JP2006205944A - 軌道系交通システムの操舵機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】 予め定められた軌道に沿って走行する車両において、操舵システムに異常が発生した場合に、確実に安全を担保でき、かつ前記機械的操舵装置に比べて構成の簡素化、軽量化を達成できるフェイルセイフ機能を有する操舵機構を提供する。
【解決手段】 車両1の軌道上に保護軌道3を設け、同保護軌道に非接触状態で嵌合する少なくとも2個の保護輪22、23を取り付けたブラケット21を車両の台車1aに支軸24を中心に回動可能に取り付け、同保護輪を同支軸を挟んで前後両側に少なくとも1個ずつ配置するとともに、前方保護輪22と同支軸との間隔aを後方保護輪23と同支軸との間隔bより小さくし、ブラケットの前方端部をタイロッドの動きと連動させ、操舵機構に異常が発生した時に保護輪が保護軌道3に接触して車両を操舵する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、予め定められた軌道に沿って走行し、例えばゴムタイヤで車体を支持し、これを駆動回転することによって走行する新交通システム等の車両に適用されて好適であり、車両の直進性を良くし、走行安定性を向上させた操舵機構に関する。
また操舵システムに異常が生じた場合に、その軌道からの逸脱、偏向を確実に阻止して、乗客の安全性、信頼性を確保できるフェイルセイフ機能をも兼ね備えた操舵機構である。
ゴムタイヤで車体を支持し、これを駆動回転することによって走行する新交通システム等の車両においては、通常、レール上を走行する鉄道車両と異なり、走行輪であるゴムタイヤを定められた軌道に沿って転向するために、操舵用の案内用車輪が設けられ、この案内用車輪が軌道に沿って設けられた案内レールに接触することによって、車両を機械的に操舵し走行させている。
例えば特許文献1(特開2003−146204号公報)には、車体の両側に突出した案内アームの先端に設けられた案内用車輪を偏心した軸に取り付けることによって、車体からの突出量を容易に調節可能とし、それによって車体の操舵を行なう案内軌条式車両用台車が開示されている。
また特許文献2(特開2003−104198号公報)には、車両の走行方向後ろ側の案内用車輪と軌道の案内面との間に隙間をもうけ、この隙間の範囲で車両の旋回運動を許容するようにした構成が開示されている。
しかしながらかかる機械式案内機構は、安全性、信頼性に優れているが、車両の中で車輪や駆動機構が設置される台車の構造が複雑になり、質量及びランニングコストが増大するとともに、案内用車輪を支持するに十分な強度を有する案内レールを全線に渡って高い精度で設置する必要があり、軌道の建設費が膨大になるという欠点がある。
従ってこのような欠点を解消するため、特に操舵のためのガイドレール等を必要としない車両の操舵システムが提案されている(特許文献3)。
特許文献3(特開2002−251544号公報)に開示された操舵システムは、車両が走行する軌道の全長に亘って当該車両の運転に必要な情報を記憶し発信する複数の地上子を敷設しておき、当該車両が走行する際に、当該車両に設けられた制御装置が前記各地上子が発信する情報に基づいて、順次操舵指令を発し、当該操舵指令に従って車両に設けられた操舵装置が操舵を行なうもので、操舵用のガイドレールを必要とせず、建設費及び保守費のコストダウンを図ることができるとともに、発生する振動や騒音を低減することができる長所をもっている。
特許文献3の操舵システムを図9及び図10に基づいて説明する。図9はこの操舵システムの構成図であり、図の(a)は側面図、図の(b)は正面図であり、図10は操舵装置を示す平面図である。図9及び図10において、車両03が新交通システムの車両であり、軌道01に沿って走行を行なう。車両03は各々前後に空気バネを介して設けられた台車04に取り付けられたゴムタイヤ05によって支持されており、駆動モータ06に回転駆動により、アクチュエータ07によって操舵を行なう。
操舵システムは、地上子02、送信器08、受信器09、制御装置010及び操舵装置020から構成され、ゴムタイヤ05を転向することにより、車両03の操舵を行なう。地上子02は、軌道01に全長に亘り、軌道01に沿って所定の間隔で複数敷設される無電源の地上子であり、それぞれ固有の設定されている。かかる固有の情報には、各地上子02の識別番号と位置情報、軌道情報及び制御情報が含まれている。
