JP2006202239A - 資産管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 組織体の複数のセクションに分散配置されている資産の移動および所在の管理がし易い資産管理システムを提供する。
【解決手段】 資産の識別子と各種属性情報からなる複数のレコードで構成される資産テーブルと、すくなくとも各資産の入出などの移動の履歴を記述する移動履歴テーブルとからなるデータベース、及び管理制御部を備えたサーバーと、そのサーバーと接続する通信回線と、その通信回線を介して、前記のサーバーに接続し、表示および入力をするための複数の端末を有してなるシステムにおいて、前記の移動履歴テーブルが、テーブルを構成するレコードの項目として、各資産の識別子、移動元の保管セクション、移動日、移動先の保管セクションのほかに、資産の管理セクションを含むことを特徴とする資産管理システム。
【選択図】 図1

Description

組織体の複数のセクションに分散配置されている資産の移動および所在の管理がし易い資産管理システムに関する。
企業などの団体において資産を管理するシステムとしては、例えば、特開2002−203099号や、特開2002−304514号で示されるようなものが知られている。
しかし、前者のもの(特開2002−203099号)は、企業などの事業体がその顧客(ユーザー)からの要求に応じて所有する製品(資産)を円滑に準備、配送、提供することを目的としており、また、後者のもの(特開2002−304514号)は、資産テーブルに相当する電子台帳と、その資産の配置図である電子マップを備え、配置を地図化して閲覧をし易くした点などに主眼をおいており、いずれも、事業体の内外に分散した多数の資産の移動自体を適切に把握管理することは志向していない。
特開2002−203099号 特開2002−304514号
本発明の目的は、企業などの組織体の複数のセクションなどに分散配置されている資産の移動および所在の管理を確実かつ適切に行い易い資産管理システムを提供することである。本発明者は、種々検討しようやく本発明に到達した。
請求項1の発明は、資産の識別子と各種属性情報からなる複数のレコードで構成される資産テーブルと、すくなくとも各資産の入出などの移動の履歴を記述する移動履歴テーブルとからなるデータベース、及び管理制御部を備えたサーバーと、そのサーバーと接続する通信回線と、その通信回線を介して、前記のサーバーに接続し、表示および入力をするための複数の端末を有してなるシステムにおいて、前記の移動履歴テーブルが、テーブルを構成するレコードの項目として、各資産の識別子、移動元の保管セクション、移動日、移動先の保管セクションのほかに、資産の管理セクションを含むことを特徴とする資産管理システムである。
ここで「資産」とは、一定の利用価値のあるものをいい、代表的には有形のもの、たとえば、ポスシステム内蔵の装置、自動販売機、コピー器、金型などがあげられるが、かならずしも、有形のものに限らず、無形のものであっても差し支えない。また、資産についての「識別子」とは、資産個々を特定するもの・表示をいい、資産のひとつひとつを区別するためのコードが代表的である。コードとしては、相互に同じものが重複しない数値やその数値の先頭に英字を付した類のシリアル番号がよく使われるが、それ以外でもいろいろの態様が使いうる。資産ごとの「各種属性情報」とは、当該資産に属する情報をいう。たとえば、その資産の名称(普通名称)、同名称コード、組織体への導入日、導入時の価格、導入場所、リース会社名、同コード、リース契約番号、メーカー名、保守会社名、同コードなどがあげられる。
また、「各資産の入出などの移動の履歴を記述する移動履歴テーブル」とは、組織体の一定セクション(部署)からの資産の出荷ないし、そこへの入荷などの移動を移動の発生の都度記載した複数のレコードから構成されるテーブルをいう。
また、本発明において、「データベース」は、前記した資産テーブルと少なくとも資産の移動履歴テーブルから構成される。したがって、それら以外のテーブルは必要により任意に含むことができ、その例としては、修理履歴テーブル、保守・レンタル・リースなどの種々の契約管理テーブル、修理申請・廃棄申請などの種々のワークフロー管理テーブルなどがあげられる。
また、本発明で「管理制御部」とは、前記のデータベースに関係し、資産の管理にかかわる作業をする部分をいう。作業の例としては、資産に係わるデータを後述の端末から取込み、取り込んだデータを基にそのまま、必要により加工する、また、加工した結果を蓄えたり、端末に表示したり、さらには、後述の端末との間でデータのやりとりを管理する、などの種々の処理があげられる。
また、本発明で「サーバー」は、前記のデータベースと管理制御部から構成される。
本発明で前提とするシステムは、前記のサーバーと、そのサーバーと接続する通信回線と、その通信回線を介して、前記のサーバーに接続し、表示および入力をするための複数の端末を有している。
本発明で、「通信回線」とは、サーバーと端末との間でデータのやりとりをする回線をいい、代表的には、イントラネットとかインターネットなどの回線があげられる。本発明のサーバーは、その通信回線を介して、前記の端末に接続する。
この端末は、少なくとも、移動履歴を記録するための、入力部を備え、また入力を容易にするための、表示部を含んでいる。
請求項1の資産管理システムでは、前記の移動履歴テーブルが、テーブルを構成するレコードの項目として、各資産の識別子、移動元の保管セクション、移動日、移動先の保管セクションのほかに、資産の管理セクションを含んでいることを特徴とする。
