JP2006199103A - 建設機械 - Google Patents
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Abstract
【課題】 エンジン及びカウンタウェイトが搭載されるエンジン等搭載部の必要強度を確保しながら、搭載される機器類のレイアウトの面での種々の弊害を除去する。
【解決手段】 上部旋回体のアッパーフレームが、センターセクションDと左右のサイドデッキから成り、センターセクションDは、旋回ベアリング21が取付けられる底板22と、この底板22の後方に連続する支持梁D2とを用いて構成され、この支持梁D2の後部に、エンジン25及びカウンタウェイト26を含む設備が搭載されるエンジン等搭載部D2aが設けられた建設機械において、支持梁D2のエンジン等搭載部D2aを、その下面が底板22の下面よりも下方に位置するように底板22に対して下方に突出して設けた。
【選択図】 図1
【解決手段】 上部旋回体のアッパーフレームが、センターセクションDと左右のサイドデッキから成り、センターセクションDは、旋回ベアリング21が取付けられる底板22と、この底板22の後方に連続する支持梁D2とを用いて構成され、この支持梁D2の後部に、エンジン25及びカウンタウェイト26を含む設備が搭載されるエンジン等搭載部D2aが設けられた建設機械において、支持梁D2のエンジン等搭載部D2aを、その下面が底板22の下面よりも下方に位置するように底板22に対して下方に突出して設けた。
【選択図】 図1
Description
本発明はクレーンや油圧ショベルのような下部走行体上に上部旋回体が搭載されて構成される旋回式の建設機械に関するものである。
クレーンや油圧ショベル等の建設機械は、図6(a)(b)に示すように、クローラ式の下部走行体1上に上部旋回体2が旋回ベアリング3を介して縦軸まわりに旋回自在に搭載され、この上部旋回体2のベースとなるアッパーフレーム上にエンジン(ここでは図示しない)及びカウンタウェイト4を含む各種設備が搭載されるとともに、同フレームの前部にブーム付きの作業装置が装着されて構成される。
なお、図6(a)は上部旋回体2が下部走行体1と同じ方向を向いた状態で上部旋回体2の後部が下部走行体1(クローラ上面1a)から後方に突出するタイプの機械、同(b)は突出しない所謂後方小旋回タイプの機械をそれぞれ示す。図中、5はアッパーフレームに設けられたキャビン、6はアッパーフレーム上においてエンジンを覆うエンジンガードである。
図7〜図9に従来の建設機械におけるアッパーフレームを示す。
このアッパーフレームは、車幅方向の中央に位置するセンターセクションAと、このセンターセクションAの左右両側に設けられたサイドデッキB,Cによって構成され、センターセクションAの前部に作業装置、左サイドデッキBに図6(a)(b)に示すキャビン5、右サイドデッキCに機器類が搭載される。
センターセクションAは、主たる構成要素として、下面に旋回ベアリング3が取付けられる底板7と、この底板7の上面左右両側に垂直に取付けられた断面I字形の一対の縦板8,8と、この両側縦板8,8の後端から後向き水平に延設された左右一対の梁材9,9とを備えている。
なお、縦板8,8は、図8に示すように上面が後下がりに傾斜して側面視ほぼ三角形となり、その後端部が水平となって梁材9,9に連続する形状に形成されている。
このセンターセクションAは、設計上、旋回ベアリング3の後端を境として、旋回ベアリング3及び作業装置を取付けるための前側の主部A1(図8参照)と、重量設備が搭載される後側の支持梁A2(図8において交差した斜線を付して示す部分)とに分けられ、この支持梁A2の後部(エンジン等搭載部)A2aにエンジン10とその付属機器類、それにカウンタウェイト4が搭載される。
具体的には、エンジン10とその付属設備は縦板8,8をベースとしてエンジン等搭載部A2aの前部に設置され、カウンタウェイト4は後部で梁材9,9上に設置される(特許文献1参照)。
図7,9中、11…はエンジン10を取付けるためにエンジン等搭載部A2aに設けられたブラケット、図9中の12は熱交換器(エンジン冷却用のラジエータ等、複数の熱交換器が設けられるが、ここでは一つとして示す)、13,14はエンジン10と熱交換器12とを結ぶホース、15は冷却ファンである。
特開2000−302376号公報
このように支持梁A2、とくにエンジン等搭載部A2aは重量物を支持するため、他の部分と比較して高強度を要求される。また、作業能力(クレーンでいうと吊り能力)を高めるためにはカウンタウェイト4の質量を大きくする必要があり、この点でもエンジン等搭載部A2aの断面強度を高くする必要がある。