位置情報とは、絶対位置座標や基準点からの距離などその地上子02の位置に関する情報である。さらにその地上子02の地点における勾配、曲率、カント、及び分岐など軌道01の条件を示す軌道情報が、必要に応じて前記固有の情報として地上子02に設定される(これらの情報をまとめて以下「運転情報」という)。
かかる地上子02は、無電源ではあるが、電力の供給を受けると、設定されている運転情報の信号を発するように構成されている。地上子02は、例えば運転情報を記憶するROMを含む電子回路で構成される。
送信器08は、地上子02に電波によって電力を供給する装置であり、また受信器09は、電力の供給を受けた地上子02から発せられる運転情報を受信する装置である。制御装置010は、受信器09が受信した運転情報に基づいて所定のデータ処理を行い、駆動モータ06及びアクチュエータ07に対して速度指令及び操舵指令を伝達する装置である。
操舵装置020は、前記操舵指令に従って動作するアクチュエータ07を含むゴムタイヤ05を転向するための装置であり、台車04にその一端をピン012により回転自在に取り付けられたアーム011、アーム011の先端に連結された電気式、油圧式、あるいは空気圧式のアクチュエータ07、連結竿059、左右のゴムタイヤ05用のてこ056a、056b及びそれらを連結するタイロッド057によって構成されている。
かかる装置において、制御装置010からの操舵指令に従って、アクチュエータ07が移動すると、それに従ってアーム011がピン012を中心に回転し、その移動により、連結竿059及びタイロッド05を介しててこ056a、056bが動作し、ゴムタイヤ05が左右に転向される。
本操舵システムは、ガイドレール等を用いずに、地上子02に記憶された運転情報に基づいて、車両03の操舵を行なうものであり、ガイドレール等が不要となるため、軌道01の建設費を大幅に削減でき、案内輪を用いないので、それらの消耗部品が不要となり、保守費を低減できるとともに、案内輪とガイドレール等との接触がないので、振動や騒音を低減できる等の長所を有する。
特開2003−146204号公報 特開2003−104198号公報 特開2002−251544号公報
しかしながら特許文献3に開示された操舵システムにおいては、案内輪やガイドレール等による機械的な操舵方法を用いていないため、操舵システムが故障した場合や風、雨、雪などの環境外乱等の非常時に車両の暴走、脱軌道等に対して安全を担保する方法が未解決である。
本発明は、かかる従来技術の課題に鑑み、予め定められた軌道に沿って走行する車両において、建設費及び保守費のコストダウンを図り、簡素化、軽量化され、かつ車両の直進性を良くし、走行安定性を向上させた操舵機構であるとともに、操舵システムに異常が発生した場合に、確実に安全を担保できるフェイルセイフ機能を有する操舵機構を提供することを目的とする。
本発明の操舵機構は、かかる目的を達成するもので、予め定められた軌道に沿って走行し、前輪間又は後輪間に装架されたタイロッドを長手軸方向にアクチュエータによって往復動させて前輪及び後輪を操舵する操舵機構を備えた車両において、前記軌道上に保護軌道を設け、同保護軌道に非接触状態で嵌合する少なくとも2個の保護輪を取り付けたブラケットを車両の下部に支軸を中心に回動可能に取り付け、同保護輪を同支軸を挟んで前後両側に少なくとも1個ずつ配置し、前記ブラケットの前方端部を前記タイロッドの動きと連動させ、同保護輪と前記保護軌道との隙間を、車両が前記軌道から外れる許容限界寸法より小さく設定したことを特徴とする。
本発明装置においては、前輪間又は後輪間に装架されたタイロッドを長手軸方向にアクチュエータによって往復動させて前輪及び後輪を操舵するに際し、前記保護輪と同保護輪が非接触状態で嵌合する保護軌道により、同保護輪が同保護軌道に接触して車両の前後輪を機械的に操舵する。車両にはこれ以上脱軌道してはならない許容範囲を有する。
