JP2006198840A - 文字情報処理装置、文字情報処理方法、プログラムおよび記憶媒体 - Google Patents

文字情報処理装置、文字情報処理方法、プログラムおよび記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 共通の処理シートに配置される点字との重なり部分を認識しながら、墨字の編集ができる文字情報処理装置、文字情報処理方法、プログラムおよび記憶媒体を提供する。
【解決手段】 処理シート上の打刻領域に対する点字打刻と前記処理シート上の印刷領域に対する墨字印刷とが可能な文字情報処理において、表示画面上で前記墨字印刷のための1以上の墨字から成る墨字列を編集するに際して、前記打刻領域と前記印刷領域とが重なる重畳領域が存在するときに、前記重畳領域に少なくとも一部が印刷される墨字を重畳文字とし、前記重畳文字が前記墨字列に含まれるか否かを識別可能に表示することを特徴とする。
【選択図】 図11

Description

本発明は、共通の処理シートに墨字の印刷と点字の打刻とを行う文字情報処理装置、文字情報処理方法、プログラムおよび記憶媒体に関する。
従来、視覚障害者が認識(触読)可能な点字と、晴眼者が視認可能な墨字とを、同一の処理シート(テープ等)に対して並べて(または重ねて)配置して、視覚障害者と晴眼者の両者が認識可能な処理シート(点字ラベル)が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、墨字印刷と点字打刻とを同一の文字情報に基づいて実行して、それらが並ぶ処理シートを作成できる文字情報処理装置も知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開平10−275206号公報 特開平11−301033号公報
ところで、点字は触読されるため色は付されないものであり、一方の墨字は目視によって判読されるものなので、点字と墨字とが重なっても、基本的には双方とも認識可能なはずであり、このため、墨字の編集は、点字の配置と関係なく墨字が認識可能であることを前提として行われる。しかしながら、例えば墨字の文字サイズが小さくて点字の凸部によって文字形状が崩れて見にくくなったり、あるいは処理シートの色が凸部(の影等)を目立たせる色であるなど、処理シート上の双方の状況(属性)や重なり具合等によっては、点字の凸部と重なって墨字が読み取りにくい場合がある。
本発明は、共通の処理シートに配置される点字との重なり部分を認識しながら、墨字の編集ができる文字情報処理装置、文字情報処理方法、プログラムおよび記憶媒体を提供することを目的とする。
本発明の文字情報処理装置は、処理シート上の打刻領域に対する点字打刻と前記処理シート上の印刷領域に対する墨字印刷とが可能な文字情報処理装置であって、前記点字打刻を行う打刻手段と、前記墨字印刷を行う印刷手段と、前記墨字印刷のための1以上の墨字から成る墨字列を表示画面に表示する表示手段と、前記表示手段を制御し、前記墨字列を編集するに際して、前記打刻領域と前記印刷領域とが重なる重畳領域が存在するときに、前記重畳領域に少なくとも一部が印刷される墨字を重畳文字とし、前記重畳文字が前記墨字列に含まれるか否かを識別可能に表示させる墨字編集手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明の文字情報処理方法は、処理シート上の打刻領域に対する点字打刻と前記処理シート上の印刷領域に対する墨字印刷とが可能な文字情報処理方法であって、表示画面上で前記墨字印刷のための1以上の墨字から成る墨字列を編集するに際して、前記打刻領域と前記印刷領域とが重なる重畳領域が存在するときに、前記重畳領域に少なくとも一部が印刷される墨字を重畳文字とし、前記重畳文字が前記墨字列に含まれるか否かを識別可能に表示することを特徴とする。
これらによれば、墨字印刷のための墨字(墨字列)を編集するに際して、点字打刻のための打刻領域と墨字印刷のための印刷領域と(の少なくとも一部同士)が重なるときに、その重なる領域(重畳領域)に少なくとも一部が印刷される墨字(重畳文字)が、墨字列に含まれるか否か識別可能に表示するので、共通の処理シートに配置される点字と重なるか否かを認識できる。また、重畳文字を含む墨字列と含まない墨字列がある場合には、重畳領域の境界を認識できる。したがって、点字との重なり部分を認識しながら、墨字の編集ができ、これにより、点字との重なりを考慮した編集が可能になる。なお、この場合の重畳領域は、打刻領域と印刷領域との少なくとも一部同士が重なる領域なので、打刻領域内に印刷領域が全て含まれるときには、印刷領域全てが重畳領域となり、印刷領域内に打刻領域が全て含まれるときには、打刻領域全てが重畳領域となり、いずれでもないときには、相互に重なっている領域のみが重畳領域となる。また、重畳領域に少なくとも一部が印刷される墨字を重畳文字とするので、文字通り一部が重畳領域内に印刷される墨字も、全体が重畳領域内に印刷される墨字も、同様に重畳文字となる。また、この場合の重畳文字を含む墨字列としては、重畳文字の1文字のみの墨字列、重畳文字のみの複数文字の墨字列、重畳文字でない墨字と重畳文字とが混在する墨字列、などがある。
また、上述の文字情報処理装置において、前記墨字編集手段は、前記墨字列を含む墨字行を、前記印刷領域に1行以上並べて配置設定する墨字行配置設定手段と、前記重畳文字を含む前記墨字行を重畳行とし、前記墨字行の単位で、前記重畳行か否かを判別する重畳行判別手段と、前記墨字行の単位で、前記重畳行と判別されたか否かを識別可能に表示させる重畳行識別表示手段と、を有することが好ましい。
これによれば、1行以上の墨字行を印刷領域に配置するので、重畳領域内に一部または全部が印刷(配置)される墨字行も有り得る。この場合の墨字行は墨字列を含み、墨字列は1以上の墨字から成るので、墨字行も1以上の墨字から成る。そして、墨字行の単位で、重畳行(重畳文字を含む墨字行)か否かを判別して、その結果(重畳行か否か)を識別可能に表示するので、墨字行の単位で、共通の処理シートに配置される点字と重なるか否かを認識でき、また、重畳文字を含む墨字行(重畳行)と含まない墨字列がある場合には、重畳領域の境界を認識できる。このため、共通の処理シートに配置される点字との重なり部分を、墨字行の単位で認識でき、これにより、どの墨字行が点字と重なるか(重畳領域に印刷されるか)等を容易に把握でき、それを参考にしながら、墨字の編集が容易にできる。
また、上述の文字情報処理装置において、前記重畳行識別表示手段は、重畳している旨を示す重畳マークを前記重畳行に付す重畳マーク付加手段と、前記重畳行の少なくとも一部または前記重畳行の行番号に対して、文字装飾を施す重畳行装飾手段と、の少なくとも1の手段を有することが好ましい。
これによれば、重畳行に対して重畳マークを付したり、重畳行の一部または全部(少なくとも一部)や行番号に対して文字装飾を施すことにより、各墨字行が重畳行か否か、および重畳行でない墨字行と混在するときにはそれらの境界を、識別可能に表示でき、これにより、共通の処理シートに配置される点字との重なり部分を、墨字行の単位で認識(把握)でき、それを参考にしながら、墨字の編集が容易にできる。なお、この場合の重畳マークとしては、絵柄や模様や簡易図形的等のいわゆる記号等と呼ばれるマークの他、例えば重畳行を囲む各種の括弧や枠等でも良い。また、文字装飾としては、アンダーライン、取消ライン、アッパーライン、文字囲、塗りつぶし、傍点、中抜き、(白黒)反転、回転、影文字、文字色(を変える)、各種(点、線、網状等の実線、破線等)の網掛け、等々、一般的な文字装飾のいずれでも良く、仕様上、任意に選択して設定して良い。
また、墨字行を配置する上述の各文字情報処理装置において、墨字行配置設定手段は、前記墨字行の単位で文字サイズを設定する墨字サイズ設定手段を有することが好ましい。
これによれば、墨字行単位で各墨字行の文字サイズを設定できるので、重畳行とその他の墨字行との文字サイズのバランスを調整したり、複数行のうちの重畳行となる行数を調整したりするなど、重畳行とその他の墨字行とを区別して扱いやすくなり、編集等の操作性が向上する。
また、上述の文字情報処理装置において、墨字サイズ設定手段は、前記印刷領域に対する前記墨字行の相対的な文字サイズを設定する墨字行相対サイズ設定手段を有することが好ましい。
これによれば、印刷領域に対する各墨字行の相対的な文字サイズを設定できるので、ドットサイズ等の具体的(絶対的)な文字サイズを考慮することなく、あるいは考慮するための参考として、相対的な文字サイズを設定することにより、各墨字行の相互バランスや重畳行の行数等を調整し易くなり、さらに操作性が向上する。
また、上述の各文字情報処理装置において、前記重畳領域に対する墨字印刷である重畳印刷を否認可能な重畳印刷否認手段と、前記重畳印刷が否認されたときに、前記印刷領域から前記重畳領域を除いた領域を新たな前記印刷領域として設定する印刷領域再設定手段と、をさらに備えたことが好ましい。
これによれば、重畳領域に対する墨字印刷(重畳印刷)を否認可能なので、否認されたときには、重畳領域を除く領域を新たな印刷領域として再設定する。このため、重畳領域に印刷したくない場合、すなわち打刻領域には一切の墨字印刷をしたくない場合等では、重畳印刷の否認により、それ以外の印刷領域にのみ墨字印刷を行うことができ、編集操作としての操作性が向上する。
また、上述の各文字情報処理装置において、前記墨字編集手段は、前記印刷領域に編集対象の前記墨字列の全てが配置可能か否か判別する配置可否判別手段と、配置不可のときに、その旨を報知する配置不可報知手段と、を有することが好ましい。
これによれば、印刷領域に編集対象の墨字列の全てが配置可能か否か判別して、配置不可のときに、その旨を報知するので、その報知により、編集の必要性を把握でき、編集時の操作性が向上する。なお、この場合の報知は、表示画面へのその旨のメッセージ表示等でも良いし、ビープ音等の表示以外の方法による報知でも良い。
また、上述の各文字情報処理装置において、編集対象の前記墨字列の少なくとも一部を指定して、指定部分の墨字に対応する点字を打刻するための点字情報を作成する点字情報作成手段をさらに備えたことが好ましい。
これによれば、編集対象の墨字列の少なくとも一部を指定して、指定部分の墨字に対応する点字を打刻するための点字情報を作成するので、点単位での点字情報の入力などを要することなく、編集中あるいは編集後の墨字列に基づいて、点字情報を作成でき、墨字印刷ばかりでなく、点字打刻までを含めた全体としての操作性が向上する。
また、本発明のプログラムは、上述のいずれかの文字情報処理装置を機能させること、または、上述の文字情報処理方法を実行可能なことを特徴とする。また、本発明の記憶媒体は、上述のプログラムを、プログラム処理可能な装置によって読出可能に記憶することを特徴とする。
このプログラムでは、上述のいずれかの文字情報処理装置を機能させることができるので、または、上述の文字情報処理方法を実行可能なので、プログラム処理可能な装置によって処理されることにより、または、プログラム処理可能な装置によって記憶媒体に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、共通の処理シートに配置される点字との重なり部分を認識しながら、墨字の編集ができる。
