JP2006195714A - リソース管理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 共有リソースへのアクセス要求の調停を一定の時間間隔で行うシステムでは、アクセス要求の発生タイミングに時間的な偏りが生じた場合、アクセス要求の存在しない調停時刻ではいずれのマスタにもアクセス許可が発行されず、アクセス許可を与える機会が無駄に失われてしまう。また、その結果として他の調停時刻に多数のアクセス要求が集中した場合には、アクセス待ち時間が増大する。
【解決手段】 バスマスタ100〜102からのアクセス要求を調停するバス調停部103に、調停履歴管理部106を設ける。調停履歴管理部106では、ある基本調停時刻にいずれのバスマスタからのアクセス要求も存在しなかったことを記録する。この記録に従って、アクセス要求調停部105は、当該基本調停時刻を過ぎて発行されたアクセス要求に対して、次の基本調停時刻を待たずにアクセス許可を発行する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数のマスタが少なくとも1つの共有リソースへのアクセス要求をそれぞれ発行するシステムにおいて、各マスタから共有リソースへのアクセス要求を調停するためのリソース管理装置に関するものである。
システムLSIの内部では、マイクロプロセッサ、DSP(Digital Signal Processor)、DMA(Direct Memory Access)コントローラ等の複数のマスタが、メモリ、周辺I/O(input/output)コントローラ等の共有リソースにアクセスする。ここで、各マスタから共有リソースへのアクセス要求を効率的に調停するためのリソース管理装置が必要である。
ある従来技術によれば、予めテーブル形式で持っている各マスタの優先順位情報をもとに、リソース管理装置が一定時間毎にアクセス要求の調停を行う。複数パターンの優先順位情報が当該テーブルに格納されており、調停を行う一定時間毎にパターンが順に切り替えられる。各マスタは優先順位パターンの中で最優先に設定されている回数分のアクセス許可を受けることができ、各マスタの最低アクセスバンド幅を保証することが可能である(特許文献1参照)。
特開2004−246862号公報
上記のように共有リソースへのアクセス要求の調停を一定の時間間隔で行うシステムにおいて、各マスタからのアクセス要求の発生タイミングに時間的な偏りが生じた場合、アクセス要求の存在しない調停時刻ではいずれのマスタにもアクセス許可が発行されず、アクセス許可を与える機会が無駄に失われてしまう。また、その結果として他の調停時刻に多数のアクセス要求が集中した場合には、低い優先順位を持つマスタのアクセス待ち時間が増大する。
本発明の目的は、共有リソースへのアクセス要求の調停を一定の時間間隔で行うシステムにおけるアクセス効率及びアクセスレイテンシを改善することにある。
上記目的を達成するため、本発明では、一定間隔の基本調停時刻に合致した基本タイミングで各マスタから共有リソースへのアクセス要求の調停を行いつつ、調停状況の履歴をもとに、調停動作の開始タイミングを基本タイミングからシフトさせることとした。
具体的には、ある基本調停時刻にいずれのマスタからのアクセス要求も存在しなかったためアクセス許可を発行しなかったことを調停履歴管理部において記録(許可先送り記録)し、そのアクセス許可を、基本調停時刻を過ぎてアクセス要求を発行したマスタに基本タイミングとは無関係に発行する。
また、システムの能力に余裕がある場合には、あるマスタのアクセス要求発行直前の基本調停時刻に他のマスタにアクセス許可が発行されても、次の基本調停時刻を待たずにアクセス許可の発行を許容し、そのようにしてアクセス許可を発行したことを調停履歴管理部において記録(許可前倒し記録)する。
好ましくは、許可先送り記録の累積数に制限を加えるように先送り上限値を設定したり、許可前倒し記録の累積数に制限を加えるように前倒し上限値を設定したりする。
本発明によれば、共有リソースへのアクセス要求の調停を一定の時間間隔で行うシステムにおいて、調停状況の履歴をもとに、調停動作の開始タイミングを一定時間毎の基本タイミングからシフトさせることとしたので、アクセス効率及びアクセスレイテンシが改善される。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。以下の説明において、各バスマスタは、データアクセスを行うためのアドレス信号、制御信号等を能動的に送出する機能を有するものである。一般に、1つの機能ブロックはバス接続のための複数のインターフェースを持ち、いくつかはバスマスタとして機能し、いくつかはバススレーブとして機能する。例えば、ハーバードアーキテクチャ(Harvard architecture)のプロセッサは、インストラクション用バスマスタと、データ用バスマスタとを有する。
《第1の実施形態》
図1は、本発明の第1の実施形態に係るリソース管理装置の構成を示している。図1のリソース管理装置10は、3つのバスマスタ100,101,102と共有リソース109との間に介在しており、バス調停部103と、調停情報管理部107と、リソース制御部108とを備えている。バス調停部103において、104は調停タイミング制御部、105はアクセス要求調停部、106は調停履歴管理部である。バスマスタ100,101,102は、それぞれバス110,111,112を介してバス調停部103中のアクセス要求調停部105に接続されている。なお、以下の説明では、バスマスタ100,101,102を適宜バスマスタA,B,Cという。
