JP2006206115A - スープ類小分け供給装置 - Google Patents

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Mitsuo Watanabe
三夫 渡辺
Tomiyoshi Sato
富義 佐藤
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KAMEYA KOGYOSHO KK
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Abstract

【課題】食器が設置しやすなり取扱性に優れていると共に、見栄えのよいスープ類小分け供給装置の提供。
【解決手段】上記課題は、本体ケース2内に設置されるスープ類用収容容器3の吐出口の前方を覆う縦長凸状の覆い体10Cと、この覆い体10Cの下方に間隔Gをおいて本体ケース2の正面底部まで略延在させ、かつ、食器5を載置する縦長凸状の載置台10Dとを、本体ケース2の正面開口を覆う正面パネル10に一体的に設けると共に、この載置台10D上に鉛直方向の軸10Eを回転軸として回動する食器を保持するための食器ホルダー42を設け、しかも、この食器ホルダー42を、一方向に回動させると載置台10Dの外方に突出し、かつ、他方向に回動させると載置台10D上に収納させることにより、達成できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、スープ類用収容容器に収容されたスープ液、みそ汁、カレーなどのスープ類を小分けして食器に供給するスープ類小分け供給装置に関するものである。
従来のスープ類小分け供給装置としては、本体ケースと、この本体ケース内に出し入れ可能に設置されたスープ類用収容容器と、このスープ類用収容容器に収容された具入りのスープ類を小分けしてその小分けした具入りスープ類を前記スープ類用収容容器の正面に設けられた吐出口から前記スープ類用収容容器の外に設けられる食器に供給する供給手段と、前記吐出口を覆う扉と、この扉を開閉させる扉開閉手段と、前記スープ類用収容容器を加熱するための加熱手段とを少なくとも備え、前記供給手段を、小形電動機と、この小形電動機の正逆転によって正逆転するように前記本体ケースの側面に設けられた作動軸と、この作動軸に取り付けられて前記スープ類用収容容器内を回動するリンク式アームと、このアームの自由端に回動自在に取り付けたレードルとから構成すると共に、前記リンク式アームを、前記作動軸に取り付けた第1アーム部材と、一端を前記第1アーム部材の自由端に回動自在に取り付け、かつ、他端に前記レードルを回動自在に取り付けてなる第2アーム部材と、第1アーム部材と第2アーム部材との取り付け角度を一定の角度に保持するための角度保持手段とから構成ようにしたもの知られていた(例えば、特許文献1参照)。
そして、上記従来のスープ類小分け供給装置では、本体ケースの上面開口を覆う上面パネルと、本体ケースの正面開口を覆う正面パネルとを、開閉自在に設けることで、本体ケース内へのスープ類用収容容器の出し入れを可能とすると共に、正面パネルの下方に食器を載置するための載置台を本体ケースと一体的に設け、かつ、正面パネルの下部横幅全体を凹ませることによりその凹み部を利用して載置台上に食器を載置するようにしている(特許文献1の図2及び図4参照)。
さらに、上記従来のスープ類小分け供給装置では、スープ類用収容容器を加熱するための加熱手段を、本体ケースの内底に取り付けた板ばねによって支えられた面状ヒーター体をスープ類用収容容器外周の下部側面に当接させる構成にすると共に、スープ類用収容容器内の温度を測定する熱電対を本体ケースの内底に取り付ける構成にしている。
(特許文献1の図3〜図5参照)。
さらに、上記従来のスープ類小分け供給装置では、本体ケースの上面開口を覆う上面パネルを開けると、スープ類用収容容器の蓋部を移動させることができるようにしてあると共に、スープ類の温度や小分け回数などを設定するための設定パネル(操作盤)及び小分け動作を開始させるスイッチボタン(小分け動作開始釦)を正面パネルの上部に配設するようにしている(特許文献1の図2及び図4参照)。
さらに、上記従来のスープ類小分け供給装置では、吐出口を覆う扉を開閉させる扉開閉手段を、リンク式アームの自由端に取り付けたレードルを吐出口から突出させる方向に移動させる際にそのレードルに設けた突起により吐出口を覆う扉が外方に押されることで、その扉を開かせ、かつ、レードルを吐出口からスープ類用収容容器内に移動させてレードルに設けた突起が扉から離れることで、その扉に設けたばねのばね力によってその扉を閉じさせるようにしている(特許文献1の図4〜図5参照)。
さらに、上記従来のスープ類小分け供給装置では、リンク式アームの第1アーム部材と第2アーム部材との取り付け角度を一定の角度に保持するための角度保持手段を、弦巻ばね機構としてある(特許文献1の図3〜図5参照)。
特開2001−278391(段落番号0017〜0026、図1〜図5)
そのために、上記従来のスープ類小分け供給装置には、次のような問題があることがわかった。
まず、第1に、正面パネルの下方に食器を載置するための載置台を本体ケースと一体的に設け、かつ、正面パネルの下部横幅全体を凹ませることによりその凹み部を利用して載置台上に食器を載置するようにしているため、スープ類用収容容器の吐出口からずれた位置に食器を設置してしまうことがあり、レードルからのスープ類が、食器内に正確に供給されずにその食器からこぼれてしまうと共に、載置台に載置された食器の前方に、レードルから食器内に供給されたスープ類が飛散した場合に、その飛散したスープ類がスープ類小分け供給装置の利用者にかかってしまうということがあり、取扱性が悪かった。
さらに、第2に、本体ケースの内底に面状ヒーター体を支える板ばねやスープ類用収容容器内の温度を測定する熱電対などが別々に取り付けるようにしているため、組み立て性が悪く、かつ、本体ケースからスープ類用収容容器を取り出して本体ケースの内底の清掃をする場合に、面状ヒーター体、板ばね及び熱電対などが本体ケースの内底から突出した状態になっているので、その本体ケースの内底の清掃がやりにくいという問題があった。
さらに、第3に、本体ケースの上面開口を覆う上面パネルを簡単に開けることができるため、本体ケース内に設置したスープ類用収容容器が、スープ類小分け供給装置の利用者などによって悪戯されやすいという問題があった。また、設定パネル(操作盤)及び小分け動作を開始させるスイッチボタン(小分け動作開始釦)を正面パネルの上部に配設してあるため、その設定パネル(操作盤)を利用者が悪戯して、スープ類の温度や小分け回数を変えてしまう危険性があった。
さらに、第4に、レードルに設けた突起により、スープ類用収容容器の吐出口を覆う扉を直接、押すことで、その扉を開かせるようにしているため、レードル内のスープ類が突起を伝わって扉に付着すると共に、その扉に付着したスープ類が載置台上に落下してしまうという問題があった。また、スープ類用収容容器内を回動するところの第1アーム部材と第2アーム部材とを一定の角度に保持するための角度保持手段を、弦巻ばね機構にしてあるため、その弦巻ばね機構部分にスープ類に混入されている具が付着しやすいと共に、その弦巻ばね機構部分に付着した具が取りにくくなるので、弦巻ばね機構部分の清掃作業を円滑に行うことができなかった。
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたもので、その第1目的は、取扱性が優れて衛生的なスープ類小分け供給装置を提供することにある。
本発明の第2目的は、組み立て性及び取扱性の優れたスープ類用収容容器を加熱する加熱手段を備えたスープ類小分け供給装置を提供することにある。
本発明の第3目的は、利用者の悪戯を阻止して安全性の向上を図りえるスープ類小分け供給装置を提供することにある。
