JP2006194178A - 内燃機関の燃料流量計測装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】コストダウンを実現するとともに、全流量領域において高精度の燃料流量を計測可能な内燃機関の燃料流量計測装置を得る。
【解決手段】インジェクタを駆動するための噴射パルス幅を検出する噴射パルス幅検出手段1−1〜1−nと、内燃機関10の回転速度Neを検出するエンジン回転速度検出手段6と、回転速度Neから内燃機関の1回転あたりのインジェクタ駆動回数を検出するインジェクタ駆動回数検出手段と、噴射パルス幅に応じた少なくとも1つの燃料噴射量特性を設定する燃料噴射量特性設定手段2−1〜2−nと、噴射パルス幅、インジェクタ駆動回数および燃料噴射量特性から単位時間あたりの燃料流量Vpを検出する燃料流量検出手段3−1〜3−n、4、5とを備えている。
【選択図】図2
【解決手段】インジェクタを駆動するための噴射パルス幅を検出する噴射パルス幅検出手段1−1〜1−nと、内燃機関10の回転速度Neを検出するエンジン回転速度検出手段6と、回転速度Neから内燃機関の1回転あたりのインジェクタ駆動回数を検出するインジェクタ駆動回数検出手段と、噴射パルス幅に応じた少なくとも1つの燃料噴射量特性を設定する燃料噴射量特性設定手段2−1〜2−nと、噴射パルス幅、インジェクタ駆動回数および燃料噴射量特性から単位時間あたりの燃料流量Vpを検出する燃料流量検出手段3−1〜3−n、4、5とを備えている。
【選択図】図2
Description
この発明は、車両や船舶などの内燃機関の燃料流量計測装置に関し、特にコストダウンを実現するとともに信頼性を向上させるための技術に関するものである。
従来の内燃機関の燃料流量計測装置においては、噴射パルス幅(インジェクタの駆動回数)を検出して積算するとともに、所定の定数(唯一の燃料噴射量特性定数)から適宜の期間内の燃料噴射量(単位時間あたりの燃料流量)を算出している(たとえば、特許文献1参照)。
また、従来の船舶用の内燃機関の燃料流量計測装置においては、船体後部の内燃機関燃料配管から、船体前部の操縦席の計器パネル内の燃料流量計まで、燃料流量計測専用の燃料配管が設置されている。
また、従来の船舶用の内燃機関の燃料流量計測装置においては、船体後部の内燃機関燃料配管から、船体前部の操縦席の計器パネル内の燃料流量計まで、燃料流量計測専用の燃料配管が設置されている。
従来の内燃機関の燃料流量計測装置では、インジェクタの駆動時間あたりの燃料噴射量特性が必ずしも全流量領域にわたって線形特性でないにもかかわらず、駆動時間あたりの燃料噴射量特性が、常用領域にてマッチングされた唯一のパラメータ(定数)しか用意されていないので、たとえば低流量時(噴射パルス幅が短い場合)の燃料噴射量特性に対して不整合が生じ、低流量時に計測する燃料流量に誤差が生じてしまうという課題があった。
また、燃料流量計測装置に専用の配管が存在するので、設置工数およびコストが増加するうえ、配管が折れ曲がってしまうなどにより信頼性が低下するという課題があった。
また、燃料流量計測装置に専用の配管が存在するので、設置工数およびコストが増加するうえ、配管が折れ曲がってしまうなどにより信頼性が低下するという課題があった。
この発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、特別なセンサなどを不要としてコストダウンを実現するとともに、計測信頼性を向上させて、全流量領域において高精度の燃料流量を計測可能な内燃機関の燃料流量計測装置を得ることを目的とする。
この発明による内燃機関の燃料流量計測装置は、内燃機関のインジェクタを駆動するための噴射パルス幅を検出する噴射パルス幅検出手段と、内燃機関の回転速度を検出するエンジン回転速度検出手段と、回転速度から内燃機関の1回転あたりのインジェクタ駆動回数を検出するインジェクタ駆動回数検出手段と、噴射パルス幅に応じた少なくとも1つの燃料噴射量特性を設定する燃料噴射量特性設定手段と、噴射パルス幅、インジェクタ駆動回数および燃料噴射量特性から単位時間あたりの燃料流量を検出する燃料流量検出手段とを備えたものである。
この発明によれば、噴射パルス幅に応じた(インジェクタ駆動時間あたりの)燃料噴射量特性を用いることにより、コストダウンを実現するとともに、全流量領域において高精度の燃料流量を計測することができる。
実施の形態1.
