JP2006198489A - 紙葉類の搬送ギャップ補正装置 - Google Patents

紙葉類の搬送ギャップ補正装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 紙葉類の厚さ、又は重さによって紙葉類を区分し、この区分と搬送される紙葉類の前の搬送ギャップ及び後の搬送ギャップの測定値に基づいて当該紙葉類の搬送ギャップを補正する紙葉類の搬送ギャップ補正装置、及び紙葉類処理装置を提供する。
【解決手段】 紙葉類厚検知ガイド46が紙葉類Pに接触して紙葉類の厚さによって変化すると、紙葉類厚検知センサ45によって検知され、厚さ情報“1”(2mm以下)、厚さ情報“2”(4mm以下)、厚さ情報“3”(6mm以下)に3区分される。また、紙葉類Pの前の搬送ギャップと後の搬送ギャップが搬送ギャップ測定センサ47によって測定される。測定された前後の搬送ギャップ、及び上記厚さ情報に基づいてギャップ補正モータ42の回転速度が設定され、紙葉類Pが加減速タイミングセンサに達するとギャップ補正モータが回転し、搬送ギャップが補正される。
【選択図】 図3

Description

本発明は、区分情報が付与された紙葉類を該区分情報に従い区分する紙葉類処理装置において、搬送される紙葉類の搬送ギャップを補正する紙葉類の搬送ギャップ補正装置、及びこの紙葉類の搬送ギャップ補正装置を搭載した紙葉類処理装置に関する。
従来、紙葉類を区分する紙葉類処理装置では、厚い紙葉類や重い紙葉類は搬送ローラにぶつかり搬送速度遅れが顕著に現れる。この遅れは、搬送中でのショートギャップを引き起こし、集積時のゲート動作、ゲート突き刺さりによるジャムや安定集積ができなくなることによるさかのぼりジャムを引きおこしたていた。
そこで、搬送される紙葉類の搬送速度を一定にし、搬送ギャップが変動しない方法、及び変動した場合、2点間の搬送速度を測定して搬送速度を補正する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。また、紙葉類の厚さに対して搬送ばらつきを低減する方法も知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2001−261194号公報 (第1―3頁、図8) 特開平11−314803号公報 (第2頁、図2)
しかしながら、特許文献1記載の方法は、紙葉類の厚さ、又は重さによって紙葉類を区分し、この区分によって搬送速度を補正していないため、搬送路が長く、紙葉類が複数の搬送ローラと接触して搬送される間に次第に搬送ギャップが一定でなくなるという問題がある。
さらに、特許文献2記載の方法は、厚さ検知ローラによって搬送される紙葉類の厚さを検知し、このローラと連結したアームによって補正ローラ対のギャップを設定して紙葉類を搬送する方法であるため、紙葉類の重さによって紙葉類を区分し、この区分によって搬送速度を補正していないため搬送路が長く、紙葉類が複数の搬送ローラと接触して搬送される間に次第に搬送ギャップが一定でなくなるという問題がある。
本発明は、上記問題を解決するためになされたもので、紙葉類の厚さ、重さ、及び2地点(ポイント)間の搬送ギャップ差によって紙葉類を区分し、この区分と当該搬送される紙葉類の前に搬送された紙葉類とのギャップである前ギャップ、及び後に搬送された紙葉類とのギャップである後ギャップの測定値に基づいて搬送速度の加減速制御を行うことによって、紙葉類の搬送ギャップ補正を行う紙葉類の搬送ギャップ補正装置、及び紙葉類処理装置を提供する。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1記載の紙葉類の搬送ギャップ補正装置は、紙葉類を搬送する搬送手段と、この搬送手段によって搬送される前記紙葉類の厚さを検知する厚さ検知手段と、前記搬送手段によって搬送される前記紙葉類間のギャップを測定する搬送ギャップ測定センサと、前記厚さ検知手段及び前記搬送ギャップ測定センサの下流に配置され、前記紙葉類の搬送速度を加減速する駆動手段と、前記厚さ検知手段により検知された紙葉類の厚さと、前記搬送ギャップ測定センサにより測定された当該紙葉類の前ギャップ及び後ギャップとに基づいて前記駆動手段により前記紙葉類の搬送速度を加減速するための補正値を記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶された補正値を用いて前記駆動手段の搬送速度を設定する設定手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明の請求項3記載の紙葉類の搬送ギャップ補正装置は、紙葉類を搬送する搬送手段と、この搬送手段によって搬送される前