本発明の第4目的は、スープ類用収容容器のスープ類をレードルによって、円滑に食器内に供給させることのできるスープ類小分け供給装置を提供することにある。
上記第1目的を達成するために、本発明は、本体ケースと、この本体ケース内に出し入れ可能に設置されたスープ類用収容容器と、このスープ類用収容容器に収容されたスープ類を小分けしてその小分けしたスープ類を前記スープ類用収容容器の正面に設けられた吐出口から前記スープ類用収容容器の外に設けられる食器に供給する供給手段とを少なくとも備え、前記本体ケースを上面開口及び正面開口とし、その上面開口を覆う上面パネルを開閉自在に設け、かつ、その正面開口を覆う正面パネルを開閉自在に設けたスープ類小分け供給装置において、前記吐出口の前方を覆う縦長凸状の覆い体と、この覆い体の下方に間隔をおき前記本体ケースの正面底部まで略延在させ、かつ、前記食器を載置する縦長凸状の載置台とを、前記正面パネルに一体的に設けると共に、この載置台上に鉛直方向の軸を回転軸として回動する前記食器を保持するための食器ホルダーを設け、しかも、この食器ホルダーを、一方向に回動させると前記載置台の外方に突出し、かつ、他方向に回動させると前記載置台上に収納されるようにしたことを特徴としている。
さらに、上記第1目的を達成するために、本発明は、前記食器ホルダーに、前記覆い体と前記載置台との間の間隔を覆って前記レードルから前記食器に供給されたスープ類が前記正面パネルの前方に飛散するのを防止するスープ類飛散防止体を設けるようにしたこと特徴としている。
さらに、上記第1目的を達成するために、本発明は、前記食器ホルダーを、食器からこぼれたスープ類を収容可能な部屋とこの部屋に食器からこぼれたスープ類を導く多数の流入口とを備え、かつ、前記載置台に対して着脱自在に設けるようにしたことを特徴としている。
さらに、上記第1目的を達成するために、本発明は、前記食器を検出する食器検出センサーを収納してなる収納吐出体を、前記正面パネルの正面に設け、しかも、前記食器ホルダーを回動させて前記載置台の外方に突出させた場合にその食器ホルダーが前記収納吐出体の外壁に衝突するようにしたことを特徴としている。
さらに、上記第1目的を達成するために、本発明は、前記食器ホルダーは、筒状の上面開放の下ケースと、この下ケースの上面開放部分を覆う前記流入口を形成した上ケースとからなることを特徴としている。
さらに、上記第1目的を達成するために、本発明は、前記スープ類用収容容器を、鍋部と蓋部の二分割構成とすると共に、そのスープ類用収容容器を前記本体ケース内に入れた状態で前記上面パネルを閉じると前記蓋部を前記鍋部に押圧させる複数個の押圧手段を、前記上面パネルに設けたことを特徴としている。
上記第2目的を達成するために、本発明は、本体ケースと、この本体ケース内に出し入れ可能に設置されたスープ類用収容容器と、このスープ類用収容容器に収容されたスープ類を小分けしてその小分けしたスープ類を前記スープ類用収容容器の正面に設けられた吐出口から前記スープ類用収容容器の外に設けられる食器に供給する供給手段と、前記スープ類用収容容器を加熱するための加熱手段とを少なくとも備え、前記本体ケースを上面開口及び正面開口とし、その上面開口を覆う上面パネルを開閉自在に設け、かつ、その正面開口を覆う正面パネルを開閉自在に設けてなるスープ類小分け供給装置において、前記加熱手段を、前記スープ類用収容容器の外周壁底面部分を嵌合するための凹部が形成されてシーズヒーターが埋設されるヒーターインゴット部と、このヒーターインゴット部を収納保持する収納ボックスと、この収納ボックスとヒーターインゴット部との間に設けた断熱部材と、前記ヒーターインゴット部に埋設されるヒーター温度検出用サーミスターと、前記ヒーターインゴット部を前記収納ボックスに固定する固定部材とから少なくとも構成したことを特徴としている。
さらに、上記第2目的を達成するために、本発明は、前記収納ボックスを前記本体ケースの内底に取り付けるための取り付け手段を、コイルばね及び段付きボルトにより構成して、前記ヒーターインゴット部の凹部を、前記スープ類用収容容器の外周壁底面部分に押圧接触させるようにしたことを特徴としている。
さらに、上記第2目的を達成するために、本発明は、前記本体ケース内側面と空間を隔てて熱遮断用仕切り板を左右に設け、これら熱遮断用仕切り板間に前記加熱手段及び前記スープ類用収容容器の鍋部部分が設置されるようにしたことを特徴としている。
上記第3目的を達成するために、本発明は、本体ケースと、この本体ケース内に出し入れ可能に設置されたスープ類用収容容器と、このスープ類用収容容器に収容されたスープ類を小分けしてその小分けしたスープ類を前記スープ類用収容容器の正面に設けられた吐出口から前記スープ類用収容容器の外に設けられる食器に供給する供給手段と、前記スープ類用収容容器を加熱するための加熱手段とを少なくとも備えてなるスープ類小分け供給装置において、前記本体ケースを上面開口及び正面開口とし、その上面開口を覆う上面パネルを開閉自在に設け、かつ、その正面開口を覆う正面パネルを開閉自在に設けると共に、前記吐出口の前方を覆う覆い体と、この覆い体の下方に間隔をおいて前記本体ケースの正面底部まで略延在させ、かつ、前記食器を載置する載置台とを、前記正面パネルに一体的に設け、しかも、前記正面パネル及び前記上面パネルの両方を開かないと前記スープ類用収容容器を前記本体ケースから取り出せないようにすると共に、前記正面パネルを開かないと前記前記上面パネルを開くことができない構成にしたことを特徴としている。
さらに、上記第3目的を達成するために、本発明は、前記供給手段によるスープ類の小分け供給回数を表示する表示部、その表示部に表示された小分け供給回数を加減修正する修正釦、表示部に表示された小分け供給回数を零にするリセット釦及び電源スイッチを少なくとも配設してなる操作盤を、前記本体ケースの一側面側に設けた制御ボックスの正面に設けると共に、この操作盤を覆う透明若しくは半透明の操作盤用カバーを、前記正面パネルを開かないと前記操作盤用カバーを開くことができない構成にしたことを特徴としている。
上記第4目的を達成するために、本発明は、本体ケースと、この本体ケース内に出し入れ可能に設置されたスープ類用収容容器と、このスープ類用収容容器に収容されたスープ類を小分けしてその小分けしたスープ類を前記スープ類用収容容器の正面に設けられた吐出口から前記スープ類用収容容器の外に設けられる食器に供給する供給手段と、前記吐出口を覆う扉と、この扉を開閉させる扉開閉手段とを少なくとも備えてなるスープ類小分け供給装置において、前記供給手段を、小形電動機と、この小形電動機の正逆転によって正逆転するように前記本体ケースの側面に設けられた作動軸と、この作動軸に取り付けられて前記スープ類用収容容器内を回動するリンク式アームと、このリンク式アームの自由端に回動自在に取り付けたレードルとから構成すると共に、前記リンク式アームを、前記作動軸に連結した第1アーム部材と、一端を前記第1アーム部材の自由端に回動自在に取り付け、かつ、他端に前記レードルを回動自在に取り付けてなる第2アーム部材と、第1アーム部材と第2アーム部材との取り付け角度を一定の角度に保持するための角度保持用吸着手段とから構成し、しかも、前記扉開閉手段によって前記扉を開かせた後に、前記レードルの出口側を前記吐出口から突出させるようにしたことを特徴としている。
さらに、上記第4目的を達成するために、本発明は、前記第1アーム部材に固定した着脱軸と前記作動軸とを、連結カイド筒体により着脱自在に取り付けるようにしたことを特徴としている。
さらに、上記第4目的を達成するために、本発明は、前記扉開閉手段を、前記着脱軸に固定したカム体と、このカム体によって左右に揺動する揺動レバーと、この揺動レバーによって前後に前記スープ類用収容容器の上面に沿って往復動する往復動レバーとからなり、前記レードルを前記吐出口に近づく方向に前記作動軸を回動させると前記往復動レバーによって前記扉が開き、かつ、前記レードルを前記吐出口から離れる方向に前記作動軸を回動させると前記往復動レバーによって前記扉が閉じる構成としたことを特徴としている。
