JP2006206012A - 自動車の車体後部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ラゲージスペースを狭くすることなく、車体後部の剛性を高める。
【解決手段】リヤピラーインナパネル11の下部にリヤホイールハウスアウタパネル12の上部が接合されている。リヤピラーインナパネル11の後縁部にはバックドア開口レインフォースメント13が接合され、バックドア開口レインフォースメント13の下端がロアバック14に接合されている。リヤホイールハウスインナパネル16上にリヤサスペンション取付部17が設けられ、リヤホイールハウスインナパネル16の後側とロアバック14とが連結部材18で接合されている。アウタレインフォースメント19は、リヤピラーインナパネル11に対してリヤサスペンション取付部17と反対側に下端が配置されるとともに上下方向に延びて上端がバックドア開口レインフォースメント13に接合されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自動車の車体後部構造に係り、詳しくはテールゲート(ハッチバック式のバックドア)を備えた自動車の車体後部構造に関する。
自動車の操縦安定性向上のためにはリヤボデーのねじり剛性の向上が必要である。テールゲートを備えた自動車では、左右のリヤピラーに跨るようにしてバックドア開口部が形成されている。そして、リヤボデーの捩り剛性を高めるため、リヤピラーを閉断面部が連続するとともにその下端をリヤサスペンションの着力点付近に配置する構成が一般的である(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に開示された車体後部構造では、図4に示すように、リヤピラー50をリヤピラーインナ51とリヤフェンダ52のピラーアウタ部とで閉断面に形成している。ピラーレインフォース53はリヤピラーインナ51に接合されて上下方向に延在する閉断面部54を形成する。リヤピラー周りの剛性を高めるため、リヤホイールハウスアウタ55の略前後方向中央部には剛性強化部56が設けられている。剛性強化部56は、リヤホイールハウスインナに形成したストラットタワー部57の上部に接合されてリヤサスペンション58の上端を連結支持するストラット連結ベース59と対向する位置に設けられている。ストラット連結ベース59上にはベースレインフォース60が配設されて、ベースレインフォース60の上方に閉断面部60aが形成されている。
また、バックドア開口部の剛性を高める車体構造として、左右のリヤピラー間にバックドア開口部を備えてなる自動車において、リヤピラーのバックドア開口部周縁の上下方向略中間部からリヤホイールハウスに跨る閉断面構造を設けることが提案されている(特許文献2参照)。具体的には、図5に示すように、リヤピラーインナパネル61の下端にリヤホイールハウスアウタパネル62が接合され、リヤピラーインナパネル61とリヤホイールハウスアウタパネル62の外面には断面略ハット形のレインフォースメント63が接合されている。レインフォースメント63は、リヤホイールハウスアウタパネル62の膨出部62aから略垂直に立ち上がってリヤピラーインナパネル61のサイドウインド開口部64まで達する縦壁部65と、縦壁部65の上端から緩やかに立ち上がりながら後方へ延出してリヤピラーレインフォースメント66まで達する横壁部67とで構成されている。
また、簡単な構成で剛性を高めたリヤダンパハウスが提案されている(特許文献3参照)。特許文献3には、テールゲートを備えた車両の、後部開口部の下辺を中空閉断面体で構成し、この中空閉断面体に、リヤダンパを支えるリヤダンパハウスを接合した構成が提案されている。具体的には、リヤホイールハウスの側部(車体内側)に、リヤダンパハウスが隣接して設けられ、両者が互いに接合されている。
特開2002−337736号公報(明細書の段落[0021]〜[0029]、図1,図3) 特開2000−190868号公報(明細書の段落[0022]〜[0024]、図1,図4) 特開2000−16338号公報(明細書の段落[0011]〜[0014]、図2,図3)