記紙葉類の重さを検知する重さ検知手段と、前記搬送手段によって搬送される前記紙葉類間のギャップを測定する搬送ギャップ測定センサと、前記重さ検知手段及び前記搬送ギャップ測定センサの下流に配置され、前記紙葉類の搬送速度を加減速する駆動手段と、前記重さ検知手段により検知された紙葉類の重さと、前記搬送ギャップ測定センサにより測定された当該紙葉類の前ギャップ及び後ギャップとに基づいて前記駆動手段により前記紙葉類の搬送速度を加減速するための補正値を記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶された補正値を用いて前記駆動手段の搬送速度を設定する設定手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、紙葉類の厚さ、重さ及び2地点間の搬送ギャップ差によって紙葉類を区分し、この区分と当該搬送される紙葉類の前ギャップ及び後ギャップの測定値に基づいて搬送速度の加減速制御を行うことによって、紙葉類の搬送ギャップ補正を行うことができる。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図1は、本発明の実施例による搬送ギャップ補正装置11を搭載した紙葉類処理装置100の外観図である。図1の(A)は平面図で、図1の(B)は正面図である。紙葉類処理装置(以下、装置と称する)100には、一括して供給された紙葉類を1枚ずつ取り出して搬送する搬送路(搬送手段)が備えられ、当該紙葉類に記載された配達区分情報を読取・認識する紙葉類供給・認識部10が備えられている。さらに、この紙葉類供給・認識部10で認識された配達区分情報に基づいて当該紙葉類を区分するスタッカ集積部110が備えられている。
なお、上記紙葉類供給・認識部10で認識できなかった紙葉類の配達区分情報を示す画像情報がビデオコーディングシステム(Video Coding System)(以下、VCSと称する。)に送信され、当該画像情報に基づいて操作員によって配達区分情報が入力されると、オンライン処理中に上記IJP(Ink Jet Printer)でバーコードが印字されて上記スタッカ集積部110に集積される。
紙葉類供給・認識部10には、供給部1、取出部2、排除集積部3、プレバーコード読取部4、文字認識部5、遅延搬送路6、IJP(Ink Jet Printer)印字部7、ベリファイバーコード読取部8、分岐部9、搬送ギャップ補正装置11、及びオペレートパネル20が備えられている。
装置100では、供給部1に紙葉類をセットし、オペレートパネル20のスタートスイッチ(図示しない)をオンすることによって装置を運転させると取出部2から紙葉類が取り出される。
機構検知部3aは、取り出された紙葉類の中の異物混入紙葉類や定型外紙葉類などの紙葉類を検出して排除集積部3bへ排除する。排除されなかった供給可能な紙葉類は、プレバーコード読取部4、文字認識部5に搬送される。
プレバーコード読取部4、文字認識部5は、紙葉類に記載されたバーコード、郵便番号、住所などの配達区分情報を読み取り、かつ認識する。
遅延搬送路6は、文字認識部5で読み取れなかった紙葉類のVCS処理(紙葉類の画像をモニタに表示し、操作員が一定時間内に配達区分情報を打鍵する処理)の処理時間を稼ぐための搬送部である。
IJP印字部7は、プレバーコード読取部4、文字認識部5又はVCS打鍵情報を元に設定された配達区分情報を特殊フォーマットのバーコードに変換する。また、その印字した内容をベリファイバーコード読取部8にて再チェックを行う。その後、制御部は、最終判定(最終行先スタッカの決定)を行い、この最終判定の結果に基づいて該当のスタッカへ集積させるために分岐部9のゲート(図示しない)を稼動し各段への振分を行う。振分られた紙葉類は、スタッカ集積部110へと搬送され、最終行先スタッカの決定に従って該当スタッカへ集積される。
搬送ギャップ補正装置11は、紙葉類が搬送されているとき、何らかの理由により紙葉類間の搬送ギャップが詰まったり、開いたりするため、その搬送ギャップを設定状態に補正する。この搬送ギャップ補正装置は、本実施例では遅延搬送路6前とスタッカ集積部110に配置される。なお、この配置位置はこれに限ったものではなく、紙葉類処理装置の構成、規模によって変化するのは当然である。
図2は、装置100を制御する制御部に関するブロック図である。制御部30は、供給・取出部周辺をコントロールするための取出制御部31、異物混入紙葉類を排除するための異物検出制御部32、紙葉類の配達区分情報をやりとりするための読取部インターフェース制御部33、その情報をIJPでバーコード印字するための印字制御部34、紙葉類を搬送させ決められたスタッカへ集積させる搬送・区分制御部35、紙葉類の集積情報や装置の異常情報をオペレートパネルに表示するためのパネル制御部36、及び搬送中の紙葉類間ギャップを一定に保つための搬送ギャップ補正制御部37を制御する。