以下、本発明の一実施形態に係るラベル作成装置(文字情報処理装置)について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図1および図2に示すように、このラベル作成装置1は、装置ケース2により外郭が形成され、装置ケース2の前部上面には各種入力キーを備えたキーボード3が配置されると共に、後部上面には開閉蓋21が取り付けられ、開閉蓋21の表側には長方形のディスプレイ4が配設されている。
また、開閉蓋21の内側には、テープカートリッジCから繰り出されるテープTに対して墨字印刷(文字や記号等のキャラクタの印刷)を行う墨字印刷部120が組み込まれ、テープカートリッジCを装着するためのカートリッジ装着部6が窪入形成されており、テープカートリッジCは、蓋体開放ボタン14の押下により開閉蓋21が開放された状態でカートリッジ装着部6に着脱自在に装着される。また、開閉蓋21には、これを閉止した状態でテープカートリッジCの装着/非装着を視認するための覗き窓21aが形成されている。
また、開閉蓋21の右側(装置ケース2の後半右部)には、その内部に点字打刻を行うアッセンブリ(点字打刻部150:図2右上に図示)が組み込まれ、その上面にはこれを覆うように打刻部カバー30が取り付けられている。また、この打刻部カバー30の手前側には、ユーザによりテープ(処理シート)Tが手差し挿入される打刻テープ挿入口31が、また奥側には、打刻後のテープTが排出される打刻テープ排出口32が、テープ走行路(送り経路)70に沿って下り傾斜となるように、それぞれ窪入形成されている。さらに、打刻テープ挿入口31付近には、テープ幅方向に幅調整可能な手差しガイド31aが設けられている。
点字打刻部150は、3個の打刻ピン(打刻ヘッド)41(図5(b)参照)により点字打刻を行う打刻ユニット80と、打刻テープ挿入口31に挿入されたテープTを打刻テープ排出口32に向けて送るテープ送りユニット(テープ送り機構)60と、テープTが搬送されるテープ走行路70とを有し、テープ走行路70を構成する装置フレーム片65にこれらのユニットが組み込まれて打刻アッセンブリが構成され、装置ケース2に一体として装着されるようになっている。また、テープ走行路70に沿ってテープ送りユニット60の駆動により送られていくテープTに対し、打刻ユニット80により3個の打刻ピン41を選択的に駆動することで点字Bが形成される。
装置ケース2の右側部中央には、電源供給のための電源供給口11が形成されるとともに、前半右側部には、パソコン等の図外の外部装置と接続するための接続口(インタフェース)12が形成され、接続することにより、外部装置からの文字情報に基づいて墨字印刷や点字打刻を行い得るようになっている。また、装置ケース2の左側部には、カートリッジ装着部6と外部とを連通する印刷テープ排出口22が形成され、この印刷テープ排出口22には、墨字印刷部120から送り出したテープTを切断するための切断部140が臨んでいる。そして、切断部140によりテープTの後端部が切断されることにより、印刷テープ排出口22から墨字印刷後のテープTが排出される。
また、ラベル作成装置1は、図3に示すように、制御系から見た基本的な構成として、キーボード3およびディスプレイ4を有して、文字情報の入力や各種情報の表示などマンマシンインタフェースを司る操作部110と、テープカートリッジC、印刷ヘッド7および印刷送りモータ121を有して、テープTおよびインクリボンRを搬送しながらテープT上に墨字印刷を行う墨字印刷部120と、フルカッタ142およびハーフカッタ144並びにこれらをそれぞれ駆動するフルカッタモータ141およびハーフカッタモータ143を有して、印刷済みテープTを切断する切断部140と、を備えている。
また、ソレノイド47、打刻ピン41および打刻送りモータ151を有して、テープTを搬送しながらテープTに点字打刻を行う点字打刻部150と、テープT(テープカートリッジC)の種別を検出するテープ識別センサ171、点字打刻部150においてテープTの先端を検出する例えば透過型の先端検出センサ172、同じく点字打刻部150において周囲温度(環境温度)を検出する温度検出センサ173、印刷送りモータ121の回転速度を検出する印刷部回転速度センサ174、および打刻送りモータ151の回転速度を検出する打刻部回転速度センサ175を有して、各種検出を行う検出部170と、をさらに備えている。
また、ディスプレイドライバ181、ヘッドドライバ182、印刷送りモータドライバ183、カッタモータドライバ184、打刻ドライバ185および打刻送りモータドライバ186を有し、各部を駆動する駆動部180と、電源供給口11と接続され、各部に電力を供給する電源部190と、各部と接続され、ラベル作成装置1全体を制御する制御部200と、をさらに備えている。
制御部200は、CPU210、ROM220、RAM230および入出力制御装置(以下、「IOC:Input Output Controller」という)250を備え、互いに内部バス260により接続されている。ROM220は、墨字印刷処理や点字打刻処理等の各種処理をCPU210で制御するための制御プログラムを記憶する制御プログラムブロック221と、墨字印刷を行うための文字フォントデータや点字打刻を行うための点字フォントデータの他、印刷制御や打刻制御のための制御データ等を記憶する制御データブロック222とを有している。
RAM230は、汎用フラグやレジスタ等として使用されるフラグエリアブロック231の他、墨字情報(墨字文字列(墨字列)用のテキストデータや墨字画像データを含む)を記憶する墨字データブロック232と、点字情報(点訳文字列用のテキストデータ、マスイメージ画像データ、点字画像データ、それを180°回転させた状態の反転点字画像データB´(図9参照)等を含む)を記憶する点字データブロック233と、ディスプレイ4に表示するための表示画像データを記憶する表示データブロック234と、設定された墨字印刷領域(印刷領域、印刷配置部)Epと点字打刻領域(打刻領域、打刻配置部)Ebのレイアウトを記憶するレイアウトブロック235と、その他の汎用のワークエリアとなる各種ワークエリアブロック236と、を有し、制御処理のための作業領域として使用される。また、RAM230は電源が切断されても記憶したデータを保持しておくように常にバックアップされている。
IOC250には、CPU210の機能を補うと共に各種周辺回路とのインタフェース信号を取り扱うための論理回路が、ゲートアレイやカスタムLSIなどにより構成されて組み込まれている。例えば基本クロックの分周信号をカウントして種々の計時を行うタイマ251なども組み込まれている。これにより、IOC250は、キーボード3からの入力データや制御データあるいは検出部170からの各種センサ値を、そのまま或いは加工して内部バス260に取り込むと共に、CPU210と連動して、CPU210から内部バス260に出力されたデータや制御信号を、そのまま或いは加工して駆動部180に出力する。
そして、CPU210は、上述の構成により、ROM220内の制御プログラムに従って、IOC250を介してラベル作成装置1内の各部から各種信号・データを入力するとともに、入力した各種信号・データに基づいてRAM230内の各種データを処理し、IOC250を介してラベル作成装置1内の各部に各種信号・データを出力することにより、墨字印刷処理や点字打刻処理の制御などを行う。
例えば、CPU210は、キーボード3より文字情報(墨字列テキストデータ等)が入力されると、これに基づいて墨字(画像データ)Pおよび点字(画像データ)Bを生成し、必要に応じて両画像データ間での長さ等の調整を行うとともに、反転点字(画像データ)B’を用意する(図9参照)。また、調整前または調整後の墨字(画像データ:余白データを含む)Pを墨字データブロック232に記憶すると共に、同じく調整前または調整後の点字(画像データ:余白データを含む)Bおよび反転点字(画像データ)B’を点字データブロック233に記憶する。
また、キーボード3から墨字印刷および点字打刻の指示を取得すると、印刷送りモータ121の駆動を開始し、印刷部回転速度センサ174の検出結果に応じて印刷ヘッド7を駆動することにより、墨字Pの墨字印刷を行う。その後、必要に応じて調整済みの所定長さのテープ送りを行い、フルカッタ142によりテープ後端部を切断して、印刷テープ排出口22からテープTを排出する。
図1〜図3を参照して、さらに詳述する。上述の状態から、引き続き(リセット操作や電源オフ操作が無い状態で)、ユーザによる手差し挿入により、短冊状に切断されたテープTが打刻テープ挿入口31に挿入されると、打刻ユニット80およびテープ送りユニット60を駆動することにより、点字B(または反転点字B′)の点字打刻を行う。そして、打刻終了後、打刻送りモータ151の駆動により、必要に応じて調整済みの所定長さのテープ送りを行って、打刻テープ排出口32からテープTを排出する。
ここで、図4を参照し、テープT上に形成される点字B(6点点字B)について説明する。
点字器や点字タイプライタ等で慣用されている1文字(1マス)や文字間(マス間)の仕様(以下「民間仕様」)によれば、同図に示すように、6点点字Bは、縦3個×横2個の6個の点(打刻ポイント:いわゆる「1の点」〜「6の点」と呼ばれる6個の点:図右上に注記)で1マス201が構成され、6個の点のうちの打刻点および非打刻点のパターンにより、この1マス201で、1文字や濁点その他の属性を表現するものである。例えば図4(a)は、1の点、2の点、5の点、6の点を打刻点とし、3の点、4の点を非打刻点とすることにより、文字情報「し」を表現する点字Bを示す図である。
6点点字Bは、1マス201が縦3個×横2個の配置パターンで6個の打刻ポイント201a〜201fに分割されており、縦方向のピッチが略2.4mm、マス内の横方向のピッチが略2.1mm、マス間のピッチは略3.3mmとなっている。同図では、6個の打刻ポイント201a〜201fのうち「し」を表現すべく4個の打刻ポイント201a、201b、201e、201fが選択的に打刻されて、テープT上に例えば角の丸まった円筒形、半球形、円錐形、四角錐形等の断面形状で打刻高さHb(図4(b)参照)の4個の打刻凸部202a、202b、202e、202fが形成されている。なお、6点点字Bを打刻するために、1マス201の大きさ(テープ幅方向長さ)から換算して、テープ幅12mm(後述のテープT3)以上のテープTを用意している。
また、ラベル作成装置1では、打刻ユニット80として相互に交換可能な2種類のユニットが用意されており、一方は直径が略1.4mmの小形の小打刻凸部203を形成し、他方は直径が略1.8mmの大形の大打刻凸部204を形成する。大小2種類の打刻凸部203、204は、その用途によって使い分けられるものであり、例えば、小打刻凸部203が点字Bの読み取りに慣れた者(先天盲者)向けであって、大打刻凸部204が初心者(中途失明者)向けである。また、同一直径においても、用途や好みによって、打刻高さHbを調整(可変)可能になっている。