近年、後部座席に対しても三点式シートベルトが装備されるようになってきた。ところが、コンパクト2BOX車においてはリヤオーバハングが短いため、三点式シートベルトを装備しようとすると、図6に示すように、シートベルトリトラクタ70がリヤサスペンション取付部71の垂直上方に配置される状態となる。そして、リヤピラーの構造材72(骨格部)はシートベルトリトラクタ70の位置を避けた配置となり、リヤピラーの構造材72はリヤサスペンション取付部71と対向するように配置することができない。その結果、リヤサスペンション取付部71からの入力に対する剛性が低下する。構造材72の配置を図6のようにして、しかも剛性を高める構成を設けないと、車両の旋回時に、リヤサスペンションからの入力により、図7に鎖線で示すように車体73がマッチ箱変形(4角の角度変化)を起こす。
前記各特許文献1〜3は、いずれもシートベルトリトラクタの配置を配慮して、車体後部の剛性を高めているものではない。特許文献1の構成では、ストラット連結ベース59上にベースレインフォース60が配設されて、ベースレインフォース60の上方に閉断面部60aが形成されている。そして、リヤピラーインナ51がストラット連結ベース59及びベースレインフォース60と溶接されているため、リヤサスペンションからの入力をリヤピラー50で比較的効率良く担うことができる。しかし、車室側に閉断面部60aが設けられるため、その分、ラゲージスペースが狭くなるという問題がある。
特許文献2の構成では、閉断面部を構成するレインフォースメント63がリヤピラーインナパネル61とリヤホイールハウスアウタパネル62の外面に設けられているため、特許文献1の構成と異なり、ラゲージスペースが狭くなる不都合はない。しかし、レインフォースメント63は略L字状で、レインフォースメント63のリヤピラーレインフォースメント66に対する結合部と、リヤホイールハウスアウタパネル62に対する結合部とを結ぶ直線上から大きくずれた状態となる形状のため、リヤサスペンションからの入力をリヤピラー68で効率良く担うことができない。
また、特許文献3の構成では、リヤホイールハウスの側部(車体内側)に、リヤダンパハウスが隣接して設けられているため、ラゲージスペースが狭くなるという問題がある。
本発明は、前記の問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、ラゲージスペースを狭くすることなく、車体後部の剛性を高めることができる自動車の車体後部構造を提供することにある。
前記の目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、バックドア開口部の左右側部に設けられ、下端がロアバックに接合されたバックドア開口レインフォースメントと、左右のリヤホイールハウスインナパネル上に設けられたリヤサスペンション取付部とを備えている。また、リヤピラーインナパネルに対して前記リヤサスペンション取付部と反対側の位置から前記バックドア開口レインフォースメントに向かって直線状に延設されたアウタレインフォースメントとを備えている。
この発明の車体後部構造では、リヤサスペンション取付部は直接バックドア開口レインフォースメントと連結されてはいない。しかし、リヤサスペンションからリヤサスペンション取付部に入力された力は、アウタレインフォースメントを介してバックドア開口レインフォースメントに伝達される。そして、バックドア開口レインフォースメントの下端はロアバックに接合されているため、リヤサスペンションからリヤサスペンション取付部に入力された力が、アウタレインフォースメント、バックドア開口レインフォースメント及びロアバックによって効率良く担われ、バックドア開口部の捩り剛性が向上する。従って、ラゲージスペースを狭くすることなく、車体後部の剛性を高めることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記リヤホイールハウスインナパネルと前記ロアバックとを連結する連結部材をさらに有している。この発明では、前記連結部材が存在するため、リヤサスペンション取付部に入力された力は、リヤホイールハウスインナパネルと連結部材とを介してもロアバックに伝達される。連結部材を介してロアバックに伝達される力は、ロアバックに対してその面に沿った剪断力として作用する。従って、リヤサスペンションからリヤサスペンション取付部に入力された力が、効率良く前記各部材に担われ、車体後部の剛性がより向上する。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記バックドア開口レインフォースメントの一部と、前記アウタレインフォースメントと、前記リヤホイールハウスインナパネルの後部及び前記連結部材とがトラス構造を構成するように配置されている。従って、この発明では、リヤサスペンションからリヤサスペンション取付部に入力された力が、より効率良く前記各部材に担われ、車体後部の剛性がより向上する。
