JP2006194653A - 電線の弛度測定方法および装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】大がかりな設備を要することなく容易に電線の弛度を測定できる電線の弛度測定方法および装置を提供すること。
【解決手段】第1、2の支持点i,jの第1および第2のカテナリー角α,βを測定する第1、第2の角度検出手段11,12と、各データを入力する入力手段13と、カテナリー曲線を表す式を積分して求めた計算式に、α,βの測定値および電線の長さLの推定値等の各データを代入し演算して長さLの計算値を求める第1の演算手段14と、計算値と推定値を比較して、両値が予め設定された精度で一致する否かを判定する判定手段14と、一致すれば、推定値を長さLの測定値と決定する決定手段14と、α,β、長さLの測定値に基づいて電線の弛度を演算する第2の演算手段14とを備え、判定手段14で一致しなければ一致するまで、計算値を推定値として計算式に代入して再度第1の演算手段14による演算と判定手段14による判定を繰り返す。
【選択図】図3
【解決手段】第1、2の支持点i,jの第1および第2のカテナリー角α,βを測定する第1、第2の角度検出手段11,12と、各データを入力する入力手段13と、カテナリー曲線を表す式を積分して求めた計算式に、α,βの測定値および電線の長さLの推定値等の各データを代入し演算して長さLの計算値を求める第1の演算手段14と、計算値と推定値を比較して、両値が予め設定された精度で一致する否かを判定する判定手段14と、一致すれば、推定値を長さLの測定値と決定する決定手段14と、α,β、長さLの測定値に基づいて電線の弛度を演算する第2の演算手段14とを備え、判定手段14で一致しなければ一致するまで、計算値を推定値として計算式に代入して再度第1の演算手段14による演算と判定手段14による判定を繰り返す。
【選択図】図3
Description
本発明は、電線の弛度測定方法および装置に関する。
従来、鉄塔間に張られた電線(架空線)の弛度を測定する方法の一つとして、等長法が用いられている。等長法とは、径間の両側鉄塔より電線の弛度と同じ長さだけ下がった位置に弛度定規(バーテックス)とポケットコンパス等の測定器とを取り付けて測定する方法である。
たとえば、図4に示されるように、一方の鉄塔の電線支持点31より規定の弛度dと同じ長さだけ下がった位置(B0 点)にバーテックスを取り付け、他方の鉄塔の電線支持点32より規定の弛度dと同じ長さだけ下がった位置(A0 点)にポケットコンパスを取り付ける。A0 点からB0 点を見通して、この見通し上に電線33が一致するようにすれば、その一致点はB点であり、弛度は規定の弛度dになったことになる。
従来の弛度測定では、測定するために取り付けるバーテックスの取り付け精度が、測定結果に大きく影響を及ぼす要因の一つとなっている。
また、従来の弛度測定では、A0 点−B点−B0 点を見通す必要があるが、鉄塔の立地条件によっては見通す線上に障害物等があって見通せないために、測定が困難になることがある。このように従来の弛度測定は、立地条件から制約を受けてしまう。また、上記3点が一致したかどうかは、人の判断、目視に頼っているため、結果に個人差が生じ易い。
そこで、上述の問題を解決した弛度測定方法として、特開平8−233568号公報(特許文献1)に開示されているものがある。この弛度測定方法では、2支点間に張られた架空線上を走行する走行装置を設け、この走行装置に走行距離を計る走行距離計と水平に対する傾きを測る傾斜計とを搭載し、これら走行距離と傾きとから一方の支点を原点とする座標系における走行装置の現在位置を求め、この現在位置から弛度を求める。
また、他の弛度測定方法として、特開2000−324639号公報(特許文献2)に開示されているものがある。この弛度測定方法では、隣接する鉄塔上に跨って弛ませて支持された架空線を、一方の鉄塔側から撮影手段としての固体カメラで撮影し、得られた画像データを伝送して画像処理部で架空線画像部分を抽出し、その抽出された架空線画像部分を利用して架空線の弛度を計算し、その計算結果を表示する。
特開平8−233568号公報
特開2000−324639号公報
しかしながら、上述の公報に開示されている技術は両方とも、設備が大がかりになるという問題がある。
