JP2006199184A - バックドアの構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】 コストダウンが図れ、軽量性に優れるとともに、車体との取付部の強度,剛性を維持または向上させたバックドアの補強板取付構造を提供すること。
【解決手段】バックドアの車体との取付部において,インナーパネル1に突起を設け,この突起部に対応する部位に前記突起の貫通可能な穴を有するガラス繊維強化樹脂成形品を用いた補強板3を取付け,前記突起先端を加熱加圧することでかしめ,一体化することを特徴とする,バックドアの構造。
【選択図】図3
【解決手段】バックドアの車体との取付部において,インナーパネル1に突起を設け,この突起部に対応する部位に前記突起の貫通可能な穴を有するガラス繊維強化樹脂成形品を用いた補強板3を取付け,前記突起先端を加熱加圧することでかしめ,一体化することを特徴とする,バックドアの構造。
【選択図】図3
Description
本発明は,自動車用バックドアの構造に関する。
自動車用バックドアのインナーパネル用途としてはガラス繊維強化樹脂成形品が広く使用されている。ガラス繊維強化樹脂成形品は主に一方向に配向されたガラス繊維束に樹脂組成物を含浸させてなるペレット状成形材料を使用し、射出成形により得られるものである。ガラス繊維強化樹脂成形品には,鋼板品と比べると比剛性が高い(軽量でも高い曲げ剛性を確保できる)こと,鋼板品では板金しにくい複雑形状を比較的容易に形成できること,製品コストは高いが金型代が安価であるため,少量生産品に向いていること等の利点がある。自動車用ガラス繊維強化樹脂成形品は,バックドアのインナーパネル等に使用されている。
その際,バックドアに要求される重要な特性として,車体との取付部の強度,(開閉操作時の破損)が挙げられ,コストアップ,重量増加を最小限に抑えながらこれらの機能を維持あるいは向上させることが必要である。車体取付部との強度,剛性をあげる手法としては,図1,2に示すように,インナーパネル1に設けられたボス部2に金属製の補強板3をタッピングネジ4で締め付け一体化する方法が知られている。
その際,バックドアに要求される重要な特性として,車体との取付部の強度,(開閉操作時の破損)が挙げられ,コストアップ,重量増加を最小限に抑えながらこれらの機能を維持あるいは向上させることが必要である。車体取付部との強度,剛性をあげる手法としては,図1,2に示すように,インナーパネル1に設けられたボス部2に金属製の補強板3をタッピングネジ4で締め付け一体化する方法が知られている。
ところが,補強板をタッピングネジで締め付け一体化する方法では,取付作業に時間を要することによるコストアップや,部品点数の増加による重量増加,廃棄時にタッピングネジ等金属部の分離が必要等の問題があった。
本発明は,かかる実情に鑑みなされたもので,コストダウンが図れ、車体との取付部の強度,剛性を維持または向上させたバックドアの補強板取付構造を提供しようとするものである。
本発明は,かかる実情に鑑みなされたもので,コストダウンが図れ、車体との取付部の強度,剛性を維持または向上させたバックドアの補強板取付構造を提供しようとするものである。
本発明は、次の発明に関する。
<1> バックドアの車体との取付部において,インナーパネルに突起を設け,この突起部に対応する部位に前記突起の貫通可能な穴を有する補強板を取付け,前記突起先端を加熱加圧することでかしめ,一体化することを特徴とする,バックドアの構造。
<2> <1>の構造において,補強板にガラス繊維強化樹脂成形品を用いることを特徴とするバックドアの構造。
<1> バックドアの車体との取付部において,インナーパネルに突起を設け,この突起部に対応する部位に前記突起の貫通可能な穴を有する補強板を取付け,前記突起先端を加熱加圧することでかしめ,一体化することを特徴とする,バックドアの構造。
<2> <1>の構造において,補強板にガラス繊維強化樹脂成形品を用いることを特徴とするバックドアの構造。
本発明によれば,コスト,軽量性に優れ,車体との取付部強度を確保するバックドアを提供することが可能になった。
インナーパネルの車体との取付部付近に円柱状の突起を設ける。突起の形状として,高さは10〜15mm,太さは直径1.5〜3mmとするのが好ましく,それぞれを11〜14mm,2〜2.5mmとするのがより好ましい。高さが10mm未満の場合はかしめ後の体積が不足し,十分な結合力を得られない。15mmを超える場合は,加圧時の加圧力により折損する恐れがある。太さは1.5mm未満の場合,加圧時の加圧力により折損する恐れがあり,3mmを超える場合はインナーパネルの表面にヒケと呼ばれる外観欠陥が発生する。一方,これらの突起に対応する補強板の穴形状は突起の太さに対して0.2〜0.3mm大きくする必要がある。0.2mm未満の場合,補強板の取付け時に干渉する恐れがあり,また0.3mmを超える場合はインナーパネルと補強板の間のずれが大きくなる。突起およびこれに対応する穴の数はバックドアの形状及び要求性能により,必要数を設ける。
