JP2006200321A - 外壁施工構造 - Google Patents
外壁施工構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006200321A JP2006200321A JP2005015918A JP2005015918A JP2006200321A JP 2006200321 A JP2006200321 A JP 2006200321A JP 2005015918 A JP2005015918 A JP 2005015918A JP 2005015918 A JP2005015918 A JP 2005015918A JP 2006200321 A JP2006200321 A JP 2006200321A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- joint
- wall
- construction structure
- wall plate
- wall construction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Finishing Walls (AREA)
Abstract
【解決手段】上辺に設けた上部下実部11と下辺に設けた下部上実部12とを有する外壁板10を、複数枚上下合決り接合しつつ施工して、外壁を構築してなる外壁施工構造1。外壁板10は、意匠面14に横目地部2と該横目地部2の間に形成される凸部101とを有し、意匠面14の下端部には後方に傾斜した下端傾斜部121を設け、意匠面14の上端には凸部101よりも後退した接合目地部13を設けてなる。互いに上下合決り接合された2つの外壁板10において、上側の外壁板10の下端傾斜部121と、下側の外壁板10の接合目地部13とは、上下に隣接配置されていると共に、接合目地部13の前端部131は、下端傾斜部121の下端部122よりも前方に突出配置されている。
【選択図】図1
Description
該外壁施工構造9においては、上側の外壁板90の意匠面94の下端における下端角部921と、下側の外壁板90の意匠面94の上端に形成された接合目地部93とが、前後位置において一致するように上部下実部91と下部上実部92とを接合する。
しかしながら、上記特許文献1の壁板施工構造は、継ぎ目のない大壁風仕上げの外壁を対象とするものである。そのため、わずかなズレも目立ちやすく、面取り部の傾斜も大きくすることはできない。それゆえ、壁板の前後のズレとしては、わずかなズレしか想定されていない。
したがって、外壁を施工する場合における、外壁下地面の不陸、施工誤差、あるいは外壁板の寸法誤差等に充分対応することは困難である。
上記外壁板は、意匠面に横目地部と該横目地部の間に形成される凸部とを有し、
上記意匠面の下端部には後方に傾斜した下端傾斜部を設け、上記意匠面の上端には上記凸部よりも後退した接合目地部を設けてなり、
互いに上下合決り接合された2つの上記外壁板において、上側の外壁板の上記下端傾斜部と、下側の外壁板の上記接合目地部とは、上下に隣接配置されていると共に、上記接合目地部の前端部は、上記下端傾斜部の下端部よりも前方に突出配置されていることを特徴とする外壁施工構造にある(請求項1)。
上記外壁施工構造において、上記外壁板の意匠面の下端部には、後方に傾斜した上記下端傾斜部が形成されている。そのため、上側の外壁板の下部上実部の影が接合目地部に形成されることを防ぐことができる。
また、下側の外壁板における上記接合目地部の前端部は、上側の外壁板における上記下端傾斜部の下端部よりも前方に突出している。そのため、上記接合目地部において、上側の外壁板の下部上実部の影が形成されることを防ぐことができる。
そして、上記接合目地部において意匠面が直線的に分断されることなく、外壁全体で意匠面を連続して表出することができる。その結果、外観意匠性に優れた外壁施工構造を得ることができる。
本明細書において、上記外壁板における、意匠面側を前方とし、外壁下地面側を後方とする。
この場合には、上述した外壁下地面の不陸、施工誤差、あるいは外壁板の寸法誤差等がある場合においても、上記外壁施工構造の効果を充分に発揮することができる。また、上記接合目地部を他の横目地部と外観上融合させやすい。
一方、上記接合目地部の前端部の突出量が、横目地部の深さの25%の厚み分を超える場合には、上記接合目地部が他の横目地部と外観上異質なものとなり、上記接合目地部は他の横目地部と外観上融合しにくくなるおそれがある。
ここで、上記横目地部の深さとは、例えば、上記外壁板の上記凸部において最も前方に突出している部分から横目地部の底面ラインまでの前後距離をいう。
この場合には、上記接合目地部への、上側の外壁板の下部上実部の影を生じにくくすることができると共に、上記接合目地部と他の横目地部との外観上の融合を図ることができる。すなわち、上記下端傾斜部の下端部が上記横目地部と同等の深さであることにより、上記接合目地部と他の横目地部との外観上の融合を図ることができる。また、上記目地傾斜面に沿って上記前端部が隆起していることにより、上記接合目地部への、上側の外壁板の下部上実部の影を生じにくくすることができる。
この場合には、上述した外壁施工構造の効果を充分に発揮することができると共に、上記接合目地部と他の横目地部とを外観上確実に融合させることができる。
ここで、略平行とは、上記下端傾斜部と上記目地傾斜面とのなす角度が、例えば、5°以下であることをいう。