本発明によれば、ラゲージスペースを狭くすることなく、車体後部の剛性を高めることができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図3にしたがって説明する。図1(a)は車体後部の左側を外側から見た部分概略斜視図、(b)は車体後部の右側を内側から見た部分概略斜視図、図2は車体後部の概略側面図である。なお、リヤアウタパネルは図示を省略している。
図1(a)に示すように、リヤピラーインナパネル11の下部にリヤホイールハウスアウタパネル12の上部が接合されている。図1(a),(b)に示すように、リヤピラーインナパネル11の後縁部にはバックドア開口レインフォースメント13が接合されている。バックドア開口レインフォースメント13は、リヤピラーインナパネル11の一部とで閉断面部を形成する形状に形成され、下端がロアバック14に接合されている。即ち、バックドア開口レインフォースメント13はバックドア開口部15(図1(b)に図示)の左右側部に設けられている。バックドア開口レインフォースメント13は、図示しないテールランプと干渉しないように、第1部材13a及び第2部材13bに2分割されて構成され、閉断面部はバックドア開口レインフォースメント13の全長にわたって形成されている。
図1(b)に示すように、リヤホイールハウスインナパネル16上にはリヤサスペンション取付部17が設けられている。リヤホイールハウスインナパネル16の後部とロアバック14との間には、前端がリヤホイールハウスインナパネル16に接合され、後端がロアバック14に接合された状態で連結部材18が設けられている。連結部材18は1枚の板で形成されている。
図1(a)に示すように、リヤピラーインナパネル11の外側には、下端がリヤホイールハウスアウタパネル12上に接合され、上端が前記バックドア開口レインフォースメント13に接合されたアウタレインフォースメント19が設けられている。アウタレインフォースメント19は、リヤピラーインナパネル11に対してリヤサスペンション取付部17と反対側の位置からバックドア開口レインフォースメント13に向かって直線状に延設されている。詳述すれば、下端がリヤサスペンション取付部17と反対側に配置されるとともに上下方向に延びて上端がバックドア開口レインフォースメント13の中間部に接合されている。アウタレインフォースメント19は、リヤホイールハウスアウタパネル12の起立部12a及びリヤピラーインナパネル11と閉断面部を形成するとともに、直線状に延びる形状(例えば、断面略ハット形)に形成されている。即ち、アウタレインフォースメント19は、外形線がアウタレインフォースメント19の上端中央部と下端中央部とを結ぶ直線と交差しない形状に形成されている。また、アウタレインフォースメント19は、リヤピラーインナパネル11に形成されたシートベルトリトラクタ取付用孔20より後側を通るように斜めに配置されている。即ち、アウタレインフォースメント19は、シートベルトリトラクタの配置箇所より後側を通るように配置されている。さらに、アウタレインフォースメント19は、リヤピラーインナパネル11又はリヤホイールハウスアウタパネル12の起立部12aを挟むようにしてリヤサスペンション取付部17と一体に結合されている。なお、図1(b)ではシートベルトリトラクタ取付用孔20の図示を省略している。
この実施形態においては、バックドア開口レインフォースメント13の一部(下部側)と、アウタレインフォースメント19と、リヤホイールハウスインナパネル16の後部及び連結部材18とは厳密には一平面上に存在しないが、図2に示すように、実質的にトラス構造を構成するように配置されている。
次に前記のように構成された後部車体構造の作用を説明する。
走行中にリヤサスペンションからリヤサスペンション取付部17に上方に向かう力が入力される。リヤサスペンション取付部17は直接バックドア開口レインフォースメント13と連結されてはいない。しかし、リヤサスペンションからリヤサスペンション取付部17に入力された力は、リヤサスペンション取付部17とアウタレインフォースメント19とが一体に結合されているので、アウタレインフォースメント19を介してバックドア開口レインフォースメント13に伝達されてバックドア開口レインフォースメント13で担われる。バックドア開口レインフォースメント13の下端はロアバック14に接合されているため、アウタレインフォースメント19を介してバックドア開口レインフォースメント13に伝達された力はロアバック14に対してその面に沿った剪断力として作用する。
