JP2006198272A - ピボット軸受 - Google Patents

ピボット軸受 Download PDF

Info

Publication number
JP2006198272A
JP2006198272A JP2005014908A JP2005014908A JP2006198272A JP 2006198272 A JP2006198272 A JP 2006198272A JP 2005014908 A JP2005014908 A JP 2005014908A JP 2005014908 A JP2005014908 A JP 2005014908A JP 2006198272 A JP2006198272 A JP 2006198272A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bearing
pivot
radius
case
pivot bearing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005014908A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsunobu Nonaka
勝信 野中
Hisashi Miyoshi
久 三由
Takashi Yamane
隆志 山根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Original Assignee
National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST filed Critical National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Priority to JP2005014908A priority Critical patent/JP2006198272A/ja
Publication of JP2006198272A publication Critical patent/JP2006198272A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Sliding-Contact Bearings (AREA)
  • External Artificial Organs (AREA)

Abstract

【課題】 ピボット軸受の軸受表面の材質を変えることなく、また特別の表面処理を行うことなく、更に他の部材を用いることなく、簡単な手法によって更に長寿命化をはかることができ、特に人工心臓用ポンプへの使用に好適なピボット軸受を提供する。
【解決手段】 UHMWPE材軸受側に予めドリルで凹み加工し、接触面を拡大する。その際の凹部の半径はRは、ピボットの半径Rを、1.0mm<R<2.0mmに選ぶとき、R=0.32R2+0.7R+1.15の式を満たすように設定する。また、UHMWPE材からなる軸受に凹部を形成し、該凹部で該軸受よりも硬質のピボットを受けるピボット軸受において、 ピボットの半径Rと軸受凹部半径Rが、R=1.0mmのとき、1.0mm<R<1.17mm :R=1.5mmのとき、1.5mm<R<1.92mm:R=2.0mmのとき、2.0mm<R<2.83mmの範囲になるように設定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、回転機械のスラスト軸受として用いられるピボット軸受に関し、特にピボットを高分子樹脂材料によって受けるようにした、人工心臓ポンプに好適なピボット軸受に関する。
ピボット軸受は回転機械のスラスト軸受として無くてはならないものとなっており、特に比較的軽量の回転部材を支持するスラスト軸受を中心として、極めて広範な分野に利用されている。このようなスラスト軸受においては、耐久性を向上するため種々の手段が用いられており、金属の軸受においては当接面に焼き入れ等の熱処理を施し、また窒化処理、侵炭処理等の表面硬化処理を行い、或いは耐摩耗性金属の溶射等を行っている。また、このスラスト軸受の軸受け部分において、ピボットあるいはピボット受けの何れかを樹脂により金型成型や機械加工により形成することがあるが、そのような樹脂による軸受面の耐摩耗性のためには、多くの場合はその軸受面部分の樹脂への各種物質の混合を含め、耐摩耗性樹脂の選択によって行われ、ときには金属製物質の溶射が行われる。
一方、ピボット式のスラスト軸受は小型ポンプにも用いられており、血液用ポンプ、即ち人工心臓用ポンプにもこれを使用している。人工心臓用ポンプとしては各種のものが提案されているが、例えば特開平10−33664号公報(特許第2807786号)[特許文献1]に示されているようなものがある。その全体構成は図8に示すように、円筒部21の下方周囲に形成したインペラ部22にインペラ23を形成し、インペラ部22の底部には永久磁石群24を設けると共にその中心部にピボット軸25を突出して設け、円筒部21の外周には磁石26を設けたものを示している。
