JP2006204445A - 消臭方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 使用者に不快感を与えることなく、悪臭に対して即効性よく消臭することができながら、長期にわたる悪臭に対しても消臭することのできる、消臭方法を提供すること。
【解決手段】 本発明の消臭方法は、シクロデキストリンを含む安定化二酸化塩素水溶液を噴霧する第1噴霧工程と、次いで、安定化二酸化塩素水溶液に含有されるシクロデキストリン10重量部に対して、100重量部以上のシクロデキストリンを含むシクロデキストリン水溶液を噴霧する第2噴霧工程とを有する。
【選択図】 なし

Description

本発明は、消臭方法、詳しくは、安定化二酸化塩素水溶液を用いる消臭方法に関する。
悪臭を消臭する方法として、種々の消臭方法が提案されている。とりわけ、自動車の車内などの密閉空間において、タバコ臭やカビ臭などの悪臭は、一旦、自動車の車内の部材などに染みこんだ後、徐々に放出されるため、即効性があり、かつ、持続性がある消臭方法が望まれている。
そこで、二酸化塩素ガスを発生する安定化二酸化塩素水溶液を用いた消臭方法が提案されている。
例えば、安定化二酸化塩素(亜塩素酸塩)水溶液を用い、そのpH調整剤として、緩衝液を用いて消臭する消臭方法が提案されている。(例えば、特許文献1参照。)
特開10−248911号公報
しかし、特許文献1に記載の消臭方法を含む従来の安定化二酸化塩素水溶液を用いた消臭方法では、その安定化二酸化塩素水溶液にわずかに発生する次亜塩素酸イオン(ClO-)、亜塩素酸イオン(ClO2-)、塩素酸イオン(ClO3-)などのオキシクロリン類により塩素臭が発生して、消臭作業時には、使用者に不快感を与えるという不具合がある。
また、上記した安定化二酸化塩素水溶液を用いた消臭方法は、即効性に優れている一方で、長期にわたって悪臭が発生する自動車の車内で、持続的に消臭することができず、長期にわたる消臭効果は満足のいくものではないという不具合がある。
本発明の目的は、使用者に不快感を与えることなく、悪臭に対して即効性よく消臭することができながら、長期にわたる悪臭に対しても消臭することのできる、消臭方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の消臭方法は、シクロデキストリンを含む安定化二酸化塩素水溶液を噴霧する第1噴霧工程と、次いで、前記安定化二酸化塩素水溶液に含有されるシクロデキストリン10重量部に対して、20重量部以上のシクロデキストリンを含むシクロデキストリン水溶液を噴霧する第2噴霧工程とを有することを特徴としている。
また、本発明の消臭方法では、前記安定化二酸化塩素水溶液が、その総量に対して、亜塩素酸塩0.1〜5.0重量%を含んでいることが好適である。
また、本発明の消臭方法では、前記安定化二酸化塩素水溶液が、その総量100重量部に対して、シクロデキストリン0.01〜10重量部を含んでいることが好適である。
また、本発明の消臭方法では、前記安定化二酸化塩素水溶液の二酸化塩素100重量部に対して、前記シクロデキストリン水溶液のシクロデキストリンが1重量部以上あることが好適である。
また、本発明の消臭方法では、前記第1噴霧工程および/または前記第2噴霧工程における、前記シクロデキストリンが、α−シクロデキストリン、β−シクロデキストリン、γ−シクロデキストリン、メチル−α−シクロデキストリン、メチル−β−シクロデキストリン、モノクロロトリアジニル−β−シクロデキストリン、アセチル−β−シクロデキストリン、2−ヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリンおよび2−ヒドロキシプロピル−γ−シクロデキストリンからなる群から選ばれる少なくとも1つの化合物であることが好適である。
また、本発明の消臭方法では、前記シクロデキストリン水溶液が、香料成分を含んでいることが好適である。
また、本発明の消臭方法では、前記香料成分が、L−メントール、カルボンおよびハッカ油からなる群から選ばれる少なくとも1つの化合物であることが好適である。
