JP2006206383A - 炭化水素系ガスの改質器 - Google Patents

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久尚 城
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Hideshi Akasaka
秀史 赤阪
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Abstract

【課題】繰り返し使用によるクリープ疲労破壊を防止し、しかも設備コストを低減できる炭化水素系ガスの改質器を提供する。
【解決手段】炭化水素系ガスを酸素および水蒸気とともに触媒と接触反応させて水素リッチな改質ガスに改質する改質器1であって、内部に改質触媒31が配置されて上流端から導入された原料ガスを改質して下流端に改質ガスを排出する内筒34と、上記内筒34と所定の断熱空間37を隔てた状態で内筒34を収容する外側ケース33とを備え、上記内筒34は、原料ガスの上流端において外側ケース33に対して固定され、その固定端と反対側の下流端は外側ケース33との間に所定隙間40を有して外側ケース33に固定されていない。これにより、外側ケース33に比較的安価な材質を用いてコストを低下させ、内筒34と外側ケース33の熱膨張差による応力集中を上記所定隙間40で吸収してクリープ疲労破壊を防止する。
【選択図】図2

Description

本発明は、天然ガス,プロパンガス,ガソリン,ナフサ,灯油,メタノール,バイオガス等の炭化水素系化合物ガスと水ならびに空気もしくは酸素を原料とし、燃料電池等の水素利用機器に対して水素を供給するための炭化水素系ガスの改質器に関するものである。
化石燃料に替わるエネルギー源の有力候補の一つとして、水素が注目されているが、その有効利用のためには水素パイプライン等の社会インフラの整備が必要とされている。その一つの方法として、天然ガスその他の化石燃料やアルコール等の現状既に構築されている運送、搬送などのインフラを利用し、水素を必要とする場所でそれらの炭化水素系の燃料を改質して水素を発生させる方法が検討されている。このような炭化水素系の燃料を改質する改質器として、例えば下記の特許文献1に示すものが開示されている。
特開2002−3204号公報
上述したような、炭化水素を原料とする水素製造装置において、装置全体の熱効率を上げることは水素製造コストを低減するためにも重要なポイントとなる。熱効率を向上させるためには、よりコンパクトな装置設計が必要となり、特に装置内で最も高温となる改質器周辺をコンパクトにすることが、放散する熱量を低減して熱効率を向上させるために好ましい。上記改質器は、極めて高温まで温度上昇するため、その母材としてステンレスを使用することはできない。このため、一般的に改質器の材料としては、高価な高ニッケルクロム合金鋼を使用しなければならないのが実情であり、設備コストを引き上げる要因となっていた。また、改質に必要な熱エネルギーをバーナー等により外部から供給する場合には、窒素酸化物や硫黄酸化物が発生する。
一方、上記のような改質器は、熱効率を向上させるために改質器の排熱を回収するために熱交換器が接続された構造にすることがある。このような熱交換器は装置コストを押さえるために高ニッケルクロム合金ではなく、比較的安価なステンレスが使用される。したがって、材質の異なる改質器と熱交換器を接合させているため、その接合部はそれぞれの材料の熱膨張係数の違いにより起動停止時等には応力集中が起き、起動停止の繰り返しでクリープ疲労破壊を生じるおそれがあった。
また、上記特許文献1に示す改質器のように、内側のパッキンとそれを収容する改質器容器との二重構造として外側の改質器容器に熱を伝わりにくくした改質器も開示されている。この改質器では、温度上昇の少ない部分に比較的安価なステンレスを使用することが可能になる。改質ガスが流通して高温になる内側のパッキンの両端が外側の改質器容器に固定されているため、高温になる内側のパッキンの熱膨張が直接的に改質器容器に加わり、その接合部には起動停止時等に応力集中が起きてしまう。しかも、内側のパッキンに比べて改質器容器の温度上昇が抑えられる構造であるため、内側のパッキンと改質器容器の熱膨張係数の違いによる応力集中が一層顕著に現れ、わずかな回数の起動停止の繰り返しでもクリープ疲労破壊を生じるおそれがあった。