このようなインペラをケーシング27のポンプ室20内に収納し、ケーシング27のポンプ室20内面において前記円筒部21に設けた磁石26に対向する位置に支持用磁石28を配置し、両磁石の反発力によりインペラをラジアル方向に支持することによって、インペラをポンプ室内の中心部に支持している。また、ケーシング27の底壁29の中心部にはピボット受け30を設け、ここでインペラのピボット軸25の球状部を受けることによりインペラのスラスト方向の支持を行い、これらの軸受によりインペラをポンプ室内に回転自在に支持している。
ケーシング27の下部にはインペラ駆動装置31を設け、その内部にモータで回転させる永久磁石群または回転磁界を発生する電磁石群のような磁石群33を配置して、回転磁界を発生させることにより、インペラのカップリング磁石群24が回転し、インペラが回転駆動され、それによりケーシング上部に形成した流入口34から血液が流入し、ケーシングの下部周囲に設けた流出口からこれを吐出することができるようになっている。
上記人工心臓用ポンプはこのような構造により、インペラ上流側に接続された円筒部が血流の流路を形成し、流路形状を単純で横断面積の大きなものとすることが可能となって、血流の円滑化を達成することができるという利点がある。
このように人工心臓用ポンプにおいてはその内部を流れる血流の円滑化は極めて大きな課題であるが、このようなポンプにおいて用いられるピボット軸受においてもその部分で血液の滞留による血液凝固(血栓)を発生することは絶対避けなければならず、したがってこのピボット軸受の研究もなされ、既に種々の提案がなされている。なお、上記のようなポンプ内の流体によどみを発生しないようにすることは、前記のような血液を対象とする人工心臓用ポンプばかりでなく、各種の液体を供給するポンプにおいて同様の課題を生ずる場合が多い。
特開平10−33664号公報
前記のように、例えば人工心臓用ポンプのような分野に用いられるピボット軸受においては、長期間安定して使用することができるものでなければならず、また血液への溶解を含め、血液に触れる部分に用いられる器具の材質は限定されたものとなっている。したがって、ピボット軸受を長寿命化するための前記のような手段の多くのものは採用することができず、使用材料の材質を変えることなく、長寿命化できるピボット軸受の技術が望まれている。
また、前記のような人工心臓用ポンプにおけるピボット軸受においては、ピボット及びピボット受けの双方とも耐久性の高いセラミックスを用いると、長期間使用していると摺動接触面に次第に摩耗粉が蓄積してこのポンプの寿命を短縮化する原因となると共に、軸受部分に血液のよどみを発生し血栓の原因となることがわかっている。その対策として本発明者等によりピボット軸受のピボットとピボット受けを、例えば片方をセラミックスとし他方は超高分子量ポリエチレンのように硬度の異なる材料で形成すると共に、ピボットとピボット受けの球面の半径をほぼ等しく設定することを提案し、更に、ピボット軸受で使用する先端が球形のピボットの径と略等しい径を有する押し込み圧子をピボット受け部材の表面に所定の圧力で押圧してピボット受け用窪み穴を形成し、その後前記押し込み圧子を引き上げることにより予め内部応力を含んだ所望のピボット受けを形成することを提案している。
特に上記のような軸受において、片方をセラミックスとし他方は超高分子量ポリエチレンのような高分子材料製のものを用いるとき、多くの場合ピボットをセラミックス製とし、ピボット受けを樹脂製とすることとなるが、このようにピボット受けを樹脂製としたものにおいて更に長寿命化をはかることが望ましい。その際には、前記一般的な長寿命策では上記のように多くの問題を生じるので、他の長寿命化対策が必要となる。また、その長寿命化対策は、上記のような人工心臓ポンプに限らず、種々のポンプに、更には広範な分野で使用されている多くのピボット軸受に使用可能なことが好ましい。更に、本発明者等によって、ピボット受けの受け面から所定間隔離れた部分に硬質部材を配置することを提案しているが、部品点数が増加し、製造管理が必要であって製造コストも上昇するため、できる限り他の部材を用いないことが望ましい。
したがって本発明は、ピボット軸受の軸受表面の材質を変えることなく、また特別の表面処理を行うことなく、更に他の部材を用いることなく、簡単な手法によって更に長寿命化をはかることができ、特に人工心臓用ポンプへの使用に好適なピボット軸受を提供することを目的とする。
本発明によるピボット軸受は、上記課題を解決するため、UHMWPE材からなる軸受に凹部を形成し、該凹部で該軸受よりも硬質のピボットを受けるピボット軸受において、ピボットの半径Rを、1.0mm<R<2.0mmに選ぶとき、次式
=0.32R2+0.7R+1.15
を満たす軸受凹部半径Rとすることを特徴とする。
