JP2006198199A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 交換ユニットの交換作業における安全且つ確実な電源遮断が可能で、更に、交換ユニットの交換作業におけるケーブルの接続作業を容易なものにすることができ、結果として、交換ユニットの交換作業が容易な遊技機を提供する。
【解決手段】 固定装置(10)は、筐体(1)及び交換ユニット(2)のいずれか一方に固定したフック部(130)と、筐体(1)及び交換ユニット(2)のうち、フック部(130)を設けていない方に固定して、フック部(130)に係合する係合クリップ(35)と、係合クリップ(35)がフック部(130)に非係合状態であることを検知可能な非係合状態検知手段(300)と、非係合状態検知手段(300)が係合クリップ(35)の非係合状態を検知したことを条件として、遊技機(S)の電源をオフ状態にするレバー連動電源遮断手段(310)とを備えた。
【選択図】 図10

Description

この発明は、交換ユニットの交換作業で安全確実な電源遮断が可能な遊技機に関するものである。
従来、この種の遊技機として、交換ユニットの交換作業における電気的接続作業は、交換可能な交換ユニット内のリールユニット等の装置から延びる電源ケーブルや、制御ケーブルの接続端子を、交換作業者が、筐体内部に固定された接続端子に、手で押し込んで接続しているものが知られている(例えば、特許文献1。)。
すなわち、交換ユニットを筐体から取り外す際には、その前に、交換ユニットから延びる電源ケーブルや制御ケーブルの接続端子を、筐体内部の接続端子から、引き抜いて行っていた。
また、交換ユニットを筐体内部に固定する際には、交換ユニットを筐体内部に移動した後、交換ユニットから延びる電源ケーブルや制御ケーブルの接続端子を、交換作業者が手で持って、筐体内部の接続端子へ、差し込んで接続していた。
一方、この種の分離型の遊技機において、電源のオン/オフは、電源装置の前面に設けた電源操作スイッチの操作により行っていた。
特開2004−141559号公報
しかし、上記した従来の遊技機では、電源装置の前面側の電源操作スイッチのオフ操作を忘れて、交換ユニットを取り外したり、取り付けたりすることがあり得た。このように、電源装置の電源操作スイッチをオンにした状態で、制御装置のケーブル等のコネクターを取り外すと、制御基板類の安全な電源遮断ができず、電子部品にストレスを与えてしまう場合があった。また、逆に、電源装置の電源操作スイッチをオンにした状態で、制御装置のケーブル等のコネクターを取り付けると、取り付け位置や取り付け方向の間違いにより不正常な端子同士が接触して、過電流が発生するような場合があった。このようなやり方は、異常電圧や異常電流の発生を促し、各種電子部品に故障の原因になるといった第1の問題点があった。
更に、従来の遊技機では、交換作業者が、交換ユニットの交換の際、交換ユニットから延びる電源ケーブルや制御ケーブルの接続端子と、筐体の内部に固定された接続端子との両者を取り外す作業や、両者を接続する作業を、交換ユニットの移動とは別に手で行わなければならず、交換作業が大変、煩雑なものになるといった第2の問題点があった。
そこで、各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、次の点にある。
請求項1記載の発明は、上記した従来の技術の有する第1及び第2の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、交換ユニットの交換作業における安全且つ確実な電源遮断が可能で、更に、交換ユニットの交換作業におけるケーブルの接続作業を容易なものにすることができ、結果として、交換ユニットの交換作業を容易なものにすることができるようにした遊技機を提供しようとするものである。
請求項2記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。すなわち、請求項2記載の発明は、係合クリップがフック部に非係合状態であるか否かを簡単に且つ確実に知ることができるようにした遊技機を提供しようとするものである。
(特徴点) 各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した各目的を達成するためになされたものであり、各発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。なお、カッコ内の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。また、図面番号も、発明の実施の形態において用いた図番を示し、本発明の技術的範囲を限定するものでない。
(請求項1) 請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。すなわち、正面側に開口する正面開口部(11)を有する筐体(1)と、前記正面開口部(11)を開閉自在に塞ぐために前記筐体(1)に取り付ける前扉(3)と、前記筐体(1)内部に固定して遊技を行うための部品装置を有する交換ユニット(2)と、前記交換ユニット(2)を前記筐体(1)に固定するための固定装置(10)とを備えた分離型の遊技機(S)において、前記筐体(1)は、前記交換ユニット(2)以外の前記筐体(1)内部に固定する筐体(1)内部品装置と接続されて電気的な連結を行う筐体コネクター(90)を備え、前記交換ユニット(2)は、前記交換ユニット(2)内部の部品装置と接続され、前記筐体コネクター(90)と連結するユニットコネクター(200)を備え、前記筐体コネクター(90)の連結部と前記ユニットコネクター(200)の連結部とは、前記交換ユニット(2)を前記筐体(1)内部への取り付けに伴って互いに対向する位置に固定され、前記固定装置(10)は、前記筐体(1)及び前記交換ユニット(2)のいずれか一方に固定した鉤状のフック部(130)と、前記筐体(1)及び前記交換ユニット(2)のうち、前記フック部(130)を設けていない方に固定して、前記フック部(130)に係合する係合クリップ(35)と、前記係合クリップ(35)が前記フック部(130)に非係合状態であることを検知可能な非係合状態検知手段(300)と、前記非係合状態検知手段(300)が前記係合クリップ(35)の非係合状態を検知したことを条件として、前記遊技機(S)の電源をオフ状態にするレバー連動電源遮断手段(310)とを備えたことを特徴とする。
なお、ここで、「筐体コネクター(90)」は、新台入れ替え等の交換作業において、通常、入れ替えを行わずに、筐体(1)に固定されたままの電気部品からの電気ケーブルが接続されている接続端子である。そして、この筐体コネクター(90)は、奥板(18)に固定されているものである。
また、「ユニットコネクター(200)」は、新台入れ替え等の交換作業において、交換ユニット(2)等の交換される電気部品からの電気ケーブルが接続されている接続端子である。具体的には、このユニットコネクター(200)は、交換ユニット(2)内部の電気部品または、交換ユニット(2)及び上扉(30)内部の電気部品からの電気ケーブルが接続されている接続端子である。そして、このユニットコネクター(200)は、交換ユニット(2)の裏面側に固定されている。そして、このユニットコネクター(200)と、筐体コネクター(90)とを接続することにより、交換ユニット(2)等の交換される電気部品と、それ以外の交換をされずに筐体(1)に固定されたままの電気部品との電気的な接続が可能となるものである。
また、ここで、「筐体コネクター(90)の連結部」とは、筐体コネクター(90)のうち、ユニットコネクター(200)と連結する部分であって、具体的には、図7に示すように、筐体コネクター(90)の前面側に向かって開口する部分である。そして、この筐体コネクター(90)の連結部には、前方向に向かって延びる複数の金属からなるピン状の接続突起が形成されている。
また、ここで、「ユニットコネクター(200)の連結部」とは、ユニットコネクター(200)のうち、筐体コネクター(90)と連結する部分であって、具体的には、図1に示すように、交換ユニット(2)の背面側に位置して、背面側に向かって開口する部分である。そして、このユニットコネクター(200)の連結部には、図6に示すように、筐体コネクター(90)の接続突起が、1本、1本差し込み可能な接続孔が形成されている。