本発明において、通常は前記アクチュエータによって前後輪を操舵するため、保護輪は保護軌道に対して非接触状態にあり、両者の間には隙間をもっているが、この隙間の寸法は、車両が前記軌道から外れる許容限界寸法より小さく設定してあるため、車両がこの許容限界から外れることがない。なお保護軌道は、車両の走行中操舵システムの異常時に保護輪が接触しても保護輪を保護軌道内に保持し得る強度が要求される。
前記保護軌道の形状は、例えば保護輪が非接触状態で嵌合される溝状であってもよく、例えばレールなどを2本平行に地上に設置して溝状の空間を形成してもよいし、あるいは断面がI形をなし、その両側に保護輪を隙間をもたせて配置してもよい。このようにレール等を用いれば、保護軌道を簡単につくることができる。また溝形状の保護軌道の中央に突起壁を設け、この突起壁を挟むようにして保護輪を配置してもよい。
また本発明において、少なくとも2個の保護輪を取り付けたブラケットを車両の下部に支軸を中心に回動可能に取り付けるとともに、同保護輪が前記支軸を挟んで前後両側に少なくとも1個ずつ配置されるようにする。これによって前記ブラケットがタイロッドと連動して動くときに、ブラケットを車輪と同一方向に転向しやすくし、保護軌道のラインに沿う方向に容易に転向させることができる。
また本発明において、好ましくは、前方保護輪と支軸との間隔を後部保護輪と支軸との間隔より小さくし、前記ブラケットの前方端部を前記タイロッドの動きと連動させたことにより、前方保護輪の横方向の動きは、支軸から前方保護輪までの距離と支軸からタイロッドまでの距離に比例してタイロッドに伝わる。これは後方保護輪でも同様である。前部保護輪と支軸との間隔を後部保護輪と支軸との間隔より小さくしたことにより、前方保護輪の横方向の動きは、後方保護輪の横方向の動きよりもより敏感にタイロッドに伝わるようにしてある。
この理由は、後方保護輪の横方向の動きは、車両の旋回性能に大きな影響を及ぼすからである。本発明では、車両の旋回性よりも直進性を重視しているためである。
これによって前方保護輪及び後方保護輪は、それぞれの支軸からの間隔に比例した操舵倍率でタイロッドを動かし、これによって車輪を操舵することができる。従って前方保護輪の動きに対してタイロッドの動きの感度を高め、後方保護輪の動きに対しては逆にタイロッドの動きの感度を鈍らせることが可能となり、これによって車両の直進性を良くし、走行安定性を高めることができる。
なお本発明において、好ましくは、後輪においては、前方保護輪及び後方保護輪の支軸までの間隔を前輪と逆にすることにより、車両が後進する場合においても前進する場合と同様の作用効果を奏することができる。さらに前方保護輪及び後方保護輪と支軸との間隔を前輪と後輪とで逆転させ、車両の中央部を基準として前方保護輪及び後方保護輪と支軸との間隔が対称となるように構成すれば、車両の前進及び後進の両方の場合において前述のフェイルセイフ機能及び操舵機能を良好に発揮することができる。
また本発明において、好ましくは、ブラケットの前記支軸を車輪の回転中心を結ぶ線と前後方向において一致するように配置する。
このように構成することによって、前記ブラケットはアクチュエータと連動しながら前記支軸を中心に回動できるため、車輪、タイロッド及びブラケットは平行四辺形のリンク機構を構成し、ブラケットは、アクチュエータによって操舵される車輪と常に正確に同一方向を向くことができる。
また本発明において、好ましくは、保護輪が取り付けられたブラケットを車体を載置し支持する台車に取り付ける。
台車は車両において下部で車体を支持するものであり、その分だけ高強度を有し、場所的にも車輪及び保護軌道に近いので、同ブラケットを取り付けるのに好適である。
本発明によれば、車両の軌道上に保護軌道を設け、同保護軌道に非接触状態で嵌合する少なくとも2個の保護輪を取り付けたブラケットを車両の下部に支軸を中心に回動可能に取り付け、同保護輪を同支軸を挟んで前後両側に少なくとも1個ずつ配置し、前記ブラケットの前方端部を前記タイロッドの動きと連動させ、同保護輪と前記保護軌道との隙間を、車両が前記軌道から外れる許容限界寸法より小さく設定したことにより、簡素化、軽量化されて、建設費及び保守費のコストダウンを図ることができ、軌道設備等地上設備の簡素化及びインフラコストの低減を達成し、かつ車両の直進性を良くし、走行安定性を向上させることができるとともに、車両の操舵系統に故障等が発生した場合でも、車両を安全に保護し、確実に乗客を運ぶことができ、安全性、信頼性を確保できるフェイルセイフ機能をも兼ね備えた操舵機構を実現することができる。
