JP2006044137A - 打刻処理装置、打刻処理方法、プログラムおよび記憶媒体 - Google Patents

打刻処理装置、打刻処理方法、プログラムおよび記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 点字と区別して触読可能な打刻マークを処理シート上に容易に形成できる打刻処理装置、打刻処理方法、プログラムおよび記憶媒体を提供する。
【解決手段】 点字の仕様には存在しない配置関係の複数の打刻点で構成される打刻マークのイメージを示す打刻マーク画像を記憶し、打刻マーク画像に基づいて、処理シートに対して打刻マークを打刻することを特徴とする。
【選択図】 図13

Description

本発明は、処理シートに対して打刻マークを打刻する打刻処理装置、打刻処理方法、プログラムおよび記憶媒体に関する。
視覚障害者等に対する情報伝達手段としては点字が良く知られているが、実際には点字を完全に触読できる者の比率は少ない。これに対し、日用品等の複数の物品を相互に識別するだけの情報伝達であれば、例えば凸点の数が異なるマーク(凸形マーク)をそれぞれに付しただけでも可能であり、この種の目的のために対象物品に貼付可能な凸形マークを複数種形成した識別マークシートなどが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−330035号公報
ところで、点字を処理シート上に形成するには、従来からの点字器や点字タイプライタ等のほか、最近では、一般的なワープロ等と同様の気軽さで、文字情報に基づく画像処理により作成された点字画像に基づいて、点字を処理シート(テープ等)上に打刻可能な装置(打刻処理装置)も開発されている。しかしながら、上述のような簡易識別用の凸形マーク(以下「打刻マーク」)を簡易に形成可能な装置は存在しない。また、点字器等を用いてマニュアルで形成するにしても、打刻マークとしては、点字触読可能者が点字と誤認しないものにする必要があり、この種の打刻マークを処理シート上に形成するのは困難であった。
本発明は、点字と区別して触読可能な打刻マークを処理シート上に容易に形成できる打刻処理装置、打刻処理方法、プログラムおよび記憶媒体を提供することを目的とする。
本発明の打刻処理装置は、点字の仕様には存在しない配置関係の複数の打刻点で構成される打刻マークのイメージを示す打刻マーク画像を記憶する打刻マーク画像記憶手段と、前記打刻マーク画像に基づいて、処理シートに対して前記打刻マークを打刻する打刻手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明の打刻処理方法は、点字の仕様には存在しない配置関係の複数の打刻点で構成される打刻マークのイメージを示す打刻マーク画像を記憶する打刻マーク画像記憶工程と、前記打刻マーク画像に基づいて、処理シートに対して前記打刻マークを打刻する打刻工程と、を備えたことを特徴とする。
一般の点字は、墨字(点字に対し、通常の印刷文字を指す)における平仮名等の文字に相当し、慣用されている1文字(1マス)や文字間(マス間)の仕様(図4等参照)に合わせて、予め定められた点間ピッチ(打刻点ピッチ)に従って打刻される。これに対して、この打刻処理装置および打刻処理方法では、点字の仕様には存在しない配置関係の複数の打刻点で構成される打刻マークを打刻できる。この場合の打刻マークは、墨字における絵文字等の簡易図形・記号等あるいは特殊目的の外字等に相当し、点字の仕様には存在しない構成なので、点字と誤認しないで区別して触読できる。また、点字が点字画像に基づいて打刻されるのと同様に、この場合の打刻マークは、打刻マーク画像に基づいて打刻されるので、その打刻マーク画像を選択したり編集したりするだけで、所望の打刻マークを処理シート上に容易に形成できる。
また、上述の打刻処理装置において、前記打刻マークは、前記点字の仕様で定められた打刻点ピッチとは異なる打刻点ピッチで配置された複数の打刻点で構成されることが好ましい。
この打刻処理装置では、打刻マークは、点字の仕様で定められた打刻点ピッチとは異なる打刻点ピッチで配置された複数の打刻点で構成されるので、点字と誤認しないで容易に触読できる。
また、上述した各打刻処理装置において、前記打刻マークは、横並び方向に同一の打刻点ピッチで並ぶ3個以上の打刻点で構成されることが好ましい。
点字では、各マス内とマス間とを区別可能にするために、マス内とマス間とでは打刻点ピッチが異なるため、各マスを並べる横方向に、同一の打刻点ピッチで3個以上の打刻点が並ぶことはない。この打刻処理装置および打刻処理方法では、打刻マークは、横並び方向に同一の打刻点ピッチで並ぶ3個以上の打刻点で構成されるので、点字と誤認しないで触読可能となる。
また、上述の打刻処理装置において、前記打刻マーク画像として、前記3個以上の打刻点の数が異なる複数種を記憶可能であり、前記打刻点の数を指定可能な打刻点数指定手段をさらに備えたことが好ましい。
この打刻処理装置では、打刻マーク画像として、3個以上であるが打刻点の数が異なる複数種を記憶可能であり、その同一ピッチで並ぶ打刻点の数を指定可能なので、打刻数の異なる複数種の打刻マークを容易に形成できる。なお、この場合の複数種の打刻マーク画像は、打刻点の数の指定前に予め記憶しておいても良いし、指定後に作成して記憶(登録)するようにしても良い(この点、後述)。
また、打刻マークが、点字の仕様とは異なる打刻点ピッチの複数の打刻点で構成される上述の各打刻処理装置において、前記打刻マーク画像として、前記打刻点ピッチが異なる複数種を記憶可能であり、前記打刻点ピッチを、複数の選択肢の中から選択可能なピッチ選択手段をさらに備えたことが好ましい。
この打刻処理装置では、打刻マーク画像として、打刻点ピッチが異なる複数種を記憶可能であり、打刻点ピッチを、複数の選択肢の中から選択可能なので、打刻点ピッチの異なる複数種の打刻マークを容易に形成できる。なお、この場合も、各打刻マーク画像は、打刻点ピッチを選択前に予め記憶しておいても良いし、選択後に作成して記憶(登録)するようにしても良い(この点、後述)。
また、打刻マークが、点字の仕様とは異なる打刻点ピッチの複数の打刻点で構成される上述の各打刻処理装置において、前記点字のイメージを示す点字画像を記憶する点字画像記憶手段をさらに備え、前記打刻手段は、前記点字のマスの縦方向に並ぶ縦列点の任意の点を同時に打刻可能なものであり、且つ、前記縦列点の前記横方向のピッチを前記打刻点ピッチとして変更可能なものであることが好ましい。
この打刻処理装置では、点字のイメージを示す点字画像を記憶し、点字のマスの縦方向に並ぶ縦列点の任意の点を同時に打刻でき、縦列点の横方向のピッチを打刻点ピッチとして変更可能なので、その打刻点ピッチを点字の仕様に合わせれば、点字を打刻できる。すなわち、点字を打刻する際には、その点字を表現するためのマスの縦に並ぶ点(縦列点)の必要な点を打刻し、マス内の横方向のピッチだけ開けて次の縦列点を打刻してそのマスを完成させ、その後、マス間のピッチだけ開けて次のマス用の処理に移行することにより、点字を打刻できる。そして、この縦列点のピッチを変更して打刻すれば、点字触読可能者が触読しても、点字と誤認しない打刻マークとなる。したがって、処理シートに対して点字画像に基づく点字打刻と、打刻マーク画像に基づく打刻マークの打刻が可能である。