(作用) 前記筐体コネクター(90)の連結部と前記ユニットコネクター(200)の連結部とは、前記交換ユニット(2)の前記筐体(1)内部への取り付けに伴って互いに対向するような位置に固定されている。このため、交換ユニット(2)を筐体(1)の正面開口部(11)の手前から奥に向かって差し込むと、筐体コネクター(90)及びユニットコネクター(200)を互いに連結させることができる。
これにより、交換ユニット(2)を正面開口部(11)の手前から奥に向かって、差し込むだけで、ユニットコネクター(200)を、筐体コネクター(90)に容易に連結することができる。これにより、交換ユニット(2)からのユニットコネクター(200)を、手で、筐体コネクター(90)にそれぞれ接続するようなものと比較して、交換ユニット(2)を筐体(1)の正面開口部(11)内部に差し込むだけで、電気的な接続作業も容易に終了させることができる。
また、交換ユニット(2)を正面開口部(11)の奥側から手前側に向かって、引っ張り出すだけで、ユニットコネクター(200)を、筐体コネクター(90)から引き離して、接続状態を解除することができる。これにより、ユニットコネクター(200)を、手で、筐体コネクター(90)から引き抜くようなものと比較して、交換ユニット(2)を筐体(1)の正面開口部11から引き出すだけで、接続解除作業を終了させることができる。
したがって、交換ユニット(2)の交換作業におけるケーブルの接続作業を容易なものにすることができ、結果として、交換ユニット(2)の交換作業を容易なものにすることができる。また、接続するコネクター同士が複数個存在するような場合であっても、対応するコネクターの位置は、筐体(1)及び交換ユニット(2)で予め固定されているため、接続するコネクター同士の組み合わせを間違えるようなことを回避することができ、また、複数のコネクターの連結を、一度に終了させることができて、連結作業を確実且つ効率的なものにすることができる。
更に、本発明は、筐体コネクター(90)とユニットコネクター(200)との両者を取り付ける場合又は取り外す場合には、必ず係合クリップ(35)を非係合状態にしなければ、交換ユニット(2)を移動することができない。そして、係合クリップ(35)及びフック部(130)が非係合状態の際、非係合状態検知手段(300)は、係合クリップ(35)がフック部(130)に非係合状態であることを検知する。そして、レバー連動電源遮断手段(310)は、非係合状態検知手段(300)が係合クリップ(35)の非係合状態を検知したことを条件として、遊技機(S)の電源をオフ状態にする。このため、交換ユニット(2)を移動して、筐体コネクター(90)及びユニットコネクター(200)の両者の取り付け、取り外しが行われる際には、必ず、遊技機(S)の電源がオフ状態となる。これにより、筐体コネクター(90)及びユニットコネクター(200)の脱着時に、遊技機(S)の電源がオン状態となっていることによる不具合の発生を回避することができて、交換ユニット(2)の交換作業における安全且つ確実な電源遮断が可能となる。以下、更に、具体的に説明する。
先ず、交換ユニット(2)を筐体(1)内部に取り付ける場合、当初、交換ユニット(2)は、筐体(1)内部に未装着の状態となる。当然、係合クリップ(35)及びフック部(130)は、非係合状態となる。これにより、非係合状態検知手段(300)は、係合クリップ(35)及びフック部(130)の非係合状態を検知する。そして、レバー連動電源遮断手段(310)が、非係合状態検知手段(300)による係合クリップ(35)の非係合状態の検知を条件として、遊技機(S)の電源をオフ状態に維持する。これにより、遊技機(S)の電源装置(4)の電源が必ずオフになった状態で、交換ユニット(2)を筐体(1)内部に押し込んで、筐体(1)の奥板(18)の筐体コネクター(90)に、交換ユニット(2)の背面側のユニットコネクター(200)を装着することができる。これにより、電源装置(4)の電源をオンにした状態で、制御装置のケーブル等のコネクターを取り付けた場合に、取り付け位置や取り付け方向の間違いによって不正常な端子同士が接触して、過電流が発生するようなことを回避することができる。
一方、交換ユニット(2)が筐体(1)に装着された状態から、交換ユニット(2)を取り外す場合、当初、筐体コネクター(90)及びユニットコネクター(200)の両者は、既に、装着されている状態となる。その状態において、係合クリップ(35)及びフック部(130)の両者も、係合状態を維持している。そして、筐体(1)から交換ユニット(2)を取り外すために、係合クリップ(35)と、フック部(130)とを、非係合状態にする。係合クリップ(35)及びフック部(130)を非係合状態にしたことにより、非係合状態検知手段(300)が、係合クリップ(35)及びフック部(130)の非係合状態を検知する。同時に、レバー連動電源遮断手段(310)が、非係合状態検知手段(300)の係合クリップ(35)の非係合状態の検知を条件として、遊技機(S)の電源をオフ状態に維持する。これにより、遊技機(S)の電源装置(4)の電源が必ずオフになった状態で、筐体(1)から交換ユニット(2)を引き抜いて、取り外し、また、同時に、筐体コネクター(90)からユニットコネクター(200)が引き抜かれて取り外すことができる。これにより、電源装置(4)の電源をオフ状態にせずに、筐体コネクター(90)からユニットコネクター(200)を取り外すことを防止することができる。したがって、電源装置(4)の電源をオンにした状態で、筐体コネクター(90)からユニットコネクター(200)を取り外すことによる不安定な電源遮断による悪影響で、電子部品にストレスを与えるようなことを回避することができる。
上述したように、筐体コネクター(90)と、ユニットコネクター(200)との取り付け及び取り外しのいずれの場合においても、電源装置(4)の電源をオフ状態にすることができ、両者の脱着作業時の安全且つ確実な電源遮断が可能となる。
(請求項2) 請求項2記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、前記係合クリップ(35)は、前記フック部(130)と係合する第1位置と、前記フック部(130)と係合しない第2位置とに回転移動可能に軸支され、前記非係合状態検知手段(300)は、前記係合クリップ(35)が第1位置にあるか、或いは、前記係合クリップ(35)が第2位置にあるかを検知可能な検知スイッチ(305)を備えたことを特徴とする。
なお、ここで、「前記検知スイッチ(305)」は、係合クリップ(35)が第2位置にあるときに係合クリップ(35)の一部を検知してオン状態となり、係合クリップ(35)が第1位置にあるときに当該検知が解除されてオフ状態となるようなものを含む。すなわち、検知スイッチ(305)がオン状態であるかオフ状態であるかにより、係合クリップ(35)及びフック部(130)が係合状態であるか非係合状態であるか検知することが可能となるものである。また、ここで、検知スイッチ(305)とは、具体的には、例えば、接触式センサーや、光や磁気を利用した非接触式センサー等を含む。
(作用) 本発明は、検知スイッチ(305)が、係合クリップ(35)が第1位置にあるか、或いは、係合クリップ(35)が第2位置にあるかを検知する。これにより、検知スイッチ(305)が、第1位置である旨の検知を行った場合、係合クリップ(35)及びフック部(130)が係合状態であることを検知することができる。また、検知スイッチ(305)が、第2位置である旨の検知を行った場合、係合クリップ(35)及びフック部(130)が非係合状態であることを検知することができる。これにより、係合クリップ(35)がフック部(130)に非係合状態であるか否かを簡単に且つ確実に知ることができる。
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
(請求項1)
請求項1記載の発明によれば、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項1記載の発明によれば、交換ユニットの交換作業における安全且つ確実な電源遮断が可能で、更に、交換ユニットの交換作業におけるケーブルの接続作業を容易なものにすることができ、結果として、交換ユニットの交換作業を容易なものにすることができるようにした遊技機を提供することができる。