また、本発明による他のピボット軸受は、UHMWPE材からなる軸受に凹部を形成し、該凹部で該軸受よりも硬質のピボットを受けるピボット軸受において、 ピボットの半径Rと軸受凹部半径Rが下記の関係を満たすように設定することを特徴とする。
=1.0mmのとき、1.0mm<R<1.17mm
=1.5mmのとき、1.5mm<R<1.92mm
=2.0mmのとき、2.0mm<R<2.83mm
また、本発明による更に他のピボット軸受は、前記ピボット軸受を人工心臓用ポンプに用いることを特徴とする。
本発明によると、前記のようにピボット軸受の軸受表面の材質を変えることなく、また特別の表面処理を行うことなく、更に他の部材を用いることなく、特定の材料に適切な軸受用凹部を形成するのみの簡単な手法によって長寿命化をはかることができ、特に血栓の生じやすい、また長期間安定して作動する必要性の高い人工心臓用ポンプへの使用に好適なピボット軸受とすることができる。
本発明は簡単な手法によりピボット軸受の寿命向上するという課題を、UHMWPE材からなる軸受に凹部を形成し、該凹部で該軸受よりも硬質のピボットを受けるピボット軸受において、ピボットの半径Rを、1.0mm<R<2.0mmに選ぶとき、R=0.32R2+0.7R+1.15 の式を満たす軸受凹部半径Rとすることにより解決した。
本発明は軸受側に予めドリルで凹み加工し、接触面を拡大するものであるが、その意義を説明する。図1に示すように、凹凸接触で、軸荷重W(=10N)、Hertz圧力p、接触面半径aとし、弾性接触状態を想定すると、
となる。
ポアッソン比νを導入し、接触面をx-y座標に平行に設定し、その中心直下の3応力を考慮し、相当応力、
を計算する。この最大値は、z=0.48aの位置に一致し、
となることは周知のことである。
ここで、材料の降伏点として、超高分子量ポリエチレン(UHMWPE)に関し、
を考慮すれば、z=0.48の深さ位置で材料の降伏が生じるためのHertz圧力pHCとしては、相当応力と材料の降伏点σとの関係に着目し、
この状況を作る接触面半径としては式(2)から、
となる。
とRを、凹軸受とピボットの半径とした場合の、接触面の半径aは次式から得られる。
また、図1を念頭に入れ、軸受側UHMWPE材のYoung率をE、ポアッソン比をνB、及びピボット側はE、νとして
また、ν=ν=0.3、E>>Eを考慮する必要がある。
表1に、軸受側のUHMWPEの設計値とし、1GPa 6.0GPaと106mm ∞の範囲を想定し、計算した場合の、接触面の半径aを示す。
を満足するa値は、太い点線の左側といえる。E≒1.0GPaであるので、式(8)のaH,Cを満足する軸受側の曲率半径Rとして、式(11)から、1.9mmを得る。ドリルの先端を丸め、軸受側は、半径1.6mmの凹み(図2参照)を施し、相当応力の最大値位置での材料は降伏しないという運転条件を得た。即ち、図2からRが1.6であることを確認し、10Nの負荷は、理論上の相当応力の最大値深さでの組成変形が生じない接触条件を確保した。
上記のような理論を元に、実験を行った結果を説明する。軸受側としては、図1に定義した深さdに、60、200、400μmの三種を準備し、これらの投影面半径aは、0.434、0.775、1.058mmである。いずれも、a>aH,Cの関係は満足している。但し、表1のR=1.6mmとE=1.0GPaの場合の、接触面半径0.548mmを超えるのは、dが200、400μmに加工した軸受であり、これは、dが60μm程度の軸受では、接触面半径が、投影面半径aを超えることを意味する。この場合は、スピン摩擦で、投影面よりも大きな面積へ、摩耗により拡大していくことが予想される。一方、d=400μmに加工した軸受では、加工時の投影面積内に、接触面積が十分確保でき、当然のことであるが、相当応力最大値位置での塑性変形は生じないことにより、接触面内での摩耗のみが軸受の機能を支配することになる。
図3に、試験中のピボットの沈み量が、図示2つのレベルの中間を軌跡とするレーザ光を使用した測定結果を示す。試験片として、dが400μmを用いた場合である。1週間のスピン摩耗試験を終わり、10Nの荷重を取り除くと、弾性回復50μmを示している。なお、試験前に、10Nの負荷を加え、直ちに、除荷すると、50μmの弾性回復を示すことを確認し、縦軸の零を決定している。この点を考慮すると、スピン摩擦試験中の摩擦熱が、軸受側の材料強度の著しい低下をもたらすほどには、接触面温度を高めてはいないと見なせる。即ち、ほとんど摩耗を生じない状態で運転が継続できる、という運転環境にあったと推量できる。
図4に、試験前(a)には、半径200μm程度の円内が白っぽく見えているが、試験後(b)の観察からは、半径700μm程度の円内がスピン摩擦を受け粗さが、一段と滑らかになっている点がわかる。理論上の548μmよりは大きいが、これは摩擦熱が、軸受材UHMWPEの加工時の、粗さの頂点部の強度を僅かではあるが、低下させたためということができる。
