JP2006199065A - 後方監視カメラの取付構造およびガーニッシュ部材 - Google Patents
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Abstract
【課題】安価に提供でき、後方監視カメラとガーニッシュ部材との一体感に優れる後方監視カメラの取付構造およびガーニッシュ部材を提供する。
【解決手段】後方監視カメラの取付構造において、ガーニッシュ部材の補強リブに後方監視カメラを係合させ、後方監視カメラをガーニッシュ部材に固定する。また、ガーニッシュ部材の補強リブに、後方監視カメラを係合固定する固定部を設ける。後方監視カメラがガーニッシュ部材に直接固定されるため、後方監視カメラとガーニッシュ部材とが一体感に優れたものとなる。
【選択図】図1
【解決手段】後方監視カメラの取付構造において、ガーニッシュ部材の補強リブに後方監視カメラを係合させ、後方監視カメラをガーニッシュ部材に固定する。また、ガーニッシュ部材の補強リブに、後方監視カメラを係合固定する固定部を設ける。後方監視カメラがガーニッシュ部材に直接固定されるため、後方監視カメラとガーニッシュ部材とが一体感に優れたものとなる。
【選択図】図1
Description
本発明は、自動車の車体後方を撮像する後方監視カメラを自動車の車体に取り付ける技術に関する。
後方監視カメラは自動車の車体後方を撮像するカメラであり、自動車の後進運転の際などに車体後方を確認するための装置(所謂バックガイドモニタ)の一部を構成する。従来、後方監視カメラはブラケットを介して車体の後側に取り付けられていた。そして、後方監視カメラはガーニッシュ部材によって覆われていた。
ガーニッシュ部材は、後方監視カメラの画角に干渉しない位置に取り付ける必要がある。ガーニッシュ部材の形状は車種毎に異なるために、ガーニッシュ部材に対する後方監視カメラの取付角度は車種毎に異なる。従って、後方監視カメラを車体に取り付けるためのブラケットは、車種毎に専用に準備する必要があった。このため、後方監視カメラを取り付けるためのコストが高くなる問題があった。
また、上述したように、従来の後方監視カメラはブラケットを介して車体に取り付けられる。このため、後方監視カメラおよびガーニッシュ部材を車体に取り付ける際には、先ず、後方監視カメラをブラケットに取り付け、次いでブラケットを車体に取り付け、その後にガーニッシュ部材を車体に取り付けていた。ガーニッシュ部材には、後方監視カメラのレンズに対向する位置に開口が設けられており、ガーニッシュ部材は、開口内にレンズを収容しつつ車体に取り付けられていた。
このように、ガーニッシュ部材と後方監視カメラとはともに車体に取り付けられる。したがって、ガーニッシュ部材の開口は、後方監視カメラの取り付け位置が多少ずれても対応できるように、後方監視カメラの外径よりも遙かに大径に形成する必要があった。このため、後方監視カメラとガーニッシュ部材の開口外縁との間には、大きな隙間が形成されていた。
しかし、後方監視カメラとガーニッシュ部材の開口外縁との間の隙間が大きいと、後方監視カメラとガーニッシュ部材との一体感が損なわれる問題がある。すなわち、自動車の意匠性が損なわれる問題や、ガーニッシュ部材の裏面側に水や泥等が侵入し易い問題がある。また、隙間に工具等が差し込み易く、後方監視カメラが取り外し易いために、後方監視カメラが盗難にあう可能性もあった。
後方監視カメラをブラケットに取り付けた状態で、ブラケットをガーニッシュ部材に仮止めし、ブラケットとガーニッシュ部材とをともに車体に取り付ける方法もある(例えば、特許文献1参照)。この場合には、後方監視カメラを車体に取り付ける取付作業性が向上する。そして、ブラケットとガーニッシュ部材とは仮止めされているだけであるため、例えばリサイクルの目的でガーニッシュ部材を取り外す際にも、取り外しの作業が容易になる利点もある。
