JP2006206847A - ポリオキシアルキレンポリアミン組成物 - Google Patents
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Abstract
【課題】 着色が少ないポリオキシアルキレンアミン組成物を提供する。
【解決手段】 下記式(1)を満足することを特徴とする一般式(2)で示される特定のポリオキシアルキレンポリアミン組成物(A)。 C/TAmV ≦ 1.0 (1)
[式中、Cは(A)の10重量%水溶液のハーゼン単位色数、TAmVは(A)の全アミン価であって、測定されたTAmVが100以下または200以上の場合の関係式(1)におけるTAmVとしては、それぞれ100または200を使用する。]
【選択図】なし
【解決手段】 下記式(1)を満足することを特徴とする一般式(2)で示される特定のポリオキシアルキレンポリアミン組成物(A)。 C/TAmV ≦ 1.0 (1)
[式中、Cは(A)の10重量%水溶液のハーゼン単位色数、TAmVは(A)の全アミン価であって、測定されたTAmVが100以下または200以上の場合の関係式(1)におけるTAmVとしては、それぞれ100または200を使用する。]
【選択図】なし
Description
本発明はポリオキシアルキレンポリアミン組成物に関する。詳しくは、着色が少ないポリオキシアルキレンポリアミン組成物に関する。
ポリオキシアルキレンポリアミンのうち、ポリアルキレンポリアミンの2級アミノ基のみにアルキレンオキサイドが付加した構造のものは、ポリアルキレンポリアミンをケトンと反応させ得られたケチミン化合物の2級アミノ基に、アルキレンオキサイドを付加反応して得られたポリオキシアルキレンケチミンを加水分解して得られるが、この方法で得られた製品は着色があり、特に上記のアルキレンオキサイドがエチレンオキサイドを含有するアルキレンオキサイドである場合には、得られるポリオキシアルキレンポリアミンの着色がはなはだしく、界面活性剤、乳化剤、塗料、樹脂改質剤または繊維処理剤等の用途に供された場合、色の点で十分に満足できるものではなかった。
上記の方法を用いてポリオキシアルキレンポリアミンを製造する文献としては、以下の文献が提案されているが、上記の色相の問題を解決するための方法について提案された例はない。
特開2003−34797号公報
上記の方法を用いてポリオキシアルキレンポリアミンを製造する文献としては、以下の文献が提案されているが、上記の色相の問題を解決するための方法について提案された例はない。
色相が改良されたポリオキシアルキレンポリアミン組成物を提供することにある。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討した結果、本発明に到達した。
すなわち、本発明は、
下記関係式(1)を満足することを特徴とする一般式(2)で示されるポリオキシアルキレンアミン組成物(A)である。
C/TAmV ≦ 1.0 (1)
[式中、Cは(A)の10重量%水溶液のハーゼン単位色数、TAmVは(A)の全アミン価であって、測定されたTAmVが100以下または200以上の場合の関係式(1)におけるTAmVとしては、それぞれ100または200を使用する。]
[式中、R1およびR2は炭素数2または3のアルキレン基、R3およびR4は炭素数1〜6のアルキル基、xは平均が0.5〜10となる0または1以上の整数、mは平均が1〜500となる1以上の整数、nは平均が0〜500となる0または1以上の整数である。{ }内はアルキレンオキサイドのブロック付加、ランダム付加またはそれらの併用を表す。]
すなわち、本発明は、
下記関係式(1)を満足することを特徴とする一般式(2)で示されるポリオキシアルキレンアミン組成物(A)である。
C/TAmV ≦ 1.0 (1)
[式中、Cは(A)の10重量%水溶液のハーゼン単位色数、TAmVは(A)の全アミン価であって、測定されたTAmVが100以下または200以上の場合の関係式(1)におけるTAmVとしては、それぞれ100または200を使用する。]
本発明のポリオキシアルキレンポリアミン組成物は着色が少ない。
