スパイクラベンダー油、スターアニス油、タイム油、トンカ豆チンキ、テレピン油、ワニラ豆チンキ、ベチバー油、イランイラン油、グレープフルーツ油、ゆず油、ベンゾイン、ペルーバルサム、トルーバルサム、チュベローズ油、ムスクチンキ、カストリウムチンキ、シベットチンキ、アンバーグリスチンキ。又、香料の溶剤又は、保留剤としてジエチルフタレート、ベンジルベンゾエート、イソプロピールミリステート、ハーコリン、イソペンタン、オレンジテルペン、等を使用する事が出来る。なお、香料は実施例の香料に限定されない。
本発明の組成物の調製方法については、特に制限はなく、種々の方法を用いることができるが、特に特開平2−68137号公報に記載されている方法が好ましい。すなわち、第4級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤を含む油相に水相の一部を添加するか、あるいは水相の一部に該油相を添加して、カチオン界面活性剤の液晶相を形成させ、次いで該液晶相と残りの水相を混合して液晶相を転相させる方法により、本発明の組成物を調製することができる。
以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
実施例1−1〜1−7及び比較例1−1〜1−4
これらの実施例及び比較例は、本発明の第1の態様に関するものである。
(1)柔軟性能の評価方法
市販のアクリル布を市販衣料用洗剤「スーパートップ」(商品名、ライオン株式会社製)により電気洗濯機を用いて40℃で2回繰り返し洗濯後、常温の水道水で充分すすぎ、試験布とした。次に、30℃の水道水30リットルに対して、(a−1)+(a−2)+(a−3)成分が1gになるように、表1−5及び表1−6に示した配合組成物を加えて均一に分散させた。この溶液中に浴比30倍で各試験布を浸して3分間処理した後、1分間脱水した。この様に処理した布を風乾した後、20℃、45%RHの条件で24時間放置した。これらの布についての柔軟性能の評価は、ライオンアクゾ株式会社製のアーカード2HT−75を13質量%、塩化カルシウムを0.5質量%配合した混合物を同条件で処理した布を対照にして一対比較を行ない、次の基準で評価した。
◎:対照よりも柔らかい。
○:対照よりもやや柔らかい。
△:対照と同じ
×:対照の方が柔らかい。
(2)凍結復元安定性の評価方法
凍結復元安定性の評価として、100ミリリットルのガラス瓶の容器に同量試料を加え、−15℃で40時間凍結、25℃で8時間の復元を1サイクルとし、その6サイクル後の試料の粘度変化、および分離、析出物の有無を、次の基準で評価した。
◎:6サイクル後も粘度の変化がほとんどなく、分離や析出物がない。
○:5サイクルまで粘度が変化したり、分離または析出物ない。
△:4サイクルまで粘度が変化したり、分離または析出物ない。
×:3サイクル後に粘度が変化したり、分離または析出物が見られる。
(3)実施例1−1〜1−7及び比較例1−1〜1−4
以下の表1−1〜表1−4に示した(a−1)〜(a−3)成分及び(B)成分を用い、表1−5及び1−6に示した配合により液体柔軟剤組成物を調製して、柔軟性能と凍結復元安定性を評価し、その結果を表1−5に示した。
















Figure 2006207112
*I−1〜I−5のR1〜R3は、2種又は3種以上の脂肪酸残基の混合物である。
*CxFyは脂肪酸残基を表し、xは炭素数、yは二重結合の数をそれぞれ意味する。
Figure 2006207112
*II−1〜II−5のR5〜R6は、2種又は3種以上の脂肪酸残基の混合物である。








Figure 2006207112
*III-1〜III-5のR7は、2種又は3種以上の脂肪酸残基の混合物である。
Figure 2006207112
*B−1:協和発酵株式会社製のオキソコールC13に、エチレンオキシドを付加したもの。
*B−2:協和発酵株式会社社製のトリデカノールに、エチレンオキシドを付加したもの。
*B−3:株式会社日本触媒社製の、ソフタノール300。
*B−4:日光ケミカルズ株式会社社製のもの。