さらに少なくとも2個の保護輪を取り付けたブラケットを車両の下部に支軸を中心に回動可能に取り付けるとともに、同保護輪が前記支軸を挟んで前後両側に少なくとも1個ずつ配置し、前記ブラケットの前方端部を前記タイロッドの動きと連動させたことにより、ブラケットを車輪と同一方向に転向しやすくし、保護軌道のラインに沿う方向に容易に転向させることができるとともに、好ましくは、前方保護輪と支軸との間隔を後方保護輪と支軸との間隔より小さくしたことにより、前方保護輪の動きに対してタイロッドの動きの感度を高め、後方保護輪の動きに対しては逆にタイロッドの動きの感度を鈍らせることが可能となり、これによって車両の直進性を良くし、走行安定性を高めることができる。
本発明のフェイルセイフ機能付き操舵機構は、特許文献3に開示されたような操舵機構、即ち案内輪とガイドレール等からなる接触式の操舵機構を用いずに、車両が走行する軌道の全長に亘って当該車両の運転に必要な情報を記憶し、発信する複数の地上子を敷設しておき、当該車両が走行する際に、当該車両に設けられた制御装置が前記各地上子が発信する情報に基づいて、順次操舵指令を発し、当該操舵指令に従って車両に設けられた操舵装置が操舵を行なうような操舵システムと併用して適用されると、かかる操舵システムに信頼できるフェイルセイフ機構を付与することができ、特に好適である。
また本発明において、好ましくは、後輪においては、前方保護輪及び後方保護輪の支軸までの間隔を前輪と逆にすることにより、車両が後進する場合においても前進する場合と同様の作用効果を奏することができる。さらに前方保護輪及び後方保護輪と支軸との間隔を前輪と後輪とで逆転させ、車両の中央を基準として対称となる間隔とすれば、車両の前進及び後進の両方の場合において前述のフェイルセイフ機能及び操舵機能を良好に発揮することができる。
さらに本発明において、好ましくは、ブラケットの前記支軸を車輪の回転中心を結ぶ線と前後方向において一致するように配置したことにより、車輪、タイロッド及びブラケットは平行四辺形を構成し、ブラケットは、アクチュエータによって操舵される車輪と常に同一方向を向くように制動することができる。
これによって保護輪は保護軌道内を保護軌道と接触せずに案内されるため、地上側との摩擦などによって車両に余分な荷重が加わることがない。
また本発明において、好ましくは、保護輪が取り付けられたブラケットを車体を載置し支持する高強度を有し、かつ車輪及び保護軌道に近い台車に取り付けることにより、同ブラケットが強固に保持されるとともに、保護輪による操舵作用が確実に車体に伝達される利点があり、同ブラケットの取り付け場所として好適である。
以下、本発明を図に示した実施例を用いて詳細に説明する。但し、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
図1は、本発明装置の第1実施例を示す全体説明図、図2の(a)、(b)及び(c)は、前記第1実施例における前輪ゴムタイヤの操舵機構を示す平面図、図3の(a)及び(b)は、同じく前輪ゴムタイヤの操舵機構を示す立面図及び側面図、図4は、同じく平面説明図、図5は、本操舵機構の一部拡大平面図、図6は、本操舵機構の保護輪の拡大斜視図、図7は、本操舵機構の一部である回転・並進運動変換機構の一例を示す説明図、図8は、本操舵機構による車両の挙動態様を示す説明図である。
本発明装置の第1実施例を示す図1〜図8において、1は、本発明のフェイルセイフ機能付き操舵機構2a及び2bを装備した車両であり、4a及び4bは車両1の下部に設けられた前輪ゴムタイヤ及び後輪ゴムタイヤであり、これらのゴムタイヤは、タイヤ中心軸に接続されたタイロッド5a及び5bの往復動によって左右方向に揺動する。6a及び6bは、タイロッド5a及び5bを往復動させるアクチュエータで、図3に示すように、車両1の下部で車体を支持する台車1aに取り付けられている。タイロッド5a、5bは、同アクチュエータの図示しない可動部に接続されて連動するロッド11aとタイヤ4aに接続された操舵ロッド13aとが回転ジョイント12aによって回動可能に接続されて、ロッド13aと前輪ゴムタイヤ4aとは常に同一方向を向いて転向するように固定接続されている。なお矢印aは、車両の進行方向を示す。