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、繰り返し使用によるクリープ疲労破壊を防止し、しかも設備コストを低減できる炭化水素系ガスの改質器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の炭化水素系ガスの改質器は、炭化水素系ガスを酸素および水蒸気とともに触媒と接触反応させて水素リッチな改質ガスに改質する改質器であって、内部に触媒が配置されて上流端から導入された原料ガスを改質して下流端に改質ガスを排出する内筒と、上記内筒と所定の断熱空間を隔てた状態で内筒を収容する外側ケースとを備え、上記内筒は、原料ガスの上流端と下流端のうちいずれか一端側において外側ケースに対して固定され、その固定端と反対側の端部は外側ケースとの間に所定隙間を有して外側ケースに固定されていないことを要旨とする。
本発明の炭化水素系ガスの改質器は、内部に触媒が配置されて上流端から導入された原料ガスを改質して下流端に改質ガスを排出する内筒と、上記内筒と所定の断熱空間を隔てた状態で内筒を収容する外側ケースとを備えているため、改質ガスが流通して内筒の内部が高温になったとしても、断熱空間を介して外側ケースが存在するため、内筒に比べて外側ケースはそれほど高温にならない。したがって、内筒にだけ高温耐久性のある材料を使用し、外側ケースには例えばステンレス等の比較的安価な材料を使用することが可能となり、設備コストを大幅に抑えることが可能となる。また、外側ケースを耐圧構造とすることにより内筒の耐圧性を考慮する必要がなくなるため、比較的高価な高温耐久材料から形成される内筒の肉厚を低減することが可能となるため、設備コストを一層抑えることが可能となる。さらに、上記内筒は、原料ガスの上流端と下流端のうちいずれか一端側において外側ケースに対して固定され、その固定端と反対側の端部は外側ケースとの間に所定隙間を有して外側ケースに固定されていないため、内筒が高温になって熱膨張し、温度上昇が抑えられた外側ケースとの間で大きく熱膨張の差が生じたとしても、内筒と外側ケースの熱膨張差は、外側ケースと内筒との間の上記所定隙間で吸収される。したがって、高温になる内筒と比較的低温の外側ケースとの間の応力集中が生じることがなく、従来問題となっていたような起動停止の繰り返しでクリープ疲労破壊を生じるようなことがなくなる。
本発明の炭化水素系ガスの改質器において、上記外側ケースには、上記内筒の固定端と反対側の端部において内筒と嵌挿して内筒の当該端部のずれを防止するずれ防止部材が設けられている場合には、内筒の固定端における接合部の損傷を未然に防止できる。すなわち、外側ケースに対して固定された内筒の固定端と反対側の端部が自由端になっていると、改質器自体に外力が加わったような場合に内筒自体が振動し、固定端に大きな応力が加わり、その接合部が損傷しやすいが、当該固定端と反対側の端部に嵌挿するずれ防止部材を設けることにより、改質器に外力が加わったとしても、内筒の振動が防止され、固定端に加わる応力を大幅に低減し、その接合部の損傷を防止できる。
本発明の炭化水素系ガスの改質器において、上記内筒の固定端が上流端である場合には、内筒の固定端における接合部の損傷を未然に防止できる。すなわち、外側ケースに対して固定された内筒の固定端と反対側の端部が上流端であると、原料ガスが流れたときに当該端部と外側ケースとの間の所定隙間の部分で原料ガスの流れが乱れて、内筒自体に振動は発生し、固定端に応力が加わってその接合部が損傷しやすいが、上記固定端を上流端として上記所定隙間を下流側に配置することにより、原料ガスの流れをスムーズにして内筒の振動を防止し、固定端に加わる応力を大幅に低減してその接合部の損傷が防止される。
つぎに、本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1は、本発明が適用される水素発生装置の一例を示す構成図である。
この水素発生装置は、炭化水素系ガスを改質して水素リッチな改質ガスを生成する水素発生装置である。上記原料ガスは、一般にプロパンガスや都市ガスのような社会インフラとして供給されている炭化水素系ガスをはじめとして、天然ガス,メタン等の炭化水素系ガスを使用することができる。以下の説明では、炭化水素系ガスとして天然ガスを使用した例を説明する。
この水素発生装置は、天然ガスと水蒸気と酸素を原料ガスとして導入して天然ガスの改質を行う改質器1と、上記改質器1から排出された改質ガスをCO変成するCO変成器4と、CO変成された改質ガス中の不純分を吸着する吸着装置5とを備えている。