しかし、このような後方監視カメラの取付構造においても、依然ブラケットが必要であるために、製造コストが高い問題があった。さらに、ブラケットとガーニッシュ部材とは仮止めされているに過ぎず、ブラケットを車体に取り付ける際に後方監視カメラとガーニッシュ部材との固定位置がずれ易い。従って、この場合にもガーニッシュ部材の開口は、後方監視カメラの外径よりも遙かに大径に形成する必要があり、後方監視カメラとガーニッシュ部材の開口外縁との間には大きな隙間が形成されていた。このため、この場合にも、後方監視カメラとガーニッシュ部材との一体感が損なわれる問題は解消されていなかった。
特開2004−203345号公報
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、安価に提供でき、後方監視カメラとガーニッシュ部材との一体感に優れる後方監視カメラの取付構造およびガーニッシュ部材を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の後方監視カメラの取付構造は、自動車の車体後方を撮像する後方監視カメラと、自動車の車体後側に取り付けられて後方監視カメラを覆う断面略L字状のガーニッシュ部材と、を持つ後方監視カメラの取付構造であって、
ガーニッシュ部材は、後方監視カメラのレンズに対向する位置に形成されている開口と、開口の外周側に形成され裏面側に突出する補強リブと、を持ち、
後方監視カメラは、補強リブと係合することでガーニッシュ部材に固定されていることを特徴とする。
ガーニッシュ部材は、後方監視カメラのレンズに対向する位置に形成されている開口と、開口の外周側に形成され裏面側に突出する補強リブと、を持ち、
後方監視カメラは、補強リブと係合することでガーニッシュ部材に固定されていることを特徴とする。
本発明の後方監視カメラの取付構造は、上記補強リブと上記後方監視カメラとの一方に形成されている突起部と、他方の突起部に対向する位置に形成され突起部と係合する溝部と、からなる固定対を少なくとも一対備えることが好ましい。
上記課題を解決する本発明のガーニッシュ部材は、自動車の車体後側に取り付けられ、自動車の車体後方を撮像する後方監視カメラを覆う断面略L字状のガーニッシュ部材であって、後方監視カメラのレンズに対向する位置に形成されている開口と、開口の外周側に形成され裏面側に突出する補強リブと、を持ち、補強リブには、後方監視カメラを係合固定する固定部が設けられていることを特徴とする。
本発明の後方監視カメラの取付構造では、後方監視カメラはガーニッシュ部材を介して車体に取り付けられる。後方監視カメラをガーニッシュ部材に直接取り付けることでブラケットが必要がなくなり、ブラケットに要する製造コストが削減できる。
また、ガーニッシュ部材のうち後方監視カメラを固定する部分は、ガーニッシュ部材に従来から設けられていた補強リブを転用すればよいので、ガーニッシュ部材を軽量化でき、自動車の燃費向上に寄与できる利点もある。さらに、補強リブで後方監視カメラを固定するために、ガーニッシュ部材の形状に大幅な変更はなく、ガーニッシュ部材を製造する成形型等に多大なコストを要することもない。
さらに、後方監視カメラをガーニッシュ部材に直接取り付けることで、後方監視カメラとガーニッシュ部材とを互いに正確な位置で取付できる。このため、ガーニッシュ部材の開口外縁と後方監視カメラとの間に形成される隙間を縮小でき、後方監視カメラとガーニッシュ部材との一体感に優れる。したがって、意匠性が向上し、水や泥等の侵入が防止され、盗難が防止される。
本発明の後方監視カメラの取付構造において、補強リブと後方監視カメラとの一方に突起部を形成し、他方の突起部に対向する位置に溝部を形成して、突起部と溝部とからなる固定対を少なくとも一対設ける場合には、簡単な構造で後方監視カメラをガーニッシュ部材に取り付けできる。また、後方監視カメラをガーニッシュ部材に対して正確な位置で強固に固定できる利点もある。