以下第1実施例の操舵機構を前輪部分の機構に基づいて説明するが、後輪部分も同様の構成となっている。図2〜4において、21aは、本発明の操舵機構2の一部をなすブラケットであり、ブラケット21aは、台車1aに支軸24aにより回動可能に取り付けられており、ブラケット21aの下部には、支軸24aを挟んでその前後に2個の前方保護輪22a及び後方保護輪23aが回転可能に取り付けられている。タイロッド5a及び支軸24aの材質は、走行中にゴムタイヤ又は保護輪からの反力を受け止めるため、剛性の高い金属製とするのが望ましい。
図5及び図6に示すように、前方保護輪22a及び後方保護輪23aは、保護輪を回転可能に支持する軸受28及び中心軸26又は27を介して周面が保護軌道3の側壁に対向するようにブラケット21aに取り付けられる。保護輪の材質は、防振性と耐磨耗性の高いウレタン、ゴム、及びゴムタイヤなどに用いられているスチールベルトを用いた素材などを使用するのが望ましい。
アクチュエータ6aの図示しない可動部には、ブラケット21aが連動するとともに、タイロッド5aが接続される構造となっている。しかしアクチュエータ可動部及びタイロッド5aが往復動するのに対して、ブラケット21aの先端部は円弧状の動きをするため、これら三者の接続部には、ブラケット21aの円弧状の動きを吸収しながらアクチュエータ6a及びタイロッド5aの往復動を可能する回転並進運動変換機構7aが設けられている。
回転並進運動変換機構7aは、精度良く運動を変換し、かつ保護輪とゴムタイヤなどからの外力を許容するために、剛性の高い金属製のリンク機構とすることが望ましい。これは従来公知の機構であり、一例として図7に示すようにラプソンスライダがあり、これはフェイルセイフ機構が回転運動を行なった場合に、タイロッド5aを回転ジョイント12aで結合し、並進運動を行なう。一般的にこの原理を用いた機構で、船の操舵器等に使用されている。またその他の例として、ラック及びピニオン、又はウォームギア及びウォームホィール等の歯車要素による運動変換機構を取り入れたものが用いられる。これらの機構において、並進運動の直角方向の移動量(回転運動の円弧の偏位)はオイルレスプレート、ゴムブッシュなどで許容するのが望ましい。
ブラケット21aは、その支軸24aが前輪タイヤ4aを結ぶ線上b(図2(a)参照)に位置しているため、タイロッドのロッド11a及びタイヤ4aとともに平行四辺形のリンク機構を構成し、アクチュエータ6aの作動によって常にゴムタイヤ4aと同一方向を向きながら転向する。このことは後輪側も同様である。
図3(a)に示すように、保護軌道3は、路面8に対して溝状をなし、その中に保護輪22a、23aが挿入された状態になっているが、保護輪と保護軌道の側壁との間には、車両1がその軌道から左右にこれ以上偏向してはならない許容範囲より小さい隙間を有しており、操舵システムが正常な間は、保護輪は保護軌道の側壁に接触しないようになっている。また保護輪22a及び23a間には、保護輪を固定して強度を増す固定部材25aが連結されている。
かかる第1実施例の装置において、通常はアクチュエータ6aによって前輪ゴムタイヤ4aが操舵され、アクチュエータ6bによって後輪ゴムタイヤ4bが操舵されながら、車両1が走行する。前輪の場合前記構成に基づいて、図2に示すように、ブラケット21aもアクチュエータ6aとともに連動して前輪ゴムタイヤ4aと同一方向に向くため、前方保護輪22a及び後方保護輪23aは車両1の軌道上に設けられた保護軌道3内を保護軌道3の側壁と接触することなく移動する。
この第1実施例の操舵機構は、例えば特許文献3に開示されたような、軌道上に地上子を敷設してその地上子から地点情報を得て操舵を行なう操舵システムと併用してもよい。
かかる装置において、操舵システムに異常が発生して、例えば車両1がその軌道を外れようとした場合には、保護輪22a、23aが保護軌道3の側壁に接触して車両1を制止するため、車両1がそれ以上軌道から外れることがない。
また保護軌道3の側壁と保護輪22a、23aとの間には、車両1がその軌道から左右にこれ以上偏向してはならない許容範囲より小さい隙間を有しているため、許容範囲から外れた車両1の脱線、偏向を確実に阻止することができる。