本発明のポリオキシアルキレンポリアミン組成物は、上記関係式(1)を満たすものである。好ましくは関係式(1’)を満たすものであり、より好ましくは関係式(1”)を満たすものである。関係式(1)を満たさないと、界面活性剤、乳化剤、塗料、樹脂改質剤または繊維処理剤等に使用したときに外観への影響が大きいため使用量が制限され十分な性能が発揮されない場合があり好ましくない。
C/TAmV ≦ 0.7 (1’)
C/TAmV ≦ 0.3 (1”)
C/TAmV ≦ 0.7 (1’)
C/TAmV ≦ 0.3 (1”)
上記一般式(2)において、R1およびR2は炭素数2または3のアルキレン基であり、具体的には、エチレン基、1,2−プロピレン基および1,3−プロピレン基等があげられる。好ましくは、エチレン基および1,3−プロピレン基である。R1とR2は同じであっても、異なっていてもよい。
R3は炭素数1〜6のアルキル基である。アルキル基の例としては例えば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、2級ブチル基、ターシャリーブチル基、n−ペンチル基、イソペンチル基、2級ペンチル基、ネオペンチル基、ターシャリーペンチル基、n−ヘキシル基および2級ヘキシル基が挙げられる。R3のうち好ましいのはメチル基およびエチル基、さらに好ましいのはメチル基である。
R4は炭素数1〜6のアルキル基であり、具体例はR3と同じものが挙げられる。好ましいのはメチル基、エチル基、n−プロピル基、n−ブチル基およびイソブチル基、さらに好ましいのはメチル基およびエチル基、特に好ましいのはメチル基である。
xは平均が0.5〜10、好ましくは0.8〜5、より好ましくは1〜3となる0または1以上の整数である。xの平均が0.5以下では、着色しやすく、xの平均が10を超えると親水性が乏しくなり、ポリオキシアルキレンアミン組成物の用途が限定されるために好ましくない。
mは平均が1〜500、好ましくは5〜300、より好ましくは10〜200となる1以上の整数である。mの平均が500を超えるとPEGの副生量が増加し好ましくない。
nは平均が0〜500、好ましくは0〜100、さらに好ましくは0〜10となる0または1以上の整数である。
一般式(2)における{ }内はアルキレンオキサイドのブロック付加、ランダム付加またはそれらの併用を表し、好ましいのはランダム付加である。
mは平均が1〜500、好ましくは5〜300、より好ましくは10〜200となる1以上の整数である。mの平均が500を超えるとPEGの副生量が増加し好ましくない。
nは平均が0〜500、好ましくは0〜100、さらに好ましくは0〜10となる0または1以上の整数である。
一般式(2)における{ }内はアルキレンオキサイドのブロック付加、ランダム付加またはそれらの併用を表し、好ましいのはランダム付加である。
(A)は、
一般式(3)で示されるケチミン化物(B1)にアルキレンオキサイドを付加して、一般式(4)で示されるアルキレンオキサイド付加物(B2)を製造し、さらに(B2)を加水分解して得ることができる。
式中、R1、R2、R3およびR4は一般式(2)におけると同様の基、
Q1およびQ2は水素原子または炭素数1〜6のアルキル基であって、Q1とQ2は同一でも異なっていてもよく、x、m、nおよび{ }内は一般式(2)におけると同様である。
一般式(3)で示されるケチミン化物(B1)にアルキレンオキサイドを付加して、一般式(4)で示されるアルキレンオキサイド付加物(B2)を製造し、さらに(B2)を加水分解して得ることができる。
Q1およびQ2は水素原子または炭素数1〜6のアルキル基であって、Q1とQ2は同一でも異なっていてもよく、x、m、nおよび{ }内は一般式(2)におけると同様である。
一般式3で示されるポリアミン誘導体(B1)のQ1,Q2はHまたは炭素数1〜6のアルキル基である。炭素数1〜6のアルキル基としてはメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、2級ブチル基、ターシャリブチル基、n−ペンチル基、イソペンチル基、2級ペンチル基、ネオペンチル基、ターシャリペンチル基、n−ヘキシル基、2級ヘキシル基および等が挙げられる。