本発明で、「移動」とは、ひとつの保管セクションから他の保管セクションへ移すこと、ないしは、ひとつの保管セクション内のひとつの配置セクションから同じ保管セクション内の他の配置セクションへ移すことを指す。また、「保管セクション」は、保管をしている部署、場所程度の意味で、その例としては、組織体の内部の場合、その組織体が会社などのときは、その支店、営業所、事業所など、また、組織体が、チエーン本部とそこへの加盟店からなるものでは、各加盟店、本部などがあげられる。また、組織体の外部の場合は、保管倉庫(会社)、修理会社、修理メーカーなどがあげられる。
この説明では、便宜的に、組織体内のセクションは「内部セクション」といい、組織体外のセクションは「外部セクション」といい、また、それぞれでの保管は、内部保管、外部保管ということがある。
「移動先の」及び「移動元の」とは、別な言葉に言い換えるならば、前者は「引渡し先の」と、また後者は「引渡し元の」と、それぞれ言い換えることができる。
本発明で「管理セクション」とは、組織体の中で、その組織体内での約束、決め事に基づいて、各資産についての全体的な管理をしている、また、全体的な管理を任されているセクションをいう。当該資産について、使用する地位が与えられるセクシヨンは、経費の負担などもするのが適当と考えられ、管理の権能が与えられ管理セクションになることが普通であり、保管セクションにもなりうる。組織体の外部の保管セクションは、資産について、何らかの理由で預かる位置にあるが、本発明での管理セクションにはなりえない。
なお、ここで、組織体とは、一定の管理の下で連携して業務を行っている事業体をいい、代表的には法人があるが、前述のとおり、チエーン本部とその傘下のチエーン加盟店からなる組織などもそのひとつにあげられる。
次に請求項2の発明は、各資産について当該資産の保管セクションが端末の入力画面から管理責任の移動を示すデータとともに移出情報を入力登録し、次いで当該資産について移入を受ける別の保管セクションが、端末から当該資産について、移入日などの移入情報を入力登録したときに、はじめて移動履歴テーブルの最新レコード上で当該資産の管理セクションの変更がなされ、管理セクション名が移入先の新たな保管セクション名に変更されることを特徴とする請求項1記載の資産管理システムである。
ここで、「移出」とは、資産を保管セクション、ないし保管セクションの配置セクションから、その外に出す方の移動をいう。また、「移入」とは、自己以外の保管セクションから自己のセクションに入れる方の移動ないし、同じ保管セクション内での、別の配置セクションから自己の配置セクションへ入れる方の移動をいう。
「管理責任の移動を示すデータ」とは、管理責任の移動を示す何らかの情報をいう。例としては、管理責任の移動の有無を示す項目を設け、そこに、管理責任の移動有り、なしの入力用に使うとして、「管理責任の移動有り」を書き込むこと、ないし、そのコードとして、「管理責任の移動有り」=1、「管理責任の移動なし」=0、と、表示する場合においては、「1」を入力すること、などがあげられる。
移出情報には他に、移動日(移出日)、どこからに相当する、移出元(移出元保管セクション)、移出先(移出先保管セクション)が含まれる。移出情報が入力登録されると、移動履歴テーブルには、1件の移動レコードが追加登録される。
ついで、当該資産について、移入を受ける別なセクションが移入日などの移入情報を入力し登録する。
移入情報には、「移入日」(入荷日)、「どこから」に相当する、「元の保管セクション」(コードないし名称)、「どこへ」に相当する「自己のセクション」(コードないし名称)、必要により配置セクションを記録したい場合には「配置セクション」も含まれる。移入情報が登録されると、前記した「移入日」などの情報が新たに1件レコードとして移動履歴テーブルに付加される。この登録の際、「管理責任の移動有り」の情報を受けて、はじめて、付加される新規レコードの、「管理セクション」の項目は、当該資産の直前のレコードに記載されていた管理セクションの名前(ここでは名前そのものであるか、そのコードであるかを問わない)が、移入を受ける保管セクションの名前(これも名前そのものであるか、そのコードであるかを問わない)に変更されて、登録(記入)される。「管理責任の移動あり」のデータが移出レコードにないときには、新規レコードにおける当該資産の管理セクション項目は、従前(直前)の管理セクションの値が維持される。
請求項3の発明は、移動履歴テーブルが、保管セクション以外に、保管セクション内の資産の配置セクションをも項目として有する請求項2記載の資産管理システムである。
配置セクションとは、ひとつの保管セクションでの配置先をいい、具体的には、部署名、場所名、それらのコード表示、などがあげられる。
請求項4の発明は、移動履歴テーブルが、同じ保管セクション内でのひとつの配置セクションから他の配置セクションへの移動も移動のひとつとして扱う請求項3記載の資産管理システムである。配置セクションの意味については、先に説明したとおりである。
請求項5の発明は、移動履歴テーブルが、移出の場合に移出先が組織体の内部か外部かを直接的または間接的に示す項目を含む請求項2記載の資産管理システムである。
直接的に示す項目としては、内部外部別項目があげられ、例えば、内部の場合「1」を、外部の場合「2」をデータとして入力するような使い方をする場合である。間接的に示す項目としては、例えば、移出先の保管セクション項目で、保存セクションのデータをコードで有し、しかも、そのコード付けで、内部は、一定数以上、外部はその一定数未満などとして数値の割付などで、内部・外部の切り分け可能とした場合の移出先保管セクション(項目)があげられる。