図5に、軸受側を、dが0、60、200、400μmに加工した場合の、1週間の試験後の摩耗体積を測定した結果を示す。d=400μmの軸受では、ピボットに、セラミックス、カーボンのいずれを選んでも、摩耗は零である。図3の試験後の変位量零を考慮に入れれば、接触面に摩耗を生じない程度のスピン摩擦では、接触面下の材料強度低下を促すほどの温度上昇は生じないと見なして良いと思われる。
=0(平坦面)では、Hertz圧の大きさ故の、(1)相当応力最大値の深さ位置での材料降伏、(2)接触面の摩耗の促進、それによる材料破壊に伴う温度が促す深部の材料強度の低下などが、大きな変位量を生じた原因といえる。d=60、200μmが、あまり大きくない摩耗特性を示したことは、上記の理論を裏付けているといえる。
以上のことから、相当応力最大値に、軸受側に適正に凹みを施すことで、τR,E(塑性変形を生じない)応力レベルを得ることが、UHMWPE軸受の超寿命下の条件となることが明らかになった。他方、高いHertz圧力でのスピン摩耗で、不可逆な比較的大きな変位量tが生じるには、相当応力最大値位置で、τR,P(塑性変形を生じる)が充分な応力レベルにあり、且つ、摩擦熱による材料強度の低下がある場合といえる。図6に、モデル化して示す。
上記のような知見を元に、更に理論的な究明、及び実験を行った結果、次のような更なる知見を得た。即ち、材料の降伏点として、超高分子量ポリエチレン(UHMWPE)に関し、
を考慮すれば、z=0.48aの深さ位置で材料の降伏が生じるためのHertz圧力PH、Cとしては、相当応力と材料の降伏点σとの関係に着目し、
この状況を作る接触面半径としては、式(2)から、
とRを、凹軸受とピボットの半径とした場合の、接触面の半径aは次式から得られる。
ただし、図1を念頭に入れ、軸受側UHMWPE材のYoung率をE、ポアッソン比をν、及びピボット側としては、E、νとして、また、ν=ν=0.3、EP>>Eを考慮する必要がある。
なお、
また、
となる。
式(d)からは、
即ち、
W=10Nと式(c)と式(e)を考慮すると、
ピボット側半径に、R=1.0mm、105mm、2.0mmの3種類を想定すると、軸受側は、R=1017mm、1.92mm、2.83mmが得られる。即ち、
=1.0mmでは、1.0mm<R<1.17mm
=1.5mmでは、1.5mm<R<1.92mm
=2.0mmでは、2.0mm<R<2.83mm
となり、ピボットの半径を、1.0mm<R<2.0mmに選ぶとき、次式で、RBを決定することができることがわかった。
=0.32R +0.7R+1.15 (f)
上記の結論に基づいて、実際に実験を行ってみると、W=10N、2000rpmを運転条件とする際には、R=1.0mm、2.0mmが限界であることが確認された。即ち、R=2.0mmでは、接触面での摩擦熱が、接触面の強度を低下させる点が、問題となる。また、R=1.0mmでは、摩擦熱の問題はなくなるが、軸受側の包み込み状態が厳しくなり、血栓が問題となることが予想される。更に、軸受側の中止とピボットの回転中心のわずかな不一致が、運転不能にする要因となるという問題がある。上記の結果、R=1.5mmを中心として適切な値が選択されることとなる。
更にピボットを1.0R、UHMWPE材軸受を2R、
ピボットを1.5R、同軸受を3R、
ピボットを1.5R、同軸受を1.6R
の各場合において、深さを400〜450μmで摩耗実験を行った結果を図7に示す。この実験において、AとBとは摩耗が激しいので168時間で停止し、Cについては888時間実験を行った。
図7において、縦軸に負荷を加えて安定したところから受け側の稼働中の変位量を測定したものであり、横軸は稼働時間を示している。この結果を見ると、前記のような、
Aについては、前記R=1.0mm<R<1.17mm
Bについては、前記R=1.5mmでは、1.5mm<R<1.92mm
を満たしていないので、変形量が大であり、軸受として不適切な結果が表れている。
また、Cについては、R=1.5mmで前記R=1.5mmでは、1.5mm<R<1.92mmを満たしているので、長期にわたって使用に耐えることを実証している。
本発明によるピボット軸受は、特に人工心臓用ポンプの軸受として有効であるが、それ以外にも現在用いられている各種の産業分野において、有効に利用することができる。
ピボット軸受に本発明が適用される状態を示す説明図である。 試験前のUHMWPE材軸受の形状を計測した図である。 試験中のピボットの沈み量を示す図である。 試験前と試験後の軸受凹部表面の状態を比較して示す図である。 軸受側を、dが0、60、200、400μmに加工した場合の、1週間の試験後の摩耗体積を測定した結果を示す図である。 ピボット軸受の作動態様をモデル化して示した図である。 本発明を確認する実験結果を示すグラフである。 従来から提案されている、本発明が好適に適用できる人工心臓用ポンプの断面図である。