バス調停部103は、バスマスタ100〜102からそれぞれ任意の時刻に発行されるアクセス要求を、調停情報管理部107に収められている各バスマスタ100〜102の優先順位情報をもとに調停し、この調停により選択された1つのアクセス要求をリソース制御部108に伝える。リソース制御部108は、バス調停部103によって選択されたバスマスタと共有リソース109との間のデータ転送制御を行う。
バス調停部103において、調停タイミング制御部104は、調停履歴管理部106からの履歴情報やアクセス要求調停部105が送出するアクセス要求の有無を示す信号をもとに、アクセス要求調停部105と履歴情報管理部107とに対して調停タイミング信号を出力する。調停情報管理部107へ供給される調停タイミング信号は、優先順位情報のパターン指定に用いられる。アクセス要求調停部105は、調停情報管理部107からの優先順位情報をもとにバスマスタ100〜102からのアクセス要求の調停を行い、選択されたバスマスタからのアクセス要求のリソース制御部108への送出と、選択されたバスマスタとリソース制御部108との間のデータ転送制御を行う。調停履歴管理部106は、調停タイミング制御部104からの履歴制御信号を受け、調停履歴を記録する。また調停履歴管理部106は、調停情報管理部107からの調停周期信号を受けて、調停履歴を初期化できるようになっている。
図2は、図1中の調停情報管理部107が持つ調停情報をテーブル形式の情報とした例を示している。図2のテーブルにおいて、最も左の列はバスマスタA,B,C間の固定優先順位を表し、上の行にあるバスマスタほど高い優先度を有する。他の5列はバスマスタA,B,C間の最優先順位を示し、「1」の立っている行のバスマスタが最優先であることを表す。各スロットの最優先順位は最も左の列に示す固定的な優先順位よりも優先され、最優先に指定されているバスマスタからのアクセス要求が存在しない場合に固定的な優先順位が用いられる。これら5列の各々を「スロット」と呼び、最上行に示した「スロット番号」を各スロットに割り付ける。アクセス要求調停部105への優先順位情報出力に使用するスロットの番号は一定時間毎に1から順に2、3と更新され、5まで行くと、次は1に戻る。
図2によれば、スロットが1巡する間にバスマスタA,B,Cの各々はスロット中に「1」を立てた個数分だけアクセス許可を受けることができる。具体的には、バスマスタAは5回に2回の割合で、バスマスタBは5回に2回の割合で、バスマスタCは5回に1回の割合でそれぞれアクセス許可を受けることができる。これにより、バスマスタA及びBはそれぞれ全バンド幅の4割、バスマスタCは2割のバンド幅を得ることができ、それぞれに最低アクセスバンド幅の保証がなされる。この意味から、図2のテーブルで定義される周期を「バンド幅保証周期」という。
図3は、図1中の調停タイミング制御部104の詳細構成を示している。調停タイミング制御部104は、基本調停時刻信号生成部200、単位時刻信号生成部201及び調停タイミング生成部202の3つのブロックからなる。単位時刻信号生成部201は、基本調停時刻信号生成部200及び調停タイミング生成部202へ、バスマスタにアクセス許可を与える最小時間間隔を表す単位時刻信号を出力する。単位時刻信号の生成は外部より入力されるクロック信号(不図示)をもとに行われ、1クロック時間又は複数クロック時間を単位時間とする。1クロック時間を単位時間とする場合には、単位時刻信号生成部201を設ける必要はない。基本調停時刻信号生成部200は、単位時刻信号生成部201からの単位時刻信号をもとに、調停を行う基本となる一定間隔の調停時刻を表す基本調停時刻信号を調停タイミング生成部202に出力する。基本調停時刻信号は、1つあるいは複数の単位時間毎に発行される。調停タイミング生成部202は、単位時刻信号生成部201からの単位時刻信号と、基本調停時刻信号生成部200からの基本調停時刻信号と、調停履歴管理部106からの履歴情報と、アクセス要求調停部105から伝えられるバスマスタからのアクセス要求の有無を表す信号とをもとに調停タイミング信号を生成し、これをアクセス要求調停部105及び調停情報管理部107に出力する。また、調停タイミング生成部202は、調停履歴管理部106に与えるべき履歴制御信号も生成する。
図3では、調停履歴管理部106が履歴カウンタ203を用いて調停履歴を記録する例が示されている。履歴カウンタ203は、調停タイミング生成部202からの履歴制御信号をもとに増減操作され、調停情報管理部107からの調停周期信号をもとに初期化される。この履歴カウンタ203の値は、履歴情報として調停タイミング生成部202に伝えられ、調停タイミング信号の生成に用いられる。
図4は、図1中のバス調停部103の動作例を示している。ここでは、履歴カウンタ203の初期値が0であるものとする。
バス調停部103は、単位時刻信号生成部201により通知される単位時間毎に図4の動作を行う。まず、ステップ301では動作時刻が基本調停時刻信号生成部200により通知される基本調停時刻であるかを調停タイミング生成部202が判断し、基本調停時刻である場合にはステップ302に進み、そうでない場合にはステップ305へ進む。ステップ302では、アクセス要求調停部105からの信号をもとに1つ以上のバスマスタからのアクセス要求が存在するかを調停タイミング生成部202が確認し、アクセス要求が存在する場合にはステップ303へ、存在しない場合にはステップ304へ進む。ステップ303では調停タイミング生成部202より調停タイミング信号を発行し、アクセス要求調停部105に調停の指示をする。これによりバスマスタ100〜102のうちのいずれかが、図2の優先順位情報に従ってアクセス許可を受ける。ステップ304では履歴カウンタ203の値を1だけ増加させることで、基本調停時刻にアクセス要求が存在せずアクセス許可が発行されなかったことを許可先送り記録として残す。