また、上記水素発生装置は、上記改質器1に供給する天然ガスを流通させる天然ガス供給路22と、改質器1に導入する水蒸気を発生させるための水を供給して流通させる水供給路23と、上記改質器1に酸素を導入する酸素供給路24とを備えている。上記水供給路23には、供給された水を水蒸気にするスチームヒータ6が設けられている。
上記スチームヒータ6から水蒸気を供給するスチーム供給路23aと天然ガス供給路22は、原料ガス供給路10に合流しており、この原料ガス供給路10にはさらに酸素供給路24が合流している。そして、上記原料ガス供給路10が改質器1に接続されて、天然ガスと水蒸気と酸素との混合ガスを原料ガスとして改質器1に導入するようになっている。
上記改質器1で改質された改質ガスは、改質ガス路25を流通してCO変成器4に導入され、上記CO変成器4で変成された改質ガスは、変成ガス路26を流通して吸着装置5に導入されるようになっている。吸着装置5で不純物が吸着除去された水素ガスは、製品ガス路29から所定の水素ガス使用設備に供給されるようになっている。
上記改質器1は、上記天然ガスを酸素および水蒸気とともに改質触媒と接触反応させて天然ガスの燃焼と改質とを行うものである。具体的には、上記改質器1には、Rh修飾(Ni−CeO)−Pt触媒が使用され、この1種類の触媒により、炭化水素の燃焼反応と改質反応とを同じ反応領域内で同時に行なうようになっている。
上記改質器1は、図2に示すように、内筒34と外側ケース33との二重構造になっており、上記内筒34の内部に改質触媒31が配置され、内筒34内の1つの反応領域で炭化水素の燃焼反応と改質反応とを同じ反応領域内で同時に行なうようになっている。
このように、発熱反応である燃焼反応と吸熱反応である改質反応を同じ反応領域内で同時に行うことにより、燃焼反応で発生した熱エネルギーを改質反応の熱源として利用できることから、極めてエネルギー効率がよくなる。さらに、当該反応領域では発熱反応と吸熱反応とが同時に生じることから熱的な中和が起こり、例えば、改質器1内に触媒燃焼反応を単独で行う領域を設ける場合に比べ、反応領域の温度上昇がかなり抑制され、改質器1に用いる耐熱材料の選定や改質器1自体の耐熱構造をそれほど高温仕様のものにしなくてもよくなることから、設備コストも節減できる。なお、改質器1の詳細については後述する。
上記改質器1の下流側で改質器1とCO変成器4を接続する改質ガス路25には、改質ガスと原料ガス供給路10を流通する原料ガスとの熱交換を行って上記改質器1に導入する原料ガスを加熱する第1熱交換器3が設けられている。この第1熱交換器3は、原料ガスとして天然ガスと水蒸気との混合ガスを加熱する。
このように、改質に必要な熱エネルギーをバーナー等によって外部から供給するのではなく、燃焼と改質を行って得られた改質ガスの熱によって改質器1に導入する原料ガスを加熱するため、極めてエネルギー効率がよくなる。また、改質器1周囲にバーナーを備えた加熱炉を設ける必要がなくなり、改質器1自体の構造が単純化するとともに、耐熱性や耐圧性を持たせる構造も単純化するため、設備コストも節減できる。
また、上記第1熱交換器3では、炭化水素系ガスと水蒸気との混合ガスを加熱するため、加熱するために比較的大きな熱エネルギーを要する炭化水素ガスと水蒸気を第1熱交換器3で加熱してから改質器1に導入することから、原料ガスを改質器1入口に必要なガス温度に上昇させることができる。
また、上記第1熱交換器3を後述する他の熱交換器よりも最も改質器1に近い上流側に配置している。これにより、改質器1に導入する直前で最も高温に加熱しなければならない原料ガスが、最も上流側の第1熱交換器3で加熱されることから、原料ガスを充分に高温にしてから改質器1に導入することができ、原料ガスを改質器1入口に必要なガス温度に上昇させることができる。
上記原料ガス供給路10には、改質器1に導入する原料ガスを加熱する原料ヒータ2が設けられている。これにより、水素発生装置の稼動初期において、改質器1が充分に温度上昇しておらず、第1熱交換器3での原料ガスの加熱が充分行えない段階に、上記原料ヒータ2によって原料ガスを加熱することができ、装置の稼動初期においても、改質器1内の昇温不足から改質反応が低下するのを防止して充分な改質反応を担保できる。
上記改質ガス路25の第1熱交換器3よりも下流側には、天然ガス供給路22を流通する天然ガスと改質ガスとの熱交換を行って天然ガスを加熱する第2熱交換器9が設けられている。このようにすることにより、第1熱交換器3における原料ガスとの熱交換で、ある程度温度が低下した改質ガスの熱を、さらに第2熱交換器9で天然ガスと熱交換することにより、さらにエネルギー効率を向上させることができる。
