JP2006203534A - 出力可変回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】 製品の仕様に合わせてプルアップ、プルダウン、又はハイインピーダンスに自由に設定できる出力可変回路を提供する。
【解決手段】 所定のプログラムをダウンロードすることによって所定の出力を設定できるデバイスと、一端が該デバイスの出力に接続され他端が配線に接続される抵抗を有する出力可変回路であって、前記デバイスは、該デバイスにダウンロードされるプログラムによって出力がハイ(H)、ロー(L)、又はハイインピーダンスに設定される構成を備え、前記出力がハイ(H)に設定された場合には前記抵抗をプルアップ抵抗として動作させ、前記出力が(L)に設定された場合には前記抵抗をプルダウン抵抗として動作させ、前記出力がハイインピーダンスに設定された場合には前記抵抗の効果を無効とし、プルアップ及びプルダウンとして動作させない。
【選択図】 図6
【解決手段】 所定のプログラムをダウンロードすることによって所定の出力を設定できるデバイスと、一端が該デバイスの出力に接続され他端が配線に接続される抵抗を有する出力可変回路であって、前記デバイスは、該デバイスにダウンロードされるプログラムによって出力がハイ(H)、ロー(L)、又はハイインピーダンスに設定される構成を備え、前記出力がハイ(H)に設定された場合には前記抵抗をプルアップ抵抗として動作させ、前記出力が(L)に設定された場合には前記抵抗をプルダウン抵抗として動作させ、前記出力がハイインピーダンスに設定された場合には前記抵抗の効果を無効とし、プルアップ及びプルダウンとして動作させない。
【選択図】 図6
Description
本発明は、出力をプルアップ、プルダウン、及びハイインピーダンス用に可変できる回路に関する。
従来、配線のプルアップ及びプルダウンは、回路設計時に決定されており、ユーザはプルアップ及びプルダウンを自由に設定することができなかった。
図1は、従来の配線のプルアップ及びプルダウンの構成を示したものである。図1(a)は、プルアップの構成を示したもので、配線L1がプルアップ抵抗R1を介して電源Vccに接続されている。図1(b)は、プルダウンの構成を示したもので、配線L2がプルダウン抵抗R2を介して接地されている。
図1は、従来の配線のプルアップ及びプルダウンの構成を示したものである。図1(a)は、プルアップの構成を示したもので、配線L1がプルアップ抵抗R1を介して電源Vccに接続されている。図1(b)は、プルダウンの構成を示したもので、配線L2がプルダウン抵抗R2を介して接地されている。
図2は、従来のプルアップ・プルダウン切替可変構成を示したものである。図において、SWは配線Lのプルアップとプルダウンを切り替えるスイッチである。SWが接点がaに接続されれば、配線Lは抵抗Rを介して電源Vccに接続され、プルアップ構成となり、SWが接点がbに接続されれば、配線Lは抵抗Rを介して接地され、プルダウン構成となる。
図3は、従来のプルアップ、プルダウン、及びハイインピーダンス切替可変構成を示したものである。図において、SWは配線Lのプルアップ、プルダウン、及びハイインピーダンスを切り替えるスイッチである。SWが接点がaに接続されれば、配線Lは抵抗Rを介して電源Vccに接続され、プルアップ構成となり、SWが接点がbに接続されれば、配線Lは抵抗Rを介して接地され、プルダウン構成となる。また、接点cはオープン端子に接続されているため、SWが接点cに接続されれば、ハイインピーダンスとなる。
図4は、従来の別のプルアップ、プルダウン、及びハイインピーダンス切替可変構成を示したものである。図において、SW1及びSW2は,配線Lのプルアップ、プルダウン、及びハイインピーダンスを切り替えるスイッチである。SW1が接点がdに接続され、SW2が接点aに接続されれば、配線Lは抵抗Rを介して電源Vccに接続され、プルアップ構成となり、SW1が接点がdに接続され、SW2が接点がbに接続されれば、配線Lは抵抗Rを介して接地され、プルダウン構成となる。また、接点cはオープン端子に接続されているため、SW1が接点cに接続されれば、ハイインピーダンスとなる。
図5は、プルアップとプルダウンを同時に作用させて終端抵抗を構成したものを示した図である。入力配線Lと電源Vccとの間にプルアップ抵抗R1を設け、入力配線Lと接地間にプルダウン抵抗R2を設けて終端抵抗値を決め、入力端子の電気的ノイズを除去するようにした構成を示したものである。
本願発明に関連するものとして、外部に接続された制御対象機器の接続状態に応じて制御内容を切り替えることができる電子制御ユニットが開示されている(特許文献1)。