ステップ305では、アクセス要求調停部105からの信号をもとに1つ以上のバスマスタからのアクセス要求が存在するかを調停タイミング生成部202が確認し、アクセス要求が存在しない場合には処理を終了し、アクセス要求が存在する場合にはステップ306へ進む。ステップ306では、過去にいずれのバスマスタへもアクセス許可を発行していない基本調停時刻が存在するかを判定するように、履歴カウンタ203の値が1以上であるかを調停タイミング生成部202が確認する。履歴カウンタ203の値が1以上である場合にはステップ307へ進み、履歴カウンタ203の値が0の場合には処理を終了する。ステップ307では、ステップ303と同様に調停タイミング生成部202が調停タイミング信号を発行し、アクセス許可を発行するようにアクセス要求調停部105に調停を指示し、ステップ308へ移る。ステップ308では許可先送り記録を1つ抹消するように履歴カウンタ203の値を1だけ減少させて処理を終了する。
図5は、図4のフローに従った場合のアクセス許可タイミングを示している。図5中の基本調停時刻1〜5は、それぞれ図2のスロット1〜5に対応する。R1及びR4はバスマスタAからのアクセス要求であり、R2及びR5はバスマスタBからのアクセス要求であり、R3はバスマスタCからのアクセス要求である。これらのアクセス要求R1〜R5を示す矢印において、黒丸は各バスマスタA,B,Cからのアクセス要求の発行タイミングを、矢印の先はアクセス許可の発行タイミングをそれぞれ表している。基本調停時刻1、2、4、5では図4におけるステップ301,302,303により各基本調停時刻でアクセス許可が発行されているが、基本調停時刻3ではいずれのバスマスタからもアクセス要求が存在せず(図5中の×印)、ステップ304により履歴カウンタ203に許可先送りが履歴として記録される。そして、基本調停時刻3を過ぎて発行されたバスマスタCからのアクセス要求R3に対して、ステップ305,306,307,308によってアクセス許可が直ちに発行されたうえ、履歴カウンタ203の許可先送り記録が抹消される。これにより、基本調停時刻3に利用されなかった調停機会を無駄にせず用いることが可能となる(白抜き矢印参照)。加えて、バスマスタCからのアクセス要求R3に対するアクセス許可発行までの待ち時間を短縮することが可能となる。
図6は、図1中のバス調停部103の他の動作例を示している。図4のフローとの違いは、図4中のステップ306の制限が取り払われ、履歴カウンタ203が負の値をとりうることにある。
図7は、図6のフローに従った場合のアクセス許可タイミングを示している。R13及びR15はバスマスタAからのアクセス要求であり、R11及びR14はバスマスタBからのアクセス要求であり、R12はバスマスタCからのアクセス要求である。バスマスタBからアクセス要求R11が発行されたとき、基本調停時刻1を待たずにステップ305,307,308によってアクセス許可が前倒しで発行され、履歴カウンタ203の値を1だけ減少させる。その結果、履歴カウンタ203の値が「−1」となる。この後、基本調停時刻1においてステップ301,302,304によって履歴カウンタ203の値を1だけ増加させる。アクセス要求R12,R13,R15に対しても同様であり、履歴カウンタ203の値を負にできることで基本調停時刻を待たずしてアクセス許可を発行でき、アクセスレイテンシの改善が図れる。バスマスタBからのアクセス要求R14については、図5の場合と同様に、基本調停時刻4でアクセス許可が発行されなかったことを記録(許可先送り記録)し、その後にアクセス許可を発行している。
なお、調停情報管理部107から調停履歴管理部106への調停周期信号(図1及び図3参照)を用いて、1又は複数のバンド幅保証周期毎に履歴カウンタ203の値を0に初期化することにより、長期にわたって履歴が蓄積することでバンド幅保証に正確さが失われるのを防ぐことが可能となる。
《第2の実施形態》
図8は、本発明の第2の実施形態に係るリソース管理装置の構成を示している。図1との違いは履歴設定情報管理部113の追加であり、履歴設定情報管理部113は調停タイミング制御部104の動作に対する各種の設定情報を格納しており、調停タイミング制御部104へ判定制御信号S0を供給する。
図9は、図8中の調停タイミング制御部104の詳細構成を示している。履歴設定情報管理部113からの判定制御信号S0は、調停タイミング生成部202に入力される。図9の調停タイミング生成部202は、履歴設定情報管理部113からの判定制御信号S0に従って、その動作を決定する。
図10は、履歴カウンタ203がとりうる値の上限値及び下限値を履歴設定情報管理部113に設定する場合の、図8中のバス調停部103の動作例を示している。ここでも、履歴カウンタ203の初期値が0であるものとする。