本発明の後方監視カメラの取付構造において、後方監視カメラは従来公知の機構で撮像するものを使用できる。後方監視カメラはガーニッシュ部材の補強リブと係合すればよく、例えば、複数の補強リブが後方監視カメラの表面と係止して後方監視カメラを挟持するようなものでも良い。後方監視カメラを強固に取り付けする必要がある場合には、後方監視カメラとガーニッシュ部材とに、互いに係合する一対(または複数対)の固定対を設ければよい。
固定対の形状や数は、後方監視カメラやガーニッシュ部材の形状に応じて種々に設定できるが、固定対は少なくとも一対あればよい。固定対が多いほど後方監視カメラとガーニッシュ部材とが強固に固定され、固定対が少ないほど製造コストが安くなる。
固定対としては、溝部と突起部とからなるものが好ましく用いられる。後方監視カメラに突起部を設ける場合には、ガーニッシュ部材に溝部を設ければよい。また、後方監視カメラに溝部を設ける場合には、ガーニッシュ部材に突起部を設ければよい。溝部と突起部とは、後方監視カメラをガーニッシュ部材に対して所定の位置に固定できるように、互いに対向する位置に配されればよい。突起部と溝部とは、突起部が溝部に圧入されて係合するように構成しても良いし、突起部が溝部にスライド係合するように構成しても良い。突起部が溝部にスライド係合するように構成する場合には、後方監視カメラをガーニッシュ部材に容易に取り付けできる利点がある。
補強リブは、ガーニッシュ部材の強度を充分に補強できる形状のものであれば良く、配設位置や個数は特に限定されない。後方監視カメラと係合する補強リブ以外の補強リブを設けても良い。以下、後方監視カメラと係合する補強リブを係合リブと呼び、それ以外の補強リブを一般リブと呼ぶ。本発明において、係合リブの配置位置は後方監視カメラの形状に対応して決定される。このため、ガーニッシュ部材のうち係合リブが配置されていない部分の強度を高めるためには、係合リブと一般リブとの両方を設けることが好ましい。
本発明のガーニッシュ部材において、補強リブには後方監視カメラを係合固定する固定部が設けられている。この固定部は、後方監視カメラの形状に応じて種々の形状に形成できる。例えば、後方監視カメラに突起部が形成されている場合には、上述した固定対の他方を構成する溝部が固定部となる。後方監視カメラに溝部が形成されている場合には、固定対の他方を構成する突起部が固定部となる。固定部は、溝−突起形状以外にも種々の形状に形成できる。
以下、本発明の後方監視カメラの取付構造およびガーニッシュ部材を図面を基に説明する。
(実施例1)
実施例1の後方監視カメラの取付構造は、後方監視カメラに2つの溝部が形成され、ガーニッシュ部材の補強リブ(係合リブ)に2つの突起部が形成されたものであり、突起部と溝部とからなる固定対を2対備えるものである。実施例1の後方監視カメラの取付構造を模式的に表す断面図を図1に示し、実施例1のガーニッシュ部材を模式的に表す要部拡大斜視図を図2に示す。以下、本明細書において、上、下、左、右、前、後とは図2における上、下、左、右、前、後を指すものとする。
実施例1の後方監視カメラの取付構造は、後方監視カメラに2つの溝部が形成され、ガーニッシュ部材の補強リブ(係合リブ)に2つの突起部が形成されたものであり、突起部と溝部とからなる固定対を2対備えるものである。実施例1の後方監視カメラの取付構造を模式的に表す断面図を図1に示し、実施例1のガーニッシュ部材を模式的に表す要部拡大斜視図を図2に示す。以下、本明細書において、上、下、左、右、前、後とは図2における上、下、左、右、前、後を指すものとする。