請求項6の発明は、移動履歴テーブルが、移動先または移動元である保管セクションをグループ別する項目、すなわち、「グループ種別」を有する請求項2記載の資産管理システムである。
グループ種別の例としては、組織体の内部の場合は、代表的には地域エリア別、があげられるが、さらに、それ以外に組織体内部に、資産の使用はしなくて保管だけするための倉庫的なセクションをひとつないし複数のグループとしたものなどもあげられる。
組織体の外部の場合では、代表的には(使用の待機のための)保管先、と修理先があげられる。修理先は必要によりさらに細分する場合は、修理をするその資産のメーカーと、メーカー以外の修理先(修理会社、その事業所など)があげられる。
請求項7の発明は、資産テーブルを構成するレコードが、移動履歴テーブルの各資産についての最新の移動履歴レコードに係わる管理セクション、移動元セクション、移動先セクション、移動日、移動先についての内部外部別のいずれか1以上の項目を含む請求項2記載の資産管理システムである。
請求項8の発明は、移動履歴テーブルないし資産テーブルが、各資産について「使用中」、「使用待機(倉庫保管)中」、「修理中」などの資産の状態を示す項目を含む請求項2記載の資産管理システムである。
修理中も必要に応じ、その中を、修理申請中、その後のステップに細分して状態を表示するなども任意である。さらに状態のひとつに、「廃棄処分」、などもあげられる。
請求項9の発明は、端末が、移動対象資産のリストを抽出するための検索条件入力部、検索結果の資産リスト表示部、表示された資産リストから選択された資産について、移動元・移動先を表示ないし入力・指定するための表示入力部、移動日の入力・指定部、及び管理責任の移動の有無の指定部を備えた資産移動登録画面を有する請求項2記載の資産管理システムである。
請求項10の発明は、データベースが各資産について付属する部品の資産への取込み、資産からの取外し、移動なども記録する部品履歴テーブルをも有する請求項2記載の資産管理システムである。
請求項1の発明では、システムが移動履歴テーブルを有し、しかも、そのテーブルを構成するレコードの項目として、各資産の識別子、移動元の保管セクション、移動日、移動先の保管セクションを有するので、単に、組織体の各セクションでの資産の配置状況、所有状況を有するシステムと異なり、各資産の移動元も含めた移動状態の把握もでき、資産の行方が不明になったときなどの原因究明がし易いものとなる。
さらに、移動履歴テーブルは、各資産の管理セクションをも項目として含むので、前記のように特に多数の資産が、組織体の中で、多数の地域に分散保管されるような場合に、資産ごと管理の責任部署が、ていねいに管理、明確化されることを通じて、所在不明確などの場合の追求がされ易く、ひいては資産の、台帳上の数値・所在と、現実の数値・所在との不一致を防ぎ易い。またさらに、移動履歴テーブルにそれらの項目を持たせているので、過去の一定の時に遡及して、組織体での資産の分散・保存状況の把握をすることも容易である。
請求項2の発明によれば、各資産について当該資産の保管セクションが端末の入力画面から管理責任の移動を示すデータとともに移出情報を入力登録し、次いで当該資産について移入を受ける別の保管セクションが、端末から当該資産について、移入日などの移入情報を入力登録したときに、はじめて移動履歴テーブルの最新レコード上で当該資産の管理セクションの変更がなされ、管理セクション名が移入先の新たな保管セクション名に変更される。
すなわち、管理責任の変更が、移出元、移入先の両保管セクションの手続き、登録作業を通してはじめてなされ、管理の責任の限界が明確になされることを通じて、資産の所在等の把握をより的確におこなうことができ、ひいては、台帳上の資産の保有状況と、現実の資産の保有状況との食い違いの発生などを一層生じがたくすることができる。
請求項3の発明によれば、移動履歴テーブルが、保管セクション以外に、保管セクション内の資産の配置セクションをも項目として有するので、より細かな設置場所管理を行うのに好適である。
請求項4の発明によれば、移動履歴テーブルが、同じ保管セクション内でのひとつの配置置セクションから他の配置セクションへの移動も移動のひとつとして扱うので、資産の配置位置の変更もシステムに登録されており、資産の所在を具体的に確認する作業が楽となる。
請求項5の発明によれば、移動履歴テーブルが、移出の場合に移出先が組織体の内部か外部かを直接的または間接的に示す項目を含むので、その項目により、まず、保管セクションのコードマスターの項目データとして、所属するグループ種別以外に、組織体の内部外部別項目を持たせることを通じて、グループ種別を大別でき、グループ種別の選択が容易となる。
請求項6の発明によれば、移動履歴テーブルが、移動先または移動元である保管セクションをグループ別する項目を有するので、各異動の都度、移動元ないし移動先を定めるに当たり、最初に粗く対象範囲を絞ることができ、ひいては、対象の保管セクションを選択するのが容易となる。
請求項7の発明によれば、資産テーブルを構成するレコードは、移動履歴テーブルの各資産についての最新の移動履歴レコードに係わる管理セクション、移動元保管セクション、移動先保管セクション、移動日、移動先の内部外部別、のいずれか1以上の項目を含む。
したがって、そこに含まれる項目に関しては、移動履歴テーブルを介さなくても、その値を知ることができ、検索などでそれらに係わる値を求めるときに、より短時間で作業をすることができる。
請求項8の発明によれば、移動履歴テーブルないし資産テーブルは、各資産について「使用中」、「使用待機(倉庫保管)中」、「修理中」などの資産の状態を示す項目を含む。