また、上述の各打刻処理装置において、前記打刻マーク画像を作成する打刻マーク画像作成手段をさらに備えたことが好ましい。
この打刻処理装置では、打刻マーク画像を作成できるので、各種作成して記憶(登録)しておくことにより、それを選択するだけで、所望の打刻マークを処理シート上に容易に形成できる。なお、打刻点数や打刻点ピッチのみ異なる複数種については、打刻点数等を指定された時点で作成して打刻することもできる。また、この場合も、新たに作成された打刻マーク画像を登録しておいて、次回からは選択するだけで(作成処理を経ること無しで)利用できるようにしても良い。
また、上述の各打刻処理装置において、前記打刻マーク画像記憶手段は、前記打刻マーク画像として複数種類を記憶し、前記複数種類の打刻マーク画像のいずれかを選択可能な打刻マーク選択手段をさらに備えたことが好ましい。
この打刻処理装置では、記憶された複数種類の打刻マーク画像のいずれかを選択可能なので、選択するだけで各種の打刻マークを容易に形成できる。
また、上述の各打刻処理装置において、前記処理シートは、打刻後に貼付対象物に貼付するための粘着層を有するものであることが好ましい。
この打刻処理装置では、処理シートは、打刻後に貼付対象物に貼付するための粘着層を有するものなので、打刻マークを打刻後、その打刻マークによって識別したい所望の対象物に貼付して利用できる。
また、本発明のプログラムは、上述のいずれかの打刻処理装置を機能させること、または、上述のいずれかの打刻処理方法を実行可能なこと、を特徴とする。また、本発明の記憶媒体は、上述のプログラムを、プログラム処理可能な装置によって読出可能に記憶することを特徴とする。
このプログラムは、上述のいずれかの打刻処理装置を機能させるので、または、上述のいずれかの打刻処理方法を実行可能なので、プログラム処理可能な装置によって処理されることにより、または、プログラム処理可能な装置によって記憶媒体に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、点字と誤認しないで区別して触読可能な打刻マークを処理シート上に容易に形成できる。
以下、本発明の一実施形態に係るラベル作成装置(打刻処理装置)について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。このラベル作成装置は、テープ(処理シート)Tに対して、墨字(点字に対し、通常の印刷文字を指す)の印刷と、墨字における平仮名等の文字に相当する(文字を表現する)点字の打刻と、墨字における絵文字等の簡易図形・記号等に相当する打刻マークの打刻と、が可能な装置である。
図1および図2に示すように、このラベル作成装置1は、手持ち部分13を有する装置ケース2により外郭が形成され、装置ケース2は、前部ケース2aと後部ケース2bとが一体形成されている。前部ケース2aは、墨字印刷部120を有し、テープカートリッジCから繰り出されるテープTに対して墨字印刷を行う。また、後部ケース2bは、点字打刻部150を有し、ユーザがテープTを手差し挿入した墨字印刷後のテープTに対して点字打刻を行う。
前部ケース2aの前部上面には各種入力キーを備えたキーボード3が配置されると共に、後部上面には開閉蓋21が取り付けられ、開閉蓋21には長方形のディスプレイ4が配設されている。また、開閉蓋21の内側左部にテープカートリッジCを装着するためのカートリッジ装着部6(墨字印刷部120)が窪入形成されており、テープカートリッジCは、蓋体開放ボタン14の押下により開閉蓋21が開放された状態でカートリッジ装着部6に着脱可能に装着される。また、開閉蓋21には、これを閉止した状態でテープカートリッジCの装着/非装着を視認するための覗き窓21aが形成されている。
前部ケース2aの右側部には、電源供給のための電源供給口11と、パソコン等の図外の外部装置と接続するための接続口(インタフェース)12が形成されており、接続することにより、外部装置からの文字情報に基づいて墨字印刷や点字打刻を行い得るようになっている。また、前部ケース2aの左側部には、カートリッジ装着部6と外部とを連通する印刷テープ排出口22が形成され、この印刷テープ排出口22には、墨字印刷部120から送り出したテープTを切断するための切断部140が臨んでいる。そして、切断部140によりテープTの後端部が切断されることにより、印刷テープ排出口22から墨字印刷後のテープTが排出される。
また、ラベル作成装置1は、図3に示すように、制御系から見た基本的な構成として、キーボード3およびディスプレイ4を有し、文字情報の入力や各種情報の表示などマンマシンインタフェースを司る操作部110と、テープカートリッジC、印刷ヘッド7および印刷送りモータ121を有し、テープTおよびインクリボンRを搬送しながらテープT上に墨字印刷を行う墨字印刷部120と、テープカッタ142およびこれを駆動するカッタモータ141を有し、印刷済みテープTを切断する切断部140と、を備えている。
また、ソレノイド47、打刻ピン41および打刻送りモータ151を有し、テープTを搬送しながらテープTに点字打刻を行う点字打刻部150と、テープT(テープカートリッジC)の種別を検出するテープ識別センサ171、点字打刻部150においてテープTの先端を検出する先端検出センサ91、同じく点字打刻部150においてテープTに印刷された前後識別情報Dを検出する前後識別センサ92、印刷送りモータ121の回転速度を検出する印刷部回転速度センサ172、および打刻送りモータ151の回転速度を検出する打刻部回転速度センサ173を有し、各種検出を行う検出部170と、をさらに備えている。
また、ディスプレイドライバ181、ヘッドドライバ182、印刷送りモータドライバ183、カッタモータドライバ184、打刻ドライバ185および打刻送りモータドライバ186を有し、各部を駆動する駆動部180と、各部と接続され、ラベル作成装置1全体を制御する制御部200と、をさらに備えている。
制御部200は、CPU210、ROM220、RAM230および入出力制御装置(以下、「IOC:Input Output Controller」という)250を備え、互いに内部バス260により接続されている。ROM220は、墨字印刷処理や点字打刻処理等の各種処理をCPU210で制御するための制御プログラムを記憶する制御プログラムブロック221と、墨字印刷を行うための文字フォントデータや点字打刻を行うための点字フォントデータの他、前後識別情報Dを墨字印刷するためのデータや点字データの打刻制御のための制御データ等を記憶する制御データブロック222とを有している。なお、ROM220内ではなく、文字フォントデータ用のROMを別個に備えても良い。
RAM230は、フラグ等として使用される各種ワークエリアブロック231の他、生成された墨字印刷データを記憶する墨字印刷データブロック232と、生成された点字打刻データを記憶する点字打刻データブロック233と、ディスプレイ4に表示するための表示データを記憶する表示データブロック234と、設定された墨字印刷領域(印刷配置部)Epと点字打刻領域(打刻配置部)Ebのレイアウトを記憶するレイアウトブロック235と、設定されたレイアウトに応じて点字データを180°回転させた状態で打刻する場合に使用する反転点字データB´(図9参照)を記憶する反転点字データブロック236と、を有し、制御処理のための作業領域として使用される。また、RAM230は電源が切断されても記憶したデータを保持しておくように常にバックアップされている。