そこで本発明は、上述した従来の問題点に鑑み、大がかりな設備を要することなく容易に電線の弛度を測定できる電線の弛度測定方法および装置を提供することを目的としている。
請求項1記載の発明は、第1および第2の支持点間に張られた電線の弛度を測定する方法であって、前記第1の支持点における第1のカテナリー角αと、前記第2の支持点における第2のカテナリー角βを測定し、カテナリー曲線を表す式を積分して求めた、前記第1および第2の支持点間に張られた電線の長さLの計算式であって、未知の第1のカテナリー角αおよび第2のカテナリー角βと、未知の長さLと、既知の径間長Dと、既知の前記第1の支持点と第2の支持点間の高低差Hと、既知の前記電線の単位長さ当たりの重量Wとで表される計算式に、測定された前記第1のカテナリー角αおよび第2のカテナリー角βの測定値と、前記長さLの推定値とを代入して計算することにより前記長さLの計算値を求め、求めた計算値と前記推定値を比較して、両値が予め設定された精度で一致しているか否かを判定し、一致していなければ、前記計算値を推定値として前記計算式に代入して再度計算および判定を繰り返し、一致していれば、当該推定値を電線の長さLの測定値と決定し、測定された前記第1のカテナリー角αおよび第2のカテナリー角βの測定値と、決定された前記長さLの測定値とに基づいて、前記電線の弛度を算出することを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の電線の弛度測定方法において、前記長さLの計算式は、L=L・{sinh(D(tanα+tanβ)/L+sinh-1(H(tanα+tanβ)/2Lsinh(D(tanα+tanβ)/2L))−D(tanα+tanβ)/2L)−sinh(sinh-1(H(tanα+tanβ)/2Lsinh(D(tanα+tanβ)/2L))−D(tanα+tanβ)/2L)}/(tanα+tanβ)で表されることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、第1および第2の支持点間に張られた電線の弛度を測定する装置であって、前記第1の支持点における第1のカテナリー角αを測定する第1の角度検出手段と、前記第2の支持点における第2のカテナリー角βを測定する第2の角度検出手段と、既知の径間長Dと、既知の前記第1の支持点と第2の支持点間の高低差Hと、既知の前記電線の単位長さ当たりの重量Wと、前記第1および第2の角度検出手段で測定された前記第1のカテナリー角αおよび第2のカテナリー角βの測定値と、前記長さLの推定値とを入力する入力手段と、カテナリー曲線を表す式を積分して求めた、前記第1および第2の支持点間に張られた電線の長さLの計算式であって、未知の第1のカテナリー角αおよび第2のカテナリー角βと、未知の長さLと、既知の径間長Dと、既知の前記第1の支持点と第2の支持点間の高低差Hと、既知の前記電線の単位長さ当たりの重量Wとで表される計算式に、前記入力手段より入力される、前記径間長D、前記高低差H、前記重量W、前記第1のカテナリー角αおよび第2のカテナリー角βの測定値および前記長さLの推定値とを代入して演算することにより、前記長さLの計算値を求める第1の演算手段と、前記第1の演算手段で求めた計算値と前記推定値を比較して、両値が予め設定された精度で一致しているか否かを判定する判定手段と、一致していれば、当該推定値を電線の長さLの測定値と決定する決定手段と、前記第1および第2の角度検出手段で測定された前記第1のカテナリー角αおよび第2のカテナリー角βの測定値と、前記決定手段で決定された長さLの測定値とに基づいて、前記電線の弛度を演算する第2の演算手段とを備え、前記判定手段で一致していなければ一致するまで、前記計算値を推定値として前記計算式に代入して再度前記第1の演算手段による演算と前記判定手段による判定を繰り返すことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の電線の弛度測定装置において、前記長さLの計算式は、L=L・{sinh(D(tanα+tanβ)/L+sinh-1(H(tanα+tanβ)/2Lsinh(D(tanα+tanβ)/2L))−D(tanα+tanβ)/2L)−sinh(sinh-1(H(tanα+tanβ)/2Lsinh(D(tanα+tanβ)/2L))−D(tanα+tanβ)/2L)}/(tanα+tanβ)で表されることを特徴とする。