したがって、各資産の保管セクションは、「使用のための保管セクション」、「使用待機のための保管セクション」、「修理のための保管セクション」などと、用途別を伴うことが普通であるので、それら保管セクションから間接的に、上記したような用途・ひいては各資産の状態を知ることはできるが、上記のように「状態を示す項目」を別に設けることにより、直接的に、したがって、短時間にその状態を知ることができる。
資産の数が多くなり、「資産についての状態」を瞬時に求めたいときなどには、特に効果を発揮する。
請求項9の発明によれば、端末が、移動の対象となる資産のリストを抽出するための検索条件入力部、検索結果の資産リスト表示部、表示された資産リストから選択された資産について、移動元・移動先の保管セクションを表示ないし入力・指定するための表示入力部、移動日の入力・指定部、及び管理責任の移動有無の指定部を備えた資産移動の登録画面を有する。したがって、まず、移動登録の対象となりうる資産のリストを検索するところから、最終的に資産の移動を登録する作業の流れを効率的に進めることができる。
請求項10の発明によれば、データベースが各資産について付属する部品の取込み、取外し、移動なども記録する部品履歴テーブルをも有するので、部品も含めた総合的な資産の管理をするのに好適である。
以上本発明によれば、多数のセクションに分散配置されている資産の配置を適切に把握できることから、新たにセクションができ資産配置の変更を考えるときに好適に活用できる。また、管理セクションが資産ごと付与されていることから、資産に別途経費が発生した際に、管理セクション単位で、経費配布するなどに都合がよい。さらに、資産が、販売機などのように直接売り上げにつながる働きがある場合に、その利益貢献度を配置などとの関係で分析するなどに好適であるなど、種々の付加的な効果を期待できる。
以下に本発明の実施例を記載する。ただし、ひとつの実施例にすぎないので、本発明は、これらの記載になんら制限されるものではなく、本発明は、さらにいろんな態様での実施が可能である。
図1に示すものは、資産テーブルと、すくなくとも(各資産の入出などの)移動の履歴を記述する移動履歴テーブルとからなるデータベース、及び管理制御部を備えたサーバーと、そのサーバーと接続する通信回線と、その通信回線を介して、前記のサーバーに接続し、表示および入力をするための複数の端末を有してなる、本発明の資産管理システムの前提部分となる基本の構成である。
なお、前記のデータベースは、項目値をコードで持つ項目について各項目値に対応する「名称」等との関係を示すコードマスターや、その他各種のサブテーブルも備えている。
この資産テーブルは、資産の識別子と各種属性情報からなる複数のレコードで構成されるもので、実施例1では、(末尾にある)表2に示すとおり、識別子として、資産の「シリアル番号」を用い、その項目に[SNo]を使っている。また、資産の各種属性情報の項目は、ほとんど省略して記載していないが、ここでは、移動履歴テーブルから、各資産についての最新のレコードを抽出して、資産テーブルの中の属性情報の項目にとり込んでいる。
項目名は、以下のように、少し略記したものを用いており、また、( )内に、本例での項目データの使い方を一部説明している。
[N]=レコードNo
[SNo]=資産の識別子(シリアル番号)
[M]=資産の名称
[管]=管理セクション
[Ik]=管理責任の移動の有無(データとして、有り=1、なし=0を使用する。)
[Odt]=移出日(年年年年月月日日の形で記載。年は西暦年。ただし、ここでは、年の部分の記載は、簡便のため表示のみ省略している。)
[保1]=移出元の保管セクション(保管セクション名のデータは、先頭文字Aを組織体内部セクションに、先頭文字Bを同外部セクションに使用している。)
[配1]=移出元の配置セクション(11,12などを使用している。)
[Idt]=移入日(データは移出日の記載に準じる。)
[保2]=移入先の保管セクション
[配2]=移入先の配置セクション
[S]=内外種別(組織体の内部外部別:内部=1、外部=2、を各使用する。)
[G2]=移入先グループ種別(1g、2gを組織体内部の保管セクション用に、またH、Sを組織体外部の保管セクション用に使用する。なお、移入元のグループ種別には、[G1]を使用している。)
[St]=資産の状態(先頭文字=1:使用状態、同2=使用待機(倉庫保管)状態、同3=修理中状態、に各使用。より詳細には、11:使用中、10:使用する(保管)セクションへ移出中、20:使用待機(倉庫保管)中ないし、同倉庫へ移出中の状態。また、30:修理中ないし、修理所へ移出中の状態。)
このように本実施例では、移動履歴テーブルでのレコード中各資産について最新のレコードを資産テーブルに持たせていることから、各資産について、項目、[管]、[Ik]、[Odt]、[保1]、[配1]、[Idt]、[保2]、[配2]、[S]、[G2]、[St]については、資産テーブルだけから、最新の状態つまり現状を知ることができる。
すなわち、各資産についての、現状の「管理セクション」、「保管セクション」、「使用中・待機保管中・修理中などの状態」などを知ることができる。
また、移動履歴テーブルは、そのテーブルを構成するレコードの項目として、各資産の識別子、移動元の保管セクション、移動日、移動先の保管セクションのほかに、資産の管理セクションを含む。
実施例1では、表1(後記)に示すとおり、以下の項目名を備えている。
すなわち、備える項目名は、[N](レコードNo)、[管]、[Ik]、[Odt]、[保1]、[配1]、[Idt]、[保2]、[配2]、[S]、[G2]、[St]であり、すくなくとも、管理セクションである項目[管]を有している。したがって、ここに有している項目については、履歴テーブルでもあることから、各資産の現状、さらには、過去にさかのぼっての資産の移動情報、移動状態を知ることができる。