このように第1実施例によれば、車両の操舵系統に故障等が発生した場合でも、車両を安全に保護し、確実に乗客を運ぶことができ、安全性、信頼性を確保できる。また極めて簡素な機構でフェイルセイフが達成できる。
特に特許文献3に開示されたように、ガイドレール等とそれに接触して操舵される案内輪等の機械的操舵手段を具備しない、地上子の地点情報を用いたパターン操舵制御システムに適用されば、同システムの安全性、信頼性を飛躍的に高めることができる。
またブラケット21aの支軸24aがタイヤ4a間を結ぶ線上に配置されているため、タイロッド5aのロッド11a及び13aとともに平行四辺形をなすリンク機構を構成するため、ブラケット21aが常にゴムタイヤ4aと同一方向を保持しながら揺動する。従って保護輪22a、23aは、車両1の軌道に沿って転向するゴムタイヤと同様に、保護軌道3の方向に沿って転向するため、保護軌道3の側壁と接触することがなく、同側壁との摩擦などによって車両に余分な荷重が加わることがない。
第1実施例によれば、保護輪が取り付けられたブラケット21を車体を載置し支持するために高強度を有し、かつ車輪及び保護軌道に近い台車1aに取り付けたことにより、同ブラケットが強固に保持されるとともに、保護輪22、23による操舵作用が確実に車体に伝達される利点があり、同ブラケットの取り付け場所として好適である。
また図3の(b)及び図4に示されているように、前方保護輪22a及び後方保護輪23aのそれぞれの支軸24aとの距離はa対b(a<b)となるように設定されている。前方保護輪22aの横方向の動きは、支軸24aからの前方保護輪22aまでの距離aと支軸24aからタイロッド5aまでの距離に比例してタイロッド5aに伝わる。これは後方保護輪23aでも同様である。a<bであるため、前方保護輪22aの横方向の動きは、後方保護輪23aの横方向の動きよりもより敏感に伝わる。
これによって前方保護輪22aはリンク比a、後方保護輪23aはリンク比bに比例した操舵倍率でゴムタイヤ4aを操舵することができる。従って前方保護輪22aの横方向の動きは、タイロッド5aのロッド11a及び同ロッド11aを駆動するアクチュエータ6aの可動部の動きの感度を高め、一方後方保護輪23aの横方向の動きは、逆にこれらの動きの感度を鈍らせることが可能となり、これによって車両の直進性を良くし、走行安定性を高めることができる。後輪ゴムタイヤ4bにおいては、後述する図8の(b)及び(d)に示すように、リンク比について前輪ゴムタイヤの場合と逆に、前方保護輪22a及び後方保護輪23aのそれぞれの支軸24aとの距離はb対a(a<b)と車両中央を基準として前輪側と対称に設定されているので、車両1が後進する場合においても前進する場合と同様の作用効果を奏することができる。
車両の操舵システムに異常が発生した場合における本実施例の操舵機構による車両1の操舵の態様を図8に基づいて説明する。図8において、車両1の前輪部分を示す(a)及び(c)においては、保護輪22a及び23aの支軸24aとの距離は、図3の(b)に示すように、a対b(a<b)となるように設定されており、車両1の後輪部分を示す(b)及び(d)においては、前輪部分とは逆に保護輪22b及び23bとの支軸24bとの距離はa対b(a<b)と逆に車両中央を基準として対称に設定されており、このため車両1が後進した場合でも、前進した場合と同じような作動態様をとるようになっている。
まず(a)は、車両の前輪部分において保護輪22aが保護軌道3の内軌側に切れ込み、前輪22aが保護軌道3の内側側壁に接触して機械的に操舵される場合の作動態様を示す。
また(b)は、車両の後輪部分において保護輪23bが保護軌道3の内軌側に切れ込み、保護軌道3の内側側壁と保護輪23bが接触して機械的に操舵される場合の作動態様を示す。
図8の(c)は、車両の前輪部分において、保護輪22aが保護軌道3の外軌側に切れ込み、前輪22aが保護軌道3の外側側壁に接触して機械的に操舵される場合の作動態様を示す。
また(d)は、車両の後輪部分において、保護輪23bが保護軌道3の外軌側に切れ込み、保護軌道3の外側側壁と保護輪23bが接触して機械的に操舵される場合の作動態様を示す。
実際の作動態様は、状況に応じて、車両の前輪部分の作動態様である(a)、(c)と後輪部分の作動態様である(b)、(d)が任意に組み合わされて発生する。
