JP2006200604A - 回転体静止保持装置 - Google Patents

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Tomokazu Hoshinoo
朝和 星野尾
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Abstract

【課題】この発明は、摩擦力に依存せずに、安定的に回転体を静止保持することができる回転体静止保持装置を提供することを目的とするものである。
【解決手段】モータの軸3には、駆動シーブ及びディスク10が取り付けられている。ディスク10の外周部には、複数の歯部10a及び複数の溝部10bが交互に設けられている。ハウジング1には、複数の静止保持ユニット11a〜11cが取り付けられている。静止保持ユニット11a〜11cが有するピン17a〜17cのいずれかが溝部10bに挿入されるとディスク10の回転が規制されるとともに駆動シーブが静止保持される。
【選択図】図2

Description

この発明は、例えばエレベータ巻上機の駆動シーブなどの回転体を静止保持する回転体静止保持装置に関するものである。
従来のドラムブレーキでは、回転体である車両の車輪の回転が制動される際には、車輪とともに回転する回転ドラムの内壁にブレーキシューが押し付けられ、回転ドラムの内壁とブレーキシューとの間に働く摩擦力によって車輪の回転が制動される。また、車輪が止まった後も、回転ドラムにブレーキシューが押し続けられ、摩擦力によって車輪が静止保持される(例えば、特許文献1参照)。
特開昭55−17740号公報
上記のような従来のドラムブレーキでは、例えばブレーキシューの温度変化、及び経年劣化などにより、回転ドラムの内壁及びブレーキシュー間の摩擦係数に変化が生じ、静止保持性能が不安定になるという問題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、摩擦力に依存せずに、安定的に回転体を静止保持することができる回転体静止保持装置を提供することである。
この発明に係る回転体静止保持装置は、外周部に複数の歯部及び複数の溝部が交互に設けられ、回転体とともに回転するディスク、及び溝部に挿入されることでディスクの回転を規制するピンと、ピンを溝部に対して出し入れさせるピン駆動部とを有する静止保持部を備える。
この発明の回転体静止保持装置によれば、ピンが、溝部に挿入されることでディスクの回転が規制されるので、摩擦力に依存せずに、安定的に回転体を静止保持することができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるエレベータ巻上機を一部断面で示す側面図である。図2は、図1のエレベータ巻上機を示す正面図である。図3は、図1のエレベータ巻上機の要部を拡大して示す斜視図である。図において、エレベータ巻上機は、ハウジング1によって覆われたモータ4と、モータ4によって駆動される軸3と、軸3の一端に取り付けられた回転体である駆動シーブ6と、駆動シーブ6を静止保持するための回転体静止保持装置8とを有している。
ここで、図示はしないが、駆動シーブ6には、かご及び釣り合いおもりを吊り下げる複数本の主ロープが巻き掛けられる。モータ4は、駆動シーブ6を回転させることで、かご及び釣り合いおもりを昇降させる。通常、釣り合いおもりの重量は、かご自重に積載荷重の40〜50%分の重量が加えられたものに設定される。従って、かご側の重量と釣り合いおもりの重量が釣り合っている場合を除いて、駆動シーブ6には、かご内負荷に応じた回転トルクが働く。このような回転トルクが働いた状態で、かごを停車させておくため、回転体静止保持装置8によって駆動シーブ6が静止保持される。即ち、かごの停車中は、モータ4への通電は遮断され、モータ4の停止トルクは失われ、回転体静止保持装置8のみによって駆動シーブ6が静止保持される。
回転体静止保持装置8は、軸3の他端に同軸に取り付けられた金属製のディスク10、及びディスク10の回転を規制する静止保持部11を有している。ディスク10は、駆動シーブ6とともに回転する。回転体静止保持装置8は、ディスク10の回転を規制することで、駆動シーブ6を静止保持する。ディスク10の外周部には、複数の歯部10a及び複数の溝部10bが交互に設けられている。
静止保持部11は、ディスク10の周方向に、互いに間隔をおいて設けられた第1〜3の静止保持ユニット11a〜11cを有している。