以下、図面を参照しながら、この発明の実施の形態1について詳細に説明する。
図1はこの発明の実施の形態1に係る内燃機関の燃料流量計測装置の概略構成を示すブロック図であり、内燃機関(エンジン)全体のシステムと関連させて示している。
図2は図1内のECU11の機能構成を示すブロック図である。
以下、図面を参照しながら、この発明の実施の形態1について詳細に説明する。
図1はこの発明の実施の形態1に係る内燃機関の燃料流量計測装置の概略構成を示すブロック図であり、内燃機関(エンジン)全体のシステムと関連させて示している。
図2は図1内のECU11の機能構成を示すブロック図である。
図1において、内燃機関10には、内燃機関10の燃料噴射および点火時期などを制御するECU(エンジンコントロールユニット)11と、燃料流量を表示する燃料流量表示装置12と、内燃機関10に燃料Fを供給する燃料タンク13とが設けられている。
また、内燃機関10には、内燃機関10の運転状態を検出する各種センサ(図示せず)が設けられており、各種センサの検出信号(運転状態情報)は、ECU11に入力されている。
また、内燃機関10には、内燃機関10の運転状態を検出する各種センサ(図示せず)が設けられており、各種センサの検出信号(運転状態情報)は、ECU11に入力されている。
ECU11は、内燃機関10の運転状態に応じて、インジェクタに対するインジェクタ駆動信号DJと、点火プラグに対する点火信号(図示せず)とを生成して、内燃機関10に入力する。
また、ECU11は、内燃機関10から入力される噴射タイミング信号TJと、内燃機関10に設けられた回転センサ(図示せず)からのエンジン回転速度信号Peとに基づいて、単位時間あたりの燃料流量Vp(後述する)を演算して燃料流量表示装置12に表示させるようになっている。
また、ECU11は、内燃機関10から入力される噴射タイミング信号TJと、内燃機関10に設けられた回転センサ(図示せず)からのエンジン回転速度信号Peとに基づいて、単位時間あたりの燃料流量Vp(後述する)を演算して燃料流量表示装置12に表示させるようになっている。
内燃機関10には、運転状態に応じた適切な量の燃料Fが、適切なタイミングで燃料タンク13から供給される。
ECU11は、あらかじめ格納された所定プログラムにしたがって、運転状態に応じた燃料噴射量および噴射時期などを演算し、インジェクタ駆動信号DJを内燃機関10に入力し、インジェクタを駆動する。また、同時に、ECU11は、燃料流量の計測プログラム(後述する)を実行する。
ECU11は、あらかじめ格納された所定プログラムにしたがって、運転状態に応じた燃料噴射量および噴射時期などを演算し、インジェクタ駆動信号DJを内燃機関10に入力し、インジェクタを駆動する。また、同時に、ECU11は、燃料流量の計測プログラム(後述する)を実行する。
図2において、ECU11は、内燃機関10の気筒数n(#1〜#n)に対応した噴射パルス幅検出手段1−1〜1−n(以下、「噴射パルス幅検出手段1」と総称する)と、気筒数nに対応した燃料噴射量特性設定手段2−1〜2−n(以下、「燃料噴射量特性設定手段2」と総称する)と、気筒数nに対応した第1の燃料流量演算手段3−1〜3−n(以下、「第1の燃料流量演算手段3」と総称する)と、全気筒燃料流量和演算手段4と、第2の燃料流量演算手段5と、エンジン回転速度検出手段6とを備えている。
第1の燃料流量演算手段3、全気筒燃料流量和演算手段4および第2の燃料流量演算手段5は、単位時間あたりの燃料流量Vpを検出するための燃料流量検出手段を構成している。
エンジン回転速度検出手段6は、エンジン回転速度信号Peから内燃機関10の回転速度Neを検出して第2の燃料流量演算手段5に入力する。
