JP2006203684A - アナログ・ディジタル変換回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】 回路構成が簡単で、消費電流の少ないA/D変換回路を提供する。
【解決手段】 変換対象のアナログ入力信号AIが共通に与えられ、それぞれ異なる論理閾値電圧を有する複数のインバータ10(但し、i=1〜2−1)を設け、これらのインバータ10から出力される信号S10をデコーダ20でデコードして、nビットのディジタル出力信号DOを得る。各インバータ10は、PMOS11とNMOS12を組み合わせたCMOSインバータで、これらのPMOS11とNMOS12ゲート幅の比を変えることによって、それぞれ異なる論理閾値電圧を持たせるように構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、アナログ・ディジタル変換回路(以下、「A/D変換回路」という)に関するものである。
特開平6−311037号公報 吉田裕道、他著「センサ回路と応用」(1990)近代図書、p.30-31 富沢孝、他訳「CMOS VLSI設計の原理」(1988)丸善
図2は、上記非特許文献1に記載された従来の並列型A/D変換器の構成図である。
この並列型A/D変換器は、アナログ入力信号をnビットのディジタル信号に変換するもので、各入力端子に変換対象のアナログ入力信号が共通に与えられ、各基準端子には、基準電圧がラダー抵抗でn分割されて比較用の参照電圧として与えられる2−1個のコンパレータ(CMP)を備えている。各コンパレータから出力される信号はデコーダに与えられ、このデコーダからnビットの2進数に変換されたディジタル出力信号が出力されるようになっている。
しかしながら、前記の並列型A/D変換器は、コンパレータに与える参照電圧を発生させるため、基準電圧源からラダー抵抗を介して接地電位GNDに常に一定電流を流さなければならず、消費電流が大きいという問題があった。また、コンパレータの回路構成が複雑で、所要面積が大きいという問題があった。
本発明は、回路構成が簡単で、消費電流の少ないA/D変換回路を提供することを目的としている。
本発明のA/D変換回路は、変換対象のアナログ電圧が共通に与えられ、それぞれ異なる論理閾値電圧に従って該アナログ電圧に対応する論理レベルを出力する複数の論理ゲートと、前記複数の論理ゲートの出力信号に基づいて、前記アナログ電圧に対応するディジタル信号を生成して出力するデコーダとを備えたことを特徴としている。
本発明では、それぞれ異なる論理閾値電圧を有する複数の論理ゲートを使用し、これらの論理ゲートに変換対象のアナログ電圧を与えてその論理閾値電圧に従って論理レベルを出力させ、これらの論理レベルに基づいてディジタル信号を生成している。これにより、比較用の参照電圧を生成するための抵抗分圧回路が不要となり、消費電流の低減が可能になる。更に、論理ゲートをCMOSインバータで構成すれば、回路構成も簡素化することができる。
複数の論理ゲートは、それぞれPチャネルMOSトランジスタ(以下、「PMOS」という)とNチャネルMOSトランジスタ(以下、「NMOS」という)を組み合わせたCMOSインバータで構成し、該PMOSとNMOSのゲート幅の比を変えることによって、それぞれ異なる論理閾値電圧を持たせるように構成する。また、このCMOSインバータに直列にスイッチ用のトランジスタを挿入し、制御信号によって該トランジスタをオン・オフするように構成する。
この発明の前記並びにその他の目的と新規な特徴は、次の好ましい実施例の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。但し、図面は、もっぱら解説のためのものであって、この発明の範囲を限定するものではない。
図1は、本発明の実施例を示すA/D変換回路の構成図である。
このA/D変換回路は、アナログ入力信号AIに比例したnビットのディジタル出力信号DOを生成するもので、このアナログ入力信号AIが共通に入力される2−1個のインバータ10(但し、i=1〜2−1)を有している。インバータ10は、電源電位VDDと出力ノードNAiの間に接続されたPMOS11、この出力ノードNAiと内部ノードNBiの間に接続されたNMOS12、及びこの内部ノードNBiと接地電位GNDの間に接続されたスイッチ用のNMOS13で構成されている。