搬送ギャップ補正制御部(搬送ギャップ補正制御手段)37は、図示しないCPU(中央処理装置)及びメモリ(記憶手段)37aを有し、搬送ギャップ補正モータ(駆動手段)42を制御するモータ駆動回路(駆動手段)40、可減速タイミングセンサ41及び厚さ検知センサ45からの検知出力を入力するスイッチ制御回路43、及び重さ検知装置50を制御するトルク制御回路44を制御する。
メモリ37aには、後述する補正値が記憶される。
図3は、厚さ検知手段を用いた搬送ギャップ補正装置11の概略構成図である。従って、この搬送ギャップ補正装置11には、搬送方向の上流側から厚さ検知センサ45a、45b、紙葉類厚検知ガイド46、紙葉類間の搬送ギャップを測定する搬送ギャップ測定センサ47、搬送ギャップ補正モータ42、及び搬送ギャップ補正モータ42の動作タイミングをとるための加減速タイミングセンサ41が備えられている。
厚さ検知センサ45a、45bは、近接して配置された投光器及び受光器で構成された光学式センサである。紙葉類厚検知ガイド46が紙葉類に接触して、紙葉類の厚さによって変化するとき、この光学式センサは、紙葉類厚検知ガイ46の他方の検知面を検知する。紙葉類の厚さは、厚さ検知センサ45a、45bの出力によって下式(1)〜(3)に示すように区分される(区分手段)。なお、“0”は暗状態でセンサが遮られている状態、“1”は紙葉類が紙葉類厚検知ガイド46に接触してセンサが遮られていない明状態を示す。
厚さ検知センサ45b 45a
0 0 :0mm<紙葉類厚≦2mm・・・(1)
0 1 :2mm<紙葉類厚≦4mm・・・(2)
1 1 :4mm<紙葉類厚≦6mm・・・(3)
搬送ギャップ補正モータ42は、搬送ギャップ測定センサ47によって測定された搬送ギャップが設定値からずれているとき、このずれている量を補正する。
加減速タイモングセンサ41は、搬送ギャップ補正モータ42が動作するタイミングをとるもので、このタイミングによって、搬送ギャップ補正モータの回転速度が設定される。
図4は、紙葉類の厚さ情報に基づいて搬送ギャップ補正を行うためのシフト情報エリアに関するメモリ構成及びギャップテーブル図である。このギャップテーブルは、搬送ギャップを補正するための補正値のテーブルで、メモリ(記憶手段)37aに記憶されている。以下、この記憶手段に記憶された補正値を用いて搬送ギャップ補正モータ(駆動手段)42の搬送速度を設定する設定手段の説明を行う。なお、搬送ギャップ補正モータ42は、搬送ギャップ補正制御部37のCPU(図示しない)によって補正値が設定される。
図4(1)は、搬送される紙葉類を区別するために、紙葉類毎に付与されるシフト情報エリアである。
図4(1)の(A)は、紙葉類のIDに相当するメールNo(メールナンバー)である。
図4(1)の(B)は、紙葉類の厚さ情報で、上記厚さ検知センサで検出した紙葉類の厚さに基づいて厚さ情報“1”、厚さ情報“2”、厚さ情報“3”が下式(4)〜(6)に示すように付与される。
1:(0mm<紙葉類厚≦2mm)・・・(4)
2:(2mm<紙葉類厚≦4mm)・・・(5)
3:(4mm<紙葉類厚≦6mm)・・・(6)
図4(1)の(C)は、前ギャップ情報で、搬送ギャップ測定センサ47で測定した当該処理媒体の先に搬送された紙葉類との搬送ギャップデータである。
図4(1)の(D)は、後ギャップ情報で、搬送ギャップ測定センサ47で測定した当該処理媒体の後に搬送された紙葉類との搬送ギャップデータである。
図4(2)は、ギャップテーブルである。このギャップテーブルは、シフト情報エリアに設定された紙葉類の厚さ情報(上記、1、2、3)に基づき、1種類選択される(ギャップテーブル選択手段)。前ギャップ情報及び後ギャップ情報をインデックスとして補正値が選択される(補正値選択手段)。この補正値選択手段によって選択されたデータによってギャップ補正モータ42の回転速度が設定される。
例えば、図4(2)の(A)において、前ギャップと後ギャップの交点Pcは後ギャップが大きく前ギャップが小さく、搬送が進んでいる場合に相当する。この場合は、当該紙葉類を進んでいるギャップに相当する分だけ搬送速度を減速する必要がある。従って、このPcは減速エリア(C)に相当する。同様に加速エリア(A)、等速エリア(B)も設定される。
図4(2)の(A)は、厚さ情報が“1”(0mm<紙葉類厚≦2mm)の場合のギャップテーブルである。この場合は、厚さが薄い紙葉類であるから前ギャップと後ギャップで設定されるデータには紙葉類の厚さによるギャップ補正モータの回転速度補正は行わない。従って、平均ギャップテーブル(±0%)としてある。