本発明の消臭方法によれば、使用者に不快感を与えることなく消臭作業を行うことができるので、作業環境を良好に維持することができる。また、悪臭に対して即効性よく、かつ、長期にわたって消臭することができるので、早期に悪臭を消臭する必要がある場所や、長期的に発生する悪臭を消臭する必要がある場所においても、確実な消臭効果を得ることができる。
本発明の消臭方法は、シクロデキストリンを含む安定化二酸化塩素水溶液を噴霧する第1噴霧工程と、次いで、シクロデキストリンを含むシクロデキストリン水溶液を噴霧する第2噴霧工程とを有する。
安定化二酸化塩素水溶液としては、特に制限されず、例えば、多量(例えば、50〜150g/l)の二酸化塩素を水に溶解させて安定化させたものであって、通常亜塩素酸塩を含んでいる。
亜塩素酸塩としては、特に制限されず、例えば、亜塩素酸リチウム、亜塩素酸ナトリウム、亜塩素酸カリウムなどの亜塩素酸アルカリ金属塩、例えば、亜塩素酸マグネシウム、亜塩素酸カルシウム、亜塩素酸バリウムなどの亜塩素酸アルカリ土類金属塩などが挙げられ、好ましくは、亜塩素酸ナトリウムが挙げられる。これら、亜塩素酸塩は、適宜、単独または併用して用いてもよい。
また、亜塩素酸塩の含有割合は、得られる安定化二酸化塩素水溶液の総量に対して、例えば、0.1〜5.0重量%、好ましくは、0.3〜4.0重量%である。0.1重量%より少ないと、二酸化塩素による消臭効果が乏しく、5.0重量%より多いと、経済的に不利となり、また、安定化二酸化塩素水溶液の安定な製造が困難となる場合がある。
なお、安定化二酸化塩素水溶液は、そのpHによって、安定化二酸化塩素水溶液の安定の度合いや二酸化塩素の発生の程度が変化するため、例えば、アルカリ性物質や公知の緩衝液などを適宜少量添加して、例えば、pH7〜10、好ましくは、pH7.5〜9.5に調整する。
また、このような安定化二酸化塩素水溶液は、市販品を用いることもできる。
安定化二酸化塩素水溶液に含有されるシクロデキストリンとしては、D−グルコースが環状構造を形成したものであれば特に制限されず、例えば、α−シクロデキストリン、β−シクロデキストリン、γ−シクロデキストリン、δ−シクロデキストリン、ε−シクロデキストリンなどのシクロデキストリン類、例えば、シクロデキストリン類の誘導体(メチル化、エチル化、ヒドロキシエチル化、ヒドロキシプロピル化、モノクロロトリアジニル化、マルト−ス結合化、カチオン化、第4級アンモニウム化、アニオン化、両性化など)などが挙げられる。
シクロデキストリン類の誘導体としては、例えば、メチル−α−シクロデキストリン、メチル−β−シクロデキストリン、モノクロロトリアジニル−β−シクロデキストリン、アセチル−β−シクロデキストリン、2−ヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリンおよび2−ヒドロキシプロピル−γ−シクロデキストリンなどが挙げられる。
これらシクロデキストリンは、適宜、単独または併用して用いられる。
これらシクロデキストリンのうち、好ましくは、α−シクロデキストリン、β−シクロデキストリン、γ−シクロデキストリンなどのシクロデキストリン類が挙げられる。
安定化二酸化塩素水溶液に含有されるシクロデキストリンの配合割合としては、例えば、安定化二酸化塩素水溶液(シクロデキストリンを含む)の総量100重量部に対して、0.01〜10重量部、好ましくは、0.02〜5.0重量部である。また、安定化二酸化塩素水溶液は、さらに、後述する香料成分を含んでいてもよく、適宜、単独または併用して用いられ、その配合割合は、適宜選択される。
シクロデキストリンを含むシクロデキストリン水溶液としては、シクロデキストリンを含んでいれば特に制限されず、シクロデキストリン水溶液に含有されるシクロデキストリンとしては、例えば、上記した安定化二酸化塩素水溶液に含有されるシクロデキストリンと同様のものが挙げられ、適宜、単独または併用して用いられる。