従って、このような必要強度を確保するという観点から、エンジン等搭載部A2aを含めた支持梁A2の断面高さ寸法X(図8参照)が決められる。
この場合、従来のアッパーフレームにおいては、支持梁A2を、図示のようにその下面が底板2の下面とほぼ面一となる状態で設けているため、エンジン等搭載部A2aの底板下面からの突出量(断面高さ寸法Xと同じ)が大きくなっていた。
この結果、搭載される機器類のレイアウトの面で次のような弊害が生じていた。
(イ) エンジン10の重心位置が高くなって動的安定性が悪化する。
(ロ) エンジンガード6及びカウンタウェイト4の対地高さが高くなるため、キャビン5内からの後方視界が悪くなる。
(ハ) 熱交換器12等のエンジン付属設備、及びホース13,14やワイヤハーネス、油圧配管が、上に出っ張ったエンジン等搭載部A2aと干渉するため、これらの搭載性が悪くなる。たとえばホース13,14の場合、図9に示すようにエンジン等搭載部A2aを乗り越えるように何回も折り曲げ、あるいは強度低下というリスクを覚悟で縦板3に通し穴を明けてここに通す等、不利な方策を講じなければならなかった。
なお、対策として、エンジン等搭載部A2aを含めて支持梁A2の断面高さではなく断面幅サイズを大きくとることも考えられる。しかし、こうすると支持梁A2、ひいてはセンターセクションA全体の幅が広がることから、隣接するサイドデッキB,Cの幅寸法が制約される等の別の重大な弊害が生じるため、得策でない。
そこで本発明は、アッパーフレームのエンジン等搭載部の必要強度を確保しながら、搭載される機器類のレイアウトの面での上記のような弊害を除去することができる建設機械を提供するものである。
請求項1の発明は、下部走行体上に上部旋回体が縦軸まわりに旋回自在に搭載され、上記上部旋回体のベースとなるアッパーフレームは、車幅方向の中央に位置するセンターセクションと、このセンターセクションの左右両側に設けられるサイドデッキとから成り、上記センターセクションは、少なくとも、旋回ベアリングが取付けられる底板と、この底板の後方に連続する支持梁とを用いて構成され、上記支持梁の後部に、エンジン及びカウンタウェイトを含む設備が搭載されるエンジン等搭載部が設けられた建設機械において、上記アッパーフレームの支持梁における少なくとも上記エンジン等搭載部を、その下面が上記底板の下面よりも低位に位置するように底板に対して下方に突出して設けたものである。
請求項2の発明は、請求項1の構成において、支持梁の前部を水平とし、この支持梁前部から後下がりの傾斜部分を介して、底板に対して下方に突出する水平なエンジン等搭載部を連続形成したものである。
請求項3の発明は、請求項1または2の構成において、クローラ式でかつクローラ上面が前後方向の中央部から前後両端部に向かって先下がりに傾斜する下部走行体を備え、アッパーフレームを、上部旋回体が下部走行体と同じ方向を向いた状態でエンジン等搭載部の少なくとも一部が上記クローラ上面と平面視で重なる状態で設け、エンジン等搭載部と上記クローラ上面との間に、クローラ上面とアッパーフレームの底板との間の隙間とほぼ同等の隙間が形成される状態でエンジン等搭載部を底板に対して下方に突出して設けたものである。
請求項4の発明は、請求項1または2の構成において、クローラ式の下部走行体を備え、アッパーフレームを、上部旋回体が下部走行体と同じ方向を向いた状態でエンジン等搭載部全体が下部走行体のクローラ上面よりも後方に突出する状態で下部走行体上に搭載したものである。
本発明によると、支持梁における少なくともエンジン等搭載部(請求項2〜4ではエンジン等搭載部のみ)を、その下面が底板の下面よりも下方に位置するように底板に対して下方に突出して設けたから、このエンジン等搭載部の断面高さ寸法は従来と同じとして必要強度を確保しながら、その上面高さ(対地高さ)を従来よりも低くすることができる。
このため、エンジン等搭載部が上方に出っ張ることによる前記した種々の弊害を除去することができる(この点は後に詳述する)。
この場合、請求項2の発明によると、エンジン等搭載部を支持梁前部から後下がりの傾斜面を介して連続形成したから、段差をもって下向きに突出させた場合と比較して、部分的な応力集中を避け、支持梁全体の対荷重支持能力を高めることができる。