(請求項2) 請求項2記載の発明によれば、上記した請求項1記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。すなわち、請求項2記載の発明によれば、係合クリップがフック部に非係合状態であるか否かを簡単に且つ確実に知ることができるようにした遊技機を提供することができる。
(図面の説明) 図1乃至図17は、本発明の実施の形態を示すものである。
図1は交換ユニットを筐体内部に差し込もうとしている状態の概略縦断面図、図2(a),(b)はユニットコネクター及び筐体コネクターの概略側面図であって、(a)はユニットコネクターを、筐体コネクターに接続しようとしている状態の概略側面図、(b)はユニットコネクターを、筐体コネクターに接続した状態の概略側面図、図3は交換ユニットの枠からリールユニットを取り外した状態の外観斜視図、図4は枠にリールユニットを取り付けた状態の交換ユニットの外観斜視図、図5及び図6はユニット側支持部材からユニットコネクターを取り外している状態の外観斜視図、図7は上扉、下扉、交換ユニット及び筐体を分解した状態の外観斜視図、図8は上扉及び下扉を筐体から取り外した状態の遊技機の外観斜視図、図9は係合操作レバー及びフック部の係合状態の概略平面図、図10は係合操作レバー及びフック部の非係合状態の概略平面図、図11は非係合状態検知手段が、係合操作レバーの非係合状態を検知している場合の概略外観斜視図、図12は非係合状態検知手段が、係合操作レバーの係合状態を検知している場合の概略外観斜視図、図13は係合クリップの分解斜視図、図14は係合クリップの外観側面図、図15は係合操作レバーを開いた状態の係合クリップの外観斜視図、図16は係合操作レバーを閉じた状態の係合クリップの外観斜視図、図17は遊技機の外観側面図をそれぞれ示すものである。
(遊技機S) 本実施の形態に係る遊技機Sは、具体的には、スロットマシンであって、図7に示すように、大きく分けて、正面側に開口する正面開口部11を有する筐体1、筐体1内部に着脱自在に設けられる交換ユニット2、筐体1の正面開口部11を開閉可能に塞ぐための前扉3とから構成されている。そして、筐体1の正面開口部11は、筐体1の上部に開口する開口上部13と、筐体1の下部に開口する開口下部14とを備えている。そして、前記前扉3は、筐体1の開口上部13を開閉可能に塞ぐための上扉30と、筐体1の開口下部14を開閉可能に塞ぐための下扉40とを備えている。そして、交換ユニット2の手前側には、上扉30が取り付けられてあり、この交換ユニット2及び上扉30により、上扉30の裏に交換ユニット2を取り付けて、両者が一体となった扉一体型交換ユニット6を形成している。すなわち、通常のいわゆる新台入れ替えの際には、交換ユニット2及び上扉30が一体となった扉一体型交換ユニット6毎に入れ替えることができるものである。もちろん、新台入れ替えの際、上扉30は、そのままで、交換ユニット2だけを交換することもできる。
なお、ここで、「前方向」や「手前方向」とは、交換作業者(或いは遊技者)が、遊技機Sの正面側の前に遊技機Sの方に顔を向けて座って、或いは、立っているような場合のかかる交換作業者(或いは遊技者)から見た場合の奥から手前への方向を意味する。したがって、前方向や手前方向とは、遊技機Sの奥から正面へ向かう方向を意味する。また、「後方向」とは、交換作業者(或いは遊技者)が、遊技機Sの正面側に遊技機Sの方を向いて位置しているような場合のかかる交換作業者(或いは遊技者)から見たときの手前から奥への方向を意味する。したがって、後方向とは、遊技機Sの正面から奥(後ろ)へ向かう方向を意味する。また、本明細書における「左方向」や「右方向」等の左右方向も、かかる遊技機Sの前面の方を向いて位置している者から見た場合の右方向や、左方向を意味する。
(筐体1) 上記筐体1は、全体形状が略箱状であって、底面に配置した底板15と、この底板15の左右端縁から上方に向かって設けられた左右の側板16と、この側板16の上端間に渡した天板17と、左右の側板16の後側の端面間に渡して、裏側を塞ぐ奥板18とからなる正面側に開口するものである。すなわち、底板15と、その左右の側板16と、天板17とにより、四角枠状の四角枠部材19を形成し、この四角枠部材19の正面側に正面開口部11が開口し、四角枠部材19の奥側を奥板18が塞いでいるものである。そして、この筐体1の高さ方向略中央部には、二つの側板16の間に水平方向に中板12が渡してある。そして、この中板12は、扉一体型交換ユニット6を筐体1の奥側内部に案内するためのガイド80を左右側部に備えている。また、中板12は、金属板からなるものである。そして、底板15には、各部品に電気を供給するための電源装置4と、投入された遊技媒体を貯留するとともに受け皿43に遊技媒体を払い出し可能なホッパーユニットとも呼ばれる払い出し装置5とが固定されている。
ここで、電源装置4は、開口下部14の底板15の上面に取り付けられており、遊技店側が種々の設定を行うためのスイッチ等の操作部を有している。
上記電源装置4及び払い出し装置5は、交換ユニット2の交換に際し、必ずしも交換する必要のないものであり、交換時には設置されたままにしておけるようになっているものである。
また、側板16の正面左側の下部には、前記下扉40を係合させ、回転自在に支持するための本体係合部62が、上下方向に間隔をおいて二つ設けられている。
さらに、正面から向かって右側の側板16には、下扉40を閉めた際、下扉40をロックするためのロック突出片69(図8)が、上下方向に間隔をおいて二つ設けられている。
前記筐体1の奥板18の前面には、交換ユニット2以外の筐体1内部に固定する筐体1内部品装置へ制御信号を伝達可能な筐体コネクター90が固定されている。この筐体コネクター90は、筐体1内部の奥側の奥板18に前方向に臨むように固定されている。すなわち、この筐体コネクター90は、ユニットコネクター200に接続することにより、交換ユニット2の各部品へ電力や、制御信号を供給するために前方向に接続突起が臨むように配置されている。
具体的には、この筐体コネクター90は、金属板からなる筐体側支持部材230を介して奥板18の前面側に固定されている。この筐体コネクター90は、交換ユニット2の後面に設けられたユニットコネクター200が差し込まれることにより、筐体コネクター90及びユニットコネクター200の間が電気的に接続状態となるものである。この筐体コネクター90は、交換ユニット2を筐体1の内部後方へ向かって押し込むだけで、ユニットコネクター200が筐体コネクター90に差し込まれるような位置に設定されている。
(ガイド80) 上記ガイド80は、図9に示すように、交換ユニット2を筐体1の奥側内部に案内するためのものである。このガイド80は、中板12の左右に位置して、前後方向に形成された2本の帯板レール状のものであって、交換ユニット2の下部に配置されたローラーが回転移動可能なものである。
(扉一体型交換ユニット6) 上記扉一体型交換ユニット6は、遊技ホールにおける、いわゆる新台入れ替えの際、遊技内容を変更するために筐体1に対して交換可能に形成されているものである。この扉一体型交換ユニット6は、交換ユニット2と、この交換ユニット2の手前側に開閉可能に取り付けられた上扉30とから形成されているものである。この交換ユニット2及び上扉30は、両者が一体となった状態で、筐体1から取り外し、また、取り付けることができるように形成されている。なお、交換ユニット2から上扉30を取り外せば、いわゆる新台入れ替えの際、上扉30はそのまま交換せずに、交換ユニット2だけを交換することができる。このように、交換ユニット2だけの取り付けや、取り外しも可能となるように形成されている。
(交換ユニット2) 上記扉一体型交換ユニット6の交換ユニット2は、筐体1に着脱自在に取り付けられているものである。
前記交換ユニット2は、図3及び図4に示すように、リールユニット20及び基板ユニット24を装着するための四角枠状の部材を組み合わせた枠21を備えている。すなわち、リールユニット20及び主制御装置25は、これらを装着するための枠21を介して、交換ユニット2に組み込まれているものである。交換ユニット2は、前記枠21の下部に固定されたリールユニット20と、枠21の上部奥側に固定された基板ユニット24とを備えている。
ここで、リールユニット20は、周囲に複数の図柄を表示した3個の回転リール23と、特に図示しないが、それぞれの回転リール23を回転させるための駆動モータを有している。また、前記基板ユニット24は、回転リール23の回転等を制御するための主制御装置25が透明樹脂からなる四角箱状の基板ケース26の内部に収納されているものである。