IOC250には、CPU210の機能を補うと共に各種周辺回路とのインタフェース信号を取り扱うための論理回路が、ゲートアレイやカスタムLSIなどにより構成されて組み込まれている。これにより、IOC250は、キーボード3からの入力データや制御データあるいは検出部170の各種センサ値を、そのまま或いは加工して内部バス260に取り込むと共に、CPU210と連動して、CPU210から内部バス260に出力されたデータや制御信号を、そのまま或いは加工して駆動部180に出力する。
そして、CPU210は、上記の構成により、ROM220内の制御プログラムに従って、IOC250を介してラベル作成装置1内の各部から各種信号・データを入力するとともに、入力した各種信号・データに基づいてRAM230内の各種データを処理し、IOC250を介してラベル作成装置1内の各部に各種信号・データを出力することにより、墨字印刷処理や点字打刻処理の制御などを行う。
例えば、CPU210は、キーボード3より文字情報が入力されると、これに基づいて墨字印刷データPおよび点字打刻データBを生成し、必要に応じて両データ間での長さ等の調整を行い、反転点字データB’を用意する(図9参照)。また、調整前または調整後の墨字印刷データ(余白データを含む)Pを墨字印刷データブロック232に記憶すると共に、同じく調整前または調整後の点字打刻データ(余白データを含む)Bを点字打刻データブロック233に記憶し、反転点字データB’を反転点字データブロック236に記憶する。
また、キーボード3から墨字印刷および点字打刻の指示を取得すると、印刷送りモータ121の駆動を開始し、印刷部回転速度センサ172の検出結果に応じて印刷ヘッド7を駆動することにより、墨字印刷データPに基づく墨字印刷を行うと共に、予め制御データブロック222内に記憶されているデータに基づいて、挿入するテープTの前後識別情報Dの印刷も行う。その後、墨字印刷データに基づいて(必要に応じて調整済みの)所定長さのテープ送りを行い、テープカッタ142によりテープ後端部を切断して、印刷テープ排出口22からテープTを排出する。
また、図1〜図3を参照して、引き続き(リセット操作や電源オフ操作が無い状態で)、ユーザによる手差し挿入により、短冊状に切断されたテープTが打刻テープ挿入口31に挿入されると、打刻ユニット80およびテープ送り機構60を駆動することにより、点字打刻データBまたは反転点字データB′に基づいて点字打刻を行う。そして、打刻終了後、打刻送りモータ151の駆動により、点字打刻データB等に基づく調整済みの所定長さのテープ送りを行って、打刻テープ排出口32からテープTを排出する。なお、打刻ユニット80による打刻開始は、先端検出センサ91によるテープ先端の検出をトリガとするのではなく、ユーザがキーボード3上の打刻開始キーを押下することにより手動開始させることも可能である。
ここで、図4を参照し、テープT上に形成される点字B(6点点字B)について説明する。
点字器や点字タイプライタ等で慣用されている1文字(1マス)や文字間(マス間)の仕様(以下「民間仕様」)によれば、同図に示すように、6点点字Bは、縦3個×横2個の6個の点(打刻ポイント:いわゆる「1の点」〜「6の点」と呼ばれる6個の点:図12(b)右注記参照)で1マス201が構成され、6個の点のうちの打刻点および非打刻点のパターンにより、この1マス201で、1文字または濁点等の属性を表現するものである、例えば図4(a)は、1の点、2の点、5の点、6の点を打刻点とし、3の点、4の点を非打刻点とすることにより、文字情報「し」を表現する点字(点字データ)Bを示す図である。
なお、点字Bには、このような仮名文字や数字等を表す6点点字Bの他、漢字を表す8点点字(1マスが縦4個×横2個の点で構成される点字)も使用されている。本実施形態では、6点点字Bを形成する場合を例に挙げて説明するが、8点点字を形成するラベル作成装置においても本発明は適用可能である。
6点点字Bは、1マス201が縦3個×横2個の配置パターンで6個の打刻ポイント201a〜201fに分割されており、縦方向のピッチが略2.4mm、マス内の横方向のピッチが略2.1mm、マス間のピッチは略3.3mmとなっている(図4(a)、図12(b)参照)。図示では、6個の打刻ポイント201a〜201fのうち「し」を表現すべく4個の打刻ポイント201a、201b、201e、201fが選択的に打刻されて、テープT上に例えば角の丸まった円筒形、半球形、円錐形、四角錐形等の断面形状(図4(b)参照)を有する4個の打刻凸部202a、202b、202e、202fが形成されている。
また、実施形態のラベル作成装置1は、打刻ユニット80として相互に交換可能な2種類のユニットが用意されており、一方は直径が略1.4mmの小形の小打刻凸部203を形成し、例えば点字Bの読み取りに慣れた者(先天盲者)向けであり、他方は直径が略1.8mmの大形の大打刻凸部204を形成し、例えば初心者(中途失明者)向けである。
図1〜図3を参照して、さらに詳述する。キーボード3には、文字キー群3a、および各種動作モード等を指定するための機能キー群3bが配列されている。文字キー群3aは、墨字印刷や点字打刻を行うための文字情報を入力するためのものであり、JIS配列に基づいたフルキー構成となっている。
また、機能キー群3bには、墨字印刷や点字打刻を実行させるための印刷・実行キー(印刷キー)、点字打刻部150におけるテープTの送り開始を指示する送り開始キー、手動により点字打刻を行わせる打刻開始キー、墨字印刷や点字打刻を行うための処理モードを選択するモードキー、墨字印刷領域(印刷配置部)Epと点字打刻領域(打刻配置部)Ebの配置を設定するレイアウトキー、その配置結果を印刷等の実行前にプレビュー表示させるためのプレビューキー、スクロール表示させるためのスクロールキーが含まれる。また、これら以外にも、機能キー群3bには一般のワープロ等と同様に、処理の取り消し等のための取消キー、カーソル移動用のカーソルキー、各種選択画面における選択肢の決定やテキスト入力時の改行のための確定(エンター)キーなどが含まれる。
モードキーによって選択される処理モードとしては、入力された文字情報に基づいて墨字印刷および点字打刻を行う第1処理モード(図8(a)参照)、入力された文字情報に基づいて墨字印刷のみを行う第2処理モード(同図(b)参照)、入力された文字情報に基づいて点字打刻のみを行う第3処理モード(同図(c)参照)があり、いずれか1つの処理モードが選択される。
ディスプレイ4は、横方向(X方向)約12cm×縦方向(Y方向)5cmの長方形の形状の内側に、192ドット×80ドットの表示画像を表示可能であり、ユーザがキーボード3から文字情報を入力して、墨字印刷データや点字打刻データを作成・編集したりする際に用いられる。また、各種エラーやメッセージ(指示内容)を表示し、ユーザに報知する。
墨字印刷部120において、カートリッジ装着部6には、ヘッドカバー20a内にサーマルヘッドから成る印刷ヘッド7が内蔵されたヘッドユニット20と、印刷ヘッド7に対峙するプラテン駆動軸25と、インクリボンRを巻き取る巻き取り駆動軸23と、テープリール17の位置決め突起24と、を備えている。また、カートリッジ装着部6の下側には、プラテン駆動軸25および巻き取り駆動軸23を回転させる印刷送りモータ121が内蔵されている。