ところで、本発明は、図6(a)に示すように上部旋回体2が下部走行体1と同じ方向を向く状態で同走行体1から後方に突出するタイプ(以下、突出タイプという)の機械、及び同図(b)に示すように上部旋回体2が下部走行体1から後方に突出しないタイプ(主として油圧ショベルに採用される後方小旋回タイプ)の機械の双方に適用することができる。
また、突出タイプの機械には、エンジン等搭載部の一部が下部走行体のクローラ上面(クローラ前後両端における円弧状の折り返し部分を除く)1aと平面視で重なるもの(一部突出タイプ)と、エンジン等搭載部全体がクローラ上面1aと平面視で重ならないで後方に突出するもの(全体突出タイプ=請求項4)の二通りがあるが、本発明はそのいずれにも適用することができる。
ここで、請求項4の全体突出タイプでは、下方に突出させたエンジン等搭載部がクローラ上面に堆積した土砂や岩石等と干渉するおそれがないとともに、この干渉のおそれがないことからエンジン等搭載部の下方への突出量を大きくとることができるため、本発明の効果がとくに高いものとなる。
これに対し、一部突出タイプまたは後方小旋回タイプの機械の場合には、請求項3の発明のように、前後両端に向かって先下がりに傾斜したクローラ上面とエンジン等搭載部との隙間が、底板とクローラ上面との隙間とほぼ同等となるようにエンジン等搭載部の下方への突出量を設定することにより、上記クローラ上面の堆積物とエンジン等搭載部との干渉を回避することができる。このため、堆積物がクローラの回転に伴ってエンジン等搭載部を下面から突き上げることによるエンジン等搭載部の破損を防止することができる。
本発明の実施形態を図1〜図5によって説明する。
この実施形態では、クローラ式の下部走行体1を備え、かつ、上部旋回体(ここではアッパーフレームのみを示す)が下部走行体1と同じ方向を向く状態で同走行体1(クローラ上面1a)から後方に突出する突出タイプの建設機械を適用対象として例にとっている。
この実施形態にかかる建設機械のアッパーフレームの基本構成は図7〜図9に示す従来機械のアッパーフレームと同じで、車幅方向の中央に位置するセンターセクションDと、図6(a)(b)に示すキャビン5が設置される左デッキE(図3参照)と、機器類が搭載される右デッキFとを備えている。
センターセクションDは、主たる構成要素として、下面に旋回ベアリング21(図6の旋回ベアリング3と同じ)が取付けられる底板22と、この底板22の上面左右両側に垂直に取付けられた断面I字形の一対の縦板23,23と、この両側縦板23,23の後端から後向き水平に延設された左右一対の梁材24,24とを備えている。
このセンターセクションDは、旋回ベアリング21の後端を境として、旋回ベアリング21及び作業装置を取付けるための前側の主部D1(図1参照)と、重量設備が搭載される後側の支持梁D2(図1において交差した斜線を付して示す部分)とに分けられ、この支持梁D2の後部、つまりエンジン等搭載部D2aにエンジン25とその付属機器類、それにカウンタウェイト26が搭載される。
具体的には、エンジン25とその付属設備は縦板23,23をベースとしてエンジン等搭載部D2aの前部に設置され、カウンタウェイト26は後部で梁材24,24上に設置される。
この実施形態では、突出タイプの機械のうち、エンジン等搭載部D2a全体が、下部走行体1のクローラ上面(前後両端の円弧状の折り返し部分を除く)と平面視で重ならないで後方に突出する全体突出タイプの機械を適用対象として例にとっている。
図3中、27はエンジン25を取付けるためにエンジン等搭載部D2aに設けられた複数のブラケット、図1中、28はエンジン25その他の機器類を覆うエンジンガード、図3中、29は熱交換器、30,31はエンジン25と熱交換器29を結ぶホース、32は冷却ファンである。図3において、図の簡略化のため縦板23,23の図示を省略している。
この建設機械のアッパーフレームにおいては、支持梁D2のエンジン等搭載部D2aを、その下面が底板22の下面よりも下方に位置するように底板22に対して下方に突出して設けている。
ここで、前提条件として、エンジン等搭載部D2aの断面高さ寸法J(図2参照)は、同一機種で比較した場合、従来アッパーフレームのエンジン等搭載部A2aの断面高さ寸法X(図8参照)と同じ大きさであって、必要強度を確保できる値に設定している。
また、この実施形態では、図示のように支持梁D2の前部を水平とし、この支持梁前部から後下がりの傾斜部分D2bを介して水平なエンジン等搭載部D2aを連続形成している。
図2中、Kはこの底板下面からのエンジン等搭載部下面の突出量を示し、この突出量Kは、図2中に破線で示す従来アッパーフレームのエンジン等搭載部A2aに対する下方への突出量と同じである。