バス調停部103は、単位時刻信号生成部201により通知される単位時間毎に図10の動作を行う。まず、ステップ301では動作時刻が基本調停時刻信号生成部200により通知される基本調停時刻であるかを調停タイミング生成部202が判断し、基本調停時刻である場合にはステップ302に進み、そうでない場合にはステップ305へ進む。ステップ302では、アクセス要求調停部105からの信号をもとに1つ以上のバスマスタからのアクセス要求が存在するかを調停タイミング生成部202が確認し、アクセス要求が存在する場合にはステップ303へ、存在しない場合にはステップ401へ進む。ステップ303では調停タイミング生成部202より調停タイミング信号を発行し、アクセス要求調停部105に調停の指示をする。これによりバスマスタ100〜102のうちのいずれかが、図2の優先順位情報に従ってアクセス許可を受ける。ステップ401では、履歴設定情報管理部113から判定制御信号S0として送られる履歴カウンタ203の上限値(先送り上限値)と現在の履歴カウンタ203の値とを調停タイミング生成部202が比較し、上限値に達していない場合にはステップ304へ進み、上限値の場合には処理を終了する。ステップ304では履歴カウンタ203の値を1だけ増加させる。
ステップ305では、アクセス要求調停部105からの信号をもとに1つ以上のバスマスタからのアクセス要求が存在するかを調停タイミング生成部202が確認し、アクセス要求が存在しない場合には処理を終了し、アクセス要求が存在する場合にはステップ402へ進む。ステップ402では、履歴カウンタ203の現在値が履歴設定情報管理部113から判定制御信号S0として送られる履歴カウンタ203の下限値(前倒し上限値)より大きいかを調停タイミング生成部202が確認し、下限値であった場合には処理を終了し、下限値に達していない場合にはステップ307へ移る。ステップ307では、ステップ303と同様に調停タイミング生成部202が調停タイミング信号を発行し、アクセス許可を発行するようにアクセス要求調停部105に調停を指示し、ステップ308へ移る。ステップ308では履歴カウンタ203の値を1だけ減少させて処理を終了する。
図11は、図10のフローに従って履歴カウンタ203の上限値を「1」に設定した場合のアクセス許可タイミングを示している。R21及びR25はバスマスタAからのアクセス要求であり、R22及びR24はバスマスタBからのアクセス要求であり、R23はバスマスタCからのアクセス要求である。基本調停時刻3ではいずれのバスマスタからもアクセス要求が発行されていないため(T3参照)、ステップ304によって履歴カウンタ203の値を1だけ増加させることで、基本調停時刻3にアクセス許可を発行していないことを記録する。その結果、履歴カウンタ203の値が「1」になる。次の基本調停時刻4でもバスマスタからのアクセス要求が存在しないが(T4参照)、履歴カウンタ203の値が既に上限値である「1」に達しているため、ステップ401によって履歴カウンタ203の値を増加させないように制御する。すなわち、基本調停時刻4においてアクセス許可を発行していないことを記録しないよう、制限が加わることになる。基本調停時刻3において先送りされたアクセス許可は、基本調停時刻4を過ぎて発行されたアクセス要求R23に対して発行されている。
図12は、図10のフローに従って履歴カウンタ203の下限値を「−1」に設定した場合のアクセス許可タイミングを示している。R33及びR35はバスマスタAからのアクセス要求であり、R32及びR34はバスマスタBからのアクセス要求であり、R31はバスマスタCからのアクセス要求である。基本調停時刻1の前にバスマスタCから発行されたアクセス要求R31に対しては、ステップ305,402,307及び308によって履歴カウンタ203の値を1だけ減少させるとともに、アクセス許可が直ちに発行される。これにより、基本調停時刻1で発行されるべきアクセス許可を前倒しで発行したことになり、履歴カウンタ203の値が「−1」になる。次のバスマスタBからのアクセス要求R32に対しても同様にステップ305の「YES」判定によってアクセス許可の発行処理(ステップ307)へ移ろうとするが、履歴カウンタ203の値が既に下限値「−1」に達しているため、このアクセス要求R32に対して直ちにはアクセス許可が発行されない(ステップ402)。次の基本調停時刻1において、バスマスタBからのアクセス要求R32が残っているため、ステップ301〜303によってアクセス許可が発行される。このとき、履歴カウンタ203の値は「−1」のままであり、基本調停時刻2で発行される予定のアクセス許可が、アクセス要求R32に対して基本調停時刻1に前倒しで発行されたことになる。以降のアクセス要求R33〜R35についての説明は省略する。
以上、図10〜図12に示したように履歴カウンタ203の値に制限を設けることで、アクセス許可の発行が集中して生じることを防ぎ、リソース制御部108に過大な負荷をかけないようにすることができる。一例としてリソース制御部108において、バスマスタからのアドレス等のコマンドや転送されるデータを格納するバッファが存在する場合、リソース制御部108や後段の共有リソース109におけるデータ処理能力に合わせて履歴カウンタ203の上限値及び下限値を設定することで、バッファの溢れや過大な量のデータ蓄積を防ぐことができる。なお、リソース制御部108や共有リソース109の性質に応じて、履歴カウンタ203の上限値又は下限値のいずれか一方のみを選択的に設定することとしてもよい。