(B1)は、ポリアミン(H2N−R1−NH−R2−NH2)とQ1−CO−Q2で表されるケトンまたはアルデヒド化合物からケチミン化反応により誘導される。Q1とQ2は同一であっても異なっていてもよい。
一般式(4)で表される化合物(B2)は、(B1)の2級アミノ基に、炭素数3〜8のアルキレンオキサイドを付加した後に、エチレンオキサイドを付加、またはエチレンオキサイドおよび炭素数3〜8の1種または2種以上のアルキレンオキサイドをブロックまたは/およびランダム付加して得られる。
上記のアルキレンオキサイド付加反応中の酸素濃度は、通常0ppmから1000ppmであり、好ましくは、300ppm以下である。酸素濃度が1000ppm以上であると着色しやすくなる。
(B1)の2級アミノ基とアルキレンオキシドの反応は無触媒もしくは触媒存在下で行われる。触媒を使用する場合は、トリメチルアミンおよびトリエチルアミン等のアミン触媒、ナトリウムメチラート、ナトリウムエチラート、カリウムメチラート、カリウムエチラート、水酸化セシウム、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、金属ナトリウムおよび金属カリウム等のアルカリ触媒、並びに三フッ化硼素や四塩化錫等のルイス酸触媒等が挙げられる。これらのうち、好ましいのはアルカリ触媒であり、より好ましいのは水酸化セシウム、水酸化カリウムおよび水酸化ナトリウムである。
上記のアルキレンオキサイド付加反応中の酸素濃度は、通常0ppmから1000ppmであり、好ましくは、300ppm以下である。酸素濃度が1000ppm以上であると着色しやすくなる。
(B1)の2級アミノ基とアルキレンオキシドの反応は無触媒もしくは触媒存在下で行われる。触媒を使用する場合は、トリメチルアミンおよびトリエチルアミン等のアミン触媒、ナトリウムメチラート、ナトリウムエチラート、カリウムメチラート、カリウムエチラート、水酸化セシウム、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、金属ナトリウムおよび金属カリウム等のアルカリ触媒、並びに三フッ化硼素や四塩化錫等のルイス酸触媒等が挙げられる。これらのうち、好ましいのはアルカリ触媒であり、より好ましいのは水酸化セシウム、水酸化カリウムおよび水酸化ナトリウムである。
(A)は(B2)に水を加えて加熱、攪拌しながら加水分解し、生成するケトンと過剰の水を除去しながら製造することができる。加水分解温度は通常50〜150℃、好ましくは70〜120℃である。加水分解に使用する水の量は(B2)の質量を基準として、2〜500質量%である。
本発明の(A)は、通常は液状または固状で、融点は65℃以下である。
以下、実施例により、本発明をさらに説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。以下において、部は質量部を示す。
ポリオキシアルキレンポリアミン(A)のハーゼン単位色数と全アミン価の測定は以下に示す方法で行った。
(ハーゼン単位色数の測定法)
ポリオキシアルキレンポリアミン組成物(A)の10重量%水溶液を作成し、JIS K0071−1の方法で測定した。
(全アミン価測定方法)
全アミン価とは試料1g中のアミンを中和するのに要する過塩素酸と等量の水酸化カリウムのmg数であり、試料中に含まれるアミンの含有量を表す。測定方法は次の通りである。
ガラス瓶に試料を精秤する。試料量は予想全アミン価が0.5未満のときは7g、0.5以上2未満のときは4.5g、2以上のときは2gまたはそれ以下である。試料秤量後、酢酸50mLを加えて試料を溶解する。N/10過塩素酸標準溶液にて電位差滴定を行う。同時に空試験も行う。全アミン価は下式に従い計算により求める。
全アミン価=(X−Y)×f×5.61/Z
X;本試験に要したN/10過塩素酸標準溶液の滴定mL数
Y;空試験に要したN/10過塩素酸標準溶液の滴定mL数
f;N/10過塩素酸標準溶液の力価
Z;試料採取量(g)