テープカートリッジCは、カートリッジケース51内部にテープリール17とリボンリール19とを収容して構成されており、テープTとインクリボンRは同じ幅で構成されている。また、ヘッドカバー20aに差し込むための貫通孔55が形成されており、テープTとインクリボンRとが重なる部分に対応して、プラテン駆動軸25に嵌合されて回転駆動するプラテンローラ53が配置されている。また、リボンリール19から繰り出されたインクリボンRは、ヘッドカバー20aを周回して、リボンリール19に近接配置されたリボン巻き取りリール54に巻き取られるようになっている。
テープカートリッジCがカートリッジ装着部6に装着されると、ヘッドカバー20aに貫通孔55が、位置決め突起24にテープリール17の中心孔が、プラテン駆動軸25にプラテンローラ53が、巻き取り駆動軸23にリボン巻き取りリール54の中心孔が、それぞれ差し込まれ、テープTおよびインクリボンRを挟み込んで印刷ヘッド7がプラテンローラ53に当接して墨字印刷が可能になる。そして、墨字印刷後のテープTは、印刷テープ排出口22に送られる。
テープTは、特に図示しないが、裏面に粘着剤層が設けられた基材シート(情報形成層)と、この粘着剤層により基材シートに貼付された剥離紙(剥離紙層)とから構成されている。基材シートは、表側から、インクリボンから感熱転写されるインクの定着性を高めた受像層と、ポリエチレンテレフタレート(PET)製のフィルムで構成され、基材シートの主体を為す基材層と、粘着剤で構成された粘着剤層とを積層して構成されている。
また、テープTは、テープ種別(テープ幅、テープ色、墨字インク色、テープ材質など)が異なる複数種のものが用意されており、この種別を指標する複数の孔(図示省略)がカートリッジケース51の裏面に設けられている。また、複数の孔に対応してカートリッジ装着部6には、これらを検出するテープ識別センサ(マイクロスイッチ)171が複数設けられており、このテープ識別センサ171の状態を検出することで、テープ種別を判別できるようになっている。なお、本実施形態では、テープ幅24mm(テープT1)、テープ幅18mm(テープT2)、テープ幅12mm(テープT3)の3種を例に挙げて説明する(図6参照)。
一方、後部ケース2bには、その内部に点字打刻を行うアッセンブリ(点字打刻部150)が組み込まれ、その上面は点字打刻部150(具体的には、テープ走行路70、打刻ユニット80およびテープ送り機構60)が露出するように十字状に開放されている。また、この切り欠き開口部30の右部にはユーザによりテープTが手差し挿入される打刻テープ挿入口31が形成され、左部には点字打刻後のテープTが排出される打刻テープ排出口32が形成されている。
点字打刻部150は、3個の打刻ピン41(図5(b)参照)により点字打刻を行う打刻ユニット80と、打刻テープ挿入口31に挿入されたテープTを打刻テープ排出口32に向けて送るテープ送り機構60と、テープTが搬送されるテープ走行路70とを有し、テープ送り機構60の駆動によりテープ走行路70に沿って送られていくテープTに対し、打刻ユニット80により3個の打刻ピン41を選択的に駆動することで点字Bが形成される。
次に、打刻ユニット80は、図5に示すように、テープTの裏面側に配設されると共に上記3個の打刻ピン41が組み込まれた打刻部材(打刻ヘッド)81と、テープTを挟んで打刻部材81と対向する位置で打刻ピン41を受ける打刻受け部材82とを備え、テープ走行路70の幅方向における図示下端部に固定配置されている。
打刻部材81は、テープ幅方向(同図(a)における上下方向)に沿って、2.4mmの間隔で配列された3個の打刻ピン41を備えており、6個のうち縦3個の打刻ポイント201a〜201c(または201d〜201f)に対応していると共に、ソレノイド47を駆動源とした直線運動をガイドするガイド部材45によって、テープTに対し垂直に保持されている。打刻ピン41の頭部41aは、打刻した打刻凸部202の形状が角の丸まった円筒形、半球形、円錐形、四角錐形等の断面形状(図4(b)参照)となるような形状に形成されている。
ここで、ソレノイド47によりプランジャー48が直線運動を行うと、アーム部材46が支持部材49を支点として回動し、打刻ピン41がテープTに対し垂直方向に直線運動を行う。そして、3個のアーム部材46にそれぞれ接続された3個のソレノイド47は、三角形状の角部に位置するようにそれぞれ配設されている。一方、打刻受け部材82は、3個の打刻ピン41と対向する面42aに、3個の打刻ピン41に対応する3個の打刻受け凹部43が形成されている。そして、この打刻ピン41と打刻受け部材82とにより、テープTに打刻凸部202を形成する。
また、点字打刻部150は、図6に示すように、テープTの搬送をガイドするガイド部材71、72と、テープTの先端を検出する透過型の先端検出センサ91と、テープTの前後を識別するための前後識別情報Dを検出する反射型の前後識別センサ92(検出センサ)と、をさらに備えている。前後識別情報Dとしては、図示のとおり、テープTの先端部且つ図示下端部付近に点「・」が印刷されており、これによってテープの挿入方向(前側)が指標されている。
打刻テープ挿入口31には、テープ幅の大きいものからテープT1、T2、T3(テープ幅24、18、12mm)が挿入可能であり、最大テープ幅のテープT1については上下ガイド71、72によってガイドされ、それ以外のテープT2、T3については、下ガイド部材71のみによってガイドされ、ユーザによりその先端がテープ送り機構60(送りローラ61)に到達するまで(挿入可能な位置まで)手差し挿入される。そして、キーボード3上のテープ送り開始キーの押下によりテープ送り機構60によるテープ送りが開始される。
次に、図7〜図9を参照し、ラベル作成装置1の全体処理について説明する。図7に示すように、電源キーの押下(電源オン)により処理が開始すると、まず、前回の電源オフ時の状態に戻すために、退避していた各制御フラグを復旧するなどの初期設定を行い(S10)、テープ識別センサ171(図3参照)によりテープ種別を検出し(S11)、続いて、ユーザによるキーボード3からの(またはパソコン等の外部装置からの)データ入力により文字情報が入力され、編集画面等として各種の情報が表示される(S12)。
ここで、キーボード3からのモード選択指示(モードキー入力)により(または外部装置からの指示入力により)、モード選択割込が発生すると(INTM)、処理モード選択の処理が起動され、第1処理モード(墨点併記)、第2処理モード(墨字のみ)および第3処理モード(点字のみ)のいずれかが選択される(S13)。
また、レイアウト設定指示(レイアウトキー入力)により(または外部装置からの指示入力により)、レイアウト設定割込が発生すると(INTL)、レイアウト設定の処理が起動され(S30)、打刻マーク形成指示(打刻マークキー入力)により(または外部装置からの指示入力により)、打刻マーク形成割込が発生すると(INTK)、打刻マーク形成の処理が起動され(S31)、印刷/実行指示(印刷キー入力)により(または外部装置からの指示入力により)、印刷割込が発生すると(INTG)、実行前設定の処理が起動される(S14)。