第2の燃料流量演算手段5は、第1の燃料流量演算手段3および全気筒燃料流量和演算手段4と関連して、インジェクタ駆動回数検出手段を構成しており、回転速度Neから内燃機関10の1回転あたりのインジェクタ駆動回数Niを検出する。
エンジン回転速度検出手段6は、エンジン回転速度信号Peから内燃機関10の回転速度Neを検出して第2の燃料流量演算手段5に入力する。
第2の燃料流量演算手段5は、第1の燃料流量演算手段3および全気筒燃料流量和演算手段4と関連して、インジェクタ駆動回数検出手段を構成しており、回転速度Neから内燃機関10の1回転あたりのインジェクタ駆動回数Niを検出する。
なお、サンプリング間隔(メイン周期)あたりのインジェクタ駆動回数Niは、常に検出されているエンジン回転速度Neから求められる。
すなわち、1回転あたりのインジェクタ駆動回数Niは、2ストロークエンジンまたは4ストロークエンジンによって異なるものの、一義的に求められる。
ただし、気筒休止制御時においては、インジェクタ駆動回数Niは、休止回数分だけ減少させることになる。
すなわち、1回転あたりのインジェクタ駆動回数Niは、2ストロークエンジンまたは4ストロークエンジンによって異なるものの、一義的に求められる。
ただし、気筒休止制御時においては、インジェクタ駆動回数Niは、休止回数分だけ減少させることになる。
噴射パルス幅検出手段1は、内燃機関10の気筒毎のインジェクタ(図示せず)を駆動するための噴射パルス幅Ti1〜Tin(以下、「噴射パルス幅Tij」と総称する)を検出し、各気筒に対応した第1の燃料流量演算手段3に入力する。
燃料噴射量特性設定手段2は、噴射パルス幅Tijに応じた少なくとも1つの燃料噴射量特性CF1〜CFn(以下、「燃料噴射量特性CFj」と総称する)を設定し、それぞれ、各気筒に個別に対応した第1の燃料流量演算手段3に入力する。
燃料噴射量特性設定手段2は、噴射パルス幅Tijに応じた少なくとも1つの燃料噴射量特性CF1〜CFn(以下、「燃料噴射量特性CFj」と総称する)を設定し、それぞれ、各気筒に個別に対応した第1の燃料流量演算手段3に入力する。
第1の燃料流量演算手段3は、噴射パルス幅Tijおよび燃料噴射量特性CFjに基づいて、噴射パルス幅Tijのサンプリング間隔(メイン処理周期:たとえば、10msec)あたりの燃料流量Vps1〜Vpsn(以下、「燃料流量Vpsj」と総称する)を演算する。
全気筒燃料流量和演算手段4は、第1の燃料流量演算手段3からの燃料流量Vpsjを総和して、噴射パルス幅Tijのサンプリング間隔あたりの全気筒燃料流量和Vtpを演算する。
全気筒燃料流量和演算手段4は、第1の燃料流量演算手段3からの燃料流量Vpsjを総和して、噴射パルス幅Tijのサンプリング間隔あたりの全気筒燃料流量和Vtpを演算する。
第2の燃料流量演算手段5は、第1の燃料流量演算手段3、全気筒燃料流量和演算手段4およびエンジン回転速度検出手段6と関連して、全気筒燃料流量和Vtpおよび回転速度Neから単位時間あたりの燃料流量Vpを検出し、燃料流量表示装置12に出力する。
すわなち、第1の燃料流量演算手段3、全気筒燃料流量和演算手段4および第2の燃料流量演算手段5からなる燃料流量検出手段は、噴射パルス幅Tijと、噴射パルス幅Tijに応じた燃料噴射量特性CFjと、インジェクタ駆動回数Niとから、単位時間あたりの燃料流量Vpを検出し、燃料流量Vpを燃料流量表示装置12に表示させるようになっている。
次に、図1および図2とともに、図3のフローチャートおよび図4の説明図を参照しながら、この発明の実施の形態1による燃料流量計測動作について説明する。
図4は燃料噴射量特性CFの具体例を示す説明図であり、噴射パルス幅Tij(インジェクタ駆動時間)[msec]に応じて設定される燃料流量Vpsj[mm3/ms]をマップデータで示している。