(ハーゼン単位色数の測定法)
ポリオキシアルキレンポリアミン組成物(A)の10重量%水溶液を作成し、JIS K0071−1の方法で測定した。
(全アミン価測定方法)
全アミン価とは試料1g中のアミンを中和するのに要する過塩素酸と等量の水酸化カリウムのmg数であり、試料中に含まれるアミンの含有量を表す。測定方法は次の通りである。
ガラス瓶に試料を精秤する。試料量は予想全アミン価が0.5未満のときは7g、0.5以上2未満のときは4.5g、2以上のときは2gまたはそれ以下である。試料秤量後、酢酸50mLを加えて試料を溶解する。N/10過塩素酸標準溶液にて電位差滴定を行う。同時に空試験も行う。全アミン価は下式に従い計算により求める。
全アミン価=(X−Y)×f×5.61/Z
X;本試験に要したN/10過塩素酸標準溶液の滴定mL数
Y;空試験に要したN/10過塩素酸標準溶液の滴定mL数
f;N/10過塩素酸標準溶液の力価
Z;試料採取量(g)
ジエチレントリアミンとメチルイソブチルケトンから誘導されるケチミン化合物(KA)を用いて、以下実施例1〜5および比較例1〜3のポリオキシアルキレンポリアミン組成物を製造した。
実施例1
攪拌および温度調節機能の付いた2リットルのステンレス製オートクレーブに、KA 569部(2.13モル)、水酸化カリウム 0.50部を投入し、混合系内を窒素で置換した。このときの酸素濃度は100ppmであった。次いで100〜120℃にて、プロピレンオキサイド124部(2.13モル)をゲージ圧が−0.1〜0.5MPaとなるように導入し、反応終了後、エチレンオキサイド471部(10.7モル)をゲージ圧が−0.1〜0.5MPaとなるように導入し、KAのアルキレンオキシド付加物(B−1)を得た。プロピレンオキシド吹き込み開始から反応終了後までの反応時間は8時間であった。さらに、水を300部添加し、100℃で1時間攪拌し、(B−1)を加水分解した後、生成したメチルイソブチルケトンと水を同温度で、減圧下(−0.1〜0MPa)、4時間で除去して、ポリオキシアルキレンポリアミン組成物(A−1)を得た。(A−1)の全アミン価は442、ハーゼン単位色数(10倍希釈溶液)は40であり、関係式(1)の左辺は0.20であった。
攪拌および温度調節機能の付いた2リットルのステンレス製オートクレーブに、KA 569部(2.13モル)、水酸化カリウム 0.50部を投入し、混合系内を窒素で置換した。このときの酸素濃度は100ppmであった。次いで100〜120℃にて、プロピレンオキサイド124部(2.13モル)をゲージ圧が−0.1〜0.5MPaとなるように導入し、反応終了後、エチレンオキサイド471部(10.7モル)をゲージ圧が−0.1〜0.5MPaとなるように導入し、KAのアルキレンオキシド付加物(B−1)を得た。プロピレンオキシド吹き込み開始から反応終了後までの反応時間は8時間であった。さらに、水を300部添加し、100℃で1時間攪拌し、(B−1)を加水分解した後、生成したメチルイソブチルケトンと水を同温度で、減圧下(−0.1〜0MPa)、4時間で除去して、ポリオキシアルキレンポリアミン組成物(A−1)を得た。(A−1)の全アミン価は442、ハーゼン単位色数(10倍希釈溶液)は40であり、関係式(1)の左辺は0.20であった。
実施例2
攪拌および温度調節機能の付いた2リットルのステンレス製オートクレーブに、KA 227部(0.850モル)、水酸化カリウム 0.50部を投入し、混合系内を窒素で置換した。このときの酸素濃度は80ppmであった。次いで100〜120℃にて、プロピレンオキサイド 49.3部(0.850モル)をゲージ圧が−0.1〜0.5MPaとなるように導入し、反応終了後、エチレンオキサイド 374部(8.5モル)とプロピレンオキサイド 493部(8.5モル)の混合物をゲージ圧が−0.1〜0.5MPaとなるように導入し、KAのアルキレンオキサイド付加物(B−2)を得た。プロピレンオキシド吹き込み開始から反応終了後までの反応時間は12時間であった。さらに、水を300部添加し、100℃で1時間攪拌し、(B−2)を加水分解した後、生成したメチルイソブチルケトンと水を同温度で、減圧下(−0.1〜0MPa)、4時間で除去して、ポリオキシアルキレンポリアミン組成物(A−2)を得た。(A−2)の全アミン価は144、ハーゼン単位色数(10倍希釈溶液)は10であり、関係式(1)の左辺は0.07であった。