シクロデキストリン水溶液に含有されるシクロデキストリンの配合割合としては、例えば、シクロデキストリン水溶液の総量に対して、0.1〜20重量%であって、例えば、安定化二酸化塩素水溶液に含有されるシクロデキストリン10重量部に対して、20重量部以上、好ましくは、100重量部以上であり、また、例えば、安定化二酸化塩素水溶液の二酸化塩素100重量部に対して、1重量部以上、好ましくは、2重量部以上である。
また、シクロデキストリン水溶液は、さらに、香料成分を含んでいてもよい。
香料成分としては、例えば、L−メントール、カルボン、1−メントンなどのミント系香気を有する香料成分、例えば、リモネン、シトラール、ジハイドロミセノールなどの柑橘系香気を有する香料成分、例えば、メチルサリシレート、チモール、1,8−シネオール、リナロール、シトネロール、ゲラニオール、テルピネオール、カンファーなどのハーブ系香気を有する香料成分、例えば、α−ピネン、β−ピネンなどのウッディー系香気を有する香料成分などの合成化合物などが挙げられ、例えば、ハッカ油、ペパーミント油、スペアミント油などのミント系香気を有する天然精油、例えば、レモン油、オレンジ油、ライム油、グレープフルーツ油、ベルガモット油、レモングラス油などの柑橘系香気を有する天然精油、例えば、ユーカリプタス油、ゼラニウム油、シトロネラ油などのハーブ系香気を有する天然精油、ヒノキ油、セダー油、パイン油、ヒバ油などのウッディー系香気を有する天然精油などの天然物などが挙げられる。これら香料成分のうち、好ましくは、L−メントール、カルボン、ハッカ油などが挙げられる。
これら、香料成分は、適宜、単独または併用して用いられる。その配合割合は、例えば、シクロデキストリン水溶液のシクロデキストリン100重量部に対して、8重量部以下、好ましくは、5重量部以下である。8重量部より多いと、香料成分が、シクロデキストリンに安定して包摂されない場合がある。
次に、上記した安定化二酸化塩素水溶液およびシクロデキストリン水溶液を用いた消臭方法について説明する。
まず、安定化二酸化塩素水溶液を用意し、次いで、シクロデキストリンを溶解して、シクロデキストリンを含む安定化二酸化塩素水溶液を調製する。また、シクロデキストリンを含む安定化二酸化塩素水溶液には、必要に応じて、香料成分を溶解してもよい。
次いで、シクロデキストリンおよび必要に応じて香料成分を含む安定化二酸化塩素水溶液を、通常の液体噴霧に用いられるトリガースプレーやコンプレッサーを使ったエアガンなどの噴霧方法により、自動車の車内など消臭したい対象空間に噴霧する(第1噴霧工程)。
コンプレッサーを使ったエアガンにより噴霧するには、例えば、その使用圧力が0.3〜1.0MPaであり、例えば、使用圧力0.5MPaにおける吐出空気量が50〜180ml/分に設定される。
次いで、水に、シクロデキストリンを溶解して、必要に応じて、香料成分を溶解して、シクロデキストリンを含むシクロデキストリン水溶液を調製する。
その後、シクロデキストリンを含むシクロデキストリン水溶液を、上記と同様の噴霧方法により、上記と同じ対象空間に噴霧する(第2噴霧工程)。
第1噴霧工程と第2噴霧工程との間隔は、例えば、1〜30分、好ましくは、2〜10分に設定される。
このような消臭方法によれば、第1噴霧工程として安定化二酸化塩素水溶液を用い、次いで、第2噴霧工程としてシクロデキストリン水溶液を用いるので、タバコ臭やカビ臭などの悪臭に対して即効性よく消臭しながら、長期にわたる上記した悪臭に対しても、持続的に二酸化塩素を放出することにより、また、残ったシクロデキストリンの包摂作用との相乗効果により、効果的に消臭することができる。
また、安定化二酸化塩素水溶液に含まれるオキシクロリン類による塩素臭に対しても、安定化二酸化塩素水溶液およびシクロデキストリン水溶液に含有されるシクロデキストリンがオキシクロリン類を包摂することができるので、塩素臭を有効に防止することができ、作業環境を良好に維持することができる。また、このシクロデキストリンが、日光や熱などにより2次的に発生するオキシクロリン類を確実に包摂することができるので、長期にわたって塩素臭の発生を防止することができる。
また、シクロデキストリン水溶液が、香料成分を含有すれば、たとえ、オキシクロリン類により塩素臭がわずかに発生しても、作業者に清涼感を付与しつつ、塩素臭をマスキングすることができるので、快適に作業することができる。