なお、点字Bには、上述のような仮名文字や数字等を表す6点点字Bの他、漢字を表す8点点字(1マスが縦4個×横2個の点で構成される点字)も使用されている。本実施形態では、6点点字Bを形成する場合を例に挙げて説明するが、8点点字を形成するラベル作成装置においても本発明は適用可能である。また、実際の点字の打刻結果としては、打刻点が凸部となるだけであり、非打刻点は平坦なので見えないが、本実施形態で参照する図面の点字の表記では、説明の便宜上、図4で上述のように、打刻点および非打刻点を、「○」の実線(+斜線網掛け)および点線で明記する。
図1〜図3を参照して、さらに詳述する。キーボード3には、文字キー群3a、および各種動作モード等を指定するための機能キー群3bが配列されている。文字キー群3aは、墨字印刷や点字打刻を行うための文字情報を入力するためのものであり、JIS配列に基づいたフルキー構成となっている。また、機能キー群3bには、一般のワープロ等と同様に、漢字変換等のための変換キー、処理の取り消し等のための取消キー、カーソル移動用のカーソルキー、各種選択画面における選択肢の決定やテキスト入力時の改行のための確定(エンター)キー、簡易図形や記号等を読み出すための記号キー、文字サイズや割付その他のスタイルを選択・設定するためのスタイルキーなどが含まれる。
また、さらに機能キー群3bには、墨字印刷や点字打刻を実行させるための印刷・実行キー(印刷キー)、点字打刻部150におけるテープTの送り開始を指示する送り開始キー、手動により点字打刻を行わせる打刻開始キーの他、墨字印刷や点字打刻を行う処理モードを選択するためのモードキー、墨字印刷領域Epと点字打刻領域Ebの配置を設定するためのレイアウトキー、その配置結果を印刷等の実行前にプレビュー表示させるためのプレビューキー、それをスクロール表示させるためのスクロールキー、点字情報を入力・編集するための点字入力キー、墨字その他の通常文字列を点字に変換(点訳)する際や点字のマスを読み取った際の仲介の文字列(点訳文字列)を生成するための点訳キー、印刷・表示濃度や打刻高さ等の処理環境設定のための環境キーなどが含まれる。
モードキーによって選択される処理モードとしては、入力された文字情報に基づいて墨字印刷および点字打刻を行う第1処理モード(図8(a)参照)、入力された文字情報に基づいて墨字印刷のみを行う第2処理モード(同図(b)参照)、入力された文字情報に基づいて点字打刻のみを行う第3処理モード(同図(c)参照)があり、いずれか1つの処理モードが選択される。
ディスプレイ4は、横方向(X方向)約12cm×縦方向(Y方向)5cmの長方形の形状の内側に、192ドット×80ドットの表示画像を表示可能であり、ユーザがキーボード3から墨字や点字の情報を入力・作成・編集したりする際に用いられる。また、各種エラーやメッセージ(指示内容)を表示し、ユーザに報知する。
墨字印刷部120において、カートリッジ装着部6には、ヘッドカバー20a内にサーマルヘッドから成る印刷ヘッド7が内蔵されたヘッドユニット20と、印刷ヘッド7に対峙するプラテン駆動軸25と、インクリボンRを巻き取る巻き取り駆動軸23と、テープリール17の位置決め突起24と、を備えている。また、カートリッジ装着部6の下側には、プラテン駆動軸25および巻き取り駆動軸23を回転させる印刷送りモータ121が内蔵されている。
テープカートリッジCは、カートリッジケース51内部にテープリール17とリボンリール19とを収容して構成されており、テープTとインクリボンRは同じ幅で構成されている。また、ヘッドカバー20aに差し込むための貫通孔55が形成されており、テープTとインクリボンRとが重なる部分に対応して、プラテン駆動軸25に嵌合されて回転駆動するプラテンローラ53が配置されている。また、リボンリール19から繰り出されたインクリボンRは、ヘッドカバー20aを周回して、リボンリール19に近接配置されたリボン巻き取りリール54に巻き取られるようになっている。
テープカートリッジCがカートリッジ装着部6に装着されると、ヘッドカバー20aに貫通孔55が、位置決め突起24にテープリール17の中心孔17aが、プラテン駆動軸25にプラテンローラ53が、巻き取り駆動軸23にリボン巻き取りリール54の中心孔がそれぞれ差し込まれ、テープTおよびインクリボンRを挟み込んで印刷ヘッド7がプラテンローラ53に当接して墨字印刷が可能になる。そして、墨字印刷後のテープTは、印刷テープ排出口22に送られる。
テープTは、裏面に粘着剤層(粘着層)が設けられた基材テープ(基材シート:情報形成層)Tbと、この粘着剤層を覆うように基材テープTbに貼付された剥離テープ(剥離シート:剥離層)Teとから構成されている。基材テープTbは、表側から、インクリボンRから感熱転写されるインクの定着性を高めた受像層と、基材テープTbの主体を為すポリエチレンテレフタレート(PET)製のフィルムで構成された基材層と、粘着剤で構成された粘着剤層と、を積層して構成されている。剥離テープTeは、基材テープTbをラベルとして使用する時まで粘着剤層に埃などが付着しないようにするためのものであって、表面にシリコン処理がなされた上質紙(実施形態のものはPET製)などで構成されている。
また、テープTは、テープ種別(テープ幅、テープ色、墨字インク色、テープ材質など)が異なる複数種のものが用意されており、この種別を指標する複数の孔(図示省略)がカートリッジケース51の裏面に設けられている。また、複数の孔に対応してカートリッジ装着部6には、これらを検出するテープ識別センサ(マイクロスイッチ)171が複数設けられており、このテープ識別センサ171の状態を検出することで、テープ種別を判別できるようになっている。なお、本実施形態では、テープ幅24mm(テープT1)、テープ幅18mm(テープT2)、テープ幅12mm(テープT3)の3種を例に挙げて説明する(図6参照)。
次に、切断部140において、フルカッタ142は、詳細は図示しないが、上下方向にスライドカット可能な斜刃のカッタ刃を有するスライド形式のもので、フルカッタモータ141を駆動源とするクランク機構を介して、カッタ刃(カッタホルダ)を、テープTの幅方向にスライド動作させるようになっている。カッタ刃がスライド動作すると、これに臨むテープTの基材テープTbおよび剥離テープTeの両方を切断、すなわちテープTをフルカットするようになっている。
また、同様に、ハーフカッタ144は、フルカッタ142と概ね同形状のスライドカット可能な斜刃のカッタ刃を有するスライド形式のもので、テープ送り上流側(テープカートリッジCに近い側)に配設され、ハーフカッタモータ143を駆動源とするクランク機構を介して、テープTの幅方向にスライド動作可能に構成されている。この場合、カッタ刃の突出量は、フルカッタ142の場合と異なり、基材テープTbのみをカットする突出量に調整され、カッタ刃がスライド動作すると、これに臨むテープTの基材テープTbのみを切断、すなわちテープTをハーフカットするようになっている。
次に、点字打刻部150において、打刻ユニット80は、図5に示すように、テープTの裏面側に配設されると共に上記3個の打刻ピン41が組み込まれた打刻部材(打刻ヘッド)81と、テープTを挟んで打刻部材81と対向する位置で打刻ピン41の突き上げ(打刻)を受ける打刻受け部材82とを備え、テープ走行路70を挟むように固定配置されている。
打刻部材81は、テープ幅方向(図示左右方向)に沿って、2.4mmの間隔で配列された3個の打刻ピン41を備えており、6個のうち縦3個の打刻ポイント201a〜201c(または201d〜201f:図4(a)参照)に対応していると共に、ソレノイド47を駆動源とした直線運動をガイドするガイド部材45によって、テープTに対し垂直に保持されている。打刻ピン41の頭部41aは、打刻した打刻凸部202の形状が角の丸まった円筒形、半球形、円錐形、四角錐形等の断面形状(図4(b)参照)となるような形状に形成されている。
ここで、ソレノイド47によりプランジャー48が直線運動を行うと、アーム部材46が支持部材49を支点として回動し、打刻ピン41がテープTに対し垂直方向に直線運動を行う。そして、3個のアーム部材46にそれぞれ接続された3個のソレノイド47は、三角形状の角部に位置するようにそれぞれ配設されている。一方、打刻受け部材82は、3個の打刻ピン41と対向する面42aに、3個の打刻ピン41に対応する3個の打刻受け凹部43が形成されている。そして、この打刻ピン41と打刻受け部材82とにより、テープTに打刻凸部202を形成する。なお、3個の打刻ピン41と対向する面42aは、打刻受け凹部43を形成する代わりに、合成ゴム等の弾性材で構成した平坦な面としてもよい。
また、図6に示すように、テープ送りユニット60は、送りローラ61と、それを装置フレーム片65に支持する支持部材62と、送りローラ61を回転させるための正逆回転可能な打刻送りモータ151(図3参照)とを有している。送りローラ61は、駆動ローラ(図示省略)および従動ローラ61aから成るグリップローラであり、従動ローラ61aには、形成された点字Bを押し潰すことがないよう、干渉を逃げるように、環状溝63が形成されている。
また、打刻テープ挿入口31には、テープ幅の大きいものからテープT1、T2、T3(テープ幅24、18、12mm)が挿入可能であり、最大テープ幅のテープT1については上下ガイド71、72によってガイドされ、それ以外のテープT2、T3については、下ガイド部材71のみによってガイドされ、ユーザによりその先端がテープ送りユニット60(送りローラ61)に到達するまで(挿入可能な位置まで)手差し挿入される。そして、キーボード3上のテープ送り開始キーの押下によりテープ送りユニット60によるテープ送りが開始される。
そして、先端検出センサ172によるテープ先端の検出をトリガとして、点字打刻処理を開始する(入力された点字データに基づくテープ送りおよび点字打刻を行う)。このとき、テープ先端から打刻開始位置までの長さが、打刻ピン41と先端検出センサ172との間の長さよりも短く設定されている場合は、送りローラ61を逆回転させることでテープTを送り戻し、適当な位置まで送ったところで打刻および正方向へのテープ送りを開始する。なお、打刻ユニット80による打刻開始は、先端検出センサ172によるテープ先端の検出をトリガとするばかりでなく、ユーザがキーボード3上の打刻開始キーを押下することにより手動開始させることも可能である。
次に、図7〜図10を参照し、ラベル作成装置1の全体処理について説明する。図7に示すように、電源キーの押下(電源オン)により処理が開始すると、まず、前回の電源オフ時の状態に戻すために、退避していた各制御フラグを復旧するなどの初期設定を行い(S10)、テープ識別センサ171(図3参照)によりテープ種別を検出し(S11)、続いて、ユーザによるキーボード3からの(またはパソコン等の外部装置からの)データ入力により文字情報が入力され、編集画面等として各種の情報が表示される(S12)。
ここで、キーボード3からのモード選択指示(モードキー入力)により(または外部装置からの指示入力により)、モード選択割込が発生すると(INTM)、処理モード選択の処理が起動され、第1処理モード(墨点併記)、第2処理モード(墨字のみ)および第3処理モード(点字のみ)のいずれかが選択される(S13)。