さらに、上記第4目的を達成するために、本発明は、前記小形電動機の正逆転により前記作動軸を正逆転させる正逆転伝達機構を、前記小形電動機の回転軸に設けた駆動プーリーと、前記作動軸に設けた被駆動プーリーと、前記駆動プーリー及び前記被駆動プーリーに巻装された駆動ベルトとから構成し、この正逆転伝達機構を前記本体ケースの一側面側に設けた制御ボックス内に配置したことを特徴としている。
さらに、上記第4目的を達成するために、本発明は、前記供給手段のリンク式アームを回動させて、前記レードルの外周側面に設けられたピン部材を前記スープ類用収容容器の内周側面側に設けられた係止部材に係止させた状態とした後、さらに、前記リンク式アームを回動させると、前記角度保持用吸着手段が前記第2アーム部材から離れることで前記第2アーム部材が伸びて前記レードルがピン部材を軸として回転してそのレードルの出口側が前記スープ類用収容容器の吐出口から突出すると共に、前記レードルのピン部材を前記スープ類用収容容器の係止部材に係止させた状態から前記ピン部材が前記係止部材から離れる方向に前記リンク式アームを回動させると、前記第2アーム部材が元に戻って前記角度保持用吸着手段に吸着することで第1アーム部材と第2アーム部材との取り付け角度が一定の角度に保持されるようにしたことを特徴としている。
請求項1の発明によれば、食器が設置しやすなり取扱性に優れていると共に、見栄えのよいスープ類小分け供給装置を提供することができる。
請求項2の発明によれば、正面パネルの前方にスープ類を飛散させることを阻止し得るスープ類小分け供給装置を提供することができる。
請求項3の発明によれば、食器からこぼれたスープ類を簡単に清掃することのできるスープ類小分け供給装置を提供することができる。
請求項4の発明によれば、食器ホルダーの過剰な回動を阻止するスープ類小分け供給装置を提供することができる。
請求項5の発明によれば、食器ホルダーの清掃性を向上させることのできるスープ類小分け供給装置を提供することができる。
請求項6の発明によれば、スープ類用収容容器への虫や塵埃の侵入を防止して衛生性を向上させることのできるスープ類小分け供給装置を提供することができる。
請求項7の発明によれば、スープ類用収容容器を加熱するための加熱手段の組み立て性及び取扱性を向上させることのできるスープ類小分け供給装置を提供することができる。
請求項8の発明によれば、加熱手段により発生した熱を効率よくスープ類用収容容器に伝達し得るスープ類小分け供給装置を提供することができる。
請求項9の発明によれば、本体ケースの過熱を防止することのできるスープ類小分け供給装置を提供することができる。
請求項10の発明によれば、正面パネルを開かないと上面パネルが開けられないので、利用者などによる悪戯を阻止し得るスープ類小分け供給装置を提供することができる。
請求項11の発明によれば、正面パネルを開かないとカバーが開けられないので、利用者などによる悪戯及び操作盤の汚染を阻止し得るスープ類小分け供給装置を提供することができる。
請求項12の発明によれば、スープ類がレードルから扉を伝わって流下するのを阻止することができるスープ類小分け供給装置を提供することができる。
請求項13の発明によれば、リンク式アーム及びレードルをスープ類用収容容器外に簡単に取り除くことのできるスープ類小分け供給装置を提供することができる。
請求項14の発明によれば、扉を開かせた後に、レードルをスープ類用収容容器の吐出口から突出させる動作を確実に行わせることのできるスープ類小分け供給装置を提供することができる。
請求項15の発明によれば、リンク式アームを回動させるための作動軸を正逆転させる正逆転伝達機構の点検を容易に行うことのできるスープ類小分け供給装置を提供することができる。
請求項16の発明によれば、スープ類に混入されている具の付着の少なくなり、リンク式アームの清掃作業が容易になるスープ類小分け供給装置を提供することができる。
以下、本発明の一実施形態を、図1〜図28に基づき、詳説する。図1は、本発明の一実施形態に係わるスープ類小分け供給装置の外観斜視図である。図2は、本発明の一実施形態に係わるスープ類小分け供給装置の外観正面図である。図3は、本発明の一実施形態に係わるスープ類小分け供給装置の外観右側面図である。図4は、本発明の一実施形態に係わるスープ類小分け供給装置の外観上面図である。図5は、本発明の一実施形態に係わるスープ類小分け供給装置の外観下面図である。図6は、図3のA−A縦断面図である。図7は、図4のB−B縦断面図である。図8は、図4のC−C縦断面図である。図9は、図3のD−D断面図である。図10は、本発明の一実施形態に係わるスープ類小分け供給装置の制御ボックスの蓋体を取り外した状態の外観右側面図である。図11は、本発明の一実施形態に係わるスープ類小分け供給装置における鍋部の上面図である。図12は、本発明の一実施形態に係わるスープ類小分け供給装置における上面パネルの係止状態を示す要部拡大断面図である。図13は、本発明の一実施形態に係わるスープ類小分け供給装置における加熱手段の上面図である。図14は、図13のE−E断面図である。図15は、図13のF−F断面図である。図16は、本発明の一実施形態に係わるスープ類小分け供給装置における供給手段の着脱軸の拡大平面図である。図17は、本発明の一実施形態に係わるスープ類小分け供給装置おける供給手段の作動軸の拡大平面図である。図18は、本発明の一実施形態に係わるスープ類小分け供給装置における食器ホルダーの上面図である。図19は、図18のG−G断面図である。図20は、図18のH−H断面図である。図21は、本発明の一実施形態に係わるスープ類小分け供給装置における扉開閉手段の要部拡大断面図である。図22は、本発明の一実施形態に係わるスープ類小分け供給装置における扉開閉手段の扉が閉じた状態の要部正面図である。図23は、本発明の一実施形態に係わるスープ類小分け供給装置における扉開閉手段の開閉状態を示す要部上面図である。図24は、本発明の一実施形態に係わるスープ類小分け供給装置の制御盤の正面図である。図25は、本発明の一実施形態に係わるスープ類小分け供給装置における正面パネルの開状態を示す上面図である。図26は、本発明の一実施形態に係わるスープ類小分け供給装置における食器ホルダー動作説明図である。図27は、本発明の一実施形態に係わるスープ類小分け供給装置における正面パネル、上面パネル及び操作盤カバーの開状態を示す側面図である。図28は、本発明の一実施形態に係わるスープ類小分け供給装置の電気回路構成図である。
図1〜図28に示す本発明の一実施形態のスープ類小分け供給装置1は、鋼板製からなる箱状の本体ケース2と、この本体ケース2内に出し入れ可能に設置されたステンレス製のスープ類用収容容器3と、このスープ類用収容容器3に収容されたスープ類を小分けしてその小分けしたスープ類をスープ類用収容容器3の正面に設けられた吐出口4からスープ類用収容容器3の外に設けられる食器5に供給する供給手段6と、スープ類用収容容器3を加熱するための加熱手段7とを備えている(主に、図8参照)。本体ケース2の右側面には、制御ボックス8が取り外し可能に設けられている(主に、図1参照)。
本体ケース2は、上面全体を開口させてなる上面開口2Aと正面全体を開口させてなる正面開口2Bとし、その上面開口を覆う鋼板製の上面パネル9を開閉自在に設け、かつ、その正面開口2Bを覆う鋼板製の正面パネル10を開閉自在に設けるようにしている(主に、図8参照)。上面パネル9は、図8に示すように、一端側が本体ケース2の背面上端部にヒンジ9Aにより回動自在に支持され、かつ、他端側に係止用フランジ9Bが形成されている(主に、図8及び図12参照)。正面パネル10は、一端側が本体ケース2の左端部にヒンジ10Aにより回動自在に支持され、かつ、他端側の下面にラッチ式の施錠装置10Bが設けられている(主に、図9及び図2参照)。