なお表1では、移動履歴テーブルに項目[sp]が表示してあるが、これは、このテーブルの項目ではなく、ここでの、作業のステップを示すためだけに設けたもので、実際のテーブルには設けていない。また、資産移動の作業についての理解の容易化のため、便宜的に同一の資産、[SNo]=S01、ばかりの移動(移出入)レコードを並べている。
次に、資産移動の作業のステップに併せた、また、端末での、移動(移出入)処理に伴う移動処理(登録)画面(図2、図3)、並びに移動履歴テーブル(表1)の記載を用いながら、管理責任の移動(変更)の状況なども説明する。
なお、以下の説明における画面の端末での表示、検索の実行、指定事項の登録などの作業は、端末の画面からの入力データが通信回線を介して、サーバーに送られ、管理制御部の機能により実行され、実行結果がまた端末に戻され表示されるという形でなされる。
<<ステップ1>>([sp]=1)
これは、つまり移動履歴テーブル表1でのレコードNo2([N]=2)は、(グループ種別([G1]=)1gの)保管セクション([保1]=)A1が、配置セクション([配1]=)11にあった資産(「SNo]=)S01を、「管理責任の移動あり」の形([Ik]=1)で、組織体内部([S]=1)にあるグループ種別([G2]=)2gの保管セクション([保2]=)A2へ、10月15日([Odt]=1015)に、移出(出荷)したことを記録・登録したレコード行である。
この作業・処理を図2(移出処理画面)で説明する。
なお、図2および図3(移入処理画面)で、<1>から<6>までのエリアのなかで、「検索実行」、「条件クリア」、「登録」、「戻り」と記載された部分は、コマンドボタンである。また、左側または直上部に項目名を表示している方形の部分は、そのうち、「表示」との記載あるものは、表示用のテキストボックスであり、その記載のないものは、(表示を簡略化しているが)入力用のコンボボックスでリストからの選択入力と書き込み入力とを可能としている。
また、二重丸(◎)、丸(○)は、択一選択のための、オプションボタンである。
<1>資産リストアップ条件の指定、及び検索実行
1)−1:(移出元保管セクションの指定)
イ) 「グループ種別」の指定:組織体内部のグループ種別のリストから、下の保管セク ションが属する「1g」を選択
ロ) 「保管セクション」の指定:グループ種別「1g」に属する保管セクションがリス トされている。その中より、保管セクション「A1」を選択
このシステムでは、保管セクションマスターにおいて、同セクションのコード、名称、属するグループ種別、組織体の内部外部別などの一覧テーブルを備え、グループ種別の指定により、指定されたグループに属する保管セクションを検索抽出し、前記リストに供する
したがって、グループ種別の指定(存在)により、多数ある保管セクションから一段と少ない数への対象の絞込みがされることを通して、保管セクションの選択作業が容易となる。
ハ) その上で「検索実行」のボタンを押す。
この検索実行ボタン押しを合図に、移動履歴テーブル中、各資産についての最新のレコード(データ行)について、項目の保管セクション(の値)([保1]=)A1のものを検索抽出し、抽出された資産レコード行のデータを、図2の<2>のエリアに表示する。
ただし、本実施例では、同じデータ(各資産の最新移動履歴データ=レコード)を資産テーブルの方にも持たせてあるので、移動履歴テーブルからの検索抽出を、資産テーブルからの検索抽出に置き換えることができ、この置き換えで、最新行を抽出する手間が省ける分、移動履歴テーブルからの抽出に比べ、抽出をより短時間でおこなうことができる。
<2>資産リスト一覧の表示
イ) 前記したとおり、検索実行で抽出された資産のレコードがこのリストに表示される 。もっとも簡便のため、一覧のなかでのレコードの記載は、1件の資産(項目SN o=S01)のみにとどめている。
ロ) 移出したい資産(現物)に貼付などの形で表示してある資産シリアス番号「SNo 」と同じSNoのレコードを資産リスト一覧から探し、そのレコードの左端のチエ ックボックス部(□部)にチエックを入れる。
<3>移出先の指定
イ) 上のチエックで、チエックをされた行(レコード)の資産が選択されて、<3>移出先の指定のエリアの左方に、そのデータ(SNo、保1、などの項目値)が表示される。
次にそのエリアの右方で、移出先を指定する。
ロ) まず、大きく組織体の内部外部別を選択入力する。ここでは内部(組織体内部)とするので、「1」を選択する。
ハ) 次に移出先保管セクションのグループ種別(G2)を指定する。同種別一覧では、組織体内部のグループ種別がリストされるので、その中から、「2g」を選択指定する。
ニ) 保管セクション(保2)の指定:ここでは、グループ種別が「2g」に属する保管セクッションが候補としてリストされるので、その中より、保管セクション「A2」を選択指定する。
<4>管理責任の移動の有無指定
ここでは管理責任の移動あり(「1」)を選択指定する。
<5>移出日の指定
ここでは、[Odt]=「1015」(10月15日)を入力している。(なお、年については、入力するが、簡便のため、ここでの説明上及び画面での表示上、いずれも省略している。)
<<6>>移出の登録
「登録」ボタンを押すと、それで、以上での選択結果が確定され、1件の移動を示す新規なレコードができ、移動履歴テーブル(表1)の2件目レコード(N=2)として、追加記録される。本例では、同じ項目内容([管]から[St]まで)が、資産テーブル(表3)のシリアス番号S01の資産レコード上に、N=2の行で示すように記録される。すなわち、その項目部分が変更登録される。