また、レイアウト設定指示(レイアウトキー入力)により(または外部装置からの指示入力により)、レイアウト設定割込が発生すると(INTL)、レイアウト設定の処理が起動され(S30)、プレビュー表示指示(プレビューキー入力)により(または外部装置からの指示入力により)、プレビュー表示割込が発生すると(INTR)、プレビュー表示の処理が起動され(S31)、スタイル選択指示(スタイルキー入力)により(または外部装置からの指示入力により)、スタイル選択割込が発生すると(INTS)、スタイル選択の処理が起動され(S32)、印刷/実行指示(印刷キー入力)により(または外部装置からの指示入力により)、印刷割込が発生すると(INTG)、実行前設定の処理が起動される(S14)。
ここで、実行前設定(S14)では、実際の墨字印刷や点字打刻に際してその時点で必要とされる割付配置等の設定や各設定の最終確認等が行われる。なお、モード選択割込、レイアウト設定割込、プレビュー表示割込、スタイル選択割込などがないまま、印刷割込が発生したときには(INTG)、デフォルトとして前回の設定のモード(初期設定では、第1処理モード、点字下段、墨点並行、墨字サイズ均等)が選択される。そして、実行前設定(S14)が終了すると、実際の墨字印刷や点字打刻の処理を開始する。
すなわち、図7および図8(a)に示すように、第1処理モードの場合(S13:(a))、墨字印刷部120による墨字Pの印刷(墨字印刷)を行った後(S15)、テープカットと印刷テープ排出口22からのテープTの排出を行い(S16)、ディスプレイ4上に打刻テープ挿入口31へのテープ挿入指示を表示する(S17)。なお、この指示表示は、インジケータやLEDによって行っても良い。
テープ挿入指示に従って、ユーザによりテープTが打刻テープ挿入口31に挿入(手差し挿入)されると、点字打刻部150により点字Bの打刻(点字打刻)を行った後(S18)、打刻テープ排出口32から打刻済みテープTを排出し(S19)、処理を終了する(S27)。
また、第2処理モードの場合(S13:(b))、墨字印刷部120による墨字印刷の後(S20)、テープカット・排出を行い(S21)、処理を終了する(S27)。すなわち、第2処理モードでは、図8(b)に示すように、装着されたテープカートリッジCから繰り出されたテープTが墨字印刷部120へ送られることによって墨字Pを印刷する。
また、第3処理モードの場合(S13:(c))、ディスプレイ4上に打刻テープ挿入口31へのテープ挿入指示を表示し(S24)、ユーザによるテープ挿入により点字打刻を行った後(S25)、打刻テープ排出口32から打刻済みテープTを排出し(S26)、処理を終了する(S27)。すなわち、第3処理モードでは、図8(c)に示すように、短冊状のテープ(任意の長さにカットされたテープ)Tが手差し挿入により点字打刻部150に送られて、点字Bを打刻する。
なお、手差し挿入のための短冊状のテープTを入手するために、テープ挿入指示(S24)の前に、図7および図8(c)に点線で図示のように、第1処理モードの墨字印刷の代わりの空印刷(何も印刷しないでテープ送りのみ)を行った後(S22)、テープカット・排出を行い(S23)、排出されたテープカット後のテープTを、手差し挿入用の短冊状のテープTとして利用しても良い。また、図示はしないが、点字打刻部150の上流側にテープカートリッジCを装着できる仕様とし、テープカートリッジCから繰り出された長尺状のテープに点字打刻を行わせることも可能である。また、墨字印刷と点字打刻は、同じ文字情報に基づいて印刷/打刻するのではなく、異なる文字情報に基づいて実行することも可能である。
次に、レイアウト設定(S30)では、テープ幅検出結果(S11)および処理モード選択結果(S13)に基づいて、主な設定として、テープT上における墨字印刷領域(印刷領域、印刷配置部)Epや点字打刻領域(打刻領域、打刻配置部)Ebの相対位置や(図9等参照)、各配置部の長さ(図外の印刷配置部長さ、打刻配置部長さ、共通配置部長さ等)など、一般的なテープ印刷装置やワープロ等と同様の設定が行われる。
そして、特に第1処理モード(墨点併記)の場合、図9に示すように、テープ幅の検出結果が24mm(テープT1)のときには(同図(a)参照)、印刷領域Epが上段,打刻領域Ebが下段(a―1:以下「点字下段」)、または印刷領域Epが下段,打刻領域Ebが上段(a―2:以下「点字上段」)のいずれかのレイアウトが選択される。
また、テープ幅18mm(テープT2)のときにも(図9(b)参照)、点字下段(b―1)、点字上段(b―2)のいずれかが選択されることとなるが、この場合、テープ幅に合わせて印刷領域Epのテープ幅方向長さが短くなる。
また、テープ幅12mm(テープT3)のときには(図9(c)参照)、テープ幅が点字1マス201の大きさ(テープ幅方向長さ)を打刻可能な最低の長さであるため(図4(a)参照)、点字上段・下段の選択、墨点並行/重ねの選択・設定に拘わらず、印刷領域Epと打刻領域Ebが重なり合ったレイアウトのみとなる。
なお、上述のテープT1やテープT2の場合、墨字と点字とを並行に配置するレイアウト(以下「墨点並行」)以外に、自由に(例えば大きく)印刷した墨字の一部に点字を重ねるレイアウト(以下「墨点重ね」)を選択して、設定できるようになっている。
この場合、例えば図10に示すように、テープ幅24mm(テープT1)のときには(同図(a)参照)、印刷領域Epを全体とし、打刻領域Ebは、点字下段では下段(a―3)、点字上段では上段(a―4)、のいずれかのレイアウトとなる。また、テープ幅18mm(テープT2)のときにも(同図(b)参照)、点字下段(b―3)、点字上段(b―4)のいずれかとなる。そして、これらの場合の打刻領域Ebは、印刷領域Epと打刻領域Ebとの重畳領域Ec(詳細は後述する)を兼ねることになる(図25(c)参照)。
次に、ラベル作成装置1では、ディスプレイ4内に、テキスト編集画面等の通常の表示画面の他に、対応するプレビュー表示画面(プレビュー画面、モニタ画面)を表示することができる。このため、上述のプレビュー表示(図7のS31)では、その時点で実際の墨字印刷や点字打刻が行われた場合の、その墨字印刷や点字打刻のイメージ(画像)を、ディスプレイ4内のモニタ画面に表示(プレビュー表示)する。
また、ラベル作成装置1では、墨字用の文字列(墨字列)の1行あるいは複数行(以下、各行を適宜「墨字行」という)を文字情報として入力できるが、さらに、上述のスタイル選択(図7のS32)によって、各墨字行の文字サイズ、割付け、外枠・表組みなどを選択できる(図18等参照)。
次に、ラベル作成時の操作の例について、さらに具体的に詳述する。なお、説明の便宜上(本実施形態の特徴を説明しやすいように)、以下では、まず、テープ幅24mm(テープT1)、第1処理モード(墨点併記)、「墨点重ね」および「点字下段」(図10(a−3)に相当)、且つ、各行の墨字サイズ(墨字行サイズ)を同等(均等)とする「墨字行サイズ均等」の場合について、第1例として説明する。
例えば図11に示すように、テキスト編集開始前の初期状態では、テープ幅検出センサ171により検出されたテープ種別(具体的にはテープ幅24mm)を表示するとともに、編集を開始する1行目の行番号(墨字マークMkp)および1行目の1文字目の入力を促すカーソルKを表示する(テキスト編集画面:画面D10:以下、ディスプレイ4の表示画面の状態を画面Dxxとし、Dxxのみで説明および図示する。)。
この状態から(D10)、キーボード3の(文字キー群3a等の)操作により1行目の墨字列「ラベルライタ部」(各キー入力直後の未確定状態や漢字変換等の操作も含む)が入力され、(エンターキーにより)確定されると、1行目「ラベルライタ部」が確定され、次の2行目の行番号(墨字マークMkp)を表示し且つ1文字目の入力を促す(D11)。なお、ラベル作成装置1では、ユーザは、キー入力による各種指示等や入力データを、削除キーの押下(1回に1文字ずつの削除)や取消キーの押下によって取り消して、元の状態に戻すことができるが、これらについて、以下では説明は適宜省略する。
上述の状態から(D11)、同様にして、2行目「営業課」が入力され、確定されると、次の3行目の行番号を表示して1文字目の入力を促す(D12)。さらに同様に、3行目「設計課」が入力され、確定されると、次の4行目の行番号を表示して1文字目の入力を促す(D13:図11と図12で共通)。
ここで、例えば図12に示すように、上述の状態から(D13)、印刷キーが押され、印刷割込が発生すると(図7のINTG)、墨字列が入力されているので、点字変換行選択画面に遷移する(D14)。
上述の状態では(D14)、選択肢として、入力・確定済みの3行のうちの1行目を点字変換する「1」、2行目を点字変換する「2」、3行目を点字変換する「3」、墨字印刷の墨字列と異なる点字情報を新たに入力するため点字変換を行わない「無」、のいずれかを、カーソル操作によって選択・指定できる(画面遷移直後は前回指定の選択肢をデフォルトとしてカーソル指定して表示:初期設定は「1」)。なお、以下の各種画面においても、基本的に画面遷移直後は、前回指定の位置をデフォルトとしてカーソル指定して表示するものとし、説明は省略して、適宜、初期設定のみ付記する。
ここで、例えば図12で前述の状態から(D14)、「2」がカーソル指定されて(D15)、エンターキーの押下により選択(以下単に「選択確定」という)されたとすると、2行目の「営業課」を点字変換し、同様に「3」が選択確定されると、3行目の「設計課」を点字変換する。また、「無」が選択確定されると、新たに点字情報を入力するための点字入力選択画面に遷移し、点指定により直接入力する「直接入力」や点字変換するための墨字列を入力する「文字入力」などの選択肢から入力方法を選択して、選択した入力方法の下位階層画面において、点字情報を入力する。
ただし、ここでは、上述の状態から(D14)、「1」がそのまま選択確定されたとすると、1行目「ラベルライタ部」に相当する点字情報(点字データ)を作成後、「印刷中」および「印刷後は打刻部へ」のメッセージ表示を伴う印刷中報知画面に遷移するとともに(D16)、図13(c)に示す1行目「ラベルライタ部」、2行目「営業課」、3行目「設計課」から成る墨字画像Gp02により墨字印刷を行った後(図7のS15)、テープカット・排出を行い(S16)、上記のメッセージ表示の代わりに打刻部(点字打刻部150の打刻テープ挿入口31)へのテープ挿入指示を表示する(S17)。
ここで、テープ挿入指示に従って、ユーザによりテープTが手差し挿入されると、点字変換により作成された「ラベルライタ部」の点字データに基づいて、点字打刻部150により例えば図13(c)の点字画像(データ)Gb0の点字打刻を行うことにより、外観(画像)G02のような墨点併記のラベルL02を作成できる。すなわち、ここでは、点字画像Gb0の点字打刻を行った後(図7のS18)、打刻済みテープTを排出し(S19)、処理を終了して(S27)、図12に示すように、元のテキスト編集画面に戻る(D17:D13と同じ)。
なお、図12で上述の例では、墨字列として3行入力したが、例えば2行入力(確定)直後に(図11のD12)、印刷キーが押されると(図7のINTG)、同様にして、点字変換行を選択後、ここでは同じ1行目(選択肢「1」)が選択されたとすると、図13(b)に示すように、2行目「営業課」までの墨字画像Gp01により墨字印刷を行うので、その後、点字画像Gb0の点字打刻を行うことにより、外観画像G01のような墨点併記のラベルL01を作成できる。