請求項1および3記載の発明によれば、第1および第2の支持点間に張られた電線の弛度を、第1の支持点における第1のカテナリー角αおよび第2の支持点における第2のカテナリー角βを測定するのみで求めることができ、大がかりな設備を要することなく容易に電線の弛度を測定することができる。
請求項2および4記載の発明によれば、電線の弛度を算出する際に必要な電線の長さLを比較的容易に計算することができる。
以下、本発明の最良の形態について説明する。
まず、電線の弛度測定の原理を説明する。図1は、弛度測定の原理を説明する図であり、2基の鉄塔間に架設される電線の外観形状を示す。一方の鉄塔による電線10の支持点をi、他方の鉄塔による電線10の支持点をjとし、支持点i,j間の距離(径間長)をDとした場合、横軸(x軸)に径間長Dをとり、縦軸(y軸)に弛度dをとり、支持点i,jを結ぶ直線とy軸の交点から弛度dだけ下がった点を(0,0)座標とする。
この電線10の外観形状は、カテナリー曲線を描くので、架設される電線10の弛度dは、カテナリー曲線を表す式から求めることができる。この式は、以下の(1)式に示す双曲線関数で表される。
y=K・cosh(x/K)・・・(1)
なお、Kは定数である。
y=K・cosh(x/K)・・・(1)
なお、Kは定数である。
上記(1)式の双曲線関数においては、x=0のとき、y=1となるので、図1に示すように、x=0のとき、y=0となるカテナリー曲線を表す式は、以下の(2)式で表される。
y=K(cosh(x/K)−1)・・・(2)
y=K(cosh(x/K)−1)・・・(2)
上記(2)式で表されるカテナリー曲線に対して、実際の電線10の描く曲線は、電線10の自重Wと水平張力Tの影響を受けて変形する。このとき、yの値は、水平張力Tが大きければ、それだけ電線がピンと張って高くなり、自重Wが大きければ、それだけ垂れ下がって低くなるので、電線の自重Wと水平張力Tの影響を表す係数Kとして、K=T/Wと表すことができる。
したがって、図1に示す実際の電線10の外観形状を示すカテナリー式は、以下の(3)式となる。
y=(T/W)・(cosh(x/(T/W))−1)・・・(3)
y=(T/W)・(cosh(x/(T/W))−1)・・・(3)
上記(3)式のカテナリー式は、左右の支持点i,jが同じ高さにある場合の、最も電線10が低い位置(左右方向の中央の最下点)の座標が(0,0)となる式である。
一方、実際の電線10では、左右の支持点i,jが異なる高さにあって、最下点の位置、すなわち弛度dの位置を割り出すことができないので、これを(0,0)の座標位置とすることはできない。実際の位置が分かっているのは、鉄塔設置時の設計図面によって、緯度経度が既知であり、かつ鉄塔上における電線の支持点の高さも既知である。
そこで、本発明では、上述の原理に対して、左右の支持点i,jの一方を座標(0,0)とみなした場合のカテナリー曲線を表す式に基づいて、電線10の弛度dを導こうとするものである。
図2は、本発明の最良の形態に係る電線の弛度測定方法を説明する図であり、高さが異なる2基の鉄塔間に架設される電線の外観形状を示す。一方の鉄塔による電線10の支持点をi、他方の鉄塔による電線10の支持点をjとし、支持点i,j間の水平距離(径間長)をDとした場合、横軸(x軸)に径間長Dをとり、縦軸(y軸)に弛度dをとり、支持点iを(0,0)座標とする。また、支持点iおよびj間の高低差をH、支持点iおよびj間の電線長をL、支持点iから電線10の最下点までの電線長をl、支持点iおよびjのカテナリー角をそれぞれ、α(第1のカテナリー角)およびβ(第2のカテナリー角)とする。
この電線10の外観形状はカテナリー曲線を描くので、架設される電線10の弛度dは、以下の(4)式に示すカテナリー曲線を表す方程式から求めることができる。
y=(T/W)・cosh((W/T)x+C2 )+C3 ・・・(4)
y=(T/W)・cosh((W/T)x+C2 )+C3 ・・・(4)
上記(4)において、支持点iの座標は(0,0)であるので、以下の(5)式が成立する。
0=(T/W)・cosh(C2 )+C3 ・・・(5)