なお、この表3は、資産テーブル上のシリアス番号[SNo]がS01の資産について、[管]から[St]までの項目値の変化を示すものである。
また、この表3で、項目「N」は、同資産S01の項目内容の変化の順番を説明するためだけに設けたもので、資産テーブルの実際の項目ではない。
さらに、項目「St」の値「10」は、使用を目的として(移出先)保管セクションへ移出したけれど、まだ、移出先の保管セクションで移入の登録がされていない状態を示す。
また、登録前に選択指定した条件を、やり直しのため解消したいときは、「条件クリア」ボタンを押せばよく、また、この画面表示の直前の画面に戻りたいときは、「戻る」のボタンを押せばよいつくりとしてある。
<<ステップ2>>([sp]=2)
これ、つまり移動履歴テーブル表1でのレコードNo3([N]=3)は、(グループ種別([G1]=)1gの)保管セクション([保1]=)A1の配置セクション([配1]=)11から、「管理責任の移動あり」の形([Ik]=1)で、組織体内部([S]=1)にあるグループ種別([G2]=)2gの保管セクション([保2]=)A2へ、10月15日に、移出(出荷)された資産([SNo]=)S01が、10月20日([Idt]=1020)に、保管セクション([保2]=)A2において移入され、配置セクションは21とされたことを記録・登録したレコード行である。
この登録で、シリアス番号がS01の資産の管理セクションは、はじめて、保管セクションA1から保管セクションA2に変更になっている。管理責任の変更を、移出セクションの単独の操作だけでは確定はさせていないので、この変更の間違いが生じがたい。「管理責任の移動なし」、で移出された場合には、この管理セクション項目のデータは「A1」(従前)のままで登録される。
この作業・処理を図3の移入処理画面で説明する。
<1>資産リストアップ条件の指定、及び検索実行
1)−1:(移入先保管セクションの指定)
イ) 「グループ種別」の指定:組織体内部のグループ種別のリストから、下の保管セク ションが属する「2g」を選択
ロ) 「保管セクション」の指定:グループ種別「2g」に属する保管セクションがリス トされている。その中より、「A2」を選択
(ここは、移出処理画面での、各指定と同様である。)
2)−2
ハ) 「範囲選択の指定」
移入資産について、組織体の「内部からの移入」を処理するか、「外部からの移入」を処理するか、または、「(内部外部)両方からの移入」を処理するかの選択をする。選択は、二重丸(◎)、丸(○)で示す択一選択用オプションボタンのいずれかをクリックすることでおこなう。初期値(デフォルト)は、「両方から移入」が選択指定されている。通常はそのままでよく、そのままとする。
3)その上で、
ニ) 「検索実行」のボタンを押す。 この検索実行ボタン押しを合図に、
移動履歴テーブル中、各資産についての最新のレコード(データ行)について、
a)移出先の保管セクション(保2)が「A2」であって、しかも、移入日(Idt)が「ブランク」のもの(これらは、組織体の内部から移出されてくる可能性のある資産で、まだ、移入の登録がされていないもの)、及び、
b)移出元の保管セクション(保1)が「A2」であり、また移入日(Idt)が「ブランク」であり、しかも移送先の保管セクション(保2)が組織体の外部である([S]=2など)のもの(これらは、組織体の外部から移出されてくる可能性のある資産で、移出元へまだ戻されていないもの。なお、移送先の保管セクションが組織体の外部の場合、端末も連携しているわけでなく、移入の登録が連携してなされることはないので、移送先での移入日の項目の値は、ブランクのまま維持される。)を検索抽出し、
そのレコード行のデータから、図3の<2>のエリアに、抽出された資産についてのレコードを表示する。
ただし、本実施例では、同じ項目データ(各資産の最新移動履歴データ)を資産テーブルにも持たせてあるので、資移動履歴テーブルを用いての検索抽出を、資産テーブルを用いての検索抽出に置き換えることができる。
<2>資産リスト一覧の表示
イ) 前記したとおり、検索実行で抽出された資産のレコードがこのリストに表示される 。もっとも簡便のため、表示は、1件、シリアス番号(SNo)がS01の資産の 例のみにとどめている。
ロ) 移送されてきた資産(現物)に貼付などの形で表示してあるシリアス番号(SNo )と同じSNoのレコードを資産リスト一覧から探し、そのレコードの左端のチエ ックボックス部(□部)にチエックを入れる。
<3>移入先の指定
イ) 上のチエックで、その資産が選択されて、<3>移入先の指定のエリアの左方に、 選択資産のデータ(SNo、保1、などの項目値)がそこに示すとおり表示される 。
次にそのエリアの右方で、移入先を指定する。
ロ) 移入先の、グループ種別(G2)、とそこでの保管セクション(保2)は、<1> 検索条件の指定のエリアで、先に指定しているので、その値の表示をする。
ハ) 次に配置セクション(配2)の値のみ、保管セクションA2に属する配置セクショ ンのリストから選択して、「21」を指定する。(なお、配置セクションの指定は 、配置の変更の場合以外は、必須ではない。)
<4>管理責任の移動の有無表示
移送元で指定した値として、管理責任の移動あり(「1」)が表示されている。
ここでは、その確認のみすればよい。
<5>移入日の指定
ここでは、「1020」(10月20日)を入力している(なお、年については、入力するが、簡便のためこの画面では表示を省略している。)
<<6>>移入の登録