さらに同様に、例えば1行入力確定直後に(図11のD11)、印刷キーが押され(図7のINTG)、同様に点字変換行(ここでは「1」)が選択されると、図13(a)に示すように、1行目「ラベルライタ部」のみの墨字画像Gp00により墨字印刷を行った後、点字画像Gb0の点字打刻を行うことにより、外観画像G00のような墨点併記のラベルL00を作成できる。
なお、この場合は1行なので、他の墨字列等からの点字情報入力はないものとして点字変換行の選択を省略し、その1行の点字変換以降の処理(図12のD16相当)に直接移行しても良いし、他の墨字列等からの点字情報入力の有無等を尋ねる2者択一の選択画面としても良い。
また、さらに墨字行を入力してから、同様のラベルを作成することもできる。この場合、例えば図14に示すように、図11で前述の3行入力後の状態から(D13:図11、図12と共通)、前述同様に、4行目「技術課」が入力・確定されると、次の5行目の行番号を表示してその1文字目の入力を促す(D20)。さらに同様に、5行目「品質課」が入力・確定され、次の6行目の入力を促して(D21)、同様に、6行目「サポート課」が入力・確定されると、次の7行目の入力を促す(D22)。
これらの場合も、例えば4行確定直後に(D20)、印刷キーが押されると(図7のINTG)、同様にして、点字変換行(ここでは同じ1行目:選択肢「1」)が選択されたとすると、図15(a)に示す4行目「技術課」までの墨字画像Gp03により墨字印刷を行い、5行確定直後であれば(D21)、同図(b)の5行目「品質課」までの墨字画像Gp04により墨字印刷を行い、6行確定直後であれば(D22)、同図(c)の6行目「サポート課」までの墨字画像Gp05により墨字印刷を行った後、点字画像Gb0の点字打刻を行うことにより、それぞれ外観画像G03、G04、G05のような墨点併記のラベルL03、L04、L05を作成できる。
上述のように、ラベル作成装置1では、編集対象の墨字列の少なくとも一部を指定して、指定部分の墨字に対応する点字を打刻するための点字情報を作成するので、点単位での点字情報の入力などを要することなく、編集中あるいは編集後の墨字列に基づいて、点字情報を作成でき、墨字印刷ばかりでなく、点字打刻までを含めた全体としての操作性が向上する。
なお、上述の第1例では、墨字列の一部として、墨字行単位での指定(点字変換行選択)を行ったが、このほか、例えばカーソルKにより任意の墨字行の任意の一部のみを部分(範囲)指定して、その部分のみを点字情報に変換できるようにしても良い。また、飛び飛びの部分や複数の墨字行の一部ずつを指定して、それらを合わせた部分(範囲)を点字変換できるようにしても良い。
ところで、図4で前述のように、本実施形態で参照する図面の点字の表記では、打刻点および非打刻点を明記しており(例えば図8〜図10、図13、図15等参照)、本来は、打刻点が凸部となるだけで非打刻点は平坦なので見えないため、点字は、図示よりは目立たない。すなわち、そもそも、点字は触読されるため色は付されないものであり、一方の墨字は目視によって判読されるものなので、点字と墨字とが重なっても、基本的には双方とも認識可能なはずである。
このため、墨字の編集は、一般的には、点字の配置と関係なく墨字が認識可能であることを前提として行われる。しかし、例えば墨字の文字サイズが小さくて点字の凸部によって文字形状が崩れて見にくくなったり、あるいはテープ(処理シート)Tの色が凸部(の影等)を目立たせる色であるなど、テープ(処理シート)T上の双方の状況(属性)や重なり具合等によっては、点字の凸部と重なって墨字が読み取りにくい場合がある。
これに対して、本実施形態のラベル作成装置1では、共通のテープ(処理シート)Tに配置される点字との重なり部分を認識しながら、墨字の編集ができるようにしているので、以下、この点について詳述する。
まず、墨字と点字との重なり具合を、墨字編集中に把握する1つの方法としては、プレビュー表示を利用できる。例えば上述の各行確定直後の状態で(図11のD11〜D13、図14のD20〜D22)、プレビューキーが押され、プレビュー表示割込が発生すると(図7のINTR)、プレビュー表示の処理が起動され(S31)、例えば上述の例では、それぞれ上述のラベルL00〜L05(図13、図15参照)のイメージをプレビュー表示する。
ただし、墨字編集中にプレビュー表示するには、墨字を編集するためのテキスト編集画面をプレビュー表示画面に切り換える必要があり、点字との重なり部分を考慮しながら編集するには、画面切換が面倒な場合がある。また、テキスト編集画面の一部にプレビュー表示を含める構成とすることもできるが、その分だけテキスト編集(墨字編集)のための表示領域が小さくなって編集し易さが低下する可能性があるとともに、プレビュー表示も小さくなるので、見にくくなる可能性がある。かといって、ディスプレイ4を大型化することは、装置の小型化の障害となる可能性がある。
そこで、ラベル作成装置1では、プレビュー表示以外にも、点字との重なり部分を認識しながら、墨字の編集ができる工夫を施している。それが、墨字編集のテキスト編集画面に「OL」と表示しているオーバラップマーク(重畳マーク:以下「OLマーク」)である。
すなわち、そのまま墨字印刷と点字打刻とを行えば図13(a)のラベルL00を作成できる状態の編集画面では(図11のD11)、1行目「ラベルライタ部」の一部が点字の打刻領域Eb(=重畳領域Ec:図10(a−3)参照)に印刷されることになるので、1行目の行番号(墨字マークMkp)の前側(図示の左横側)にOLマークの「OL」を表示する。
同様に、図13(b)のラベルL01を作成できる状態では(D12)、2行目「営業課」が重畳領域Ec(図10(a−3)参照)に印刷されるので、2行目の前側にOLマークの「OL」を表示する。また、同様にして、図13(c)のラベルL02を作成できる状態では(D13)、2行目「営業課」の一部および3行目「設計課」が重畳領域Ecに印刷されるので、2行目および3行目の前に「OL」を表示する。
図14で上述の状態も同様であり、3行目「設計課」と4行目「技術課」が重畳領域Ecに印刷される状態では(図15(a)参照)、3行目および4行目の前に「OL」を表示し(D20)、3行目「設計課」〜5行目「品質課」が重畳領域Ecに印刷される状態では(図15(b)参照)、3行目〜5行目の前に「OL」を表示し(D21)、4行目「技術課」〜6行目「サポート課」が重畳領域Ecに印刷される状態では(図15(c)参照)、4行目〜6行目の前に「OL」を表示する(D22)。
なお、上述の第1例におけるラベルL01〜L05のように(図13、図15参照)、墨字行のうちの一部(ここでは複数行有るときの1行)を点字変換する場合、点字変換したい部分(上述の1行目「ラベルライタ部」)は、晴眼者ばかりでなく視覚障害者にも伝えたい部分、言い換えると墨字印刷においての主要部分と成り得る部分なので、OLマークの「OL」表示を認識(把握)しながら編集することにより、主要部分(例えば点字変換行:ここでは1行目)が重畳部分(重畳行)とならないように、言い換えれば重畳により読みにくくならないように、編集の工夫ができる。また、空白行を入力(挿入)する等により、重畳を回避することもできる。
上述の第1例のように、本実施形態のラベル作成装置1では、確定された墨字行のうち、重畳領域Ecに一部または全部(少なくとも一部)が印刷される(重なる)墨字列(以下「重畳行」)に対して、その行番号の前にOLマーク(重畳マーク)の「OL」を付して表示するので、重畳行を、他の墨字行と識別可能に表示できる。言い換えると、各墨字行が重畳行か否か、および重畳行でない墨字行と混在するときにはそれらの境界を、識別可能に表示できる。したがって、共通のテープ(処理シート)Tに配置される点字との重なり部分を、墨字行の単位で認識(把握)でき、それを参考にしながら、墨字の編集が容易にできる。
なお、この場合の重畳マークとしては、絵柄や模様や簡易図形的等のいわゆる記号等と呼ばれるマークの他、例えば重畳行を囲む各種の括弧や枠等でも良い。また、重畳行を識別表示する方法としては、上述の重畳マークの他、重畳行の一部または全部(少なくとも一部)や行番号に対して文字装飾を施して表示することもできる。この場合の文字装飾としては、アンダーライン、取消ライン、アッパーライン、文字囲、塗りつぶし、傍点、中抜き、(白黒)反転、回転、影文字、文字色(を変える)、各種(点、線、網状等の実線、破線等)の網掛け、等々、一般的な文字装飾のいずれでも良く、仕様上、任意に選択して設定して良い。
また、上述の第1例では、点字の打刻領域Eb=重畳領域Ecとし(図10(a−3)参照)、重畳行を重畳領域Ecと重なる墨字行、すなわち少なくとも一部が重畳領域Ecに印刷される墨字行とし、「墨字行サイズ均等」とし、テープT1(テープ幅24mm)なので、重畳領域EcがテープTの幅方向の約半分に相当する。
このため、5行確定後の状態では(図14のD21)では、3行目「設計課」も重畳行としている(「OL」マークを付している)が、実際の重畳領域Ecの設定によっては、3行目まで重畳行とならない場合もあるし(図15(b)参照)、また、重畳領域Ecで判断するのでなく、実際の打刻点との重なりの有無によって重畳行か否かを判断しても良い。
また、上述の第1例では、ラベルの長さ方向に対して、墨字行を前側に寄せる「前寄せ」(他の表現では「左寄せ」「前揃え」「左揃え」等)としているが、墨字行の「割付け」としては(図18のD40参照)、上記の「前寄せ」の他、中央に寄せる「中寄せ」(「センタリング」「中央寄せ」「中揃え」等)、後側に寄せる「後寄せ」(「右寄せ」「後揃え」「右揃え」等)、文字数に応じて文字間を均等に配置する「均等」(「均等配置」「割付け」等)が選択できる。
また、重畳領域Ecでなく、実際の打刻点との重なりの有無によって重畳行か否かを判断する場合、上記の「割付け」を選択によって、重畳行の判別結果が変化することもあり、それらの詳細な差を表示できるようにして、墨字編集において、さらに肌理細かな(点字との重なりに対する)考慮ができるようにすることもできる。
なお、本実施形態では、テープ幅24mm(テープT1)で印刷可能な墨字行は最大8行と規定されている。このため、例えば図14の6行確定後の状態から(D22)、さらに7行目、8行目が入力・確定されると、次の9行目の入力を促すが、この状態で「データ幅オーバー」の(エラー)メッセージ表示を行う(図21のD46、図23のD54等参照)。なお、このエラーのメッセージ表示の代わりまたはメッセージ表示と共に、ビープ音等の表示以外の方法による報知でも良い。
この場合、さらに幅広の(例えばテープ幅32mmの)テープTが存在すれば、9行以上も可能であるとともに、規定行数を超える入力をしておいて後に任意の行を削除するなどの編集を可能にするために、最大行数を超える行数(ここでは9行以上)の墨字行の入力を許可するようにしても良い。
また、この場合、上述のエラーのメッセージ表示や表示以外のビープ音等による報知(以下「メッセージ表示等」)の代わりに、上述のOLマークと同様に、例えばオーバーフローマーク(印刷領域配置不可マーク:以下「OFマーク」)を「OF」等として、最大行数を超えた行(以下「超過行」)の行番号の前に付すようにしても良いし、重畳行と同様に(但し重畳行とは異なる)文字装飾を施して表示することもできる。