0=(T/W)・cosh(C2 )+C3 ・・・(5)
したがって、上記(5)式からC3 を求めると、以下の(6)式で表される。
C3 =(−T/W)・cosh(C2 )・・・(6)
C3 =(−T/W)・cosh(C2 )・・・(6)
上記(4)において、支持点jの座標は(D,H)であるので、以下の(7)式が成立する。
H=(T/W)・cosh(WD/T+C2 )+C3 ・・・(7)
H=(T/W)・cosh(WD/T+C2 )+C3 ・・・(7)
上記(6)および(7)式から、以下の(8)式が成立する。
H=(T/W)・cosh(WD/T+C2 )−(T/W)・cosh(C2 )・・・(8)
H=(T/W)・cosh(WD/T+C2 )−(T/W)・cosh(C2 )・・・(8)
以下の(9)式に示す双曲線関数の和と積の公式に基づき、上記(8)式を以下の(10)式に変換することができる。
cosh(x)−cosh(y)=2sinh((x+y)/2)・sinh((x−y)/2)・・・(9)
H=(T/W)・2sinh(WD/2T+C2 )・sinh(WD/2T)・・・(10)
cosh(x)−cosh(y)=2sinh((x+y)/2)・sinh((x−y)/2)・・・(9)
H=(T/W)・2sinh(WD/2T+C2 )・sinh(WD/2T)・・・(10)
上記(10)式からC2 を求めると、以下の(11)式で表される。
C2 =sinh-1(WH/2Tsinh(WD/2T))−WD/2T・・・(11)
C2 =sinh-1(WH/2Tsinh(WD/2T))−WD/2T・・・(11)
上記(11)式により、C2 は、W,H,D,Tで表されることが分かる。また、上記(11)式の右辺を上記(6)式のC2 に代入することにより、C3 も、以下の(12)に示すように、同様にW,H,D,Tで表されることが分かる。
C3 =(−T/W)・cosh{sinh-1(WH/2Tsinh(WD/2T))−WD/2T}・・・(12)
C3 =(−T/W)・cosh{sinh-1(WH/2Tsinh(WD/2T))−WD/2T}・・・(12)
次に、上記(4)式において、双曲線余弦の独立変数((W/T)x+C2 )をXと置き換えれば、上記(4)式は、以下の(13)式で表される。
y=cosh(X)・・・(13)
上記(13)式において、X=0のとき、yが最小値(=1)となるので、以下の(14)式が成立する。
(W/T)x+C2 =0・・・(14)
y=cosh(X)・・・(13)
上記(13)式において、X=0のとき、yが最小値(=1)となるので、以下の(14)式が成立する。
(W/T)x+C2 =0・・・(14)
上記(14)式から、yが最小値(=1)となるときのxの座標を求めると、以下の(15)式で表される。
x=−(T/W)C2 ・・・(15)
x=−(T/W)C2 ・・・(15)
上記(15)式を上記(4)式に代入すると、以下の(16)式が成立する。
y=(T/W)+C3 ・・・(16)
y=(T/W)+C3 ・・・(16)
したがって、上記(15)および(16)式で表されるx,y座標が、上記(4)式で表されるグラフにおけるyの最下点を表すx,y座標となる。言い換えると、(16)式は、電線10の最下点におけるたわみ量、(15)式は、電線10の最下点の位置を表していることになる。
一方、支持点i,jにおいてそれぞれ作用する水平張力T1 およびT2 は未知であるが、これらを求めるために、まずlやL(これらも未知である)を使った式で表すと、水平張力T1 は、以下の(17)式で表される。
T1 =Wl/tanα・・・(17)
T1 =Wl/tanα・・・(17)
また、水平張力T2 は、以下の(18)式で表される。
T2 =W(L−l)/tanβ・・・(18)
T2 =W(L−l)/tanβ・・・(18)
ところで、電線の最下点では、水平張力T1 と水平張力T2 は釣り合うので、以下の(19)式が成立する。
Wl/tanα=W(L−l)/tanβ・・・(19)
Wl/tanα=W(L−l)/tanβ・・・(19)
上記(19)式から、支持点iから電線10の最下点までの電線長lを求めると、以下の(20)式で表される。
l=L・tanα/(tanα+tanβ)・・・(20)
l=L・tanα/(tanα+tanβ)・・・(20)