「登録」ボタンを押すと、以上での選択入力結果が確定され、1件の移動を示すレコードが、移動履歴テーブル(表1)の3件目レコード(N=3)として、記録追加される。本例では、同じ項目内容([管]から[St]まで)が、資産テーブル(表3)のシリアル番号S01のレコードに、N=3の行のように、記録される。つまり、その項目部分が変更登されて録される。
この登録で、シリアス番号がS01の資産の管理セクションは、はじめて、保管セクションA1から保管セクションA2に変更になっている。
(なお、「管理責任の移動なし」([Ik]=0)、で移出された場合には、<4>のエリアでの表示は、移動なし(値「0」)であり、また、この管理セクション項目のデータは、従前の「A1」のままで登録維持される。)
さらに、資産の状態(St)の値「11」は、使用を目的として(移出先)保管セクション(保2)へ移出し、ついで、移出先の保管セクションで移入処理の登録がされたことにより、資産が使用状態にあることを示す。
<<ステップ3>>([sp]=3)
表1のレコードNo4([N]=4)は、グループ種別([G1]=)2gの保管セクション([保1]=)A2が、配置セクション([配1]=)21にあった資産([SNo]=)S01を、「管理責任の移動なし」の形([Ik]=0)で、組織体外([S]=2)にあるグループ種別([G2]=)Hの保管セクション([保2]=)B1へ、10月25日([Odt]=1025)に、移出(出荷)したことを記録・登録したレコード行である。
この作業・処理は、基本的に<ステップ1>に準ずるが、「管理責任の移動の有無」は、外部への移出の場合、管理責任を移動することはないので、値は「0」となる。したがって選択の余地はないので、自動的に「0」が入力されるようにしておく。
また、最終的に、移出が登録されると、資産の状態を示す、Stの値は、「20」となる。
この値は、保管セクションが組織体の外部であり、また数値の頭の値「2」により、使用待機のための保管状態であることを表示している。
<ステップ4>([St]=4)
表1でレコードNo5([N]=5)は、(グループ種別([G1]=)Hの)保管セクション([保1]=)B1から、「管理責任の移動なし」の形([Ik]=0)で移出(出荷)された資産([SNo]=)S01が、11月1日([Idt]=1101)に、組織体内部([S]=1)にありグループ種別([G2]=)2gの(その資産の管理セクションでもある)保管セクション([保2]=)A2へ移入され、配置セクションは21とされたことを記録・登録したレコード行である。
<<ステップ5>>([sp]=5)
レコードNo6([N]=6)は、(グループ種別([G1]=)2gの)保管セクション([保1]=)A2が、配置セクション([配1]=)21にあった資産([SNo]=)S01を、「管理責任の移動なし」の形([Ik]=0)で、組織体の外部([S]=2)にあるグループ種別([G2]=)Sの保管セクション([保2]=)B5へ、11月10日([Idt]=1101)に、移出(出荷)したことを記録・登録したレコード行である。
この作業・処理は、基本的に移出を示す<ステップ3>に準ずればよく、「管理責任の移動の有無」は、組織体外部への移出の場合、管理責任の移動することはないので、値は「0」となる。したがって選択の余地はないので、自動的に「0」が入力されるようにしておく。
また、最終的に、移出が登録されると、資産の状態を示す、Stの値は、「30」となる。この値は、保管セクションが組織体の外部であり、また数値の頭の値「3」により、修理中のための保管状態であることを表示している。
<<ステップ6>>([sp]=6)
No7([N]=7)は、(グループ種別([G1]=)Sの)保管セクション([保1]=)B5から、「管理責任の移動なし」の形([Ik]=0)で、移出(出荷)された資産([SNo]=)S01が、11月10日([Idt]=1110)に、組織体の内部([S]=1)にあるグループ種別([G2]=)2gの(その資産の管理セクションでもある)保管セクション([保2]=)A2において移入され、配置セクションは21とされたことを記録・登録したレコード行である。
なお、移出処理・移入処理の各画面の<1>検索条件入力のエリアで、「1)(移出元ないし移入先)保管セクションの指定」、と「2)資産SNoの指定」、とは択一選択指定であり、後者を(そのオプションボタンを押して)選択指定し、移出入したい資産(現物)に貼付してあるシリアス番号(SNo)をそこへ入力し、検索実行のボタンを押すと、その資産のレコードが、<2>資産リスト一覧のエリアに表示される。この場合表示されるのは常に1件のレコードで他に選択できるレコードがないから、同時にそのエリアでの資産の選択も自動的に行い、直ちに、<3>移送先(ないし移入先)の指定エリアでの(エリア左側の)対象資産として表示させることができる。
また、このシリアス番号の入力指定で資産を選択指定する場合は、資産(現物)への番号貼付を、バーコードの貼付の形として、そのコード読取機を用いてその数値を読み取り、シリアス番号の指定(入力)を自動的に行うこともできる。
また、本実施例もさらに以下のとおり、いろいろ変形して実施することができる。
1)移出、移入処理画面での<1>資産リストアップ条件の指定の部分での、「グループ種別」および、「保管セクション」の自動入力:
各端末を、各保管セクションごとに設置・使用する環境では、その端末に、その保管セクションのコードを予め登録しておくことにより、各処理画面が表示されたときには、保管セクションの値は、その登録の参照により、また、グループ種別は、保管セクションのコードマスターの参照により、それぞれ自動的に入力・表示させることができる。