また、高電位側電源と低電位側電源との間に、プルアップ側出力トランジスタとプルダウン側出力トランジスタを直列に接続し、異なる電源電圧に対応しながら、動作速度の低下及び消費電力の増大及び故障の発生等を未然に防止し得る出力回路が開示されている(特許文献2)。
また、高電位側電源と低電位側電源との間に、プルアップ側出力トランジスタとプルダウン側出力トランジスタを直列に接続し、異なる電源電圧に対応しながら、動作速度の低下及び消費電力の増大及び故障の発生等を未然に防止し得る出力回路が開示されている(特許文献2)。
また、基板上に実装されたFPGA、ゲートアレイ、専用LSI等各種インターフェース回路を有する複数のLSI間において、その終端回路としてプルアップ回路、プルダウン回路、インピーダンス整合回路、ダンピング抵抗回路、及び過電圧保護回路を有するように構成し、いずれかを選択可能にした終端用LSIが開示されている(特許文献3)。
本発明は、同一の回路基板を用いて複数の製品を提供する際、同じ箇所の配線を、製品Aではプルアップとし、製品Bではプルダウンとし、製品Cではハイインピーダンスとする等、製品の仕様に合わせてプルアップ、プルダウン、又はハイインピーダンスに自由に設定できる出力可変装置を提供することを目的とする。
また、配線が入力端子の場合は、製品の仕様や基板外部の配線等の条件に合わせて、並列終端抵抗値をユーザーが選択できるようにすることを目的とする。
また、配線が入力端子の場合は、製品の仕様や基板外部の配線等の条件に合わせて、並列終端抵抗値をユーザーが選択できるようにすることを目的とする。
本発明の出力可変装置は、所定のプログラムをダウンロードすることによって所定の出力を設定できるデバイスと、一端が該デバイスの出力に接続され他端が配線に接続される抵抗を有し、前記デバイスは、該デバイスにダウンロードされるプログラムによって出力がハイ(H)又はロー(L)に設定される構成を備え、前記出力がハイ(H)に設定された場合には前記抵抗をプルアップ抵抗として動作させ、前記出力がロー(L)に設定された場合には前記抵抗をプルダウン抵抗として動作させる。
前記デバイスはさらに、該デバイスにダウンロードされるプログラムによって出力がハイインピーダンスに設定される構成を備え、前記出力がハイインピーダンスに設定された場合には前記抵抗の効果を無効とし、プルアップ及びプルダウンとして動作させない。
前記デバイスはさらに、該デバイスにダウンロードされるプログラムによって出力がハイインピーダンスに設定される構成を備え、前記出力がハイインピーダンスに設定された場合には前記抵抗の効果を無効とし、プルアップ及びプルダウンとして動作させない。
本発明によれば、前記デバイスの出力部に、一端が該デバイスの出力部に接続され他端がそれぞれ異なる配線に接続される複数の抵抗を有する。
また、前記デバイスは複数の出力部を有し、一端が該デバイスの複数の出力部にそれぞれ接続され、他端が同じ配線に接続される複数の抵抗を有し、前記複数の出力部の出力の各々を前記ダウンロードされるプログラムによってハイ(H)、ロー(L)、及びハイインピーダンスのいずれかに設定し、プルアップ抵抗値及びプルダウン抵抗値をそれぞれ可変に設定可能とする。
また、前記デバイスは複数の出力部を有し、一端が該デバイスの複数の出力部にそれぞれ接続され、他端が同じ配線に接続される複数の抵抗を有し、前記複数の出力部の出力の各々を前記ダウンロードされるプログラムによってハイ(H)、ロー(L)、及びハイインピーダンスのいずれかに設定し、プルアップ抵抗値及びプルダウン抵抗値をそれぞれ可変に設定可能とする。
本発明によれば、前記デバイスは複数の出力部を有し、一端が該デバイスの複数の出力部にそれぞれ接続され、他端が同じ配線に接続される複数の抵抗を有し、前記複数の出力部の出力の各々を前記ダウンロードされるプログラムによってハイ(H)、ロー(L)、及びハイインピーダンスのいずれかに設定し、終端抵抗値を可変に設定可能とする。
本発明によれば、前記デバイスには、外部からの信号に基いて該デバイスの出力部の出力を切り替えるプログラムがダウンロードされており、外部からハイ(H)、ロー(L)、又はハイインピーダンスの設定信号を与える手段を設け、該デバイスに前記設定信号を与えることにより該デバイスの出力を切り替える。
本発明によれば、前記デバイスには、外部からの信号に基いて該デバイスの出力部の出力を切り替えるプログラムがダウンロードされており、外部からハイ(H)、ロー(L)、又はハイインピーダンスの設定信号を与える手段を設け、該デバイスに前記設定信号を与えることにより該デバイスの出力を切り替える。
また、前記デバイス、抵抗、及び配線が同じ回路基板に設けられており、前記デバイスには、該デバイスの出力をハイ(H)に固定し前記抵抗をプルアップ抵抗として動作させるプログラム、該デバイスの出力をロー(L)に固定し前記抵抗をプルダウン抵抗として動作させるプログラム、及び該デバイスの出力をハイインピーダンスに固定するプログラムをそれぞれダウンロードできる。