この場合には、上述した外壁施工構造の効果を充分に発揮することができると共に、上記接合目地部の前端部が目立たないようにすることができる。また、施工時等における上記前端部の欠け発生を防ぐことができる。
上記接合目地部の前端部は、例えば、曲率半径が1〜3mmの曲面とすることができる。
本例の外壁施工構造1は、図1〜図3に示すごとく、上辺に設けた上部下実部11と下辺に設けた下部上実部12とを有する外壁板10を、複数枚上下に合決り接合しつつ施工して、外壁を構築してなる。
上記外壁板10は、意匠面14に横目地部2と該横目地部2の間に形成される凸部101とを有する。
また、互いに上下合決り接合された2つの外壁板10において、上側の外壁板10の下端傾斜部121と、下側の外壁板10の接合目地部13とは、上下に隣接配置されている。
また、接合目地部13の前端部131は、下端傾斜部121の下端部122よりも前方に突出配置されている。
また、目地傾斜面132は、下端傾斜部121と略平行に形成されている。すなわち、下端傾斜部121と目地傾斜面132とのなす角度を、5°以下としている。
また、上記横目地部2の幅や深さは、接合目地部13の幅や深さと同等とする。また、意匠面14には、例えば、図4に示すごとく、レンガ調の意匠が施される。
上記外壁施工構造1において、外壁板10の意匠面14の下端部には、後方に傾斜した下端傾斜部121が形成されている。そのため、上側の外壁板10の下部上実部12の影が接合目地部13に形成されることを防ぐことができる。
また、下側の外壁板10における接合目地部13の前端部131は、上側の外壁板10における下端傾斜部121の下端部122よりも前方に突出している。そのため、接合目地部13において、上側の外壁板10の下部上実部12の影が接合目地部13に形成されることを防ぐことができる。
また、上記接合目地部13は、上記目地傾斜面132を有することなく、外壁板10の裏側面と平行に、平らに形成されていても良い。この場合においても、上記接合目地部13は、上記下端傾斜部121の下端部122よりも前方に配置されている。
10 外壁板
11 上部下実部
12 下部上実部
121 下端傾斜部
13 接合目地部
131 前端部
14 意匠面
101 凸部
2 横目地部
3 外壁下地面
4 留付け金具
Claims (5)
- 上辺に設けた上部下実部と下辺に設けた下部上実部とを有する外壁板を、複数枚上下合決り接合しつつ施工して、外壁を構築してなる外壁施工構造であって、
上記外壁板は、意匠面に横目地部と該横目地部の間に形成される凸部とを有し、
上記意匠面の下端部には後方に傾斜した下端傾斜部を設け、上記意匠面の上端には上記凸部よりも後退した接合目地部を設けてなり、
互いに上下合決り接合された2つの上記外壁板において、上側の外壁板の上記下端傾斜部と、下側の外壁板の上記接合目地部とは、上下に隣接配置されていると共に、上記接合目地部の前端部は、上記下端傾斜部の下端部よりも前方に突出配置されていることを特徴とする外壁施工構造。 - 請求項1において、上記接合目地部の前端部は、上記下端傾斜部の下端部よりも、上記横目地部の深さの5〜25%の厚み分、前方に突出配置されていることを特徴とする外壁施工構造。
- 請求項1又は2において、上記接合目地部は、上記横目地部と同等の深さに形成された後端部から、その上方かつ前方にある上記前端部へ向かって傾斜した目地傾斜面を有することを特徴とする外壁施工構造。
- 請求項3において、上記目地傾斜面は、上記下端傾斜部と略平行に形成されていることを特徴とする外壁施工構造。
- 請求項1〜4のいずれか一項において、上記接合目地部の前端部は、曲面によって構成されていることを特徴とする外壁施工構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005015918A JP2006200321A (ja) | 2005-01-24 | 2005-01-24 | 外壁施工構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005015918A JP2006200321A (ja) | 2005-01-24 | 2005-01-24 | 外壁施工構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006200321A true JP2006200321A (ja) | 2006-08-03 |
Family
ID=36958557
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005015918A Pending JP2006200321A (ja) | 2005-01-24 | 2005-01-24 | 外壁施工構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006200321A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006265955A (ja) * | 2005-03-24 | 2006-10-05 | Nichiha Corp | 外壁施工構造 |
JP2008133701A (ja) * | 2006-11-29 | 2008-06-12 | Kubota Matsushitadenko Exterior Works Ltd | 外壁構造 |