図13は、バスマスタ100〜102の各々が基本調停時刻以外の時刻にアクセス許可を獲得し得るマスタであるか否かを履歴設定情報管理部113に設定する場合の、図8中のバス調停部103の動作例を示している。図13中のステップ501は、履歴設定情報管理部113に設定された情報に従って、基本調停時刻以外の時刻にアクセス許可を獲得し得るマスタである場合に限ってアクセス許可を発行するように制御するためのステップである。一例として、固定優先度の低いバスマスタに対して基本調停時刻以外でのアクセス許可を禁止することで、優先度の高いバスマスタのアクセス許可数が低下するのを防ぐことが可能である。このようにバスマスタ毎のアクセス許可制限を実現するため、調停タイミング生成部202は、アクセス要求調停部105に調停タイミングの指示に加えて調停禁止バスマスタの指示を行う。
《第3の実施形態》
図14は、本発明の第3の実施形態に係るリソース管理装置の構成を示している。図8からの変更点は、リソース制御部108から履歴設定情報管理部113へのリソース状況信号S1が加わっていることである。リソース状況信号S1は、リソース制御部108又は共有リソース109の内部状態を履歴設定情報管理部113に伝達する信号である。履歴設定情報管理部113は、リソース状況信号S1をもとに種々の設定情報を動的に変更する。
図15は、図14中の履歴設定情報管理部113の動作例を示している。ここでは、バスマスタ100〜102からのアクセス要求を表すコマンドを格納するFIFOバッファ(First-In First-Out buffer)をリソース制御部108が備えているものとする。このFIFOバッファは、アクセス許可を受けたバスマスタ100〜102からのアクセス要求コマンドを順次格納し、共有リソース109へと出力するバッファである。
図15によれば、FIFOバッファに蓄積されているコマンドの段数をリソース状況信号S1としてリソース制御部108が履歴設定情報管理部113へ通知する。履歴設定情報管理部113は、基準値X,Y及びそれらをもとに選択される設定情報群を有しており、リソース状況信号S1としてリソース制御部108より通知されたFIFOバッファ中のコマンド段数と、設定されている基準値X,Yとを比較し、その比較結果に応じて履歴カウンタ203の上限値及び下限値を選択し、選択した上限値及び下限値を調停タイミング制御部104に判定制御信号S0として出力する。具体的には、FIFOバッファ中のコマンド段数が多いほど、履歴カウンタ203の上限値を小さくし、又は履歴カウンタ203の下限値を大きくすることで、基本調停時刻以外の時刻にアクセス許可を発行する頻度を少なくする。つまり、リソース制御部108及び共有リソース109の処理能力に応じて履歴カウンタ203の値を制限することができ、リソース制御部108や共有リソース109での処理能力に応じた調停タイミング信号の発行を調停タイミング制御部104が行うことができる。
なお、図15の例では2つの基準値X,Yをもとに1組の上限値及び下限値を選択することとしたが、基準値の数は任意に選択可能であり、また上限値のための基準値と、下限値のための基準値とを区別することも可能である。
履歴カウンタ203の制限値の変更の際に、その時点での履歴カウンタ203の値が新しい制限値を超えていた場合には、その新しい制限値を履歴カウンタ203の値とすることで対応可能であるが、履歴カウンタ203の値をそのまま保持しておくことも可能である。また、リソース制御部108又は共有リソース109の状況に応じて、バスマスタ100〜102の各々が基本調停時刻以外の時刻にアクセス許可を獲得し得るマスタであるか否かの設定を動的に変更するようにしてもよい。
《第4の実施形態》
図16は、本発明の第4の実施形態に係るリソース管理装置の構成を示している。本実施形態では、調停履歴管理部106がバスマスタ毎の履歴カウンタを有し、現時点でいずれのバスマスタが最優先に指定されているかを通知する最優先順位信号S2が調停情報管理部107から調停タイミング制御部104に伝達される。
図17は、図16中の調停タイミング制御部104及び調停履歴管理部106の詳細構成を示している。調停履歴管理部106は、バスマスタ毎の履歴カウンタ(A,B,C)204,205,206を有している。また、調停情報管理部107は図2に示すテーブルによって優先順位情報を管理しており、この調停情報管理部107から伝達された最優先順位信号S2を調停タイミング生成部202が受け取る。調停タイミング生成部202は、調停履歴管理部106におけるバスマスタ毎の履歴カウンタ204〜206を制御するための個別の履歴制御信号を調停履歴管理部106に出力する。アクセス要求調停部105は、アクセス要求の有無に加えて、いずれのバスマスタにアクセス許可を行ったかを通知する信号を調停タイミング生成部202へ送出する。加えて、履歴カウンタ204〜206の値に応じてバスマスタ毎にアクセス許可を制限するため、調停タイミング生成部202からアクセス要求調停部105に調停タイミングの指示に加えて調停禁止バスマスタの指示を行う。
図18は、図16中のバス調停部103の動作例を示している。ここでは、履歴カウンタ204〜206の初期値が全て0であるものとする。
バス調停部103は、単位時刻信号生成部201により通知される単位時間毎に図18の動作を行う。まず、ステップ301では動作時刻が基本調停時刻信号生成部200により通知される基本調停時刻であるかを調停タイミング生成部202が判断し、基本調停時刻である場合にはステップ302に進み、そうでない場合にはステップ603へ進む。ステップ302では、アクセス要求調停部105からの信号をもとに1つ以上のバスマスタからのアクセス要求が存在するかを調停タイミング生成部202が確認し、アクセス要求が存在する場合にはステップ303へ、存在しない場合にはステップ602へ進む。