各静止保持ユニット11a〜11cは、ハウジング1のディスク10側端面に取り付けられている。また、各静止保持ユニット11a〜11cは、ディスク10の径方向の延長線上に配置されている。
第1及び第2の静止保持ユニット11a,11bは、互いのピッチ角度が、歯部10aのピッチ角度θの整数倍に対して角θだけずれるように配置されている。また、第2及び第3の静止保持ユニット11b,11cは、互いのピッチ角度が、歯部10aのピッチ角度θの整数倍に対して角θだけずれるように配置されている。
第1の静止保持ユニット11aは、ハウジング1に固定された断面コの字状のガイド15、ガイド15に固定されたアクチュエータ(ピン駆動部)16、及びアクチュエータ16の駆動力によって溝部10bに対して出し入れされる金属製の第1のピン17aを有している。第1のピン17aは、溝部10bに完全に挿入されるとディスク10の回転を規制する。
第1のピン17aの中央部は、ディスク10の径方向の延長線上に配置されている。また、第1のピン17aは、軸3と平行に配置されている。
ガイド15は、一対の側壁15aと、それら一対の側壁15aの端部を連結する底壁15bとを有している。底壁15bは、ディスク10の径方向に対して垂直に配置されている。
各側壁15aには、第1のピン17aの両端が挿入された案内溝15cがそれぞれ設けられている。案内溝15cは、第1のピン17aをディスク10の径方向に案内するためのものである。第1のピン17aの両端部は、各側壁15aの内周面に摺動可能に接触している。なお、第1の静止保持ユニット11aと同様に、第2の静止保持ユニット11bもガイド15、アクチュエータ16、及び第2のピン17bを有し、第3の静止保持ユニット11bもガイド15、アクチュエータ16、及び第3のピン17cを有している。
次に、動作の説明を行う。まず、駆動シーブ6が静止保持されないときには、ピン17a〜17cは、アクチュエータ16側に引き寄せられている。これに対して、駆動シーブ6の回転がモータ4により停止され、駆動シーブ6が静止保持されるときには、ピン17aは、アクチュエータ16の駆動力によって、ディスク10の中心方向へ駆動される。このとき、駆動シーブ6の停止状態、即ちディスク10の停止状態に応じて、各ピン17a〜17cが歯部10a及び溝部10bのどの部分に当接するかが異なる。
次に、図4は、図2の第1の静止保持ユニット11aを拡大して示す正面図である。図において、第1のピン17aは、溝部10bの底部に当接している。即ち、第1のピン17aは、溝部10bに完全に挿入されている。このとき、駆動シーブ6に働いている回転トルクは、軸3及びディスク10を介して第1のピン17aに伝達される。第1のピン17aは、その両端が案内溝15cによって支持されているので、駆動シーブ6に働いている回転トルクは、第1のピン17aのせん断保持力によって保持される。即ち、ディスク10の回転が第1のピン17aによって規制され、駆動シーブ6が回転体静止保持装置8によって静止保持される。
次に、図5は、図2の第2の静止保持ユニット11bを拡大して示す正面図である。図において、第2のピン17bは、歯部10aの頂部に当接している。このとき、第2のピン17bは、駆動シーブ6に働いている回転トルクを全く保持できていない。
次に、図6は、図2の第3の静止保持ユニット11cを拡大して示す正面図である。図において、第3のピン17cは、歯部10a頂部と溝部10bの底部との間の中間部に当接している。このとき、第3のピン17cは、第1のピン17a程ではないが回転トルクを保持している。
なお、第1〜3のピン17a〜17cが歯部10a及び溝部10bのどの部分に当接するかは、ディスク10の停止状態により変化する。従って、ディスク10の停止状態により、第1〜3のピン17a〜17cの回転トルクの保持割合も変化する。
このような回転体静止保持装置8では、ピン17a〜17cが、溝部10bに挿入されることでディスク10の回転が規制されるので、摩擦力に依存せずに、安定的に駆動シーブ6を静止保持することができる。従って、従来のドラムブレーキのように静止保持性能が不安定になることなく、安定的にかごの停車状態を維持することができる。
また、このような回転体静止保持装置8では、静止保持部11が、ディスク10の周方向に、互いに間隔をおいて設けられた第1〜3の静止保持ユニット11a〜11cを有しているので、複数のピン17a〜17cによってディスク10の回転を規制することができ、駆動シーブ6をより確実に静止保持することができる。