図4のマップデータは、ECU11内の燃料噴射量特性設定手段2に格納されているものとする。
図4は燃料噴射量特性CFの具体例を示す説明図であり、噴射パルス幅Tij(インジェクタ駆動時間)[msec]に応じて設定される燃料流量Vpsj[mm3/ms]をマップデータで示している。
図4のマップデータは、ECU11内の燃料噴射量特性設定手段2に格納されているものとする。
図3の処理ルーチンは、ECU11において所定周期毎に実行される。
図3において、まず、燃料流量計測処理が開始すると(ステップS1)、エンジン回転速度検出手段6により、エンジン回転速度信号Peに基づくエンジン回転速度Neをサンプリング(RAMから読み出し)する(ステップS2)。
図3において、まず、燃料流量計測処理が開始すると(ステップS1)、エンジン回転速度検出手段6により、エンジン回転速度信号Peに基づくエンジン回転速度Neをサンプリング(RAMから読み出し)する(ステップS2)。
続いて、噴射パルス幅検出手段1により、噴射パルス幅Tijをサンプリング(RAMから読み出し)するとともに(ステップS3)、燃料噴射量特性設定手段2により、噴射パルス幅Tijを用いて、図4の燃料噴射量特性CF(燃料流量マップ)から単位時間(インジェクタ駆動時間)あたりの燃料流量Vpjを算出する(ステップS4)。
ここで、「j」は気筒番号に対応する。
ここで、「j」は気筒番号に対応する。
また、第1の燃料流量演算手段3により、噴射パルス幅サンプリング間隔あたり(メイン周期毎)の燃料流量Vpsjを、以下の式(1)から算出する(ステップS5)。
Vpsj=Tij×Vpj ・・・(1)
次に、気筒番号jに対応したカウンタ値Ncが気筒数nに達したか否かを判定し(ステップS6)、Nc<n(すなわち、NO)と判定されれば、カウンタ値Ncをインクリメントして(ステップS7)、ステップS3に戻り、次の気筒に対して上記の処理を繰り返し実行する。
なお、カウンタ値Ncは、図3の処理のスタート時(ステップS1)において、あらかじめ「0クリア」されているものとする。
すなわち、上記ステップS3〜S5は、気筒数に相当する回数nにわたって実行され、各気筒の燃料流量Vpsjが全て求められた時点で、次のステップS8に進むことになる。
すなわち、上記ステップS3〜S5は、気筒数に相当する回数nにわたって実行され、各気筒の燃料流量Vpsjが全て求められた時点で、次のステップS8に進むことになる。
一方、ステップS6において、Nc=n(すなわち、YES)と判定されれば、全気筒燃料流量和演算手段4により、噴射パルス幅Tijのサンプリング間隔あたり(メイン周期毎)の全気筒燃料流量和Vtpを、以下の式(2)により算出する(ステップS8)。
Vtp=ΣVpsj ・・・(2)
最後に、第2の燃料流量演算手段5により、エンジン回転速度Neおよび燃料流量和Vtpから単位時間あたりの燃料流量Vpを、以下の式(3)により算出し(ステップS9)、図3の処理ルーチンを終了する(ステップS10)。
Vp=Vtp×Ne ・・・(3)
以下、ECU11で算出された燃料流量Vpは、燃料流量表示装置12に送られて燃料流量表示装置12に表示される。
以上のように、この発明の実施の形態1によれば、噴射パルス幅Tij(インジェクタ駆動時間)に応じた少なくとも1つの燃料噴射量特性CFjを用い、また、必ずしも全流量領域にわたって線形ではないインジェクタ特性に整合させることにより、燃料流量Vpを検出するための特別な燃料流量計(センサなど)を設けることなく、且つ環境変化の影響を受けることなく、全流量領域において高精度の燃料流量を計測することができる。