ステップ602では、履歴カウンタ204〜206のカウントアップ処理を行う。カウントアップ処理の詳細は図19に示されており、調停情報管理部107からの最優先順位信号S2に基づき、履歴カウンタ204〜206のうち最優先に指定されていたバスマスタの履歴カウンタの値を1だけ増加させる。各履歴カウンタ204〜206の増加の際には履歴設定情報管理部113から通知された各カウンタ上限値を確認し、上限値に達している場合にはカウンタ値を増加させないようにする。
図18のステップ303では、調停タイミング生成部202より調停タイミング信号を発行し、アクセス要求調停部105に調停の指示をする。これによりバスマスタ100〜102のうちのいずれかが、図2の優先順位情報に従ってアクセス許可を受ける。そして、ステップ601へ進む。ステップ601では、履歴カウンタ204〜206の第1カウントダウン処理を行う。第1カウントダウン処理の詳細は図20に示されており、アクセス許可を受けたバスマスタが最優先バスマスタであったかをまず調停タイミング生成部202が確認し、最優先バスマスタであった場合にはそのまま終了し、最優先バスマスタでなかった場合には履歴カウンタ204〜206のうちアクセス許可を与えたバスマスタに対応する履歴カウンタの値を1だけ減少させる。
図18のステップ603では、履歴設定情報管理部113で指定されているカウンタ下限値に達していない履歴カウンタに対応するバスマスタからのアクセス要求が存在するかどうかを調停タイミング生成部202が判定し、該当するアクセス要求が存在しない場合には処理を終了し、存在する場合にはステップ307へ進む。ステップ307では、ステップ303と同様に調停タイミング生成部202が調停タイミング信号を発行し、アクセス許可を発行するようにアクセス要求調停部105に調停を指示し、ステップ604へ移る。ステップ604では、履歴カウンタ204〜206の第2カウントダウン処理を行う。第2カウントダウン処理の詳細は図21に示されており、アクセス要求調停部105からの信号をもとにアクセス許可をしたバスマスタに対応する履歴カウンタの値を1だけ減少させて処理を終了する。
本実施形態によれば、履歴設定情報管理部113において、バスマスタ毎の履歴カウンタ204〜206それぞれに固有の上限値及び下限値を設定することで、バスマスタ毎に調停タイミング信号の発生を制限することが可能である。いずれの履歴カウンタの値も負にならないように設定をすると、調停情報管理部107のテーブルにおいて各バスマスタA,B,Cが最優先に設定されている回数以上にアクセス許可を受けることを防ぐことができ、正確にバンド幅保証をすることが可能となる。加えて、各履歴カウンタ204〜206の値が負になることを許容し、その下限値を適切に設定することで、バンド幅保証を実現しつつ、アクセスレイテンシを改善することが可能である。複数のバスマスタからなる1つのグループに1つの履歴カウンタを割り当ててもよい。
以上、第1〜第4の実施形態を説明してきた。上記説明ではバスマスタの個数を3としたが、実際にはその個数は任意であり、バスの形態もマルチレイヤバス等様々な形態をとることが可能である。1つのバスに複数のバスマスタが接続された形態では、これらのバスマスタ間の調停にも本発明が適用可能である。
また、バンド幅保証を考慮した調停情報管理部107の構成としては、図2のほかにも各バスマスタ100〜102が調停を受けた回数をカウンタを用いて計数する等、様々な構成が可能である。更に、例えば図4における履歴カウンタ増減操作は逆でもよく、またその増分は1以外でもよい。
以上説明してきたとおり、本発明に係るリソース管理装置は、アクセス効率及びアクセスレイテンシの改善効果が得られるので、システムLSI等に好適に利用できる。
本発明の第1の実施形態に係るリソース管理装置の構成を示すブロック図である。 図1中の調停情報管理部が持つ調停情報をテーブル形式の情報とした例を示す図である。 図1中の調停タイミング制御部の詳細構成を示すブロック図である。 図1中のバス調停部の動作例を示すフローチャート図である。 図4のフローに従った場合のアクセス許可タイミングを示すタイミングチャート図である。 図1中のバス調停部の他の動作例を示すフローチャート図である。 図6のフローに従った場合のアクセス許可タイミングを示すタイミングチャート図である。 本発明の第2の実施形態に係るリソース管理装置の構成を示すブロック図である。 図8中の調停タイミング制御部の詳細構成を示すブロック図である。 図8中のバス調停部の動作例を示すフローチャート図である。 図10のフローに従って履歴カウンタの上限値を設定する場合のアクセス許可タイミングを示すタイミングチャート図である。 図10のフローに従って履歴カウンタの下限値を設定する場合のアクセス許可タイミングを示すタイミングチャート図である。 図8中のバス調停部の他の動作例を示すフローチャート図である。 本発明の第3の実施形態に係るリソース管理装置の構成を示すブロック図である。 図14中の履歴設定情報管理部の動作例を示すフローチャート図である。 本発明の第4の実施形態に係るリソース管理装置の構成を示すブロック図である。 図16中の調停タイミング制御部及び調停履歴管理部の詳細構成を示すブロック図である。 図16中のバス調停部の動作例を示すフローチャート図である。 図18中のカウントアップ処理の詳細を示すフローチャート図である。 図18中の第1カウントダウン処理の詳細を示すフローチャート図である。 図18中の第2カウントダウン処理の詳細を示すフローチャート図である。