Figure 2006207112
*()内の数値は液体柔軟剤組成物全体の質量を基準とした配合量(質量%)である。
*pHは塩酸及び水酸化ナトリウムを用いて調整した。
Figure 2006207112









Figure 2006207112
Figure 2006207112











Figure 2006207112
Figure 2006207112
*ジメチルシリコーン:(BY22−029)東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社製。
*イソチアゾロン液:5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、マグネシウム塩、水の混合液
香料:表1−7の組成で配合したもの。





Figure 2006207112




Figure 2006207112
*配合量は香料全体の質量を基準とした量である。
結果から、本発明の液体柔軟剤組成物が、合成繊維に対して優れた柔軟性を付与するとともに、凍結復元時の分散安定性の点でも優れていることが明らかである。
実施例2−1〜2−6及び比較例2−1〜2−3
これらの実施例及び比較例は、本発明の第2の態様に関するものである。
(1)柔軟性能の評価方法
市販のアクリル布を市販衣料用洗剤「スーパートップ」(商品名、ライオン株式会社製)により電気洗濯機を用いて40℃で2回繰り返し洗濯後、常温の水道水で充分すすぎ、試験布とした。次に、30℃の水道水30リットルに対して、(a−1)+(a−2)+(a−3)成分が1gになるように、表2−6及び表2−7に示した配合組成物を加えて均一に分散させた。この溶液中に浴比30倍で各試験布を浸して3分間処理した後、1分間脱水した。この様に処理した布を風乾した後、20℃、45%RHの条件で24時間放置した。これらの布についての柔軟性能の評価は、ライオンアクゾ株式会社製のアーカード2HT−75を13質量%、塩化カルシウムを0.5質量%配合した混合物を同条件で処理した布を対照にして一対比較を行ない、次の基準で評価した。
◎:対照よりも柔らかい。
○:対照よりもやや柔らかい。
△:対照と同じ
×:対照の方が柔らかい。
(2)色調安定性の評価方法
色調安定性の評価として100ミリリットルのガラス瓶の容器に同量試料を加え、50℃で一ヶ月間保存し、試料の色調の変化を評価した。
◎:色調の変化がほとんどない。
○:色調がわずかに変化した。
×:色調が著しく変化した。
(3)実施例2−1〜2−6及び比較例2−1〜2−3
以下の表2−1〜表2−5に示した(a−1)〜(a−3)成分、(C)成分及び(D)成分を用い、表2−6及び表2−7に示した配合により液体柔軟剤組成物を調製して、柔軟性能と色調安定性を評価し、その結果を表2−6に示した。
Figure 2006207112
*α−1〜α−5のR1〜R3は、2種又は3種以上の脂肪酸残基の混合物である。
*CxFyは脂肪酸残基を表し、xは炭素数、yは二重結合の数をそれぞれ意味する。

















Figure 2006207112
*β−1〜β−5のR5〜R6は、2種又は3種以上の脂肪酸残基の混合物である。
Figure 2006207112
*γ−1〜γ−5のR7は、2種又は3種以上の脂肪酸残基の混合物である。