本体ケース2の底面部分は、図6〜図8に示すように、内底板部分2Cと外底板部分2Dとからなる二重底構造にしてある。本体ケース2の二重底を形成する内底板部分2Cと外底板部分2Dは、図6に示すように、側方に突出させて制御ボックス8の下面を支える機能を果たすようにしてある。本体ケース2の二重底を形成する外底板部分2Dには、複数個のゴム足2E及び1個の高さ調整脚2F並びに複数個の冷却用開口2Gが設けられている(主に、図5参照)。
スープ類用収容容器3は、図6〜図8に示すように、鍋部11と蓋部12の二分割構成としてある。鍋部11は、側面方向から見てその鍋部11の内面全体形状が円弧状となるようにすると共に、正面方向から見てその鍋部11の内面下部形状が逆ハ状となるようにその鍋部11の左右側面の下部を傾斜させてある。鍋部11の左右の外側面には、それぞれ鍋部用把手11A、11B及び取り付け水平フランジ11C、11Dが一体的に設けられている。鍋部用把手11A、11Bは、図6及び図7に示すように、蓋部12の側方上部に達する形状にしてある。蓋部12は、正面に吐出口4が形成され、かつ、上面に蓋部用把手12Aが一体的に設けられている(主に、図9参照)。蓋部12の下端部分には、鍋部11の上端縁に載置される段部12B及び鍋部11の上端内方に挿入される挿入フランジ部12Cが設けられている(主に、図6〜図8参照)。鍋部11には、図8及び図11に示すように、垂れ防止部材11Eが設けられている。
供給手段6は、図6に示すように、小形電動機13と、この小形電動機13の正逆転によって正逆転するように本体ケース2の側面に設けられた作動軸14と、この作動軸14に連結されてスープ類用収容容器3内を回動するリンク式アーム15と、このリンク式アーム15の自由端に回動自在に取り付けたレードル16とから構成されている。リンク式アーム15は、図8に示すように、作動軸14に連結された第1アーム部材17と、一端を第1アーム部材17の自由端に第1ピン17Aにより回動自在に取り付け、かつ、他端にレードル16を第1ピン18Aにより回動自在に取り付けてなる第2アーム部材18と、第1アーム部材17と第2アーム部材18との取り付け角度を一定の角度に保持するための角度保持用吸着手段19とから構成されている。
リンク式アーム15は、第1アーム部材17が連結される着脱軸(着脱シャフト)20と作動軸14とを、連結カイド筒体(着脱ガイド)21により着脱自在に取り付けることにより、作動軸14に対する取り付け及び取り外しが簡単に行えるようにしてある。着脱軸20は、図16に示すように、第1アーム部材17を固定するための第1固定部材17B、第1カラー17C、後述するカム体39、第2カラー17D及び第2固定部材17Eが嵌合する径小部20Aと、作動軸14が嵌合する嵌合長溝20Bとを、備えている。着脱軸20の嵌合長溝20Bには、凹部20Cが形成されている。第1アーム部材17を着脱軸20に連結するには、図6に示すように、固定17B、第1カラー17C、後述するカム体39、第2カラー17D及び第2固定部材17Eを、この順で、着脱軸20の径小部20Aに嵌めこんだ後、固定螺子17Fを着脱軸20にねじ込むことによって、行われる。作動軸14は、図17に示すように、着脱軸20の嵌合長溝20B内に嵌合する細長平板部14Aと、軸受嵌合部14Bと、検出円板用嵌合部14Cと、プーリー嵌合部14Dとを、備えている。作動軸14の細長平板部14Aには、凸部14Eが形成されている。作動軸14は、図6及び図7に示すように、本体ケース2の一側面に軸受装置82により回動自在に取り付けられている。
着脱軸20を作動軸14に連結する場合には、凹部20Cと凸部14Eとが一致するように、着脱軸20の嵌合長溝20Bに作動軸14の細長平板部14Aを挿入させた後、連結カイド筒体21を着脱軸20の長手方向に摺動させて、その連結カイド筒体21で嵌合長溝20B及び細長平板部14Aの外周を包み込むようにすればよく、その連結作業を簡単に行うことができる。また、着脱軸20を作動軸14から切り離すには場合には、連結カイド筒体21を嵌合長溝20B及び細長平板部14Aの外周以外の位置に摺動させれば、嵌合長溝20Bと作動軸14の細長平板部14Aの嵌合を解除させることができ、その切り離し作業を簡単に行うことができる。
スープ類用収容容器3の蓋部12の下端部には、着脱軸20を蓋部12の側面外方に突出させるための切り欠き開口12Dが形成されている。蓋部12の切り欠き開口12Dには、この切り欠き開口12Dからスープ類用収容容器3内に塵埃等の侵入を阻止する弾性カーテンなどが設けられている(図6参照)。レードル16には、出口側16Aからそのレードル16内にスープ類用収容容器3内の具入りスープ類を掬った際にスープ液と具とを分離して収容させる液体通過仕切り体16Bが着脱可能に取り付けられている。液体通過仕切り体16Bは、金属製の多孔板から構成されている(図8参照)。
小形電動機13の正逆転により作動軸14を正逆転させる正逆転伝達機構22は、図9及び図10に示すように、小形電動機13の回転軸13Aに設けた駆動プーリー23と、作動軸14に設けた被駆動プーリー24と、駆動プーリー23及び被駆動プーリー24に巻装された駆動ベルト25とから構成されている。正逆転伝達機構22は、図9及び図10に示すように、本体ケース2の一側面側に設けた制御ボックス8内に配置されている。作動軸14は、図6及び図7に示すように、蓋部12の切り欠き開口12Dから突出する着脱軸20と対向する位置となるように、本体ケース2の一側面に軸受装置82により回動自在に取り付けられている。
供給手段6は、リンク式アーム15を回動させて、レードル16の外周側面に設けられたピン部材26をスープ類用収容容器3の内周側面側に設けられた係止部材27に係止させた状態とした後、さらに、リンク式アーム15を回動させると、角度保持用吸着手段19が第2アーム部材18から離れることで第2アーム部材18が伸びてレードル16がピン部材16Aを軸として回転してそのレードル16の出口側16Aがスープ類用収容容器3の吐出口4から突出すると共に、レードル16のピン部材26をスープ類用収容容器3の係止部材27に係止させた状態からピン部材26が係止部材27から離れる方向にリンク式アーム15を回動させると、第2アーム部材18が元に戻って角度保持用吸着手段19により、第2アーム部材18が第1アーム部材17に吸着させられて第1アーム部材17と第2アーム部材18との取り付け角度が一定の角度に保持されるようにしてある(図8参照)。
角度保持用吸着手段19による第1アーム部材17と第2アーム部材18との取り付け角度は、レードル16がスープ類用収容容器3の内底面に沿って移動するときにその内底面にレードル16を接触させない角度となるようにしてある。角度保持用吸着手段19は、シート状の永久磁石からなり、第1アーム部材17に取り付けられてその永久磁石に第2アーム部材18を吸着させるようにしてある。
加熱手段7は、図13〜図15に示すように、スープ類用収容容器3の鍋部11が嵌合する凹部29Aが形成され、かつ、シーズヒーター28が埋設されるヒーターインゴット部29と、このヒーターインゴット部29を収納保持する収納ボックス30と、この収納ボックス30とヒーターインゴット部29との間に設けた断熱部材31と、ヒーターインゴット部29に埋設されるヒーター温度検出用サーミスター32と、ヒーターインゴット部29を収納ボックス30に固定する固定部材33と、一対のヒーター用リード線34とから少なくとも構成されている。ヒーターインゴット部29の凹部29Aは、その凹部29Aに安定した状態でスープ類用収容容器3の鍋部11が載るように、鍋部11の下部外周形状に合わせた形状としてある。