符号の説明
10 リソース管理装置
100〜102 バスマスタ
103 バス調停部
104 調停タイミング制御部
105 アクセス要求調停部
106 調停履歴管理部
107 調停情報管理部
108 リソース制御部
109 共有リソース
110〜112 バス
113 履歴設定情報管理部
200 基本調停時刻信号生成部
201 単位時刻信号生成部
202 調停タイミング生成部
203〜206 履歴カウンタ
S0 判定制御信号
S1 リソース状況信号
S2 最優先順位信号

Claims (14)

  1. 複数のマスタと少なくとも1つの共有リソースとの間に介在したリソース管理装置であって、
    各マスタの優先順位情報を調停情報として管理する調停情報管理部と、
    前記調停情報をもとに各マスタから前記共有リソースへのアクセス要求を調停するアクセス要求調停部と、
    前記アクセス要求調停部に調停動作の開始を指示する調停タイミング制御部と、
    前記アクセス要求調停部によりアクセスが許可されたマスタと前記共有リソースとの間のデータ転送を制御するリソース制御部と、
    前記アクセス要求調停部における調停状況の履歴を履歴情報として管理する調停履歴管理部とを備え、
    前記調停タイミング制御部は、前記アクセス要求調停部による調停動作の開始タイミングを、一定間隔の基本調停時刻に合致した基本タイミングから、前記調停履歴管理部の履歴情報をもとにシフトさせる機能を有することを特徴とするリソース管理装置。
  2. 請求項1記載のリソース管理装置において、
    前記調停タイミング制御部は、
    前記基本調停時刻に1以上のマスタからアクセス要求が発行されている場合には、前記基本タイミングに従って前記アクセス要求調停部に調停動作の開始を指示し、
    前記基本調停時刻にいずれのマスタからもアクセス要求が発行されなかったためアクセス許可が発行されなかった場合には、前記調停履歴管理部に前記履歴情報として許可先送り記録を保持させ、
    前記基本調停時刻以外の時刻に1以上のマスタからアクセス要求が発行されており、かつ前記調停履歴管理部が前記許可先送り記録を保持している場合には、前記アクセス要求を発行した1以上のマスタのうちのいずれかに対して次の基本調停時刻を待たずにアクセス許可が発行されるように、前記アクセス要求調停部による調停動作の開始タイミングを前記基本タイミングからシフトさせ、かつ前記調停履歴管理部が保持している前記許可先送り記録を抹消させることを特徴とするリソース管理装置。
  3. 請求項2記載のリソース管理装置において、
    前記調停情報管理部は、1周期内の各基本調停時刻における各マスタの優先順位情報を前記調停情報として持ち、前記調停履歴管理部に蓄積された1又は複数の許可先送り記録を、前記周期より短くない期間毎に初期化させる機能を有することを特徴とするリソース管理装置。
  4. 請求項2記載のリソース管理装置において、
    前記許可先送り記録の累積数に制限を加えるように先送り上限値を設定する履歴設定情報管理部を更に備えたことを特徴とするリソース管理装置。
  5. 請求項4記載のリソース管理装置において、
    前記履歴設定情報管理部は、前記共有リソースの状況を表すリソース状況信号を前記リソース制御部から受け取り、前記共有リソースの状況に応じて前記先送り上限値の設定を変更する機能を有することを特徴とするリソース管理装置。
  6. 請求項2記載のリソース管理装置において、
    前記基本調停時刻以外の時刻にアクセス許可を獲得し得るマスタであるか否かを前記複数のマスタの各々について設定する履歴設定情報管理部を更に備えたことを特徴とするリソース管理装置。
  7. 請求項1記載のリソース管理装置において、
    前記調停タイミング制御部は、
    前記基本調停時刻に1以上のマスタからアクセス要求が発行されている場合には、前記基本タイミングに従って前記アクセス要求調停部に調停動作の開始を指示し、
    前記基本調停時刻以外の時刻に1以上のマスタからアクセス要求が発行されている場合には、前記アクセス要求を発行した1以上のマスタのうちのいずれかに対して次の基本調停時刻を待たずにアクセス許可が発行されるように、前記アクセス要求調停部による調停動作の開始タイミングを前記基本タイミングからシフトさせ、かつ前記調停履歴管理部に前記履歴情報として許可前倒し記録を保持させ、
    前記基本調停時刻にいずれのマスタからもアクセス要求が発行されなかったためアクセス許可が発行されなかった場合には、前記調停履歴管理部が保持している前記許可前倒し記録を抹消させることを特徴とするリソース管理装置。
  8. 請求項7記載のリソース管理装置において、
    前記調停情報管理部は、1周期内の各基本調停時刻における各マスタの優先順位情報を前記調停情報として持ち、前記調停履歴管理部に蓄積された1又は複数の許可前倒し記録を、前記周期より短くない期間毎に初期化させる機能を有することを特徴とするリソース管理装置。
  9. 請求項7記載のリソース管理装置において、
    前記許可前倒し記録の累積数に制限を加えるように前倒し上限値を設定する履歴設定情報管理部を更に備えたことを特徴とするリソース管理装置。