実施例1の後方監視カメラの取付構造は、後方監視カメラ1とガーニッシュ部材2とを備えている。後方監視カメラ1は、略角筒状の筐体10と、電子部材(図示せず)と、レンズ11とを備えている。電子部材は筐体10内部に保持されている。レンズ11は後方監視カメラ1の下端側に表出している。後方監視カメラ1のうち、筐体10の対向する2側面には、長尺の溝部3が形成されている。溝部3は筐体10の下端側に開口している。そして、筐体10の略中央部にまで延びている。
ガーニッシュ部材2は断面略L字状に形成された長尺の部材であり、裏面20を車体側に向けて車体の後側方部に取り付けられる。ガーニッシュ部材2は、車体後側部の一部を構成する車体パネル4にネジ止めされている。
ガーニッシュ部材2の下壁21には、ガーニッシュ部材2の表裏を連通する矩形状の開口22が形成されている。この開口22は、後方監視カメラ1の筐体10の外径よりも僅かに大径に形成されている。
開口22の外縁のうち、ガーニッシュ部材2の長尺方向(左右方向)の2端には、係合リブ23が形成されている。係合リブ23は、ガーニッシュ部材2の下壁21と側壁24とに一体化された側面三角形状に形成され、ガーニッシュ部材2の裏面20側に突出している。また、ガーニッシュ部材2には図示しない複数個の一般リブが形成されている。
各々の係合リブ23のうち、開口22に面する壁面には、鉛直方向に対して傾斜した方向に延びる突起部5が形成されている。この突起部5は長尺の角柱状に形成され、長面が係合リブ23の壁面に一体化されている。
本実施例では、突起部5および溝部3が延びる方向は、ガーニッシュ部材2に後方監視カメラ1を挿入する方向と一致している。後方監視カメラ1をガーニッシュ部材2に組み付ける際には、ガーニッシュ部材2の裏面20側から後方監視カメラ1の下端部(レンズ11が設けられている部分)を開口22に挿入する。このとき、溝部3の下端を突起部5の上端にあてて、溝部3を突起部5に対してスライドさせる。すると、突起部5の側面と溝部3の側壁面とが係合し、溝部3の上壁面と突起部5の上端面とが係合する位置で、後方監視カメラ1が係合リブ23に係合固定される。なお、本実施例においては、互いに係合する突起部5と溝部3とから一対の固定対が構成されている。そして、本実施例の後方監視カメラの取付構造は、二対の固定対を持つ。さらに、本実施例のガーニッシュ部材2においては、突起部5が固定部を構成する。
本実施例において、後方監視カメラ1は、突起部5と溝部3とが延びる方向に案内されてガーニッシュ部材2に固定される。このため、後方監視カメラ1はガーニッシュ部材2に対して正確な位置に容易に取り付けられる。また、突起部5は角柱状に形成されているために、後方監視カメラ1が突起部5を中心に回転することはない。突起部5の角が溝壁面に干渉するためである。したがって、後方監視カメラ1はガーニッシュ部材2に対して正確な位置に固定される。
後方監視カメラ1をガーニッシュ部材2に取り付けた後、ガーニッシュ部材2を車体パネル4に取り付ける。
ガーニッシュ部材2および車体パネル4には図示しない螺合孔が設けられており、ガーニッシュ部材2を車体パネル4にネジ止めできるようになっている。なお、車体パネル4のうち後方監視カメラ1が配される位置には、貫通孔からなる取付孔40が設けられている。そして、車体パネル4の裏面41側には図示しないカメラ用リード線が配されており、カメラ用リード線は取付孔40から引き出せるようになっている。ガーニッシュ部材2を車体の車体パネル4に取り付ける際には、先ず、カメラ用リード線に後方監視カメラ1の電子部材を接続する。そして、後方監視カメラ1のうちリード線が接続されている上端部(レンズ11が設けられている部分と逆側の端部)を取付孔40に差し込みつつ、ガーニッシュ部材2を車体パネル4にネジ止めする。