Claims (3)

  1. UHMWPE材からなる軸受に凹部を形成し、該凹部で該軸受よりも硬質のピボットを受けるピボット軸受において、
    ピボットの半径Rを、1.0mm<R<2.0mmに選ぶとき、次式
    =0.32R +0.7R+1.15
    を満たす軸受凹部半径Rとすることを特徴とするピボット軸受。
  2. UHMWPE材からなる軸受に凹部を形成し、該凹部で該軸受よりも硬質のピボットを受けるピボット軸受において、
    ピボットの半径Rと軸受凹部半径Rが下記の関係を満たすように設定することを特徴とするピボット軸受。
    =1.0mmのとき、1.0mm<R<1.17mm
    =1.5mmのとき、1.5mm<R<1.92mm
    =2.0mmのとき、2.0mm<R<2.83mm
  3. 前記ピボット軸受を人工心臓用ポンプに用いることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のピボット軸受。
JP2005014908A 2005-01-21 2005-01-21 ピボット軸受 Pending JP2006198272A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005014908A JP2006198272A (ja) 2005-01-21 2005-01-21 ピボット軸受

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005014908A JP2006198272A (ja) 2005-01-21 2005-01-21 ピボット軸受

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006198272A true JP2006198272A (ja) 2006-08-03

Family

ID=36956763

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005014908A Pending JP2006198272A (ja) 2005-01-21 2005-01-21 ピボット軸受

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006198272A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101876326B (zh) * 2009-11-16 2012-07-25 武汉理工大学 电扇复合材料轴承套及其制备方法
WO2015098708A1 (ja) * 2013-12-27 2015-07-02 テルモ株式会社 遠心ポンプ
JP2017158899A (ja) * 2016-03-10 2017-09-14 国立大学法人神戸大学 遠心型血液ポンプ

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101876326B (zh) * 2009-11-16 2012-07-25 武汉理工大学 电扇复合材料轴承套及其制备方法
WO2015098708A1 (ja) * 2013-12-27 2015-07-02 テルモ株式会社 遠心ポンプ
JPWO2015098708A1 (ja) * 2013-12-27 2017-03-23 テルモ株式会社 遠心ポンプ
US10145376B2 (en) 2013-12-27 2018-12-04 Terumo Kabushiki Kaisha Impeller shaft to bearing interface for centrifugal blood pump
JP2017158899A (ja) * 2016-03-10 2017-09-14 国立大学法人神戸大学 遠心型血液ポンプ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20150267543A1 (en) Monolithic shrouded impeller
EP2752603A1 (en) Sliding component
JP2005180652A (ja) 摺動部品
JP2007502939A (ja) 蒸着されたポリマー表面を備えたピストン及び/又はライナを有する容積移送式ポンプ
CN101594893A (zh) 涡轮式血液泵
JP2011169370A (ja) アンギュラ玉軸受
CN102859119A (zh) 用于不可压缩流体的泵或涡轮
JP2006198272A (ja) ピボット軸受
US10272185B2 (en) Centrifugal pump
CN106104024B (zh) 轴承和涡旋式流体机器
US6609829B2 (en) Hydrodynamic bearing for motor
CN203822654U (zh) 一种近零内泄漏的不锈钢磁力泵
JP2012219866A (ja) スラスト支持装置
JP2011007243A (ja) 水潤滑用スラスト軸受の構造
JP2000170768A (ja) 摺動材
JP5828459B2 (ja) 遠心血液ポンプ
JP2002349482A (ja) 人工心臓用遠心ポンプ
JP2011032883A (ja) 斜板式液圧回転機
JP2004257444A (ja) ピボット軸受の製造方法
JP2006144864A (ja) 流体軸受装置、スピンドルモータ、および流体軸受装置の製造方法
JP4539861B2 (ja) タッチダウン軸受
JP2020051276A (ja) 斜軸式液圧回転機
JP2005220952A (ja) ピボット軸受
CN216199191U (zh) 一种衬氟磁力泵滑动轴承与滑动轴承座配合止动结构
CN209164393U (zh) 印花轴承

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070807

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090526

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090528

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090727

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090929