  10. 請求項9記載のリソース管理装置において、
    前記履歴設定情報管理部は、前記共有リソースの状況を表すリソース状況信号を前記リソース制御部から受け取り、前記共有リソースの状況に応じて前記前倒し上限値の設定を変更する機能を有することを特徴とするリソース管理装置。
  11. 請求項7記載のリソース管理装置において、
    前記基本調停時刻以外の時刻にアクセス許可を獲得し得るマスタであるか否かを前記複数のマスタの各々について設定する履歴設定情報管理部を更に備えたことを特徴とするリソース管理装置。
  12. 請求項1記載のリソース管理装置において、
    前記調停履歴管理部は、前記複数のマスタについて前記履歴情報を管理するための単一の履歴カウンタを有し、
    前記調停タイミング制御部は、
    前記基本調停時刻に1以上のマスタからアクセス要求が発行されている場合には、前記基本タイミングに従って前記アクセス要求調停部に調停動作の開始を指示し、
    前記基本調停時刻にいずれのマスタからもアクセス要求が発行されなかったためアクセス許可が発行されなかった場合には、前記履歴カウンタの値が未だ上限値に達していないことを条件として前記履歴カウンタの値を1だけ増加させ、
    前記基本調停時刻以外の時刻に1以上のマスタからアクセス要求が発行されている場合には、前記履歴カウンタの値が未だ下限値に達していないことを条件として、前記アクセス要求を発行した1以上のマスタのうちのいずれかに対して次の基本調停時刻を待たずにアクセス許可が発行されるように、前記アクセス要求調停部による調停動作の開始タイミングを前記基本タイミングからシフトさせ、かつ前記履歴カウンタの値を1だけ減少させることを特徴とするリソース管理装置。
  13. 請求項1記載のリソース管理装置において、
    前記調停履歴管理部は、前記複数のマスタの各々について又は各々前記複数のマスタのうちの2以上のマスタからなる複数のマスタグループの各々について前記履歴情報を個別に管理するための複数の履歴カウンタを有し、
    前記調停タイミング制御部は、
    前記基本調停時刻にいずれのマスタからもアクセス要求が発行されなかったためアクセス許可が発行されなかった場合には、当該基本調停時刻において最優先順位を持つマスタについて前記履歴カウンタの値を1だけ増加させ、
    前記基本調停時刻に1以上のマスタからアクセス要求が発行されている場合には、前記基本タイミングに従って前記アクセス要求調停部に調停動作の開始を指示し、かつ当該基本調停時刻において最優先以外の順位を持つマスタが前記アクセス要求調停部によりアクセス許可を受けたことを条件として、当該アクセス許可を受けたマスタについて前記履歴カウンタの値を1だけ減少させ、
    前記基本調停時刻以外の時刻に1以上のマスタからアクセス要求が発行されており、かつ当該アクセス要求を発行したマスタについて前記履歴カウンタの値が未だ下限値に達していないという条件が満たされた場合には、当該条件を満たすマスタのうちのいずれかに対して次の基本調停時刻を待たずにアクセス許可が発行されるように、前記アクセス要求調停部による調停動作の開始タイミングを前記基本タイミングからシフトさせ、かつ前記アクセス要求調停部によりアクセス許可を受けたマスタについて前記履歴カウンタの値を1だけ減少させることを特徴とするリソース管理装置。
  14. 複数のマスタが少なくとも1つの共有リソースへのアクセス要求をそれぞれ発行するシステムにおけるリソース管理方法であって、
    前記システムは、アクセス要求調停部と、基本調停時刻信号生成部と、調停タイミング生成部と、履歴カウンタとを備えており、前記調停タイミング生成部にて、
    動作時刻が前記基本調停時刻信号生成部から通知される基本調停時刻であるかを判断する第1のステップと、
    前記第1のステップで前記動作時刻が前記基本調停時刻であるときに、前記アクセス要求調停部からの信号をもとに1以上のマスタからのアクセス要求が存在するかを確認する第2のステップと、
    前記第2のステップで1以上のマスタからのアクセス要求が存在するときに、前記アクセス要求調停部に調停の指示をするように調停タイミング信号を発行する第3のステップと、
    前記第2のステップでいずれのマスタからのアクセス要求も存在しないときに、前記基本調停時刻にアクセス要求が存在しなかったためアクセス許可が発行されなかったことを記録するように前記履歴カウンタの値を1だけ増加させる第4のステップと、
    前記第1のステップで前記動作時刻が前記基本調停時刻でないときに、前記アクセス要求調停部からの信号をもとに、1以上のマスタからのアクセス要求が存在するかを確認し、かついずれのマスタからのアクセス要求も存在しないときには処理を終了する第5のステップと、
    前記第5のステップで1以上のマスタからのアクセス要求が存在するときに、過去にアクセス許可を発行していない基本調停時刻が存在するかを判定するように前記履歴カウンタの値が1以上であるかを確認し、前記履歴カウンタの値が0のときには処理を終了する第6のステップと、
    前記第6のステップで前記履歴カウンタの値が1以上であるときに、前記アクセス要求調停部に調停の指示をするように調停タイミング信号を発行し、かつ前記履歴カウンタの値を1だけ減少させる第7のステップとを有することを特徴とするリソース管理方法。
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