本発明によれば、ユーザは所定のプログラムをダウンロードすることによって、配線をプルアップ、プルダウン、又はハイインピーダンスとするように自由に設定することができる。また、プルアップ、プルダウン及びハイインピーダンスを組み合わせることによって、入力端子の電気的ノイズを除去するための終端抵抗値を変更することができる。
また、異なるプログラムをダウンロードすることによって、同一回路基板を別の製品にすることができる。
また、プログラムをダウンロードすることによって、配線をプルアップ、プルダウン、又はハイインピーダンスとするように自由に設定することができるため、回路基板上の部品点数を削減することができるとともに、基板製造時又は出荷時にプルアップ、プルダウン、又はハイインピーダンスに設定するための工程を削減することができる。
また、異なるプログラムをダウンロードすることによって、同一回路基板を別の製品にすることができる。
また、プログラムをダウンロードすることによって、配線をプルアップ、プルダウン、又はハイインピーダンスとするように自由に設定することができるため、回路基板上の部品点数を削減することができるとともに、基板製造時又は出荷時にプルアップ、プルダウン、又はハイインピーダンスに設定するための工程を削減することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施例について説明する。
図6は、本発明の実施例1の構成を示す図である。図に示すように、回路基板の配線Lを抵抗Rを介して、プログラミングで動作を自由に設定できる構成を有するデバイス1(以下、単に「デバイス」と記す。)を接続する。デバイス1は、出力部11と出力部11のハイインピーダンス制御素子12を備えている。そして、ユーザがデバイス1にプログラムをダウンロードすることによってデバイス1の出力を設定し、抵抗Rを介して配線Lをプルアップ、プルダウン、及びハイインピーダンスとするように制御することができる。
図7は、図6の構成において、デバイス1にそれぞれプログラムA、B、Cをダウンロードし、デバイス1からの出力により配線Lをプルアップ、プルダウン、及びハイインピーダンスとして動作させることを説明するための図である。
図7(a)に示すように、デバイス1にプルアップ用プログラムAをダウンロードすると、出力部11からの出力がハイ(H)となり、抵抗Rを介して配線LにVccが印加され、プルアップとして動作する。また、図7(b)に示すように、デバイス1にプルダウン用プログラムBをダウンロードすると、出力部11からの出力がロー(L)となり、抵抗Rを介して配線Lが接地され、プルダウンとして動作する。
このようにプログラムを設定することによって、プルアップ又はプルダウンとして動作させることができる。
また、図7(c)に示すように、デバイス1にハイインピーダンス用プログラムCをダウンロードすると、デバイス1の出力部のハイインピーダンス制御素子12によって出力部11がオープンとなって抵抗Rの効果が無効にされ、プルアップ及びプルダウンが行われず、ハイインピーダンスとされる。
図7(a)に示すように、デバイス1にプルアップ用プログラムAをダウンロードすると、出力部11からの出力がハイ(H)となり、抵抗Rを介して配線LにVccが印加され、プルアップとして動作する。また、図7(b)に示すように、デバイス1にプルダウン用プログラムBをダウンロードすると、出力部11からの出力がロー(L)となり、抵抗Rを介して配線Lが接地され、プルダウンとして動作する。
このようにプログラムを設定することによって、プルアップ又はプルダウンとして動作させることができる。
また、図7(c)に示すように、デバイス1にハイインピーダンス用プログラムCをダウンロードすると、デバイス1の出力部のハイインピーダンス制御素子12によって出力部11がオープンとなって抵抗Rの効果が無効にされ、プルアップ及びプルダウンが行われず、ハイインピーダンスとされる。
図8は、デバイス1として書き替え可能なFPGA等の半導体素子(以下、「FPGA」と記す。)、又はマイクロプロセッサ(以下、「MPU」と記す。)を用い、ユーザがデバイス1にプログラムをダウンロードすることによってデバイス1の出力を設定し、抵抗Rを介して配線Lをプルアップ、プルダウン、及びハイインピーダンスとするように制御することができるようにした実施例2の構成を示したものである。
図8(a)に示すように、FPGA又はMPUで構成したデバイス1にプルアップ用プログラムAをダウンロードすると、出力部11からの出力がハイ(H)となり、抵抗Rを介して配線LにVccが印加され、プルアップとして動作する。また、図8(b)に示すように、FPGA又はMPUで構成したデバイス1にプルダウン用プログラムBをダウンロードすると、出力部11からの出力がロー(L)となり、抵抗Rを介して配線Lが接地され、プルダウンとして動作する。