攪拌および温度調節機能の付いた2リットルのステンレス製オートクレーブに、KA 227部(0.850モル)、水酸化カリウム 0.50部を投入し、混合系内を窒素で置換した。このときの酸素濃度は80ppmであった。次いで100〜120℃にて、プロピレンオキサイド 49.3部(0.850モル)をゲージ圧が−0.1〜0.5MPaとなるように導入し、反応終了後、エチレンオキサイド 374部(8.5モル)とプロピレンオキサイド 493部(8.5モル)の混合物をゲージ圧が−0.1〜0.5MPaとなるように導入し、KAのアルキレンオキサイド付加物(B−2)を得た。プロピレンオキシド吹き込み開始から反応終了後までの反応時間は12時間であった。さらに、水を300部添加し、100℃で1時間攪拌し、(B−2)を加水分解した後、生成したメチルイソブチルケトンと水を同温度で、減圧下(−0.1〜0MPa)、4時間で除去して、ポリオキシアルキレンポリアミン組成物(A−2)を得た。(A−2)の全アミン価は144、ハーゼン単位色数(10倍希釈溶液)は10であり、関係式(1)の左辺は0.07であった。
実施例3
攪拌および温度調節機能の付いた2リットルのステンレス製オートクレーブに、KA 238部(0.89モル)、水酸化カリウム 0.50部を投入し、混合系内を窒素で置換した。このときの酸素濃度は90ppmであった。次いで100〜120℃にて、プロピレンオキサイド 129部(2.22モル)をゲージ圧が−0.1〜0.5MPaとなるように導入し、反応終了後、エチレンオキサイド 783部(17.8モル)をゲージ圧が−0.1〜0.5MPaとなるように導入し、KAのアルキレンオキサイド付加物(B−3)を得た。プロピレンオキシド吹き込み開始から反応終了後までの反応時間は12時間であった。さらに、水を300部添加し、100℃で1時間攪拌し、(B−3)を加水分解した後、生成したメチルイソブチルケトンと水を同温度で、減圧下(−0.1〜0MPa)、4時間で除去して、ポリオキシアルキレンポリアミン組成物(A−3)を得た。(A−3)の全アミン価は150、ハーゼン単位色数(10倍希釈溶液)は10であり、関係式(1)の左辺は0.07であった。
攪拌および温度調節機能の付いた2リットルのステンレス製オートクレーブに、KA 238部(0.89モル)、水酸化カリウム 0.50部を投入し、混合系内を窒素で置換した。このときの酸素濃度は90ppmであった。次いで100〜120℃にて、プロピレンオキサイド 129部(2.22モル)をゲージ圧が−0.1〜0.5MPaとなるように導入し、反応終了後、エチレンオキサイド 783部(17.8モル)をゲージ圧が−0.1〜0.5MPaとなるように導入し、KAのアルキレンオキサイド付加物(B−3)を得た。プロピレンオキシド吹き込み開始から反応終了後までの反応時間は12時間であった。さらに、水を300部添加し、100℃で1時間攪拌し、(B−3)を加水分解した後、生成したメチルイソブチルケトンと水を同温度で、減圧下(−0.1〜0MPa)、4時間で除去して、ポリオキシアルキレンポリアミン組成物(A−3)を得た。(A−3)の全アミン価は150、ハーゼン単位色数(10倍希釈溶液)は10であり、関係式(1)の左辺は0.07であった。
実施例4
攪拌および温度調節機能の付いた2リットルのステンレス製オートクレーブに、KA 202部(0.757モル)、水酸化カリウム 0.50部を投入し、混合系内を窒素で置換した。このときの酸素濃度は100ppmであった。次いで100〜120℃にて、プロピレンオキサイド 43.9部(0.757モル)をゲージ圧が−0.1〜0.5MPaとなるように導入し、反応終了後、エチレンオキサイド 333部(7.57モル)とブチレンオキサイド 545部(7.57モル)の混合物をゲージ圧が−0.1〜0.5MPaとなるように導入し、KAのアルキレンオキシド付加物(B−4)を得た。プロピレンオキシド吹き込み開始から反応終了後までの反応時間は12時間であった。さらに、水を300部添加し、100℃で1時間攪拌し、(B−4)を加水分解した後、生成したメチルイソブチルケトンと水を同温度で、減圧下(−0.1〜0MPa)、4時間で除去して、ポリオキシアルキレンポリアミン組成物(A−4)を得た。(A−4)の全アミン価は129、ハーゼン単位色数(10倍希釈溶液)は20であり、関係式(1)の左辺は0.15であった。