ここで、後方監視カメラ1のうち筐体10の外周側には、弾性材料からなるシール部材12が取り付けられている。このシール部材12は、車体パネル4の取付孔40と後方監視カメラ1との隙間をシールする。このため、ガーニッシュ部材2が車体パネル4に取り付けられると、車体パネル4の裏面41側、すなわち車両の内部が外界から遮蔽される。また後方監視カメラ1は、下端部が開口22から僅かに表出する以外は、ガーニッシュ部材2と車体パネル4とで覆われる。
本実施例の後方監視カメラの取付構造において、後方監視カメラ1の画角は、図1に示すa部分である。後方監視カメラ1とガーニッシュ部材2とは、ガーニッシュ部材2が画角aと干渉しない位置で固定する必要がある。本発明の後方監視カメラの取付構造では、後方監視カメラ1はガーニッシュ部材2に固定され、車体パネル4には直接固定されない。このため、後方監視カメラ1をガーニッシュ部材2に取り付けた後には、後方監視カメラ1のガーニッシュ部材2に対する固定位置がずれることはない。したがって、ガーニッシュ部材2の開口22は、後方監視カメラ1の外径よりも僅かに大きく設ければ良く、ガーニッシュ部材2の開口外縁25と後方監視カメラ1との間に形成される隙間を縮小できる。
よって、本実施例の後方監視カメラの取付構造は、後方監視カメラ1とガーニッシュ部材2との一体感に優れ、意匠性が向上し、水や泥等の侵入が防止され、盗難が防止される。
なお、本実施例では、2つの突起部5が互いに対称な位置に形成され、2つの溝部3が互いに対称な位置に形成されているが、これに限らず互いに非対称な位置に形成しても良い。この場合、後方監視カメラ1とガーニッシュ部材2とがより強固に係合し、例えば自動車の急制動によって後方監視カメラ1に外力が加わった場合にも、後方監視カメラ1の固定位置がずれ難く、後方監視カメラ1の画角aがガーニッシュ部材2に干渉され難い利点がある。
なお、溝部3および突起部5の延びる方向(鉛直方向に対する角度b)は、後方監視カメラ1の画角aと、ガーニッシュ部材2の外形と、後方監視カメラ1のガーニッシュ部材2に対する固定位置との関係に応じて適宜設定すればよい。
(実施例2)
実施例2の後方監視カメラの取付構造は、後方監視カメラに2つの突起部が形成され、ガーニッシュ部材の補強リブ(係合リブ)に2つの溝部が形成されたものであり、突起部と溝部とからなる固定対を二対備えるものである。実施例2の後方監視カメラの取付構造を模式的に表す断面図を図3に示し、実施例2のガーニッシュ部材を模式的に表す要部拡大斜視図を図4に示す。
実施例2の後方監視カメラの取付構造は、後方監視カメラに2つの突起部が形成され、ガーニッシュ部材の補強リブ(係合リブ)に2つの溝部が形成されたものであり、突起部と溝部とからなる固定対を二対備えるものである。実施例2の後方監視カメラの取付構造を模式的に表す断面図を図3に示し、実施例2のガーニッシュ部材を模式的に表す要部拡大斜視図を図4に示す。
本実施例の後方監視カメラの取付構造は、係合リブ23の形状、溝部3および突起部5の形状、および、係合リブ23に溝部3が設けられ後方監視カメラ1に突起部5が設けられていること以外は、実施例1と同じものである。
実施例2において、係合リブ23は長尺の板状に形成され、長尺方向の2端がガーニッシュ部材2の下壁21と側壁24とにそれぞれ一体化されている。この係合リブ23もまたガーニッシュ部材2の裏面20側に突出している。
係合リブ23のうち、開口22に面する壁面には、溝部3からなる固定部が形成されている。溝部3は鉛直方向に対して傾斜した方向に延びる案内部30と、下端部が前側下方に屈曲したロック部31とからなる略L字状に形成されている。
後方監視カメラ1のうち、筐体10の対向する2側面には突起部5が形成されている。突起部5は、溝部3のロック部31に対応した形状の短尺の角柱状に形成されている。