図8(a)に示すように、FPGA又はMPUで構成したデバイス1にプルアップ用プログラムAをダウンロードすると、出力部11からの出力がハイ(H)となり、抵抗Rを介して配線LにVccが印加され、プルアップとして動作する。また、図8(b)に示すように、FPGA又はMPUで構成したデバイス1にプルダウン用プログラムBをダウンロードすると、出力部11からの出力がロー(L)となり、抵抗Rを介して配線Lが接地され、プルダウンとして動作する。
このようにプログラムを設定することによって、プルアップ又はプルダウンとして動作させることができる。
また、図8(c)に示すように、FPGA又はMPUで構成したデバイス1にハイインピーダンス用プログラムCをダウンロードすると、デバイス1の出力部のハイインピーダンス制御素子12によって、出力部11がオープンとなって抵抗Rの効果が無効にされ、プルアップ及びプルダウンが行われず、ハイインピーダンスとされる。
また、図8(c)に示すように、FPGA又はMPUで構成したデバイス1にハイインピーダンス用プログラムCをダウンロードすると、デバイス1の出力部のハイインピーダンス制御素子12によって、出力部11がオープンとなって抵抗Rの効果が無効にされ、プルアップ及びプルダウンが行われず、ハイインピーダンスとされる。
図9は、デバイス1としてFPGA等の書き替え可能な半導体素子又はMPUを用い、該デバイス1と回路の書き替えができない半導体素子2を組み合わせ、ユーザがデバイス1にプログラムをダウンロードすることによってデバイス1から半導体素子2の出力を制御する信号を設定し、半導体素子2の出力に応じて抵抗Rを介して配線Lをプルアップ、プルダウン、及びハイインピーダンスとするように制御することができるようにした実施例3の構成を示したものである。
半導体素子2は回路の書き替えができないが、外部から信号を与えることによって半導体素子2の出力を制御することはできる。そこで、半導体素子2を制御するための信号をFPGA又はMPUで構成されたデバイス1から与え、半導体素子2の出力を制御できるようにしたものである。
FPGA又はMPUから与える信号は、FPGA又はMPUにダウンロードするプログラムによって制御することができる。
半導体素子2は回路の書き替えができないが、外部から信号を与えることによって半導体素子2の出力を制御することはできる。そこで、半導体素子2を制御するための信号をFPGA又はMPUで構成されたデバイス1から与え、半導体素子2の出力を制御できるようにしたものである。
FPGA又はMPUから与える信号は、FPGA又はMPUにダウンロードするプログラムによって制御することができる。
図9(a)に示すように、FPGA又はMPUで構成したデバイス1にプルアップ用プログラムAをダウンロードすると、デバイス1から半導体素子2にその出力がハイ(H)となる信号を与えられ、抵抗Rを介して配線LにVccが印加され、プルアップとして動作する。また、図9(b)に示すように、FPGA又はMPUで構成したデバイス1にプルダウン用プログラムBをダウンロードすると、デバイス1から半導体素子2にその出力がロー(L)となる信号が与えられ、抵抗Rを介して配線Lが接地され、プルダウンとして動作する。
このようにプログラムを設定することによって、配線Lをプルアップ又はプルダウンとして動作させることができる。
また、図9(c)に示すように、FPGA又はMPUで構成したデバイス1にハイインピーダンス用プログラムCをダウンロードすると、デバイス1から半導体素子2にその出力がオープンとなる信号が与えられ、抵抗Rの効果が無効にされてプルアップ及びプルダウンが行われず、ハイインピーダンスとされる。
また、図9(c)に示すように、FPGA又はMPUで構成したデバイス1にハイインピーダンス用プログラムCをダウンロードすると、デバイス1から半導体素子2にその出力がオープンとなる信号が与えられ、抵抗Rの効果が無効にされてプルアップ及びプルダウンが行われず、ハイインピーダンスとされる。
図10は、実施例4の構成を示した図であり、プルアップ、プルダウン、及びハイインピーダンス制御を行う配線が、例えばバスの場合、デバイス1の出力端子を複数のバス毎に接続されている複数の抵抗に接続し、デバイス1の1つの出力端子で同時に複数の配線のプルアップ、プルダウン、及びハイインピーダンス制御を行うものである。
図10において、デバイス1の出力部を、それぞれ抵抗R1、R2、R3を介してバスL1、L2、L3に接続する。一方、デバイス1にプルアップ用プログラムA、プルダウン用プログラムB、又はハイインピーダンス用プログラムCをダウンロードすると、出力部11からの出力がハイ(H)、ロー(L)、又はハイインピーダンスとなり、抵抗R1、R2、R3を介してバスL1、L2、L3にVccが印加され、又はバスL1、L2、L3が接地され、又はハイインピーダンスとなり、それぞれプルアップ、プルダウン、又はハイインピーダンスとして動作する。