ここで、実行前設定(S14)では、実際の墨字印刷や点字打刻に際してその時点で必要とされる割付配置等の設定や各設定の最終確認等が行われる。なお、モード選択割込やレイアウト設定割込や打刻マーク形成割込がないまま、印刷割込が発生したときには(INTG)、デフォルトとして前回の設定のモード(初期設定では、第1処理モード、点字下段、墨点並行)が選択される。そして、実行前設定(S14)が終了すると、実際の墨字印刷や点字打刻の処理を開始する。
すなわち、図7および図8(a)に示すように、第1処理モードの場合(S13:(a))、墨字印刷部120による墨字Pの印刷(墨字印刷)を行った後(S15)、テープカットと印刷テープ排出口22からのテープTの排出を行い(S16)、ディスプレイ4上に打刻テープ挿入口31へのテープ挿入指示を表示する(S17)。なお、この指示表示は、インジケータやLEDによって行っても良い。
テープ挿入指示に従って、ユーザによりテープTが打刻テープ挿入口31に挿入(手差し挿入)されると、点字打刻部150により点字Bの打刻(点字打刻)を行った後(S18)、打刻テープ排出口32から打刻済みテープTを排出し(S19)、処理を終了する(S27)。この場合、点字打刻部150では、前後識別情報Dの検出を行い、検出結果と設定されたレイアウトに応じた点字打刻方向に基づいて、テープ挿入方向が間違っている場合には、点字打刻を行わないようにしている。
また、第2処理モードの場合(S13:(b))、墨字印刷部120による墨字印刷の後(S20)、テープカット・排出を行い(S21)、処理を終了する(S27)。すなわち、第2処理モードでは、図8(b)に示すように、装着されたテープカートリッジCから繰り出されたテープTが墨字印刷部120へ送られることによって墨字Pを印刷する。なお、第2処理モードが選択された場合は、前後識別情報Dの印刷を省略することも可能である。
また、第3処理モードの場合(S13:(c))、ディスプレイ4上に打刻テープ挿入口31へのテープ挿入指示を表示し(S24)、ユーザによるテープ挿入により点字打刻を行った後(S25)、打刻テープ排出口32から打刻済みテープTを排出し(S26)、処理を終了する(S27)。すなわち、第3処理モードでは、図8(c)に示すように、短冊状のテープ(任意の長さにカットされたテープ)Tが手差し挿入により点字打刻部150に送られて、点字Bを打刻する。また、この場合も、第1処理モードの場合と同様に、点字打刻部150において、前後識別情報Dの検出結果と設定されたレイアウトの点字打刻方向に対して挿入方向が間違っている場合、点字打刻を行わないようにしている。
なお、第3処理モードの場合も、前後識別情報Dの検出を省略することが可能であり、前後識別情報Dの検出を行うか否かを選択できるようにしても良い。また、手差し挿入のための短冊状のテープTを入手するために、テープ挿入指示(S24)の前に、図7および図8(c)に点線で図示のように、第1処理モードの墨字印刷の代わりの空印刷(何も印刷しないでテープ送りのみ)を行った後(S22)、テープカット・排出を行い(S23)、排出されたテープカット後のテープTを、手差し挿入用の短冊状のテープTとして利用しても良い。また、点字打刻部150の上流側にテープカートリッジCを装着し、テープカートリッジCから繰り出された長尺状のテープに点字打刻を行わせることも可能である。また、墨字印刷と点字打刻は、同じ文字情報に基づいて印刷/打刻するのではなく、異なる文字情報に基づいて実行することも可能である。
次に、レイアウト設定(S30)では、テープ幅検出結果(S11)および処理モード選択結果(S13)に基づいて、主な設定として、テープT上における墨字印刷領域(印刷配置部)Epや点字打刻領域(打刻配置部)Ebの相対位置や(図9等参照)、各配置部の長さ(印刷配置部長さPL、打刻配置部長さBL、共通配置部長さCL等)が設定され(図12等参照)、その他、墨字印刷の文字サイズなど、一般的なテープ印刷装置やワープロ等と同様の設定が行われる。
そして、特に第1処理モード(墨点併記)の場合、図9に示すように、テープ幅の検出結果が24mm(テープT1)の場合は(同図(a)参照)、印刷配置部Epが上段,打刻配置部Ebが下段(a―1:以下「点字下段」)、または印刷配置部Epが下段,打刻配置部Ebが上段(a―2:以下「点字上段」)のいずれかのレイアウトが選択される。なお、テープTの上下は、前後識別情報Dをテープ挿入方向(左向き)とし、且つ情報形成面を表側としたときの上下を指すものである。
また、テープ幅18mm(テープT2)の場合も(図9(b)参照)、点字下段(b―1)、点字上段(b―2)のいずれかが選択されることとなるが、この場合、テープ幅に合わせて印刷配置部Epのテープ幅方向長さが短くなる。なお、これらのテープT1やテープT2の場合、墨字と点字とを並行に配置するレイアウト(以下「墨点並行」)以外に、墨字と点字とを重ねるレイアウト(以下「墨点重ね」)を選択して設定できるようになっている。
なお、テープ幅12mm(テープT3)の場合は(図9(c)参照)、テープ幅が点字1マス201の大きさ(テープ幅方向長さ)を打刻可能な最低の長さであるため(図4(a)参照)、点字上段・下段の選択、墨点並行/重ねの選択・設定に拘わらず、印刷配置部Epと打刻配置部Ebが重なり合ったレイアウトのみとなる。
ここで、実際に作成されるラベルの例を示しておく。まず、例えば図10に示すように、カーソルKまでの1行目の文字(キャラクタ)列「ABC」が入力されたテキスト編集画面表示の状態で(画面D10)、(図示とは異なり)印刷キーが押され、印刷割込が発生すると(INTG)、第2処理モード(墨字のみ)が選択されていたときには、例えば図12(a)の墨字画像(墨字印刷データ)Gp0に従って墨字印刷の後(S20)、印刷テープ排出口22からテープTを排出し(S21)、処理を終了する(S27)。この場合、墨字のみなので、そのまま墨字印刷結果のラベルLp0となる。
また、第3処理モード(点字のみ)が選択されていたときには、前述のように、必要に応じて空印刷〜テープT排出(S22〜S23)の後、テープ挿入指示を表示し(S24)、テープTが手差し挿入されると、図12(b)の点字画像(点字打刻データ)Gb0に従って点字打刻を行って(S25〜S26)、処理を終了する(S27)。この場合、点字のみなので、そのまま点字打刻結果のラベルLb0となる。
また、第1処理モード(墨点併記)が選択されていたときには、図12(a)の墨字画像Gp0を、必要に応じて長さ調整結果の共通配置部長さCL(後述)まで拡張して(ここでは不要)、その墨字画像Gp0により墨字印刷を行った後(図7のS15〜S16)、テープ挿入指示を表示し(S17)、テープTが手差し挿入されると、同図(b)の点字画像Gb0の点字打刻を行って(S18〜S19)、処理を終了する(S27)。これにより、同図(c)の外観(画像)G00のような墨点併記のラベルL00を作成できる。
ここで、ラベルを作成する際の各配置部の長さについて説明しておく、まず、打刻配置部Ebのテープ長手方向の長さである打刻配置部長さBLについて説明する。図4(a)および図12(b)に示すように、打刻配置部Ebの先端(例えばテープTの先端)〜最初のマスの前端の間の長さと、最後のマスの後端〜打刻配置部Ebの後端(例えばカット後のテープTの後端)の間の長さを、それぞれ前または後のマージン(前後余白)Mbとし、ここでは、仮に前後余白Mb=9.0[mm]とする。また、最初のマスの前端〜最初の点(例えば1の点)の間の長さと、最後のマスの最後の点(例えば4の点)〜最後のマスの後端の間の長さを、前述の民間仕様の1−4間ピッチB14の半分とし、B14/2と表現する。