攪拌および温度調節機能の付いた2リットルのステンレス製オートクレーブに、KA 202部(0.757モル)、水酸化カリウム 0.50部を投入し、混合系内を窒素で置換した。このときの酸素濃度は100ppmであった。次いで100〜120℃にて、プロピレンオキサイド 43.9部(0.757モル)をゲージ圧が−0.1〜0.5MPaとなるように導入し、反応終了後、エチレンオキサイド 333部(7.57モル)とブチレンオキサイド 545部(7.57モル)の混合物をゲージ圧が−0.1〜0.5MPaとなるように導入し、KAのアルキレンオキシド付加物(B−4)を得た。プロピレンオキシド吹き込み開始から反応終了後までの反応時間は12時間であった。さらに、水を300部添加し、100℃で1時間攪拌し、(B−4)を加水分解した後、生成したメチルイソブチルケトンと水を同温度で、減圧下(−0.1〜0MPa)、4時間で除去して、ポリオキシアルキレンポリアミン組成物(A−4)を得た。(A−4)の全アミン価は129、ハーゼン単位色数(10倍希釈溶液)は20であり、関係式(1)の左辺は0.15であった。
実施例5
攪拌および温度調節機能の付いた2リットルのステンレス製オートクレーブに、KA 227部(0.85モル)、水酸化カリウム 0.50部を投入し、混合系内を窒素で置換した。このときの酸素濃度は100ppmであった。次いで100〜120℃にて、プロピレンオキサイド 49.3部(0.85モル)をゲージ圧が−0.1〜0.5MPaとなるように導入し、反応終了後、エチレンオキサイド 374部(8.5モル)をゲージ圧が−0.1〜0.5MPaとなるように導入し、反応終了後、プロピレンオキサイド493部(8.5モル)をゲージ圧が−0.1〜0.5MPaとなるように導入し、KAのアルキレンオキシド付加物(B−5)を得た。プロピレンオキシド吹き込み開始から反応終了後までの反応時間は16時間であった。さらに、水を300部添加し、100℃で1時間攪拌し、(B−5)を加水分解した後、生成したメチルイソブチルケトンと水を同温度で、減圧下(−0.1〜0MPa)、4時間で除去して、ポリオキシアルキレンポリアミン組成物(A−5)を得た。(A−5)の全アミン価は144、ハーゼン単位色数(10倍希釈溶液)は40であり、関係式(1)の左辺は0.28であった。
攪拌および温度調節機能の付いた2リットルのステンレス製オートクレーブに、KA 227部(0.85モル)、水酸化カリウム 0.50部を投入し、混合系内を窒素で置換した。このときの酸素濃度は100ppmであった。次いで100〜120℃にて、プロピレンオキサイド 49.3部(0.85モル)をゲージ圧が−0.1〜0.5MPaとなるように導入し、反応終了後、エチレンオキサイド 374部(8.5モル)をゲージ圧が−0.1〜0.5MPaとなるように導入し、反応終了後、プロピレンオキサイド493部(8.5モル)をゲージ圧が−0.1〜0.5MPaとなるように導入し、KAのアルキレンオキシド付加物(B−5)を得た。プロピレンオキシド吹き込み開始から反応終了後までの反応時間は16時間であった。さらに、水を300部添加し、100℃で1時間攪拌し、(B−5)を加水分解した後、生成したメチルイソブチルケトンと水を同温度で、減圧下(−0.1〜0MPa)、4時間で除去して、ポリオキシアルキレンポリアミン組成物(A−5)を得た。(A−5)の全アミン価は144、ハーゼン単位色数(10倍希釈溶液)は40であり、関係式(1)の左辺は0.28であった。
比較例1