PMOS11とNMOS12のゲートには、アナログ入力信号AIが共通に与えられ、NMOS13のゲートには、動作制御信号ENが与えられるようになっている。
PMOS11とNMOS12によるインバータの論理閾値電圧VTiは、後述するように、これらのPMOS11とNMOS12のゲート幅の比を変えることによって、(i/2)×VDDとなるように設定されている。そして、出力ノードNAiから、アナログ入力信号AIと論理閾値電圧VTiとの比較結果である信号S10が出力されるようになっている。
更に、このA/D変換回路は、各インバータ10から出力される比較結果の信号S10に基づいて、アナログ入力信号AIに比例したnビットのディジタル出力信号DOを生成して出力するデコーダ20を有している。
次に、PMOS11とNMOS12によるインバータの論理閾値電圧VTiの設定方法を説明する。
図3は、前記非特許文献2に記載されたインバータの直流伝達特性におけるβn/βpの影響を示す特性図である。この図3では、横軸と縦軸を、それぞれ入力電圧VIと出力電圧VOとし、βn/βpを10,1,0.1に設定して、入力電圧VIを接地電位から電源電位VDDの間で変化させたときの出力電圧Vo、即ち、直流伝達特性が例示されている。
なお、βnとβpは、それぞれNMOSとPMOSの電圧−電流特性における係数で、それぞれ次式のように表される。
βn=(μn・ε/tox)×(Wn/Ln) ・・・(1)
βp=(μp・ε/tox)×(Wp/Lp) ・・・(2)
ここで、μnとμpはそれぞれ電子と正孔の易動度、εはゲート酸化膜の誘電率、toxはゲート酸化膜の厚さ、WnとLnはそれぞれNMOSのゲート幅とゲート長、及びWpとLpはそれぞれPMOSのゲート幅とゲート長である。
図3において、特性曲線が垂直に立った領域は、NMOSとPMOSが共に飽和状態となる領域で、この領域の入力電圧VIはインバータの論理閾値電圧VTとなっている。即ち、入力電圧VIが論理閾値電圧VTよりも低ければ、出力電圧VOはレベル“H”となり、この入力電圧VIが論理閾値電圧VTよりも高ければ、出力電圧VOはレベル“L”となる。論理閾値電圧VTは、次式のように表される。
VT={VDD+Vtp+Vtn√(βn/βp)}
/{1+√(βn/βp)} ・・・(3)
ここで、VtpとVtnは、それぞれPMOSとNMOSのデバイスとしての閾値電圧である。なお、Vtpは負の値となる。これらのVtpとVtnは、不純物濃度によって調整することが可能で、その絶対値は一般的に電源電圧VDDの25%程度となるように設定される。
図1のA/D変換回路の各素子は、1つの半導体基板上に同一プロセスで形成されるので、μn,μp,ε,tox,Vtp,Vtnの各値は、各素子で共通の値となっていると考えることができる。また、NMOS12とPMOS11のゲート長を同一寸法に設定し、ゲート幅の比を(Wn/Wp)iとすると、インバータ10のNMOS12とPMOS11によるβn/βp、即ち(βn/βp)iは、(1),(2)式から次式のようになる。
(βn/βp)i=α・(Wn/Wp)i ・・・(4)
但し、α=μn/μp=一定数である。
従って、インバータ10の論理閾値電圧VTiを(i/2)VDDに設定するためのゲート幅の比(Wn/Wp)iは、(3),(4)式から、次式のようになる。
(Wn/Wp)i
=(1/α)[{VDD+Vtp−(i/2)VDD}/
{(i/2)VDD−Vtn}] ・・・(5)
なお、MOSトランジスタのゲート幅Wn,Wpは、通常、0.5〜100μmの間でそれぞれ任意に設定できるので、Wn/Wpの設定可能範囲は、0.005〜200となる。
次に、図1の動作を説明する。
動作制御信号ENを“L”に設定すると、各インバータ10中のNMOS13はオフ状態となり、これらのインバータ10には電流が流れない。