また、ここでは、点字によって文字列「ABC」を表現するため、1マス目は外字を表す外字符(打刻点:5、6)、2マス目が大文字を表す大文字符(打刻点:6のみ)、3〜5マス目が、それぞれ、a(打刻点:1のみ)、b(打刻点1、2)、c(打刻点:1、4)の、5マスで表現することになるので、文字数(この場合、マス数)Nb=5とする。
この場合、図12(b)に示すように、打刻配置部長さBLは、
BL=Mb×2+B14×(Nb+1)+B41×(Nb−1) ……(1)
=9.0×2+2.1×6+3.3×4=43.8[mm]
となる。
次に、印刷配置部Epのテープ長手方向の長さである印刷配置部長さPLについて説明する。図12(a)に示すように、一般的な文字印刷と同様の前または後のマージン(前後余白)Mpを、同図(b)の打刻配置の前後余白Mbに合わせて、前後余白Mp=9.0mmとする。また、文字数Npは「ABC」の3文字より、文字数Np=3とする。また、図示では、1文字の文字幅Pw=7.0、文字間Ps=2.4とする。なお、文字高Ptも調整可能であるが、以下では、文字高Pt=Pw(文字幅)として、文字高Ptの説明を省略する。
この場合、図示のように、印刷配置部長さPLは、
PL=Mp×2+Pw×Np+Ps×(Nb−1) ……(2)
=9.0×2+7.0×3+2.4×2=43.8[mm]
となる。
また、第1処理モード(墨点併記)の共通配置部長さCLは、図12(c)に示すように(且つ図12の例では)、打刻配置部長さBLと印刷配置部長さPLの大きい方(最大値)と言う意味で、
CL=MAX[BL,PL] ……(3)
=43.8[mm]
となる。なお、共通配置部(共通処理領域)Ecは打刻配置部Ebと印刷配置部Epとの双方を含む領域とする(図12(c)参照)。
ここで、例えば図12(a)において、他の条件を変えずに、文字間Ps=2.0とすると、上記(1)式より、PL=43.0[mm]となるので、第2処理モード(墨字のみ)の場合には、長さ43.0[mm]の墨字印刷のみのラベルを作成できる。また、この文字間Ps=2.0のまま、さらに文字幅Pw=8.0に変えると、PL=46.0[mm]となるので、第2処理モード(墨字のみ)の場合には、長さ46.0[mm]の墨字印刷のみのラベルを作成できる。
なお、いわゆる定長印刷のときの定長設定と同様に、印刷配置幅長さPLを直接指定して設定することもでき、この場合、文字数Np=3等に基づいて(例えば均等配置で)割り付けて、上記の文字間Ps=2.0等を予め定めた仕様に従って自動的に決定できるようにしても良い。
ただし、第1処理モード(墨点併記)の場合、共通配置部長さCLは、(3)式で上述のように、打刻配置部長さBLと印刷配置部長さPLの大きい方(最大値)であり、上記のPL=43.0の場合、PL<BLなので、CL=BL=43.8と決定し、墨字画像を、予め定めた仕様に従って、あるいは改めて設定し直して、共通配置部長さCLに合わせて調整する。逆に言えば、例えば上記のPL=43.0の墨字画像の文字間Ps=2.0が文字間Ps=2.4に調整されれば、図12(a)で上述のPL=43.6の墨字画像Gp0となる。
また、上記の後者のPL=46.0の墨字画像の場合、PL>BLなので、CL=PL=46.0と決定し、点字画像を、予め定めた仕様に従って、あるいは改めて設定し直して、共通配置部長さCLに合わせて調整する。この場合、例えば打刻配置部の全体を、前寄せや中央寄せ(センタリング)や後寄せなどにより割り付ければ良い。
ところで、本実施形態の点字打刻部150の打刻ユニット80は、テープ幅方向(文字高方向)に並んだ3個の打刻ピン41により、打刻を行う。このため、1の点〜3の点の列(以下「第1列」)または4の点〜6の点の列(以下「第2列)の縦方向のピッチは略2.4mmで固定となるが(図4(a)、図12(b)参照)、横方向のピッチであるマス内ピッチ(例えば1−4間ピッチB14)やマス間ピッチ(4−1間ピッチB41)は、民間仕様に拘わらず、調整が可能である。
すなわち、テープ送りと打刻とのタイミング関係をずらすことにより、横方向に関してはマス内ピッチやマス間ピッチを自由に調整できる構成になっている。このため、ラベル作成装置1では、純粋に文字情報を示す点字の他、打刻による単なるマーク(「打刻マーク」)、すなわち点字のマスの構成に拘わらない打刻マークを打刻により作成(形成)できる。この処理が、図7で触れた打刻マーク形成の処理(S31)であり、以下に詳述する。
この場合、例えば図10に示すように、前述の文字列「ABC」を入力後のテキスト編集画面表示の状態から(画面D10:以下、ディスプレイ4の表示画面の状態を画面Dxxとし、Dxxのみで説明および図示する。)、打刻マークキーが押されると(図7の打刻マーク形成割込(INTK))、打刻マークモード選択のため(S41)、打刻マークモード選択画面に遷移する(D11)。
ここでは、選択肢として、「1.個数」「2.模様」「3.解除」「4.キャンセル(取消)」のいずれかを、カーソル操作によって選択・指定できる(画面遷移直後は前回指定の選択肢をデフォルトとしてカーソル指定して表示:初期設定は「1.個数」)。
なお、以下の各種の選択画面においても、基本的に画面遷移直後は、前回指定の選択肢をデフォルトとしてカーソル指定して表示するものとして、説明は省略し、適宜初期設定のみ付記する。また、ラベル作成装置1では、ユーザは、キー入力による各種指示を取消キーにより取り消すことができ、例えば上述の状態(D11)から取消キーを押すことにより、元のテキスト編集画面の表示状態(D10)に戻すことができる。また、以下の各種選択画面における「キャンセル(取消)」が選択されたときも、同様に作用する。これらについて、以下では説明は省略する。
ここでは、上記の状態で(D11)、「1.個数」がカーソル指定されてエンターキーの押下により選択(以下単に「選択確定」という)されたとすると、打刻マークモードとして「個数」を設定して、次に、打刻マークの打刻点の個数の選択(打刻マーク打点数選択)をするために(S43)、「打刻マーク(個数)」の選択画面(打点数選択画面)に遷移する(D13)。この選択画面では、選択肢として、「1.●」「2.●●」「3.●●●」「4.●●●●」の打点数と、「5.キャンセル(取消)」と、のいずれかをカーソル操作で選択・指定できる(初期設定は「3.●●●」)。
ここでは、「3.●●●」が選択確定されたとすると、打点数として3個を設定して、次に、打刻マークの打点間のピッチ(打刻マークピッチ)を選択するために(S44)、打刻マークピッチ選択画面に遷移する(D14)。この選択画面では、選択肢として、「1.普通」「2.広め」「3.段違い」「4.密着」「5.キャンセル(取消)」のいずれかを選択・指定できる(初期設定は「1.普通」)。
ここでは、「1.普通」が選択確定されたとすると、「打刻マークモード(個数)−打点数3−普通ピッチ」を設定して、テキスト編集画面(文字情報入力状態)に戻る(S45、D15:D10と同じ:図7ではS12の状態)。