加熱手段7の固定部材33は、図15に示すように、ヒーターインゴット部29の底板29Bに固定された段付きボルト33A、この段付きボルト33Aの段付き部分に嵌合された断熱カラー33B及びこの断熱カラー33Bを段付きボルト33Aに固定させるナット33Cからなっている。加熱手段7の取り付け手段7Aは、図6に示すように、収納ボックス30の外周壁に設けた複数個の取り付けフランジ30Aと、段付き取り付けボルト7Bと、コイルばね7Cと、ナット7Dと、ワッシャー7Eとから構成されている。加熱手段7は、取り付け手段7Aのコイルばね7Cにより、ヒーターインゴット部29の凹部29Aが、スープ類用収容容器3の外周壁底面部分に押圧接触されるように、本体ケース2の二重底を形成する内底板部分2Cに取り付けられる。
本体ケース2内には、図6〜図7に示すように、その本体ケース2内の側面と空間P1を隔てて一対の熱遮断用側部仕切り板(スカート)35を左右に設け、これら熱遮断用側部仕切り板35の間に加熱手段7及びスープ類用収容容器3の鍋部11部分が設置されるようにしてある。一対の熱遮断用側部仕切り板35は、図6〜図7に示すように、上端側L字状折り曲げ部35Aを本体ケース2の側面に固定し、かつ、下端側L字状折り曲げ部35Bを本体ケース2の底面に固定することによって、堅牢に取り付けられている。一対の熱遮断用側部仕切り板35の上端側L字状折り曲げ部35A上には、鍋部11の取り付け水平フランジ11C、11Dが設置されるようにしてある。本体ケース2内の後部には、図8に示すように、熱遮断用後部仕切り板36が、熱遮断用側部仕切り板35にねじ止めすることにより取り付けられている。
スープ類用収容容器3の吐出口4には、図8、図9、図22及び図23に示すように、この吐出口4を覆う観音扉式の扉37が設けられている。スープ類用収容容器3には、扉37を開閉させる扉開閉手段38が設けられている。扉開閉手段38は、図8に示すように、着脱軸20に固定したカム体39と、このカム体39によって左右に揺動する揺動レバー40と、この揺動レバー40によって前後にスープ類用収容容器3の上面に沿って往復動する往復動レバー41とからなり、レードル16を吐出口4に近づく方向に作動軸14及び着脱軸20を回動させると往復動レバー41によって扉37が開き、かつ、レードル16を吐出口4から離れる方向に作動軸14及び着脱軸20を回動させると往復動レバー41によって扉37が閉じるように構成されている。
揺動レバー40は、図8示すように、その揺動レバー40の中央部に設けた支持軸40Aを蓋部12の内側に設けた支持板40Bに回動自在に取り付けると共に、その揺動レバー40の一端を蓋部12の上面に設けた貫通長穴12Eに嵌合させ、かつ、その揺動レバー40の他端に設けた駆動ローラー40Cをカム体39の外周面に摺動させるようにしてある。揺動レバー40と支持板40Bとの間であって、しかも、支持軸40Aよりも上方に位置する部分には、コイルばね状のばね体40Dが装着されている。
往復動レバー41は、図8に示すように、蓋部12の上面に設けて、一端側を揺動レバー40に係合させ、かつ、他端側を扉37の回動軸体37Aに装着させることにより、カム体39によって揺動レバー40が揺動した際、蓋部12の上面にて往復動する(図8において左右方向に移動する)ようにしてある。扉37は、往復動レバー41の往復動によって開閉するようにしてあり、しかも、扉37を開かせた後に、レードル16の出口側16Aを吐出口4から突出させるように、カム体39の外周面の形状を設定してある。蓋部12の上面には、図9に示すように、往復動レバー41の往復動を案内するための案内ローラー41Aが複数個設けられている。往復動レバー41には、図21に示すように、調整板41Bが小ネジ41Cにより取り付けられている。調整板41Bには、往復動レバー41に設けた揺動レバー用係合穴41Dよりも小さい調整係合穴41Eが設けられている。調整係合穴41Eの内壁の断面形状は、図21に示すように、円弧状にしてある。
扉37は、一対の回動軸体37Aと、一対の回動軸体37Aのそれぞれに固定した鋼板製の扉体37B、一対の回動軸体37Aのそれぞれを蓋部12に設けられた吐出口4の端縁近傍に回動可能に支持するための支持板37Cと、一対の回動軸体37Aの上端部分それぞれに固定した小判状板37Dと、これら小判状板37Dに固定した立ちピン37Eと、これら立ちピン37Eが係合するように往復動レバー41に設けられた長穴37Fとによって、両開き(観音開き)するように構成されている(図22及び図23)。
正面パネル10には、図1〜図3に示すように、吐出口4の前方を覆う縦長凸状の覆い体10Cと、この覆い体10Cの下方に間隔G1をおいて本体ケース2の正面底部まで略延在させ、かつ、合成樹脂製の食器ホルダー42を介して食器5を載置するための縦長凸状の載置台10Dとが一体的に設けられている。載置台10D上には、図1に示すように、鉛直方向の軸10Eを回転軸として回動するように食器ホルダー42が設けられている(図8参照)。食器ホルダー42は、図26に示すように、一方向に回動させると載置台10Dの外方に突出し、かつ、他方向に回動させると載置台10D上に収納されるようにしてある。正面パネル10若しくは本体ケース2の正面開口2Bの端縁には、その正面パネル10を閉じるとその状態を保持するための閉状態保持用磁石10Fが設けられている。さらに、覆い体10Cの上面には、円状の透明窓10Gが設けられている。
食器ホルダー42は、図18〜図20に示すように、筒状の上面開放の下ケース43と、この下ケース43の上面開放部分を覆う上ケース44と、覆い体10Cと載置台10Dとの間の間隔G1を覆ってレードル16から食器5に供給されたスープ類が正面パネル10の前方に飛散するのを防止する略半円筒状のスープ類飛散防止体45とからなっている。上ケース44と下ケース43との間の空間は、食器5からこぼれたスープ類を収容可能な部屋(スープ溜め)S1となる。上ケース44には、食器5からこぼれたスープ類を、上ケース44と下ケース43との間に形成された部屋S1に導く多数の流入口(回収穴)44Aが形成されている。スープ類飛散防止体45は、下ケース43と一体的に形成されている。スープ類飛散防止体45の外周には、把手部45Aが一体的に形成されている。下ケース43には、載置台10D上に形成された軸10Eが嵌合する嵌合穴43Aが形成されている。上ケース44の上面には、食器5を上ケース44に載せる際の位置決め目安の機能を果たす半円弧状の位置決めリブ44Bが形成されている。
正面パネル10には、図9に示すように、食器5を検出する食器検出センサー46を収納してなる収納吐出体47が設けられている。収納吐出体47は、図26に示すように、食器ホルダー42を回動させて載置台10Dの外方に突出させた場合に、その食器ホルダー42が収納吐出体47の外壁に衝突する位置となるように設けられている。正面パネル10には、図1に示すように、蒸気逃がし穴10Gが設けられている。
上面パネル9には、図6〜図9に示すように、スープ類用収容容器3を本体ケース2内に入れた状態で上面パネル9を閉じると蓋部12の外周端部を鍋部11の外周端部に押圧させる複数個の押圧手段(アジャスタパット)48が設けられている。上面パネル9には、図1に示すように、蒸気逃がし穴9Cが設けられている。
本実施形態のスープ類小分け供給装置1では、正面パネル10及び上面パネル9の両方を開かないとスープ類用収容容器3を本体ケース2から取り出せないようにすると共に、正面パネル10を開かないと上面パネル9を開くことができない構成にしてある。すなわち、上面パネル9を閉じた後、正面パネル10を閉じると、上面パネル9の係止用フランジ9Bが正面パネル10で押えられるようにしてある。したがって、正面パネル10を閉じた後、正面パネル10の下面に設けた施錠装置10Bで施錠すれば、上面パネル9を開くことができない。