攪拌および温度調節機能の付いた2リットルのステンレス製オートクレーブに、KA 272部(1.02モル)、水酸化カリウム 0.50部を投入し、混合系内を窒素で置換した。このときの酸素濃度は70ppmであった。次いで100〜120℃にて、エチレンオキサイド 898部(20.4モル)をゲージ圧が−0.1〜0.5MPaとなるように導入し、KAのアルキレンオキサイド付加物(B−6)を得た。エチレンオキサイド吹き込み開始から反応終了後までの反応時間は8時間であった。さらに、水を300部添加し、100℃で1時間攪拌し、(B−6)を加水分解した後、生成したメチルイソブチルケトンと水を同温度で、減圧下(−0.1〜0MPa)、4時間で除去して、ポリオキシアルキレンポリアミン組成物(A−6)を得た。(A−6)の全アミン価は174、ハーゼン単位色数(10倍希釈溶液)は250であり、関係式(1)の左辺は1.44であった。
攪拌および温度調節機能の付いた2リットルのステンレス製オートクレーブに、KA 272部(1.02モル)、水酸化カリウム 0.50部を投入し、混合系内を窒素で置換した。このときの酸素濃度は70ppmであった。次いで100〜120℃にて、エチレンオキサイド 898部(20.4モル)をゲージ圧が−0.1〜0.5MPaとなるように導入し、KAのアルキレンオキサイド付加物(B−6)を得た。エチレンオキサイド吹き込み開始から反応終了後までの反応時間は8時間であった。さらに、水を300部添加し、100℃で1時間攪拌し、(B−6)を加水分解した後、生成したメチルイソブチルケトンと水を同温度で、減圧下(−0.1〜0MPa)、4時間で除去して、ポリオキシアルキレンポリアミン組成物(A−6)を得た。(A−6)の全アミン価は174、ハーゼン単位色数(10倍希釈溶液)は250であり、関係式(1)の左辺は1.44であった。
比較例2
攪拌および温度調節機能の付いた2リットルのステンレス製オートクレーブに、KA 267部(1.00モル)、水酸化カリウム 0.50部を投入し、混合系内を窒素で置換した。このときの酸素濃度は100ppmであった。次いで100〜120℃にて、プロピレンオキサイド 17.4部(0.30モル)をゲージ圧が−0.1〜0.5MPaとなるように導入し、反応終了後、エチレンオキサイド 880部(20.0モル)をゲージ圧が−0.1〜0.5MPaとなるように導入し、KAのアルキレンオキサイド付加物(B−7)を得た。プロピレンオキサイド吹き込み開始から反応終了後までの反応時間は12時間であった。さらに、水を300部添加し、100℃で1時間攪拌し、(B−7)を加水分解した後、生成したメチルイソブチルケトンと水を同温度で、減圧下(−0.1〜0MPa)、4時間で除去して、ポリオキシアルキレンポリアミン組成物(A−7)を得た。(A−7)の全アミン価は170、ハーゼン単位色数(10倍希釈溶液)は200であり、関係式(1)の左辺は1.18であった。
攪拌および温度調節機能の付いた2リットルのステンレス製オートクレーブに、KA 267部(1.00モル)、水酸化カリウム 0.50部を投入し、混合系内を窒素で置換した。このときの酸素濃度は100ppmであった。次いで100〜120℃にて、プロピレンオキサイド 17.4部(0.30モル)をゲージ圧が−0.1〜0.5MPaとなるように導入し、反応終了後、エチレンオキサイド 880部(20.0モル)をゲージ圧が−0.1〜0.5MPaとなるように導入し、KAのアルキレンオキサイド付加物(B−7)を得た。プロピレンオキサイド吹き込み開始から反応終了後までの反応時間は12時間であった。さらに、水を300部添加し、100℃で1時間攪拌し、(B−7)を加水分解した後、生成したメチルイソブチルケトンと水を同温度で、減圧下(−0.1〜0MPa)、4時間で除去して、ポリオキシアルキレンポリアミン組成物(A−7)を得た。(A−7)の全アミン価は170、ハーゼン単位色数(10倍希釈溶液)は200であり、関係式(1)の左辺は1.18であった。
比較例3