本実施例の後方監視カメラの取付構造において、溝部3の案内部30が延びる方向は、ガーニッシュ部材2に後方監視カメラ1を挿入する方向と一致している。後方監視カメラ1をガーニッシュ部材2に組み付ける際には、先ず、ガーニッシュ部材2の裏面20側から後方監視カメラ1の下端部を開口22に挿入する。このとき、突起部5の下端を溝部3(案内部30)の上端にあてて、突起部5を溝部3に対してスライドさせる。突起部5の下端が案内部30の下壁面と係合する位置にまで後方監視カメラ1を挿入した後に、さらに、後方監視カメラ1をロック部31の延びる方向に挿入して、突起部5をロック部31内に進入させる。突起部5の表面がロック部31の溝内面と係合する位置にまで後方監視カメラ1を挿入すると、突起部5と溝部3とが係合固定される。なお、本実施例においても、互いに係合する突起部5と溝部3とから一対の固定対が構成されている。そして、本実施例の後方監視カメラの取付構造もまた、二対の固定対を持つ。さらに、本実施例のガーニッシュ部材2においては、溝部3が固定部を構成する。
後方監視カメラ1をガーニッシュ部材2に取り付けた後に、ガーニッシュ部材2を車体パネル4に取り付ける。この取付操作は、実施例1と同様である。
本実施例において、突起部5はロック部31内にロックされている。このため、自動車の急制動時等に後方監視カメラ1に外力が加わった場合にも、突起部5が案内部30に逆走することはない。したがって、後方監視カメラ1の固定位置は非常にずれ難く、後方監視カメラ1の画角aがガーニッシュ部材2に干渉され難い利点がある。
また、本実施例の後方監視カメラの取付構造では、突起部5が角柱状に形成され、突起部5はロック部31の溝壁面と係合している。このため、後方監視カメラ1が突起部5を中心に回転することはなく、後方監視カメラ1はガーニッシュ部材2に対して正確な位置に固定される。
さらに、本実施例の後方監視カメラの取付構造においても、後方監視カメラ1はガーニッシュ部材2に固定され、車体には直接固定されない。したがって、後方監視カメラ1をガーニッシュ部材2に取り付けた後には、後方監視カメラ1のガーニッシュ部材2に対する固定位置がずれることはない。したがって、実施例1と同様に、ガーニッシュ部材2の開口外縁25と後方監視カメラ1との間に形成される隙間を縮小できる。
よって、本実施例の後方監視カメラの取付構造もまた、後方監視カメラ1とガーニッシュ部材2との一体感に優れ、意匠性が向上し、水や泥等の侵入が防止され、盗難が防止される。
1:後方監視カメラ 2:ガーニッシュ部材 11:レンズ 3:溝部 22:開口 23:係合リブ 5:突起部
Claims (3)
- 自動車の車体後方を撮像する後方監視カメラと、自動車の車体後側に取り付けられて該後方監視カメラを覆う断面略L字状のガーニッシュ部材と、を持つ後方監視カメラの取付構造であって、
該ガーニッシュ部材は、該後方監視カメラのレンズに対向する位置に形成されている開口と、該開口の外周側に形成され裏面側に突出する補強リブと、を持ち、
該後方監視カメラは、該補強リブと係合することで該ガーニッシュ部材に固定されていることを特徴とする後方監視カメラの取付構造。 - 前記補強リブと前記後方監視カメラとの一方に形成されている突起部と、他方の該突起部に対向する位置に形成され該突起部と係合する溝部と、からなる固定対を少なくとも一対備える請求項1記載の後方監視カメラの取付構造。
- 自動車の車体後側に取り付けられ、自動車の車体後方を撮像する後方監視カメラを覆う断面略L字状のガーニッシュ部材であって、
該後方監視カメラのレンズに対向する位置に形成されている開口と、該開口の外周側に形成され裏面側に突出する補強リブと、を持ち、
該補強リブには、該後方監視カメラを係合固定する固定部が設けられていることを特徴とするガーニッシュ部材。
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