前記枠21の正面左側の縦枠には、前記上扉30を回転自在に係合するための枠体係合部60が、上下方向に間隔をおいて二つ設けられている。
さらに、枠21の正面右側の縦枠には、上扉30を閉めた際、上扉30をロックするためのロック突出片69が、上下方向に間隔をおいて二つ設けられている。このように、枠21の左側の枠体係合部60と、枠21の右側のロック突出片69とにより、上扉30が枠21に回動可能に固定され、両者を一体のものにすることができる。
前記交換ユニット2の後面には、図1及び図2に示すように、前記筐体コネクター90の接続突起が差し込み可能となるように後方に向かって臨むユニットコネクター200が形成されている。このユニットコネクター200は、筐体コネクター90と連結して、交換ユニット2内部の部品装置へ制御信号を伝達可能なものである。そして、このユニットコネクター200は、交換ユニット2の背面に固定されて、交換ユニット2を筐体1内部に取り付けた状態のときに筐体コネクター90と接合する位置に形成されている。そして、このユニットコネクター200には、ユニットコネクター200から基板ユニット24やリールユニット20へ制御信号を伝達又は電力を供給するためのユニットケーブル201が接続されている。
前記交換ユニット2の枠21の前面側の縦枠の左右には、筐体1の係合クリップ35に固定するためのフック状のフック部130が固定されている。このフック部130に係合クリップ35を引っかけて止めることにより、交換ユニット2は筐体1内部に固定されるものである。すなわち、このフック部130及び係合クリップ35は、交換ユニット2の固定装置10としての役割を有するものである。
(上扉30) 上記上扉30は、筐体1の開口上部13の開閉を行うための扉であって、交換ユニット2の枠21に回転自在かつロック可能に形成されている板状の扉である。そして、上扉30は、略中央部に前記回転リール23の図柄を正面側から見ることができる図柄表示窓31を有し、周囲に飾り部33が設けられ、種々の表示を行うための表示装置32が設けられているものである。
さらに、上扉30の左側の裏面には、前記枠体係合部60に係合可能な上扉係合部61が上下方向に間隔をおいて二つ設けられている。そして、上扉30の右側の裏面には、扉ロック機構7が設けられている。そして、上扉30の裏面上部の左右には、種々の音声を出力するためのスピーカ49が設けられている。
(下扉40) 上記下扉40は、筐体1の開口下部14を開閉自在に塞ぐための、上扉30よりも幅厚の扉であり、筐体1の側板16に回転自在かつロック可能に形成されているものである。
前記下扉40の上部は、遊技機Sを作動させるための操作部41となっており、下扉40の上面は、閉扉時においては、上扉30よりも前側に突出するようになっている。また、下部には払い出されたメダルを溜めておくための箱状の受け皿43が形成されており、下扉40の略中央部には、遊技内容その他の案内表示をするための前パネル50が嵌め込まれている。
前記操作部41としては、下扉40の上面右端には媒体投入口42と、上面左側に設けられたベットスイッチと、正面側にはレバー式のスタートスイッチと、ボタン式のストップスイッチと、鍵穴44とが設けられている。なお、ベットスイッチとは、貯留メダルをメダル投入に代えるためのものであり、スタートスイッチ及びストップスイッチは、回転リール23の回転を開始及び停止させるためのものである。また、鍵穴44は、前扉3を解錠するためのものであり、この穴に所定の鍵を差し込んで回すと、下扉40の扉ロック機構7のロックが解除されるものである。
さらに、下扉40の裏面側には、前記媒体投入口42から投入された遊技媒体を誘導しながら遊技媒体の正偽を判断するための媒体セレクター48が設けられている。
また、下扉40の左側の裏面には、前記本体係合部62と係合可能な下扉係合部63が上下方向に間隔をおいて二つ設けられている。そして、下扉40の右側の裏面には、筐体1のロック突出片69にロック可能なアンカー状のものを有する扉ロック機構7が設けられている。
なお、この下扉40は、上扉30の下部の前側を、前側から覆うような状態で、ロックされる。したがって、上扉30を閉じた状態で、下扉40を閉じた場合、下扉40を開けることなく、上扉30だけを開くことはできないように形成されている。
(筐体コネクター90) 前記筐体コネクター90は、交換ユニット2以外の筐体1内部に固定する筐体1内部の部品装置、具体的には、払い出し装置5や、電源装置4等へ制御振動を伝達可能なものである。この筐体コネクター90は、筐体1の奥板18の前面側に支持部材210を介して設けてあるものである。そして、この筐体コネクター90は、筐体1の正面開口部11の内部の奥に位置して、交換ユニット2へ電気信号を出力するため、或いは、交換ユニット2からの電気信号を入力するために前方向に向かって臨むものである。具体的には、この筐体コネクター90は、前方向に向かって延びる複数の接続突起を有している。そして、この接続突起は、交換ユニット2を後方へ押し込むことで、ユニットコネクター200の複数の接続孔に、差し込まれるような位置に形成されている。そして、この筐体コネクター90から延びた筐体ケーブル91は、電源装置4や、払い出し装置5と接続されている。筐体コネクター90及びユニットコネクター200が接続状態となることにより、主制御装置25からの制御信号が、払い出し装置5等に出力され、また、電源装置4からの電力が、リールユニット20や、主制御装置25へ供給されるものである。
この筐体コネクター90は、図7に示すような筐体側支持部材230を介して、奥板18に固定されている。本実施の形態に係る筐体側支持部材230は、筐体コネクター90の固定位置が移動しないように固定するタイプのものである。しかし、筐体側支持部材230は、特にこのタイプに限定されるものではなく、ユニット側支持部材220のユニット側支持片221のように所定方向に変形可能なタイプのものに形成しても良い。
(ユニットコネクター200) 前記ユニットコネクター200は、筐体コネクター90と連結して、交換ユニット2内部に部品装置へ制御信号を伝達可能なものである。すなわち、ユニットコネクター200は、交換ユニット2の奥側に位置して、筐体コネクター90に接続可能なものである。交換ユニット2を筐体1の正面開口部11の手前から奥に向かって差し込むと筐体1側の筐体コネクター90と、交換ユニット2のユニットコネクター200とは水平方向に沿って連結するように形成されている。
そして、このユニットコネクター200の取り付け位置は、交換ユニット2を筐体1内部のガイド80に沿って、後方向に押し込むと、筐体1の奥の筐体コネクター90と接続するような位置に固定されている。そして、このユニットコネクター200から交換ユニット2内部の各部品、すなわち、主制御装置25や、リールユニット20へユニットケーブル201が配線されている。
したがって、遊技者は、交換ユニット2の交換作業において、ユニットコネクター200と、筐体コネクター90とを、直接、手で持って両者を差し込んで接続する作業や、或いは、両者を引き離して接続の解除作業を行う必要がない。すなわち、交換ユニット2を筐体1の正面開口部11内部へ押し込むことにより、筐体コネクター90及びユニットコネクター200の接続作業を行うことができ、また、交換ユニット2を筐体1の正面開口部11から前方向へ引き出すことにより、筐体コネクター90及びユニットコネクター200の接続解除の作業を行うことができる。
そして、ユニットコネクター200は交換ユニット2の差し込む方向に対して垂直面方向に変形可能な支持部材210によって交換ユニット2の枠21に固定されている。この支持部材210は、交換ユニット2の枠21に固定される薄板金属の帯板状からなるユニット側支持本体222と、ユニット側支持本体222から外方に延びてユニットコネクター200を保持するユニット側支持片221とを備えている。