各実施例および各比較例に用いる自動車として、走行距離平均約7万kmの自動車5台(商品名:カローラバン、2000年式、トヨタ社製)を用意した。被験者10人が、最初に、この自動車の車内の臭いは全て同程度の悪臭であることを確認した。
実施例1
安定化二酸化塩素水溶液(二酸化塩素として4重量%含有、亜塩素酸ナトリウムとして4重量%含有。)に、二酸化塩素100重量部に対して、β−シクロデキストリン10重量部を配合して、シクロデキストリンを含む安定化二酸化塩素水溶液(β−シクロデキストリンとして、0.398重量%含有)を調製した。次いで、このシクロデキストリンを含む安定化二酸化塩素水溶液20gを、コンプレッサーを使用したエアガン(商品名:パルストルネーダー、使用圧力0.5MPa、吐出空気量100ml/分、ニードプレーン社製、以下同じ。)を用いて、上記自動車の車内に噴霧した。その後、ハッカ油5重量部とβ−シクロデキストリン100重量部とを水に配合して、シクロデキストリンを含むシクロデキストリン水溶液(β−シクロデキストリンとして1.9重量%含有)を調製した。次いで、このシクロデキストリン水溶液20gを、上記と同じコンプレッサーを使用したエアガンを用いて、車内に噴霧した。
噴霧作業時の塩素臭、ならびに、噴霧作業直後、噴霧作業後1週間および噴霧作業後1ヶ月の悪臭を、被験者10人により官能テストした。その結果を表1に示す。
実施例2
安定化二酸化塩素水溶液(二酸化塩素として4重量%含有、亜塩素酸ナトリウムとして4重量%含有。)に、二酸化塩素100重量部に対して、α−シクロデキストリン5重量部を配合して、シクロデキストリンを含む安定化二酸化塩素水溶液(α−シクロデキストリンとして、0.200重量%含有)を調製した。次いで、このシクロデキストリンを含む安定化二酸化塩素水溶液10gを、トリガースプレーを用いて、上記した自動車の車内に噴霧した。その後、ハッカ油5重量部とβ−シクロデキストリン100重量部と、α−シクロデキストリン100重量部とを水に配合して、シクロデキストリンを含むシクロデキストリン水溶液を調製した。次いで、このシクロデキストリン水溶液(α−シクロデキストリンとβ−シクロデキストリンとの総量として、3.8重量%含有)5gを、トリガースプレーを用いて、車内に噴霧した。
実施例1と同様に、塩素臭および悪臭を官能テストした。その結果を表1に示す。
実施例3
安定化二酸化塩素水溶液(二酸化塩素として4重量%含有、亜塩素酸ナトリウムとして3重量%含有。)に、二酸化塩素100重量部に対して、γ−シクロデキストリン0.3重量部と、α−シクロデキストリン0.7重量部と、ハッカ油0.015重量部とを配合して、シクロデキストリンを含む安定化二酸化塩素水溶液(γ−シクロデキストリンとα−シクロデキストリンとの総量として、0.040重量%含有)を調製した。このシクロデキストリンを含む安定化二酸化塩素水溶液15gを、コンプレッサーを使用したエアガン(使用圧力0.5MPa、吐出空気量100ml/分)を用いて、上記した自動車の車内に噴霧した。その後、β−シクロデキストリン0.5重量部と、α−デキストリン1重量部と、γ−デキストリン1重量部と、ハッカ油0.025重量部とを水に配合して、シクロデキストリンを含むシクロデキストリン水溶液(β−シクロデキストリンとα−シクロデキストリンとγ−シクロデキストリンとの総量として、7重量%含有)を調製した。次いで、このシクロデキストリン水溶液10gを、上記と同じコンプレッサーを使用したエアガンを用いて、車内に噴霧した。
実施例1と同様に、塩素臭および悪臭を官能テストした。その結果を表1に示す。
比較例1
安定化二酸化塩素水溶液(二酸化塩素として4重量%含有、亜塩素酸ナトリウムとして4重量%含有。)20gを、コンプレッサーおよびエアガン(使用圧力0.5MPa、吐出空気量100ml/分)を用いて、上記した自動車の車内に噴霧した。
実施例1と同様に、塩素臭および悪臭を官能テストした。その結果を表1に示す。
比較例2
