JP2006193852A - 反応染料被染物のソーピング方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 浸染または捺染によってセルロース系繊維を反応染料で染色した後に行われる反応染料被染物のソーピング方法であって、
脂肪族アミン系非イオン界面活性剤、脂肪族アミン系非イオン界面活性剤をカチオン化したカチオン界面活性剤、及び両性界面活性剤からなる群から選ばれる少なくとも1種の界面活性剤を含有する第1のソーピング浴を用いてソーピングする第1のソーピング工程と、
過硫酸塩を含有する第2のソーピング浴を用いてソーピングする第2のソーピング工程と、
を含むことを特徴とする反応染料被染物のソーピング方法。
【選択図】 なし
Description
脂肪族アミン系非イオン界面活性剤、脂肪族アミン系非イオン界面活性剤をカチオン化したカチオン界面活性剤、及び両性界面活性剤からなる群から選ばれる少なくとも1種の界面活性剤を含有する第1のソーピング浴を用いてソーピングする第1のソーピング工程と、
過硫酸塩を含有する第2のソーピング浴を用いてソーピングする第2のソーピング工程と、
を含むことを特徴とする方法である。
脂肪族アミン系非イオン界面活性剤、脂肪族アミン系非イオン界面活性剤をカチオン化したカチオン界面活性剤、及び両性界面活性剤からなる群から選ばれる少なくとも1種の界面活性剤を含有する第1のソーピング浴を用いてソーピングする第1のソーピング工程と、
過硫酸塩を含有する第2のソーピング浴を用いてソーピングする第2のソーピング工程と、
を含むことを特徴とする方法である。
供試布: 綿ニット白布
染色条件: Cibacron Red FNG 5%o.w.f.
芒硝: 60g/L
ソーダ灰: 10g/L
浴比: 1:10
温度×時間: 60℃×60分
(実施例1)
先ず、ステアリルアミンのエチレンオキサイド50モル付加物である脂肪族アミン系非イオン界面活性剤を0.5g/L溶解させた第1のソーピング浴に、前記試験布を浴比(前記試験布と第1のソーピング浴との質量比)が1:10になるようにして入れ、90℃の温度条件で20分間処理した。次いで、過硫酸ナトリウムを0.9%o.w.f.溶解させた第2のソーピング浴に、前記処理後の試験布を浴比(前記試験布と第2のソーピング浴との質量比)が1:10になるようにして入れ、90℃の温度条件で20分間処理した。その後、この試験布を80℃の温度条件で5分間湯洗し、更に5分間水洗した後に乾燥させて染色物を得た。
先ず、ステアリルアミンのエチレンオキサイド30モル付加物をジエチル硫酸で4級化した化合物であるカチオン界面活性剤を0.5g/L溶解させた第1のソーピング浴に、前記試験布を浴比が1:10になるようにして入れ、90℃の温度条件で20分間処理した。次いで、過硫酸ナトリウムを0.9%o.w.f.溶解させた第2のソーピング浴に、前記処理後の試験布を浴比が1:10になるようにして入れ、90℃の温度条件で20分間処理した。その後、この試験布を80℃の温度条件で5分間湯洗し、更に5分間水洗した後に乾燥させて染色物を得た。
先ず、ステアリルアミンのエチレンオキサイド10モル付加物にモノクロル酢酸を反応させた化合物である両性界面活性剤を0.5g/L溶解させた第1のソーピング浴に、前記試験布を浴比が1:10になるようにして入れ、90℃の温度条件で20分間処理した。次いで、過硫酸ナトリウムを0.9%o.w.f.溶解させた第2のソーピング浴に、前記処理後の試験布を浴比が1:10になるようにして入れ、90℃の温度条件で20分間処理した。その後、この試験布を80℃の温度条件で5分間湯洗し、更に5分間水洗した後に乾燥させて染色物を得た。
先ず、界面活性剤を添加しない温水浴(第1のソーピング浴)に、浴比が1:10になるようにして前記試験布を入れ、90℃の温度条件で20分間処理した。次いで、過硫酸ナトリウムを0.9%o.w.f.溶解させた第2のソーピング浴に、前記処理後の試験布を浴比が1:10になるようにして入れ、90℃の温度条件で20分間処理した。その後、この試験布を80℃の温度条件で5分間湯洗し、更に5分間水洗を2回した後に乾燥させて染色物を得た。
先ず、β−ナフトールのエチレンオキサイド30モル付加物である非イオン界面活性剤を0.5g/L溶解させた第1のソーピング浴に、前記試験布を浴比が1:10になるようにして入れ、90℃の温度条件で20分間処理した。次いで、過硫酸ナトリウムを0.9%o.w.f.溶解させた第2のソーピング浴に、前記処理後の試験布を浴比が1:10になるようにして入れ、90℃の温度条件で20分間処理した。その後、この試験布を80℃の温度条件で5分間湯洗し、更に5分間水洗を2回した後に乾燥させて染色物を得た。
