JP2006202601A - セラミックヒーターおよびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 セラミックスからなるヒーター基体1と、導電材料およびセラミックス共材からなり且つ前記ヒーター基体の表面または内部に設けられたヒーター電極2とで構成されるセラミックヒーター1であって、前記ヒーター電極2を構成するセラミックス共材の焼結活性が、前記ヒーター基体3を構成するセラミックスの焼結活性より低いことを特徴とするセラミックヒーターである。
【選択図】 図1
Description
(1)セラミックスからなるヒーター基体と、導電材料およびセラミックス共材からなり且つ前記ヒーター基体の表面または内部に設けられたヒーター電極とで構成されるセラミックヒーターであって、前記ヒーター電極を構成するセラミックス共材の焼結活性が、前記ヒーター基体を構成するセラミックスの焼結活性より低いことを特徴とするセラミックヒーター。
(2)前記ヒーター電極を構成するセラミックス共材と、前記ヒーター基体を構成するセラミックスとが同種の材料である前記(1)記載のセラミックヒーター。
(3)前記ヒーター電極を構成するセラミックス共材の比表面積が、前記ヒーター基体を構成するセラミックスの比表面積より小さい前記(1)または(2)記載のセラミックヒーター。
(4)前記ヒーター電極を構成するセラミックス共材の比表面積が、前記ヒーター基体を構成するセラミックスの比表面積に対して10〜80%である前記(1)〜(3)のいずれかに記載のセラミックヒーター。
(5)ガスセンサー用である前記(1)〜(4)のいずれかに記載のセラミックヒーター。
(6)少なくとも、導電材料とセラミックス共材とを混合してヒーター電極用の印刷ペーストを作製する工程と、この印刷ペーストをセラミックスからなるグリーンシートに印刷してヒーター電極を形成する工程と、このグリーンシートのヒーター電極を形成した面にセラミックスからなる他のグリーンシートを密着積層する工程と、この密着積層したグリーンシートを同時焼成する工程とを備えたことを特徴とするセラミックヒーターの製造方法。
<セラミックヒーター>
図1は、本発明のセラミックヒーターの一例を示す概略断面図である。図1に示すように、セラミックヒーター1は、ヒーター電極2と、このヒーター電極2を内部に埋設するように形成されたヒーター基体3とで構成されている。
次に本発明のセラミックヒーターの製造方法の一例について、図2の積層分解図をもとに説明する。なお、図2では電極接続用のスルーホール等は省略してある。まず、前記したヒーター基体3を構成するセラミックス材料と、ブチラール樹脂等の有機バインダー、有機溶剤およびメディア等をそれぞれ混合してスラリーを調製し、このスラリーを、例えばドクターブレード法を用いたテープ成形等の公知の成形方法によって成形、乾燥してグリーンシート11,12を得る。グリーンシート11,12の厚さは、50〜500μmであるのが好ましい。
本発明のセラミックヒーターを酸素センサーに用いた場合について、図面を参照して詳細に説明する。図3は、本発明のセラミックヒーターを板状酸素センサーに用いた場合の一例を示す概略断面図である。
(グリーンシート)
アルミナ粉末(平均粒径0.4μm、BET比表面積値12m2/g)、ブチラール系バインダー、溶剤およびメディアをそれぞれ混合し、48時間撹拌してスラリーを得た。前記で得られたスラリーをドクターブレード成形にて成形し、乾燥して厚さ200μmのグリーンシートを作製した。
セラミックス共材として表1に示すBET比表面積値を有する平均粒径0.7μmのアルミナ粉末を40体積%、平均粒径1μmの白金粉末を60体積%の割合でそれぞれ混合し、ついで、ブチラール系バインダーおよびテルピネオールを混合し、この混合物を3本ロールで10回パスして混合した後、テルピネオールで希釈し、粘度調整したヒーターペーストを得た。このヒーターペーストを、前記で得られたグリーンシートにスクリーン印刷にて形成し、乾燥させてヒーター電極を形成したグリーンシートを得た。
前記ヒーター電極を形成したグリーンシートを含む全積層層数6層の各種グリーンシートを位置決めして、熱圧着にて、加熱加圧プレスしてヒーターグリーン体(積層体)を得た。その後、ホットナイフでカットし、前記ヒーターグリーン体を1450℃で2時間焼成し、セラミックヒーターを作製した。
1150℃で1分昇温、1分降温の加速断続耐久試験を行い、15000サイクル後の抵抗を測定し、抵抗変化率を求めた。抵抗変化率は15000サイクル後の抵抗を加速断続耐久試験前の抵抗で除し、その100分率で算出した。なお、評価はセラミックヒーター10個で行い、その平均値を平均抵抗変化率とした。
<ペーストの版抜け性>
ペーストの版抜け性は、以下の評価基準に基づき、印刷面を双眼顕微鏡にて目視観察し、評価した。
○:良好
△:やや良好(実用上は問題のないレベル)
セラミックス共材として表1に示すBET比表面積値を有するアルミナ粉末を用いた以外は、実施例1と同様にしてセラミックヒーターを作製した。ついで、得られたセラミックヒーターについて、実施例1と同様にして、平均抵抗変化率およびペースト版抜け性を評価した。その結果を表1に併せて示す。
2 ヒーター電極
3 ヒーター基体
4 板状酸素センサー
5 セラミック基体
6 固体電解質層
7 検知電極
8 基準電極
9 空洞部
10 保護層
11,12 グリーンシート
13 ヒーター電極パターン
14 電極パッド
Claims (6)
- セラミックスからなるヒーター基体と、導電材料およびセラミックス共材からなり且つ前記ヒーター基体の表面または内部に設けられたヒーター電極とで構成されるセラミックヒーターであって、
前記ヒーター電極を構成するセラミックス共材の焼結活性が、前記ヒーター基体を構成するセラミックスの焼結活性より低いことを特徴とするセラミックヒーター。 - 前記ヒーター電極を構成するセラミックス共材と、前記ヒーター基体を構成するセラミックスとが同種の材料である請求項1記載のセラミックヒーター。
- 前記ヒーター電極を構成するセラミックス共材の比表面積が、前記ヒーター基体を構成するセラミックスの比表面積より小さい請求項1または2記載のセラミックヒーター。
- 前記ヒーター電極を構成するセラミックス共材の比表面積が、前記ヒーター基体を構成するセラミックスの比表面積に対して10〜80%である請求項1〜3のいずれかに記載のセラミックヒーター。
- ガスセンサー用である請求項1〜4のいずれかに記載のセラミックヒーター。
- 少なくとも、導電材料とセラミックス共材とを混合してヒーター電極用の印刷ペーストを作製する工程と、この印刷ペーストをセラミックスからなるグリーンシートに印刷してヒーター電極を形成する工程と、このグリーンシートのヒーター電極を形成した面にセラミックスからなる他のグリーンシートを密着積層する工程と、この密着積層したグリーンシートを同時焼成する工程とを備えたことを特徴とするセラミックヒーターの製造方法。
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JP2009198386A (ja) * | 2008-02-22 | 2009-09-03 | Ngk Insulators Ltd | センサ素子の検査方法 |
CN110101123A (zh) * | 2019-05-31 | 2019-08-09 | 深圳陶陶科技有限公司 | 加热片及其制备方法和应用 |
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