図4(2)の(B)は、厚さ情報が“2”(2mm<紙葉類厚≦4mm)の場合のギャップテーブルである。この場合は、厚さが厚い紙葉類であるから前ギャップと後ギャップで設定されるデータには紙葉類の厚さによるギャップ補正モータ42の回転速度補正を10%行う。従って、平均ギャップテーブル(±10%)としてある。この場合、上述した交点Pcは、等速エリア(B)に含まれる。このように、紙葉類は厚い場合には紙葉類が進んだ状態であっても、以降の搬送中に次第に遅れてくることを想定し等速エリア(B)とする。
図4(2)の(C)は、厚さ情報が“3”(4mm<紙葉類厚≦6mm)の場合のギャップテーブルである。この場合は、厚さがさらに厚い紙葉類であるから前ギャップと後ギャップで設定されるデータには紙葉類の厚さによるギャップ補正モータ42の回転速度補正を20%行う。従って、平均ギャップテーブル(±20%)としてある。この場合も、交点Pcは、等速エリア(B)に含まれる。
図5は、紙葉類の厚さ情報に基づく搬送ギャップ補正処理に関するフローチャートである。まず始めに、紙葉類の厚さ情報をチェック(S1)する。
この厚さ情報チェックの結果、紙葉類の厚さが2mm以下の場合は(S2のy)、平均ギャップテーブル(±0%)情報から1つの加減速値をセットする(S4)。
上記、厚さ情報チェックの結果、紙葉類の厚さが2mmを超え4mm以下の場合は(S3のy)、平均ギャップテーブル(±10%)情報から1つの加減速値をセットする(S5)。
上記、厚さ情報チェックの結果、紙葉類の厚さが4mmを越え6mm以下の場合は(S3n)、平均ギャップテーブル(±20%)情報から1つの加減速値をセットする(S6)。
平均ギャップテーブル(S4〜S6)で選択された1つの加減速値をもとに加減速処理が実行される(S7)。これにより、紙葉類の厚さによる搬送遅れ分を加えたギャップ補正動作が実現できる。
図6は、図5に示すフローチャートに基づいて紙葉類の厚さ情報に基づく搬送ギャップ補正処理を行った場合の一例である。図6(1)は、ギャップ補正前の初期状態を示しており、ここでは、搬送方向に対して1通目(No.1)と3通目(No.3)が2mm、2通目(No.2)が6mmの紙葉類に対して、2通目がどのように加速処理されたかを図6(2)を参照して説明する。
図6(2)の(A)はギャップ補正後の本実施例による加速動作後の紙葉類の状態で、図6(2)の(B)はギャップ補正後の従来方法による加速動作後の紙葉類の状態であり、わかりやすくするため対比して図示してある。
2通目の厚さは6mmであるため、シフト情報エリアより、平均ギャップテーブル(±20%)が選択される。このテーブルから、後ギャップ40mm(a)、前ギャップ160mm(b)の加減速値が引き出される。そして、(a)<(b)のため加速処理が選択されることになる。
従来のギャップ補正処理では、搬送ギャップ(e)、(f)が下式(7)になるように加減速処理が実行される。その結果、ギャップ補正後は、後ギャップ100mm(e)、前ギャップ100mm(f)となる。
(e)=(f)=((a)+(b))/2・・・(7)
(a):ギャップ補正前の後ギャップ
(b):ギャップ補正前の前ギャップ
(e):ギャップ補正後の後ギャップ
(f):ギャップ補正後の前ギャップ
一方、本実施例によるギャップ補正処理では、平均ギャップテーブル(±20%)が選択されたため搬送ギャップ(c)が下式(8)になるように加減速処理が実行される。
(c)=1.2×((a)+(b))/2・・・(8)
(a):ギャップ補正前の後ギャップ
(b):ギャップ補正前の前ギャップ
(c):ギャップ補正後の後ギャップ
本実施例では、厚さ情報を考慮して、後ギャップ(c)が1.2×((a)+(b))/2となり、後ギャップ120mm(c)、前ギャップ80mm(d)と補正される。ギャップ補正直後は一定のギャップにはならないが、厚い紙葉類は搬送中に遅れる傾向にあるため、集積付近では一定のギャップになって安定した集積が可能となる。
図7は、重さ検知手段を用いた搬送ギャップ補正装置11の概略構成図である。従って、この搬送ギャップ補正装置11には、搬送方向の上流から重さ検知装置50、紙葉類間の搬送ギャップを測定する搬送ギャップ測定センサ47、搬送ギャップ補正モータ42、及び搬送ギャップ補正モータ42の動作タイミングをとるための加減速タイミングセンサ41が備えられている。
ここで、実施例1と同一部分は同一符号を付してその説明を省略し、重さ検知装置50についてのみ説明する。