そして、印刷領域に編集対象の墨字列の全てが配置可能か否か判別して、配置不可のときに、上述のように、メッセージ表示等やOFマークや文字装飾によって、その旨を報知することにより、編集の必要性を把握でき、編集時の操作性を向上できる。
なお、上述の第1例では、テープ幅24mm(テープT1)としたので、以下では、テープ幅の違いによる編集画面表示や作成されるラベル等の相異を明確にするため、テープ幅18mm(テープT2)の場合、すなわちテープ幅18mm(テープT2)、第1処理モード(墨点併記)、「墨点重ね」および「点字下段」(図10(b−3)に相当)且つ「墨字行サイズ均等」の場合について、第2例として説明する。
この第2例では、例えば図16に示すように、初期状態では、テープ種別としてテープ幅18mmを表示するとともに、1行目の行番号(墨字マークMkp)および1行目の1文字目の入力を促すカーソルKを表示する(D30)。この状態から(D30)、第1例と同様に、1行目「ラベルライタ部」が入力・確定されると、次の2行目の行番号(墨字マークMkp)を表示し且つ1文字目の入力を促す(D31)。また、同様にして、2行目「営業課」が入力・確定され(D32)、3行目「設計課」が入力・確定され(D33)、4行目「技術課」、5行目「品質課」、6行目「サポート課」が入力・確定されると、次の7行目の入力を促す(D34)。
この第2例の場合も、例えば1行確定直後に(D31)、印刷キーが押され(図7のINTG)、同様に点字変換行(ここでは「1」)が選択されると、図17(a)に示すように、1行目「ラベルライタ部」のみの墨字画像Gp10により墨字印刷を行った後、点字画像Gb0の点字打刻を行うことにより、外観画像G10のような墨点併記のラベルL10を作成できる。また、例えば2行確定直後であれば(D32)、同図(b)の2行目「営業課」までの墨字画像Gp11により墨字印刷を行い、3行確定直後であれば(D33)、同図(c)の3行目「設計課」までの墨字画像Gp12により墨字印刷を行い、6行確定後であれば(D34)、同図(d)の6行目「サポート課」までの墨字画像Gp13により墨字印刷を行った後、点字画像Gb0の点字打刻を行うことにより、それぞれ外観画像G10〜G13のような墨点併記のラベルL10〜L13を作成できる。
すなわち、第1例と同様に、編集対象の墨字列の少なくとも一部を指定して、点字情報を作成するので、点単位での点字情報の入力などを要することなく、点字情報を作成でき、点字打刻までを含めた全体としての操作性が向上する。
なお、この第2例では、点字の打刻領域Eb=重畳領域Ecとし(図10(b−3)参照)、「墨字行サイズ均等」とし、テープT2(テープ幅18mm)なので、重畳領域EcがテープTの幅方向の約2/3に相当する。そして、同様に、OLマークの「OL」を付して表示するので、重畳行を、他の墨字行と識別可能に表示できる。
このため、1行目「ラベルライタ部」のみの状態では、その一部が重畳領域Ecに印刷されるので(図17(a)参照)、1行目の前に「OL」を表示し(D31)、1行目「ラベルライタ部」の一部と2行目「営業課」が重畳領域Ecに印刷される状態では(図17(b)参照)、1行目および2行目の前に「OL」を表示し(D32)、2行目「営業課」と3行目「設計課」が重畳領域Ecに印刷される状態では(図17(c)参照)、2行目および3行目の前に「OL」を表示し(D33)、3行目「設計課」〜6行目「サポート課」が重畳領域Ecに印刷される状態では(図17(d)参照)、4行目〜6行目の前に「OL」を表示する(D34)。
なお、本実施形態では、テープ幅18mm(テープT2)に印刷可能な墨字行は最大6行と規定されている。このため、例えば図16の6行確定後に7行目の入力が促されると(D34)、実際には「データ幅オーバー」のメッセージ表示を行うので、削除キーにより7行目のカーソルKを削除すれば良い(図21のD46〜D47、図23のD54〜D55等参照)。
上述のように、第2例においても、重畳行の行番号の前にOLマーク(重畳マーク)の「OL」を付して表示するので、重畳行を、他の墨字行と識別可能に表示でき、これにより、共通のテープ(処理シート)Tに配置される点字との重なり部分を、墨字行の単位で認識(把握)でき、それを参考にしながら、墨字の編集が容易にできる。
なお、第2例においても、1行の場合、前述のように点字変換行の選択を省略して、点字変換以降の処理に直接移行しても良いし、他の点字情報入力の有無等を尋ねる2者択一の選択画面としても良い。また、任意の墨字行の任意の一部のみを部分(範囲)指定したり、飛び飛びの部分や複数の墨字行の一部ずつを指定して、点字変換できるようにしても良い。また、第1例と同様に、プレビュー表示も利用できる。また、主要部分(点字変換行)が重畳行にならないように工夫(編集)できること、重畳マークでなく文字装飾でも識別表示可能なこと、重畳マークや文字装飾のバリエーション、等々についても同様となる。
また、この第2例においても、少なくとも一部が重畳領域Ecに印刷される墨字行を重畳行としたが、重畳領域Ecで判断するのでなく、実際の打刻点との重なりの有無によって重畳行か否かを判断しても良い。また、ラベルの長さ方向に対する墨字行の割付けについても同様のバリエーションが考えられ、実際の打刻点との重なりの有無によって重畳行か否かを判断する場合には、重畳行が「割付け」の選択によって変化しても、墨字編集においてそれらの詳細な差を表示できるようにすれば、点字との重なりについて、肌理細かな考慮ができる。
また、この第2例においても、メッセージ表示の代わりまたはメッセージ表示と共に、ビープ音等の表示以外の方法による報知でも良いし、最大行数を超える行数(ここでは7行以上)の入力を許可し、前述のOFマークの「OF」等を超過行の行番号の前に付したり、文字装飾を施して表示することもでき、これらの場合、印刷領域に墨字列の全てが配置可能か否か判別して、配置不可の旨を報知できるので、編集の必要性を把握でき、編集時の操作性を向上できる。
なお、上述の第1例、第2例では、各行の墨字サイズ(墨字行サイズ)を同等(均等)とする「墨字行サイズ均等」としたが、ラベル作成装置1では、前述のように、スタイル選択(図7のS32)によって、各墨字行の文字サイズ、割付け、外枠・表組みなどを選択できるので、以下では、特に墨字行サイズの違いによる編集画面表示や作成されるラベル等の相異を明確にするため、各墨字行サイズを指定する場合、すなわちテープ幅24mm(テープT1)、第1処理モード(墨点併記)、「墨点重ね」および「点字下段」(図10(a−3)に相当)且つ「墨字行サイズ指定」の場合について、第3例として説明する。
この第3例では、例えば図18に示すように、墨字編集の状態(例えば図11で前述の1行目「ラベルライタ部」が入力・確定された直後の状態)から(D11:図11と図18で共通)、スタイルキーが押され、スタイル選択割込が発生すると(図7のINTS)、スタイル選択(S32)が起動され、スタイル選択画面に遷移する(D40)。
この状態では(D40)、選択肢として、各墨字行の文字サイズを選択・設定するための「文字サイズ」、ラベル長さ方向に対する各墨字行の「前寄せ」「中寄せ」「後寄せ」「均等」等を選択・設定するための「割付け」、各墨字行に対する外枠・表組みなどを選択・設定するための「外枠・表組み」、のいずれかを、カーソル操作によって選択・指定できる(初期状態は「文字サイズ」)。
ここでは、上述の状態から(D40)、「文字サイズ」がそのまま選択確定されたとすると、「文字サイズ」の下位階層の選択画面(文字サイズ選択画面)に遷移する(D41)。
ここで、前述のように、テープ幅24mm(テープT1)の場合、最大行数は8行に規定されている。また、図19に示すように、行割付けとして、墨字行の行サイズ(各行のラベル幅方向の文字サイズ:墨字行サイズ)を、全行について自由に指定(行数も最大行まで且つテープTの幅まで自由に指定)するための「自由」、予め規定された相対的文字サイズを選択してテープ幅と行数から具体的なサイズを設定するための「1行」〜「最大行」(テープT1では8行)が、「文字サイズ」の選択肢として規定されている。
このため、上述の文字サイズ選択画面の状態では(D41)、選択肢として、「自由」「1行」〜「8行」のいずれかを、カーソル操作によって選択・指定できる(初期状態は「自由」)。ここでは、上述の状態から(D41)、「3行」が選択確定されたとすると(D42:図18と図20で共通)、図20に示すように、「文字サイズ−3行」の下位階層の選択画面(行割付け選択画面)に遷移する(D43)。
この状態では(D43)、選択肢として、指定数行(ここでは3行)の各行のサイズを自由に指定する「自由」、3行をテープ幅方向に均等(すなわち1行目文字サイズ=2行目文字サイズ=3行目文字サイズ)に割り付ける「均等」、1行目を大きく他を小さくする「1大」、2行目を大きく他を小さくする「2大」、3行目を大きく他を小さくする「3大」、のいずれかを、カーソル操作によって選択・指定できる(初期状態は「均等」:図19の「3行」の行割付けの欄を参照)。
なお、例えば同様の相対サイズ「1大」でも「小1大」〜「大1大」や「1大2中3小」など、図示以外の規定の仕方を含む複数種類の相対サイズを規定可能なので、図19の選択肢の3a〜3d等は、各選択肢を区別して処理しやすくするための符号であるとともに、他の選択肢を追加(仕様拡張)可能且つ区別可能とするための符号となる。
ここでは、上述の状態から(D43)、「1大3b」が選択確定されたとすると(D44)、1行目を大きく他を小さくするための「1大3b」(ここでは1行目の墨字行サイズを2行目や3行目の墨字行サイズの2倍とする)を設定し、元のテキスト編集画面に戻る(D45:図11や図18のD11と同じ)。
なお、この例では、テキスト編集画面として、1行目「ラベルライタ部」が入力・確定された直後の状態(D11:図11と図18で共通)で、スタイルキーが押され(図7のINTS)、スタイル選択(S32)が起動されたものとしたが、他のテキスト編集画面の状態(例えば図11のD10、D12〜D13、図14のD20〜D22)からでも、同様のスタイル選択(S32)ができる。
続いて、上述の状態から(D45:図20と図21で共通)、1行目と同様にして、2行目「営業課/設計課/技術課」が入力・確定されると、次の3行目の行番号を表示してその1文字目の入力を促し、さらに同様に、3行目「品質課/サポート課」が入力・確定されると、次の4行目の行番号を表示してその1文字目の入力を促すとともに、「データ幅オーバー」のメッセージ表示を行うので(D46)、削除キーにより4行目のカーソルKを削除すれば良い(D47)。なお、この場合には、設定した行数(3行)との関係が強いので、「行数オーバー」等の別のメッセージ表示にしても良い。
そして、この第3例の場合も、3行確定後に(D46またはD47)、印刷キーが押され(図7のINTG)、同様に点字変換行(ここでは「1」)が選択されると、図21(b)に示すように、大きな1行目「ラベルライタ部」と小さな2行目「営業課/設計課/技術課」および3行目「品質課/サポート課」から成る墨字画像Gp20(墨字行サイズとして1行目が2〜3行目の約2倍)により墨字印刷を行った後、点字画像Gb0の点字打刻を行うことにより、外観画像G20のような墨点併記のラベルL20を作成できる。