先ず、ポリアクリル酸ナトリウムを0.5g/L溶解させた第1のソーピング浴に、前記試験布を浴比が1:10になるようにして入れ、90℃の温度条件で20分間処理した。次いで、過硫酸ナトリウムを0.9%o.w.f.溶解させた第2のソーピング浴に、前記処理後の試験布を浴比が1:10になるようにして入れ、90℃の温度条件で20分間処理した。その後、この試験布を80℃の温度条件で5分間湯洗し、更に5分間水洗を2回した後に乾燥させて染色物を得た。
先ず、過硫酸ナトリウムを0.9%o.w.f.溶解させた第1のソーピング浴に、前記試験布を浴比が1:10になるようにして入れ、90℃の温度条件で20分間処理した。次いで、過硫酸ナトリウムを0.9%o.w.f.溶解させた第2のソーピング浴に、前記処理後の試験布を浴比が1:10になるようにして入れ、90℃の温度条件で20分間処理した。その後、この試験布を80℃の温度条件で5分間湯洗し、更に5分間水洗を2回した後に乾燥させて染色物を得た。
先ず、過硫酸ナトリウムを0.9%o.w.f.溶解させた第1のソーピング浴に、前記試験布を浴比が1:10になるようにして入れ、90℃の温度条件で20分間処理した。次いで、ステアリルアミンのエチレンオキサイド30モル付加物をジエチル硫酸で4級化した化合物であるカチオン系界面活性剤を0.5g/L溶解させた第2のソーピング浴に、前記処理後の試験布を浴比が1:10となるようにして入れ、90℃の温度条件で20分間処理した。その後、この試験布を80℃の温度条件で5分間湯洗し、更に5分間水洗を2回した後に乾燥させて染色物を得た。
先ず、ステアリルアミンのエチレンオキサイド30モル付加物をジエチル硫酸で4級化した化合物であるカチオン系界面活性剤を0.5g/L及び過硫酸ナトリウムを0.9%o.w.f.溶解させた第1のソーピング浴に、前記試験布を浴比が1:10になるようにして入れ、90℃の温度条件で20分間処理した。次いで、界面活性剤及び過硫酸ナトリウムを添加しない温水浴(第2のソーピング浴)に、前記処理後の試験布を浴比が1:10となるようにして入れ、90℃の温度条件で20分間処理した。その後、この試験布を80℃で5分間湯洗し、更に5分間水洗を2回した後に乾燥させて染色物を得た。
第1、第2のソーピング浴、湯洗浴及び水洗浴での染料吐き出しについて、各工程処理残液の透過率(相対値、%)を染料に固有の最大吸収波長510nmで測定し、ウォッシュオフ性として評価した結果を表1に示す。透過率の値が大きいほどウォッシュオフ性が良好である。
各実施例及び各比較例で得られた染色物に対して、JIS L 0849に準じた摩擦堅牢度の測定を行った。得られた結果を表1に示す。
各実施例及び各比較例で得られた染色物に対して、JIS L 0844のA−3法に準じた洗濯堅牢度の測定を行った。得られた結果を表1に示す。
各実施例及び各比較例で得られた染色物に対して、JIS L 0846に準じた水堅牢度の測定を行った。得られた結果を表1に示す。
Claims (3)
- 浸染または捺染によってセルロース系繊維を反応染料で染色した後に行われる反応染料被染物のソーピング方法であって、
脂肪族アミン系非イオン界面活性剤、脂肪族アミン系非イオン界面活性剤をカチオン化したカチオン界面活性剤、及び両性界面活性剤からなる群から選ばれる少なくとも1種の界面活性剤を含有する第1のソーピング浴を用いてソーピングする第1のソーピング工程と、
過硫酸塩を含有する第2のソーピング浴を用いてソーピングする第2のソーピング工程と、
を含むことを特徴とする反応染料被染物のソーピング方法。 - 前記脂肪族アミン系非イオン界面活性剤が、炭素数8〜24の脂肪族アミンのアルキレンオキシド付加物であることを特徴とする請求項1に記載の反応染料被染物のソーピング方法。
- 前記脂肪族アミン系非イオン界面活性剤が、炭素数8〜24の脂肪族アミンのエチレンオキシド付加物、並びに、炭素数8〜24の脂肪族アミンのエチレンオキシド及びプロピレンオキシドのブロック又はランダム付加物からなる群より選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項1に記載の反応染料被染物のソーピング方法。
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