表2−4
(C)成分
記号 色素 混合比率(質量比)
C−1 C.I.Acid Red 52
C−2 C.I.Acid Red 138
C−3 C.I.Acid Blue 9
C−4 C.I.Direct Blue 86 / C.I.Acid Yellow 23 50/50
C−5 C.I.Reactive Blue 231 / C.I.Acid Yellow 141 50/50
C−6 C.I.Basic Blue 24
表2−5
(D)成分
記号 金属キレート剤 酸化防止剤 混合比率(質量比)
D−1 d−1
D−2 d−1 d−3 10/90
D−3 d−1 d−3 20/80
D−4 d−2 d−4 30/70
*金属キレート剤:
d−1:1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸
d−2:エチレンジアミン四酢酸ナトリウム
*酸化防止剤:
d−3:2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール
d−4:2,6−ジ−tert−ブチル−4−エチルフェノール
表2−6
評価結果
実施例2−1 実施例2−2 実施例2−3
(a−1)成分 α−1 α−2 α−3
(2.4) (2.4) (0.5)
(a−2)成分 β−1 β−2 β−3
(8.6) (7.0) (3.6)
(a−3)成分 γ−1 γ−2 γ−3
(4.0) (2.6) (1.9)
(a-1)/(a-2)/(a-3) 16/57/27 20/58/22 8/60/32
(A)成分 (15.0) (12.0) (6.0)
(C)成分 C−1 C−2 C−1
(0.001) (0.001) (0.0005)
(D)成分 D−2 D−2 D−1
(0.025) (0.025) (0.015)
pH 3.0 3.0 2.5
柔軟性能 ◎ ◎ ◎
色調安定性 ◎ ◎ ○
*()内の数値は液体柔軟剤組成物全体の質量を基準とした配合量(質量%)である。
*pHは塩酸及び水酸化ナトリウムを用いて調整した。




表2−6(続き)
評価結果(続き)
実施例2−4 実施例2−5 実施例2−6
(a−1)成分 α−4 α−5 α−4
(7.2) (2.2) (2.4)
(a−2)成分 β−4 β−3 β−5
(16.5) (13.8) (10.9)
(a−3)成分 γ−4 γ−5 γ−4
(6.3) (4.0) (2.7)
(a-1)/(a-2)/(a-3) 24/55/21 11/69/20 15/68/17
(A)成分 (30.0) (20.0) (16.0)
(C)成分 C−4 C−5 C−3
(0.001) (0.001) (0.001)
(D)成分 D−2 D−3 D−4
(0.035) (0.03) (0.025)
pH 3.0 3.0 2.5
柔軟性能 ◎ ○ ○
色調安定性 ◎ ◎ ○
表2−6(続き)
評価結果(続き)
比較例2−1 比較例2−2 比較例2−3
(a−1)成分 α−4 α−1 α−1
(1.5) (8.0) (2.4)
(a−2)成分 β−4 − β−1
(1.5) − (8.6)
(a−3)成分 γ−4 γ−1 γ−1
(12.0) (8.0) (4.0)
(a-1)/(a-2)/(a-3) 10/10/80 50/0/50 16/57/27
(A)成分 (15.0) (16.0) (15.0)
(C)成分 C−2 C−2 C−6
(0.001) (0.001) (0.001)
(D)成分 − D−1 D−4
− (0.02) (0.015)
pH 3.0 3.0 3.0
柔軟性能 × × ◎
色調安定性 × ○ ×