また、リヤサスペンション取付部17に入力された力は、リヤホイールハウスインナパネル16と連結部材18とを介してもロアバック14に伝達される。連結部材18を介してロアバック14に伝達される力は、ロアバック14に対してその面に沿った剪断力として作用する。そして、リヤサスペンションからリヤサスペンション取付部17に入力された力が、アウタレインフォースメント19、バックドア開口レインフォースメント13及びロアバック14によって効率良く担われ、バックドア開口部15の捩り剛性が向上する。従って、ラゲージスペースを狭くすることなく、車体後部の剛性を高めることができる。そのため、シートベルトリトラクタ取付用孔20がリヤサスペンション取付部17に入力されるリヤサスペンションからの力の方向の延長線上に存在するように配置しても支障がない。
この実施形態では以下の効果を有する。
(1)バックドア開口部15の左右側部に設けられ、下端がロアバック14に接合されたバックドア開口レインフォースメント13と、左右のリヤホイールハウスインナパネル16上に設けられたリヤサスペンション取付部17とを備えている。また、リヤピラーインナパネル11に対してリヤサスペンション取付部17と反対側に下端が配置されるとともに上下方向に延びて上端がバックドア開口レインフォースメント13に接合され、外形線が前記上端中央部と下端中央部とを結ぶ直線と交差しない形状に形成されたアウタレインフォースメント19を備えている。従って、リヤサスペンションからリヤサスペンション取付部17に入力された力が、アウタレインフォースメント19、バックドア開口レインフォースメント13及びロアバック14によって効率良く担われ、バックドア開口部15の捩り剛性が向上する。その結果、ラゲージスペースを狭くすることなく、車体後部の剛性を高めることができる。
(2)アウタレインフォースメント19は、閉断面部を形成する形状に形成されているため、単なる板材でバックドア開口レインフォースメント13と連結する場合に比較して、リヤサスペンションからリヤサスペンション取付部17に入力する力をより効率良く担ってバックドア開口レインフォースメント13に伝達することができる。
(3)アウタレインフォースメント19は、直線状に延びるように形成されているため、湾曲するように形成された場合に比較して、リヤサスペンションからリヤサスペンション取付部17に入力する力をより効率良く担ってバックドア開口レインフォースメント13に伝達することができる。
(4)リヤホイールハウスインナパネル16とロアバック14とが連結部材18で連結されている。そして、リヤサスペンション取付部17に入力された力は、リヤホイールハウスインナパネル16と連結部材18とを介してもロアバック14に伝達され、ロアバック14に対してその面に沿った剪断力として作用する。従って、リヤホイールハウスインナパネル16とロアバック14とが連結部材18で連結されていない場合に比較して、リヤサスペンションからリヤサスペンション取付部17に入力する力をより効率良く担うことができる。
(5)バックドア開口レインフォースメント13の一部と、アウタレインフォースメント19と、リヤホイールハウスインナパネル16の後部及び連結部材18とがトラス構造を構成するように配置されている。従って、リヤサスペンションからリヤサスペンション取付部17に入力された力が、より効率良く前記各部材に担われ、車体後部の剛性がより向上する。
(6)アウタレインフォースメント19はシートベルトリトラクタの配置箇所、即ちシートベルトリトラクタ取付用孔20より後側を通るように配置されており、シートベルトリトラクタ取付用孔20をリヤサスペンション取付部17に入力されるリヤサスペンションからの力の方向の延長線上に存在するように配置しても支障がない。従って、シートベルトリトラクタの配置位置の自由度が増す。
実施形態は前記に限定されるものではなく、例えば、次のように具体化してもよい。
○ アウタレインフォースメント19は、その外形線がバックドア開口レインフォースメント13に接合される上端の中央部と、リヤホイールハウスアウタパネル12の起立部12aに接合される下端の中央部とを結ぶ直線と交差しない形状に形成されていればよく、直線状に延びる形状に限らない。例えば、図3に実線で示すように、湾曲する形状であってもよい。ただし、図3に鎖線で示すように、外径線が前記直線と交差する湾曲形状である場合、リヤサスペンションからの入力をリヤピラーで効率よく担うことができなくなる。