上記(20)式を上記(17)式に代入して、以下の(21)式が成立する。
T=WL/(tanα+tanβ)・・・(21)
T=WL/(tanα+tanβ)・・・(21)
次に、支持点iおよびj間の電線長Lは未知であり、これを求めるため、上記(4)式の両辺を電線支持点iから電線支持点jまで(すなわち、(0,0)座標から(D,H)座標まで)積分すると、以下の(22)式で表される電線長Lが求まる。
L=(T/W)・{sinh(WD/T+C2 )−sinh(C2 )}・・・(22)
L=(T/W)・{sinh(WD/T+C2 )−sinh(C2 )}・・・(22)
次に、上記(22)式の右辺におけるTに上記(21)式の右辺を代入しかつC2 に上記(11)式の右辺を代入すると、以下の(23)式が成立する。
L=L・{sinh(D(tanα+tanβ)/L+sinh-1(H(tanα+tanβ)/2Lsinh(D(tanα+tanβ)/2L))−D(tanα+tanβ)/2L)−sinh(sinh-1(H(tanα+tanβ)/2Lsinh(D(tanα+tanβ)/2L))−D(tanα+tanβ)/2L)}/(tanα+tanβ)・・・(23)
L=L・{sinh(D(tanα+tanβ)/L+sinh-1(H(tanα+tanβ)/2Lsinh(D(tanα+tanβ)/2L))−D(tanα+tanβ)/2L)−sinh(sinh-1(H(tanα+tanβ)/2Lsinh(D(tanα+tanβ)/2L))−D(tanα+tanβ)/2L)}/(tanα+tanβ)・・・(23)
上記(23)式の右辺は、既知のW、D、H、αおよびβと、未知のLを含む式になる。したがって、上記(23)式を整理すれば、既知のW、D、H、αおよびβに基づき、電線長Lを求めることができる。
しかしながら、上記(23)式を整理して電線長Lを求めようとすると、計算式が非常に複雑になる。そのため、整理後の計算式に基づいて実際に計算するとき、コンピュータを用いる場合であっても計算式のプログラムに非常に時間がかかるという問題がある。
そこで、本発明では、上記(23)式を整理することなく、コンピュータを用いる場合であっても計算式のプログラムにあまり時間がかからないように、上記(23)式のままで、未知のLとして、推定値L′を導入し、この推定値L′とW、D、H、αおよびβの各々の既知の値とを上記(23)式の右辺に代入して計算を行い、右辺の計算結果である計算値L″を元の推定値L′と比較し、両値が予め設定された精度(たとえば、メートル単位の小数点1位まで一致)で一致しているか否かを判定する。そして、一致していれば、その推定値L′は真値であると決定する。
なお、上記の計算は、推定値L′を含む計算となるので、両値が一致しなかった場合は、推定値L′を異なる値に変えて計算を行う必要がある。しかし、何度も計算するのでは、やはり計算時間がかかりすぎるので、以下の決定方法にて決定する。
すなわち、1回目の計算において両値が上述の精度で一致しなかった場合は、計算値L″を推定値として(23)式の右辺に代入し、再度計算を行い、右辺の計算結果である計算値を2度目の推定値L″と比較し、両値が上述の精度で一致すれば、その推定値″は真値であると決定する。それでも両値が一致しなかった場合は、一致するまで同様の代入を行って計算および判定を繰り返す。
実際には、たとえば、1回目の推定値L′を既知の径間長Dに等しい値またはそれに近い値に設定すれば、1回〜3回の計算および判定により、メートル単位で小数点1位の精度で両値が一致することが分かった。
一方、図2において支持点iと支持点jに高低差Hがあるので、弛度は、どこで測っても斜弛度となる。そこで、支持点iと支持点jを結ぶ直線を表す以下の(24)式から、
y=(H/D)x・・・(24)
上記(4)式で表されるカテナリー式を差し引くと、斜弛度を表す以下の(25)式が得られる。
y=(H/D)x−(T/W)・cosh((W/T)x+C2 )−C3 ・・・(25)
y=(H/D)x・・・(24)
上記(4)式で表されるカテナリー式を差し引くと、斜弛度を表す以下の(25)式が得られる。
y=(H/D)x−(T/W)・cosh((W/T)x+C2 )−C3 ・・・(25)