2)資産の移出先が、同じ保管セクション内で、配置先の変更のみの場合:
移出処理画面の<2>「移出先の指定」のエリアで、「配置の変更」を指定できるオプションボタン部を設け、その選択をすることで、移送先の保管セクションおよびその所属するグループ種別、組織体の内部外部別の各入力を、<1>「資産リストアップ条件の指定」画面での、保管セクション、その所属するグループ種別の各値を転記等することにより、自動化することができる。
3)グループ種別、保管セクション、配置セクション、組織体の内部・外部別、管理責任の移動あり・なし、などの表示:
この実施例では、すべてコードで扱っているが、各コードマスター(コード、名称の対応表)から、各移出処理画面、移入処理画面での選択・指定におけるそれらの表示は、(わかり易い)名称表示に変換して、移動履歴レコードへの登録ではコードに戻して行う、必要なら、併せて名称項目も設けて「名称」も登録記録する、などのことも任意に行いうる。
4)「管理責任の移動あり」の場合の移入処理画面の専用化:
組織体内部の保管セクションから、同じ組織体内部への資産の移出が、「管理責任の移動あり」を伴うことがほとんどの場合:
「管理責任の移動有り」の資産の移入処理画面を専用画面化すれば、管理責任の移動の有無を、同処理画面の中で選択指定する必要がなく、したがって、処理画面での、入力指定のための必要項目数を減らすことができ、その分作業性がよいものとなる。
5)移出日、移入日の指定:
端末(パソコンなど)は時計機能を内蔵していることが普通なので、移出・移入の日が、その処理画面で処理する日の指定でよい場合は、その時計の「日(年月日)」を指定させることで、その入力を自動化することができる。
6)移出先への、移送元保管セクションからのメール連絡:
保管セクションマスターで、保管セクションごとに、その各「コード」、「名称」、所属する「グループ種別コード」、など以外に、「メイルアドレス」を持たせておく場合、他の保管セクションへの資産の移出処理を登録する都度、当該資産の移出先の保管セクションへ、その資産について、送付の案内をメールで自動的に発信させる等のことが容易にできる。
Figure 2006202239
Figure 2006202239
Figure 2006202239
図は、本発名実施例1のシステムの前提となる基本部分の構成を示すものである。 図は、本発明実施例1における、使い方を示すための資産移出データ入力処理画面を示すものである。 図は、本発明実施例1における、使い方を示すための資産移入データ入力処理画面を示すものである。

Claims (10)

  1. 資産の識別子と各種属性情報からなる複数のレコードで構成される資産テーブルと、すくなくとも各資産の入出などの移動の履歴を記述する移動履歴テーブルとからなるデータベース、及び管理制御部を備えたサーバーと、そのサーバーと接続する通信回線と、その通信回線を介して、前記のサーバーに接続し、表示および入力をするための複数の端末を有してなるシステムにおいて、前記の移動履歴テーブルが、テーブルを構成するレコードの項目として、各資産の識別子、移動元の保管セクション、移動日、移動先の保管セクションのほかに、資産の管理セクションを含むことを特徴とする資産管理システム。
  2. 各資産について当該資産の保管セクションが端末の入力画面から管理責任の移動を示すデータとともに移出情報を入力登録し、次いで当該資産について移入を受ける別の保管セクションが、端末から当該資産について、移入日などの移入情報を入力登録したときに、はじめて移動履歴テーブルの最新レコード上で当該資産の管理セクションの変更がなされ、管理セクション名が移入先の新たな保管セクション名に変更されることを特徴とする請求項1記載の資産管理システム。
  3. 移動履歴テーブルが、保管セクション以外に、保管セクション内の資産の配置セクションをも項目として有する請求項2記載の資産管理システム。
  4. 移動履歴テーブルが、同じ保管セクション内でのひとつの配置セクションから他の配置セクションへの移動も移動のひとつとして扱う請求項3記載の資産管理システム。
  5. 移動履歴テーブルが、移出の場合に移出先が組織体の内部か外部かを直接的または間接的に示す項目を含む請求項1記載の資産管理システム。
  6. 移動履歴テーブルが、移動先または移動元である保管セクションをグループ別する項目、すなわち、「グループ種別」を有する請求項2記載の資産管理システム。
  7. 資産テーブルを構成するレコードが、移動履歴テーブルの各資産についての最新の移動履歴レコードに係わる管理セクション、移動元の保管セクション、移動先の保管セクション、移動日、移動先についての内部外部別のいずれか1以上の項目を含む請求項2記載の資産管理システム。
  8. 移動履歴テーブルないし資産テーブルが、各資産について「使用中」、「使用待機(倉庫保管)中」、「修理中」などの資産の状態を示す項目を含む請求項2記載の資産管理システム。
  9. 端末が、移動対象資産のリストを抽出するための検索条件入力部、検索結果の資産リスト表示部、表示された資産リストから選択された資産について、移動元・移動先を表示ないし入力・指定するための表示入力部、移動日の入力・指定部、及び管理責任の移動の有無の指定部を備えた資産移動登録画面を有する請求項2記載の資産管理システム。
  10. データベースが各資産について付属する部品の資産への取込み、資産からの取外し、移動なども記録する部品履歴テーブルをも有する請求項2記載の資産管理システム。
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