○ シートベルトリトラクタ取付用孔20の位置はアウタレインフォースメント19の前側に限らない。
○ シートベルトリトラクタをリヤビラーに取り付けない車両に本発明の構成を適用してもよい。
○ リヤホイールハウスインナパネル16と連結部材18とを一体に形成してもよい。
○ 連結部材18を閉断面部を形成する形状としてもよい。この場合、剛性がより高くなる。
○ バックドア開口レインフォースメント13及びアウタレインフォースメント19は必ずしも閉断面部を構成する形状でなくてもよく、板材を屈曲させただけの形状、あるいは平板であってもよい。しかし、閉断面部を構成する形状の方が同じ重量において剛性を高くできる。
○ バックドア開口レインフォースメント13は、ピラーの形状やランプの配置によっては、第1部材13a及び第2部材13bに2分割された構成でなく1つの部材で構成してもよい。あるいは3つ以上の部材で構成されてもよいが、構成する1つの部材で連結部材18とアウタレインフォースメント19が結合されていると、少ない部品数でトラス構造を形成するため、効果的に剛性を高くできる。
○ リヤピラーインナパネル11、リヤホイールハウスアウタパネル12、バックドア開口レインフォースメント13、ロアバック14、リヤホイールハウスインナパネル16、リヤサスペンション取付部17、連結部材18及びアウタレインフォースメント19は、一般に鋼板で形成される。しかし、一部の部材を鋼板製ではなく他の金属製や繊維強化樹脂製、例えば炭素繊維強化樹脂製としてもよい。繊維強化樹脂製の部材と他の部材間の接合はボルトとナットによる締結あるいは接着剤による接着で行われる。
以下の技術的思想(発明)は前記実施形態から把握できる。
(1)バックドア開口部の左右側部に設けられ、下端がロアバックに接合されたバックドア開口レインフォースメントと、左右のリヤホイールハウスインナパネル上に設けられたリヤサスペンション取付部と、リヤピラーインナパネルに対して前記リヤサスペンション取付部と反対側に下端が配置されるとともに上下方向に延びて上端が前記バックドア開口レインフォースメントに接合され、外形線が前記上端の中央部と前記下端の中央部とを結ぶ直線と交差しない形状に形成されたアウタレインフォースメントとを備えた自動車の車体後部構造。
(2)請求項1〜請求項3及び前記技術的思想(1)のいずれか一項に記載の発明において、前記アウタレインフォースメントはシートベルトリトラクタの配置箇所より後側を通るように配置されている。
(3)請求項1〜請求項3及び前記技術的思想(1),(2)のいずれか一項に記載の発明において、前記バックドア開口レインフォースメントは、前記リヤピラーインナパネルの一部とで閉断面部を形成する形状に形成されている。
(a)は車体後部の左側を外側から見た部分概略斜視図、(b)は車体後部の右側を内側から見た部分概略斜視図。 概略側面図。 別の実施形態のアウタレインフォースメントの模式図。 従来技術の車体後部構造の模式断面図。 別の従来技術の車体後部構造の概略斜視図。 リヤピラーとシートベルトリトラクタの配置関係を示す模式図。 車体の変形状態を示す模式図。
符号の説明
11…リヤピラーインナパネル、13…バックドア開口レインフォースメント、14…ロアバック、15…バックドア開口部、16…リヤホイールハウスインナパネル、17…リヤサスペンション取付部、18…連結部材、19…アウタレインフォースメント。

Claims (3)

  1. バックドア開口部の左右側部に設けられ、下端がロアバックに接合されたバックドア開口レインフォースメントと、
    左右のリヤホイールハウスインナパネル上に設けられたリヤサスペンション取付部と、
    リヤピラーインナパネルに対して前記リヤサスペンション取付部と反対側の位置から前記バックドア開口レインフォースメントに向かって直線状に延設されたアウタレインフォースメントと
    を備えた自動車の車体後部構造。
  2. 前記リヤホイールハウスインナパネルと前記ロアバックとを連結する連結部材をさらに有している請求項1に記載の自動車の車体後部構造。
  3. 前記バックドア開口レインフォースメントの一部と、前記アウタレインフォースメントと、前記リヤホイールハウスインナパネルの後部及び前記連結部材とがトラス構造を構成するように配置されている請求項2に記載の自動車の車体後部構造。
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