前記ユニット側支持本体222は、表裏に開口する二つのコネクター固定孔225が形成されている。このコネクター固定孔225に、ユニットコネクター200が差し込まれるように形成されている。そして、ユニット側支持本体222を交換ユニット2に取り付け、且つ交換ユニット2を筐体1に取り付けた状態で、このコネクター固定孔225の左右の両縁から、前記ユニット側支持片221が奥板18側に向かって延びるように形成されている。このユニット側支持片221は、金属薄板からなり、全体形状が略台形状に形成されてあり、その先端側には、ユニットコネクター200を固定するためのナットが溶接されている。すなわち、ユニットコネクター200は、かかるユニット側支持片221の先端において、ボルトからなる締結部材により固定されているものである。そして、このユニット側支持片221は、薄板金属からなるため、水平方向(左右横方向)に対して、簡単に変形しやすいように形成されている。すなわち、ユニットコネクター200の支持部材210は、交換ユニット2を差し込む方向に対して垂直な面内の中で水平方向に変形可能に形成されているものである。これにより、ユニットコネクター200の水平方向(左右横方向)への移動が容易に行われ、水平方向への移動による位置調整の微調整を簡単に行うことができるものである。
なお、ここで、ユニット側支持片221は、コネクター固定孔225の左右縁に形成しているが、特にこれに限定されるものではない。具体的には、例えば、ユニット側支持片221を、コネクター固定孔225の上下の縁に形成しても良いものである。このようにユニット側支持片221を、上下縁に形成すると、ユニット側支持片221は上下方向、すなわち縦方向に対して、簡単に変形することができる。すなわち、ユニットコネクター200の支持部材210は、交換ユニット2を差し込む方向に対して垂直な面内の中で縦方向に変形可能に形成されているものである。これにより、ユニットコネクター200の縦方向(上下方向)への移動が容易に行われ、縦方向への移動による位置調整の微調整を簡単に行うことができるものである。
(ユニット内接続端子240) 前記ユニット内接続端子240は、ユニットコネクター200の手前側に位置して、ユニットコネクター200の下面となる上下方向の位置に、交換ユニット2内の電気部品(リールユニット20や、基板ユニット24等)からのユニットケーブル201を接続するためのものである。
本実施の形態は、ユニット内接続端子240を、ユニットコネクター200の手前側の下面の位置に設けている。このため、ユニット内接続端子240を設けた以外の部分、すなわち、ユニット内接続端子240を設けたユニットコネクター200の手前側の下面を除いた部分に、手前側から見て、障害物となるようなケーブルや接続端子等の配置を排除することができる。これにより、筐体コネクター90及びユニットコネクター200の連結部及びその周囲の隠れる部分を少なくすることができて、コネクター周辺に不正操作を行うような、いわゆるゴト行為の発見を容易なものにすることができる。
(固定装置10) 前記固定装置10は、この遊技機Sの内部に交換ユニット2を固定するとともに、係合クリップ35及びフック部130が非係合状態のとき、電源装置4の電源をオフ状態にすることができるものである。
具体的には、前記固定装置10は、交換ユニット2に固定した鉤状のフック部130と、筐体1に固定して、フック部130に係合する係合クリップ35と、係合クリップ35がフック部130に非係合状態であることを検知可能な非係合状態検知手段300と、非係合状態検知手段300が係合クリップ35の非係合状態を検知したことを条件として、遊技機Sの電源をオフ状態にするレバー連動電源遮断手段310とを備えている。なお、本実施の形態では、フック部130を交換ユニット2に設け、係合操作レバー132を有する係合クリップ35を筐体1内部に設けているが、両者を逆に形成しても良い、すなわち、フック部130を筐体1内部に形成して、係合操作レバー132を有する係合クリップ35を交換ユニット2に設けても良いものである。
(フック部130及び係合クリップ35) 前記フック部130及び係合クリップ35は、交換ユニット2の両側面を固定するためのものである。さらに、上記係合クリップ35は、交換ユニット2の左右側面と、筐体1の内部両側面との間に設けられているものであって、交換ユニット2の左右両側面を筐体1に固定するためのものである。すなわち、フック部130及び係合クリップ35は、交換ユニット2を固定するためのロック手段を形成するものである。
前記フック部130は、交換ユニット2の枠21の前面側の左右の縦枠にそれぞれ固定されている。そして、このフック部130は、背面側に向かって横断面形状が鉤状に延びる金属薄板細片からなるものである。
前記係合クリップ35は、図9、図12及び図16に示すようにフック部130と係合する第1位置と、図10、図11及び図15に示すようにフック部130と係合しない第2位置とに回転移動可能に軸支されている。
前記係合クリップ35は、筐体1の左右の側板16の内側にそれぞれ固定されて、前記フック部130の先端を引っかけて固定可能なものである。具体的には、係合クリップ35は、筐体1の内部の左右の側板16にねじにより固定される縦断面形状が略コ字状の固定部材191と、この固定部材191の略コ字状間に渡された円柱状の回転軸136と、この回転軸136に軸支されて回動可能である断面形状がコ字状の係合操作レバー132とを備えている。そして、係合クリップ35は、係合操作レバー132の途中に渡された基端側ピン138を回転の中心として回転可能なピン移動体139を備えている。そして、このピン移動体139は、上述した基端側ピン138と、この基端側ピン138の両端からそれぞれ伸びるピン連結部133と、このピン連結部133の先端間に位置する先端側ピン131とからなるものである。そして、それぞれのピン連結部133は、係合クリップ35の内側に位置するとともに一端が基端側ピン138に回動可能に連結されている内側ピン連結部140と、係合クリップ35の外側に位置するとともに一端が先端側ピン131に回動可能に連結されている外側ピン連結部141とを備えている。そして、内側ピン連結部140及び外側ピン連結部141の連結されていない端部は、横方向に伸びたT字状に形成されている。そして、内側ピン連結部140及び外側ピン連結部141は、互いに重ねられて、ばね135の中を通っている。すなわち、内側ピン連結部140及び外側ピン連結部141は、連結されている端部と、T字状の端部との間には、ばね135が挟み込まれているものである。そして、内側ピン連結部140及び外側ピン連結部141を、それらの長手方向に互いに逆方向に引っ張ると、それらのT字状頭部の間に挟まれたばね135が、弾性変形して縮むように形成されているものである。
前記固定部材191の回転軸136と反対側の端部には、表裏に貫通する固定側貫通孔192が形成されている。そして、係合操作レバー132にも、その回転軸136と反対側の端部に、固定側貫通孔192と同一の直径からなり、表裏に貫通する摺動側貫通孔193が形成されている。この固定側貫通孔192及び摺動側貫通孔193は、係合操作レバー132を固定部材191に重ねた状態で、それらの孔の中心軸が同一方向に揃うように配置されている。そして、係合操作レバー132には、その回転軸136と反対方向の端部近傍に、表裏に貫通する摺動側ねじ孔194が形成されている。そして、固定部材191にも、回転軸136と反対方向の端部近傍に、表裏に貫通する固定側ねじ孔195が形成されている。この摺動側ねじ孔194及び固定側ねじ孔195も、係合操作レバー132を固定部材191に重ねた状態で、それらの孔の中心軸が同一方向に揃うように配置されている。
上記係合クリップ35及びフック部130の取り扱い手順を以下に示す。先ず、交換ユニット2を固定装置10を介して筐体1に固定する場合、図15に示すように、係合操作レバー132を手前側に開いた状態でピン移動体139の先端側ピン131を、枠21のフック部130に引っかける。そして、先端側ピン131にフック部130を引っかけた状態のまま、係合操作レバー132を筐体1の側面側に向かって閉じることにより、ばね135の付勢力によりフック部130を背面側に引っ張った状態を維持することができるものである。これにより、フック部130及び係合クリップ35を介して、交換ユニット2の枠21を、筐体1の背面側に向かって引っ張りながら固定することができる。一方、交換ユニット2を固定装置10を介して筐体1から取り外す場合、上記手順を逆に行うことにより可能なものである。すなわち、係合操作レバー132が閉じた状態から、係合操作レバー132を前面側に向かって開く。そして、係合操作レバー132が開いた状態において、フック部130から先端側ピン131を取り外すことにより、かかるロックが解除されるものである。