すなわち、第1例や第2例と同様に、編集対象の墨字列の少なくとも一部を指定して、点字情報を作成するので、点単位での点字情報の入力などを要することなく、点字情報を作成でき、点字打刻までを含めた全体としての操作性が向上する。また、同様に、OLマークの「OL」を付して表示するので、重畳行を、他の墨字行と識別可能に表示できる。
そして、さらにこの第3例の場合、ドットサイズ等の具体的(絶対的)な文字サイズを考慮することなく、あるいは考慮するための参考として、印刷領域に対する各墨字行の相対的な文字サイズを設定し、それに基づいて、墨字行単位で各墨字行の文字サイズを設定しているので、重畳行とその他の墨字行との文字サイズのバランス(各墨字行の相互バランス)や、複数行のうちの重畳行となる行数等を調整し易くなり、重畳行とその他の墨字行とを区別して扱いやすくなるので、さらに操作性が向上している。
すなわち、例えば上述の例では、主要部分(点字対象行)の1行目「ラベルライタ部」を大きく他を小さくするための「1大3b」を設定することにより、1行目が大きくて見やすいように編集するとともに、重畳行にならないように編集して点字の凸部により見にくくなる可能性も避けているので、主要部分である1行目「ラベルライタ部」が明確なラベルL20を作成でき(図21(b)参照)、また、この編集時には、OLマークの「OL」が付された2行目や3行目と明確に区別して表示しているので、作成されるラベルのイメージを把握しやすく、操作性の良いものとなっている。
なお、テープ幅18mm(テープT2)の場合や、墨字行が1行の場合や、点字変換行の指定の仕方、OLマーク(重畳マーク)でなく文字装飾の使用、実際の打刻点との重なりの有無による重畳行の判断、ラベルの長さ方向に対する墨字行の割付け、メッセージ表示やOFマーク表示その他による配置不可の旨の報知、これらの各種バリエーション、等々については、第1例や第2例と同様なので、ここでは説明は省略する。
なお、上述の第1例〜第3例では、「墨点重ね」として、重畳領域Ecを認めた上で(図10参照)、重畳行を明確に表示するようにしたが、ラベル作成装置1では、「墨点重ね」であっても、一時的に「墨点並行」と同様に重畳領域Ec(すなわち重畳領域に対する墨字印刷:以下「重畳印刷」)を認めず、印刷領域Epから重畳領域Ecを除いた領域を一時的な印刷領域Epとすることにより、結果として重畳行を無くす(認めない)ことができるので、以下、この点について、第4例として説明する。
ここで、この第4例の設定等は、第1例〜第3例に合わせて、テープ幅24mm(テープT1)、第1処理モード(墨点併記)、「墨点重ね」および「点字下段」(図10(a−3)に相当)且つ「墨字行サイズ均等」とする。また、テープT1で重畳領域を認めない場合の墨字行の最大行数は4行とする。
この第4例では、例えば図22に示すように、初期状態から(D10:図11と共通)、第1例と同様に、1行目「ラベルライタ部」が入力・確定されると、第1例で前述のように、この時点で1行目は重畳行となるので(図11のD11、図13(a)等参照)、重畳行を示すOLマークの「OL」を付して表示するとともに、「OL OK?」旨のメッセージ表示により重畳領域(重畳行、重畳印刷)を許すか否かを問い合わせるオーバラップ(重ね)確認画面に遷移する(D50)。
この状態では(D50)、選択肢として、重畳行を認める「YES」、認めない「NO」のいずれかを、カーソル操作によって選択・指定できる(初期状態は「YES」)。
ここで仮に、上述の状態から(D50)、「YES」がそのまま選択確定されると、第1例の図11で前述の1行目確定直後のテキスト編集画面に遷移し(図11のD11)、以降は、第1例で前述と同様になるので、ここでは説明は省略する。
ここでは、上述の状態から(D50)、「NO」が選択確定されたとすると(D51)、重畳領域(重畳行、重畳印刷)の不許可(否認)を設定した後、通常のテキスト編集画面に遷移する(D52(D11s):重畳行の許可と不許可なので背景となる設定は異なるが、画面表示その他は図11のD11と同じ)。すなわち、1行目を確定後、次の2行目の行番号(墨字マークMkp)を表示し且つ1文字目の入力を促す(D52:図22と図23で共通)。
ここでは、図23に示すように、上述の状態から(D52)、第1例と同様にして、2行目「営業課」が入力・確定され(D53:図11のD12と背景設定以外同じ)、3行目「設計課」、4行目「技術課」が入力・確定されると、次の5行目の行番号を表示してその1文字目の入力を促すとともに、前述のように、テープ幅24mm(テープT1)で重畳領域を認めない場合の最大行数は4行なので、「データ幅オーバー」のメッセージ表示を行うので(D54)、削除キーにより5行目のカーソルKを削除すれば良い(D55)。
そして、この第4例の場合、例えば1行確定直後に(D52)、印刷キーが押され(図7のINTG)、同様に点字変換行(ここでは「1」)が選択されると、図24(a)に示すように、重畳行認可の場合の印刷領域Ep(図10(a−3)参照)とは異なり、墨点並行の場合(図9(a−1)参照)と同様の重畳行否認の場合の印刷領域Epを設定した上で、その新たな印刷領域Epに、1行目「ラベルライタ部」のみの墨字画像Gp30により墨字印刷を行った後、点字画像Gb0の点字打刻を行うことにより、外観画像G30のような墨点併記のラベルL30を作成できる。
また、例えば2行確定直後であれば(D53)、同図(b)の2行目「営業課」までの墨字画像Gp31により上記の新たな印刷領域Epに墨字印刷を行い、4行確定後であれば(D54またはD55)、同図(c)の4行目「技術課」までの墨字画像Gp32により墨字印刷を行った後、点字画像Gb0の点字打刻を行うことにより、それぞれ外観画像G30〜G32のような墨点併記のラベルL30〜L32を作成できる。
すなわち、第1例〜第3例と同様に、編集対象の墨字列の少なくとも一部を指定して、点字情報を作成するので、点単位での点字情報の入力などを要することなく、点字情報を作成でき、点字打刻までを含めた全体としての操作性が向上する。
ただし、この第4例では、重畳領域Ecに対する墨字印刷(重畳印刷)を否認可能なので(図22のD50〜D51)、否認されたときには(D51)、重畳領域Ecを除く領域を新たな印刷領域Epとして再設定する。このため、重畳領域Ecに印刷したくない場合、すなわち打刻領域Ebには一切の墨字印刷をしたくない場合等では、重畳印刷の否認により、それ以外の印刷領域にのみ墨字印刷を行うことができ、編集操作としての操作性がさらに向上する。
なお、テープ幅18mm(テープT2)の場合や、墨字行が1行の場合や、点字変換行の指定の仕方、ラベルの長さ方向に対する墨字行の割付け、メッセージ表示やOFマーク表示その他による配置不可の旨の報知、これらの各種バリエーション、等々については、第1例〜第3例等と同様なので、ここでは説明は省略する。
ここで、本実施形態の上述の各例(第1例〜第4例)等で話題とした印刷領域Ep、打刻領域Ebおよび重畳領域Ec等について、図25を参照してさらに検討しておく。ここで、同図(a)〜(i)は、本発明の適用対象となる配置(レイアウト)イメージを示している。
まず、第1処理モード(墨点併記)且つ「墨点重ね」の場合であって、墨字印刷のための印刷領域Epと点字打刻のための打刻領域Ebとがそれぞれ矩形であり、印刷領域Epと打刻領域Ebとがテープ長手方向(図示左右方向)に沿って並行に並び、且つ、印刷領域Epと打刻領域Ebとの少なくとも一部同士が重なるときの重なる領域である重畳領域Ecが存在するときのイメージは、一般的には同図(a)のようになるが、本実施形態で前述の「墨点重ね」では、全領域を印刷領域Epとしてその一部に打刻領域Ebが存在したので、同図(b)に示すように、打刻領域Eb=重畳領域Ecとなっている(図10等参照)。
ただし、仮に同図(a)のような配置になっていても、上述した第1〜3例の重畳行の識別表示(重畳マーク等)は利用できるので、同図(a)(b)のレイアウトは、双方とも本発明の適用対象となる。
次に、第1処理モード(墨点併記)であっても、「墨点並行」の場合、同図(c)に示すように、それぞれ矩形の印刷領域Epと打刻領域Ebとが、テープ長手方向(図示左右方向)に沿って並行に且つテープ幅方向(図示上下方向)に隣接して、設定される(図9等参照)。この場合、上述の各例で話題とした重畳領域Ecは存在しない。
ただし、上述した重畳行否認の第4例のような場合、同図(a)(b)の配置は、重畳領域Ecを除いた新たな印刷領域Epを設定した時点で、同図(c)のような配置になり、また、上述の同図(a)(b)のような各種の領域設定が可能な場合に、墨字編集時に全行が重畳行でないことを認識し、そのことから同図(c)のような領域設定であることを認識(把握)でき、その認識の上での編集ができることから、同図(c)も適用対象となる。
また、上述の実施形態とは逆に、全領域が矩形の打刻領域Ebの場合で、その内部に同じく矩形の印刷領域Epを含む場合、同図(d)に示すように、印刷領域Ep=重畳領域Ecとなるので、墨字行の全てが重畳行となる。この場合、重畳行が他の墨字行と識別できないので(全て重畳行なので)、適用対象外とも考えられるが、上述の同図(a)〜(c)のような各種の領域設定が可能な場合に、墨字編集時に全行が重畳行であることを認識し、そのことから同図(d)のような領域設定であることを認識(把握)でき、その認識の上での編集ができることから、同図(d)も適用対象となる。
また、同図(e)のように、それぞれ矩形の印刷領域Epと打刻領域Ebとが、テープ幅方向(図示上下方向)に沿って並行に且つその間に重畳領域Ecが存在する場合、図示横方向に並ぶ墨字列(図示の「すみじ2」等)に対応する横書きの墨字行の単位で、重畳行等として扱うことはできないが、縦書きの場合には(図示の「すみじ1」等)、その縦書きの墨字行の単位で扱えるほか、(図示の「すみじ2」等であっても)墨字行単位でなく墨字単位で重畳するか否かを識別表示、すなわち例えば「じ2」等を重畳する墨字(以下「重畳文字」)として識別表示することはできるので、同図(e)も同様に、本発明の適用対象となる。
また、上述の同図(a)(b)に対する同図(c)と同様の理由から、上記の同図(e)に対する同図(f)も、各種の領域設定が可能な場合に、墨字編集時に、全ての縦書き墨字行が重畳行でないこと、あるいは全ての墨字が重畳文字でないこと、を認識(把握)でき、その認識の上での編集ができることから、同図(f)も適用対象となる。
ここで、上述の同図(a)〜(f)は全て矩形領域を対象としたが、同図(g)(h)のように、印刷領域Epが矩形でない場合や、同図(i)のように、双方とも矩形でない場合も、横書きまたは縦書きの墨字行の単位や墨字の単位で、重畳行や重畳文字であるか否かを、表示により認識(把握)でき、その認識の上での編集ができるときには、本発明の適用対象となる。
なお、上述の実施形態では、全てが重畳文字の墨字行のみを重畳行としたが、重畳文字が含まれるか否かを認識できれば、その墨字行の扱い方を変えることが可能になるので、少なくとも1文字の重畳文字を含む墨字行を重畳行としても良い。
また、上述の実施形態では、テープTを処理シートとしたが、上述のような各種の印刷領域Epや打刻領域Ebやこれらが重畳する重畳領域Ecを設定でき且つこれらの領域に墨字印刷や点字打刻が行える処理シートであれば、長尺状のもの(テープ)でなくても適用できる。