本体ケース2の一側面側に設けた制御ボックス8の正面には、操作盤49が設けられている。操作盤49には、図24に示すように、供給手段によるスープ類の小分け供給回数を表示する小分け供給回数表示部50、その小分け供給回数表示部50に表示された小分け供給回数を加減修正する修正釦51、小分け供給回数表示部50に表示された小分け供給回数を零にするリセット釦52、電源スイッチ53、運転表示部54及びエラー表示部55が少なくとも配設されている。制御ボックス8の正面には、操作盤49を覆う透明若しくは半透明の合成樹脂からなる操作盤用カバー56が設けられている。
操作盤用カバー56は、図25に示すように、一端側をヒンジ56Aにより制御ボックス8に回動自在に取り付け、かつ、他端側に押えフランジ56Bが設けられている。この操作盤用カバー56は、正面パネル10を開かないと開くことができないように構成されている。すなわち、操作盤用カバー56を閉じた後、正面パネル10を閉じると、操作盤用カバー56の押えフランジ56Bが正面パネル10で押えられるようにしてある。したがって、正面パネル10を閉じた後、正面パネル10の下面に設けた施錠装置10Bで施錠すれば、操作盤用カバー56を開くことができない。制御ボックス8の正面には、図1等に示すように、操作盤49の上方に、小分け動作を開始させる小分け動作開始釦(抽出釦)57が配設されている。
制御ボックス8は、正面パネル10の側面に対して着脱可能に取り付けられていると共に、その制御ボックス8の外側壁を着脱自在の蓋体8Aとしてある。制御ボックス8内には、図10に示すように、正逆転伝達機構22と一緒に、制御基板58、漏電ブレーカー59、メンテナンス用操作盤60が配設されている。
スープ類用収容容器3の鍋部11の外周には、その鍋部11の温度を検出する鍋温度検出用サーミスター61が設けられている。鍋温度検出用サーミスター61は、図8に示すように、常にばねで鍋部11の外周面に押圧接触するように、上下動可能に取り付けられ熱遮断用後部仕切り板36に上下動可能に取り付けられている。本体ケース2の正面開口2Bの端縁には、図9に示すように、正面パネル10の開閉を検知する開閉検出スイッチ62が設けられている。レードル16の位置制御機構63(センサードック)は、作動軸14に設けた検出円板63Aと、この検出円板に設けた一個の切り欠き開口(図示せず)と、この切り欠き開口を検出するための複数個の開口位置検出センサー64とからなり、作動軸14の回転によって検出円板63Aが回転し、切り欠き開口が開口位置検出センサー64を通過したか否かで位置制御が行われるようにしてある(図9及び図10参照)。
制御基板58には、図28に示すような電気回路65が搭載されている。すなわち、制御基板58の電気回路65は、CPU66、電源回路67、電動機駆動回路68、ヒーター駆動回路69、サーミスター入力回路70、インターロック入力回路71、フォトインタラプタ入力回路72、光電スイッチ入力回路73、スープ抽出スイッチ入力回路74、スープ抽出ランプ駆動回路75、ストロープ信号回路76、LED駆動回路77、キー入力回路78、EEPROM79、FROM書き込み回路80、ブザー回路81などから構成されている。
上記構成のスープ類小分け供給装置1の使用方法を、次に説明する。
(1)まず、正面パネル10の施錠装置10Bを解錠して、正面パネル10を左方向に開いた後、上面パネル9を上方に開き、蓋部用把手12Aを握って引っ張り上げることで、スープ類用収容容器3の蓋部12を本体ケース2内から取り出す。
(2)次いで、予め調理したスープ類を所望量、鍋部11に投入したならば、蓋部12を鍋部11に載せた後、上面パネル9を閉じる。
(3)次いで、操作盤用カバー56を開き、操作盤49を操作して所望の設定を行った後、操作盤用カバー56を閉じる。
(4)次いで、正面パネル10を閉じた後、施錠装置10Bを操作して正面パネル10を施錠状態にする。
(3)次いで、正面パネル10の載置台10Dに載っている食器ホルダー42を、把手部45Aを握って左方向に回動させることにより、図26に示すように、載置台10Dの外方に突出させる。
(4)次いで、載置台10Dの外方に突出させた食器ホルダー42上に、食器5を設置した後、把手部45Aを握って食器ホルダー42を右方向に回動させて、その食器ホルダー42及び食器5を載置台10D上に収納させる。
(5)次いで、小分け動作開始釦(抽出釦)57を押すことで、供給手段6が動作して、
扉37を開いた後、レードル16の出口側16Aが吐出口4から突出し、そのレードル16から食器5にスープ類用収容容器3のスープ類が供給される。
(6)最後に、再び、食器ホルダー42を左方向に回動させることで、スープ類の入った食器5を載置台10Dから取り出すことができる。
上記構成のスープ類小分け供給装置1を清掃する場合は、正面パネル10の施錠装置10Bを解錠して、正面パネル10を左方向に開いた後、図27に示すごとく上面パネル9を上方に開き、鍋部用把手11A、11Bを握って引っ張り上げることで、熱遮断用側部仕切り板35に設けた嵌合ピン35Cと水平フランジ11C、11Dに設けたピン嵌合穴11Fとの嵌合を解除させて、スープ類用収容容器3の鍋部11及び蓋部12を一緒に本体ケース2内から取り出す。その後、本体ケース2内から取り出した鍋部11及び蓋部12を流しなどで洗うと共に、本体ケース2内の内壁、熱遮断用仕切り板35及び熱遮断用後部仕切り板36並びに加熱手段7の上面の汚れを布類等で拭き取ることで、清掃作業を簡単に行うことができる。清掃終了後は、鍋部11に蓋部12を被せた状態で、鍋部用把手11A、11Bを握って、水平フランジ11C、11Dに設けたピン嵌合穴11Fを熱遮断用側部仕切り板35に設けた嵌合ピン35Cに嵌合させれば、スープ類用収容容器3を本体ケース2内への設置を簡単に行うことができる。
上記構成のスープ類小分け供給装置1によれば、次のようなメリットを奏することができる。
(イ)上面パネル9を閉じれば、押圧手段48により、スープ類用収容容器3の蓋部12が鍋部11に押されるので、蓋部12と鍋部11との間の密閉状態を簡単に得ることができる。
(ロ)正面パネル10を開かないと、上面パネル9及び操作盤用カバー56を開くことができないようしてあるので、スープ類用収容容器3の蓋部12を開けてスープ類用収容容器3の鍋部11のスープ類に手を入れたりするなどのいたずらや操作盤49を操作したりなどのいたずらを防止することができる。また、正面パネル10の下面に施錠装置10Bが設けられているので、正面パネル10をいたずらで開くことも防止できる。
(ハ)食器ホルダー42を回動させた後、その食器ホルダー42に食器5を設置するようにしたので、食器5の設置場所を誤ることがなく、使い勝手がよい。また、食器ホルダー42は、載置台10Dから外して洗うことができるので、衛生的である。
(ニ)鍋温度検出用サーミスター61は、常にばね力によって鍋部11の外周面に押圧接触するように、上下動可能に取り付けられているので、鍋部11の温度を精度よく検出することができる。
(ホ)連結カイド筒体21を摺動させることで、着脱軸20と作動軸14との連結作業及び切り離し作業を簡単に行うことができる。
(へ)覆い体10Cの透明窓10Gからレードル16が吐出口4から突出する動作が行われているか否かを確認することができ、便利である。
(ト)鍋部用把手11A、11Bを蓋部12の側方上部に達する形状としてあるので、その鍋部用把手11A、11Bを握って引っ張り上げることにより、難なく、スープ類用収容容器3の鍋部11及び蓋部12を一緒に本体ケース2内から取り出すことができる。
(チ)供給手段6の構成部品であるリンク式アーム15には、弦巻ばねが使用されていないので、そのリンク式アーム15に、スープ類に混入されている具が付着して取れ難くなってしまうようなことが発生しないため、清掃作業等が容易となる。
(リ)レードル16から食器5内に供給されたスープ類が飛散するようなことがあっても、その飛散したスープ類が食器ホルダー42のスープ類飛散防止体45により、載置台の前方に飛散することが防がれて、スープ類がスープ類小分け供給装置の利用者にかからなくなる。