次に、斜弛度が最大になる位置では、上記(25)式におけるyの傾きがゼロとなるので、上記(25)式を微分した以下の(26)式に基づいて、最大斜弛度dmax の位置を求めることができる。すなわち、
y′=(H/D)−(T/W)・sinh((W/T)x+C2 )・・・(26)
y′=(H/D)−(T/W)・sinh((W/T)x+C2 )・・・(26)
上記(26)式でy′=0として、xを求めると以下の(27)式が得られる。
x=(T/W)sinh-1(H/D)−(T/W))C2 ・・・(27)
x=(T/W)sinh-1(H/D)−(T/W))C2 ・・・(27)
上記(27)式は、最大斜弛度dmax が得られるx座標の位置を表している。したがって、上記(25)式におけるxに、上記(27)の右辺を代入することにより、以下の(28)式に示すように、最大斜弛度dmax を求めることができる。
dmax =(H/D){(T/W)sinh-1(H/D)−(T/W))C2 }−(T/W)・cosh((W/T)x+C2 )−C3 ・・・(28)
dmax =(H/D){(T/W)sinh-1(H/D)−(T/W))C2 }−(T/W)・cosh((W/T)x+C2 )−C3 ・・・(28)
このように、本発明の弛度測定方法ではカテナリー曲線の式を利用する点は、通常の方法と同じであるが、通常の方法と異なる点は、電線既設後では不明となる電線長Lを、まず推定値で設定し、カテナリーの式を積分して求めた電線長Lの計算式で計算した計算値と比較することで決定する点である。この推定を利用することにより、電線が張られた鉄塔間水平距離(すなわち、径間長)D、両鉄塔の高低差H、電線の単位長さ当たりの重量Wが既知であれば、電線両端部の角度(すなわち、第1のカテナリー角αおよび第2のカテナリー角β)を測定するのみで、電線長Lを推定することができ、さらに、カテナリー角α、βおよびLに基づいて、電線弛度を求めることが可能となる。従来はカテナリー曲線の式を通常の方法で活用する場合、電線長Lは既知である必要があり、これがカテナリー曲線の式の利用上の問題となっていたが、本発明では、電線長Lが不明であっても電線弛度を求めることができる。
次に、本発明の弛度測定方法を実施する弛度測定装置について説明する。図3は、本発明の最良の形態に係る弛度測定装置の電気的構成を示すブロック図である。図3において、弛度測定装置は、角度センサー11、角度センサー12、キー入力部13、マイクロコンピュータ(CPU)14、メモリ15および表示部16から構成される。
角度センサー11は、図2における支持点iにおける第1のカテナリー角αを測定する場所に配置され、CPU14に接続されて第1の角度検出手段として働く。また、角度センサー12は、図2における支持点jにおける第2のカテナリー角βを測定する場所に配置され、CPU14に接続されて第2の角度検出手段として働く。
キー入力部13は、CPU14に接続され、既知の径間長D、既知の前記第1の支持点と第2の支持点間の高低差H、既知の前記電線の単位長さ当たりの重量W、長さLの推定値等の各データを、CPU14に入力する入力手段として働く。
CPU14は、角度センサー11および12で測定された第1のカテナリー角αおよび第2のカテナリー角βの測定値が入力されると共に、キー入力部13から、既知の径間長Dと、既知の第1の支持点と第2の支持点間の高低差Hと、既知の電線の単位長さ当たりの重量Wと、長さLの推定値等のデータが入力され、これらの入力データに基づいて、上記の(23)式で表される電線の長さLの計算式を演算して、長さLの測定値を決定する第1の演算手段、判定手段および決定手段として働くと共に、上記(28)式で表される電線の最大弛度dmax の計算式を演算して、最大弛度dmax を求める第2の演算手段として働くプログラムが組み込まれている。
メモリ15は、CPU14に接続され、角度センサー11および12で測定された第1のカテナリー角αおよび第2のカテナリー角βの測定値と、キー入力部13から入力された、既知の径間長D、既知の第1の支持点と第2の支持点間の高低差H、既知の電線の単位長さ当たりの重量Wおよび長さLの推定値と、CPU14で演算された長さLの測定値および電線の最大弛度dmax とを記憶する記憶手段として働く。