また、上記改質ガス路25の第1熱交換器3よりも下流側で上記第2熱交換器9よりも下流側には、水蒸気となる水供給路23を流通する水と改質ガスとの熱交換を行って上記水を加熱する第3熱交換器11が設けられている。このようにすることにより、第1熱交換器3における原料ガスとの熱交換と、第2熱交換器9による天然ガスとの熱交換で、ある程度温度が低下した改質ガスの熱を、さらに第3熱交換器11で水と熱交換することにより、さらにエネルギー効率を向上させることができる。
上記天然ガス供給路22の第2熱交換器9よりも下流側には、第2熱交換器9で加熱された天然ガスをさらに予熱する予熱ヒータ8と、予熱ヒータ8で予熱された天然ガスから硫黄添加物を除去する脱硫器7が設けられている。なお、上記脱硫器7としては、特に限定するものではなく、吸着材に物理吸着するものであってもよいし、水添脱硫を行うものであってもよい。
また、上記水供給路23の第3熱交換器11よりも下流側には、上記第3熱交換器11で加熱された水を水蒸気にするスチームヒータ(水蒸気発生装置)6が設けられている。そして、スチームヒータ6から延びるスチーム供給路23aの先端と脱硫器7から延びる天然ガス供給路22の先端とが原料ガス供給路10に合流して第1熱交換器3に接続されている。
また、上記水供給路23には、供給された水道水を純水にする純水装置12と、上記純水装置12から排出された純水を圧送する純水ポンプ13とが設けれている。また、上記天然ガス供給路22には、供給元から供給された天然ガスを圧送するための圧縮機19が設けられている。
さらに、上記CO変成器4から排出された改質ガスを流通させる変成ガス路26には、純水ポンプ13で圧送されて水供給路23を流通する水と、変成ガス路26を流通する改質ガスとの間で熱交換を行って上記水を加熱する第4熱交換器14および第5熱交換器15が設けられている。
上記水供給路23には、第5熱交換器15の下流側で第4熱交換器14の上流側に、純水を加熱する純水ヒータ16が設けられている。そして、純水ポンプ13で送り込まれた水は、第5熱交換器15、純水ヒータ16、第4熱交換器14で予熱されたのち、上記第3熱交換器11に導入されるようになっている。
また、上記変成ガス路26には、上記第4熱交換器14、第5熱交換器15よりもさらに下流側に、圧縮機19で圧縮されて送られる天然ガスと、変成ガス路26を流通する改質ガスとの間で熱交換を行って上記天然ガスを加熱する第6熱交換器17が設けられている。そして、圧縮機19で送り込まれた天然ガスは、第6熱交換器17で予熱されたのち、上記第2熱交換器9に導入されるようになっている。
このように、CO変成器4から排出される改質ガスの熱を利用して供給された水および天然ガスを予熱するようになっていることから、さらに熱効率がよくなる。
上記変成ガス路26の上記第6熱交換器17よりもさらに下流側には、改質ガス中に残留した水蒸気を分離除去する気液分離器18が設けられている。気液分離器18で分離除去された水は排水路27から排水される。
上記気液分離器18の下流側には、上記改質ガス中の不純分であるCOやCOを吸着する吸着装置5が設けられている。
上記吸着装置は、それぞれ吸着材が充填された第1吸着塔20aと第2吸着塔20bが並列に存在する圧力スイング式の吸着装置で、一方の吸着塔を高気圧状態にして改質ガスを流通させて吸着材に不純分を吸着させている間、他方の吸着塔を真空ポンプ21で真空引きすることにより吸着材に吸着された不純ガスを脱着する真空脱着を行う加圧真空圧力スイング式の吸着装置である。なお、図示した例は吸着塔が2つのものであるが、吸着塔は3つ以上であってもよい。
このように、加圧真空圧力スイング式の吸着装置5は、加圧状態で改質ガス中の不純物を吸着し、真空状態で吸着した不純物の脱着を行うことから、脱着を大気圧で行う加圧圧力スイング式の吸着装置に比べ、脱着後に吸着材に残存する不純物が著しく少なくなる。このため、脱着終了後の製品水素ガスパージにおいてパージガス量を大幅に減らすことができ、パージガスをオフガスとして排出する量を減らすことができる。また、真空状態で脱着を行うことから、吸着材への不純物の吸着量も増え、その分吸着材の充填量を減少させることができる結果、さらにパージガス量を減らし、オフガス量を減らすことが可能になる。さらに、吸着材の充填量を減らさない場合、1回の吸着での不純物の吸着量を増やすことができる結果、圧力スイングの周期を延ばし、時間あたりのパージ回数を減少させることにより、オフガス量を減少させることもできる。本発明ではオフガスを燃焼処理しうる改質器加熱用のバーナーを備えていないことから、オフガス量を減らすことにより処理効率を向上させる効果が極めて顕著である。