上記重さ検知部(重さ検知手段)50は、搬送方向上流に駆動ローラ51a及び搬送路59を介して搬送ローラ51aの対向位置に配置されたピンチローラ51bを有する。これら駆動ローラ51a及びピンチローラ51bによって紙葉類Pを取り込み、取り込んだ紙葉類Pの搬送速度を減速する。また、紙葉類Pの搬送位置を検知するためのセンサ54が駆動ローラ51aの搬送方向下流に配置されている。
また、重さ検知部50は、減速された紙葉類Pの搬送トルクを検知する駆動ローラ52a、この駆動ローラ52aの搬送路59を介して搬送ローラ4aの対向位置に配置されたピンチローラ52b、上記駆動ローラ52aの回転速度を設定し、かつ、この駆動ローラ52aを駆動するサーボモータ56、このサーボモータ56の回転速度を計測するロータリ・エンコーダ57、及びサーボモータ56から出力されるトルクから重量を検知するトルク制御回路44が配置されている。さらに、センサ55が駆動ローラ52aの搬送方向下流に配置されている。
さらに、上記重さ検知部50は、上記駆動ローラ52a及びピンチローラ52bによって減速された紙葉類Pの搬送速度を減速される前の搬送速度に戻すための駆動ローラ53a及びこの駆動ローラ53aの搬送路59を介して搬送ローラ5aの対向位置に配置されたピンチローラ53bを有する。
次に、図8を参照して重さ検知部50の動作を説明する。図8(A)及び図8(B)は紙葉類の重さ検知部50の動作を説明する図である。
図8(A)のタイミングt0は、紙葉類Pが駆動ローラ51a及びピンチローラ51bで狭持されて取り込まれ搬送速度V(第1の搬送速度)で図示矢印A方向に搬送され、その搬送される紙葉類の先端がセンサ54に到達した瞬間を示す。
図8(A)のタイミングt1は、紙葉類Pがセンサ54に到達後、一定速度で搬送され紙葉類Pの先端が駆動ローラ52a及びピンチローラ52bのニップに到達した瞬間を示す。
図8(A)のタイミングt2は、紙葉類Pの先端が駆動ローラ52a、ピンチローラ52bのニップに到達後、この駆動ローラ52a及びピンチローラ52bによって減速されセンサ55に到達した瞬間を示す。タイミングt1からタイミングt2の間、搬送速度V(第1の搬送速度)から段階的に減速されて搬送速度V(第2の搬送速度)に達するまでトルク制御回路44によって搬送速度が制御される。すなわち、制御回路44はタイミングt1からt2に達するまでの間に搬送速度がV1から搬送速度V2にほぼ直線的に減速するようにサーボモータ11の回転数を所定時間毎に複数回設定する。
次に、上記タイミングt1からt2に到達する間のトルクTの動作を説明する。トルクTは、搬送速度がV1から搬送速度V2に減速するときの運動エネルギーE1の変動量dEから求められる。
すなわち、減速する紙葉類Pが駆動ローラ51a及びピンチローラ51bに狭持されて図示矢印A方向に搬送されるときに紙葉類Pが受ける運動エネルギーE1は紙葉類Pの質量mを用いて搬送速度がVのとき、数式(9)に示すようになる。
E1=(1/2)mV (J)・・・・・・・(9)
また、搬送速度がV(初速度)からVに減速するから、この場合の運動エネルギーE1の変動量dEは数式(10)に示すようになる。
dE=(1/2)m(V−V (J)・・・(10)
この数式(10)で示す運動エネルギーの変動量dEが駆動ローラ52a及びピンチローラ52bに加わり、運動エネルギーdEに比例したトルクTが求められる。従ってこのときのトルクTは、数式(11)で示すことができる。
T=K・dE (N・m)・・・・・・・・・・・(11)
T=K・(1/2)m(V−V (N・m)・(12)
:運動エネルギーをトルクに変換するときの変換係数
次に、紙葉類の質量とトルクTの関係を説明する。数式(12)を、時間tを横軸にし、トルクTを縦軸にしたグラフにすると図8(B)の(a)に示すようになる(但しV1>V2)。また、数式(12)から紙葉類Pの質量mは、数式(13)を用いて示すことができる。
m=K・2T/(V−V (Kg)・・・・(13)
:トルクTを質量に変換するときの変換係数
数式(13)は、紙葉類Pの質量mが、例えば通常の質量の半分である(1/2)mの場合、トルクTが(1/2)mになることを示している。従って、例えば図8(B)の(a)が質量mの場合のトルク特性曲線であるとすると、図8(B)の(b)は質量(1/2)mの場合のトルク特性曲線になることを示す。このようにして、紙葉類Pの重量(質量)が測定される。
図9は、紙葉類の重さ情報に基づいて搬送ギャップ補正を行うためのシフト情報エリアに関するメモリ構成及びギャップテーブル図である。このギャップテーブルは、搬送ギャップを補正するための補正値のテーブルで、メモリ(記憶手段)37aに記憶されている。以下、この記憶手段に記憶された補正値を用いて搬送ギャップ補正モータ(駆動手段)42の搬送速度を設定する設定手段の説明を行う。なお、搬送ギャップ補正モータ42は、搬送ギャップ補正制御部37のCPU(図示しない)によって補正値が設定される。