この突出量Kの具体的数値は、機種等に応じて種々選択可能であり、たとえば20トン機の場合で183mm程度とする。なお、以下に説明するエンジン重心の低下分等の数値は、20トン機におけるこの突出量K(183mm)をベースとして算出している。
この構成により、搭載される機器類のレイアウトに関して次のような効果が得られる。
(i) エンジン重心について
エンジン25は、エンジン等搭載部D2aの前半部にブラケット27…を介して設置される。
エンジン25は、エンジン等搭載部D2aの前半部にブラケット27…を介して設置される。
この場合、エンジン等搭載部D2aが従来のエンジン等搭載部A2aよりも前記突出量Kだけ低くなるため、図2に示すようにエンジン25も従来機のエンジン10と比較して突出量Kとほぼ同じ寸法L分、下方に位置させることができる。
従って、エンジン25の重心を従来機のエンジン10の重心よりも下方に位置させることができる。
図4は従来機と本発明機におけるエンジン重心の位置を比較して示すもので、図右側の本発明機によると、図左側の従来機に対してエンジン重心を寸法M(たとえば111mm)だけ低くすることができる。このため、機械の動的安定性を向上させることができる。
(ii) 後方視界について
上記のようにエンジン25を従来よりも低位置に設置できることにより、おのずと、エンジン25とその付属機器類を覆うエンジンガード28の上面(ボンネット)の位置も低くすることができる。たとえば20トン機で69mm程度低くすることができる。
上記のようにエンジン25を従来よりも低位置に設置できることにより、おのずと、エンジン25とその付属機器類を覆うエンジンガード28の上面(ボンネット)の位置も低くすることができる。たとえば20トン機で69mm程度低くすることができる。
このため、図5に示すようにキャビン5内から後方を見た場合の死角域(斜線を付した領域)を、二点鎖線で示す従来機の死角域よりも縮小し、その分、後方視界を改善することができる。たとえば20トン機で、死角域の水平距離の差Nが2436mmとなり、約18%後方視界性を向上させることができる。
また、エンジン等搭載部D2aを従来よりも低くできることにより、カウンタウェイト26についても、図2に示すように従来機のカウンタウェイト4と比較して、質量及び形状を同じとすると低位置に設置することができる(図2中のOは両カウンタウェイト26,4の上面高さ位置の差を示す)。
このため、エンジンガード28とともにカウンタウェイト26が後方視界に影響を与える機械において後方視界性をさらに改善することができる。
(iii) カウンタウェイト26に関連する事項について
カウンタウェイト26の上面及び下面の位置を従来機のカウンタウェイト4と同じとすると、その高さ寸法を増加させて質量を増加させることができる。このため、クレーンの場合の吊り能力及び動的安定性を向上させることができる。
カウンタウェイト26の上面及び下面の位置を従来機のカウンタウェイト4と同じとすると、その高さ寸法を増加させて質量を増加させることができる。このため、クレーンの場合の吊り能力及び動的安定性を向上させることができる。
また、カウンタウェイト26の容積(質量)設定の自由度が増す一方、従来のカウンタウェイト4と同じ質量として上下方向の寸法を大きくすることによってその厚み寸法を縮小することができる。このため、機械の旋回半径を縮小し、とくに油圧ショベルに強く求められる小旋回化を実現することができる。
(iv) ホース等の搭載性について
エンジン等搭載部D2aを低くしたことにより、このエンジン等搭載部D2aと、ホース30,31、ワイヤハーネス、油圧配管、熱交換器29等との干渉の問題を緩和し、これらの搭載性が良くなる。
エンジン等搭載部D2aを低くしたことにより、このエンジン等搭載部D2aと、ホース30,31、ワイヤハーネス、油圧配管、熱交換器29等との干渉の問題を緩和し、これらの搭載性が良くなる。
たとえばホース30,31の場合、図3に示すように90度の一回曲げによってエンジン等搭載部D2aの上方に無理なく通すことができ、図8に示す従来機の場合のようにホース10,11をエンジン等搭載部A2aを乗り越えるように何回も曲げたり、強度低下を覚悟で通し穴を明けたりする必要がなくなる。
ところで、上記実施形態で例示した、エンジン等搭載部D2a全体が下部走行体1のクローラ上面1aから後方に突出する全体突出タイプの機械の場合、
(イ) エンジン等搭載部D2aを下方に突出させても、クローラ上面1aに堆積した土砂や岩石等の堆積物と干渉するおそれがない。