次に、図示はしないが、この状態から(D15)、印刷キーが押され、印刷割込が発生すると(図7のINTG)、打刻マークモード(個数)が設定されているので、第3処理モード(点字のみ)と同様の処理となり、必要に応じて空印刷〜テープカット・排出(S22〜S23)の後、テープ挿入指示を表示し(S24)、テープTが手差し挿入されると、図13(b)の打刻マーク画像(打刻マークデータ)Gk1に従って打刻を行って(S25〜S26)、処理を終了する(S27)。この場合、打刻結果のラベルLk1が作成される。
ここで、図13に示すように、前後マージン(前後余白)を図12で前述の墨字印刷や点字打刻のラベルの例に合わせて、前後余白Mk=9.0mmとする。また、図13(b)に示すように、上述の例では、打刻マークピッチが「普通」(普通ピッチ)なので、横方向(テープ長手方向、墨字や点字の文字並び方向)の点間ピッチDdを、点字の民間仕様のマス内のピッチ(1−4間ピッチB14)と同一とし、Dd=2.1mmとする。また、上述の例の打刻数Nd=3とする。
この場合、マーク配置部長さKLは、
KL=Mk×2+Dd×Nd ……(4)
=9.0×2+2.1×3=24.2[mm]
となる。
なお、図10で上述の打刻マークピッチ選択画面(D14)において、「4.密着」が選択確定されたとすると、「打刻マークモード(個数)−打点数3−密着ピッチ」を設定して、テキスト編集画面(文字情報入力状態)に戻り(S45、D15:図7のS12)、印刷キー押下により印刷割込が発生すると(図7のINTG)、上述と同様にして、図13(a)の打刻マーク画像(打刻マークデータ)Gk0に従って打刻を行って、ラベルLk0が作成される。
この場合、上述の図13(b)の例とは点間ピッチDdのみ異なり、「密着ピッチ」なので、隣接する打刻点が密着するDd=1.4mm(図4(b)参照)とし、この結果、KL=22.2mm、すなわちラベル長さ22.2mmのラベルLk0となる。
また、同様に、上述の打刻マークピッチ選択画面(D14)において、「2.広め」が選択確定されたとすると、「打刻マークモード(個数)−打点数3−広めピッチ」を設定して、同様に印刷割込が発生すると(図7のINTG)、図13(c)の打刻マーク画像Gk2に従って打刻を行って、ラベルLk2が作成される。この場合も、点間ピッチDdのみ異なり、「広めピッチ」なので、「広め」の点間ピッチDd=4.0mmとし、この結果、KL=30.0mmのラベル長さのラベルLk2となる。
また、同様に、上述の打刻マークピッチ選択画面(D14)において、「3.段違い」が選択確定されたとすると、「打刻マークモード(個数)−打点数3−段違い」を設定し、同様に印刷割込が発生すると(図7のINTG)、点間ピッチDd=2.1mm(普通と同じ)で段違い配置の図13(d)の打刻マーク画像Gk3に従って打刻を行って、この結果、KL=24.2mmのラベルLk3が作成される。
また、前述の打刻数選択画面(D13)において、「4.●●●●」が選択された場合も、上記の「3.●●●」の場合と同様に、打刻マークピッチを選択後に打刻を行って、ラベルを作成する。
ところで、点字では、各マス内とマス間とを区別可能にするために、マス内とマス間とでは点間ピッチが異なるため、各マスを並べる横方向に、同一の点間ピッチで3個以上の打刻点が並ぶことはない。図4(a)等で前述の民間仕様でも、1−4間ピッチB14と4−1間ピッチB41は異なる。このため、上記の「3.●●●」や「4.●●●●」の打刻マークピッチで「普通」を選択しても、すなわち点間ピッチDd=2.1mmとしても、点字と区別可能となる。
これらに対し、打刻数選択画面(D13)において例えば「2.●●」が選択確定された場合、「普通」の点間ピッチDd=2.1mmとすると、「う」や「ー」の1文字の点字と区別できないため、「普通」に相当するピッチの選択肢は用意していない。また、「段違い」で点間ピッチDd=2.1mmとすると、その段違いの構成にもよるが、「お」「か」「や」「ら」「を」等の点字の1文字と誤読する可能性があるので、「段違い」の点間ピッチDdを「普通」の点間ピッチと容易に区別可能な、例えば小さくDd=1.4mm(「密着」と同じ)や大きくDd=4.0mm(「広め」と同じ)とする。
また、例えば「1.●」の場合、ピッチに相当するものはないので、打刻数選択画面(D13)において「1.●」が選択確定された場合、そのまま直接、「打刻マークモード(個数)−打点数1」を設定して、テキスト編集画面(文字情報入力状態)に戻る(S45、D15:図7のS12)。
なお、上述の「打刻マークモード(個数)−打点数3−段違い」の例では、点間ピッチDd=2.1mm(普通と同じ)としたが、仮に最初の点間をマス間の3.3mmと誤解(誤読)すれば、2マスで表現される点字の「が」として読み取ることになるので、マス間3.3mmとも区別が容易な点間ピッチDd(例えば「広め」と合わせてDd=4.0mm)とすることが、より好ましい。
次に、例えば図10で前述の打刻マークモード選択画面において(D11:図10(a)と図11で共通)、図10(b)および図11に示すように、「2.模様」が選択確定されたとすると、打刻マークモードとして「模様」を設定して、次に、打刻マークの模様の選択画面(打刻マーク模様選択)をするために(S50)、「打刻マーク(模様)」の選択画面(模様選択画面)に遷移する(D21〜D26)。
この模様選択画面では(D21〜D26)、図示のように、6種の打刻マークをイメージ的に表示して、いずれかを選択可能であり、ここでの各種の打刻マーク(模様)は、点字との識別が容易なように、前述の「密着」と同じ点間ピッチDd=1.4mmとしている。ここで、例えば「5」のイメ−ジが選択確定されたとすると、「打刻マークモード(模様)−第5模様」を設定して、テキスト編集画面(文字情報入力状態)に戻り(S45、D27:D10と同じ:図7のS12)、印刷キー押下により印刷割込が発生すると(図7のINTG)、上述と同様にして、図13(e)の第5模様の打刻マーク画像(打刻マークデータ)Gk4に従って打刻を行って、KL=25.0mmのラベル長さのラベルLk4が作成される。
次に、例えば図10で前述の打刻マークモード選択画面において(D11)、「3.解除」が選択確定されると、設定されていた打刻マークモードを解除して(S60)、テキスト編集画面(文字情報入力状態)に戻る(S45、D15:図7のS12)。すなわち、この時点以降、印刷キーが押され、印刷割込が発生すると(図7のINTG)、打刻マークモード設定前に選択されていた第1処理モード(墨点併記)、第2処理モード(墨字のみ)、第3処理モード(点字のみ)のいずれかに従って、図7等で前述の処理が実行される。
上述のように、本実施形態のラベル作成装置1では、テープT(処理シート)に対して点字画像に基づく点字打刻と、打刻マーク画像に基づく打刻マークの打刻とが可能であり、打刻マークでは、点字の仕様と異なる点間ピッチで打刻処理を行うので、点字と誤認しないで区別して触読できる(識別できる)。また、打刻マーク画像に基づいて打刻されるので、その打刻マーク画像を選択するだけで、所望の打刻マークを処理シート上に容易に形成できる。
ここで、例えばスイッチなどにおける晴眼者向けの表記は、一般にその表記のための面積が狭いので、「ON」「OFF」等よりも、短くできる半角の「ON」「OFF」としたり、漢字で「入」「切」等と表すなど、短い表記が多い。あるいは、例えば押下した状態と離間した状態をイメージで示すスイッチを模した絵柄・記号等で示すことが多い。これと同様に、点字ラベルの場合も、「ON」や「OFF」をそのまま表現した点字より、打刻点1個で「ON」、3個で「OFF」などを決めておいて、それらの打刻マークを貼る方が、短いラベルで済むので、実状に合う。本実施形態における打刻マークは、このような場合に有効に利用できる。