図9(1)は、搬送される紙葉類を区別するために、紙葉類毎に付与されるシフト情報エリアである。
図9(1)の(A)は紙葉類のIDに相当するメールNoである。
図9(1)の(B)は、紙葉類の重さ情報で、重さ検知センサで検出した紙葉類の重さに基づいて紙葉類の重さ情報“1”、紙葉類の重さ情報“2”、紙葉類の重さ情報“3”が下式(4)〜(6)に示すように付与される。
1:(0g<紙葉類重さ≦Og)・・・(14)
2:(Og<紙葉類重さ≦Pg)・・・(15)
3:(Pg<紙葉類重さ≦Qg)・・・(16)
図9(1)の(C)は、前ギャップ情報で、搬送ギャップ測定センサ47で測定した当該紙葉類の先に搬送された紙葉類との搬送ギャップデータである。
図9(1)の(D)は、後ギャップ情報で、搬送ギャップ測定センサ47で測定した当該紙葉類の後に搬送された紙葉類との搬送ギャップデータである。
図9(2)は、ギャップテーブルである。このギャップテーブルは、シフト情報エリアに設定された紙葉類の重さ情報(上記、“1”、“2”、“3”)に基づき、前ギャップ情報及び後ギャップ情報によって設定されるデータによってギャップ補正モータ42の回転速度を設定するために使用される。以下、図4で説明した実施例1において、「紙葉類の厚さ」を「紙葉類の重さ」に言い換えることによって説明できる。すなわち、紙葉類の厚さが薄い場合は紙葉類の重さが軽い場合に相当し、以下同様に紙葉類の厚さが厚い場合は、紙葉類の重さが重い場合に相当する。
図10は、紙葉類の重さ情報に基づく搬送ギャップ補正処理に関するフローチャートである。まず始めに、紙葉類の重さ情報をチェック(S10)する。
この重さ情報チェックの結果、紙葉類の重さがOg以下の場合(重さ情報1)は(S11のy)、平均ギャップテーブル(±0%)情報から1つの加減速値をセットする(S13)。
上記、重さ情報チェックの結果、紙葉類の重さがOgを超えPg以下の場合(重さ情報2)は(S12のy)、平均ギャップテーブル(±10%)情報から1つの加減速値をセットする(S14)。
上記、重さ情報チェックの結果、紙葉類の重さがPgを超えQg以下の場合(重さ情報3)は(S12のn)、平均ギャップテーブル(±20%)情報から1つの加減速値をセットする(S15)。
平均ギャップテーブル(S13〜S15)で選択された1つの加減速値をもとに加減速処理が実行される(S16)。これにより、紙葉類の重さによる搬送遅れ分を加えたギャップ補正動作が実現できる。
図11は、紙葉類の2地点での搬送ギャップ情報に基づいて搬送ギャップ補正を行うためのシフト情報エリアに関するメモリ構成及びギャップテーブル図である。このテーブルは、2地点での前ギャップ情報及び後ギャップ情報からなるシフト情報を示している。すなわち、実施例1及び実施例2では、紙葉類の厚さ、重さなどの紙葉類属性に基づいて搬送ギャップ補正を行う装置の説明を行ったが、さらに、紙葉類の材質等によりギャップが一定でなくなる場合があり、それを補正するために本実施例が適用される。
図11(1)は、搬送される紙葉類を区別するために、紙葉類毎に付与されるシフト情報エリアである。
図11(1)の(A)は紙葉類のIDに相当するメールNo(メールナンバー)である。
図11(1)の(B)は遅延搬送部入口で測定した紙葉類の前ギャップ情報である。
図11(1)の(C)は遅延搬送部入口で測定した紙葉類の後ギャップ情報である。
図11(1)の(D)はギャップ補正装置前で測定した紙葉類の前ギャップ情報である。
図11(1)の(E)はギャップ補正装置前で測定した紙葉類の後ギャップ情報である。
図11(2)は、ギャップテーブルである。このギャップテーブルは、シフト情報エリアに設定された紙葉類の2地点での前ギャップ情報及び後ギャップ情報によって設定されるデータによってギャップ補正モータ42の回転速度を設定するために使用される。
図11(2)の(A)は、「遅延搬送部入口で測定した紙葉類の前後ギャップ」と「ギャップ補正装置前で測定した紙葉類の前後ギャップ」が一致したときのテーブルである。ここでは、紙葉類の種類(材質/厚さ/サイズなど)が違っていても、対ベルトから見た紙葉類のグリップ力は一緒で搬送途中の紙葉類の遅れが発生しにくいと判断し、前後のギャップが同じになるように加減速均一のテーブルを組んでいる。
図11(2)の(B)は、ギャップ補正装置前で測定した紙葉類の前後ギャップとギャップ補正装置前で測定した紙葉類の前後ギャップが一致しないときのテーブルである。ここでは、紙葉類の種類(材質/厚さ/サイズなど)が似たような紙葉類であっても、対ベルトから見た紙葉類のグリップ力は異なり搬送途中の紙葉類の遅れが発生しやすい判断し、前後のギャップがギャップ遅れ分加算されたような加減速テーブルを組んでいる。このテーブルは2点間のギャップの差によって変化してくるものである。