本実施の形態に係るフック部130及び係合クリップ35は、先端側ピン131をフック部130に引っかけて、係合操作レバー132を閉じるだけで、簡単にフック部130を係合クリップ35に固定することができ、ロック状態にすることができるものである。また、逆に、係合操作レバー132を開いて、先端側ピン131をフック部130から取り外すだけで、簡単にフック部130を係合クリップ35から外すことができ、ロック状態を解除することができるものである。これにより、交換ユニット2の取り付け作業や、取り外し作業を、簡単なものにすることができるものである。
そして、係合クリップ35は左右に2個形成されているが、向かって右側の係合クリップ35は、係合操作レバー132を閉じた状態で、固定側貫通孔192及び摺動側貫通孔193の両方に封印具161を通して、環状に閉じることにより、封印具161を切断することなく、係合クリップ35の固定状態を解除することができないように設定している。これにより、係合クリップ35の固定状態を解除して交換ユニット2を筐体1から取り外すには、封印具161の切断を要することとなり、交換ユニット2を筐体1内部に封印することができるものである。
また、向かって左側の係合クリップ35は、係合操作レバー132を閉じた状態で、摺動側ねじ孔194及び固定側ねじ孔195の両者を貫通するように、筐体1の側板16に固定ねじをねじ込んでいる。これにより、交換ユニット2を筐体1から取り外す場合、係合操作レバー132を引くだけで、係合クリップ35の固定状態を解除することができず、係合操作レバー132を引く前に、固定ねじを取り外す作業が必要となる。これにより、ワンタッチで簡単に交換ユニット2を取り外すことができず、交換ユニット2の取り外しによる不正行為を抑えることができるものである。
なお、ここで、向かって左側の係合クリップ35は、封印具161を使用せずに固定ねじだけを使用している。一方、向かって右側の係合クリップ35は、固定ねじを使用せずに封印具161だけを使用している。しかし、固定ねじと封印具161との使用の組合せは、特にこれに限定されるものではなく、他の使用の組合せでも良いものである。具体的には、例えば、左右両方の係合クリップ35に、固定ねじを使用しても良く、また、封印具161を使用しても良いものである。
(封印手段160) 上記封印手段160は、主制御回路基板25を有する交換ユニット2を、筐体1に固定した際に両者の間を封印し、交換ユニット2を取り外す際には封印を解かれるものである。前記封印手段160は、交換ユニット2を筐体1に固定した状態の係合クリップ35の摺動側貫通孔193及び固定側貫通孔192に通して、環状に閉じることができる封印具161を備えているものである。この封印具161は、一旦、環状に閉じると、その途中を切断しない限り、環状に閉じた状態を開くことができないものである。すなわち、係合クリップ35の固定状態を解除して交換ユニット2を筐体1から取り外すには、封印具161の切断を要するものである。
(非係合状態検知手段300) 前記非係合状態検知手段300は、係合クリップ35がフック部130に非係合状態であることを検知可能なものである。この非係合状態検知手段300は、係合クリップ35が第1位置にあるか、或いは、係合クリップ35が第2位置にあるかを検知可能な検知スイッチ305を備えている。そして、この非係合状態検知手段300の検知スイッチ305は、側板16の内面側から直角方向の遊技機S内部側に向かって突出する円筒状の本体部302と、この本体部302の先端から進退可能に形成された円柱状の進退棒301と、進退棒301が本体部302から突出してフック部130及び係合クリップ35が非係合状態であることを検知可能な本体部302と、この本体部302から電源装置4の内部のレバー連動電源遮断手段310へ電気信号を伝達するための検知電気コード303とを備えている。
前記進退棒301は、本体部302内部のスプリングにより、図11に示すように、外方に向かって突出する方向に付勢されている。そして、本体部302は、進退棒301の突出状態(図11)と、進退棒301の非突出状態(図12)とを検知することができるような接触式のセンサーを内蔵している。前記検知電気コード303は、電源装置4の内部のレバー連動電源遮断手段310へ接続されている。そして、この本体部302内部のセンサーは、図11に示すように、進退棒301の突出状態の際、係合クリップ35及びフック部130の非係合状態である旨の電気信号をレバー連動電源遮断手段310へ送出するように形成されている。一方、本体部302内部のセンサーは、図12に示すように、進退棒301の非突出状態の際、係合クリップ35及びフック部130の係合状態である旨の電気信号をレバー連動電源遮断手段310へ送出するように形成されている。
前記本体部302の内部には、特に図示していないが、進退棒301を外方に向かって突出させる方向に付勢するスプリングが形成されている。このため、フック部130が先端側ピン131に係合していないフリーの状態で、係合操作レバー132が進退棒301に接触しても、進退棒301が本体部302内部に押し込まれることは無い。そして、図9に示すように、フック部130が先端側ピン131に係合して、係合クリップ35のばね135が、基端側ピン138をフック部130側に向かって引っ張る。これにより、係合操作レバー132の先端側が、回転軸136を中心として、進退棒301を押し込む方向に回転し、進退棒301が本体部302内部に押し込まれた非突出状態を維持するものである。すなわち、フック部130を係合クリップ35に係合させることにより、係合操作レバー132を回転軸136を中心として回転させて、進退棒301を本体部302内部に押し込んだ状態を維持している。
(レバー連動電源遮断手段310) 前記レバー連動電源遮断手段310は、非係合状態検知手段300の検知スイッチ305が係合クリップ35及びフック部130の非係合状態を検知したことを条件として、遊技機Sの電源をオフ状態にするためのものである。このレバー連動電源遮断手段310は、図7及び図8に示すように、電源装置4の内部に形成されている。そして、このレバー連動電源遮断手段310は、非係合状態検知手段300の検知スイッチ305の検知電気コード303が、本体部302から延びて接続されている。そして、左右2つの非係合状態検知手段300の検知スイッチ305のうち、少なくとも1つから、係合クリップ35が第2位置にあって、係合クリップ35及びフック部130が非係合状態である旨の電気信号が、検知電気コード303を介して、このレバー連動電源遮断手段310に伝達された場合、レバー連動電源遮断手段310は、電源装置4の前面側の電源操作スイッチ311のオンオフの如何に関わらず、遊技機Sの電源をオフ状態にするように形成されている。
一方、左右2つの非係合状態検知手段300の検知スイッチ305の両方から、係合クリップ35が第1位置にあって、係合クリップ35及びフック部130が係合状態である旨の電気信号が、検知電気コード303を介して、このレバー連動電源遮断手段310に伝達された場合、レバー連動電源遮断手段310は、電源装置4の前面側の電源操作スイッチ311がオン状態となっていることを条件として、遊技機Sの電源をオン状態にするように形成されている。すなわち、左右の両方の係合クリップ35が第1位置にあって、係合クリップ35及びフック部130が係合状態である場合には、電源装置4の前面側の電源操作スイッチ311によって、遊技機Sの電源のオンオフを操作可能なものである。しかし、係合クリップ35が第2位置にあって、係合クリップ35及びフック部130が非係合状態である場合には、常に遊技機Sの電源はオフ状態となり、電源装置4の前面側の電源操作スイッチ311を、操作不能状態となるものである。
なお、左右の検知スイッチ305のうち、いずれか一方だけから、係合クリップ35及びフック部130が係合状態である旨の電気信号が、伝達されても、レバー連動電源遮断手段310は、電源装置4の電源遮断を解除しないように設定されてあり、必ず、左右両方の検知スイッチ305から、係合状態である旨の電気信号が伝達されなければ、レバー連動電源遮断手段310は、電源装置4の電源遮断を解除しないように設定されている。