ここで、上記改質器1について詳しく説明する。
上記改質器1は、図2に示すように、上流端から導入された原料ガスを改質して下流端に改質ガスを排出する内筒34と、上記内筒34と所定の断熱空間37を隔てた状態で内筒34を収容する外側ケース33とを備え、内筒34と外側ケース33との二重構造になっており、上記内筒34の内部に改質触媒31が配置されている。なお、図示の上側が上流側であり、下側が下流側である。
上記外側ケース33は、有底円筒状で上端部の周縁には盤状のフランジ36aが張り出し形成されている。また、上記フランジ36aの上側には、同じく盤状のフランジ36bが配置され、このフランジ36bには、筒状の導入筒35が外側ケースと略同心となるように配置されている。
上記導入筒35は、外側ケース33よりも小径で内部に収容された内筒34と略同じ径に設定されており、フランジ36bに接合されて固定され、フランジ36bよりも上流側に突出している。上記導入筒35の上流側の端部開口はフランジ36cで蓋されており、このフランジ36cに原料ガス供給路10が接続され、導入筒35の内部空間に天然ガスと水蒸気と酸素の混合ガスである原料ガスが供給されるようになっている。
一方、上記外側ケースの底部には、改質ガスを流通させる改質ガス路25が接続されており、この改質ガス路25に、第1熱交換器3、第2熱交換器9が設けられている(第3熱交換器11は図示していない)。
さらに、上記外側ケースの底部には、内筒34が嵌挿する支受筒38が内部方向に向かって突出するように設けられている。この支受筒38の上部には、多数の流通孔32aが穿設されて触媒31が載置される触媒座32が設けられている。
そして、上記内筒34は、原料ガスの上流端において外側ケース33に対して固定されている。すなわち、内筒34の上流側の端部は、導入筒35の下流端に溶接されて接合され固定されている。この状態で、上記触媒座32上に触媒31が載置され、内筒34の上記固定端と反対側の下流端が支受筒38に外嵌するように嵌挿されている。
この状態で上記内筒34と触媒座32および支受筒38とは固定されておらず、内筒34は触媒座32および支受筒38に対して摺動しうるようになっている。さらに、内筒34の固定端と反対側の下流端は外側ケース33との間に所定隙間40を有して外側ケース33に固定されていない。
また、上記内筒34と外側ケース33との間の断熱空間37には、図示しない断熱材が充填されている。
上記外側ケース33、導入筒35、フランジ36a,36b,36cは、耐圧構造を持たせるために所定の圧力に耐えられる厚みを有したステンレス材から構成されている。一方、内筒34には、改質反応の高温に耐えるようインコネル等の耐熱合金が用いられる。このとき、外側ケース33が耐圧構造であるため、内筒34は耐圧設計をする必要がないことから、外側ケース33等を構成する部材より薄い板圧に設定される。
このような構造により、上記改質器1では、原料ガス供給路10から供給された原料ガスを内筒34内で触媒31と接触させて改質し、得られた改質ガスを内筒34から流通孔32a、支受筒38を通過させて改質ガス路25に送るようになっている。
上記触媒31としては、Rh修飾(Ni−CeO)−Pt触媒が使用され、この1種類の触媒により、炭化水素の燃焼反応と改質反応とを、内筒34内の1つの反応領域で炭化水素の燃焼反応と改質反応とを同じ反応領域内で同時に行なうようになっている。
上記改質器1は、内部に触媒が配置されて上流端から導入された原料ガスを改質して下流端に改質ガスを排出する内筒34と、上記内筒34と所定の断熱空間37を隔てた状態で内筒34を収容する外側ケース33とを備えているため、改質ガスが流通して内筒34の内部が高温になったとしても、断熱空間37を介して外側ケース33が存在するため、内筒34に比べて外側ケース33はそれほど高温にならない。したがって、内筒34にだけ高温耐久性のある材料を使用し、外側ケース33にはステンレス等の比較的安価な材料を使用することが可能となり、設備コストを大幅に抑えることが可能となる。また、外側ケース33を耐圧構造とすることにより内筒34の耐圧性を考慮する必要がなくなるため、比較的高価な高温耐久材料から形成される内筒34の肉厚を低減することが可能となるため、設備コストを一層抑えることが可能となる。