図12は、紙葉類の2地点での搬送ギャップに基づくギャップ補正処理に関するフローチャートである。まず始めに、遅延搬送部入口付近のセンサにて紙葉類の前後のギャップを測定する(S20)。
次に、その紙葉類がギャップ補正装置付近に到着した際に再度紙葉類の前後のギャップを測定する(S21)。
次に、上記2箇所で測定した前後ギャップを比較し(S22)、同じであれば平均ギャップテーブル情報(通常補正)から1つの加減速値をセットする(S23)。違っていれば、そのギャップ差分を加味して平均ギャップテーブル情報(過大補正)から1つの加減速値をセット(S24)する。
平均ギャップテーブル(S23、S24)で選択された1つの加減速値をもとに加減速処理(S25)が実行される。これにより、紙葉類の種類(材質/厚さ/サイズなど)による搬送遅れ分を加えたギャップ補正動作が実現できる。
図13は、図10に示すフローチャートに基づいてギャップ補正を行った場合の一例である。図13(1)は、遅延搬送部6の入口付近で測定した搬送ギャップの初期状態を示しており、ここでは、搬送方向に対して1通目(No.1)と3通目(No.3)がグリップ力が普通の2mm紙葉類、2通目(No.2)がグリップ力が弱い2mm紙葉類に対して、2通目がどのように加速処理されたかを図13(2)〜図13(4)を参照して説明する。
図13(2)は、搬送ギャップ補正装置11前で測定したギャップ補正前の上記2通目の紙葉類が搬送中に遅れた場合を示す。この場合は、シフト情報エリアより、遅延搬送部6入口で測定した後ギャップが100mm(a)、前ギャップが100mm(b)であり、ギャップ補正装置前で測定した後ギャップが50mm(c)、前ギャップが150mm(d)であり、(a)>(c)かつ(b)<(d)のため、2通目が搬送中に遅れやすい紙葉類であることがわかる。
図13(3)は、ギャップ補正後の従来方法による加速動作後の紙葉類の状態で、図13(4)は、ギャップ補正後の本実施例による加速動作後の紙葉類の状態であり、わかりやすくするため対比して図示してある。
従来のギャップ補正処理では、平均的なギャップになるように処理するため、ギャップ補正装置後で後ギャップが100mm(e)、前ギャップが100mm(f)になるように処理していたが、この方法では、上記ギャップ差ができることから当該紙葉類に搬送遅れが発生しやすいことが推測できるため、本実施例では、その分を加えてギャップ補正を実施する。(c)より50mm分は遅れやすいので、加速時に+50mmだけ加速量を増加すれば、以降の集積までの長い搬送路で搬送遅れが発生しても、集積不安定になるほどは遅れず、ジャムや誤区分を引き起こすことはなくなる。
(変形例)
実施例1で説明した搬送ギャップ補正装置(第1の搬送ギャップ補正装置)11、実施例2で説明した搬送ギャップ補正装置(第2の搬送ギャップ補正装置)11、及び実施例3で説明した搬送ギャップ補正装置(第3の搬送ギャップ補正装置)11は、それぞれ独立して紙葉類処理装置100に搭載して搬送ギャップの補正を行うことができる。しかしながら、本実施例のように紙葉類処理装置100が大型で搬送路が長い場合などは、これらの搬送ギャップ補正装置を組み合わせて用いることによって、より好適な搬送ギャップ補正にすることができる。例えば、図1の紙葉類・認識部10には厚さ検知手段の検知結果に基づく第1の搬送ギャップ補正装置11を配置し、図1のスタッカ集積部110には紙葉類の2地点での搬送ギャップ情報に基づく第3の搬送ギャップ補正装置11を配置する。この場合、第1の搬送ギャップ補正装置によって紙葉類あの厚さによる搬送ギャップが補正されるだけでなく、搬送下流に配置された第3の搬送ギャップ補正装置によって、搬送路が長い場合に自然と発生する緩やかな搬送ギャップのずれを補正することができる。
なお、上記実施例では、搬送ギャップを補正する方法として説明したが、これに限定されることなく、搬送ギャップを測定するかわりに同一センサによって搬送ピッチを測定することによって搬送ピッチを補正してもよい。