以上のように、この発明の実施の形態1によれば、噴射パルス幅Tij(インジェクタ駆動時間)に応じた少なくとも1つの燃料噴射量特性CFjを用い、また、必ずしも全流量領域にわたって線形ではないインジェクタ特性に整合させることにより、燃料流量Vpを検出するための特別な燃料流量計(センサなど)を設けることなく、且つ環境変化の影響を受けることなく、全流量領域において高精度の燃料流量を計測することができる。
また、ECU11から燃料流量表示装置12に燃料流量Vpを送出することにより、燃料流量検出用の特別な配管を設けることなく簡単に燃料流量の表示が可能となるうえ、燃料流量計に専用の配管などが不要になることから、配管などの設置工数および部品コストを削減することができる。また、機械的部品が不要になることから、配管が折れ曲がってしまうなどの懸念が無くなり、さらに信頼性を向上させることができる。
なお、図3内のステップS3に関連した処理として、噴射パルス幅検出手段1は、噴射タイミング毎に噴射パルス幅Tijを検出している。
これにより、加速時における非同期噴射量(燃料流量の増量補正などで用いられる)を含めて、より高精度の燃料流量を計測することができる。
これにより、加速時における非同期噴射量(燃料流量の増量補正などで用いられる)を含めて、より高精度の燃料流量を計測することができる。
また、燃料噴射量特性設定手段2は、噴射パルス幅Tijに応じて気筒毎に個別の燃料噴射量特性CFjを設定するとともに、各種センサから得られる所定の燃圧および機関温度などに応じて、各々の運転状態に応じた個別の燃料噴射量特性CFjに切り換え設定している。
これにより、気筒毎のインジェクタの特性差を吸収することができる。
これにより、気筒毎のインジェクタの特性差を吸収することができる。
また、燃料噴射量特性設定手段2は、インジェクタの特性が必ずしも線形ではないことを考慮して、図4の燃料噴射量特性CFにおいて、噴射パルス幅Tijの軸間隔を、線形座標でなく不等間隔に設定している。
図4のように、低流量域および高流量域の軸間隔を細かく設定し、定常域の軸間隔を大きく設定することにより、少ないメモリ使用量でインジェクタ特性を設定することができる。なお、図4のような不等間隔の軸刻みに限らす、等間隔の軸刻みとしてもよい。
図4のように、低流量域および高流量域の軸間隔を細かく設定し、定常域の軸間隔を大きく設定することにより、少ないメモリ使用量でインジェクタ特性を設定することができる。なお、図4のような不等間隔の軸刻みに限らす、等間隔の軸刻みとしてもよい。
また、燃料噴射量特性設定手段2は、図4の燃料噴射量特性CFにおいて、所定噴射パルス幅(たとえば、0.050ms)以下の燃料流量Vpjを「0」に設定し、極短時間での噴射量誤差を低減している。
一般に、インジェクタの機械的な実力上、極短時間の駆動時においては、実際には燃料が噴射されないが、所定噴射パルス幅以下(極短時間)の燃料流量Vpjを「0」に設定することにより、極短時間での噴射量誤差を低減して、より高精度の燃料流量を計測することができる。
一般に、インジェクタの機械的な実力上、極短時間の駆動時においては、実際には燃料が噴射されないが、所定噴射パルス幅以下(極短時間)の燃料流量Vpjを「0」に設定することにより、極短時間での噴射量誤差を低減して、より高精度の燃料流量を計測することができる。
また、内燃機関10の具体的構成について言及しなかったが、内燃機関10として2ストロークエンジンを適用してもよい。
2ストロークエンジンの場合、たとえば気筒休止制御時であっても、潤滑オイルを気筒内に注入する必要があり、完全にインジェクタを停止させずに極短時間駆動するが、燃料噴射量特性CFjの極短時間領域の特性を適切に設定することにより、高精度の燃料流量を計測することができる。
すなわち、上述した通り、極短時間駆動においては、実際には燃料が噴射されないが、演算された噴射パルス幅Tijが積算されて誤差も積算されるうえ、気筒休止制御は、アイドル時やオーバー回転時の運転状態で多用されるので、燃料噴射量特性CFjの極短時間領域の特性を適切に設定する必要がある。