また、例えばキーホルダーに繋いで一括管理されたキーを区別するために、「車」「玄関」「裏口」「納戸」「金庫」・・・等々の名前の点字ラベルを用意して貼るのでは、各キーに貼るためのスペースが必要となり、実状に合わないが、その代わりにキー管理者が識別できる打刻マークを貼れば、短いラベルで済むので、実状に合う。また、例えば家族で同じ大きさ・形状で色違いのコップ等をお揃いで揃えたときに、打刻点の数や模様等の異なる上述したような打刻マークを貼り、それらの色と打刻マークとの対応を決めておけば、家族に視覚障害者がいても容易に識別できて便利である。また、仮に色まで同じものであっても、家族の個々人と打刻マークとの対応を決めておけば、容易に識別可能となる。
なお、上述の実施形態では、打刻マークの形成処理を、第2処理モード(点字のみ)の場合の処理に合わせたが、打刻マークモード設定下においても、第1処理モード(墨点併記)を選択可能にしても良い。この場合、例えば上記のコップの例において、家族の個々の名前を墨字印刷し、それに対して打刻マークを打刻できるようにすれば、個々人のコップを家族内の晴眼者も視覚障害者も容易に識別可能なラベルを作成でき、それぞれのコップに貼付することができる。また、打刻マークのラベルであることを明記するため、打刻マークの周囲を囲む枠等を墨字印刷できるようにしても良い。
また、上述の実施形態では、一旦、打刻マークモードを設定してから文字入力状態に戻り、その後の印刷・実行指示(印刷割込)によって実行させたが、打刻マークモード設定から直接実行するように(図7のS31からS24またはS22への点線で示すフローに従うように)しても良い。また、複数回繰り返して同じ打刻マークを作成するのでなければ、直接実行後に、打刻マークモードを解除するようにしても良く、この場合、図10等で前述の「3.解除」の選択肢は不要となる(D11)。
また、上述のラベル作成装置1では、打刻ユニット80の構成(具体的には縦3個の打刻ピン41の構成)に基づき、横方向のピッチ(1−4間ピッチB14や4−1間ピッチB41)のみを調整したが、例えば縦方向のピッチ(1−2間、2−3間のピッチ)を調整できるものであれば、これらを民間仕様の2.4mm(図4(a)参照)より小さくしたり大きくしたりして、上述した各種とは別の種類の打刻マークを形成できる。
また、上述の実施形態では、複数種の打刻マーク画像を、「個数」や「模様」のグループに分けて記憶し、それらを選択肢として選択することにより打刻マークを指定したが、画像処理(いわゆる描画処理)により、画像の状態で所望の打刻マークの打刻マーク画像を作成(描画)し、それを利用して打刻マークを形成できるようにしても良い。また、打刻点数や打刻点ピッチのみ異なる複数種については、打刻点数等を指定された時点で作成して打刻することもできる。また、これらの場合も、新たに作成された打刻マーク画像を登録しておいて、次回からは選択するだけで(作成処理を経ること無しで)利用できるようにしても良い。
また、上述した実施形態において採用された打刻処理装置としての機能あるいは各種処理方法(打刻処理方法など)は、上述のラベル作成装置1ばかりでなく、プログラム処理可能な各種の装置によって処理されるプログラムとして適用でき、その種のプログラムを記憶するための例えばCD、MD、DVD等の記憶媒体にも適用でき、この種のプログラムを記憶しておいて、あるいは記憶媒体等から読み出して、実行することにより、点字と区別して触読可能な打刻マークを処理シート上に容易に形成できる。もちろん、その他、要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更も可能である。
実施形態に係るラベル作成装置の外観斜視図。 図1のラベル作成装置の開蓋状態の外観斜視図。 図1のラベル作成装置の制御系の概略ブロック図。 6点点字の説明図および打刻凸部の断面図。 打刻ユニットの平面図および断面図。 点字打刻部におけるテープの搬送を説明する説明図。 ラベル作成装置の全体処理のフローチャート。 図7の処理モードに関する補足説明図。 図7のテープ幅の相違に関する補足説明図。 打刻マーク形成時の操作および処理の説明図。 図10に続く、操作の説明図。 各種の墨字画像、点字画像およびラベルの例を示す説明図。 各種の打刻マーク画像およびラベルの例を示す説明図。
符号の説明
1…ラベル作成装置(文字情報処理装置) 2…装置ケース 3…キーボード 4…ディスプレイ 7…印刷ヘッド 110…操作部 120…墨字印刷部 140…切断部 150…点字打刻部 170…検出部 180…駆動部 200…制御部 B…点字 BL…打刻配置部長さ C…テープカートリッジ CL…共通配置部長さ Eb…点字打刻領域(打刻配置部) Ec…共通処理領域(共通配置部) Ep…墨字印刷領域(印刷配置部) Gxx…画像 KL…マーク配置部長さ Lxx…ラベル P…墨字 PL…印刷配置部長さ T、T1、T2、T3……テープ(処理シート)

Claims (9)

  1. 点字の仕様には存在しない配置関係の複数の打刻点で構成される打刻マークのイメージを示す打刻マーク画像を記憶する打刻マーク画像記憶手段と、
    前記打刻マーク画像に基づいて、処理シートに対して前記打刻マークを打刻する打刻手段と、
    を備えたことを特徴とする打刻処理装置。
  2. 前記打刻マークは、前記点字の仕様で定められた打刻点ピッチとは異なる打刻点ピッチで配置された複数の打刻点で構成されることを特徴とする、請求項1に記載の打刻処理装置。
  3. 前記打刻マークは、横並び方向に同一の打刻点ピッチで並ぶ3個以上の打刻点で構成されることを特徴とする、請求項1または2に記載の打刻処理装置。
  4. 前記打刻マーク画像として、前記3個以上の打刻点の数が異なる複数種を記憶可能であり、
    前記打刻点の数を指定可能な打刻点数指定手段をさらに備えたことを特徴とする、請求項3に記載の打刻処理装置。
  5. 前記打刻マーク画像として、前記打刻点ピッチが異なる複数種を記憶可能であり、
    前記打刻点ピッチを、複数の選択肢の中から選択可能なピッチ選択手段をさらに備えたことを特徴とする、請求項2ないし4のいずれかに記載の打刻処理装置。
  6. 前記打刻マーク画像を作成する打刻マーク画像作成手段をさらに備えたことを特徴とする、請求項1ないし5のいずれかに記載の打刻処理装置。
  7. 点字の仕様には存在しない配置関係の複数の打刻点で構成される打刻マークのイメージを示す打刻マーク画像を記憶する打刻マーク画像記憶工程と、
    前記打刻マーク画像に基づいて、処理シートに対して前記打刻マークを打刻する打刻工程と、
    を備えたことを特徴とする打刻処理方法。
  8. 請求項1ないし6のいずれかに記載の打刻処理装置を機能させること、または、請求項7に記載の打刻処理方法を実行可能なこと、を特徴とするプログラム。
  9. 請求項8に記載のプログラムを、プログラム処理可能な装置によって読出可能に記憶することを特徴とする記憶媒体。
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