本発明の実施例による搬送ギャップ補正装置を搭載した紙葉類処理装置100の外観図。 紙葉類処理装置を制御する制御部に関するブロック図。 厚さ検知手段を用いた搬送ギャップ補正装置の概略構成図。 紙葉類の厚さ情報に基づいて搬送ギャップ補正を行うためのシフト情報エリアに関するメモリ構成及びギャップテーブル図。 紙葉類の厚さ情報に基づく搬送ギャップ補正処理に関するフローチャート。 紙葉類の厚さ情報に基づく搬送ギャップ補正処理を行った場合の一例。 重さ検知手段を用いた搬送ギャップ補正装置の概略構成図。 紙葉類の重さ検知部の動作を説明する図である 紙葉類の重さ情報に基づいて搬送ギャップ補正を行うためのシフト情報エリアに関するメモリ構成及びギャップテーブル図。 紙葉類の重さ情報に基づく搬送ギャップ補正処理に関するフローチャート。 紙葉類の2地点での搬送ギャップ情報に基づいて搬送ギャップ補正を行うためのシフト情報エリアに関するメモリ構成及びギャップテーブル図。 紙葉類の2地点での搬送ギャップに基づくギャップ補正処理に関するフローチャート。 紙葉類の2地点での搬送ギャップに基づく搬送ギャップ補正処理を行った場合の一例。
符号の説明
P 紙葉類
1 供給部
2 取出部
3 排除集積部
4 プレバーコード読取部
5 文字認識部
6 遅延搬送部
7 印字部
8 ベリファイバーコード読取部
9 分岐部
11 搬送ギャップ補正装置
20 オペレートパネル
30 制御部
37 搬送ギャップ補正制御部
40 モータ駆動回路
41 加減速タイミングセンサ
42 搬送ギャップ補正モータ
43 スイッチ制御回路
44 トルク制御回路
45a、45b 厚さ検知センサ
46 紙葉類厚検知ガイド
47 搬送ギャップ測定センサ
50 重さ検知部
51a、52a、53a 駆動ローラ
51b、52b、53b ピンチローラ
54、55 センサ
56 サーボモータ
57 ロータリ・エンコーダ
110 スタッカ集積部

Claims (5)

  1. 紙葉類を搬送する搬送手段と、
    この搬送手段によって搬送される前記紙葉類の厚さを検知する厚さ検知手段と、
    前記搬送手段によって搬送される前記紙葉類間のギャップを測定する搬送ギャップ測定センサと、
    前記厚さ検知手段及び前記搬送ギャップ測定センサの下流に配置され、前記紙葉類の搬送速度を加減速する駆動手段と、
    前記厚さ検知手段により検知された紙葉類の厚さと、前記搬送ギャップ測定センサにより測定された当該紙葉類の前ギャップ及び後ギャップとに基づいて前記駆動手段により前記紙葉類の搬送速度を加減速するための補正値を記憶する記憶手段と、
    この記憶手段に記憶された補正値を用いて前記駆動手段の搬送速度を設定する設定手段と、
    を備えたことを特徴とする紙葉類の搬送ギャップ補正装置。
  2. 前記厚さ検知手段は、
    検知された紙葉類の厚さより厚さの薄い方から厚さ情報1乃至厚さ情報3の3段階に区分する区分手段を備え、
    前記設定手段は、
    前記区分手段による3段階の区分に応じて3種類に分けられた前記補正値から当該紙葉類の前記厚さ情報に基づいて1種類選択する選択手段と、
    この選択手段によって選択された種類の補正値の中から、前記前ギャップ及び前記後ギャップに基づいて補正値を選択する補正値選択手段と、
    を備えていることを特徴とする請求項1記載の紙葉類の搬送ギャップ補正装置。
  3. 紙葉類を搬送する搬送手段と、
    この搬送手段によって搬送される前記紙葉類の重さを検知する重さ検知手段と、
    前記搬送手段によって搬送される前記紙葉類間のギャップを測定する搬送ギャップ測定センサと、
    前記重さ検知手段及び前記搬送ギャップ測定センサの下流に配置され、前記紙葉類の搬送速度を加減速する駆動手段と、
    前記重さ検知手段により検知された紙葉類の重さと、前記搬送ギャップ測定センサにより測定された当該紙葉類の前ギャップ及び後ギャップとに基づいて前記駆動手段により前記紙葉類の搬送速度を加減速するための補正値を記憶する記憶手段と、
    この記憶手段に記憶された補正値を用いて前記駆動手段の搬送速度を設定する設定手段と、
    を備えたことを特徴とする紙葉類の搬送ギャップ補正装置。
  4. 前記重さ検知手段は、
    検知された紙葉類の重さより重さの軽い方から重さ情報1乃至重さ情報3の3段階に区分する区分手段を備え、
    前記設定手段は、
    前記区分手段による3段階の区分に応じて3種類に分けられた前記補正値から当該紙葉類の前記重さ情報に基づいて1種類選択する選択手段と、
    この選択手段によって選択された種類の補正値の中から、前記前ギャップ及び前記後ギャップに基づいて補正値を選択する補正値選択手段と
    を備えていることを特徴とする請求項3記載の紙葉類の搬送ギャップ補正装置。
  5. 搬送される紙葉類の2地点での搬送ギャップを測定する搬送ギャップ測定センサに基づいて搬送ギャップを補正する搬送ギャップ補正装置を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項3に記載の紙葉類の搬送ギャップ補正装置。
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