図10において、デバイス1の出力部を、それぞれ抵抗R1、R2、R3を介してバスL1、L2、L3に接続する。一方、デバイス1にプルアップ用プログラムA、プルダウン用プログラムB、又はハイインピーダンス用プログラムCをダウンロードすると、出力部11からの出力がハイ(H)、ロー(L)、又はハイインピーダンスとなり、抵抗R1、R2、R3を介してバスL1、L2、L3にVccが印加され、又はバスL1、L2、L3が接地され、又はハイインピーダンスとなり、それぞれプルアップ、プルダウン、又はハイインピーダンスとして動作する。
図11は、実施例5の構成を示したもので、デバイス1に複数の出力部を設け(図11に示されたものは出力部の数が2の場合)、該複数の出力部をそれぞれ抵抗を介して1つの配線に接続し、プルアップ抵抗値及びプルダウン抵抗値を可変制御をするようにしたものである。以下、出力部の数が2の場合を例に説明する。
図11(a)において、デバイス1に2つの出力部11a、11bが設けられ、該出力部はそれぞれ抵抗R1、R2を介して1つの配線に接続されている。
図11(a)において、デバイス1に2つの出力部11a、11bが設けられ、該出力部はそれぞれ抵抗R1、R2を介して1つの配線に接続されている。
図11(a)に示されたデバイス1にプルアップ用のプログラムAをダウンロードすると、出力部11a、11bからの出力が共にハイ(H)となり、抵抗R1、R2を介して配線LにVccが印加され、プルアップとして動作する。このときのプルアップ抵抗値Rは、
R=R1・R2/(R1+R2)
となる。
また、デバイス1にプルアップ用及びハイインピーダンス用のプログラムをダウンロードすると、一方の出力部11aからの出力がハイ(H)となり、抵抗R1を介して配線LにVccが印加され、プルアップとして動作する。また、他方の出力部11bはオープンとなってハイインピーダンスとなり、プルアップ抵抗値はR1となる。
同様に、一方の出力部11aをオープンにしてハイインピーダンスとし、他方の出力部11bからの出力をハイ(H)とすると、抵抗R2を介して配線LにVccが印加され、プルアップとして動作し、プルアップ抵抗値はR2となる。
また、デバイス1にハイインピーダンスのプログラムをダウンロードすると、出力部11a、11bからの出力はオープンとなり、プルアップとして動作しない。
上記のように複数の出力部を設け、それぞれを抵抗を介して配線Lに接続することにより、プルアップ抵抗値を制御することができる。
R=R1・R2/(R1+R2)
となる。
また、デバイス1にプルアップ用及びハイインピーダンス用のプログラムをダウンロードすると、一方の出力部11aからの出力がハイ(H)となり、抵抗R1を介して配線LにVccが印加され、プルアップとして動作する。また、他方の出力部11bはオープンとなってハイインピーダンスとなり、プルアップ抵抗値はR1となる。
同様に、一方の出力部11aをオープンにしてハイインピーダンスとし、他方の出力部11bからの出力をハイ(H)とすると、抵抗R2を介して配線LにVccが印加され、プルアップとして動作し、プルアップ抵抗値はR2となる。
また、デバイス1にハイインピーダンスのプログラムをダウンロードすると、出力部11a、11bからの出力はオープンとなり、プルアップとして動作しない。
上記のように複数の出力部を設け、それぞれを抵抗を介して配線Lに接続することにより、プルアップ抵抗値を制御することができる。
図12は、実施例6の構成を示したもので、デバイス1に複数の出力部を設け(図12に示されたものは出力部の数が2の場合)、該複数の出力部をそれぞれ抵抗を介して1つの配線Lに接続し、プルアップ、プルダウン及びハイインピーダンスを組み合わせることによって、入力端子の終端抵抗値を可変制御をするようにしたものである。以下、出力部の数が2の場合を例に説明する。
図12において、デバイス1に2つの出力部11a、11bが設けられ、該出力部はそれぞれ抵抗R1、R2を介して1つの配線に接続されている。デバイス1に所定のプログラムをダウンロードし、一方の出力部11aからの出力をハイ(H)とし、抵抗R1を介して配線LにVccを印加し、プルアップとして動作させる。また、他方の出力部11bからの出力をロー(L)とし、抵抗R2を介して接地し、プルダウンとして動作させる。このときの終端抵抗は図13(a)に示すようになる。
図12において、デバイス1に2つの出力部11a、11bが設けられ、該出力部はそれぞれ抵抗R1、R2を介して1つの配線に接続されている。デバイス1に所定のプログラムをダウンロードし、一方の出力部11aからの出力をハイ(H)とし、抵抗R1を介して配線LにVccを印加し、プルアップとして動作させる。また、他方の出力部11bからの出力をロー(L)とし、抵抗R2を介して接地し、プルダウンとして動作させる。このときの終端抵抗は図13(a)に示すようになる。