さらに、上記内筒34は、原料ガスの上流端において外側ケース33に対して固定され、その固定端と反対側の端部は外側ケース33との間に所定隙間40を有して外側ケース33に固定されていないため、内筒34が高温になって熱膨張し、温度上昇が抑えられた外側ケース33との間で大きく熱膨張の差が生じたとしても、内筒34と外側ケース33の熱膨張差は、外側ケース33と内筒34との間の上記所定隙間40で吸収される。したがって、高温になる内筒34と比較的低温の外側ケース33との間の応力集中が生じることがなく、従来問題となっていたような起動停止の繰り返しでクリープ疲労破壊を生じるようなことがなくなる。
また、上記改質器1では、上記内筒34の固定端が上流端であるため、内筒34の固定端における接合部の損傷を未然に防止できる。すなわち、外側ケース33に対して固定された内筒34の固定端と反対側の端部が上流端であると、原料ガスが流れたときに当該端部と外側ケース33との間の所定隙間40の部分で原料ガスの流れが乱れて、内筒34自体に振動は発生し、固定端に応力が加わってその接合部が損傷しやすいが、上記固定端を上流端として上記所定隙間40を下流側に配置することにより、原料ガスの流れをスムーズにして内筒34の振動を防止し、固定端に加わる応力を大幅に低減してその接合部の損傷が防止される。
さらに、上記改質器1では、上記外側ケース33に設けられた支受筒38が、上記内筒34の固定端と反対側の端部において内筒34と嵌挿して内筒34の当該端部のずれを防止するずれ防止部材として機能する。このため、内筒34の固定端における接合部の損傷を未然に防止できる。すなわち、外側ケース33に対して固定された内筒34の固定端と反対側の端部が自由端になっていると、改質器1自体に外力が加わったような場合に内筒34自体が振動し、固定端に大きな応力が加わり、その接合部が損傷しやすいが、当該固定端と反対側の端部に嵌挿する支受筒38(ずれ防止部材)を設けることにより、改質器1に外力が加わったとしても、内筒34の振動が防止され、固定端に加わる応力を大幅に低減し、その接合部の損傷を防止できる。
なお、上述した例では、上記内筒34の固定端が上流端とした場合を説明したが、上記内筒34は、原料ガスの上流端と下流端のうちいずれか一端側において外側ケース33に対して固定されていれば、本発明に含む趣旨である。
図3は、本発明が適用される改質器1の第2例である。この例では、内筒34の内部に溶接で触媒座32が固定されて触媒31が載置されている。また、外側ケース33が筒状に形成され、内筒34の下流端が第1熱交換器3内に大きく開口している。そして、外側ケース33の下流端寄りの部分には、内向きに突出する盤状部材39が取り付けられており、この盤状部材39がずれ防止部材として機能している。それ以外は上記第1例と同様であり、同様の部分には同じ符号を付している。
上記水素発生装置により、例えば、つぎのようにして水素の発生が行われる。
すなわち、原料として供給された天然ガスは、圧縮機19で圧縮されて天然ガス供給路22を流通する過程で、第6熱交換器17で変成ガス路26を流通する改質ガスと熱交換されて加熱され、第2熱交換器9で改質ガス路25を流通する改質ガスと熱交換されて加熱される。さらに、予熱ヒータ8で加熱されて脱硫器7で硫黄添加物が除去されて原料ガス供給路10に導入される。
一方、原料として供給された水道水は、純水装置12で純水にしてから純水ポンプ13で圧送されて水供給路23を流通する。その過程で、第5熱交換器15、第4熱交換器14で変成ガス路26を流通する改質ガスと熱交換されて加熱されるとともに、純水ヒータ16でも加熱される、さらに、第3熱交換器11で改質ガス路25を流通する改質ガスと熱交換されて加熱され、スチームヒータ6でスチーム化されてスチーム供給路23aを経て原料ガス供給路10に導入される。
原料ガス供給路10に導入された天然ガスと水蒸気は、原料ガス路を流通する間に混合ガスとなり、第1熱交換器3で改質ガス路25を流通する改質ガスと熱交換されて加熱される。この原料ガス供給路10には、さらに酸素供給路24に供給された酸素が導入され、天然ガスと水蒸気と酸素の混合ガスが原料ガスとして改質器1に供給される。
改質器1では、Rh修飾(Ni−CeO)−Pt触媒により、炭化水素の燃焼反応と改質反応とを、内筒34内の1つの反応領域で炭化水素の燃焼反応と改質反応とが同じ反応領域内で同時に行なわれる。
すなわち、炭化水素の一部を完全燃焼させて炭化水素をCOとHOとに変換させる燃焼反応と、この燃焼反応により生成したCOおよびHOのそれぞれをさらに残余の炭化水素と反応させてHとCOとに変換させる改質反応とを、前記触媒上で進行させ、炭化水素をHとCOとに変換させるのである。