安定化二酸化塩素水溶液(二酸化塩素として4重量%含有、亜塩素酸ナトリウムとして3重量%含有。)に、二酸化塩素100重量部に対して、α−シクロデキストリン10重量部を配合して、シクロデキストリンを含む安定化二酸化塩素水溶液(α−シクロデキストリンとして、0.398重量%含有)を調製した。次いで、このシクロデキストリンを含む安定化二酸化塩素水溶液を、トリガースプレーを用いて、上記した自動車の車内に10g噴霧した。
実施例1と同様に、塩素臭および悪臭を官能テストした。その結果を表1に示す。
比較例3
シクロデキストリン水溶液(γ−シクロデキストリンとして、7重量%含有)を、トリガースプレーを用いて、上記した自動車の車内に15g噴霧した。
実施例1と同様に、塩素臭および悪臭を官能テストした。その結果を表1に示す。
Figure 2006204445
なお、表1中、官能テストの作業時の評価として、「○」は塩素臭を完全に感じなかった、「×」は塩素臭を強く感じ、不快感があり、作業が困難であったことを示す。
また、表1中、官能テストの噴霧作業直後の評価について、「○」は車内において悪臭を完全に感じず、かつ、塩素臭も感じなかった、「△」は車内において悪臭を感じなかったが、塩素臭を感じた、「×」は車内の一部において悪臭および塩素臭を感じたことを示す。
また、表1中、官能テストの噴霧作業後一週間および噴霧作業後1ヶ月の評価について、「○」は車内において悪臭または塩素臭を感じなかった、「△」は車内において少し悪臭または塩素臭を感じた、「×」は車内において悪臭または塩素臭をはっきり感じたことを示す。
さらに、表1中、「○〜△」は被験者10人のうち一部の被験者が「○」と評価し、残りの被験者が「△」と評価したことを示し、「×〜△」は被験者10人のうち一部の被験者が「×」と評価し、残りの被験者が「△」と評価したことを示す。

Claims (7)

  1. シクロデキストリンを含む安定化二酸化塩素水溶液を噴霧する第1噴霧工程と、
    次いで、前記安定化二酸化塩素水溶液に含有されるシクロデキストリン10重量部に対して、20重量部以上のシクロデキストリンを含むシクロデキストリン水溶液を噴霧する第2噴霧工程とを有することを特徴とする、消臭方法。
  2. 前記安定化二酸化塩素水溶液が、その総量に対して、亜塩素酸塩0.1〜5.0重量%を含んでいることを特徴とする、請求項1に記載の消臭方法。
  3. 前記安定化二酸化塩素水溶液が、その総量100重量部に対して、シクロデキストリン0.01〜10重量部を含んでいることを特徴とする、請求項1または2に記載の消臭方法。
  4. 前記安定化二酸化塩素水溶液の二酸化塩素100重量部に対して、前記シクロデキストリン水溶液のシクロデキストリンが1重量部以上あることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の消臭方法。
  5. 前記第1噴霧工程および/または前記第2噴霧工程における、前記シクロデキストリンが、α−シクロデキストリン、β−シクロデキストリン、γ−シクロデキストリン、メチル−α−シクロデキストリン、メチル−β−シクロデキストリン、モノクロロトリアジニル−β−シクロデキストリン、アセチル−β−シクロデキストリン、2−ヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリンおよび2−ヒドロキシプロピル−γ−シクロデキストリンからなる群から選ばれる少なくとも1つの化合物であることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の消臭方法。
  6. 前記シクロデキストリン水溶液が、香料成分を含んでいることを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の消臭方法。
  7. 前記香料成分が、L−メントール、カルボンおよびハッカ油からなる群から選ばれる少なくとも1つの化合物であることを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載の消臭方法。

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