同様に、出力部11aからの出力をロー(L)とし、抵抗R1を介して接地し、プルダウンとして動作させる。また、出力11bからの出力をハイ(H)とし、抵抗R2を介して配線LにVccを印加し、プルアップとして動作させる。このときの終端抵抗は図13(b)に示すようになる。
図12において、デバイス1に所定のプログラムをダウンロードし、一方の出力部11aからの出力をハイ(H)とし、抵抗R1を介して配線LにVccを印加し、プルアップとして動作させる。また、他方の出力部11bをハイインピーダンス(Hi−Z)とする。この場合終端抵抗は図13(c)に示すようになり、抵抗R1のみが終端抵抗となる。
同様に、出力部11bからの出力をハイ(H)とし、抵抗R2を介して配線LにVccを印加し、プルアップとして動作させる。また、出力部11aをハイインピーダンス(Hi−Z)とする。この場合終端抵抗は図13(d)に示すようになり、抵抗R2のみが終端抵抗となる。
図12において、デバイス1に所定のプログラムをダウンロードし、一方の出力部11aをオープンとしてハイインピーダンス(Hi−Z)とする。また、他方の出力部11bからの出力をロー(L)とし、抵抗R2を介して接地し、プルダウンとして動作させる。この場合終端抵抗は図13(e)に示すようになり、抵抗R2のみが終端抵抗となる。
同様に、出力部11bをオープンとしてハイインピーダンス(Hi−Z)とする。また、出力部11aからの出力をロー(L)とし、抵抗R1を介して接地し、プルダウンとして動作させる。この場合終端抵抗は図13(f)に示すようになり、抵抗R1のみが終端抵抗となる。
また、出力部11a及び11bをオープンとしてともにハイインピーダンス(Hi−Z)とする。この場合終端抵抗は図13(g)に示すようになり、抵抗R1及びR2は終端抵抗に含まれない。
上記のように組み合わせて動作させることにより、入力端子の終端抵抗値を可変制御することができる。
上記のように組み合わせて動作させることにより、入力端子の終端抵抗値を可変制御することができる。
図14は、実施例7の構成を示したもので、デバイス1として、例えばFPGA等のプログラム可能なデバイスを用い、デバイスに設けられたプログラムによって出力部11からハイ(H)、ロー(L)、及びハイインピーダンスの設定信号を出力できるようにした構成を示した図である。
先の実施例においては、各種プログラムをダウンロードすることによりデバイス1をプルアップ、プルダウン、及びハイインピーダンスに設定している。そのため、回路が動作中のときに設定を切り替える場合には、回路の動作を止め、改めて別のプログラムをダウンロードしなければならない。
そこで、この実施例では、回路が動作中でも装置を止めずにデバイスの設定を切り替えることができる出力可変回路を提供するものである。
先の実施例においては、各種プログラムをダウンロードすることによりデバイス1をプルアップ、プルダウン、及びハイインピーダンスに設定している。そのため、回路が動作中のときに設定を切り替える場合には、回路の動作を止め、改めて別のプログラムをダウンロードしなければならない。
そこで、この実施例では、回路が動作中でも装置を止めずにデバイスの設定を切り替えることができる出力可変回路を提供するものである。
図14において、デバイス1はFPGA等のプログラム可能なデバイスであり、出力部11、及び出力部のハイインピーダンス制御素子12を備えている。デバイス1の出力は抵抗Rを介して配線Lに接続されている。
デバイス1には、外部からデバイス1の出力を制御する機能を有した共通プログラムXがダウンロードされる。この共通プログラムは外部からの信号に基いて出力部11の出力を切り替えることができる機能を備えている。
そして、共通プログラムがダウンロードされたデバイス1に外部からハイ(H)、ロー(L)、又はハイインピーダンス(Hi−Z)の設定信号を与える手段を設け、該手段によりデバイス1にハイ(H)、ロー(L)、又はハイインピーダンス(Hi−Z)の設定信号を与えることにより、装置が動作しているときでもデバイス1の出力を切り替えることができる。例えば、出力がハイ(H)で動作しているときに、外部からロー(L)の設定信号を与えると、この信号がデバイス1にダウンロードされたプログラムXに送られ、出力部の出力をハイ(H)からロー(L)に切り替え、配線Lをプルアップからプルダウンに切り替えることができる。
上記のように、プログラムを変えるのではなく、ダウンロードされたプログラムに外部から設定信号を与えることによって、回路が動作しているときでも出力部11の出力を切り替えることができる。