本発明に用いられるガラス繊維強化樹脂成形品としては特に制限はないが、通常はガラス繊維の入ったポリプロピレン樹脂組成物からなる材料が用いられる。
車体との取付部の強度評価方法としては,一般に用いられる方法であればいずれの方法を用いてもよいが,連続開閉耐久試験が通常好ましく使用される。
以下,本発明を実施例に基づいて説明するが,本発明はこれに制限されるものではない。
図1は,ワゴン車の後部に装着されるバックドアである。図3にバックドアの車体ヒンジ部5との取付部の断面を示す。インナーパネル1に設けられた突起6に補強板3に形成された穴7を貫通させ,250〜260℃に加熱した金属板8で加圧し,突起先端をかしめ一体化した構造である。
図1は,ワゴン車の後部に装着されるバックドアである。図3にバックドアの車体ヒンジ部5との取付部の断面を示す。インナーパネル1に設けられた突起6に補強板3に形成された穴7を貫通させ,250〜260℃に加熱した金属板8で加圧し,突起先端をかしめ一体化した構造である。
表1に補強板をタッピングネジで取付けた従来品と本発明品の作業時間,重量比較結果を示す。
また,本発明品を用いて連続開閉耐久試験を行った結果,破損等の欠陥は発生せず,機能上問題ないことが確認された。
1 インナーパネル
2 ボス部
3 補強板
4 タッピングネジ
5 車体ヒンジ部
6 突起
7 穴
8 金属板
2 ボス部
3 補強板
4 タッピングネジ
5 車体ヒンジ部
6 突起
7 穴
8 金属板
Claims (2)
- バックドアの車体との取付部において,インナーパネルに突起を設け,この突起部に対応する部位に前記突起の貫通可能な穴を有する補強板を取付け,前記突起先端を加熱加圧することでかしめ,一体化することを特徴とする,バックドアの構造。
- 請求項1の構造において,補強板にガラス繊維強化樹脂成形品を用いることを特徴とするバックドアの構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005013969A JP2006199184A (ja) | 2005-01-21 | 2005-01-21 | バックドアの構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2006199184A true JP2006199184A (ja) | 2006-08-03 |
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ID=36957555
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005013969A Pending JP2006199184A (ja) | 2005-01-21 | 2005-01-21 | バックドアの構造 |
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JP (1) | JP2006199184A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101920646A (zh) * | 2010-09-16 | 2010-12-22 | 重庆长安汽车股份有限公司 | 一种汽车行李箱副密封条 |
JP2011057188A (ja) * | 2009-09-14 | 2011-03-24 | Kanto Auto Works Ltd | 樹脂製ドアの配設構造 |
JP2011126388A (ja) * | 2009-12-16 | 2011-06-30 | Kanto Auto Works Ltd | バックドアの構造 |
Citations (4)
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JPS6357378A (ja) * | 1986-08-26 | 1988-03-12 | Yamaha Motor Co Ltd | 合成樹脂製車体の補強構造 |
JPH07172173A (ja) * | 1993-12-22 | 1995-07-11 | Toyota Motor Corp | ドアトリム構造 |
JPH08165832A (ja) * | 1994-12-13 | 1996-06-25 | Daihatsu Motor Co Ltd | バックドアチェッカ取付部構造 |
JPH08276808A (ja) * | 1995-04-03 | 1996-10-22 | Inoac Corp | 車両用内装部材の合わせ部における衝突音防止構造及びその組付方法 |
-
2005
- 2005-01-21 JP JP2005013969A patent/JP2006199184A/ja active Pending
Patent Citations (4)
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