表示部16は、LCD(液晶ディスプレイ)等からなり、CPU14に接続されて表示手段として働く。表示部16は、キー入力部13から入力される、既知の径間長Dと、既知の第1の支持点と第2の支持点間の高低差Hと、既知の電線の単位長さ当たりの重量Wと、長さLの推定値等の各データの入力画面として働くと共に、CPU14で演算された演算結果、たとえば電線の最大弛度dmax 等の表示画面として働く。
次に、上述の構成の弛度測定装置における電線の弛度測定動作について説明する。装置の電源オン後、表示部16の入力画面により、キー入力部13から、既知の径間長D、既知の第1の支持点と第2の支持点間の高低差H、既知の電線の単位長さ当たりの重量Wおよび長さLの推定値等の各データが入力される。
次いで、電線の最大弛度dmax の測定指示キー(キー入力部13に含まれるが、図示しない)が押されると、CPU14は、角度センサー11および12で測定された第1のカテナリー角αおよび第2のカテナリー角βと、キー入力部13から入力された、既知の径間長D、既知の第1の支持点と第2の支持点間の高低差H、既知の電線の単位長さ当たりの重量Wおよび長さLの推定値との各データに基づいて、上記(23)式で表される電線の長さLの計算式を演算する。
次に、CPU14は、計算された計算値と先に入力された推定値とを比較し、両値が予め設定された精度(たとえば、メートル単位の小数点1位)で一致しているか否かを判定する。
次に、CPU14は、両値が一致していれば、推定値を長さLの測定値として決定する。もし一致していなければ、CPU14は、計算値を推定値として(23)式に代入し、両値が一致するまで、再度計算および判定を繰り返す。
次に、CPU14は、決定された長さLの測定値と、角度センサー11および12で測定された第1のカテナリー角αおよび第2のカテナリー角βと、キー入力部13から入力された、既知の径間長D、既知の第1の支持点と第2の支持点間の高低差H、既知の電線の単位長さ当たりの重量Wおよび長さLの推定値との各データに基づいて、上記(28)式で表される電線の最大弛度dmax の計算式を演算して、最大弛度dmax を求める。
次に、CPU14は、求めた最大弛度dmax の値を表示部16の表示画面に表示させる。
このように、本発明の弛度測定装置によれば、電線の支持点における第1のカテナリー角αおよび第2のカテナリー角βを測定するだけで、既知の径間長D、既知の第1の支持点と第2の支持点間の高低差H、既知の電線の単位長さ当たりの重量Wおよび長さLの推定値等の各データを入力することにより、大がかりな設備を要することなく容易に時間をかけずに、最大弛度dmax を求め、表示部16にてその値を確認することができる。
以上の通り、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこれに限らず、種々の変形、応用が可能である。
たとえば、上述の弛度測定装置では、最大弛度dmax を求めて表示部16に表示させているが、これに限らず、CPU14が、上記(27)式を演算して最大弛度dmax の位置xmax を求めて表示させたり、上記(15)および(16)式を演算して電線の最下点におけるたわみ量とその位置を求めて表示させたり、上記(21)式を演算して張力Tを求めて表示させたりしても良い。
11 角度センサー(第1の角度検出手段)
12 角度センサー(第2の角度検出手段)
13 キー入力部(入力手段)
14 CPU(第1の演算手段、判定手段、決定手段、第2の演算手段)
15 メモリ
16 表示部
12 角度センサー(第2の角度検出手段)
13 キー入力部(入力手段)
14 CPU(第1の演算手段、判定手段、決定手段、第2の演算手段)
15 メモリ
16 表示部
Claims (4)
- 第1および第2の支持点間に張られた電線の弛度を測定する方法であって、
前記第1の支持点における第1のカテナリー角αと、前記第2の支持点における第2のカテナリー角βを測定し、
カテナリー曲線を表す式を積分して求めた、前記第1および第2の支持点間に張られた電線の長さLの計算式であって、未知の第1のカテナリー角αおよび第2のカテナリー角βと、未知の長さLと、既知の径間長Dと、既知の前記第1の支持点と第2の支持点間の高低差Hと、既知の前記電線の単位長さ当たりの重量Wとで表される計算式に、測定された前記第1のカテナリー角αおよび第2のカテナリー角βの測定値と、前記長さLの推定値とを代入して計算することにより前記長さLの計算値を求め、