デバイス1には、外部からデバイス1の出力を制御する機能を有した共通プログラムXがダウンロードされる。この共通プログラムは外部からの信号に基いて出力部11の出力を切り替えることができる機能を備えている。
そして、共通プログラムがダウンロードされたデバイス1に外部からハイ(H)、ロー(L)、又はハイインピーダンス(Hi−Z)の設定信号を与える手段を設け、該手段によりデバイス1にハイ(H)、ロー(L)、又はハイインピーダンス(Hi−Z)の設定信号を与えることにより、装置が動作しているときでもデバイス1の出力を切り替えることができる。例えば、出力がハイ(H)で動作しているときに、外部からロー(L)の設定信号を与えると、この信号がデバイス1にダウンロードされたプログラムXに送られ、出力部の出力をハイ(H)からロー(L)に切り替え、配線Lをプルアップからプルダウンに切り替えることができる。
上記のように、プログラムを変えるのではなく、ダウンロードされたプログラムに外部から設定信号を与えることによって、回路が動作しているときでも出力部11の出力を切り替えることができる。
図8に示されているように、デバイス1を有した回路基板を、それぞれプルアップ、プルダウン、及びハイインピーダンス用に作成するため、3種類の製品を用意する必要があった。この実施例では、同じ回路基板に対してダウンロードするプログラムを変えることによって、プルアップ、プルダウン、及びハイインピーダンスとするようにデバイス1の出力を切り替えることができるようにしたものである。
図15は、実施例8の構成を示したもので、回路基板3はデバイス1、抵抗R、配線Lを有している。デバイス1はFPGA等のプログラム可能なデバイスであり、出力部11、及び出力部のハイインピーダンス制御素子12を備えており、デバイス1の出力は抵抗Rを介して配線Lに接続されている。
図15は、実施例8の構成を示したもので、回路基板3はデバイス1、抵抗R、配線Lを有している。デバイス1はFPGA等のプログラム可能なデバイスであり、出力部11、及び出力部のハイインピーダンス制御素子12を備えており、デバイス1の出力は抵抗Rを介して配線Lに接続されている。
本実施例では、回路基板3のデバイス1に、デバイス1の出力をハイ(H)に固定し、Vccを出力して抵抗Rをプルアップ抵抗として動作させる製品A用のプログラム、デバイス1の出力をロー(L)に固定し、接地電位として抵抗Rをプルダウン抵抗として動作させる製品B用プログラム、及びデバイス1の出力をハイインピーダンスに固定する製品C用プログラムをそれぞれダウンロードできるようにしている。
上記構成とすることにより、必要に応じて異なるプログラムをデバイス1にダウンロードし、同じ回路基板3に複数の機能を持たせ、製品A用、製品B用、製品C用とすることができる。
上記構成とすることにより、必要に応じて異なるプログラムをデバイス1にダウンロードし、同じ回路基板3に複数の機能を持たせ、製品A用、製品B用、製品C用とすることができる。
1 プログラミングで動作を自由に設定できる構成を有するデバイス
11 出力部
12 出力部のハイインピーダンス制御素子
2 半導体素子
3 回路基板
R 抵抗
L 配線
SW 切り替えスイッチ
FPGA 書き替え可能な半導体素子
MPU マイクロプロセッサ
11 出力部
12 出力部のハイインピーダンス制御素子
2 半導体素子
3 回路基板
R 抵抗
L 配線
SW 切り替えスイッチ
FPGA 書き替え可能な半導体素子
MPU マイクロプロセッサ
Claims (9)
- 所定のプログラムをダウンロードすることによって所定の出力を設定できるデバイスと、一端が該デバイスの出力に接続され他端が配線に接続される抵抗を有する出力可変回路であって、
前記デバイスは、該デバイスにダウンロードされるプログラムによって出力がハイ(H)、ロー(L)又はハイインピーダンスに設定される構成を備え、
前記出力がハイ(H)に設定された場合には前記抵抗をプルアップ抵抗として動作させ、前記出力が(L)に設定された場合には前記抵抗をプルダウン抵抗として動作させ、前記出力がハイインピーダンスに設定された場合には前記抵抗の効果を無効とし、プルアップ及びプルダウンとして動作させないことを特徴とする、出力可変回路。 - 前記デバイスは、書き替え可能な半導体素子又はマイクロプロセッサである、請求項1に記載の出力可変回路。
- 前記デバイスは、書き替え可能な半導体素子又はマイクロプロセッサであり、該半導体素子又はマイクロプロセッサから信号を受けて出力が制御される書き替えできない半導体素子が前記書き替え可能な半導体素子又はマイクロプロセッサに接続され、
該書き替え可能な半導体素子又はマイクロプロセッサは、ダウンロードされたプログラムによって前記書き替えできない半導体素子に出力する信号が設定され、