攪拌および温度調節機能の付いた2リットルのステンレス製オートクレーブに、KA 238部(0.891モル)、水酸化カリウム 0.50部を投入し、混合系内を窒素で置換した。このときの酸素濃度は80ppmであった。次いで100〜120℃にて、エチレンオキサイド 392部(8.91モル)とプロピレンオキサイド 517部(8.91モル)の混合物をゲージ圧が−0.1〜0.5MPaとなるように導入し、KAのアルキレンオキサイド付加物(A−8)を得た。プロピレンオキサイド吹き込み開始から反応終了後までの反応時間は12時間であった。さらに、水を300部添加し、100℃で1時間攪拌し、(B−8)を加水分解した後、生成したメチルイソブチルケトンと水を同温度で、減圧下(−0.1〜0MPa)、4時間で除去して、ポリオキシアルキレンポリアミン組成物(A−8)を得た。(A−8)の全アミン価151、ハーゼン単位色数(10倍希釈溶液)は210であり、関係式(1)の左辺は1.39であった。
攪拌および温度調節機能の付いた2リットルのステンレス製オートクレーブに、KA 238部(0.891モル)、水酸化カリウム 0.50部を投入し、混合系内を窒素で置換した。このときの酸素濃度は80ppmであった。次いで100〜120℃にて、エチレンオキサイド 392部(8.91モル)とプロピレンオキサイド 517部(8.91モル)の混合物をゲージ圧が−0.1〜0.5MPaとなるように導入し、KAのアルキレンオキサイド付加物(A−8)を得た。プロピレンオキサイド吹き込み開始から反応終了後までの反応時間は12時間であった。さらに、水を300部添加し、100℃で1時間攪拌し、(B−8)を加水分解した後、生成したメチルイソブチルケトンと水を同温度で、減圧下(−0.1〜0MPa)、4時間で除去して、ポリオキシアルキレンポリアミン組成物(A−8)を得た。(A−8)の全アミン価151、ハーゼン単位色数(10倍希釈溶液)は210であり、関係式(1)の左辺は1.39であった。
表1に、上記の実施例および比較例における、C、TAmV、C/TAmV(関係式(1)の左辺)をまとめて記載した。この表から明らかなように比較例1〜3に比べて、実施例1〜5のポリオキシアルキレンアミンの着色は少ない。
本発明のポリオキシアルキレンアミンは着色が少なく、界面活性剤、乳化剤、塗料、樹脂改質剤、繊維処理剤に好適に用いられる。
Claims (3)
- 下記関係式(1)を満足することを特徴とする一般式(2)で示されるポリオキシアルキレンポリアミン組成物(A)。
C/TAmV ≦ 1.0 (1)
[式中、Cは(A)の10重量%水溶液のハーゼン単位色数、TAmVは(A)の全アミン価であって、測定されたTAmVが100以下または200以上の場合の関係式(1)におけるTAmVとしては、それぞれ100または200を使用する。]
- 前記R3がメチル基であることを特徴とする請求項1記載のポリオキシアルキレンポリアミン組成物。
-
一般式(3)で示されるケチミン化物(B1)にアルキレンオキサイドを付加して、一般式(4)で示されるアルキレンオキサイド付加物(B2)を製造し、さらに(B2)を加水分解して得られる請求項1または2記載のポリオキシアルキレンポリアミン組成物。
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JP2005024539A JP2006206847A (ja) | 2005-01-31 | 2005-01-31 | ポリオキシアルキレンポリアミン組成物 |
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JP2008266541A (ja) * | 2007-04-25 | 2008-11-06 | Sanyo Chem Ind Ltd | エポキシ樹脂用硬化剤 |
CN103131002A (zh) * | 2013-03-25 | 2013-06-05 | 福州百盛精细化学品有限公司 | 一种聚醚胺及其制备方法 |
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2005
- 2005-01-31 JP JP2005024539A patent/JP2006206847A/ja active Pending
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