(ヌ)スープ類用収容容器3の吐出口4を覆う扉37が開いた後に、レードル16の出口側16A部分がスープ類用収容容器3の吐出口4から出るので、レードル16が扉37に接触することがないため、スープ類がレードル16から扉37に伝わって周囲に流れることがなくなり、衛生的である。
上記実施形態のスープ類小分け供給装置1では、食器ホルダー42を回動させて載置台10Dの外方に突出させた場合に、食器検出センサー46を収納する収納吐出体47の外壁に食器ホルダー42を衝突させているが、これに限定されない。正面パネル10に食器検出センサー46を収納する収納吐出体47を設けることなく、食器検出センサー46を正面パネル10に埋め込ませるようにすることで、食器ホルダー42を回動させて載置台10Dの外方に突出させた場合に、正面パネル10に食器ホルダー42が直接、衝突するような構成にしてもよい。
さらに、上記実施形態のスープ類小分け供給装置1では、スープ類用収容容器3の吐出口4を覆う扉37を観音扉式としているが、これに限定されない。スープ類用収容容器3の吐出口4を、片開き式の扉構造体で覆うようにすることも可能である。
さらに、上記実施形態のスープ類小分け供給装置1では、食器ホルダー42に食器5からこぼれたスープ類を収容可能な部屋(スープ溜め)S1を形成するようにしているが、これに限定されない。食器ホルダー42に食器5等からこぼれたスープ類を、食器ホルダー42を介して他の場所に設けた容器に導いてその容器に溜めるようにすることも可能である。
さらに、上記実施形態のスープ類小分け供給装置1の加熱手段7では、ヒーターインゴット部29をスープ類用収容容器3の鍋部11に押圧接触させるようにしているが、これに限定されない。スープ類用収容容器3の鍋部11の外周底部に密着固定させたインゴット部材の下面を平坦面として、その平坦面にシーズヒーター28を埋設させた平板状部材を取り付けるようにしてもよい。また、上記実施形態のスープ類小分け供給装置1は、仕切り板16Bを設けたレードル16により具入りスープ類を小分けして抽出するようにしているが、仕切り板16Bを取り除いたレードル16によって具なしのスープ類を抽出するようにすることもできる。
本発明の一実施形態に係わるスープ類小分け供給装置の外観斜視図である。 本発明の一実施形態に係わるスープ類小分け供給装置の外観正面図である。 本発明の一実施形態に係わるスープ類小分け供給装置の外観右側面図である。 本発明の一実施形態に係わるスープ類小分け供給装置の外観上面図である。 本発明の一実施形態に係わるスープ類小分け供給装置の外観下面図である。 図3のA−A縦断面図である。 図4のB−B縦断面図である。 図4のC−C縦断面図である。 図3のD−D断面図である。 本発明の一実施形態に係わるスープ類小分け供給装置の制御ボックスの蓋体を取り外した状態の外観右側面図である。 本発明の一実施形態に係わるスープ類小分け供給装置における鍋部の上面図である。 本発明の一実施形態に係わるスープ類小分け供給装置における上面パネルの係止状態を示す要部拡大断面図である。 本発明の一実施形態に係わるスープ類小分け供給装置における加熱手段の上面図である。 図13のE−E断面図である。 図13のF−F断面図である。 本発明の一実施形態に係わるスープ類小分け供給装置における供給手段の着脱軸(着脱シャフト)の拡大平面図である。 本発明の一実施形態に係わるスープ類小分け供給装置おける供給手段の作動軸の拡大平面図である。 本発明の一実施形態に係わるスープ類小分け供給装置における食器ホルダーの上面図である。 図18のG−G断面図である。 図18のH−H断面図である。 本発明の一実施形態に係わるスープ類小分け供給装置における扉開閉手段の要部拡大断面図である。 本発明の一実施形態に係わるスープ類小分け供給装置における扉開閉手段の扉が閉じた状態の要部正面図である。 本発明の一実施形態に係わるスープ類小分け供給装置における扉開閉手段の開閉状態を示す要部上面図である。 本発明の一実施形態に係わるスープ類小分け供給装置の操作盤の正面図である。 本発明の一実施形態に係わるスープ類小分け供給装置における正面パネルの開状態を示す上面図である。 本発明の一実施形態に係わるスープ類小分け供給装置における食器ホルダー動作説明図である。 本発明の一実施形態に係わるスープ類小分け供給装置における正面パネル、上面パネル及び操作盤カバーの開状態を示す側面図である。 本発明の一実施形態に係わるスープ類小分け供給装置の電気回路構成図である。
符号の説明
1 スープ類小分け供給装置
2 本体ケース
2A 上面開口
2B 正面開口
3 スープ類用収容容器
4 吐出口
5 食器
6 供給手段
7 加熱手段
8 制御ボックス
9 上面パネル
10 正面パネル
10B 施錠装置
10C 覆い体
10D 載置台
11 鍋部
11A、11B 鍋部用把手
11C、11D 水平フランジ
12 蓋部
12A 蓋部用把手
13 小形電動機
14 作動軸
15 リンク式アーム
16 レードル
16A 出口側
17 第1アーム部材
18 第2アーム部材
19 角度保持用吸着手段
20 着脱軸
21 連結カイド筒体
22 正逆転伝達機構
23 駆動プーリー
24 被駆動プーリー
25 駆動ベルト
26 ピン部材
27 係止部材
28 シーズヒーター
29 ヒーターインゴット部
29A 凹部
30 収納ボックス
31 断熱部材
32 ヒーター温度検出用サーミスター
33 固定部材
35 熱遮断用側部仕切り板
37 扉
38 扉開閉手段
39 カム体
40 揺動レバー
41 往復動レバー
42 食器ホルダー
43 下ケース
44 上ケース
44A 流入口
44B 位置決めリブ
45 スープ類飛散防止体
45A 把手部
46 食器検出センサー
47 収納吐出体
48 押圧手段
49 操作盤
50 小分け供給回数表示部
51 修正釦
52 リセット釦
53 電源スイッチ
56 操作盤用カバー
57 小分け動作開始釦(抽出釦)

Claims (16)

  1. 本体ケースと、この本体ケース内に出し入れ可能に設置されたスープ類用収容容器と、このスープ類用収容容器に収容されたスープ類を小分けしてその小分けしたスープ類を前記スープ類用収容容器の正面に設けられた吐出口から前記スープ類用収容容器の外に設けられる食器に供給する供給手段とを少なくとも備え、前記本体ケースを上面開口及び正面開口とし、その上面開口を覆う上面パネルを開閉自在に設け、かつ、その正面開口を覆う正面パネルを開閉自在に設けたスープ類小分け供給装置において、前記吐出口の前方を覆う縦長凸状の覆い体と、この覆い体の下方に間隔をおき前記本体ケースの正面底部まで略延在させ、かつ、前記食器を載置する縦長凸状の載置台とを、前記正面パネルに一体的に設けると共に、この載置台上に鉛直方向の軸を回転軸として回動する前記食器を保持するための食器ホルダーを設け、しかも、この食器ホルダーを、一方向に回動させると前記載置台の外方に突出し、かつ、他方向に回動させると前記載置台上に収納されるようにしたことを特徴とするスープ類小分け供給装置。
  2. 前記食器ホルダーに、前記覆い体と前記載置台との間の間隔を覆って前記レードルから前記食器に供給されたスープ類が前記正面パネルの前方に飛散するのを防止するスープ類飛散防止体を設けたことを特徴とする請求項1記載のスープ類小分け供給装置。
  3. 前記食器ホルダーは、食器からこぼれたスープ類を収容可能な部屋とこの部屋に食器からこぼれたスープ類を導く多数の流入口とを備え、かつ、前記載置台に対して着脱自在に設けたことを特徴とする請求項1若しくは2記載のスープ類小分け供給装置。
  4. 前記食器を検出する食器検出センサーを収納してなる収納吐出体を、前記正面パネルの正面に設け、しかも、前記食器ホルダーを回動させて前記載置台の外方に突出させた場合にその食器ホルダーが前記収納吐出体の外壁に衝突するようにしたことを特徴とする請求項1、2若しくは3記載のスープ類小分け供給装置。