2ストロークエンジンの場合、たとえば気筒休止制御時であっても、潤滑オイルを気筒内に注入する必要があり、完全にインジェクタを停止させずに極短時間駆動するが、燃料噴射量特性CFjの極短時間領域の特性を適切に設定することにより、高精度の燃料流量を計測することができる。
すなわち、上述した通り、極短時間駆動においては、実際には燃料が噴射されないが、演算された噴射パルス幅Tijが積算されて誤差も積算されるうえ、気筒休止制御は、アイドル時やオーバー回転時の運転状態で多用されるので、燃料噴射量特性CFjの極短時間領域の特性を適切に設定する必要がある。
また、内燃機関10の用途について言及しなかったが、内燃機関10を船外機に適用してもよい。
船外機の場合も、アイドル領域および全開オーバー回転領域のみを特に多用する運転状態(完全にインジェクタを停止せずに、極短時間の駆動により実現している気筒休止制御を多用する運転状態)において、極短時間領域での特性燃料噴射量特性CFjを適切に設定することにより、高精度の燃料流量を計測することができる。
船外機の場合も、アイドル領域および全開オーバー回転領域のみを特に多用する運転状態(完全にインジェクタを停止せずに、極短時間の駆動により実現している気筒休止制御を多用する運転状態)において、極短時間領域での特性燃料噴射量特性CFjを適切に設定することにより、高精度の燃料流量を計測することができる。
1−1〜1−n 噴射パルス幅検出手段、2−1〜2−n 燃料噴射量特性設定手段、3−1〜3−n 第1の燃料流量演算手段、4 全気筒燃料流量和演算手段、5 第2の燃料流量演算手段、6 エンジン回転速度検出手段、10 内燃機関、11 ECU、12 燃料流量表示装置、CF1〜CFn 燃料噴射量特性、DJ インジェクタ駆動信号、Ne エンジン回転速度、TJ 噴射タイミング信号、Ti1〜Tin 噴射パルス幅、Vps1〜Vpsn 噴射パルス幅サンプリング間隔あたりの燃料流量、Vtp 全気筒燃料流量和、Vp 単位時間あたりの燃料流量。
Claims (5)
- 内燃機関のインジェクタを駆動するための噴射パルス幅を検出する噴射パルス幅検出手段と、
前記内燃機関の回転速度を検出するエンジン回転速度検出手段と、
前記回転速度から前記内燃機関の1回転あたりのインジェクタ駆動回数を検出するインジェクタ駆動回数検出手段と、
前記噴射パルス幅に応じた少なくとも1つの燃料噴射量特性を設定する燃料噴射量特性設定手段と、
前記噴射パルス幅、前記インジェクタ駆動回数および前記燃料噴射量特性から単位時間あたりの燃料流量を検出する燃料流量検出手段と
を備えた内燃機関の燃料流量計測装置。 - 前記燃料流量検出手段は、前記内燃機関の噴射タイミング毎に、前記単位時間あたりの燃料流量を検出することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の燃料流量計測装置。
- 前記燃料噴射量特性設定手段は、前記内燃機関の気筒毎に個別に設けられたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の内燃機関の燃料流量計測装置。
- 前記燃料噴射量特性設定手段は、所定噴射パルス幅以下の噴射量特性を0に設定することを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の内燃機関の燃料流量計測装置。
- 前記単位時間あたりの燃料流量を表示する表示手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の内燃機関の燃料流量計測装置。
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