動作制御信号ENを“H”に設定すると、各インバータ10中のNMOS13はオン状態となる。これにより、各インバータ10では、アナログ入力信号AIが、それぞれのインバータ10の論理閾値電圧VTiと比較される。アナログ入力信号AIが論理閾値電圧VTiよりも高ければ、インバータ10から出力される信号S10は“L”となり、アナログ入力信号AIが論理閾値電圧VTiよりも低ければ、この信号S10は“H”となる。各インバータ10から出力される信号S10は、デコーダ20に与えられる。
デコーダ20の動作は従来通りである。即ち、このデコーダ20は、i=1〜2−1の信号S10がすべて“H”であれば、全ビットが“0”のディジタル出力信号DOを出力する。信号S10がすべて“L”であれば、全ビットが“1”のディジタル出力信号DOを出力する。また、信号S10〜S10が“L”で、信号S10i+1以上が“H”であれば、デコーダ20は、iに対応する2進数をディジタル出力信号DOとして出力する。
このように、本実施例のA/D変換回路は、論理閾値電圧VTiがA/D変換用の参照電圧となるように設定された複数のインバータ10を有し、これらのインバータ10によってアナログ入力信号AIのレベルを判定して、それらの判定結果に基づいてディジタル出力信号DOを生成するように構成している。これにより、基準電圧から参照電圧を生成するための抵抗分圧回路が不要となり、この抵抗分圧回路に流れる電流が無くなって消費電流を低減することができるという利点がある。更に、インバータがコンパレータの役割を果たすので、複雑なコンパレータ回路が不要となり、回路の簡素化を図ることができるという利点がある。
なお、本発明は、上記実施例に限定されず、種々の変形が可能である。この変形例としては、例えば、次のようなものがある。
(1) 各インバータ10には、動作制御信号ENによってオン・オフ制御されるNMOS13が設けられているが、このNMOS13は無くても良い。
(2) 本実施例の各インバータ10の論理閾値電圧VTiは、アナログ入力信号AIに比例したディジタル出力信号DOが得られるように、等間隔となるように設定しているが、アナログ入力信号AIを指数関数や対数関数に変換したディジタル出力信号DOを得るために非直線的な関係となるように設定することもできる。
(3) インバータ10に限らず、PMOSとNMOSによるCMOSインバータ構造を有する論理ゲート(例えば、NANDゲートやNORゲート等)であれば、同様に適用することができる。
本発明の実施例を示すA/D変換回路の構成図である。 従来の並列型A/D変換器の構成図である。 インバータの直流伝達特性におけるβn/βpの影響を示す特性図である。
符号の説明
10 インバータ
11 PMOS
12,13 NMOS
20 デコーダ

Claims (3)

  1. 変換対象のアナログ電圧が共通に与えられ、それぞれ異なる論理閾値電圧に従って該アナログ電圧に対応する論理レベルを出力する複数の論理ゲートと、
    前記複数の論理ゲートの出力信号に基づいて、前記アナログ電圧に対応するディジタル信号を生成して出力するデコーダとを、
    備えたことを特徴とするアナログ・ディジタル変換回路。
  2. 前記複数の論理ゲートは、それぞれPチャネルMOSトランジスタとNチャネルMOSトランジスタを組み合わせたCMOSインバータで構成し、該PチャネルMOSトランジスタとNチャネルMOSトランジスタのゲート幅の比を変えることによって、それぞれ異なる論理閾値電圧を持たせるように構成したことを特徴とする請求項1記載のアナログ・ディジタル変換回路。
  3. 前記複数の論理ゲートに、それぞれ直列にスイッチ用のトランジスタを挿入し、制御信号によってこれらのトランジスタをオン・オフするように構成したことを特徴とする請求項1または2記載のアナログ・ディジタル変換回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012063810A (ja) * 2010-09-14 2012-03-29 Hitachi Ltd 電源回路

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