JP2006194156A - オイルパン - Google Patents
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Abstract
【解決手段】前記シリンダブロック2下面とオイルパン4上面の間に、両者の開口部の外周を密閉する増量プレート8を配置し、前記増量プレート8の周囲とシリンダブロック2の下面周囲に位置を合わせてボルト孔8b・8b・・・を開口し、増量プレート8のボルト孔8b・8b・・・のオイルパン4側の周囲にリング状の凹部8d・8d・・・を形成した。
【選択図】図3
Description
特許文献1では、シリンダブロック底面とオイルパンの間に間座部を設けることにより、オイルパン全体の剛性を高める技術も開示されている。
前記シリンダブロック下面とオイルパン上面の間に、両者の開口部の外周を密閉する増量プレートを配置したものである。
図1は本発明に係る大容量のオイルパン4を有するエンジン1の左側面概略図、図2は同じく正面図、図3は本発明に係る増量プレート8の平面図、図4は図3におけるA−A矢視断面図、図5は大容量オイルパン4の平面図、図6は同じく右側面図、図7は図5におけるB−B矢視断面図、図8は図5におけるC−C矢視断面図と、図5におけるD−D矢視断面図、図9はラジエータサポートブラケット9・9を具備したエンジン1を示す一部側面図、図10は同じく正面図である。
本発明に係るエンジン1は中央部にシリンダブロック2が位置し、該シリンダブロック2上側にはシリンダヘッド3が載置固定され、該シリンダブロック2下側にはオイルパン4がそれぞれ取り付けられている。シリンダブロック2の一側方(図2における左側)にはフィルター5等が配設されている。
また、エンジン1のクランク軸10の後端部(図1における左側端部)には図示せぬフライホイルが一体的に固設され、該フライホイルはフライホイルカバー16で覆われ、図示しないクラッチ機構を介して動力を取り出せる構成としている。
図1及び図2に示すように、シリンダブロック2の下方には、オイルパン4が設けられており、該オイルパン4内には潤滑油が貯溜されている。シリンダブロック2下部には間座7が設けられ、該間座7の下方には増量プレート8を介して、オイルパン4が固設されている。間座7は、シリンダブロック2の一端部側からフロントケース6の部分まで延設されており、シリンダブロック2に連結されるフロントケース6は、さらに間座7とも連結されている。
該オイルパン4は、冷間圧延鋼板等を鋳型形成によって製造すると、製造コストも低くできて好適である。
換言すれば、増量プレート8を間座7に取り付けない場合は、シリンダブロック2下部の大きさに合わせた、容量の小さい通常のオイルパンを直接取り付けることができ、長時間使用するため等によって、潤滑油の容量を大きくする場合には、増量プレート8をシリンダブロック2下部の間座7に取り付け、該増量プレート8下面に大容量のオイルパン4を固定することができる。
前記シリンダブロック2下面とオイルパン4上面の間に、両者の開口部の外周を密閉する増量プレート8を配置したので、
増量プレート8をシリンダブロック2下面に固定することで、上下高さを大きくすることなく、容量の大きいオイルパン4を取り付けることができる。また、出力の大きい仕様のエンジンのオイルパン4を出力の小さい仕様のエンジン1のオイルパン4として利用することができ、エンジンの大きさに、詳しくはエンジン下部の間座の大きさに合わせて、オイルパン4の種類を増加する必要がなくコスト削減が可能となる。
エンジン1の全長の範囲内で増量できて、延設した部分は冷却ファン17の下方で干渉することがなく、反対側はフライホイルの前下方に位置して、オイルパン4と増量プレート8がフライホイルと干渉することがなく、エンジン下方の空間を有効に利用することができる。
リング状の凹部8d・8d・・・に、間座7と増量プレート8を固定するためのボルト頭を収納することができ、オイルパン4を増量プレート8に取り付けるときにボルト頭が邪魔にならない。
エンジン前方の低い位置から潤滑油を補給できるようになる。また、エンジンを作業機に取り付けた場合に、本機側の補給口がボンネットやカバーや他の機器と干渉したり、開放部と反対側に他の補給口が位置して、補給空間を確保できない場合でも、下補給口14から潤滑油を補給できるようになる。
そして、該ラジエータサポートブラケット9・9の上方外側若しくは上方内側に、ボルト等によってラジエータサポート部材19・19を固設して、該ラジエータサポート部材によって、冷却ファン17前方に配置されるラジエータを支持する構成となっている。
ラジエータサポート部材19・19は、後部もボルト等によって直接シリンダブロック2に固設されている。
この場合は、該U字状のラジエータサポートプラケットの底面のうち、増量プレート8上に設けられた下補給口14が位置する箇所を切り欠いておくと好適である。
ラジエータサポートブラケット9を本体側に取り付けるよりも小さく構成できる。また、ラジエータを下側部で固定することができ、全高を高くする必要がない。従来は、ラジエータサポート部材19・19を直接シリンダブロック2に固設しているだけだったので、ラジエータサポートブラケット9・9によって下側からもラジエータサポート部材19・19を支持することによって、より強固にラジエータサポート部材19・19及びラジエータを支持できるようになった。
2 シリンダブロック
4 オイルパン
4b ボルト孔
4c 縁部
7 間座
8 増量プレート
8a 開口部
8b 間座用ボルト孔
8c オイルパン用ボルト孔
8d リング状の凹部
8g 突出部分
9 ラジエータサポートブラケット
14 下補給口
19 ラジエータサポート部材
Claims (5)
- エンジンのシリンダブロック下部に取り付けるオイルパンにおいて、
前記シリンダブロック下面とオイルパン上面の間に、両者の開口部の外周を密閉する増量プレートを配置したことを特徴とするオイルパン。 - 前記増量プレートの周囲とシリンダブロックの下面周囲に位置を合わせてボルト孔を開口し、増量プレートのボルト孔のオイルパン側の周囲にリング状の凹部を形成したことを特徴とする請求項1に記載のオイルパン。
- 前記増量プレートとオイルパンの長手方向一端を、冷却ファン側に突出して延設したことを特徴とする請求項1に記載のオイルパン。
- 前記増量プレートの突出部分上面に下補給口を設けたことを特徴とする請求項3に記載のオイルパン。
- 増量プレートの突出部分上面に、ラジエータサポートブラケットを取り付けた請求項3に記載のオイルパン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005006752A JP2006194156A (ja) | 2005-01-13 | 2005-01-13 | オイルパン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005006752A JP2006194156A (ja) | 2005-01-13 | 2005-01-13 | オイルパン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006194156A true JP2006194156A (ja) | 2006-07-27 |
Family
ID=36800437
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005006752A Pending JP2006194156A (ja) | 2005-01-13 | 2005-01-13 | オイルパン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006194156A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013015053A (ja) * | 2011-07-01 | 2013-01-24 | Yanmar Co Ltd | エンジン装置 |
JP2017180219A (ja) * | 2016-03-29 | 2017-10-05 | ヤンマー株式会社 | 作業車両 |
FR3066555A1 (fr) * | 2017-05-16 | 2018-11-23 | Renault S.A.S | Agencement pour la fixation d'un carter d'huile sous le bloc moteur dans un vehicule automobile. |
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-
2005
- 2005-01-13 JP JP2005006752A patent/JP2006194156A/ja active Pending
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