  5. 前記食器ホルダーは、筒状の上面開放の下ケースと、この下ケースの上面開放部分を覆う前記流入口を形成した上ケースとからなることを特徴とする請求項1、2、3若しくは4記載のスープ類小分け供給装置。
  6. 前記スープ類用収容容器を、鍋部と蓋部の二分割構成とすると共に、そのスープ類用収容容器を前記本体ケース内に入れた状態で前記上面パネルを閉じると前記蓋部を前記鍋部に押圧させる複数個の押圧手段を、前記上面パネルに設けたことを特徴とする請求項1、2、3、4若しくは5記載のスープ類小分け供給装置。
  7. 本体ケースと、この本体ケース内に出し入れ可能に設置されたスープ類用収容容器と、このスープ類用収容容器に収容されたスープ類を小分けしてその小分けしたスープ類を前記スープ類用収容容器の正面に設けられた吐出口から前記スープ類用収容容器の外に設けられる食器に供給する供給手段と、前記スープ類用収容容器を加熱するための加熱手段とを少なくとも備え、前記本体ケースを上面開口及び正面開口とし、その上面開口を覆う上面パネルを開閉自在に設け、かつ、その正面開口を覆う正面パネルを開閉自在に設けてなるスープ類小分け供給装置において、前記加熱手段を、前記スープ類用収容容器の外周壁底面部分を嵌合するための凹部が形成されてシーズヒーターが埋設されるヒーターインゴット部と、このヒーターインゴット部を収納保持する収納ボックスと、この収納ボックスとヒーターインゴット部との間に設けた断熱部材と、前記ヒーターインゴット部に埋設されるヒーター温度検出用サーミスターと、前記ヒーターインゴット部を前記収納ボックスに固定する固定部材とから少なくとも構成したことを特徴とするスープ類小分け供給装置。
  8. 前記収納ボックスを前記本体ケースの内底に取り付けるための取り付け手段を、コイルばね及び段付きボルトにより構成して、前記ヒーターインゴット部の凹部を、前記スープ類用収容容器の外周壁底面部分に押圧接触させるようにしたことを特徴とする請求項7記載のスープ類小分け供給装置。
  9. 前記本体ケース内側面と空間を隔てて熱遮断用仕切り板を左右に設け、これら熱遮断用仕切り板間に前記加熱手段及び前記スープ類用収容容器の鍋部部分が設置されるようにしたことを特徴とする請求項7若しくは8記載のスープ類小分け供給装置。
  10. 本体ケースと、この本体ケース内に出し入れ可能に設置されたスープ類用収容容器と、このスープ類用収容容器に収容されたスープ類を小分けしてその小分けしたスープ類を前記スープ類用収容容器の正面に設けられた吐出口から前記スープ類用収容容器の外に設けられる食器に供給する供給手段と、前記スープ類用収容容器を加熱するための加熱手段とを少なくとも備えてなるスープ類小分け供給装置において、前記本体ケースを上面開口及び正面開口とし、その上面開口を覆う上面パネルを開閉自在に設け、かつ、その正面開口を覆う正面パネルを開閉自在に設けると共に、前記吐出口の前方を覆う覆い体と、この覆い体の下方に間隔をおいて前記本体ケースの正面底部まで略延在させ、かつ、前記食器を載置する載置台を、前記正面パネルに一体的に設け、しかも、前記正面パネル及び前記上面パネルの両方を開かないと前記スープ類用収容容器を前記本体ケースから取り出せないようにすると共に、前記正面パネルを開かないと前記前記上面パネルを開くことができない構成にしたことを特徴とするスープ類小分け供給装置。
  11. 前記供給手段によるスープ類の小分け供給回数を表示する表示部、その表示部に表示された小分け供給回数を加減修正する修正釦、表示部に表示された小分け供給回数を零にするリセット釦及び電源スイッチを少なくとも配設してなる操作盤を、前記本体ケースの一側面側に設けた制御ボックスの正面に設けると共に、この操作盤を覆う透明若しくは半透明の操作盤用カバーを、前記正面パネルを開かないと前記操作盤用カバーを開くことができない構成にしたことをしたことを特徴とする請求項10記載のスープ類小分け供給装置。
  12. 本体ケースと、この本体ケース内に出し入れ可能に設置されたスープ類用収容容器と、このスープ類用収容容器に収容されたスープ類を小分けしてその小分けしたスープ類を前記スープ類用収容容器の正面に設けられた吐出口から前記スープ類用収容容器の外に設けられる食器に供給する供給手段と、前記吐出口を覆う扉と、この扉を開閉させる扉開閉手段とを少なくとも備え、前記供給手段を、小形電動機と、この小形電動機の正逆転によって正逆転するように前記本体ケースの側面に設けられた作動軸と、この作動軸に取り付けられて前記スープ類用収容容器内を回動するリンク式アームと、このアームの自由端に回動自在に取り付けたレードルとから構成してなるスープ類小分け供給装置において、前記リンク式アームを、前記作動軸に連結した第1アーム部材と、一端を前記第1アーム部材の自由端に回動自在に取り付け、かつ、他端に前記レードルを回動自在に取り付けてなる第2アーム部材と、第1アーム部材と第2アーム部材との取り付け角度を一定の角度に保持するための角度保持用吸着手段とから構成すると共に、前記扉開閉手段によって前記扉を開かせた後に、前記レードルの出口側を前記吐出口から突出させるようにしたことを特徴とするスープ類小分け供給装置。
  13. 前記第1アーム部材に固定した着脱軸と前記作動軸とを、連結カイド筒体により着脱自在に取り付けるようにしたことを特徴とする請求項12記載のスープ類小分け供給装置。
  14. 前記扉開閉手段を、前記着脱軸に固定したカム体と、このカム体によって左右に揺動する揺動レバーと、この揺動レバーによって前後に前記スープ類用収容容器の上面に沿って往復動する往復動レバーとからなり、前記レードルを前記吐出口に近づく方向に前記作動軸を回動させると前記往復動レバーによって前記扉が開き、かつ、前記レードルを前記吐出口から離れる方向に前記作動軸を回動させると前記往復動レバーによって前記扉が閉じる構成としたことを特徴とする請求項12若しくは13記載のスープ類小分け供給装置。
  15. 前記小形電動機の正逆転により前記作動軸を正逆転させる正逆転伝達機構を、前記小形電動機の回転軸に設けた駆動プーリーと、前記作動軸に設けた被駆動プーリーと、前記駆動プーリー及び前記被駆動プーリーに巻装された駆動ベルトとから構成し、この正逆転伝達機構を前記本体ケースの一側面側に設けた制御ボックス内に配置したことを特徴とする請求項12、13若しくは14記載のスープ類小分け供給装置。
  16. 前記供給手段のリンク式アームを回動させて、前記レードルの外周側面に設けられたピン部材を前記スープ類用収容容器の内周側面側に設けられた係止部材に係止させた状態とした後、さらに、前記リンク式アームを回動させると、前記角度保持用吸着手段が前記第2アーム部材から離れることで前記第2アーム部材が伸びて前記レードルがピン部材を軸として回転してそのレードルの出口側が前記スープ類用収容容器の吐出口から突出すると共に、前記レードルのピン部材を前記スープ類用収容容器の係止部材に係止させた状態から前記ピン部材が前記係止部材から離れる方向に前記リンク式アームを回動させると、前記第2アーム部材が元に戻って前記角度保持用吸着手段に吸着することで第1アーム部材と第2アーム部材との取り付け角度が一定の角度に保持されるようにしてなることを特徴とする請求項12、13、14若しくは15記載のスープ類小分け供給装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110584453A (zh) * 2019-09-24 2019-12-20 六安永贞匠道机电科技有限公司 餐饮鲜汤的自动补给方法
CN113506405A (zh) * 2021-07-08 2021-10-15 吴之瑞 一种共享自助智能食物料理机

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