WO2010065987A1 (en) * | 2008-12-09 | 2010-06-17 | James Hardie Technology Limited | Cladding system with expressed joint |
-
2005
- 2005-01-24 JP JP2005015918A patent/JP2006200321A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006265955A (ja) * | 2005-03-24 | 2006-10-05 | Nichiha Corp | 外壁施工構造 |
JP2008133701A (ja) * | 2006-11-29 | 2008-06-12 | Kubota Matsushitadenko Exterior Works Ltd | 外壁構造 |
WO2010065987A1 (en) * | 2008-12-09 | 2010-06-17 | James Hardie Technology Limited | Cladding system with expressed joint |
AU2009326844B2 (en) * | 2008-12-09 | 2015-03-12 | James Hardie Technology Limited | Cladding system with expressed joint |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5175390B2 (ja) | フロアパネルを敷設する方法 | |
AU2008227059B2 (en) | External corner member, constructing structure of external corner portion and construction method of external corner portion using the same | |
JP2006207221A (ja) | 外壁施工構造 | |
US20120017534A1 (en) | Flooring article | |
WO2005121476A1 (ja) | タイルおよびその止め具 | |
JP2006200321A (ja) | 外壁施工構造 | |
USD507837S1 (en) | Shake siding panel | |
CN201358574Y (zh) | 护墙板起始器及使用该护墙板起始器的施工结构 | |
JP5596981B2 (ja) | 階段構造及び階段構造の組立方法 | |
KR20080109595A (ko) | 콘크리트 패널, 콘크리트 패널 결합부재 및 이를 이용한콘크리트 패널 구조물 | |
JP2006265955A (ja) | 外壁施工構造 | |
JP2007016498A (ja) | 間仕切パネル装置 | |
JP3125473U7 (ja) | ||
JP3125473U (ja) | 留め付け金具 | |
CN200999318Y (zh) | 三维结构砖 | |
CN1936230A (zh) | 固定零件及外壁施工结构 | |
JP2878206B2 (ja) | 階段用ブロック | |
JP5055213B2 (ja) | 外装パネルと胴縁の取付構造及び取付方法 | |
USD512611S1 (en) | Siding installation tool | |
JP6693727B2 (ja) | 化粧胴差の取付構造および取付方法 | |
JP5683683B2 (ja) | 階段構造、固定具、及び階段構造の組立方法 | |
JP2022127494A (ja) | 建築部材 | |
JP2020176390A (ja) | パネル構造 | |
JP3144074U (ja) | 壁用部材、及びこれを用いた壁構造 | |
JP2005067540A (ja) | バンパ構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20071130 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20090619 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090707 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20090720 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Effective date: 20090720 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20090821 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20091117 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20091126 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20100302 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |