JP2006196707A - スペーサ - Google Patents

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Abstract

【課題】 強度を十分に保ち、軸方向どちらへの負荷にも耐えうるスペーサの提供。
【解決手段】 スペーサ1は、被取付体15に形成された取付穴16にはめ込み可能な第一軸部3と、この第一軸部3の先端側に設けられ、第一軸部3より小径な第二軸部5と、第一軸部3の基端側に設けられ、被取付体15の基端側から前記取付穴16に圧入される鍔部7とを有する。このスペーサ1は、前記取付穴16に前記鍔部7が圧入された状態で、前記被取付体15の先端面15bから突出する前記第一軸部3の先端部3aが拡径するようにかしめられて被取付体15に固定される。
【選択図】 図4

Description

本発明は、電気機器において回路基板を取り付ける際などに使用されるスペーサに関するものである。
従来、電気機器の基板を取り付けるために、下記特許文献1に開示されているようなスペーサが知られている。
この特許文献1に開示されるスペーサ(27)は、軸部(16)の一端に鍔部(13)が形成されて、鍔部(13)に隣接する軸部(16)の外周に環状溝(21)が形成されている。そして、このスペーサ(27)は、その鍔部(13)がかしめられることで、パネル板(110)が塑性変形して、環状溝(21)とパネル板(110)の取付穴(111)との隙間を塞ぎ、パネル板(110)に固定される構成とされている。なお、括弧書きの各符号は特許文献1中のものである。
特許第3341262号公報
しかしながら、従来のスペーサは、軸部(16)に環状溝(21)を形成するため、その環状溝(21)の部分が薄肉となり、強度の面で弱くなるおそれがあった。
また、従来のスペーサは、パネル板(110)の取付穴(111)と環状溝(21)との隙間に塑性変形したパネル板が進入することで固定される構成であったが、確実に取付穴(111)と環状溝(21)の隙間を塞ぐとは限らず、その入り込み量が少ない場合、スペーサに軸方向への負荷が掛かった際、特に鍔部(13)側(図16において左側)への負荷が掛かった際に抜け落ちるおそれがあった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、強度を十分に保ち、軸方向どちらへの負荷にも耐えうるスペーサを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明のスペーサは、被取付体に形成された取付穴にはめ込み可能な第一軸部と、この第一軸部の先端側に設けられ、第一軸部より小径な第二軸部と、前記第一軸部の基端側に設けられ、被取付体の基端側から前記取付穴に圧入される鍔部とを有し、前記取付穴に前記鍔部が圧入された状態で、前記被取付体の先端面から突出する前記第一軸部の先端部が拡径するようにかしめられることを特徴とする。
また、好ましくは上記構成に加えて、前記鍔部の外周端部は、周方向に沿って複数の凹凸が形成されるか、または鍔部は多角形に形成されていることを特徴とするスペーサである。
本発明のスペーサによれば、強度を十分に保ち、軸方向どちらへの負荷に対しても抜け落ちることがない。
以下、本発明のスペーサについて、実施例に基づき更に詳細に説明する。
図1は、本発明のスペーサの一実施例を示す斜視図である。
本実施例のスペーサ1は、薄い板状の被取付体15に立設され(図2)、その先端部に回路基板が載せ置かれてネジ止めされるなどして使用されるものである。
本実施例のスペーサ1は、被取付体15に形成された取付穴16にはめ込み可能な寸法(好適には、無理なく適合してぴったりはめ込まれる寸法)の第一軸部3と、この第一軸部3の先端側に設けられ、第一軸部3より小径な第二軸部5と、前記第一軸部3の基端側に設けられる前記取付穴16より若干大径な鍔部7とを有する。
本実施例では、第一軸部3は短円柱形状とされ、鍔部7は円板形状とされる。また、第二軸部5は、第一軸部3より軸寸法が長い円柱形状とされる。なお、本実施例のスペーサ1は、丸棒材を例えば切削するなどして一体的に形成されている。
本実施例のスペーサ1には、軸方向に沿って貫通穴9が形成されており、この貫通穴の先端部はネジ穴9aに形成されている。
また、鍔部7の外周端部には、周方向に沿って凹凸が多数形成されており、本実施例では、三角形状の突部11が周方向に沿って等間隔に多数形成され、鍔部7の外周端部はギザギザ状に形成されている。