(イ) エンジン等搭載部D2aを下方に突出させても、クローラ上面1aに堆積した土砂や岩石等の堆積物と干渉するおそれがない。
(ロ) このため、エンジン等搭載部D2aの下方への突出量Kを大きくとることができる。
この2点で、本発明の効果がとくに高いものとなる。
ただし、本発明は、エンジン等搭載部D2aの一部(前部)が下部走行体1のクローラ上面1aと平面視で重なる一部突出タイプの機械、及び図6(b)に示すように上部旋回体2がクローラ上面1aから後方に突出しない後方小旋回タイプの機械にも適用することができる。
ここで、一部突出タイプまたは後方小旋回タイプの機械の場合には、図1に示すように前後両端に向かって先下がりに傾斜したクローラ上面1aとエンジン等搭載部D2aとの隙間S1が、底板とクローラ上面との隙間S2とほぼ同等(同一またはこれに近い値)となるようにエンジン等搭載部D2aの下方への突出量Kを設定している。このため、上記堆積物がクローラの回転に伴ってエンジン等搭載部D2aを下面から突き上げることによってエンジン等搭載部D2aが破損するといったおそれがなくなる。
一方、上記実施形態では、エンジン等搭載部D2aを、支持梁D2の前半部から後下がりの傾斜部分D2bを介して下方に突出させる構成をとったが、支持梁前半部から垂直またはそれに近い段部を介して下方に突出させる構成をとってもよい。
また、上記実施形態ではエンジン等搭載部D2aのみを底板22に対して下向きに突出させたが、必要に応じて、支持梁D2におけるエンジン等搭載部D2aとその前方部分、または支持梁D2全体を底板22に対して下向きに突出して設けてもよい。
1 クローラ式の下部走行体
1a 下部走行体のクローラ上面
2 上部旋回体
D アッパーフレームのセンターセクション
E 左サイドデッキ
F 右サイドデッキ
D2 支持梁
D2a 支持梁のエンジン等搭載部
D2b 傾斜部分
S1 エンジン等搭載部とクローラ上面との隙間
S2 底板とクローラ上面との隙間
21 旋回ベアリング
22 底板
23,23 支持梁を構成する縦板
24,24 同梁材
25 エンジン
26 カウンタウェイト
1a 下部走行体のクローラ上面
2 上部旋回体
D アッパーフレームのセンターセクション
E 左サイドデッキ
F 右サイドデッキ
D2 支持梁
D2a 支持梁のエンジン等搭載部
D2b 傾斜部分
S1 エンジン等搭載部とクローラ上面との隙間
S2 底板とクローラ上面との隙間
21 旋回ベアリング
22 底板
23,23 支持梁を構成する縦板
24,24 同梁材
25 エンジン
26 カウンタウェイト
Claims (4)
- 下部走行体上に上部旋回体が縦軸まわりに旋回自在に搭載され、上記上部旋回体のベースとなるアッパーフレームは、車幅方向の中央に位置するセンターセクションと、このセンターセクションの左右両側に設けられるサイドデッキとから成り、上記センターセクションは、少なくとも、旋回ベアリングが取付けられる底板と、この底板の後方に連続する支持梁とを用いて構成され、上記支持梁の後部に、エンジン及びカウンタウェイトを含む設備が搭載されるエンジン等搭載部が設けられた建設機械において、上記アッパーフレームの支持梁における少なくとも上記エンジン等搭載部を、その下面が上記底板の下面よりも低位に位置するように底板に対して下方に突出して設けたことを特徴とする建設機械。
- 請求項1記載の建設機械において、支持梁の前部を水平とし、この支持梁前部から後下がりの傾斜部分を介して、底板に対して下方に突出する水平なエンジン等搭載部を連続形成したことを特徴とする建設機械。
- 請求項1または2記載の建設機械において、クローラ式でかつクローラ上面が前後方向の中央部から前後両端部に向かって先下がりに傾斜する下部走行体を備え、アッパーフレームを、上部旋回体が下部走行体と同じ方向を向いた状態でエンジン等搭載部の少なくとも一部が上記クローラ上面と平面視で重なる状態で設け、エンジン等搭載部と上記クローラ上面との間に、クローラ上面とアッパーフレームの底板との間の隙間とほぼ同等の隙間が形成される状態でエンジン等搭載部を底板に対して下方に突出して設けたことを特徴とする建設機械。
- 請求項1または2記載の建設機械において、クローラ式の下部走行体を備え、アッパーフレームを、上部旋回体が下部走行体と同じ方向を向いた状態でエンジン等搭載部全体が下部走行体のクローラ上面よりも後方に突出する状態で下部走行体上に搭載したことを特徴とする建設機械。
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