例えば、炭化水素がメタンの場合を例にあげて説明すると、その反応は全体として下記の式(1)のように表わされるが、実際は(2)〜(4)式のように、燃焼反応で生成したCOとHOがさらにCHと改質反応を起こしてCOとHに変換するという逐次反応となっている。
CH+2O→4CO+8H (1)
CH+2O→CO+2HO (2)
CH+CO→2CO+2H (3)
2CH+2HO→2CO+6H (4)
上記のCHとOとの接触反応に際しては、さらに系にCOや2HOを供給することもできる。この場合は、COや2HOの供給量に見合ってOの供給量を減ずることができる。
反応温度は350〜800℃、殊に400〜750℃程度が適当である。反応温度はCHとOとの反応によって一部補われるが、不足分は外部加熱することになる。反応温度が余りに低いときはCHの改質反応自体が円滑に進行せず、一方反応温度が余りに高いときは、熱エネルギー的に不利となる上、CHの熱分解によるカーボンの析出が起こる傾向がある。反応圧力は通常は加圧条件が採用されるが、常圧でもよい。
この改質工程によって得られる改質ガスの組成は、ドライベースで大略70%H+15%CO+15%CO、残部は不純分である。この改質工程は、触媒上の発熱反応であり、出口部分の改質ガスの温度は、約700〜800℃程度である。
上記Rh修飾(Ni-CeO)-Pt触媒は、例えば、適当な空隙率を有するアルミナ担体表面にRhを担持させ、ついでPtを担持させ、さらにNiとCeOとを同時担持させることにより得られる。ただし、担体の材質や形状の選択、被覆物形成の有無またはその材質の選択は、種々のバリエーションが可能である。
Rhの担持は、Rhの水溶性塩の水溶液を含浸後、乾燥、焼成、水素還元することにより行われる。また、Ptの担持は、Ptの水溶性塩の水溶液を含浸後、乾燥、焼成、水素還元することにより行われる。NiおよびCeOの同時担持は、Niの水溶性塩およびCeの水溶性塩の混合水溶液を含浸後、乾燥、焼成、水素還元することにより行われる。
上に例示した手順により、目的とするRh修飾(Ni−CeO)−Pt触媒が得られる。各成分の組成は重量比で、Rh:Ni:CeO:Pt=(0.05−0.5):(3.0−10.0):(2.0−8.0):(0.3−5.0)、望ましくは、Rh:Ni:CeO:Pt=(0.1−0.4):(4.0−9.0):(2.0−5.0):(0.3−3.0)に設定することが好ましい。
なお、上記における各段階での水素還元処理を省略し、実際の使用に際して触媒31を高温で水素還元して用いることもできる。各段階で水素還元処理を行ったときも、さらに使用に際して触媒31を高温で水素還元して用いることができる。
上記CO変成器4では、改質ガス中のCOをCOに変成するCO変成工程が行なわれる。
すなわち、改質ガスに含まれる約15%のCO中約10数%のCOとスチーム(HO)を下記の反応式のように反応させてCOとHに変成する。このCO変成工程を経ることにより、改質ガスの組成は、大略77%H+22%CO+1%CO+残部不純分となる。
CO+HO→CO+H
なお、必要に応じて、上記CO変成器4の下流側に、CO変成工程を経て残留したCOを酸化させてCOにするCO選択酸化器を設けてもよい。すなわち、COと空気中のOとを下記の反応式のように反応させてCOにする。このCO選択酸化により、残留するCO分は10ppm以下となり、改質ガスの組成は、ドライベースで大略77%H+23%CO+残部不純分となり、燃料電池等の水素ガス利用設備に対して供給される。
2CO+O→2CO
また、上述した例では、改質触媒としてRh修飾(Ni-CeO)-Pt触媒を用いた例を示したが、炭化水素の燃焼反応と改質反応とを同じ反応領域内で同時に行ないうるものであれば、他の触媒を用いることもできる。
以上のように、上記水素発生装置および方法は、発熱反応である燃焼反応と吸熱反応である改質反応を同じ反応領域内で同時に行うことにより、燃焼反応で発生した熱エネルギーを改質反応の熱源として利用できることから、極めてエネルギー効率がよくなる。さらに、当該反応領域では発熱反応と吸熱反応とが同時に生じることから熱的な中和が起こり、例えば、改質器1内に触媒燃焼反応を単独で行う領域を設ける場合に比べ、反応領域の温度上昇がかなり抑制され、改質器1に用いる耐熱材料の選定や改質器1自体の耐熱構造をそれほど高温仕様のものにしなくてもよくなることから、設備コストも節減できる。