鍔部7は、被取付体15の厚さより薄く、好ましくは、被取付体15の厚さの半分以下とされ、より好ましくは、被取付体15の厚さの三分の一程度とされる。なお、本実施例では、鍔部7の厚さは、被取付体15の厚さの0.4倍とされている。また、本実施例では、第一軸部3の軸方向寸法は、被取付体15の厚さより小さい寸法とされている。そして、第一軸部3と鍔部7とを合わせた軸方向寸法aは、被取付体15の厚さより大きい寸法とされる。
次に、本実施例のスペーサの被取付体への固定方法について説明する。
図2から図4は、本実施例のスペーサの被取付体への取付方法を示した図であり、図2は、スペーサが被取付体の取付穴に差し込まれた状態を示す図であり、(a)はその断面図であり、(b)は(a)の一部拡大断面図である。また、図3は、図2の状態から鍔部が圧入された状態を示す図であり、(a)はその断面図であり、(b)は(a)の一部拡大断面図である。さらに、図4は、図3の状態から第一軸部の先端部をかしめた状態を示す図であり、(a)はその断面図であり、(b)は(a)の一部拡大断面図である。
まず、本実施例のスペーサ1が固定される被取付体15が受け治具20に載せ置かれる。この際、被取付体15には取付穴16が形成されており、本実施例の取付穴16は、スペーサ1の第一軸部3の外径に対応した丸穴とされる。
また、受け治具20には、前記取付穴16より若干大径な穴21が形成されており、被取付体15は、その取付穴16が受け治具20の穴21と同軸上に配置されるように、被取付体15に載せ置かれる。
受け治具20の前記穴21には、筒状のカシメ部材25が軸方向に沿って移動可能に収容されている。このカシメ部材25は、その外径が受け治具20の穴21の内径に対応すると共に、その内径がスペーサ1の第二軸部5の外径に対応している。
スペーサ1は、図2に示すように、その先端側から被取付体15の取付穴16に差し込まれて、鍔部7の先端面7aが被取付体15の基端面15aに当接される。この際、本実施例では、スペーサ1の第二軸部5が、カシメ部材25に差し込まれている。
そして、鍔部7の先端面7aが被取付体15の基端面15aに当接された状態で、図3に示すように、鍔部7が先端側へ無理ばめするように押圧され、これに伴って被取付体15の基端面15aが塑性変形して凹む(15c)。この際、鍔部7の基端面7bと、被取付体15の基端面15aとが面一になるように鍔部7は被取付体15に圧入される。また、鍔部7が被取付体15に押圧されることで、第一軸部3の先端部3aが、被取付体15の先端面15bから先端側へ突出する。
次に、図4に示すように、カシメ部材25が上方に移動することで、被取付体15の先端面15bから先端側へ突出した第一軸部3の先端部3aが、カシメ部材25によりかしめられる。つまり、第一軸部3の先端部3aは、径方向外側へ拡径するように塑性変形する。これにより、被取付体15は、鍔部7と第一軸部3のカシメ部分3bとに挟み込まれ、スペーサ1は被取付体15に固定される。
本実施例のスペーサ1は、その鍔部7が被取付体15に圧入されると共に、第一軸部3の先端部3aがかしめられて、被取付体15を鍔部7と第一軸部3のカシメ部分3bとで挟み込むようにして被取付体15に固定される。これにより、スペーサ1は、軸方向どちらへ負荷がかかった場合でも、被取付体15から抜け落ちることがない。
また、スペーサ1の先端部に例えば基板(不図示)を載せ置いて、ネジ穴9aに基板を介してネジをねじ込んでネジ止めする際、鍔部7の外周部に突部11が形成されていることで、被取付体15に対してスペーサ1が回転することはなく、確実にネジ止めすることができる。
さらに、鍔部7の基端面7bと被取付体15の基端面15aとを面一となるように固定するため、被取付体15の基端面15aから突出する部分がなく、他の部材が引っ掛かったりすることがなく使用し易い。
また、従来のように、軸部に環状溝を形成する場合、その製造工程において、いわゆる掴み直しを行う必要があるが、本実施例のスペーサには、環状溝を形成しないので、その必要がなく、製造時間の短縮を図ることができる。
ところで、上記固定方法では、受け治具20とカシメ部材25とを使用したが、次に、受け治具20のみでスペーサ1を被取付体15に固定する方法について説明する。
図5および図6は、上記固定方法とは異なる固定方法を示す図であり、図5は、スペーサが被取付体の取付穴に差し込まれた状態を示す図であり、(a)はその断面図であり、(b)は(a)の一部拡大断面図である。また、図6は、図5の状態から第一軸部の先端部がかしめられた状態を示す図であり、(a)はその断面図であり、(b)は(a)の一部拡大断面図である。