本実施の形態では、固定装置10を左右の側板16の内面にそれぞれ1個ずつ、合計2個形成している。すなわち、図6及び図7に示すように、係合クリップ35及びフック部130は、左右にそれぞれ1個ずつ合計2個形成され、非係合状態検知手段300の検知スイッチ305も、係合クリップ35及びフック部130の非係合状態をそれぞれ検知できるように、左右の側板16内面にそれぞれ1個ずつ、合計2個形成されている。そして、2つの非係合状態検知手段300としての検知スイッチ305のうち、少なくともいずれか1つの検知スイッチ305から、係合クリップ35及びフック部130が非係合状態である旨の検知信号がレバー連動電源遮断手段310に送出されることにより、レバー連動電源遮断手段310は、電源装置4の電源をオフ状態にするように設定されている。すなわち、左右の係合クリップ35及びフック部130のうち、いずれか一方が、非係合状態となることによって、レバー連動電源遮断手段310は、電源装置4の電源を遮断してオフ状態にするものである。
そして、左右2つの非係合状態検知手段300としての検知スイッチ305の両方から、係合クリップ35及びフック部130が係合状態である旨の検知信号がレバー連動電源遮断手段310に送出されることにより、レバー連動電源遮断手段310は、電源装置4の電源遮断を解除するものである。
これにより、左右の2つの固定装置10のうち、いずれか一方が係合状態で、他方が非係合状態となった不安定な状態で、筐体コネクター90及びユニットコネクター200が接続されたり、接続が解除されるような不安定動作により、電子機器に悪影響を及ぼすことを回避することができるものである。
更に、本実施の形態では、2つの固定装置10に2つの検知スイッチ305を設けて上述したような制御をおこなっているが、左右の係合クリップ35及びフック部130のうち、いずれか一方の係合クリップ35及びフック部130だけに、非係合状態の有無を検知できる1個の検知スイッチ305を設けても良いものである。
(作用) 本実施の形態において、筐体コネクター90は、筐体1の奥板18の前面側に設けられ、ユニットコネクター200は、交換ユニット2の奥側に位置し、筐体コネクター90に接続可能に形成されている。そして、交換ユニット2を筐体1の正面開口部11の手前から奥に向かって差し込むと、筐体コネクター90及びユニットコネクター200は水平方向に沿って連結するように形成されている。
このため、交換ユニット2を正面開口部11の手前から奥に向かって、差し込むだけで、交換ユニット2の奥側に位置するユニットコネクター200を、筐体1の奥板18の前面側の筐体コネクター90に連結することができる。これにより、交換ユニット2からのユニットコネクター200を、手で、筐体コネクター90にそれぞれ接続するようなものと比較して、交換ユニット2を筐体1の正面開口部11内部に差し込むだけで、接続作業も終了させることができる。
また、交換ユニット2を正面開口部11の奥側から手前側に向かって、引っ張り出すだけで、交換ユニット2の奥側に位置するユニットコネクター200を、筐体1の奥板18の前面側の筐体コネクター90から引き離して、接続状態を解除することができる。これにより、ユニットコネクター200を、手で、筐体コネクター90から引き抜くようなものと比較して、交換ユニット2を筐体1の正面開口部11から引き出すだけで、接続解除作業を終了させることができる。
したがって、交換ユニット2の交換作業におけるユニットコネクター200と筐体コネクター90との接続作業や接続解除作業を容易なものにすることができ、結果として、交換ユニット2の交換作業を容易なものにすることができる。また、接続するコネクター同士が複数個存在しても、対応するコネクターの位置は、筐体1及び交換ユニット2で予め固定されているため、接続するコネクター同士の組み合わせを間違えるようなことを回避することができ、また、複数のコネクターの連結を、一度に終了させることができて、連結作業を確実且つ効率的に行うことができる。
そして、支持部材210のユニット側支持部材220が、ユニットコネクター200を交換ユニット2に固定している。そして、このユニット側支持部材220は、ユニット側支持片221により交換ユニット2を差し込む方向に対して垂直面方向(具体的には、水平方向)に変形可能に形成されている。このため、かかるユニット側支持部材220のユニット側支持片221が水平方向に変形することにより、ユニットコネクター200を、水平方向に移動させることができる。これにより、交換作業におけるコネクター同士の連結作業において、交換ユニット2を筐体1の正面開口部11内部に差し込んだ際、筐体コネクター90及びユニットコネクター200の位置が完全に整合しておらず、僅かに横方向にずれているような場合であっても、筐体1と、交換ユニット2との位置関係を移動させることなく、ユニットコネクター200を、左右方向、すなわち横方向に移動させて、筐体コネクター90及びユニットコネクター200の両者の位置が完全に整合して、正確に連結するように微調整することができる。これにより、コネクター同士の接続位置の微調整も容易に行うことができて、交換ユニット2の交換作業におけるコネクターの接続作業を更に容易なものにすることができ、結果として、交換ユニット2の交換作業を更に容易なものにすることができる。
しかも、交換ユニット2は、ガイド80により上下方向の移動は制限されている。また、交換ユニット2は、正面開口部11の内部に、左右方向に対しても略隙間なくはめ込まれているため、交換ユニット2を前方向に移動させる場合、上下左右にぶれることなく、真っ直ぐに前方向へ或いは、後方向へ移動させることができる。これにより、手で、筐体コネクター90や、ユニットコネクター200に相当するものを、引き離すような場合と比較して、筐体コネクター90及びユニットコネクター200を上下左右にぶれることなく、直線上に沿って真っ直ぐ引き離すことができ、各コネクター内部の接続突起を、上下左右に曲げて損耗したり、損傷させるようなことを回避することができ、筐体コネクター90及びユニットコネクター200が損耗等を原因として接続不良となるような故障の発生を抑えることができる。
更に、ユニット側支持部材220が、水平方向に移動可能であるため、交換ユニット2を取り付け、取り外し作業の途中において、交換ユニット2と、筐体1との間に異なる方向の力が加わって、交換ユニット2と、筐体1とが異なる方向に移動しても、その力がユニットコネクター200と筐体コネクター90との間の接続箇所に集中することを回避することができる。すなわち、ユニット側支持部材220が、かかる力が接続箇所に集中することを防ぎ、緩衝材としての役割を果たすものである。これにより、かかる場合のユニットコネクター200及び筐体コネクター90の接続箇所が破損することを回避することができる。
更に、本実施の形態では、筐体コネクター90とユニットコネクター200との両者を取り付ける場合又は取り外す場合には、必ず係合クリップ35を第2位置に移動して非係合状態にしなければ、交換ユニット2を移動することができない。このため、係合クリップ35及びフック部130が非係合状態の際、非係合状態検知手段300の検知スイッチ305は、係合クリップ35が第2位置にあって、係合クリップ35がフック部130に非係合状態であることを検知する。そして、レバー連動電源遮断手段310は、非係合状態検知手段300が係合クリップ35の非係合状態を検知したことを条件として、遊技機Sの電源をオフ状態にする。このため、交換ユニット2を移動して、筐体コネクター90及びユニットコネクター200の両者の取り付け、取り外しが行われる際には、必ず、遊技機Sの電源がオフ状態となる。これにより、筐体コネクター90及びユニットコネクター200の脱着時に、遊技機Sの電源がオン状態となっていることによる不具合の発生を回避することができて、交換ユニット2の交換作業における安全且つ確実な電源遮断が可能となる。以下、更に、具体的に説明する。
先ず、交換ユニット2を筐体1内部に取り付ける場合、当初、交換ユニット2は、筐体1内部に未装着の状態となる。係合クリップ35は第2位置にあって、当然、係合クリップ35及びフック部130は、非係合状態となる。そして、非係合状態検知手段300の検知スイッチ305は、係合クリップ35が第2位置にあって、係合クリップ35及びフック部130の非係合状態を検知する。そして、レバー連動電源遮断手段310が、非係合状態検知手段300による係合クリップ35の非係合状態の検知を条件として、遊技機Sの電源をオフ状態に維持する。これにより、遊技機Sの電源装置4の電源が必ずオフになった状態で、交換ユニット2を筐体1内部に押し込んで、筐体1の奥板18の筐体コネクター90に、交換ユニット2の背面側のユニットコネクター200を装着することができる。これにより、電源装置4の電源をオンにした状態で、制御装置のケーブル等のコネクターを取り付けた場合に、取り付け位置や取り付け方向の間違いによって不正常な端子同士が接触して、過電流が発生するようなことを回避することができる。