求めた計算値と前記推定値を比較して、両値が予め設定された精度で一致しているか否かを判定し、
一致していなければ、前記計算値を推定値として前記計算式に代入して再度計算および判定を繰り返し、一致していれば、当該推定値を電線の長さLの測定値と決定し、
測定された前記第1のカテナリー角αおよび第2のカテナリー角βの測定値と、決定された前記長さLの測定値とに基づいて、前記電線の弛度を算出する
ことを特徴とする電線の弛度測定方法。 - 請求項1記載の電線の弛度測定方法において、
前記長さLの計算式は、
L=L・{sinh(D(tanα+tanβ)/L+sinh-1(H(tanα+tanβ)/2Lsinh(D(tanα+tanβ)/2L))−D(tanα+tanβ)/2L)−sinh(sinh-1(H(tanα+tanβ)/2Lsinh(D(tanα+tanβ)/2L))−D(tanα+tanβ)/2L)}/(tanα+tanβ)
で表されることを特徴とする電線の弛度測定方法。 - 第1および第2の支持点間に張られた電線の弛度を測定する装置であって、
前記第1の支持点における第1のカテナリー角αを測定する第1の角度検出手段11と、
前記第2の支持点における第2のカテナリー角βを測定する第2の角度検出手段12と、
既知の径間長Dと、既知の前記第1の支持点と第2の支持点間の高低差Hと、既知の前記電線の単位長さ当たりの重量Wと、前記第1および第2の角度検出手段で測定された前記第1のカテナリー角αおよび第2のカテナリー角βの測定値と、前記長さLの推定値とを入力する入力手段13と、
カテナリー曲線を表す式を積分して求めた、前記第1および第2の支持点間に張られた電線の長さLの計算式であって、未知の第1のカテナリー角αおよび第2のカテナリー角βと、未知の長さLと、既知の径間長Dと、既知の前記第1の支持点と第2の支持点間の高低差Hと、既知の前記電線の単位長さ当たりの重量Wとで表される計算式に、前記入力手段13より入力される、前記径間長D、前記高低差H、前記重量W、前記第1のカテナリー角αおよび第2のカテナリー角βの測定値および前記長さLの推定値とを代入して演算することにより、前記長さLの計算値を求める第1の演算手段14と、
前記第1の演算手段14で求めた計算値と前記推定値を比較して、両値が予め設定された精度で一致しているか否かを判定する判定手段14と、
一致していれば、当該推定値を電線の長さLの測定値と決定する決定手段14と、
前記第1および第2の角度検出手段11,12で測定された前記第1のカテナリー角αおよび第2のカテナリー角βの測定値と、前記決定手段14で決定された長さLの測定値とに基づいて、前記電線の弛度を演算する第2の演算手段14とを備え、
前記判定手段14で一致していなければ一致するまで、前記計算値を推定値として前記計算式に代入して再度前記第1の演算手段14による演算と前記判定手段14による判定を繰り返す
ことを特徴とする電線の弛度測定装置。 - 請求項3記載の電線の弛度測定装置において、
前記長さLの計算式は、
L=L・{sinh(D(tanα+tanβ)/L+sinh-1(H(tanα+tanβ)/2Lsinh(D(tanα+tanβ)/2L))−D(tanα+tanβ)/2L)−sinh(sinh-1(H(tanα+tanβ)/2Lsinh(D(tanα+tanβ)/2L))−D(tanα+tanβ)/2L)}/(tanα+tanβ)
で表されることを特徴とする電線の弛度測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005004713A JP2006194653A (ja) | 2005-01-12 | 2005-01-12 | 電線の弛度測定方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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2005
- 2005-01-12 JP JP2005004713A patent/JP2006194653A/ja not_active Withdrawn
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