この固定方法においても受け治具20には、穴22が形成されており、この穴22は、スペーサ1の第二軸部5の外径に対応しており、第一軸部3より小径とされる。
まず、図5に示すように、上記方法と同様に、この受け治具20に、取付穴16が形成された被取付体15が載せ置かれ、スペーサ1が先端側から被取付体15の取付穴16に差し込まれる。この際、鍔部7の先端面7aは被取付体15の基端面15aに当接されると共に、スペーサ1の第二軸部5は受け治具20の穴22に差し込まれている。また、第一軸部3の先端部3aは、受け治具20の上端面20aに当接していない。
次に、鍔部7の先端面7aが被取付体15の基端面15aに当接された状態で、鍔部7が先端側へ無理ばめするように押圧される。鍔部7が押圧されて被取付体15に圧入されることで、第一軸部3の先端部3aは下降して受け治具20の上端面20aに当接し、さらに鍔部7が押圧されることで、第一軸部3の先端部3aは、受け治具20の上端面20aに押し当てられてかしめられる。すなわち、図6に示すように、第一軸部3の先端部3aは、被取付体15の取付穴16の先端側外周部16aを凹ませながら、径方向外側へ拡径するように塑性変形する。
これにより、上記方法と同様に、被取付体15は、鍔部7と第一軸部3のカシメ部分3bとによりを挟み込まれ、軸方向どちらへの負荷に対しても抜け落ちることがない。なお、本取付方法においても、取付後には、鍔部7の基端面7bと、被取付体15の基端面15aとは面一とされる。
本発明のスペーサは、上記実施例の構成に限らず、適宜変更可能である。
例えば、上記実施例では、鍔部7の外周端部に三角形状の突部11を形成したが、その形状は、特に問わない。また、凹凸形状とする他、鍔部7の外周部を正六角形や正八角形などの多角形に形成してもよく、回転止めできる形状であることが好ましい。
さらに、上記実施例のスペーサには、軸方向に沿って貫通穴9(ネジ穴9a)を形成したが、第二軸部の先端面中央から先端側へ円柱形状のネジ部を形成してもよく、その形状、構成および使用方法は適宜変更可能である。
本発明のスペーサの一実施例を示す斜視図である。 図1のスペーサが被取付体の取付穴に差し込まれた状態を示す図であり、(a)は、その断面図であり、(b)は(a)の一部拡大断面図である。 図2の状態から鍔部が圧入された状態を示す図であり、(a)はその断面図であり、(b)は(a)の一部拡大断面図である。 図3の状態から第一軸部の先端部をかしめた状態を示す図であり、(a)はその断面図であり、(b)は(a)の一部拡大断面図である。 図2から図4までの固定方法とは異なる固定方法を示す図であり、スペーサが被取付体の取付穴に差し込まれた状態を示す図であり、(a)はその断面図であり、(b)は(a)の一部拡大断面図である。 図5の状態から第一軸部の先端部がかしめられた状態を示す図であり、(a)はその断面図であり、(b)は(a)の一部拡大断面図である。
符号の説明
1 スペーサ
3 第一軸部
5 第二軸部
7 鍔部
11 突部
15 被取付体
16 取付穴
20 受け治具
25 カシメ部材

Claims (2)

  1. 被取付体に形成された取付穴にはめ込み可能な第一軸部と、
    この第一軸部の先端側に設けられ、第一軸部より小径な第二軸部と、
    前記第一軸部の基端側に設けられ、被取付体の基端側から前記取付穴に圧入される鍔部とを有し、
    前記取付穴に前記鍔部が圧入された状態で、前記被取付体の先端面から突出する前記第一軸部の先端部が拡径するようにかしめられる
    ことを特徴とするスペーサ。
  2. 前記鍔部の外周端部は、周方向に沿って複数の凹凸が形成されるか、または鍔部は多角形に形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のスペーサ。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5996405U (ja) * 1982-12-18 1984-06-30 高村 宣明 スタツドピン
JP2003247520A (ja) * 2002-02-25 2003-09-05 Sutefasu Engineering:Kk ねじ装置および金属板へのねじ装置の固定方法
JP2004197762A (ja) * 2002-12-16 2004-07-15 Nitto Seiko Co Ltd スペーサ部品

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