また、上記改質器1は、改質ガスが流通して内筒34の内部が高温になったとしても、断熱空間37を介して外側ケース33が存在するため、内筒34に比べて外側ケース33はそれほど高温にならない。したがって、内筒34にだけ高温耐久性のある材料を使用し、外側ケース33にはステンレス等の比較的安価な材料を使用することが可能となり、設備コストを大幅に抑えることが可能となる。また、外側ケース33を耐圧構造とすることにより内筒34の耐圧性を考慮する必要がなくなるため、比較的高価な高温耐久材料から形成される内筒34の肉厚を低減することが可能となるため、設備コストを一層抑えることが可能となる。さらに、内筒34が高温になって熱膨張し、温度上昇が抑えられた外側ケース33との間で大きく熱膨張の差が生じたとしても、内筒34と外側ケース33の熱膨張差は、外側ケース33と内筒34との間の上記所定隙間40で吸収される。したがって、高温になる内筒34と比較的低温の外側ケース33との間の応力集中が生じることがなく、従来問題となっていたような起動停止の繰り返しでクリープ疲労破壊を生じるようなことがなくなる。
図4は、本発明が適用される改質器1の第3例である。この例は、いわゆるオートサーマル方式の改質を行うものであり、上述したRh修飾(Ni−CeO)−Pt触媒等により、炭化水素の燃焼反応と改質反応とを同じ反応領域内で同時に行なうのではなく、触媒として原料ガスの上流側に燃焼触媒41が配置され、その下流側に改質触媒42が配置されている。
この改質器1では、改質触媒42での改質反応に必要な熱エネルギーは、原料ガスを燃焼触媒41によって燃焼した燃焼エネルギーによって補われるようになっている。
原料ガスとして、例えば、メタンを用い、このメタンの一部を量論比以下で燃焼させた場合、燃料ガスは以下の反応となる。
CH+1/2O=2H+CO・・・(1)
CH+2O=CO+2HO・・・(2)
このときの反応は発熱反応であり、燃料電池で必要とされる水素が発生するという利点がある。
原料ガスの一部が燃焼触媒で部分燃焼されて(1)式および(2)式の反応により水素が発生する過程で、(2)式の反応で発生した蒸気は、残りの原料ガスと反応し、次式の改質反応により、水素が発生する。
CH+HO=3H+CO・・・(3)
すなわち、改質触媒において蒸気と残りの原料ガスとが反応すると、水素リッチな改質ガスが生成されることになる。
それ以外は、上述した実施例と同様であり同様の作用効果を奏する。
本発明は、家庭用燃料電池用の水素発生装置に適用できるだけでなく、自動車用、プラント用その他の燃料電池用の水素発生装置にも適用できるし、燃料電池以外の水素ガス利用設備に対して水素ガスを供給するための水素発生装置にも適用することができる。
本発明が適用される水素発生装置の一実施例を示す図である。 本発明が適用される改質器の一実施例を示す断面図である。 上記改質器の第2例を示す断面図である。 上記改質器の第3例を示す断面図である。
符号の説明
1 改質器
2 原料ヒータ
3 第1熱交換器
4 CO変成器
5 吸着装置
6 スチームヒータ
7 脱硫器
8 予熱ヒータ
9 第2熱交換器
10 原料ガス供給路
11 第3熱交換器
12 純水装置
13 純水ポンプ
14 第4熱交換器
15 第5熱交換器
16 純水ヒータ
17 第6熱交換器
18 気液分離器
19 圧縮機
20a 第1吸着塔
20b 第2吸着塔
21 真空ポンプ
22 天然ガス供給路
23 水供給路
23a スチーム供給路
24 酸素供給路
25 改質ガス路
26 変成ガス路
27 排水路
29 製品ガス路
31 改質触媒
32 触媒座
32a 流通孔
33 外側ケース
34 内筒
35 導入筒
36a フランジ
36b フランジ
36c フランジ
37 断熱空間
38 支受筒
39 盤状部材
40 所定隙間
41 燃焼触媒
42 改質触媒

Claims (3)

  1. 炭化水素系ガスを酸素および水蒸気とともに触媒と接触反応させて水素リッチな改質ガスに改質する改質器であって、内部に触媒が配置されて上流端から導入された原料ガスを改質して下流端に改質ガスを排出する内筒と、上記内筒と所定の断熱空間を隔てた状態で内筒を収容する外側ケースとを備え、上記内筒は、原料ガスの上流端と下流端のうちいずれか一端側において外側ケースに対して固定され、その固定端と反対側の端部は外側ケースとの間に所定隙間を有して外側ケースに固定されていないことを特徴とする炭化水素系ガスの改質器。
  2. 上記外側ケースには、上記内筒の固定端と反対側の端部において内筒と嵌挿して内筒の当該端部のずれを防止するずれ防止部材が設けられている請求項1記載の炭化水素系ガスの改質器。
  3. 上記内筒の固定端が上流端である請求項1または2記載の炭化水素系ガスの改質器。
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