一方、交換ユニット2が筐体1に装着された状態から、交換ユニット2を取り外す場合、当初、筐体コネクター90及びユニットコネクター200の両者は、既に、装着されている状態となる。その状態において、係合クリップ35は第1位置にあって、係合クリップ35及びフック部130の両者も、係合状態を維持している。そして、筐体1から交換ユニット2を取り外すために、係合クリップ35を第2位置に回転移動させて、係合クリップ35と、フック部130とを、非係合状態にする。係合クリップ35及びフック部130を非係合状態にしたことにより、非係合状態検知手段300の検知スイッチ305が、係合クリップ35が第2位置にあることを検知して、係合クリップ35及びフック部130の非係合状態を検知する。同時に、レバー連動電源遮断手段310が、非係合状態検知手段300の検知スイッチ305による係合クリップ35の非係合状態の検知を条件として、遊技機Sの電源をオフ状態に維持する。これにより、遊技機Sの電源装置4の電源が必ずオフになった状態で、筐体1から交換ユニット2を引き抜いて、取り外し、また、同時に、筐体コネクター90からユニットコネクター200が引き抜かれて取り外すことができる。これにより、電源装置4の電源をオフ状態にせずに、筐体コネクター90からユニットコネクター200を取り外すことを防止することができる。したがって、電源装置4の電源をオンにした状態で、筐体コネクター90からユニットコネクター200を取り外すことによる不安定な電源遮断による悪影響で、電子部品にストレスを与えるようなことを回避することができる。
上述したように、筐体コネクター90と、ユニットコネクター200との取り付け及び取り外しのいずれの場合においても、電源装置4の電源をオフ状態にすることができ、両者の脱着作業時の安全且つ確実な電源遮断が可能となる。
更に、左右2つの固定装置10のうち、いずれか一方が、非係合状態となることによって、レバー連動電源遮断手段310は、電源装置4の電源を遮断してオフ状態にし、また、左右2つの固定装置10の両方が係合状態となることによって、レバー連動電源遮断手段310は、電源装置4の電源遮断を解除している。これにより、左右の2つの固定装置10のうち、いずれか一方が係合状態で、他方が非係合状態となった不安定な状態で、筐体コネクター90及びユニットコネクター200が接続されたり、接続が解除されるような不安定動作により、電子機器に悪影響を及ぼすことを回避することができる。
本発明の実施の形態であって、交換ユニットを筐体内部に差し込もうとしている状態を示す概略縦断面図である。 本発明の実施の形態であって、(a)はユニットコネクターを、筐体コネクターに接続しようとしている状態を示す概略側面図、(b)はユニットコネクターを、筐体コネクターに接続した状態を示す概略側面図である。 本発明の実施の形態であって、交換ユニットの枠からリールユニットを取り外した状態を示す外観斜視図である。 本発明の実施の形態であって、枠にリールユニットを取り付けた状態の交換ユニットを示す外観斜視図である。 本発明の実施の形態であって、ユニット側支持部材からユニットコネクターを取り外している状態を示す外観斜視図である。 本発明の実施の形態であって、ユニット側支持部材からユニットコネクターを取り外している状態を示す外観斜視図である。 本発明の実施の形態であって、上扉、下扉、交換ユニット及び筐体を分解した状態を示す外観斜視図である。 本発明の実施の形態であって、上扉及び下扉を筐体から取り外した状態の遊技機を示す外観斜視図である。 本発明の実施の形態であって、係合操作レバー及びフック部の係合状態を示す概略平面図である。 本発明の実施の形態であって、係合操作レバー及びフック部の非係合状態を示す概略平面図である。 本発明の実施の形態であって、非係合状態検知手段が、係合操作レバーの非係合状態を検知している場合を示す概略外観斜視図である。 本発明の実施の形態であって、非係合状態検知手段が、係合操作レバーの係合状態を検知している場合を示す概略外観斜視図である。 本発明の実施の形態であって、係合クリップを示す分解斜視図である。 本発明の実施の形態であって、係合クリップを示す外観側面図である。 本発明の実施の形態であって、係合操作レバーを開いた状態の係合クリップを示す外観斜視図である。 本発明の実施の形態であって、係合操作レバーを閉じた状態の係合クリップを示す外観斜視図である。 本発明の実施の形態であって、遊技機を示す外観側面図である。
符号の説明
S 遊技機 1 筐体
2 交換ユニット 3 前扉
4 電源装置 5 払い出し装置
6 扉一体型交換ユニット 7 扉ロック機構
10 固定装置 11 正面開口部
12 中板 13 開口上部
14 開口下部 15 底板
16 側板 17 天板
18 奥板 19 四角枠部材
20 リールユニット 21 枠
23 回転リール 24 基板ユニット
25 主制御装置 26 基板ケース
30 上扉 31 表示窓
32 表示装置 33 飾り部
35 係合クリップ 40 下扉
41 操作部 42 媒体投入口
43 受け皿 44 鍵穴
48 媒体セレクター 49 スピーカー
50 前パネル 60 枠体係合部
61 上扉係合部 62 本体係合部
63 下扉係合部 69 ロック突出片
80 ガイド 90 筐体コネクター
91 筐体ケーブル 130 フック部
131 先端側ピン 132 係合操作レバー
133 ピン連結部 135 ばね
136 回転軸 138 基端側ピン
139 ピン移動体 140 内側ピン連結部
141 外側ピン連結部 191 固定部材
192 固定側貫通孔 193 摺動側貫通孔
194 摺動側ねじ孔 195 固定側ねじ孔
160 封印手段 161 封印具
200 ユニットコネクター 201 ユニットケーブル
210 支持部材 220 ユニット側支持部材
221 ユニット側支持片 222 ユニット側支持本体
225 コネクター固定孔 230 筐体側支持部材
231 筐体側支持片 232 筐体側支持本体
233 筐体側コネクター固定孔 240 ユニット内接続端子
300 非係合状態検知手段 301 進退棒
302 本体部 303 検知電気コード
305 検知スイッチ 310 レバー連動電源遮断手段
311 電源操作スイッチ

Claims (2)

  1. 正面側に開口する正面開口部を有する筐体と、
    前記正面開口部を開閉自在に塞ぐために前記筐体に取り付ける前扉と、
    前記筐体内部に固定して遊技を行うための部品装置を有する交換ユニットと、
    前記交換ユニットを前記筐体に固定するための固定装置とを備えた分離型の遊技機において、
    前記筐体は、前記交換ユニット以外の前記筐体内部に固定する筐体内部品装置と接続されて電気的な連結を行う筐体コネクターを備え、
    前記交換ユニットは、前記交換ユニット内部の部品装置と接続され、前記筐体コネクターと連結するユニットコネクターを備え、
    前記筐体コネクターの連結部と前記ユニットコネクターの連結部とは、前記交換ユニットを前記筐体内部への取り付けに伴って互いに対向する位置に固定され、
    前記固定装置は、
    前記筐体及び前記交換ユニットのいずれか一方に固定した鉤状のフック部と、
    前記筐体及び前記交換ユニットのうち、前記フック部を設けていない方に固定して、前記フック部に係合する係合クリップと、
    前記係合クリップが前記フック部に非係合状態であることを検知可能な非係合状態検知手段と、
    前記非係合状態検知手段が前記係合クリップの非係合状態を検知したことを条件として、前記遊技機の電源をオフ状態にするレバー連動電源遮断手段とを備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記係合クリップは、前記フック部と係合する第1位置と、前記フック部と係合しない第2位置とに回転移動可能に軸支され、
    前記非係合状態検知手段は、前記係合クリップが第1位置にあるか、或いは、前記係合クリップが第2位置にあるかを検知可能な検知スイッチを備えたことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
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