該書き替えできない半導体素子は、該書き替え可能な半導体素子又はマイクロプロセッサから出力される信号によって出力がハイ(H)、ロー(L)又はハイインピーダンスに設定され、
前記出力がハイ(H)に設定された場合には前記抵抗をプルアップ抵抗として動作させ、前記出力が(L)に設定された場合には前記抵抗をプルダウン抵抗として動作させ、前記出力がハイインピーダンスに設定された場合には前記抵抗の効果を無効とし、プルアップ及びプルダウンとして動作させないことを特徴とする、請求項1に記載の出力可変回路。 - 前記デバイスの出力部に、一端が該デバイスの出力部に接続され他端がそれぞれ異なる配線に接続される複数の抵抗を有する、請求項1又は2に記載の出力可変回路。
- 前記デバイスは複数の出力部を有し、一端が該デバイスの複数の出力部にそれぞれ接続され、他端が同じ配線に接続される複数の抵抗を有し、前記複数の出力部の出力の各々を前記ダウンロードされるプログラムによってハイ(H)、ロー(L)、及びハイインピーダンスのいずれかに設定し、プルアップ抵抗値及びプルダウン抵抗値をそれぞれ可変に設定可能とした、請求項1又は2に記載の出力可変回路。
- 前記デバイスは複数の出力部を有し、一端が該デバイスの複数の出力部にそれぞれ接続され、他端が同じ配線に接続される複数の抵抗を有し、前記複数の出力部の出力の各々を前記ダウンロードされるプログラムによってハイ(H)、ロー(L)、及びハイインピーダンスのいずれかに設定し、入力端子の終端抵抗値を可変に設定可能とした、請求項1又は2に記載の出力可変回路。
- 前記デバイスには、外部からの信号に基いて該デバイスの出力部の出力を切り替えるプログラムがダウンロードされており、外部からハイ(H)、ロー(L)、又はハイインピーダンスの設定信号を与える手段を設け、該デバイスに前記設定信号を与えることにより該デバイスの出力を切り替えることを特徴とする、請求項1又は2に記載の出力可変回路。
- 前記デバイス、抵抗、及び配線が同じ回路基板に設けられており、前記デバイスには、該デバイスの出力をハイ(H)に固定し前記抵抗をプルアップ抵抗として動作させるプログラム、該デバイスの出力をロー(L)に固定し前記抵抗をプルダウン抵抗として動作させるプログラム、及び該デバイスの出力をハイインピーダンスに固定するプログラムをそれぞれダウンロードできることを特徴とする、請求項1又は2に記載の出力可変回路。
- 所定のプログラムをダウンロードすることによって所定の出力を設定できるデバイスと、一端が該デバイスの出力に接続され他端が配線に接続される抵抗を有する出力可変回路であって、前記デバイスの出力により前記抵抗を調節することを特徴とする、出力可変回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005012834A JP2006203534A (ja) | 2005-01-20 | 2005-01-20 | 出力可変回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005012834A JP2006203534A (ja) | 2005-01-20 | 2005-01-20 | 出力可変回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006203534A true JP2006203534A (ja) | 2006-08-03 |
Family
ID=36961146
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005012834A Withdrawn JP2006203534A (ja) | 2005-01-20 | 2005-01-20 | 出力可変回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006203534A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009188790A (ja) * | 2008-02-07 | 2009-08-20 | Spansion Llc | 出力バッファ回路 |
CN113411080A (zh) * | 2021-08-19 | 2021-09-17 | 深圳市微源半导体股份有限公司 | 数字控制信号生成电路及电子设备 |
-
2005
- 2005-01-20 JP JP2005012834A patent/JP2006203534A/ja not_active Withdrawn
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A761 | Written withdrawal of application |
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