表2−7
任意成分及び共通成分の組成
実施例2−1〜2−3、 実施例2−4
2−5〜2−6及び
比較例2−1〜2−3
非イオン活性剤 1質量% 6質量%
エチレングリコール 10質量% 4質量%
塩化カルシウム 0.5質量% 1質量%
へキシレングリコール − 3質量%
2,2,4−トリメチル − 5質量%
−1,3ペンタンジオール
ブルシン変成エタノール 4質量%
ジメチルシリコーン 0.5質量%
イソチアゾロン液 0.015質量%
香料 1.0質量%
水 バランス量
*非イオン活性剤:協和発酵株式会社製のオキソコールC13に、エチレンオキシドを平均で40モル付加した、アルコールエトキシレート。
*ジメチルシリコーン:(BY22−029)東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社製。
*イソチアゾロン液:5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、マグネシウム塩、水の混合液
香料:表2−8の組成で配合したもの。
表2−8
香料組成
成分 配合量(質量%)
オイゲノール 0.5
ゲラニオール 1.0
バクダノール 2.0
ジプロピレングリコール 3.0
リナロール 3.0
フェニルエチルアルコール 5.0
9−デセン1−オール 0.1
シトロネロール 2.0
イソオイゲノール 0.1
セドロール 0.4
シスー3−ヘキセノール 3.0
ネロール 1.0
ターピネオール 3.0
ボルネオール 0.2
シスー3−ヘキセニルサリシレート 3.0
ジブチルヒドロキシトルエン 0.5
メチルアトラレート 0.1
メントール 0.3
ノナナール 0.2
デカナール 0.2
ウンデカナール 0.2
2−メチルウンデカナール 0.1
アニスアルデヒド 2.0
ヘリオトロピン 1.0
ヘキシルシンナミックアルデヒド 2.0
リリアール 4.0
リラール 2.0
バニリン 0.1
エチルバニリン 0.1
ムスコン 0.1
シクロヘキサデセノン 1.0
ムスクケトン 0.5
トナリド 5.0
ヨノン 0.2
メチルヨノン 3.0
イソイースパー 6.0
β−メチルナフチルケトン 0.1
カシメラン 0.2
ダマスコン 0.3
ゲラニルアセテート 0.2
シトロネリルアセテート 0.5
フェニルエチルアセテート 1.0
メチルジヒドロジャスモネート 5.0
ベンジルアセテート 4.0
リナリルアセテート 2.0
ターピニルアセテート 2.0
アセチルセドレン 2.0
p−tert−ブチルシクロヘキシルアセテート 2.0
2−tert−ブチルシクロへキシルアセテート 0.3
メチルアンスラニレート 0.2
ジメチルベンジルカービニールアセテート 2.0
リモネン 6.0
ピネン 2.0
ミルセン 1.0
カリオフィレン 1.0
シクロペンタデカノリド 1.0
γ−デカラクトン 0.1
γ−ウンデカラクトン 0.2
クマリン 1.0
ガラクソリド 6.0
オレンジ油 2.0
アンプロキサン 0.3
ファレナール 0.2
ゲラニルニトリル 0.3
ラバンディン油 1.0
インドール 0.2
*配合量は香料全体の質量を基準とした量である。
結果から、本発明の液体柔軟剤組成物が、合成繊維に対して優れた柔軟性を付与するとともに、色調安定性の点でも優れていることが明らかである。

Claims (2)

  1. (A)下記の(a−1)、(a−2)及び(a−3)成分からなる第4級アンモニウム塩の混合物であって、該混合物全体の質量を基準として、5〜30質量%の(a−1)成分、35〜70質量%の(a−2)成分、及び10〜45質量%の(a−3)成分からなる、第4級アンモニウム塩の混合物、及び、(B)炭素数が8〜20の分岐アルキル基または分岐アルケニル基を有する一級アルコールに、アルキレンオキシドを平均で10〜100モル付加した、非イオン活性剤、を含有する、液体柔軟剤組成物。
    (a−1)成分: 分子内に3つの長鎖アルキルまたはアルケニル基を有し、次の一般式(I):
    Figure 2006207112
    で表わされる第4級アンモニウム塩。
    (a−2)成分: 分子内に2つの長鎖アルキルまたはアルケニル基を有し、次の一般式(II):
    Figure 2006207112
    で表わされる第4級アンモニウム塩。
    (a−3)成分: 分子内に1つの長鎖アルキルまたはアルケニル基を有し、次の一般式(III):
    Figure 2006207112
    で表わされる第4級アンモニウム塩。
    (式(I)〜(III)中、R1〜R3及びR5〜R7は、それぞれ炭素数10〜24の直鎖または分岐の飽和または不飽和炭化水素基を表し、それらは互いに同一であっても異なっていてもよく、R4は炭素数1〜4のアルキル基またはヒドロキシアルキル基を表わし、nは2〜4の整数、mは0〜3の整数、pは2〜4の整数であり、各n、m及びpは、それぞれ互いに同一であっても異なっていてもよい。X-は柔軟剤適合アニオンである。)
  2. 請求項1に記載されている(A)成分、(C)スルホン酸基またはその塩を有する赤色色素、青色色素、黄色色素、紫色色素から選ばれる1種または2種類上の色素、及び、(D)金属キレート剤及び/または酸化防止剤、を含有する、液体柔軟剤組成物。
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