このように前記保護輪の操舵作用により、車両の操舵システムに異常が発生した場合でも良好な操舵機能を発揮できる。
このように第1実施例の操舵機構によれば、そのフェイルセイフ機能により、車両の操舵系統に故障等が発生した場合でも、車両1の脱線、偏向を確実に阻止し、車両を安全に保護し、確実に乗客を運ぶことができ、安全性、信頼性を確保できるとともに、その操舵機構により、車両の簡素化、軽量化、及び軌道設備等値上設備の簡素化及びインフラコストの低減を達成することができるとともに、車両の直進性を良くし、走行安定性を高めることができる。
本発明によれば、予め定められた軌道に沿って走行し、前輪間又は後輪間に装架されたタイロッドを往復動させて前輪及び後輪を操舵する操舵機構を備えた車両に対し、簡単かつ安価な構造で、車両の直進性を良くし、走行安定性を高めることができる優れた操舵機能を発揮することができる。さらに操舵システムに異常が発生した場合でも、車両の暴走、脱軌道を確実に防止でき、乗客等の安全性及び信頼性を確保できるフェイルセイフ機能をも兼ね備えた長所を有する。
本発明装置の第1実施例を示す全体説明図である。 (a)、(b)及び(c)は、前記第1実施例の前輪部分を示す平面図である。 (a)及び(b)は、前記第1実施例の前輪部分を示す立面図及び側面図である。 前記第1実施例の平面説明図である。 前記第1実施例の一部拡大平面図である。 前記第1実施例の保護輪を示す拡大斜視図である。 前記第1実施例の回転・併進運動変換機構の一例を示す説明図である。 前記第1実施例のフェイルセイフ機能付き操舵機構による車両の挙動態様を示す説明図である。 従来の操舵システムの構成図であり、(a)は側面図、(b)は正面図である。 前記従来の操舵システムの操舵装置を示す平面図である。
符号の説明
1 車両
2a、2b 操舵機構
3 保護軌道
4a 前輪ゴムタイヤ
4b 後輪ゴムタイヤ
5a、5b タイロッド
6a、6b アクチュエータ
7a 回転並進運動変換機構
8 路面
11a、31a ロッド
12a、32a 回転ジョイント
13a 操舵ロッド
21a ブラケット
22a、23a、22b、23b 保護輪
24a 支軸
25a 保護輪固定部材
27、28 中心軸
28 軸受

Claims (7)

  1. 予め定められた軌道に沿って走行し、前輪間又は後輪間に装架されたタイロッドを長手軸方向にアクチュエータによって往復動させて前輪及び後輪を操舵する操舵機構を備えた車両において、
    前記軌道上に保護軌道を設け、同保護軌道に非接触状態で嵌合する少なくとも2個の保護輪を取り付けたブラケットを車両の下部に支軸を中心に回動可能に取り付け、同保護輪を同支軸を挟んで前後両側に少なくとも1個ずつ配置し、前記ブラケットの前方端部を前記タイロッドの動きと連動させ、同保護輪と前記保護軌道との隙間を、車両が前記軌道から外れる許容限界寸法より小さく設定したことを特徴とする軌道系交通システムの操舵機構。
  2. 前記前方保護輪と前記支軸との間隔を前記後方保護輪と同支軸との間隔より小さくしたことを特徴とする請求項1記載の軌道系システムの操舵機構。
  3. 車両の前輪の操舵機構に前方保護輪と前記支軸との間隔を後方保護輪と同支軸との間隔より小さくしたブラケットを設け、車両の後輪の操舵機構に後方保護輪と同支軸との間隔を前方保護輪と同支軸との間隔より小さくしたブラケットを設けたことを特徴とする請求項1記載の軌道系交通システムの操舵機構。
  4. 前記前方保護輪及び前記後方保護輪と前記支軸との間隔を前輪と後輪とで逆転させ、同前方保護輪及び同後方保護輪と同支軸との間隔が車両の中央部を基準として前輪と後輪とで対称となるように構成したことを特徴とする請求項3記載の軌道系交通システムの操舵機構。
  5. 前記保護軌道が溝状をなし、前記保護輪が同保護軌に非接触状態で嵌合されることを特徴とする請求項1記載の軌道系交通システムの操舵機構。
  6. 前記ブラケットの支軸を車輪の回転中心を結ぶ線と前後方向において一致するように配置したことを特徴とする請求項1記載の軌道系交通システムの操舵機構。
  7. 前記ブラケットを車体を載置し支持する台車に取り付けたことを特徴とする請求項1記載の軌道系交通システムの操舵機構。
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