さらに、このような回転体静止保持装置8では、第1〜3の静止保持ユニット11a〜11cが、互いのピッチ角度が歯部10a間のピッチ角度の整数倍に対してずれるように配置されているので、駆動シーブ6の静止保持時に、どのピン17a〜17cも溝部10bに完全に挿入されていなくても、ディスク10が僅かに回転すれば、ピン17a〜17cのいずれかがすぐさま溝部10bに完全に挿入され、より少ない回転角度で駆動シーブ6を静止保持することができる。即ち、軸3の静止保持時に、どのピン17a〜17cも溝部10bに完全に挿入されていなくても、かご側の重量と釣り合いおもりの重量が釣り合っている場合を除いて、駆動シーブ6には、かご内負荷に応じた回転トルクが働き、その回転トルクによってディスク10が回転するので、ピン17a〜17cのいずれかがすぐさま溝部10bに完全に挿入され、より少ない回転角度で駆動シーブ6を静止保持することができる。
なお、実施の形態1では、静止保持部11は、3つの静止保持ユニット11a〜11cを有しているように説明したが、静止保持ユニットの数は、1つ、2つ、及び4つ以上であってもよい。静止保持ユニットの数をより多くすることで、駆動シーブ6を、より確実に、かつより少ない回転角度で静止保持することができる。
また、実施の形態1では、回転体静止保持装置8は、エレベータ巻上機に使用されるように説明したが、回転体静止保持装置の使用対象は、エレベータ巻上機に限定されることなく、例えば汎用モータ及び車両の車輪などであってもよい。
この発明の実施の形態1によるエレベータ巻上機を一部断面で示す側面図である。 図1のエレベータ巻上機を示す正面図である。 図1のエレベータ巻上機の要部を拡大して示す斜視図である。 図2の第1の静止保持ユニットを拡大して示す正面図である。 図2の第2の静止保持ユニットを拡大して示す正面図である。 図2の第3の静止保持ユニットを拡大して示す正面図である。
符号の説明
6 駆動シーブ(回転体)、8 回転体静止保持装置、10 ディスク、10a 歯部、10b 溝部、11 静止保持部、11a〜11c 第1〜3の静止保持ユニット、16 アクチュエータ(ピン駆動部)、17a〜17c 第1〜3のピン。

Claims (3)

  1. 外周部に複数の歯部及び複数の溝部が交互に設けられ、回転体とともに回転するディスク、及び
    上記溝部に挿入されることで上記ディスクの回転を規制するピンと、上記ピンを上記溝部に対して出し入れさせるピン駆動部とを有する静止保持部
    を備えたことを特徴とする回転体静止保持装置。
  2. 上記静止保持部は、上記ディスクの周方向に、互いに間隔をおいて設けられた複数の静止保持ユニットを有していることを特徴とする請求項1記載の回転体静止保持装置。
  3. 上記各静止保持ユニットは、互いのピッチ角度が、上記歯部間のピッチ角度の整数倍に対してずれるように配置されていることを特徴とする請求項2記載の回転体静止保持装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2010079259A1 (en) * 2009-01-12 2010-07-15 Kone Corporation Elevator provided with locking apparatus to prevent movement of the elevator car and locking apparatus to prevent movement of the elevator car

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010079259A1 (en) * 2009-01-12 2010-07-15 Kone Corporation Elevator provided with locking apparatus to prevent movement of the elevator car and locking apparatus to prevent movement of the elevator car
US9751726B2 (en) 2009-01-12 2017-09-05 Kone Corporation Locking apparatus to prevent movement of an elevator car

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