上述のように、本発明では、墨字印刷のための墨字(墨字列)を編集するに際して、点字打刻のための打刻領域Ebと墨字印刷のための印刷領域Epとの少なくとも一部同士が重なるときに、その重なる領域(重畳領域)Ecに少なくとも一部が印刷される墨字(重畳文字)が、墨字列に含まれるか否か識別可能に表示するので、共通のテープ(処理シート)Tに配置される点字と重なるか否かを認識できる。また、重畳文字を含む墨字列と含まない墨字列がある場合には、重畳領域Ecの境界を認識できる。したがって、共通のテープ(処理シート)Tに配置される点字との重なり部分を認識しながら、墨字の編集ができ、これにより、点字との重なりを考慮した編集が可能になる。
なお、この場合の重畳領域Ecは、打刻領域Ebと印刷領域Epとの少なくとも一部同士が重なる領域なので、打刻領域Eb内に印刷領域Epが全て含まれるときには、印刷領域Ep全てが重畳領域Ecとなり、印刷領域Ep内に打刻領域Ebが全て含まれるときには、打刻領域Eb全てが重畳領域Ecとなり、いずれでもないときには、相互に重なっている領域のみが重畳領域Ecとなる。
また、重畳領域Ecに少なくとも一部が印刷される墨字を重畳文字とするので、文字通り一部が重畳領域Ec内に印刷される墨字も、全体が重畳領域Ec内に印刷される墨字も、同様に重畳文字となる。また、この場合の重畳文字を含む墨字列としては、重畳文字の1文字のみの墨字列、重畳文字のみの複数文字の墨字列、重畳文字でない墨字と重畳文字とが混在する墨字列、などがある。
なお、1行以上の墨字行を印刷領域Epに配置する場合、重畳領域Ec内に一部または全部が印刷(配置)される墨字行も有り得る。この場合の墨字行は墨字列を含み、墨字列は1以上の墨字から成るので、墨字行も1以上の墨字から成るものとする。
例えば前述の図25(e)の墨字列「すみじ2」は、前述では重畳行としなかったが、重畳文字を含む墨字列という意味(定義)では、「じ」や「2」が重畳文字なので、この場合の「すみじ2」は重畳行となる。また、この場合、墨字列は1以上の墨字から成るので、各墨字「す」「み」「じ」「2」は、それぞれ単独で墨字列であり、また、墨字行とも成り得る。また、このため、「じ」や「2」を含む墨字列である「すみじ」「みじ」「みじ2」「じ2」も墨字行として扱える。
そして、これらの場合、墨字行の単位で、重畳行(重畳文字を含む墨字行)か否かを判別して、その結果(重畳行か否か)を識別可能に表示することにより、墨字行の単位で、共通のテープ(処理シート)Tに配置される点字と重なるか否かを認識でき、また、重畳文字を含む墨字行(重畳行)と含まない墨字行がある場合には、重畳領域Ecの境界を認識できる。
したがって、この場合、共通のテープ(処理シート)Tに配置される点字との重なり部分を、墨字行の単位で認識でき、これにより、どの墨字行が点字と重なるか(重畳領域Ecに印刷されるか)等を容易に把握でき、それを参考にしながら、墨字の編集が容易にできる。
また、前述の図25(a)〜(i)のうち、同図(a)〜(d)および(g)では、重畳領域Ecの印刷領域Ep側の境界線は、横書きの墨字列(例えば「すみじ」「すみじ1」「すみじ2」等)と並行であり、同図(e)(f)および(h)では、縦書きの墨字列(例えば「すみじ1」等)と並行である。
これらのように、重畳領域Ecの印刷領域Ep側の境界線が墨字行と並行であれば、同一墨字行内の各墨字は、その境界線より重畳領域Ec側に一部または全部が配置されるか否かについて、一括して扱えるので、この場合、さらに容易に墨字行単位で重畳行か否かを判別し、重畳行と判別された墨字行を、他の(重畳行でない)墨字行と識別可能に表示でき、共通の処理シート(テープT等)に配置される点字との重なり部分を、墨字行の単位で認識でき、これにより、どの墨字行が点字と重なるか(重畳領域に印刷されるか)をさらに容易に把握でき、それを参考にしながら、墨字の編集がさらに容易にできる。
なお、上述では、主に、墨字行の単位で重畳するか否か(すなわち重畳行か否か)を判断し、1文字(墨字行=1の墨字)の場合もこれに含まれるが、さらに明確に、墨字の1文字の単位で重畳するか否か(すなわち重畳文字か否か)を判断して、1文字単位で識別可能に表示すれば、点字との重なりをさらに肌理細かく認識(把握)でき、それを参考にしながら、墨字の編集が容易にできる。
ここで、上述の重畳行の識別表示では、重畳マークを付したり、重畳行の一部または全部(少なくとも一部)や行番号に対して文字装飾を施すものとしたが、例えば墨字(重畳文字)の1文字の単位で重畳マークや文字装飾を施すことにより、各重畳文字にも同様の識別表示ができる。
なお、上述した実施形態において採用された文字情報処理装置としての機能あるいは各種処理方法(文字情報処理方法など)は、上述のラベル作成装置1ばかりでなく、プログラム処理可能な各種の装置によって処理されるプログラムとして適用でき、その種のプログラムを記憶するための記憶媒体にも適用でき、この種のプログラムを記憶しておいて、あるいは記憶媒体等から読み出して、実行することにより、共通の処理シートに配置される点字との重なり部分を認識しながら、墨字の編集ができる。
また、上記の記憶媒体としては、CD−ROM、フラッシュROM、メモリカード(コンパクトフラッシュ(登録商標)、スマートメディア、メモリースティック等)、コンパクトディスク、光磁気ディスク、デジタルバーサタイルディスクおよびフレキシブルディスク等を利用することができる。もちろん、その他、要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更も可能である。
実施形態に係るラベル作成装置の外観斜視図。 図1のラベル作成装置の開蓋状態の外観斜視図。 図1のラベル作成装置の制御系の概略ブロック図。 6点点字の説明図および打刻凸部の断面図。 打刻ユニットの平面図および断面図。 点字打刻部におけるテープの搬送を説明する説明図。 ラベル作成装置の全体処理のフローチャート。 図7の処理モードに関する補足説明図。 図7のテープ幅の相違に関する墨点並行設定時の補足説明図。 墨点重ね設定時の、図9と同様の補足説明図。 第1例によるラベル作成のための墨字編集を行う際の操作例の説明図。 図11に続く、図11と同様の説明図。 第1例で作成可能なラベルの一例を示す説明図。 図11に続く他の一例を示す、図11と同様の説明図。 他の一例を示す、図13と同様の説明図。 第2例の、図11と同様の説明図。 第2例の、図13と同様の説明図。 第3例の、図11と同様の説明図。 第3例のためのスタイル〜文字サイズの選択・設定の階層メニューを示す説明図。 図18に続く、図18と同様の説明図。 図20に続く、図18と同様の説明図および第3例の、図13と同様の説明図。 第4例の、図11と同様の説明図。 図22に続く、図22と同様の説明図。 第4例の、図11と同様の説明図。 印刷領域、打刻領域および重畳領域の配置イメージを示す説明図。
符号の説明
1…ラベル作成装置(文字情報処理装置) 2…装置ケース 3…キーボード 4…ディスプレイ 7…印刷ヘッド 110…操作部 120…墨字印刷部 140…切断部 150…点字打刻部 170…検出部 180…駆動部 190…電源部 200…制御部 B…点字 C…テープカートリッジ Dxx…表示画面 Eb…点字打刻領域(打刻領域) Ec…重畳領域 Ep…墨字印刷領域(印刷領域) Gxx…画像 Lxx…ラベル P…墨字 T、T1、T2、T3……テープ

Claims (11)

  1. 処理シート上の打刻領域に対する点字打刻と前記処理シート上の印刷領域に対する墨字印刷とが可能な文字情報処理装置であって、
    前記点字打刻を行う打刻手段と、
    前記墨字印刷を行う印刷手段と、
    前記墨字印刷のための1以上の墨字から成る墨字列を表示画面に表示する表示手段と、
    前記表示手段を制御し、前記墨字列を編集するに際して、前記打刻領域と前記印刷領域とが重なる重畳領域が存在するときに、前記重畳領域に少なくとも一部が印刷される墨字を重畳文字とし、前記重畳文字が前記墨字列に含まれるか否かを識別可能に表示させる墨字編集手段と、
    を備えたことを特徴とする文字情報処理装置。
  2. 前記墨字編集手段は、
    前記墨字列を含む墨字行を、前記印刷領域に1行以上並べて配置設定する墨字行配置設定手段と、
    前記重畳文字を含む前記墨字行を重畳行とし、前記墨字行の単位で、前記重畳行か否かを判別する重畳行判別手段と、
    前記墨字行の単位で、前記重畳行と判別されたか否かを識別可能に表示させる重畳行識別表示手段と、
    を有することを特徴とする、請求項1に記載の文字情報処理装置。
  3. 前記重畳行識別表示手段は、
    重畳している旨を示す重畳マークを前記重畳行に付す重畳マーク付加手段と、
    前記重畳行の少なくとも一部または前記重畳行の行番号に対して、文字装飾を施す重畳行装飾手段と、
    の少なくとも1の手段を有することを特徴とする、請求項2に記載の文字情報処理装置。
  4. 墨字行配置設定手段は、前記墨字行の単位で文字サイズを設定する墨字サイズ設定手段を有することを特徴とする、請求項2または3に記載の文字情報処理装置。
  5. 墨字サイズ設定手段は、前記印刷領域に対する前記墨字行の相対的な文字サイズを設定する墨字行相対サイズ設定手段を有することを特徴とする、請求項4に記載の文字情報処理装置。
  6. 前記重畳領域に対する墨字印刷である重畳印刷を否認可能な重畳印刷否認手段と、
    前記重畳印刷が否認されたときに、前記印刷領域から前記重畳領域を除いた領域を新たな前記印刷領域として設定する印刷領域再設定手段と、
    をさらに備えたことを特徴とする、請求項1ないし5のいずれかに記載の文字情報処理装置。
  7. 前記墨字編集手段は、
    前記印刷領域に編集対象の前記墨字列の全てが配置可能か否か判別する配置可否判別手段と、
    配置不可のときに、その旨を報知する配置不可報知手段と、
    を有することを特徴とする、請求項1ないし6のいずれかに記載の文字情報処理装置。
  8. 編集対象の前記墨字列の少なくとも一部を指定して、指定部分の墨字に対応する点字を打刻するための点字情報を作成する点字情報作成手段をさらに備えたことを特徴とする、請求項1ないし7のいずれかに記載の文字情報処理装置。
  9. 処理シート上の打刻領域に対する点字打刻と前記処理シート上の印刷領域に対する墨字印刷とが可能な文字情報処理方法であって、
    表示画面上で前記墨字印刷のための1以上の墨字から成る墨字列を編集するに際して、
    前記打刻領域と前記印刷領域とが重なる重畳領域が存在するときに、前記重畳領域に少なくとも一部が印刷される墨字を重畳文字とし、前記重畳文字が前記墨字列に含まれるか否かを識別可能に表示することを特徴とする文字情報処理方法。
  10. 請求項1ないし8のいずれかに記載の文字情報処理装置を機能させることを特徴とするプログラム。
  11. 請求項10に記載のプログラムを、プログラム処理可能な装置によって読出可能に記憶することを特徴とする記憶媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015020395A (ja) * 2013-07-22 2015-02-02 ブラザー工業株式会社 印刷装置

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